JP4431328B2 - 紙葉類判別装置及び紙幣取扱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣、有価証券、切手及び小切手などに貼られたテープ、紙、シール等及びセキュリティスレッド、ホログラムを検出可能な紙葉類判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現金自動取引装置に備えられる紙幣取扱装置や自動販売機等のように紙幣を取り扱う装置では、テープ、紙等で変造された紙幣を検出することが重要であり、そのために紙幣判別装置が備えられている。
【0003】
このような紙幣判別装置として特開平4−102002号公報に記載のものがある。この公報に記載の「紙葉状体の厚み検出装置」は、回転体の電極と平板電極からなる静電容量検出部、又は、二つの回転体の電極からなる静電容量検出部の電極間に紙幣を通過させ電極間の静電容量の変化から紙幣の厚さを検出する。
【0004】
また、特開2001−240271号公報に記載のものがある。この公報に記載の「紙幣判別装置」は、多数の二枚の電極を対向させてライン状に配置し、電極間に紙幣を通過させ電極間の静電容量の変化からテープ等を検出し排除する。
【特許文献1】
特開平4−102002号公報
【特許文献2】
特開2001−240271号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平4−102002号公報に記載の装置は、静電容量の変化から二枚以上重なった紙幣を検出するものであるが、テープ、紙等を貼った変造券の検出にも使用できると考えられる。しかしながら、特開平4−102002号公報では、一般に流通している剛性の弱い紙幣、しわのある紙幣に対するジャム(紙詰まり)及び、検出精度について配慮がなされていない。すなわち、電極間は接触しているため剛性の弱い紙幣を挿入した場合、電極間の搬送抵抗により紙幣は挫屈しジャムが発生する。また、搬送抵抗を低くするために電極間の狭持力を弱くしておくと、しわのある紙幣は押し潰すことができないので紙幣が重なっていると誤検出する問題がある。
【0006】
また、特開2001−240271号公報に記載の装置は、電極間のギャップを狭くした場合の紙幣搬送時のジャム(紙詰まり)について配慮がなされていない。すなわち、静電容量の変化を大きくするためには、電極間のギャップを狭くすることが有効である。しかしながら、剛性の弱い紙幣、紙幣に折れ、しわ等がある場合、電極間のギャップが狭いと搬送抵抗が大きくなりジャムが発生する問題がある。
【0007】
本発明の目的は、上記の課題を解決することを目的とするものであり、大きな静電容量の変化が得られ、電極間でジャムが発生しない高感度、高信頼の紙葉類判別装置を提供することにある。
【0008】
上記目的は、紙幣を搬送案内するために一定の隙間を設けて平行に上搬送ガイドと下搬送ガイド搬送ガイドとが配置され、前記上搬送ガイドには上搬送ローラと前記下搬送ガイドには下搬送ローラとが設けられ、前記紙幣の搬送方向と直交する方向に静電容量センサが設けられた紙葉類判別装置において、前記静電容量センサは印加電極と検出電極とで構成されてなり、前記静電容量センサを前記上搬送ローラ軸の直下に設けることにより、前記印加電極と前記検出電極とが前記紙幣を搬送する前記上下ローラと同列の位置に配置されてなることにより達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】
まず一般的な紙葉類判別装置に用いられる紙幣判別装置を図24で説明する。
図24は、現金自動取引装置(ATM)に用いられる紙幣取扱装置の概略構成図である。
図24において、この紙幣取扱装置90は、顧客との間で紙幣96aの入出金を行う入出金口91と、出金に適さない紙幣を収納するリジェクトボックス94と、紙幣96bを収納又は放出する紙幣収納庫95a、95b、95cと、紙幣の状態を判別する紙幣判別装置97と、入金される紙幣を一時的に保管する一時保管部93と、これら各構成要素を結んで紙幣取扱装置90で取扱われる紙幣を搬送する紙幣搬送路92a、92bとを備えて構成される。
【0024】
次に、紙幣判別装置について説明する。
紙幣判別装置は、紙幣の絵柄を検出する画像センサと、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサと、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサからなる紙幣の金種又は真偽を判定する真偽判定装置と、紙幣厚さセンサと、静電容量センサからなる。紙幣厚さセンサは、紙幣が二枚以上重なっている重送等を検出する。また、静電容量センサは、テープ、紙等で変造された紙幣を検出し、破れを修復した程度の紙幣であればリジェクトボックス94に収納し、短冊状に切断した紙幣を繋ぎ合せたような変造券であれば入出金口91に返却する。さらに、紙幣に埋め込まれたセキュリティスレッド、ホログラム等を検出し、紙幣の真偽を判定する真偽判定装置に用いる。
【0025】
図1は、本実施例の紙幣判別装置を上側より見た図である。
図2は、その断面図である。
図1、図2において、上フレーム1a、1bと、下フレーム2a、2bと、下フレーム2a、2bに固定された横板3a、3bと、透明材からなり紙幣30の搬送を案内するために一定の隙間を設け平行に配置された上フレーム1a、1bに固定された上搬送ガイド4、下フレーム2a、2bに固定された下搬送ガイド5からなる。
【0026】
図2の上フレーム1は下フレーム2との間に設けた回転部52により上下に開閉できる。上搬送ガイド4には、基準ローラ10と上搬送ローラ9、16、22,26を突出させるための窓8が設けられる。同様に、下搬送ガイド5には、基準ローラ10に対向する位置に設けた検知ローラ36と上搬送ローラ9、16、22,26に対向する位置に設けた下搬送ローラ40、42,44,46を突出させるための窓(図示せず)が設けられる。
駆動ローラ軸6は、転がり軸受け7a、7bを介してフレーム1a、1bに取り付けられ、紙幣の厚さを検出するための基準ローラ10a、10bと紙幣を搬送するための上搬送ローラ9a乃至9dが設けられ回転駆動される。同様に、上搬送ローラ軸14、20、25は、転がり軸受け15a、15b、21a、21b及び26a、26bを介してフレームフレーム1a、1bに取り付けられ、紙幣を搬送するための多数の上搬送ローラ16、22及び27が設けられ回転駆動される。
【0027】
厚さ検知センサ11、12は、横板3a取り付けられる。また、上搬送ガイド4、下搬送ガイド5には、紙幣の絵柄を検出する画像センサ24a、24bと、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサ17と、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサ13a、13bが設けられる。下搬送ローラ40、42,44,46の回転支持軸49には、下搬送ローラ40、42,44,46を上搬送ローラ9、16、22,26に押付けるためのばね41、43、45、47が設けられている。ばねは下搬送ガイド5に固定されたホルダ48で支持されている。
厚さ検知センサ11、12は、転がり軸受けよりなる検知ローラ36と、一端に検知ローラ36を設け他端に変位を検出するスリットを設けたレバー35と、レバー35を回転支持する回転支持部37と、検知ローラ36を基準ローラ10に押付けるためのばね38と、スリットの変位を電気信号に変換する変位変換部39で構成される。
【0028】
また、本発明の静電容量センサは、紙幣に添付されたテープ、紙等を紙幣の全領域に亘り検出するように、紙幣の搬送方向と直交する方向に多数の静電容量センサをライン状に設ける。ここでは、上搬送ローラ22及び27、下搬送ローラ44及び46と同列の位置に設け、上搬送ガイド4に設けた印加電極50、51と下搬送ガイド5に設けた検出電極28、23で構成される。なお、搬送ローラの部分では、静電容量センサを設けることができないので、上搬送ローラ軸25、20の直下に設けた静電容量センサは、静電容量センサの設けられない部分を互いにカバーするように、配列される。また、検出電極28と23では、縦横の長さを変えることもできる。矢印29は紙幣30を両方向に搬送するところの搬送方向を示す。
【0029】
図3は、本発明の静電容量センサ部を側面から見た断面図と搬送ガイド及び搬送ローラとの関係を示す図である。
図4は、静電容量センサ部を搬送方向から見た断面図と搬送ガイド及び搬送ローラとの関係を示す図である。
図3、図4において、上搬送ガイド4と下搬送ガイド5の上搬送ローラ27及び下搬送ローラ46と同列の位置に台形状の突起部56、55を設け、突起部56、55の紙幣と対向する面に印加電極50、検出電極28を設ける。また、検出電極28の背面に図5に示す静電容量検出回路57を設ける。また、図4に示すように、上搬送ローラ27間に設けられた多数の検出電極28は一定の面積の電極が一定の間隔で配列されている。印加電極50は、一つの電極で複数の検出電極28と対向するように構成されている。本構成では、印加電極1個に対して検出電極3個又は6個である。なお、一例として、搬送ローラの直径は20mmで幅は5mm、搬送ガイド間のギャップは2mm、突起部の電極間のギャップは1mmである。また、電極面積は8mm×8mm、電極の配列の間隔は8.5mmが好適であった。
【0030】
なお、平行平板電極の紙がない場合の静電容量C1は、C1=ε1A/d(ここで、ε1:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間のギャップ)で表せる。また、電極間に紙がある場合の静電容量C2は、C2=A/(t/ε2+(d−t)/ε1)(ここで、ε2:紙の誘電率、t:紙の厚さ)で表せる。電極間に紙がない場合の静電容量C1と電極間に厚さが90μmの紙がある場合の静電容量C2の変化率は、d=0.5mmで12%、d=1mmで6%、d=1.5mmで4%、d=2mmで3%である。同様に、電極間に厚さが90μmの紙が1枚ある場合と2枚ある場合または厚さが50μmのテープがある場合の変化率は、ほぼ前述と同じ値になる。
【0031】
このように本実施例によれば、静電容量センサを構成する電極を紙幣を搬送する搬送ローラと同列の位置に配置することにより、電極間のギャップを搬送ガイドのギャップより狭めた場合でも、搬送抵抗より搬送ローラによる搬送力が大きいので、ジャムを生ずることなく紙幣を搬送できる効果がある。また、本発明では、電極間のギャップを狭くできるのでテープ等を貼った紙幣との静電容量の変化を大きくでき検出感度の向上に効果がある。また、搬送ローラで紙幣が狭持されるので、電極間で紙幣の上下の位置変動がなくなる。よって、静電容量の変動がなくなり検出精度の向上に効果がある。
【0032】
図5は、静電容量を検出する静電容量検出回路図である。
図6は、その信号波形を示す図である。
図5、図6において、この静電容量検出回路は、三角波発生部61で発生させた図6に示す三角波62を図1乃至図4で説明した静電容量センサ65の印加電極50に印加する。検出電極28の出力信号は、エミッタフォロワ回路に接続され図6に示す三角波を微分した電圧信号76に変換される。エミッタフォロワ回路は、トランジスタ72と、ベース・エミッタ間にバイアス電流を流すための抵抗68、69、70と、過電圧保護のためのダイオード71と、エミッタ抵抗73と、エミッタ電圧の変化分を取り出すコンデンサ75で構成される。また、図6の電圧信号76の電圧振幅79が静電容量に比例した微分電圧値を示す。符号60、67は供給電圧、74は供給電圧のグランド側を示す。
【0033】
また、電圧信号76の立上りが過渡応答を示すのは、検出電極28とエミッタ抵抗までの浮遊容量の影響によるものである。この浮遊容量と紙幣による静電容量C1とは直列接続の状態となるため、この浮遊容量が大きいと紙幣及びテープによる静電容量の変化率が大幅に低下する問題がある。この浮遊容量としては、信号線66の長さの影響が一番大きい。その他、ダイオード端子間容量、トランジスタ端子間容量が影響する。そのため、本発明では、検出電極28の背面に静電容量検出回路57を設けて信号線66の長さを極力短くした。
【0034】
このように本発明によれば、静電容量センサの電極の背面に静電容量検出回路を設けたので、浮遊容量の影響がなくなり検出感度の向上に効果がある。
【0035】
図7は、テープ、紙等を貼った紙幣を判定する判定処理の構成を示す図である。
図7において、静電容量センサ65a乃至65nと、この静電容量センサ65の静電容量を検出する静電容量検出回路57a乃至57nと、この静電容量検出回路57の出力信号を取り込む判定処理部80と、紙幣の搬送路における搬送姿勢を検出する画像センサ24と、判定処理部80の判定結果の出力信号である回収か循環させるかの制御信号81からなる。
【0036】
判定処理部80は、画像センサ24の信号から紙幣が静電容量センサを通過した通過位置を算出する。この紙幣の通過位置は、紙幣の長手方向の二つのコーナーの座標を測定することにより求められる。二つの座標を(x1、y1)、(x2、y2)、また、n個の静電容量センサ65のx座標の位置をx0からxnとすれば、n個の静電容量センサ65に対する紙幣の通過位置は幾何学的に求められる。そして、検出した静電容量センサの信号と、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置における紙幣厚さ基準値および紙幣厚さパターンからテープや紙等が貼られた紙幣かを判別し、回収か循環させるかの制御信号81を出力する。さらに、紙幣が二枚以上重なっている重送か、欠損した紙幣か、折れている紙幣等を判別し、回収か循環させるかの制御信号85を出力することもできる。また、セキュリティスレッド、ホログラム等を判別し、真偽判定をすることもできる。
【0037】
図8は、紙幣に貼られたテープと静電容量センサの静電容量検出信号の関係を示す図である。
図8において、紙幣100は、凹版印刷された厚みの厚い金種文字部101と、厚みの厚い透かし部103と、厚みの薄い絵柄の無い部位105等からなる。この紙幣100には、テープ102、104が貼られている。また、静電容量センサの検出電極28と搬送ローラ27の位置を示す。また、紙幣100が静電容量センサの検出電極28を通過した位置を矢印106で示す。また、その時の静電容量センサの静電容量検出信号110を横軸を時間、縦軸を電圧で示す。また、あらかじめ記憶してある厚さ基準値113、紙幣が1枚の時の静電容量検出レベル112、テープが貼られた紙幣の静電容量検出レベル111を示す。
【0038】
このように、静電容量検出信号110は、静電容量センサの電極面積と紙幣の厚さ及びテープ等の誘電率に比例して変化する。紙幣が検出電極28に進入した時点するより進入した面積に比例して静電容量検出信号110は増加する。同様に、テープ102が進入すると進入した面積に比例して静電容量検出信号110は増加する。検出電極28をテープ102が通り抜け始めた時点より静電容量検出信号110は通過面積に比例して減少する。透かし部103では、紙幣の厚さが厚いので静電容量検出信号110は多少増加する。テープ104では、透かし部103とテープの厚さにより静電容量検出信号110は大きく増加する。そして、検出電極28を紙幣100が通り抜け始めると静電容量検出信号110は通過面積に比例して減少する。
【0039】
したがって、あらかじめ記憶してある紙幣の通過位置における紙幣厚さ基準値112は、紙幣の通過位置ごとに紙幣の厚さと検出電極の通過面積を考慮して設定される。すなわち、紙幣の厚みが厚いところでは、紙幣厚さ基準値112を高いレベルにし、紙幣の厚みが薄いところでは、低いレベルに設定する。また、厚みが変化するところでは、検出電極の通過面積に比例して徐々に最終厚さになるように設定する。
【0040】
図9は、テープの貼られてある位置を判別するテープ判別信号を示す図である。
図9において、テープ判別信号115は、図8の静電容量検出信号110と厚さ基準値112とを比較し、静電容量検出信号110が大きいところをテープが貼ってあるとして論理レベル1の判別信号116、117を出力する。また、静電容量検出信号110が小さいところは、論理レベル0を出力する。
【0041】
これにより、図7の判定処理部80は、紙幣に修復のためのテープが貼られていると判定し、リジェクトボックスへ回収する制御信号を出力する。
【0042】
このように本発明によれば、静電容量センサを通過した紙幣の通過位置を検出し、この通過位置に対応した紙幣厚さ基準値と静電容量センサの検出信号と比較するので、紙幣の厚さの変動による誤判定をなくす効果がある。
【0043】
図10は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図10において、図3で説明した構成において、上搬送ガイド4と下搬送ガイド5に設けた台形状の突起部56、55及び印加電極50と検出電極28を上搬送ローラ27と下搬送ローラ46のローラ径の内側に位置するように構成した。なお、本発明は、両方向搬送の場合の構成であるが、片方向搬送の場合には、紙幣進入方向の台形状の突起部56、55及び印加電極50と検出電極28のみ上搬送ローラ27と下搬送ローラ46のローラ径の内側に位置するように構成することもできる。
【0044】
このように本発明によれば、搬送ガイドのギャップよりギャップの狭い電極部が搬送ローラ径の内側にあるため、搬送されてきた紙幣は、最初に搬送ローラに当たるので、搬送ローラの大きな搬送力により搬送抵抗の大きい電極部の狭いギャップをジャムを起こさずに通過させることができる効果がある。
【0045】
図11は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図11において、上搬送ガイド4と下搬送ガイド5に設けた台形状の突起部126、128と、突起部126、128の紙幣と対向する面に印加電極127、検出電極129を設ける。台形状の突起部126、128の搬送方向の両側に紙幣を搬送ベルト125a、125bで狭持して搬送するための駆動ローラ120と、駆動ローラ軸121と、従動ローラ122と、回転支持軸123と、駆動ローラ120に従動ローラ122を押付けるためのばね124と、ばね124を支持するホルダ125で構成される。なお、このベルト搬送部と静電容量センサの配置は図4と同じ構成である。
【0046】
このように本発明によれば、ベルトで紙幣を狭持して搬送するので搬送ガイドよりもギャップの狭い電極間において、搬送抵抗より大きい搬送力で搬送されるのでジャムを生じることなく搬送できる効果がある。
【0047】
図12は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
図13は、図12の搬送方向から見た断面図である。
図12、図13において、図3で説明した構成において、上搬送ガイド4をくり抜き台形状の突起部56に設けた印加電極50を上下に移動するように構成した。突起部56は、ばね135と、ばねを支持する支持材136で下搬送ローラ46の方向に押付けられている。なお、図13に示すように、ばね135で印加電極50を二箇所で押付け、浮き上がり量のバランスをとるように構成している。また、図3と同様に挿入された紙幣は、上搬送ローラ27と下搬送ローラ46とで狭持され搬送力が与えられる。なお、図12の構成は、図10、図11の構成においても適用できる。また、図10、図11、図12の構成において、搬送ローラ又は搬送ベルトを無くすことができる。この場合には、静電容量センサを1列に配置する。
【0048】
また、折れ、しわの紙幣が挿入された時に発生する力では電極が移動せず、それより大きいジャムが起こりそうな力が発生した時に電極が動くように、ばね135の押付力を選定しておけば、テープ、紙が貼られた折れ、しわのある紙幣を検出できる。この押付け力は、紙幣長手方向の長さに対して1gf/mm程度が良い。
【0049】
このように本発明によれば、紙幣が電極間に挿入されると電極を設けた突起部は上方向に移動し搬送抵抗がなくなるように作用する。さらに、搬送ローラにより搬送力が与えられるので、剛性の弱い紙幣、折れ、しわのある紙幣等でのジャムの発生をなくす効果がある。また、ばね135の押付力を折れ、しわの紙幣で発生する力では電極が移動しないようにしておけば、テープ、紙が貼られた折れ、しわのある紙幣まで正確に検出できる効果がある。また、ジャムの発生がないので電極間のギャップは、零又は零に近づけられるので検出感度を大幅に向上できる効果がある。
【0050】
図14は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図15は、搬送方向から見た断面図である。
図14、図15において、搬送ガイド4、5の間に紙幣を搬送する。静電容量センサの印加電極171をローラ170の円筒面に設ける。そして、印加電極171を設けたローラ170を上下方向に移動できるようにした。駆動ローラ軸25には、印加電極171を設けたローラ170と、紙幣を搬送する駆動ローラ27と、印加電極171に回転信号供給部175の静止側の固定板176より電圧を供給するための回転側の回転板177を設ける。なお、回転板177と印加電極170は、駆動ローラ軸25からは電気的に絶縁されている。また、駆動ローラ軸25は、上フレーム1に転がり軸受け26を介して取り付ける。そして、上下方向に移動できるように上フレーム1と転がり軸受け26の取付け部は、上下方向に隙間を設ける。また、ばね172で転がり軸受け26を介して搬送ローラ174の方向に押付ける。検出電極28は、下搬送ガイド5の突起部55に設ける。搬送ローラ軸173に搬送ローラ174を設け、転がり軸受け178を介して下フレーム2に取り付ける構成とする。ここでは、回転信号供給部175にコンデンサ結合を用いたが、スリップリングを用いる構成もある。
【0051】
なお、図14、図15の構成において、印加電極171を上下に移動しない構成にしても良い。また、印加電極171を上下に移動できる構成とし、駆動ローラと搬送ローラがない構成にしても良い。
【0052】
図16は、図14の構成における静電容量検出回路の一実施例を示す図である。
図16において、図5で説明した構成において、静電容量センサ180の回転する印加電極171に三角波電圧62を供給するための回転信号供給部175を設けたものである。回転信号供給部175は静止側の固定板176と、回転側の回転板177で構成される。回転板177の出力は配線181により印加電極171に接続される。なお、固定板176の回転板との対向面は、回転板177からはずれないように構成し回転変動ノイズをなくすようにする。
【0053】
このように本発明によれば、紙幣が電極間に挿入されると回転する電極は上方向に移動し搬送抵抗がなくなるように作用する。さらに、電極が回転するので、挿入してきた紙幣に搬送力を与えることができるので、折れ、しわのある紙幣等でのジャムの発生をなくす効果がある。また、ジャムの発生がないので電極間のギャップは、零又は零に近づけられるので検出感度を大幅に向上できる効果がある。
【0054】
図17は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図17において、図12で説明した構成において、下搬送ガイド5の突起部55設けた検出電極28を円弧状にしたものである。円弧状の検出電極は、突起部55を円弧状に形成し、メッキ等で電極を形成する。
【0055】
このように本発明によれば、紙幣が円弧状の電極間に挿入されると回転する電極は上方向に移動し搬送抵抗がなくなるように作用する。さらに、電極が回転するので、挿入してきた紙幣に搬送力を与えることができるので、折れ、しわのある紙幣等でのジャムの発生をなくす効果がある。また、対向する電極の円弧部分では一定のギャップが一定の長さ得られるので、検出感度の向上と検出ばらつきをなくす効果がある。また、ジャムの発生がないので電極間のギャップは、零又は零に近づけられるので検出感度を大幅に向上できる効果がある。
【0056】
図18は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図19は、搬送方向から見た断面図である。
図18、図19において、図14で説明した構成において、駆動ローラ軸25の駆動ローラと搬送ローラ軸173の搬送ローラをなくした構成にする。そして、搬送ローラ軸173にローラ186を設け、検出電極187をローラ186の円筒面に設けたものである。また、搬送ローラ軸173には、検出電極187の信号を取り出すために回転信号取り出し部195の回転側の回転板197を設ける。なお、回転板197と検出電極187は、搬送ローラ軸173からは電気的に絶縁されている。回転信号取り出し部195は、静止側の固定板196と回転側の回転板195よりなる。複数の検出電極187からの信号の取り出しは複数の回転信号取り出し部195と回転板197を設けてもよいし、回転板197を電気的に絶縁された複数のエリアに分割して各エリアに検出電極187の信号を接続して時分割で取り出すこともできる。
【0057】
図20は、図18の構成における静電容量検出回路の一実施例を示す図である。
図20において、図16で説明した構成において、静電容量センサ180の回転する検出電極187から信号をエミッタフォロワ回路に接続するための回転信号取り出し部195を設けたものである。回転信号取り出し部195は静止側の固定板196と、回転側の回転板197で構成される。検出電極187の信号は配線200によって回転板197に接続される。なお、固定板196の回転板との対向面は、回転板197からはずれないように構成し回転変動ノイズをなくすようにする。
【0058】
このように本発明によれば、紙幣が電極間に挿入されると回転する電極は上方向に移動し搬送抵抗がなくなるように作用する。さらに、両方の電極が回転するので、挿入してきた紙幣に搬送力を与えることができるので、折れ、しわのある紙幣等でのジャムの発生をなくす効果がある。また、ジャムの発生がないので電極間のギャップは、零又は零に近づけられるので検出感度を大幅に向上できる効果がある。
【0059】
図21は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図21において、図18で説明した構成において、印加電極206を変形が可能な軟質材のローラ205の円筒面に設けたものである。軟質材としては柔らかいゴム等が使用できる。なお、図21の構成において、駆動ローラ軸25を上下に移動しない構成にすることもできる。また、図21の構成は、図14、図16の構成に適用できる。
【0060】
このように本発明によれば、紙幣が電極間に挿入されると軟質材のローラは変形し電極は上方向に移動し搬送抵抗がなくなるように作用する。さらに、両方の電極が回転するので、挿入してきた紙幣に搬送力を与えることができるので、折れ、しわのある紙幣等でのジャムの発生をなくす効果がある。また、軟質材に形成した電極は円弧状に変形するので対向する電極との円弧部分では一定のギャップが一定の長さ得られるので、検出感度の向上と検出ばらつきをなくす効果がある。また、ジャムの発生がないので電極間のギャップは、零又は零に近づけられるので検出感度を大幅に向上できる効果がある。
【0061】
図22は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図22において、図12で説明した構成において、上下に移動する印加電極27の変位を変位センサ210で検出するようにしたものである。なお、図22の構成は、図14、図17、図18、図21の構成に適用できる。
【0062】
このように本発明によれば、静電容量の検出値は電極間のギャップに反比例することから、印加電極27の変位を検出することにより電極間のギャップを一定にした場合の静電容量の検出値を演算により求めることができる効果がある。また、多数の静電容量センサ間で電極間のギャップにばらつきがあった場合、演算によりギャップを一定した検出値に補正できる効果がある。
【0063】
図23は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
図23において、図3で説明した構成において、下搬送ガイド5が搬送ローラ46から受ける振動を検出する変位センサ215を設けたものである。なお、図23の構成は、図10、図11、図12の構成に適用できる。
【0064】
このように本発明によれば、電極間のキャップ変動を検出することにより電極間のギャップを一定にした静電容量の検出値を演算により求めることができる効果がある。
【0065】
図24は、本実施例の紙幣判定装置を用いた現金自動取扱装置の一実施例を示す図である。
図24において、現金自動取扱装置に搭載される紙幣取扱装置90は、現金預け入れ時に供給された紙幣96aを収納するための紙幣の分離と現金払い出し時に利用者が指定した金額を払い出すための紙幣供給受取機構91と、紙幣搬送路92a、92bと、紙幣の絵柄を検出する画像センサと、紙幣の磁気パターンを検出する磁気センサと、紙幣の蛍光画像を検出する蛍光センサからなる紙幣の金種又は真偽を判定する真偽判定装置と、紙幣が二枚以上重なっている重送等を検出する紙幣厚さセンサと、テープ、紙等で変造された紙幣を検出する静電容量センサと、さらに、静電容量センサで紙幣に埋め込まれたセキュリティスレッド、ホログラム等を検出し、紙幣の真偽を判定する真偽判定装置するようにした本発明の紙幣判定装置97と、紙幣の収納時と払い出し時に一時的に紙幣を蓄積しておく一時スタッカ93と、機械処理ができない紙幣を収納するための紙幣回収箱94と、金種別に紙幣96bを収納し払い出すための金種収納箱95a、95b、95cと、で構成される。
【0066】
次に、図24の動作について説明する。現金預け入れ時は紙幣供給受取機構91に供給された紙幣96aは一枚づつ分離され搬送路92aに供給される。紙幣鑑別部97において紙幣が真券であるか偽券であるかを鑑別し、また、紙幣が一枚か二枚以上かを判別する。紙幣が真券であり一枚及び折れ券の場合は一時スタッカ93に蓄積され取引金額を表示する。一方、供給した紙幣に問題がある場合は供給した全ての紙幣は紙幣供給受取機構91に戻される。取引が成立した場合は再び紙幣判定装置97を通り紙幣が一枚か二枚以上かをチェックしてそれぞれの金種収納箱95に収納する。現金払い出し時には金種収納箱95の紙幣96bを一枚づつ分離し搬送路92bに供給する。紙幣判定装置97において紙幣が一枚か二枚以上かを判別する。紙幣が一枚の場合は紙幣供給受取機構91に払い出される。二枚以上及び折れ券の場合は一時スタッカに蓄積され、その後、紙幣回収箱94に収納される。なお、紙幣判定装置97は往復どちらの方向から紙幣が搬送されても鑑別可能なように構成されている。
【0067】
このように本実施例によれば、本発明の小型の紙幣判定装置と紙幣搬送路を往復搬送路で構成したことにより設置面積を小さくでき装置の小型化に効果がある。また、搬送路を短くできるため預け入れ及び払い出しの時間を短縮できる効果がある。
【0068】
これまでの説明では現金自動取扱装置に使用する紙幣判定装置について述べたが、自動販売機の紙幣判定装置にも適用できる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、静電容量検出センサで紙葉類の搬送方向に直交する方向に高い分解能を有し、紙幣取扱装置に搭載可能な紙葉類判別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の静電容量センサを搭載した紙幣判別装置の一実施例を示す図である。
【図2】図2は、本発明の図1の紙幣判別装置を側面から見た断面図である。
【図3】図3は、本発明の図1の静電容量センサ部を側面から見た断面図である。
【図4】図4は、本発明の図1の静電容量センサ部を搬送方向から見た断面図である。
【図5】図5は、本発明の静電容量センサの静電容量検出回路構成図である。
【図6】図6は、本発明の静電容量検出回路の印加電圧波形と静電容量検出波形を示す図である。
【図7】図7は、本発明の静電容量センサによる判定処理の構成図である。
【図8】図8は、本発明のテープを貼った紙幣と静電容量検出波形の関係を示す図である。
【図9】図9は、本発明の静電容量センサによるテープを貼った紙幣の判別波形を示す図である。
【図10】図10は、本発明の静電容量センサの他の一実施例を示す図である。
【図11】図11は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図12】図12は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図13】図13は、図12の静電容量センサを搬送方向から見た断面図である。
【図14】図14は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図15】図15は、図14の静電容量センサを搬送方向から見た断面図である。
【図16】図16は、図14の静電容量センサの静電容量検出回路構成図である。
【図17】図17は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図18】図18は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図19】図19は、図18の静電容量センサを搬送方向から見た断面図である。
【図20】図20は、図18の静電容量センサの静電容量検出回路構成図である。
【図21】図21は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図22】図22は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図23】図23は、本発明の他の実施例を備えた静電容量センサを示す図である。
【図24】図24は、一般的な紙幣判別装置を用いた現金自動取扱装置の構成図である。
【符号の説明】
1…上フレーム、2…下フレーム、3…横板、4…上搬送ガイド、5…下搬送ガイド、6、14、20、25…駆動ローラ軸、7、15、21、26…転がり軸受け、8…窓、9、16、22、27…上搬送ローラ、10…基準ローラ、11、12…厚さ検出センサ、13…蛍光センサ、17…磁気センサ、23…静電容量センサの検出電極、24…画像センサ、28…静電容量センサの検出電極、29…紙幣搬送方向、30…紙幣。
Claims (1)
- 紙幣を搬送案内するために一定の隙間を設けて平行に上搬送ガイドと下搬送ガイド搬送ガイドとが配置され、前記上搬送ガイドには上搬送ローラと前記下搬送ガイドには下搬送ローラとが設けられ、前記紙幣の搬送方向と直交する方向に静電容量センサが設けられた紙葉類判別装置において、
前記静電容量センサは印加電極と検出電極とで構成されてなり、前記静電容量センサを前記上搬送ローラ軸の直下に設けることにより、前記印加電極と前記検出電極とが前記紙幣を搬送する前記上下ローラと同列の位置に配置されてなることを特徴とする紙葉類判別装置。
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