JP2000113278A - 紙幣処理装置 - Google Patents
紙幣処理装置Info
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- JP2000113278A JP2000113278A JP11140198A JP14019899A JP2000113278A JP 2000113278 A JP2000113278 A JP 2000113278A JP 11140198 A JP11140198 A JP 11140198A JP 14019899 A JP14019899 A JP 14019899A JP 2000113278 A JP2000113278 A JP 2000113278A
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Abstract
たシャッターの開閉動作を行うことのできる紙幣処理装
置を提供する。 【解決手段】紙幣搬送路6を開閉するシャッター手段7
をスライド自在なシャッター7aと、モータ80の一方
向への回転駆動力をシャッター7aの往復運動に変換す
るクランク機構81とにより構成した。
Description
替機、パチンコ玉貸機、メタル貸機等に使用される紙幣
処理装置に関する。
り扱う自動販売機等の機器本体内には、投入された紙幣
の真偽を判別するとともに、真券と見なされた紙幣のみ
を積載収容するようにした紙幣処理装置が装着されてい
る。
口から投入された紙幣を装置本体内へ案内する紙幣搬送
手段と、搬送された紙幣の真偽を判別する紙幣識別手段
と、真券とみなされた投入紙幣を順次平行移動させる紙
幣移動手段と、この紙幣移動手段を介し平行移動された
紙幣を順次積載収容するスタッカとから構成されてい
る。
41350号で提案した紙幣処理装置1を示す要部破断
概念側面図である。
なる装置本体2から構成されており、その正面2aの下
方には紙幣挿入口3が形成されたフロントマスク4が着
脱自在に装着されている。
ントマスク4は図示せぬ自動販売機等の機器の正面を構
成する扉に形成されたフロントマスク取付孔からその先
端、即ち紙幣挿入口3が外部へ露出するように取り付け
られる。
紙幣挿入口3の直後には、当該紙幣挿入口3から紙幣が
挿入されたか否かを判断する紙幣検出センサー5が配設
されており、その紙幣検出センサー5直後のフロントマ
スク内4と装置本体2内には、紙幣挿入口3に連通し、
その後、上方に立ち上がる略L字形状の紙幣搬送路6が
形成されている。そして、その紙幣搬送路6の上流側に
は当該紙幣搬送路6を開閉するシャッター手段7が配設
されている。
び、このモータのピニオンギャに歯合するラック等のシ
ャッター駆動手段を介し矢印Aのように水平方向へ移動
するシャッター7aから構成されている。
送路6は、紙幣挿入方向と略平行な水平部6aと、この
水平部6aの終端から略垂直上方へ立ち上がる垂直部6
bから構成されている。
搬送路6に沿って投入紙幣を上流へ搬送する紙幣搬送手
段8が配設されている。
部6aおよび垂直部6bに沿って張設された無端の紙幣
搬送ベルト9と、この紙幣搬送ベルト9を回転駆動する
モータ9´等からなるベルト駆動手段10から構成され
ている。
ベルト9を巻回張設するプーリ11、12と、このプー
リ11、12の周面に圧接する従動プーリ13、14か
ら構成され、またこの紙幣搬送ベルト9の一部には、そ
の張力を調整するアイドルプーリ15が圧接している。
置する垂直部6bには、挿入された紙幣の真偽を判別す
る磁気センサ及び互いに対向して配置されるホトセンサ
等の各種センサーからなる紙幣識別手段16が配設され
ている。
挿入口3内に紙幣を投入すると、フロントマスク4内に
配設された紙幣検出センサー5により投入紙幣の有無が
検出され、その検出信号に基づき反時計方向へ正転する
紙幣搬送手段8の紙幣搬送ベルト9により、投入紙幣は
紙幣搬送路6の水平部6aに沿って図面の右方向へ水平
搬送される。そして、次に紙幣搬送路6の垂直部6aを
通過する際に、そこに配設された紙幣識別手段16によ
り、その投入紙幣の真偽が判定される。
紙幣が偽券と判断されると、紙幣搬送ベルト9が反転
(時計方向へ回転)して、当該投入紙幣を紙幣挿入口3
から返却する。
真券と判断された場合は、その検出信号に基づき紙幣搬
送ベルト9の正転が持続され、投入紙幣は紙幣搬送路6
の垂直部6bに沿って装置本体2内の上方へさらに搬送
される。
段8を介し搬送された紙幣を一時収容し、その後、真券
と判断された紙幣をスタッカー20内へ平行移動させる
紙幣移動手段21が配設されている。
ついては、本願出願人が先に提案した特願平5−276
592号を参照されたいが、ここではその構造を簡単に
説明する。
平面図で、特に図13のAA方向から見た状態を示して
いる。
扱う紙幣の幅より若干広い程度の間隔)を設けて配設さ
れ、同一位相で互いに反対方向に回転する一対の回転ド
ラム22、23と、この一対の回転ドラム22、23の
中間部に形成された係合凹部22a、23aに係合する
一対の係合突起24a、24bを有し、前記回転ドラム
22、23が一回転すると、軸25を中心に図面の垂直
方向へ向けて所定の回転角度回転するスタッカーシュー
ト24とから構成されている。
自在に支承する軸25の両側方には、前記紙幣搬送手段
8(図13)を構成する一対の紙幣搬送ベルト9が巻回
する一対のプーリ26が固着されている。またこの軸2
5のさらに両端部には、前記紙幣搬送手段8を構成する
別の一対のプーリ27が固着されている。
れぞれさらに一対の紙幣搬送ベルト28が巻回し、この
一対の紙幣搬送ベルト28は前記スタッカーシュート2
4の先端部に配設された軸29の両端に回動自在に支承
された一対のプーリ30にそれぞれ巻回している。従っ
て、紙幣搬送ベルト9により軸25が回動すると、それ
に連動して紙幣搬送ベルト28も同時に回転駆動される
こととなる。
14のBB概念断面図で示す図15のように、紙幣搬送
手段8を構成する紙幣搬送ベルト9、28が反時計方向
へ回転駆動され、投入紙幣31が紙幣搬送路6(図1
3)を介し矢印C方向へ搬送されると、その投入紙幣3
1は、紙幣移動手段21の回転ドラム22、23の周面
長手方向に沿って形成された一対の紙幣案内スリット2
2b、23b内に嵌挿し、さらに図16で示すように、
投入紙幣31の長手方向全体が回転ドラム22、23に
形成された前記一対の紙幣案内スリット22b、23b
内に嵌挿し、そこに一時収容される。
の紙幣案内スリット22b、23bの始端22b´、2
3b´の幅は搬送される投入紙幣31の幅方向両端部が
容易に紙幣案内スリット22b、23b内へ案内される
よう他の部分よりも幅広に形成されている。
の回転ドラム22、23間の略中間部に配設された紙幣
逆戻り防止レバーである。
示すように、紙幣移動手段21を介しスタッカー20内
に一旦収容された紙幣36の下端36aが回転ドラム2
2、23の紙幣案内スリット22b、23b側へ逆戻り
して、そこを塞ぐことを防止するもので、この紙幣逆戻
り防止レバー32は図15で示すように、軸33を中心
に所定の回転角度回動自在に支承された略L字形状のレ
バー34と、このレバー34を常時反時計方向へ付勢す
るリターンスプリング35とから構成され、図15で示
す初期位置では略L字形状のレバー34先端が紙幣案内
スリット22b、23bの始端22b´、23b´を塞
がない位置に位置決め停止されている。
カー20内に収容されている紙幣36を押圧する押え板
で、この押え板37はコイルバネ38の付勢力により常
時回転ドラム22、23の外周面へ向け付勢されてい
る。
スタッカーシュート24の背面に係合し、また他端が装
置本体2(図13)内の一部に係合したリターンスプリ
ングで、このリターンスプリング40はスタッカーシュ
ート24を軸25を中心に常時反時計方向へ付勢し、そ
れにより図14で示す一対の係合突起24a、24bを
対応する各回転ドラム22、23の各係合凹部22a、
23aに圧接係合させている。
明する。
後端31aを含めて一対の回転ドラム22、23の各紙
幣案内スリット22b、23b内に収容された後、それ
を検知する図示せぬ検出手段の検出信号に基づき図示せ
ぬモータ等の駆動手段を介し、一対の回転ドラム22、
23が図16で示す初期位置から矢印で示すように同位
相で互いに反対方向へ回転を開始すると、回転ドラム2
2、23の各紙幣案内スリット22b、23b内に嵌挿
した投入紙幣31は各紙幣案内スリット22b、23b
の回転移動に連動してスタッカー20側へ平行移動す
る。
時に図14の係合凹部22a、23aも回転するので、
スタッカーシュート24もこの係合凹部22a、23a
に係合する一対の係合突起24a、24bを介し図17
で示すように、軸25を中心に時計方向へ回転し、紙幣
案内スリット22b、23b内に収容された投入紙幣3
1の背面中央部を押圧し、当該投入紙幣31を紙幣案内
スリット22b、23b内からスタッカー20側へ平行
に押し出して、当該スタッカー20内に収容されている
投入紙幣36に重ねて合わせて収容する。
により紙幣案内スリット22b、23b内から投入紙幣
31が押し出される際、当該投入紙幣31の下端31a
は、一旦、紙幣逆戻り防止レバー32を構成する略L字
形状のレバー34先端に当接し、そのレバー34を軸3
3を中心に時計方向へ回転させつつ通過する。その後、
投入紙幣下端31aとの当接が解除されたレバー34は
リターンスプリング35の付勢力によりその初期位置
(図15)に復帰する。
すように、投入紙幣31がスタッカー20内に平行移動
された後もその回転を維持し、それにより回転ドラム2
2、23の係合凹部22a、23aとスタッカーシュー
ト24の一対の係合突起24a、24b(図14)との
係合が解除されると、当該スタッカーシュート24は図
18で示すように、リターンスプリング40の付勢力に
より軸25を中心に反時計方向へ回転し、その初期位置
に復帰する。そしてスタッカーシュート24が図18の
初期位置に復帰すると、回転ドラム22、23も、その
後回転を停止し、次の投入紙幣を紙幣案内スリット22
b、23b内に嵌挿させる待機位置に復帰する。
ると、図18で示すように、紙幣移動手段21により一
旦スタッカー20内に収納された投入紙幣31が、何等
かの要因で再び紙幣移動手段21側へ戻ろうとすると、
その投入紙幣31の下端31aが逆戻り防止レバー32
を構成する略L字形状のレバー34に当接してその逆戻
りを防止されるので、これにより回転ドラム22、23
に形成された紙幣案内スリット22b、23bの始端2
2b´、23b´が常時解放されることとなる。従っ
て、次の投入紙幣は回転ドラム22、23の紙幣案内ス
リット22b、23b内に容易に嵌挿し、これにより先
に収容した紙幣と次に収容する紙幣との衝突を避けて紙
幣詰まりを防ぐことができることとなる。
来の紙幣処理装置1のシャッター手段7は、前述したよ
うに図示せぬモータの駆動軸に形成されたピニオンをシ
ャッター7aの後端に連設されたラック7bに歯合さ
せ、このピニオンをモータを介して回転駆動させること
により、シャッター7aを矢印Aで示す図面の水平方向
へ出没させ、これにより紙幣搬送路6を開閉するように
している。
ター7aを開閉させる駆動装置として、ピニオンとラッ
クを使用することから、紙幣搬送路6を閉塞すべく図1
3で示すシャッター7aを図面の右方向へ移動させる場
合と、紙幣搬送路6を解放すべくシャッター7aを図面
の左側方向へ移動させる場合とでは、ピニオンの回転方
向が逆になる構造である。
転方向も適宜変更しなければならないから、シャッター
7aの開閉制御が難しい難点があるばかりでなく、仮に
シャッター7aによる紙幣搬送路6の閉塞を検知する図
示せぬセンサーが故障した場合は、シャッター7aによ
る紙幣搬送路6の閉塞を検知することができず、このた
めピニオンがシャッター閉塞方向への回転を持続し続け
ることにより、シャッター7aと紙幣搬送路6を構成す
るシュート等とが当接し、シャッター7aのロックを招
来してシャッター手段7そのものに損傷を与える虞があ
る。
ーの開閉制御が容易で、しかも安定したシャッターの開
閉動作を行うことのできる紙幣処理装置を提供すること
を目的とする。
ため、この発明では、紙幣搬送路を開閉するシャッター
手段を具えた紙幣処理装置において、前記シャッター手
段を、前記紙幣搬送路へ向けスライド自在に配設された
シャッターと、モータの一方向への回転駆動力を前記シ
ャッターの前記紙幣搬送路へ向けた往復運動に変換する
クランク機構とから構成するようにしている。
理装置の一実施例を詳述する。
の要部破断概念側面図で図13と同一部分を同一符号で
示す。
と比較し、以下に示す4点の構造が大きく相違してい
る。
幣を一時収容し、その後、真券と判断された紙幣をスタ
ッカー20内へ平行移動させる紙幣移動手段21の構
造。
紙幣を一対の回転ドラム22、23の各紙幣案内スリッ
ト22b、23b内に嵌挿させ、さらに、その投入紙幣
を各紙幣案内スリット22b、23bの上流へ搬送する
紙幣搬送手段8の構造。
素である、一対の回転ドラム22、23を駆動する駆動
装置の構造。
閉するシャッター手段7の構造。
述した項目順に説明する。
明する。
係わる紙幣移動手段21の平面図で図14と同一部分を
同一符号で示している。
も、従来と同様に所定の間隔(取り扱う紙幣の幅よりも
若干広い間隔)を設けて配設された一対の回転ドラム2
2、23と、この一対の回転ドラム22、23の中間部
に形成された係合凹部22a、23aに係合する一対の
係合突起51a、51bを有し、前記回転ドラム22、
23が一回転すると、軸25を中心に図面の垂直方向へ
向けて所定の回転角度回転するスタッカーシュート51
とから構成されている。
在に支承する軸25の両側方には、図14の従来例で示
すように、一対の紙幣搬送ベルト9が巻回する一対のプ
ーリ26も、また一対の紙幣搬送ベルト28及びこの一
対の紙幣搬送ベルト28を巻回する一対のプーリ30も
配設されておらず、さらにはこの一対のプーリ30を回
動自在に支承する軸29もこのスタッカーシュート51
には一切配設されおらず、このスタッカーシュート51
そのものは極めて単純な構造となっている。
には、装置本体2の一部に支承された軸52を中心に、
前記スタッカーシュート51の動きに連動して図面の垂
直方向へ向けて所定の回転角度回動するスタッカーレバ
ー53が配設されている。
3を回動自在支承する前記軸52の両端に一対のプーリ
54が支承され、この各プーリ54に紙幣搬送手段8の
主要構成要素である紙幣搬送ベルト9の一端が巻回され
ている。
ーシュート51とは、図2のEE概念断面図で示す図3
のように、スタッカーシュート51の略中間部に支承さ
れた軸形状のカム55と、このカム55と対向する位置
の前記スタッカーレバー53に形成され、前記カム55
を嵌挿するカム溝53aとからなるリンク機構56を介
し互いに係合している。
3bは、図2で示すように紙幣逆戻り防止レバー32の
先端を越える位置まで延設され、かつ、この紙幣逆戻り
防止レバー32と対向する位置には、当該紙幣逆戻り防
止レバー32と当接することがないよう切り欠53cが
形成されている。
シュート51の先端側にはゴム等の合成樹脂で形成され
た比較的摩擦係数の大きい一対のローラー60が軸61
を介し回動自在に支承されている。なお、このローラー
60の作用については後に詳述する。
用を説明する。
用を説明する紙幣移動手段21の概念側面図で、図3と
同一部分を同一符号で示すとともに、特にスタッカー2
0内に、しわが形成された紙幣36が大量に収容され、
それによりこの収容紙幣36の幅方向中央部が大きく一
対の回転ドラム22、23側に膨れ上がった状態を示し
ている。
1が紙幣搬送手段8の紙幣搬送ベルト9を介してその後
端31aを含めて一対の回転ドラム22、23の各紙幣
案内スリット22b、23b内に収容されると、それを
検知する図示せぬ検出手段の検出信号に基づいて後述す
るモータ等の駆動手段を介し、一対の回転ドラム22、
23が図4で示す初期位置から矢印で示すように同位相
で互いに反対方向へ回転を開始する。すると回転ドラム
22、23の各紙幣案内スリット22b、23bに嵌挿
した投入紙幣31は各紙幣案内スリット22b、23b
の回転移動に連動してスタッカー20側へ平行移動す
る。
ると同時に、この一対の回転ドラム22、23の係合凹
部22a、23a(図2)も回転するので、この係合凹
部22a、23aに係合する一対の係合突起51a、5
1b(図2)を介しスタッカーシュート51も図5で示
すように、軸25を中心に時計方向へ回転する。
5を中心に時計方向へ回転すると、その先端側に配設さ
れた一対のローラー60が紙幣案内スリット22b、2
3b内に収容された投入紙幣31の中央部背面を押圧
し、当該投入紙幣31を紙幣案内スリット22b、23
b内からスタッカー20側へ平行に押し出す。
紙幣31の中央部背面を押圧する際に、当該紙幣31が
その幅方向へ移動することを阻止する。
5を中心に時計方向へ回転すると、当該スタッカーシュ
ート51とスタッカーレバー53とを係合させるカム5
5及びカム溝53aからなるリンク機構56の作用によ
り、図5で示すように、スタッカーレバー53も軸52
を中心に反時計方向へ回転し、挿入紙幣31の下端31
aを強く押圧し、当該紙幣31をスタッカー20側へ平
行に押し出す。なお、スタッカーレバー53が反時計方
向へ回転すると、その先端53bは一対の回転ドラム2
2、23の外周面を越えた位置にまで至るので、その間
に挿入紙幣31の下端31aは紙幣逆戻り防止レバー3
2を構成する略L字形状のレバー34先端に当接の後、
確実に当該略L字形状のレバー34の先端を越えた位
置、すなわち一対の回転ドラム22、23の外周面を越
えた位置にまで至ることとなる。
除された紙幣逆戻り防止レバー32のレバー34はリタ
ーンスプリング35の付勢力によりその初期位置へ迅速
に復帰する。
図6で示す初期位置に復帰すると、前記スタッカーシュ
ート51もリターンスプリング40の付勢力により軸2
5を中心に反時計方向へ回転し、その初期位置に復帰す
る。
初期位置に復帰すると、リンク機構56の作用によりス
タッカーレバー53も軸52を中心に時計方向へ回転
し、その初期位置に復帰するので、紙幣移動手段21全
体が次の投入紙幣を紙幣案内スリット22b、23b内
に嵌挿させる待機位置に復帰する。
置に復帰する際、しわが形成され、その幅方向中央部が
膨れた状態の多量の紙幣36及び平行移動された紙幣3
1はその弾発力によつて、一対の回転ドラム間22、2
3間に押し戻されるが、これらの紙幣36、31の下端
36a、31aは、図5で示すように、反時計方向へ回
転したスタッカーレバー53の先端53bにより一旦紙
幣逆戻り防止レバー32を構成する略L字形状のレバー
34先端を越えた位置に移動されているので、そこから
一対の回転ドラム間22、23側へ押し戻されても、図
6及び紙幣処理装置1の要部断面図示す図7のように、
それら押し戻された紙幣31、36は紙幣逆戻り防止レ
バー32を構成する略L字形状のレバー34の背面に確
実に係合して、その位置に停止することとなり、そこか
ら回転ドラム22、23に形成された紙幣案内スリット
22b、23bの始端22b´、23b´側(図6)へ
侵入することはない。
された紙幣36が大量に収容され、それにより収容紙幣
の幅方向中央部が膨れた状態であっても、その下端31
a、36aは紙幣逆戻り防止レバー32を構成する略L
字形状のレバー34により紙幣案内スリット22b、2
3bの始端22b´、23b´内への移動が確実に阻止
されているので、この回転ドラム22、23に形成され
た紙幣案内スリット22b、23bの始端22b´、2
3b´は常時解放された状態となり(図6)、このため
次の投入紙幣が回転ドラム22、23の紙幣案内スリッ
ト22b、23b内へスムーズに嵌挿することができ、
この結果、先に収容した紙幣と次に紙幣案内スリット2
2b、23b内へ収容する紙幣との衝突が避けられて、
紙幣詰まりを可及的に防ぐことができることとなる。
紙幣搬送路6に沿って投入紙幣を一対の回転ドラム2
2、23の各紙幣案内スリット22b、23bを介し、
その上流へ搬送する紙幣搬送手段8に関し、従来の紙幣
処理装置1と本願実施例の紙幣処理装置50との構造の
相違について詳述する。
は、スタッカーシュート24を回動自在に支承する軸2
5の両側方に、一対の紙幣搬送ベルト9が巻回する一対
のプーリ26、27を固着し、またこの一対のプーリ2
7には別の一対の紙幣搬送ベルト28を巻回させ、さら
にこの一対の紙幣搬送ベルト28の他端をスタッカーシ
ュート24の先端部に配設された軸29の両端に支承さ
れた一対のプーリ30に巻回させる構造であり、全体と
して極めて部品点数多く構造が複雑で、このため製造の
際のコストアップ要因となっている。
ッカーシュート24を支承する軸25の両側方に一対の
プーリ26、27を固着し、この一対のプーリ27に一
対の紙幣搬送ベルト28を巻回させる理由は、この一対
の紙幣搬送ベルト28により挿入紙幣31を紙幣案内ス
リット22b、23bの上流へ搬送させるとともに、図
17で示すように、軸25を中心にスタッカーシュート
24を反時計方向へ回転させる際に、一対の紙幣搬送ベ
ルト28を投入紙幣31の背面に圧接させ、それにより
スタッカー20側へ投入紙幣31を平行移動させる際
に、その投入紙幣31が幅方向へ移動することを阻止
し、これにより投入紙幣31を正確にスタッカー20内
に積載収容させるためである。
実施例の紙幣処理装置50に適用した紙幣搬送手段8
は、図1及び図2で示すように、紙幣搬送ベルトは一対
の紙幣搬送ベルト9のみであり、またその一端をスタッ
カーシュート51先端側の軸52に支承した一対のプー
リ54に巻回させるだけであるから、その構造は図14
に示す従来例と比較して極めて簡単な構造である。しか
もこの図1及び図2で示すプーリ54はスタッカーシュ
ート51先端側に配設されているから、従来例と同様に
挿入紙幣31を各紙幣案内スリット22b、23bの上
流側へ搬送させることもできる。
前述したようにスタッカーシュート51先端側に一対の
ローラー60を配設し、この一対のローラー60により
紙幣案内スリット22b、23b内に収容された投入紙
幣31の中央部背面を押圧して当該投入紙幣31が紙幣
案内スリット22b、23b内からスタッカー20側へ
平行移動する際に当該紙幣31の幅方向への移動を阻止
するようにしたから、従来と同様に投入紙幣31を正確
にスタッカー20内に積載収容させることができる。ま
た従来例に比較して一層構造が簡単で部品点数の少ない
紙幣搬送手段を提供することができるから、本願実施例
の紙幣処理装置50では、その製造工程および製造コス
トが大幅に削減されることとなる。なお、図2に示す本
願実施例ではスタッカーシュート51先端側に一対のロ
ーラー60を配設したが、このローラ60の数は、一個
でも良く、その数に限定されることはない。
動手段21の主要構成要素である一対の回転ドラム2
2、23を駆動する駆動装置の構造に関し、従来の紙幣
処理装置1と本願実施例の紙幣処理装置50との相違に
ついて詳述する。
では、紙幣移動手段21の主要構成要素である一対の回
転ドラム22、23を回転駆動する駆動装置65が装置
本体2の内部上方に配設されている。
たように紙幣搬送手段8の一対の紙幣搬送ベルト9の搬
送力により、投入紙幣31を一対の回転ドラム22、2
3の周面に形成された各紙幣案内スリット22b、23
bに沿ってその上流へ搬送させるようにしているが、特
に図2のHH概念拡大断面図で示す図8のように、各紙
幣案内スリット22b、23b内に嵌挿した投入紙幣3
1を、当該各紙幣案内スリット22b、23bに沿って
その上流へ搬送させるためには、この紙幣案内スリット
22b、23b内に嵌挿した投入紙幣31の両端31
b、31cを当該紙幣案内スリット22b、23bによ
り一対の紙幣搬送ベルト9側へ押し付け、それにより投
入紙幣31と紙幣搬送ベルト9との摩擦力を確保する必
要がある。そのためには、紙幣案内スリット22b、2
3bを図8で示す位置、即ち投入紙幣31の両端31
b、31cを一対の紙幣搬送ベルト9側へ押し付ける位
置に一対の回転ドラム22、23を位置決め停止させる
必要がある。
おいても、図8で示す位置に紙幣案内スリット22b、
23bが位置決めされるよう一対の回転ドラム22、2
3を駆動するモータ等の駆動手段の回転停止位置等を制
御している。
2、23を駆動する従来の駆動手段は、モータ及びこの
モータの駆動力を一対の回転ドラム22、23に伝達す
る歯車等の動力伝達手段から構成されているため、この
一対の回転ドラム22、23の停止位置は、温度などの
環境条件、または機械の負荷のバラツキ等の要因により
誤差が生じやすいものとなっている。
止位置に一旦誤差が生じると紙幣31を紙幣搬送ベルト
9に押し付ける力が不安定となり、このため投入紙幣3
1と紙幣搬送ベルト9との摩擦力が低減し紙幣搬送不良
等の不具合が発生する虞がある。
2、23のうち、一方の回転ドラム22が図8の位置か
ら時計方向へ僅かに回転し、また他方の回転ドラム23
が反時計方向へ僅かに回転した場合は、紙幣案内スリッ
ト22b、23bによる紙幣31の両端部31b、31
cへの押さえが働かず、このため紙幣31が紙幣搬送ベ
ルト9から浮き上がり、紙幣搬送ベルト9による紙幣3
1への搬送力が著しく低下して、紙幣の搬送ミスを発生
させる要因となる。
上述した紙幣の搬送ミスを可及的に低減させるため、一
対の回転ドラム22、23を駆動する駆動手段65(図
1)にブレーキ手段を介在させ、一旦所定位置に停止し
た一対の回転ドラム22、23がそれぞれ一方向(紙幣
案内スリット22b、23bによる紙幣31の両端部3
1b、31cへの押さえが働かない方向)へ回転させな
いようにしている。
れる一対の回転ドラム22、23を駆動する駆動手段6
5の概念拡大平面図である。
固着されたピニオン67の回転を減速して、その駆動力
を一対の回転ドラム22、23に伝達する複数の歯車か
らなる歯車減速装置68から構成されている。
ドラム22、23に直結し、当該一対の回転ドラム2
2、23を直接回転駆動する最終段の各歯車69、70
には、モータ66による各歯車69、70の回転駆動が
停止した際に、その位置から各回転ドラム22、23が
一方向へ回転移動することを阻止するブレーキ手段71
がそれぞれ配設されている。
69、70の上面にそれぞれ固着され、当該歯車69、
70とともに回転し、その周面に大きな段差72aを有
する回転カム72と、この回転カム72の周面に圧接す
るストッパー爪73aを有するバネ体73とか構成され
ている。なお、このバネ体73は合成樹脂等で断面略Y
字形に一体形成され、その一端73bは装置本体2の一
部に形成された突起2cに嵌挿し、他端73bは装置本
体2の周面に突設されたピン2cと係合し、そこに位置
決め支承されている。
歯車69、70の回転駆動が停止した際に、各回転カム
72の段差72aと各バネ体73のストッパー爪73a
とがそれぞれ係合するので、一対の回転ドラム22、2
3のうち一方の回転ドラム22は時計方向へ回転するこ
とが阻止され、また他方の回転ドラム23は反時計方向
へ回転することが阻止されることとなる。
ドラム22、23は、その各紙幣案内スリット22b、
23b内に嵌挿した投入紙幣31の両端31a、31b
を当該紙幣案内スリット22b、23bにより一対の紙
幣搬送ベルト9側へ押し付ける位置に確実に停止し、そ
れにより投入紙幣31と紙幣搬送ベルト9との密着を確
保して、紙幣搬送ベルト9から摩擦力を得る状態に維持
することとなる。
22b、23bにより紙幣搬送手段8の一対の紙幣搬送
ベルト9に押し付けられ、これにより適度な摩擦力得て
紙幣案内スリット22b、23bの上流へ安定して搬送
されることとなる。
に係わる紙幣搬送路6を開閉するシャッター手段7の構
造を詳述する。
図1の要部破断拡大図で示す図10のように、シャッタ
ー手段7を構成するシャッター7aを、その後端に配設
されたモータ80と、このモータ80の一方向への回転
駆動力をシャッター7aの図面左右方向への往復運動に
変換するクランク機構81とにより構成している。
示す図11のように、モータ80の駆動軸82先端に固
着されたウォームギャ83と、このウォームギャ83の
両側方に回動自在に配設され、該ウォームギャ83に歯
合する一対のウォームホイール84、85と、この一対
のウォームホイール84、85の各上面に突設されたガ
イドピン84a、85aとから構成されている。
ライダー片86に形成された対応する各ガイド孔86
a、86b内に嵌挿している。なお、このスライダー片
86は前記シャッター7aの後端に連設されており、ま
た前記ガイド孔86a、86bはスライダー片86の幅
方向に沿って互いに対称な位置に形成されている。
た本願発明に係わるシャッター手段7の作用を説明す
る。
82が一方向へ回転すると、ウォームギャ83を介し、
当該ウォームギャ83に歯合する一対のウォームホイー
ル84、85が矢印で示すように互いに逆方向へ回転す
る。
4、85上面に植設された各ガイドピン84a、85a
も一対のウォームホイール84、85の回転に従動して
互いに逆方向へ向けて回転し、またこの回転する各ガイ
ドピン84a、85aに係合する各ガイド孔86a、8
6bにより、スライダー片86を介しシャッター7aは
図11の初期位置、即ち紙幣搬送路6の閉塞する図面最
右端位置から図12で示す図面最左端位置、即ち紙幣搬
送路6の拡開位置を経て再び図11の初期位置へ復帰す
るという左右往復運動を行う。
適用したシャッター手段7によると、図11で示すモー
タ80の駆動軸82を一方向へ回転させると、シャッタ
ー7aは所定距離左右方向へ往復運動を行って、紙幣搬
送路6の開閉を行うので、従来のごとく紙幣搬送路6を
開閉する際に、モータの回転方向を変化させる制御が不
要となるので、その紙幣搬送路6の開閉制御が簡単にな
るばかりでなく、仮にシャッター7aによる紙幣搬送路
6の閉塞を検知するセンサーが故障した場合に、モータ
80が動き続けてもシャッター7aは単に所定距離左右
方向へ往復運動を行うだけであるから、シャッター7a
と紙幣搬送路6を構成するシュート等とが当接し、これ
によりシャッター7aのロックを招来してシャッター手
段7そのものを損傷させるという虞を可及的に回避する
ことができることとなる。
紙幣処理装置では、紙幣搬送路を開閉するシャッター手
段をスライド自在なシャッターと、モータの一方向への
回転駆動力をシャッターの往復運動に変換するクランク
機構とから構成するようにしたから、シャッター開閉の
際にモータの回転方向を変換する制御が全く不要で、こ
のため紙幣搬送路の開閉制御が簡単になるばかりでな
く、仮にシャッターの開閉を検知するセンサーが故障し
た場合に、モータが動き続けてもシャッターは単に所定
距離左右方向へ往復運動を行うだけであるから、シャッ
ターと紙幣搬送路とが当接し、これによりシャッターが
ロックしてシャッター手段そのものを損傷させるという
虞を可及的に回避させ、これにより安定したシャッター
の開閉動作を行って故障の少ない幣処理装置を提供する
ことができる。
断概念側面図。
面図。
面図。
示す概念側面図。
示す概念側面図。
示す概念側面図。
示す要部概念断面図。
面図。
た回転ドラム駆動用の駆動装置を示す要部破断面図。
ャッター手段を示す図1の要部拡大図。
ャッター手段の概念平面図。
ャッター手段の概念平面図。
側面図。
図。
念側面図。
念側面図。
念側面図。
念側面図。
Claims (2)
- 【請求項1】紙幣搬送路を開閉するシャッター手段を具
えた紙幣処理装置において、 前記シャッター手段は、 前記紙幣搬送路へ向けスライド自在に配設されたシャッ
ターと、 モータの一方向への回転駆動力を前記シャッターの前記
紙幣搬送路へ向けた往復運動に変換するクランク機構と
からなることを特徴とする紙幣処理装置。 - 【請求項2】前記クランク機構は、前記モータの駆動軸
に固着されたウォームギャと、該ウォームギャの両側方
に回動自在に配設され、該ウォームギャに歯合する一対
のウォームホイールと、該一対のウォームホイールの各
上面に突設されたガイドピンと、前記シャッターの後端
に連設され対応する前記ガイドピンが嵌挿するガイド孔
が形成されたスライダー片とからなることを特徴とする
請求項(1)記載の紙幣処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14019899A JP3821989B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 紙幣処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14019899A JP3821989B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 紙幣処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28451798A Division JP3779076B2 (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 紙幣処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000113278A true JP2000113278A (ja) | 2000-04-21 |
JP3821989B2 JP3821989B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=15263205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14019899A Expired - Fee Related JP3821989B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 紙幣処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3821989B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP14019899A patent/JP3821989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3821989B2 (ja) | 2006-09-13 |
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