JP6416035B2 - 紙葉類判別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類の静電容量を検出する紙葉類判別装置に関する。
現在、例えば紙幣や有価証券、キャッシュカード、小切手などの紙葉類の判別が必要とされる装置として現金自動預け払い機(ATM)がある。ATMでの紙幣判別には、圧延ローラもしくは超音波センサなどから構成される紙厚検出装置が一般的に使用され、異常な紙厚の紙幣を判別していた。また、海外では破損した紙幣をテープなどで補修し再利用しているケースが多くあり、このテープで補修した紙幣を判別し、当該判別された紙幣をATM内で回収しユーザに再流通させないようにしていた。
現在普及している紙葉類の判別センサは紙厚センサであって紙葉類の再利用時に異常な紙葉類を判別してユーザの手元に渡らなくするためのセンサである。この紙厚センサは超音波式でありかつ大型であるので紙幣の判別精度に限界がありかつ実装数に限界があるという課題がある。さらに、この紙厚センサは高額であるので、これらを多数実装するには非常にコストがかかるという課題がある。
上述した課題に対して、例えば、特許文献1には、紙幣の判別を行うセンサが開示されている。ここで、コンデンサとコイルとを用いて並列共振回路を構成し、共振周波数の変化を検出することにより、紙幣の静電容量を検出している。
特開平9−237362号公報
しかしながら、共振周波数の変化を検出するためには大型の検出素子を用いる必要がある。従って、超音波センサを用いた従来のセンサ同様に、紙幣の判別精度に限界がありかつ実装数に限界があるという課題がある。さらに、この検出素子は高額であるので、これらを多数実装するには非常にコストがかかるという課題がある。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して少数の実装数でかつ高い判別精度で、紙葉類の状態変化を画像データで判別できる紙葉類判別装置を提供することにある。
本発明に係る紙葉類判別装置は、紙葉類を通過する空間に電界を形成するための複数の電極群を備えた紙葉類判別装置であって、
クロック信号に基づいて、上記電極群に所定の周波数を有する電圧を印加するための制御信号を生成する制御部と、
上記制御信号に基づいて、上記電極群に上記電圧を印加して上記電界を形成する駆動部と、
上記複数の電極群と上記紙葉類とで形成される静電容量に基づく上記電界の変化を検出し、当該検出された上記電界の変化を、複数のパルス信号として出力する静電容量検出回路とを備え
上記静電容量検出回路は、
上記各電極群と上記紙葉類とで形成される静電容量に基づく上記電界の変化を検出し、当該検出された上記電界の変化を微分パルス電圧として出力する複数の静電容量検出部と、
上記各静電容量検出部に接続され、上記微分パルス電圧を蓄電し、当該蓄電された微分パルス電圧を蓄電電圧として出力する複数の蓄電部と、
上記各蓄電部に接続され、上記蓄電電圧を参照電圧と比較し、当該比較結果の信号を上記静電容量を表す上記パルス信号として出力する複数の静電容量判定部とを備え、
上記紙葉類判別装置は、
上記複数のパルス信号を所定のパルス幅でそれぞれ計数して複数のカウント値として出力する複数の計数部をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る紙葉類判別装置によれば、紙葉類の静電容量の検出において微分回路を用いるので、高速かつ安定的に紙葉類の静電容量を検出することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置の概略図である。 図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 (a)は図1の第1電極101及び第2電極102の上面図であり、(b)は(a)の側面図である。 図1の紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。 図2の電紙葉類判別装置の動作を示す各信号のタイミングチャートである。 図2の表示部53が表示する画像の例を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 図10Aの紙葉類判別装置により補間された1ライン分のカウント値の例を示す模式図である。 本発明の第6の実施の形態に係る紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。 図11Aの紙葉類判別装置により判別される紙葉類200の状態を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る図4の第1電極101及び第2電極102の上面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例3に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態の変形例4に係る図1の第1電極101及び第2電極102の上面図であり、(b)は(a)の側面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例4に係る図1の紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例7に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施の形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
第1の実施の形態.
図1は本発明の第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置の概略図である。図1の紙葉類判別装置は、静電容量検出回路1と、制御部3と、駆動部4と、出力回路5とを備えて構成される。図1において、静電容量検出回路1は、複数N個の静電容量検出部10−n(自然数n(1≦n≦N))を備え、各静電容量検出部10−nは、同一平面上に形成される第1電極101及び第2電極102からなる電極群をそれぞれ含む。ここで、紙葉類判別装置は、紙葉類200を通過する空間に電界を形成するための複数の電極群を備える。
図1に示すように、第1電極101及び第2電極102は従来技術に比較して小型化され、紙葉類200の読み取り方向(紙送り方向)であるX方向に対して垂直であるY方向にN個の静電容量検出部10−nが一直線上に配置される。ここで、紙葉類200は、この表面もしくは裏面に接する押圧用ローラ201により押さえられた状態で搬送路500に沿ってX方向に搬送され、各静電容量検出部10−nの第1電極101及び第2電極102の上部を通過する。このとき、静電容量検出回路1は、紙葉類200の静電容量を検出し、当該検出された静電容量を、出力回路5の例えば液晶ディスプレイなどの表示部53に画像データに変換して表示する。すなわち、静電容量検出回路1は、複数の電極群と紙葉類200とで形成される静電容量に基づく電界の変化を検出し、当該検出された電界の変化を、複数のパルス信号として出力し、これらのパルス信号に基づいて、検出された静電容量を画像データとして表示する。以下詳細に説明する。
図2は図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図2の紙葉類判別装置は、静電容量検出回路1と、N個の計数部であるカウンタ20−nを含むカウンタ回路2と、制御部3と、駆動部4と、出力回路5とを備えて構成される。図2の静電容量検出回路1は、N個の静電容量検出部10−nと、N個の蓄電部11−nと、N個の放電部12−nと、N個の静電容量判定部13−nとを備えて構成される。ここで、各蓄電部11−nは、整流ダイオード110と、コンデンサ111とを備えて構成される。また、各放電部12−nは、例えば電界効果トランジスタなどのスイッチSWを備えて構成される。さらに、各静電容量判定部13−nは、所定の参照電圧Vrを有する比較器130とを備えて構成される。
各静電容量検出部10−nは、第1電極101と、第2電極102と、第2電極102と接地との間に接続される抵抗103とを備えて構成される。ここで、抵抗103の一端は、整流ダイオード110のアノードに接続され、整流ダイオード110のカソードは、コンデンサ111の一端に接続される。また、コンデンサ111の他端は接地され、制御部3からの放電信号DCSに基づいてスイッチング制御するスイッチSWがコンデンサ111に並列接続される。すなわち、スイッチSWの一端は整流ダイオード110のカソードに接続され、スイッチSWの他端は接地される。従って、スイッチSWをオンすることにより、コンデンサ111に蓄電された電荷がグランドに放出される。この構成により、コンデンサ111に蓄電された電荷を放電するタイミングを任意に設定することができる。
各比較器130は、コンデンサ111の蓄電電圧Vcを反転入力端子に入力し、参照電圧Vrの電圧を非反転入力端子に入力する。各比較器130の出力端子はカウンタ20−nにそれぞれ接続される。
制御部3は、クロック信号CLKに基づいて、第1電極101に所定の電圧を印加するための駆動信号DSを生成して駆動部4に出力する。また、制御部3は、クロック信号CLKに基づいて、スイッチSWのスイッチングを制御する放電信号DCSを生成してスイッチSWに出力する。
駆動部4は、駆動信号DSに基づいて、所定の周波数の基準パルス電圧Viを第1電極101に印加する。ここで、搬送路500において、第1電極101と、抵抗103を介して接地された第2電極102とで電界が形成される。すなわち、第1電極101には基準となるパルス電圧が印加され、第2電極102には微分パルスを取得するための抵抗103が接続される。ここで、抵抗103の抵抗値Rは、微分パルス電圧Voのパルス幅が基準パルス電圧Viの基準パルス幅以下となるように設定される。
各静電容量検出部10−nは、第1電極101に印加された基準パルス電圧Viを、第1電極101,第2電極102,及び/または紙葉類200とで形成される静電容量に基づいて、微分パルス電圧Voに変換して微分パルス電圧Voとして整流ダイオード110に出力する。すなわち、各静電容量検出部10−nの第2電極102は、第1電極101が放射した電磁波を受信する。ここで、第1電極101上に紙葉類200が通過する場合には、第1電極101から放射した電磁波は、紙葉類200を介して第2電極102に受信される。従って、紙葉類200が各第1電極101,第2電極102上を通過するときは、紙葉類200と各第1電極101及び第2電極102とのそれぞれの間において静電容量が形成されるので、各静電容量検出部10−nの出力電圧に変化が発生する。この変化に基づいて、紙葉類200上の例えばテープなどの異物の付着を検出することが可能となる。
各コンデンサ111は、整流ダイオード110からの出力電圧を蓄電電圧Vcとして蓄電する。比較器130は、コンデンサ111に蓄電された蓄電電圧Vcと参照電圧Vrとを比較し、当該比較結果の信号を静電容量検出信号CDSとしてカウンタ20−nにそれぞれ出力する。
各カウンタ20−nは、静電容量検出信号CDSを入力すると、静電容量検出信号CDSを所定のパルス幅でカウント(計数)してカウント値を算出し、当該算出されたカウント値を記憶部50に格納する。ここで、記憶部50は、1ライン分の静電容量データを格納する。
出力回路5は、記憶部50と、表示輝度及び彩度調整部51と、表示倍率調整部52と、表示部53とを備えて構成される。
表示輝度及び彩度変換部51は、記憶部50に格納された1ライン分の静電容量データに基づいて、表示部53に対する表示輝度及び彩度に変換して1ライン分の画像データとして表示倍率調整部52に出力する。表示倍率変換部52は、1ライン分の画像データに基づいて、表示部53に適した表示倍率に変換して表示部53に出力する。表示部53は、当該変換された1ライン分の画像データを表示する。ここで、表示輝度及び彩度調整部51、表示倍率調整部52、及び表示部53は、紙葉類200の紙送りの動作クロックにそれぞれ同期する。
図3(a)は図1の第1電極101及び第2電極102の上面図であり、図3(b)は図3(a)の側面図である。ここで、第1電極101及び第2電極102は、回路などを実装するプリント基板100の同一平面上に銅箔などのパターンで形成される。最大パターン寸法は紙葉類200の縦または横の大きさまでとし、最小パターン寸法は検出しようとする例えば紙葉類200に貼られるテープ幅の1/2以下の角型の形状とする。ここで、プリント基板100は、透明の樹脂基板またはガラス基板である。なお、第1電極101及び第2電極102にはITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極が用いられてもよいし、微分パルス電圧Voの波形を維持するためにITOなどの透明電極よりも比抵抗が小さい金属メッシュが用いられてもよい。
以上のように構成された紙葉類判別装置の動作について以下に説明する。
図4は図1の紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。図4に示すように、駆動部4により基準パルス電圧Viが印加された第1電極101及び第2電極102の上部に紙葉類200が通過することで、点線で示す電界分布Eに変化が生じる。
ここで、紙葉類200の静電容量Cp、第1電極101及び第2電極102の静電容量Ce、抵抗103の抵抗値R、静電容量検出部10−nの時定数τ、基準パルス電圧Viの基準パルス幅Tを用いて、以下の関係式(1)が成立する。
ここで、紙葉類200が第1電極101及び第2電極102の上部を通過することにより、電界分布Eが変化する。これにより、式(1)の静電容量Cpが変化し、この変化により時定数τが変化する。
また、基準パルス電圧Vi及び時定数τを用いて、微分パルス電圧Voは次式で求めることができる。
放電部12−nがオフされている期間において、静電容量検出部10−nから出力される微分パルス電圧Voがコンデンサ111に蓄電される。すなわち、コンデンサ111に蓄電される蓄電電圧Vcは次式で求めることができる。
(3)式で算出された蓄電電圧Vcと参照電圧Vrとを比較することにより、検出パルス幅Tpを求めることができる。従って、検出パルス幅Tpを求めることにより、紙葉類200の静電容量Cpを検出する。
図5(a)は図2の駆動部4の時刻tに対する第1電極101に印加する基準パルス電圧Viの変化を示す時間軸波形図であり、図5(b)は図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2の静電容量検出部10−nの微分パルス電圧Voの変化を示す時間軸波形図であり、図5(c)は図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2のスイッチSWのオンもしくはオフするタイミングを示す時間軸波形図であり、図5(d)は図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2のコンデンサ111の蓄電電圧Vcの変化を示す時間軸波形図であり、図5(e)は図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2の比較器130の比較結果である静電容量検出信号CDSの信号レベルの変化を示す時間軸波形図であり、図5(f)は図図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2のカウンタ20−nにより発生するカウントパルスの信号レベルの変化を示す時間軸波形図であり、図5(g)は図5(a)と経過時間軸を共通にし、図2のカウンタ20−nの状態を示すタイミングチャートである。ここで、1つの静電容量検出部10−nの動作について説明し、時刻t0において、1枚の紙葉類200が第1電極101及び第2電極102の上部への通過を開始する。
図5(a)に示すように、駆動部4によりの基準パルス幅Tを有する基準パルス電圧Viが時刻t0から時刻t2の期間において第1電極101上に印加される。このとき、静電容量検出部10−nから微分パルス電圧Voが出力される(図5(b)参照)。
図5(d)に示すように、微分パルス電圧Voはコンデンサ111において蓄電電圧Vcとして蓄電される。ここで、蓄電電圧Vcが反転増幅回路である比較器130の反転入力端子に入力されるので、蓄電電圧Vcの極性は反転されて蓄電電圧Vcは徐々に減少する。従って、時刻t1において、蓄電電圧Vcは参照電圧Vr以下となる。すなわち、時刻t1は、第1電極101及び第2電極102の上部を通過した紙葉類200の静電容量の検出が完了した時点である。
図5(e)に示すように、比較器130は、時刻t0のときに、ハイレベル(H)の静電容量検出信号CDSを出力し、時刻t1のときに、ローレベル(L)の静電容量検出信号CDSを出力する。次に、図5(f)及び図5(g)に示すように、カウンタ20−nは、入力された静電容量検出信号CDSに基づいて、静電容量検出信号CDSがハイレベル(時刻t0〜時刻t1)であるパルス幅を所定のパルス幅でカウントしてカウントされた値をカウント値CVとして記憶部50に格納する。この例では、時刻t0〜時刻t1までのパルス幅のカウント値CVは「20」である。
次の紙葉類200が第1電極101及び第2電極102の上部を通過する。その前に、コンデンサ111の電荷を放電する。ここで、制御部3は、放電信号DCSに基づいて、放電部12−nのスイッチSWをオンもしくはオフする。図5(c)に示すように、時刻t0のときに、制御部3は、ローレベル(L)の放電信号DCSをスイッチSWに出力してスイッチSWをオフするように制御する。これにより、紙葉類200の静電容量を検出するための蓄電電圧Vcをコンデンサ111に蓄電することが可能となる。次に、紙葉類200の静電容量の検出が終了すると、所定の時刻t2において、制御部3は、ハイレベル(H)の放電信号DCSをスイッチSWに出力してスイッチSWをオンするように制御する。これにより、紙葉類200の静電容量を検出した後にコンデンサ111に蓄電された電荷が一旦放電される。従って、次の紙葉類200の静電容量を検出することができる。
次の紙葉類200が第1電極101及び第2電極102の上部を通過する時刻t3において、制御部3は、基準パルス電圧Viを第1電極101に印加するように駆動部4を制御すると同時に、スイッチSWをオフするように制御する。以降の動作は、上述した動作と同様である。
図6は図2の表示部53が表示する画像の例を示す概略図である。図6(a),(b)に示すように、テープ200aが貼付された紙葉類200を紙葉類判別装置に横向きに搬送した場合の出力画像の例を示している。本図では1つの静電容量検出部10−nの検出対象部分が小さい四角で表示し、紙葉類200に貼られたテープ200aの部分を濃い色で表示し、テープ200aが貼られていない部分の色を淡く表示している。ここで、表示部53は、静電容量を示す画像をリアルタイムに表示してもよい。また、表示部53は、画像表示速度が紙送りの速度に比較して遅い場合には、静電容量を示す画像データとして一定時間遅れて表示してもよく、次の紙葉類200の静電容量を読み取るまで、前の紙葉類200の画像データを表示させてもよい。この構成によれば、静電容量の変化を、色の濃淡の有無、色の濃淡の場所、色の濃淡の面積比率、色の濃淡の模様などから、紙葉類200を判別することができる。
以上の実施の形態に係る紙葉類判別装置によれば、紙葉類200の静電容量の検出において微分回路を用いるので、紙葉類200の静電容量を高速かつ安定的に検出することができる。また、高周波数の基準パルス電圧Viを用いる場合でも、紙葉類200の静電容量を微分パルスとして検出するので、隣り合うパルスが重ならない。従って、隣り合うパルスの重なりにより感度劣化などの影響が少ない。さらに、紙葉類200の静電容量をカウンタでの計数値により算出するので、A/Dコンバータなどでアナログ値を読み取る必要がない。従って、アナログ回路を設ける必要がないので、回路規模及びコストを低減することが可能となる。
第2の実施の形態.
図7は本発明の第2の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図7の紙葉類判別装置は、図2の紙葉類判別装置と比較すると、制御部3の代わりに制御部3Aを備え、カウンタ回路2の代わりにカウンタ2Aを備え、静電容量検出回路1の代わりに静電容量検出回路1Aを備えたことを特徴とする。ここで、カウンタ2Aの動作は、第1の実施の形態に係るカウンタ20−nと同様である。
図7の静電容量検出回路1Aは、図2の静電容量検出回路1と比較すると、蓄電部13−nとカウンタ2Aとの間にマルチプレクサ6を備えたことが相違する。ここで、マルチプレクサ6は、複数の蓄電部13−nを選択的にカウンタ2Aに接続する。
図7の制御部3Aは、図2の制御部3と比較すると、静電容量検出回路1の各比較器130の出力をカウンタ2Aに順次切り替えて接続する切替信号CS1を生成してマルチプレクサ6に出力することが相違する。
以上のように構成された紙葉類判別装置は、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と同様の動作及び効果を得ることができる。さらに、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、1つのカウンタ2Aのみを用いて1ライン分の静電容量に対する画像データを求めることができる。従って、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、回路規模をさらに縮小することが可能となる。
第3の実施の形態.
図8は本発明の第3の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図8の紙葉類判別装置は、図2の紙葉類判別装置と比較すると、静電容量検出回路1の代わりに静電容量検出回路1Aを備え、制御部3の代わりに制御部3Bを備えたことを特徴とする。
図8の静電容量検出回路1Aは、図2の静電容量検出回路1と比較すると、N個の静電容量検出部10−nの前段及び後段にマルチプレクサ13,14を備え、蓄電部11−nと、放電部12−nと、静電容量判定部13−nの代わりに、蓄電部11A、放電部12A、及び静電容量判定部13Aを備え、カウンタ回路2の代わりにカウンタ2Aを備えたことを特徴とする。ここで、蓄電部11A、放電部12A、及び静電容量判定部13Aの構成及び動作は、第1の実施の形態に係る蓄電部11−nと、放電部12−nと、静電容量判定部13−nと同様である。また、カウンタ2Aの動作は、第1の実施の形態に係るカウンタ20−nと同様である。
図8の制御部3Bは、図2の制御部3と比較すると、駆動部4の出力を静電容量検出部1−nに順次切り替え、静電容量検出部1−nの出力を蓄電部11Aに順次切り替えて接続する切替信号CS2を生成してマルチプレクサ13,14に出力することが相違する。
以上のように構成された紙葉類判別装置は、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と同様の動作及び効果を得ることができる。また、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、1つの蓄電部11−1,1つの比較器13−1,1つの放電部12−1,1つのカウンタ20Aを用いて1ライン分の静電容量に対する画像データを求めることができる。従って、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、回路規模をさらに縮小することが可能となる。
第4の実施の形態.
図9は本発明の第4の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図9の紙葉類判別装置は、図2の紙葉類判別装置と比較すると、制御部3の代わりに制御部3Cを備え、出力回路5の代わりに出力回路5Aを備えたことを特徴とする。
出力回路5Aは、出力回路5と比較すると、図2の記憶部50の代わりにバッファメモリ50Aを備え、アドレス生成部54をさらに備えたことを特徴とする。ここで、バッファメモリ50Aは、アドレス生成部54により生成された0〜(N−1)のN個のアドレスが割り当てられ、各比較器130から出力されるカウント値CVは0〜(N−1)の各アドレスにそれぞれ格納される。
制御部3Cは、図2の制御部3と比較すると、以下の点が相違する。
(1)紙葉類200が存在しない状態で取得したカウント値CVをバッファメモリ50Aに格納する。
(2)紙葉類200が存在する状態で取得したカウント値CVからすでにバッファメモリ50Aに格納されたカウント値CVを減算し、その減算結果をバッファメモリ50Aに格納する。
ここで、(1)の格納するタイミングは、紙葉類判別装置の起動時であってもよいし、紙葉類判別装置の稼働時に周期的であってもよい。
以上のように構成された紙葉類判別装置は、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と同様の動作及び効果を得ることができる。また、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、紙葉類200が存在しないときのカウント値CVに基づいて紙葉類200が存在するときのカウント値CVを校正できるので、紙葉類200の静電容量に対する画像データをさらに精度良く取得することが可能となる。
第5の実施の形態.
図10Aは本発明の第5の実施の形態に係る紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図10の紙葉類判別装置は、図2の紙葉類判別装置と比較すると、制御部3の代わりに制御部3Dを備えたことを特徴とする。
制御部3Dは、図2の制御部3と比較すると、隣接する静電容量検出部1−n及び静電容量検出部1−(n+1)で得られたカウント値CVに基づいて、それらの中間点でのカウンタ値CVを算出して画像データとして表示部53に表示することが相違する。例えば、第1電極101及び第2電極102の配置の間隔が大きい場合でも、隣接する静電容量検出部1−n及び静電容量検出部1−(n+1)で得られたカウント値CVを補間し、見かけ上の電極を増加させることにより出力画像を滑らかにすることが可能となる。ここで、補間のタイミングは、紙葉類1枚分の読み取りを完了した時点に設定する。
図10Bは図10Aの紙葉類判別装置により補間された1ライン分のカウント値の例を示す模式図である。図10B(a)は補間前の各カウント値を示し、図10B(b)は補間後の各カウント値を示す。ここで、補間前の1ライン分の各隣接するカウント値の平均値が各カウント値間に挿入されて、補間後の1ライン分のカウント値が求められる(図10B(b)参照)。
以上のように構成された紙葉類判別装置は、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と同様の動作及び効果を得ることができる。また、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、第1電極101及び第2電極102の配置の間隔が大きい場合でも、隣接する電極で検出された静電容量のカウンタ値CVを補間できるので、紙葉類200の静電容量に対する画像データをさらに精度良く取得することが可能となる。
第6の実施の形態.
図11Aは本発明の第6の実施の形態に係る紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。図11Aの紙葉類判別装置は、図1の紙葉類判別装置と比較すると、紙葉類200の上面及び下面それぞれの静電容量を検出することが相違する。ここで、紙葉類200の上面の静電容量を検出する紙葉類判別装置の第1電極101及び第2電極102と紙葉類200の上面までの距離と、紙葉類200の下面の静電容量を検出する紙葉類判別装置の第1電極101及び第2電極102と紙葉類200の下面までの距離とは同一とする。この構成により、図2の紙葉類判別装置に比較すると、紙葉類200の状態もしくは付着物をさらに精度良く判別することができる。以下に判別可能な紙葉類200の状態について例示する。
図11Bは図11Aの紙葉類判別装置により判別される紙葉類200の状態を示す概略図である。図11B(a)にはしわがある紙葉類200が示され、図11B(b)には片面にテープ202が貼付された紙葉類200が示され、図11B(c)には両面にテープ202が貼付された紙葉類200が示される。
本実施の形態に係る紙葉類判別装置によれば、紙葉類200のしわなどによる凹凸やテープ202などの付着物の影響を検出することが可能となる。
さらに、紙葉類200の上面及び下面に等距離に配置された各紙葉類判別装置での各カウント値CVでの差分を算出することにより、紙葉類200のしわなどによる凹凸の影響やテープ202などの付着物の影響を軽減することができる。
以上のように構成された紙葉類判別装置は、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と同様の動作及び効果を得ることができる。また、第1の実施の形態に係る紙葉類判別装置と比較すると、紙葉類200の下面の静電容量と上面の静電容量とが異なる場合に、紙葉類200の表裏別々の出力画像を得ることが可能となる。
なお、本実施の形態では、紙葉類200の下面の静電容量を先に検出し上面の静電容量を後に検出したが、本発明はこれに限らない。例えば、紙葉類200の上面の静電容量を先に検出し下面の静電容量を後に検出してもよい。
変形例1.
図12は、本発明の第1の実施の形態の変形例1に係る図4の第1電極101及び第2電極102の上面図である。図12に示すように、最外殻の形状寸法をテープ幅10mmとしてその1/2の5mmとし、外側のパターン線幅を1mmから0.25mmとし、内側のパターン線幅を1mmから2.5mmとした。
この構成とすることにより、紙葉類200に貼付されたテープの材質や紙葉類200の材質に応じて紙葉類200の静電容量を検出することが可能となる。さらに、第1電極101及び第2電極102の形状を変えるだけで第1電極101及び第2電極102が形成する電界分布Eを制御することが可能となる。従って、第1電極101及び第2電極102の形状を変えるだけで紙葉類200の静電容量を検出する距離や感度を調整することが可能となる。
変形例2.
上述した実施の形態では、第1電極101に電圧を印加して第2電極102での電圧を検出することにより、紙葉類200の静電容量を検出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2電極102に電圧を印加して第1電極101での電圧を検出することにより、紙葉類200の静電容量を検出してもよい。
図13は本発明の第1の実施の形態の変形例2に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図13の静電容量検出部10A−nは、図2の静電容量検出部10−nと比較すると、駆動部4は第2電極102に接続され、第1電極101と接地との間に接続される。この場合においても、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
変形例3.
上述した実施の形態では、蓄電部11−nを構成する整流ダイオード110を半波整流回路として用いた。これに対して、本変形例では、半波整流回路の代わりに全波整流回路を用いてもよい。
図14は本発明の第1の実施の形態の変形例3に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図14の蓄電部11A−nは、図2の蓄電部11−nと比較すると、整流ダイオード110と接地との間に整流ダイオード110Aをさらに備えたことを特徴とする。ここで、整流ダイオード110Aのカソードは整流ダイオード110のカソードに接続され、整流ダイオード110Aのアノードは接地される。なお、整流ダイオード110と整流ダイオード110Aとで全波整流回路を構成する。この場合においても、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
変形例4.
上述した実施の形態では、紙幣判別装置は、紙葉類200が第1電極101及び第2電極102の上部を通過するように構成された。これに対して、本変形例では、紙幣判別装置は、紙葉類200がプリント基板100の上部を通過するように構成される。
図15A(a)は本発明の第1の実施の形態の変形例4に係る図1の第1電極101及び第2電極102の上面図であり、図15A(b)は図15A(a)の側面図である。図15Bは本発明の第1の実施の形態の変形例4に係る図1の紙葉類判別装置の動作を説明するための概略図である。この場合においても、紙葉類200がプリント基板100の上部を通過することにより、駆動部4により形成される電界分布Eに変化が生じる。従って、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
変形例5.
上述した実施の形態では、各比較器130は、コンデンサ111の蓄電電圧Vcを反転入力端子に入力し、参照電圧Vrの電圧を非反転入力端子に入力した。これに対して、本変形例では、蓄電部11−nと静電容量判定部13−nとの間に増幅器をさらに備え、各比較器130は、増幅された蓄電電圧Vcを反転入力端子に入力してもよい。この場合においても、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
変形例6.
上述した実施の形態では、各比較器130は、コンデンサ111の蓄電電圧Vcを反転入力端子に入力し、参照電圧Vrの電圧を非反転入力端子に入力した。これに対して、本変形例では、コンデンサ111の蓄電電圧Vcを非反転入力端子に入力し、参照電圧Vrの電圧を反転入力端子に入力する。この場合においても、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
変形例7.
上述した実施の形態では、先ず、記憶部50に格納された1ライン分の静電容量データを表示部53に対する表示輝度及び彩度に変換した。これに対して、本変形例では、先ず、記憶部50に格納された1ライン分の静電容量データを表示部53に適した表示倍率に変換する。
図16は本発明の第1の実施の形態の変形例7に係る図1の紙葉類判別装置の構成を示すブロック図である。図16の紙葉類判別装置は、図2の紙葉類判別装置と比較すると、出力回路5の代わりに出力回路5Aを備えたことを特徴とする。図16の出力回路5Aは、図2の出力回路5に比較すると、表示倍率調整部52の代わりに表示倍率調整部52Aを備え、表示輝度及び彩度変換部51の代わりに表示輝度及び彩度変換部51Aを備えたことを特徴とする。ここで、表示倍率調整部52Aは記憶部5に接続され、表示輝度及び彩度変換部51Aは表示倍率調整部52Aと表示部53との間に接続される。
表示倍率変換部52Aは、記憶部50に格納された1ライン分の静電容量データに基づいて、表示部53に適した表示倍率に変換して1ライン分の画像データとして表示輝度及び彩度変換部51Aに出力する。表示輝度及び彩度変換部51Aは、1ライン分の画像データに基づいて、表示部53に対する表示輝度及び彩度に変換して表示部53に出力する。
この場合においても、上述した実施の形態と同様の動作及び効果を得ることができる。
以上詳述したように、本発明に係る紙葉類判別装置によれば、紙葉類の静電容量の検出において微分回路を用いるので、高速かつ安定的に紙葉類の静電容量を検出することができる。
1,1A,1B 静電容量検出回路、2 カウンタ回路、3,3A,3B,3C,3D 制御部、4 駆動部、5,5A 出力回路、6,13,14 マルチプレクサ、10−n 静電容量検出部、11−n,11A 蓄電部、12−n,12A 放電部、13−n,13A 静電容量判定部、20−n,2A カウンタ、50 記憶部、50A バッファメモリ、51 表示輝度及び彩度調整部、52 表示倍率調整部、53 表示部、54 アドレス生成部、101 第1電極、102 第2電極、103 抵抗、110 整流ダイオード、111 コンデンサ、130 比較器、200 紙葉類、201 押圧用ローラ、202 テープ。

Claims (5)

  1. 紙葉類を通過する空間に電界を形成するための複数の電極群を備えた紙葉類判別装置であって、
    クロック信号に基づいて、上記電極群に所定の周波数を有する電圧を印加するための制御信号を生成する制御部と、
    上記制御信号に基づいて、上記電極群に上記電圧を印加して上記電界を形成する駆動部と、
    上記複数の電極群と上記紙葉類とで形成される静電容量に基づく上記電界の変化を検出し、当該検出された上記電界の変化を、複数のパルス信号として出力する静電容量検出回路とを備え
    上記静電容量検出回路は、
    上記各電極群と上記紙葉類とで形成される静電容量に基づく上記電界の変化を検出し、当該検出された上記電界の変化を微分パルス電圧として出力する複数の静電容量検出部と、
    上記各静電容量検出部に接続され、上記微分パルス電圧を蓄電し、当該蓄電された微分パルス電圧を蓄電電圧として出力する複数の蓄電部と、
    上記各蓄電部に接続され、上記蓄電電圧を参照電圧と比較し、当該比較結果の信号を上記静電容量を表す上記パルス信号として出力する複数の静電容量判定部とを備え、
    上記紙葉類判別装置は、
    上記複数のパルス信号を所定のパルス幅でそれぞれ計数して複数のカウント値として出力する複数の計数部をさらに備えたことを特徴とする紙葉類判別装置。
  2. 記複数のカウント値に基づいて、上記紙葉類の静電容量を画像データとして表示する表示部とをさらに備えたことを特徴とする請求項記載の紙葉類判別装置。
  3. 上記複数の計数部は、第1の計数部を含み、
    上記静電容量検出回路は、
    上記各静電容量判定部と上記第1の計数部とを接続する第1のマルチプレクサをさらに備え、
    上記制御部は、上記各静電容量判定部と、上記第1の計数部とを接続するように上記第1のマルチプレクサを制御することを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類判別装置。
  4. 上記各蓄電部に接続され、上記各蓄電部に蓄電された電荷を放電するための複数の放電部をさらに備え、
    上記制御部は、上記蓄電された電荷を放電するように上記各放電部を制御することを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか1つに記載の紙葉類判別装置。
  5. 上記複数の電極群は、第1の電極群を含み、
    上記複数の蓄電部は、第1の蓄電部を含み、
    上記静電容量検出回路は、
    上記駆動部と、上記第1の電極群とを接続する第2のマルチプレクサと、
    上記各静電容量検出部と、上記第1の蓄電部とを接続する第3のマルチプレクサとをさらに備え、
    上記制御部は、
    上記駆動部と上記第1の電極群とを接続するように上記第2のマルチプレクサを制御し、
    上記第1の電極群を含む上記静電容量検出部と上記第1の蓄電部とを接続するように上記第3のマルチプレクサを制御することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の紙葉類判別装置。
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