JP6098441B2 - 媒体収納カセット、及び媒体発行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体収納カセット、及び媒体発行装置に関する。
媒体発行装置として、例えば、金融機関の営業所等に顧客に通帳を発行する通帳発行装置が設置されている。このような媒体発行装置は、内部に媒体を収納する媒体収納カセットを有し、媒体収納カセットから繰り出された媒体に印字等を行い、発行する。
媒体収納カセットには、媒体を適切に繰り出すために、収納部に収納された媒体を押圧方向に押圧して整列させる押圧プレートが設けられている。押圧プレートは、付勢部材により押圧方向に付勢されている(特許文献1参照)。
特開平10−279091号公報
ところで、前述した媒体収納カセットにおいて、操作者が収納部に媒体を手作業でセットする場合がある。かかる場合に、操作者は、付勢された押圧プレートを一方の手で押圧方向とは反対方向へ移動させた状態で、他方の手で媒体を収納部にセットする。このため、操作者にとっては、収納部に媒体をセットすることが煩雑な作業となっている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、収納部に媒体を容易にセット可能な媒体収納カセットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、繰り出される媒体を収納する収納部と、付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、を備える、媒体収納カセットが提供される。
かかる媒体収納カセットによれば、前記保持機構が、前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる。かかる場合には、操作者は、手で押圧プレートを保持する必要が無くなる。この結果、操作者は両手で媒体を収納部にセットできるので、媒体を容易にセットすることが可能となる。
また、上記の媒体収納カセットにおいて、前記保持機構は、前記押圧プレートが前記待機位置に位置する際にカセット本体に係合する係合部を有しても良い。
また、上記の媒体収納カセットは、前記待機位置に保持された前記押圧プレートの保持状態を解除する保持解除機構を更に備えても良い。
また、上記の媒体収納カセットにおいて、前記保持解除機構は、前記押圧プレートに設けられた操作部を有し、前記操作部に対する操作を受けて、前記押圧プレートの保持状態を解除しても良い。
また、上記の媒体収納カセットにおいて、前記媒体収納カセットは、装置本体の装着位置に装着され、前記押圧プレートは、前記待機位置に保持された際にカセット本体から突出する突出部を有し、前記押圧プレートが前記待機位置に保持された場合には、前記媒体収納カセットが前記装着位置に装着される前に前記突出部が前記装置本体に接触しても良い。
また、上記の媒体収納カセットは、前記押圧プレートを前記押圧方向に付勢する付勢部材を更に備えても良い。
また、上記の媒体収納カセットにおいて、前記媒体収納カセットは、装置本体に着脱可能であり、前記媒体収納カセットは、前記装置本体に対して位置決めするための位置決め部材を更に備えても良い。
また、上記の媒体収納カセットは、前記位置決め部材の周囲に、前記位置決め部材の移動を規制する移動規制部を更に備えても良い。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、装置本体と、前記装置本体に着脱可能な媒体収納カセットと、を有する媒体発行装置であって、前記媒体収納カセットは、繰り出される媒体を収納する収納部と、付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、を備える、媒体発行装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、媒体収納カセットの収納部に媒体を容易にセットすることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る通帳発行装置10の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る上下搬送機構50の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る通帳カセット30の構成の一例を示す斜視図である。 図3の通帳カセット30をY方向に見た側面図である。 通帳カセット30の構成の一例を示す斜視図である。 図5の通帳カセット30をY方向に見た側面図である。 第1の実施形態に係る押圧プレート120の構成の一例を示す斜視図である。 押圧プレート120の構成の一例を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る保持機構140と保持解除機構150の構成の一例を示す図である。 通帳をセットする際の通帳カセット30の動作の一例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る通帳カセット30の構成を示す模式図である。 移動規制部230による位置決めプレート220の移動規制を説明するための模式図である。 位置決めピン13、位置決め穴222、及び凸部232の関係を説明するための模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.通帳発行装置の構成)
図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る媒体発行装置の一例である通帳発行装置10の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る通帳発行装置10の構成の一例を示す図である。
通帳発行装置10は、金融機関の営業店等に設置されている。通帳発行装置10は、通帳に印字等の処理を行なって発行する。通帳発行装置10は、通帳の発行を専用に行う装置に限られず、例えばATMに搭載されていても良い。図1に示すように、通帳発行装置10は、媒体処理部20と、通帳カセット30と、証書カセット40と、上下搬送機構50と、を有する。なお、通帳発行装置10は、証書カセット40を有しなくても良い。
媒体処理部20は、媒体としての通帳又は証書に関する処理(例えば、搬送や印字等)を行う。媒体処理部20は、通帳発行装置10の上部に設けられている。媒体処理部20は、搬送路21と、改頁部22と、検出部23と、印字部24と、記録部25と、排出部26と、を有する。
搬送路21は、通帳又は証書がローラ等により搬送される経路である。改頁部22は、通帳の頁を捲る。検出部23は、通帳の頁や印字済み行を検出する。印字部24は、通帳又は証書に印字を行う。記録部25は、通帳に形成された磁気ストライプに対して磁気的に記録又は読取りを行う。排出部26は、通帳又は証書を排出する。
通帳カセット30は、媒体の一例である通帳を繰り出し可能に収納する媒体収納カセットである。通帳カセット30は、装置本体12の装着位置に着脱自在に装着されている。通帳カセット30は、媒体処理部20の下方に複数設けられている。通帳カセット30の詳細構成については、後述する。
証書カセット40は、証書を繰り出し可能に収納する。証書カセット40も、通帳カセット30と同様に、装置本体12に着脱自在に装着されている。証書カセット40は、媒体処理部20の下方に複数設けられている。
上下搬送機構50は、通帳発行装置10の中央部に、上下動可能に設けられている。上下搬送機構50は、通帳カセット30に収納された通帳や証書カセット40に収納された証書を繰り出して、媒体処理部20に搬送する機能を有する。上下搬送機構50は、図1に示すように上下方向に掛け渡されたベルト62に取り付けられている。ベルト62は、モータ63により、ギア機構64を介して駆動される。上下搬送機構50は、モータ63を制御することにより、繰り出す通帳や証書を収納する通帳カセット30又は証書カセット40に対向した位置で停止する。
図2は、第1の実施形態に係る上下搬送機構50の構成の一例を示す図である。上下搬送機構50は、図2に示すように、繰り出し部52と、搬送路53a、53b、53cと、搬送ローラ54a、54b、54cと、搬送ガイド55a、55b、55cと、検出センサ56と、を有する。
繰り出し部52は、支軸52aを中心に揺動可能に設けられている。繰り出し部52は、先端側に回転可能な繰り出しローラ52bを有する。繰り出しローラ52bは、図2に示すように、通帳カセット30に収納された通帳Sのうちの最前部の通帳の上部に接触する。そして、繰り出しローラ52bは、接触する最前部の通帳を順次繰り出す。通帳Sは、背面側に位置する押圧プレート120(詳細は、後述する)によって、繰り出しローラ52bへ向かう方向(図2の方向A)に押圧されている。なお、繰り出し部52の揺動と、繰り出しローラ52bの回転とは、個別に制御される。
通帳カセット30の上方には、分離ゲート58が設けられている。分離ゲート58により、最前部の通帳を他の通帳から分離して繰り出すようになっている。なお、図2では、通帳カセット30が示されているが、証書カセット40内の証書の収納状態や繰り出しローラ52bへの証書の圧接状態は通帳と同様である。
搬送路53aは、搬送ガイド55aと搬送ガイド55bで形成され、搬送路53bは、搬送ガイド55aと搬送ガイド55cで形成され、搬送路53cは、搬送ガイド55bと搬送ガイド55cで形成されている。搬送路53aは、上下搬送機構50の図1における左側の通帳カセット30又は証書カセット40から繰り出された通帳又は証書を搬送する経路である。搬送路53bは、上下搬送機構50の図1における右側の通帳カセット30から繰り出された通帳を搬送する経路である。搬送路53cは、搬送路53a又は搬送路53bに取り込まれた通帳又は証書を媒体処理部20に搬送するための経路である。
搬送ローラ54a〜54cは、それぞれ回転可能に設けられている。搬送ローラ54aは、回転することで、搬送ローラ54bと協働して搬送路53aにおいて通帳又は証書を搬送する。また、搬送ローラ54aは、搬送ローラ54cと協働して搬送路53bにおいて通帳を搬送する。
検出センサ56は、搬送される通帳又は証書を検出する。検出センサ56は、発光素子56aと受光素子56bと反射板56cを有する。発光素子56aが発した光が、反射板56cで反射され、受光素子56bで受光されることにより、搬送路53a又は搬送路53bに繰り出された通帳又は証書を検出する。
(1−2.通帳カセットの構成)
図3〜図9を参照しながら、第1の実施形態に係る通帳カセット30の構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る通帳カセット30の構成の一例を示す斜視図である。図4は、図3の通帳カセット30をY方向に見た側面図である。図5は、通帳カセット30の構成の一例を示す斜視図である。図6は、図5の通帳カセット30をY方向に見た側面図である。図7は、押圧プレート120の構成の一例を示す斜視図である。図8は、押圧プレート120の構成の一例を示す斜視図である。図9は、保持機構140と保持解除機構150の構成の一例を示す図である。なお、図3〜図6では、説明の便宜上、収納された通帳の一部が省略されている。
通帳カセット30は、装置本体12の装着位置に装着された際に、通帳カセット30に収納された通帳が繰り出される。通帳カセット30は、図3〜図6に示すように、収納部110と、押圧プレート120と、スプリング130と、保持機構140と、保持解除機構150と、を有する。
(収納部110)
収納部110は、繰り出される通帳Sを収納する。通帳Sは、長手方向が収納部110の幅方向(図3のY方向)に沿うように収納されている。また、通帳Sは、図4等に示すように、収納部110内において斜めに立った状態で収納されている。収納部110に収納された通帳は、上下搬送機構50の繰り出しローラ52b(図2)によって繰り出される。操作者は、収納部110に通帳をセット可能である。具体的には、操作者は、通帳カセット30を装置本体12から取り出して収納部110に通帳をセットした後に、通帳カセット30を装置本体12に再度装着させる。
(押圧プレート120)
押圧プレート120は、付勢力を受けて通帳を押圧方向(図4に示す矢印方向)に押圧して、通帳を整列させる。押圧プレート120は、収納部110内で移動方向(図3のX方向)に移動可能に設けられている。押圧プレート120は、スプリング130の付勢力を受けて、移動方向である押圧方向(図4に示す方向A)に移動し、図4に示す通帳Sを押圧した状態を維持する。押圧プレート120が通帳を押圧することで、整列された通帳のうちの最前部の通帳が、繰り出しローラ52bに圧接される。これにより、繰り出しローラ52bが、通帳を順次繰り出すことができる。
(スプリング130)
スプリング130は、押圧プレート120を押圧方向に付勢する。スプリング130は、例えば引張バネである。スプリング130は、押圧プレート120の長手方向(通帳の長手方向)の両側に押圧プレート120の移動方向に沿って配置されている。操作者が押圧方向とは反対方向に押圧プレート120を押すことで、押圧プレート120は、スプリング130の付勢力に抗い押圧方向とは反対方向に移動可能である。例えば、収納部110に通帳をセットする際に、操作者は、押圧方向とは反対方向に押圧プレート120を移動させる。
(保持機構140)
保持機構140は、スプリング130の付勢力に抗い押圧方向とは反対方向に移動した押圧プレート120を、待機位置に保持させる機能を有する。待機位置は、通帳カセット30において繰り出しローラ52bとは反対方向の端部の位置(図5や図6に示す位置)である。押圧プレート120が待機位置に保持された状態が維持されることで、操作者は、収納部110に通帳をセット可能となる。これにより、操作者は、押圧プレート120を片手で保持する必要がなくなり、両手を用いて収納部110に通帳をセットできるので、通帳を容易かつ適切にセットできる。
保持機構140は、押圧プレート120の通帳を押圧する押圧面121(図6)とは反対側に設けられた保持部141を有する。保持部141は、例えば板状の部材であり、押圧プレート120の長手方向(図3のY方向)の中央側に2つ設けられている。保持部141は、通帳カセット30のカセット本体102(具体的には、引っ掛け部148)に係合して、押圧プレート120を待機位置に保持する。保持部141は、図4や図9に示すように、回転軸142と、係合部143と、連結板144と、を有する。
回転軸142は、押圧プレート120に支持されており、保持部141は、回転軸142を中心に、図9に示す方向C1又は方向C2に回動可能である。なお、保持部141は、スプリング147(図4、図6)により下方へ向けて付勢されており、通常は図9に示す位置に維持される。なお、図9では、説明の便宜上、スプリング147が省略されている。
係合部143は、先端側に鉤状の形状に形成されている。押圧プレート120が待機位置に位置する際に、図8に示すように係合部143のフック143a(図9)が引っ掛け部148に係合する(引っ掛かる)ことで、押圧プレート120が待機位置に保持される。なお、係合部143は、押圧プレート120が待機位置に移動する際に、図7に示すように引っ掛け部148を乗り越えて、引っ掛け部148に係合する。このため、操作者は、押圧プレート120を待機位置に移動させるだけで、押圧プレート120を自動で待機位置に保持できるので、押圧プレート120を待機位置へ保持させる迄の操作性が向上する。
連結板144は、係合部143とは反対側に略U字状に曲げられており、保持解除機構150の連結軸153の先端凹部153aと連結している。このため、保持部141が回動すると、連結軸153が上下動する。一方で、連結軸153が上下動すると、保持部141が回動することになる。このため、操作者は、保持解除機構150を操作することで、係合部143の引っ掛け部148への係合を解除できる。
なお、上記では、保持機構140は、係合部143が引っ掛け部148に係合する機構であることとしたが、これに限定されない。押圧プレート120が待機位置に保持できる機構であれば、係合部143と引っ掛け部148以外の構成であっても良い。
(保持解除機構150)
保持解除機構150は、待機位置に保持された押圧プレート120の保持状態を解除する機能を有する。これにより、収納部110に通帳がセットされた後に、保持解除機構150により押圧プレート120の保持状態を解除できる。保持状態を解除された押圧プレート120は、スプリング130に付勢されて押圧方向に移動して、セットされた通帳を押圧して整列させることになる。
保持解除機構150は、押圧プレート120の上方に設けられた操作部の一例である操作ボタン152を有する。保持解除機構150は、操作ボタン152に対する操作者の操作を受けて、押圧プレート120の保持状態を解除する。操作ボタン152は、例えば操作者が押下可能なボタンである。このため、操作者が操作ボタン152を押下することで、押圧プレート120の保持状態が自動で解除される。
保持解除機構150は、図9に示すように、操作ボタン152に固定された連結軸153を有する。連結軸153は、操作ボタン152と共に上下動する。例えば、操作者が操作ボタン152を押下すると、連結軸153も下に移動する。連結軸153は、先端に先端凹部153aを有し、先端凹部153aには保持機構140の連結板144が連結されている。このため、操作ボタン152が押下されると、連結板144が連結軸153により下方に押されて、保持部141が方向C2(図9)に回動する。これにより、係合部143の係合が解除される。従って、押圧プレート120が待機位置に保持された状態で操作ボタン152が押下されると、押圧プレート120の保持状態が解除される。
押圧プレート120は、待機位置に保持された際にカセット本体から突出する突出部124(図6)を有する。押圧プレート120が待機位置に保持された場合には、通帳カセット30が装着位置に装着される前に突出部124が装置本体12に接触する。具体的には、突出部124の図6の領域Fで囲まれた部分が、装置本体12に接触する。このため、押圧プレート120が待機位置に保持された場合には、通帳カセット30を装着位置に装着できない。これにより、操作者は、押圧プレート120の待機位置の保持状態を解除し忘れたことに気づく。
上記では、操作部として操作ボタン152を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、操作部は回動操作可能なレバーであっても良い。かかる場合にも、簡易な操作で、押圧プレート120の保持状態を解除できる。
(1−3.通帳をセットする際の通帳カセット30の動作例)
図10を参照しながら、通帳をセットする際の通帳カセット30の動作の一例を説明する。図10は、通帳をセットする際の通帳カセット30の動作の一例を説明するための図である。
ここでは、通帳カセット30の収納部110に新たな通帳をセットするものとして説明する。まず、操作者は、通帳発行装置10の装着位置に装着された通帳カセット30を引き出す。
次に、操作者は、収納部110に通帳をセットするために、スプリング130により付勢されている押圧プレート120を、スプリング130の付勢力に抗い押圧方向とは反対方向へ手で移動させる。図10(a)は、押圧方向とは反対方向へ移動した押圧プレート120の係合部143(具体的にはフック143a)が引っ掛け部148に係合する前の状態を示している。
そして、図10(a)に示す状態から操作者が更に押圧プレート120を更に移動させると、係合部143が引っ掛け部148を乗り越える。この際、保持部141はスプリング147(図4参照)の付勢力に抗い方向C2に回転することで、係合部143が引っ掛け部148を乗り越えることになる。係合部143は、引っ掛け部148を乗り越えた後に保持部141が方向C1に回転して、図10(b)に示すように引っ掛け部148と係合する。これにより、操作者が手を離しても、押圧プレート120は押圧方向に移動せず、待機位置に保持された状態が維持される。
押圧プレート120が待機位置に保持された状態で、操作者は、通帳を収納部110にセットする。この際、操作者は、押圧プレート120を持つ必要が無いので、両手で通帳を収納部110にセットできる。このため、操作者は、通帳を収納部110にセットしやすくなる。
収納部110に通帳をセットした後、操作者は、操作ボタン152を押下する。これにより、保持部141が方向C2に回転することで、係合部143の引っ掛け部148への係合が解除される。次に、操作者が操作ボタン152から手を離すと、押圧プレート120は、スプリング130により付勢されて押圧方向に移動する。そして、押圧プレート120は、セットされた通帳を押圧して整列させる。
その後、操作者は、通帳がセットされた通帳カセット30を装置本体12に装着させる。これにより、通帳のセット作業が完了する。なお、操作者が操作ボタン152を押下せずに通帳カセット30を装置本体12に挿入した場合には、突出部124が装置本体12に接触するため、通帳カセット30が誤装着されることを防止できる。
(1−4.有効性)
上述した通帳発行装置10の通帳カセット30は、付勢力を受けて通帳を押圧方向に押圧する押圧プレート120と、付勢力に抗い押圧方向とは反対方向に移動した押圧プレート120を待機位置に保持させる保持機構140(具体的には、係合部143)と、を有する。
かかる構成の場合には、押圧プレート120が保持機構140により待機位置に保持されていることで、操作者は手で押圧プレート120を保持する必要が無くなる。特に、係合部143が引っ掛け部148に係合する構成となっているので、押圧プレート120を押圧方向とは反対方向へ移動させるだけで、押圧プレート120を待機位置で保持できる。この結果、操作者は両手で通帳を収納部110にセットできるので、通帳を容易にセットすることが可能となる。
また、通帳カセット30は、押圧プレート120の上方に押圧プレート120の保持状態を解除する保持解除機構150(具体的には、操作ボタン152)を有する。これにより、操作者が操作ボタン152を押下するだけで、押圧プレート120の保持状態が解除される。このため、操作者は、通帳を収納部110にセットする一連の作業を円滑に行うことが可能となる。
なお、第1の実施形態では、媒体収納カセットとして通帳を収納する通帳カセット30を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、媒体収納カセットは、証書を収納する証書カセット40であっても良い。かかる場合にも、操作者は両手で証書を証書カセット40の収納部にセットできるので、証書を容易にセットすることが可能となる。
<2.第2の実施形態>
図11を参照しながら、第2の実施形態に係る通帳発行装置10の通帳カセット30について説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分について主に説明し、第1の実施形態と同様な構成については説明を省略する。このため、第2の実施形態に係る通帳カセット30も、第1の実施形態で説明した保持機構140及び保持解除機構150を有しても良い。
図11は、第2の実施形態に係る通帳カセット30の構成を示す模式図である。なお、図11(a)は通帳カセット30の平面図であり、図11(b)は通帳カセット30の側面図である。また、図11(a)及び図11(b)では、説明の便宜上、通帳を押圧する押圧プレートが省略されている。
第2の実施形態に係る通帳カセット30も、通帳発行装置10の装置本体12に対して着脱自在に装着される。例えば、操作者は、装置本体12から通帳カセット30を引き出して、通帳カセット30に通帳をセットする。第2の実施形態に係る通帳カセット30は、図11に示すように、収納部210と、位置決め部材の一例である位置決めプレート220とを有する。
収納部210は、繰り出される通帳を収納する。収納部210に収納された通帳は、装置本体側の繰り出しローラ52bによって繰り出される。操作者は、操作者は、収納部210に通帳をセット可能である。具体的には、操作者は、通帳カセット30を装置本体12からガイドレール14に沿って取り出して収納部110に通帳をセットした後に、通帳カセット30を装置本体12にガイドレール14に沿って再度装着させる。
位置決めプレート220は、通帳カセット30を装置本体12に対して位置決めするための板状の部材である。位置決めプレート220は、収納部210の側面212にネジ224により固定されている。また、位置決めプレート220は、例えば円形の位置決め穴222を有する。位置決め穴222は、装置本体12に設けられた位置決めピン13が差し込み可能な位置に形成されている。すなわち、通帳カセット30が装置本体12の装着位置に装着される際に、位置決めピン13が位置決め穴222に差し込まれることで、通帳カセット30の装置本体12に対する位置が定まる。
位置決めピン13は、先端側に向かって細くなるように傾斜しているテーパ部13aを有する。テーパ部13aを設けることで、位置決めピン13が位置決め穴222に差し込まれやすくなる。
ところで、位置決めプレート220は外力が作用して、位置決めプレート220が移動する場合が想定される。例えば、操作者が通帳カセット30を単体で運んでいる際に、他の物体に接触して位置決めプレート220に衝撃が加わることで、位置決めプレート220が移動する恐れがある。また、位置決めプレート220の下に異物があると、通帳カセット30に通帳をセットする際に操作者が押す力により、位置決めプレート220が移動する恐れがある。
そこで、第2の実施形態では、図12に示すように、収納部210の側面212(図11)であって位置決めプレート220の周囲に、外力が作用した位置決めプレート220の移動を規制する移動規制部230が設けられている。これにより、外力が作用した位置決めプレート220の移動量を抑制できるので、通帳カセット30を装着される際に位置決め穴222に位置決めピン13が差し込まれないことを防止できる。
図12は、移動規制部230による位置決めプレート220の移動規制を説明するための模式図である。図12では、位置決めプレート220が外力を受けて回動した状態が示されている。移動規制部230は、図12に示すように、位置決めプレート220(具体的には、ネジ224の固定箇所)の上下に凸部232を有する。凸部232は、例えば、板金である位置決めプレート220を押し出す加工することで形成されている。位置決めプレート220は、外力を受けると、位置決めプレート220は回動しようとするが、図12に示すように凸部232に接触するため、位置決めプレート220の更なる回動が規制される。また、凸部232を位置決めプレート220の上下に設けることで、位置決めプレート220の時計方向及び反時計方向の回動を規制できる。
繰り出しローラ52b(図11)が通帳を適切に繰り出すためには、通帳カセット30を装置本体12に対して所望の位置に装着させる必要がある。このため、位置決めプレート220の回動をできるだけ規制することが望ましい。そこで、第2の実施形態では、以下のように凸部232の位置を規定している。
図13は、位置決めピン13、位置決め穴222、及び凸部232の関係を説明するための模式図である。ここでは、位置決め穴222の中心と位置決め穴222から離れた方の凸部232の中心との間隔をLとし、凸部232の中心同士の間隔をL1とし、位置決めピン13のテーパ部13aの半径方向の幅をAとする。そして、位置決めプレート220と凸部232との間の隙間をδとした場合に、第2の実施形態では、隙間δが下記の式を満たしている。
δ=(A×L1/L)/2
上記の式を満たすように位置決めプレート220に対して凸部232を設けることで、位置決めプレート220が外力を受けても、位置決めプレート220が位置決めピン13が差し込むことができない位置まで回動することを防止できる。これにより、位置決めピン13を位置決め穴222に確実に差し込むことができる。この結果、繰り出しローラ52bによる通帳の繰り出し精度を確保できる。
なお、上記では、位置決めプレート220に位置決め穴222が設けられ、装置本体12に位置決めピン13が設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、位置決めプレート220に位置決めピンが設けられ、装置本体12に位置決め穴が設けられても良い。また、位置決め穴222の形状は、円形に限定されず、例えば矩形であっても良い。
また、上記では、位置決めプレート220の上下に凸部232が二つずつ設けられていることとしたが、これに限定されない。例えば、位置決めプレート220の上下に凸部232が3つ以上設けられても良い。
また、上記では、通帳カセット30に設けられた位置決めプレート220及び移動規制部230について説明したが、これに限定されない。例えば、証書カセット40にも、位置決めプレート及び移動規制部が設けられても良い。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 媒体発行装置
12 装置本体
13 位置決めピン
30 通帳カセット
110 収納部
120 押圧プレート
124 突出部
130 スプリング
140 保持機構
141 保持部
142 回転軸
143 係合部
144 連結板
148 引っ掛け部
150 保持解除機構
152 操作ボタン
153 連結軸
220 位置決めプレート
222 位置決め穴
230 移動規制部
232 凸部

Claims (9)

  1. 繰り出される媒体を収納する収納部と、
    付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、
    前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、
    を備える、媒体収納カセットであって、
    前記媒体収納カセットは、装置本体の装着位置に装着され、
    前記押圧プレートは、前記待機位置に保持された際にカセット本体から突出する突出部を有し、
    前記押圧プレートが前記待機位置に保持された場合には、前記媒体収納カセットが前記装着位置に装着される前に前記突出部が前記装置本体に接触する、
    媒体収納カセット。
  2. 繰り出される媒体を収納する収納部と、
    付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、
    前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、
    を備える、媒体収納カセットであって、
    前記媒体収納カセットは、装置本体に着脱可能であり、
    前記装置本体に対して位置決めするための位置決め部材を更に備える、
    媒体収納カセット。
  3. 請求項1又は2に記載の媒体収納カセットにおいて、
    前記保持機構は、前記押圧プレートが前記待機位置に位置する際にカセット本体に係合する係合部を有する、媒体収納カセット。
  4. 請求項1又は2に記載の媒体収納カセットにおいて、
    前記待機位置に保持された前記押圧プレートの保持状態を解除する保持解除機構を更に備える、媒体収納カセット。
  5. 請求項に記載の媒体収納カセットにおいて、
    前記保持解除機構は、
    前記押圧プレートに設けられた操作部を有し、
    前記操作部に対する操作を受けて、前記押圧プレートの保持状態を解除する、媒体収納カセット。
  6. 請求項1又は2に記載の媒体収納カセットにおいて、
    前記押圧プレートを前記押圧方向に付勢する付勢部材を更に備える、媒体収納カセット。
  7. 請求項に記載の媒体収納カセットにおいて、
    前記位置決め部材の周囲に、前記位置決め部材の移動を規制する移動規制部を更に備える、媒体収納カセット。
  8. 装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能な媒体収納カセットと、
    を有する媒体発行装置であって、
    前記媒体収納カセットは、
    繰り出される媒体を収納する収納部と、
    付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、
    前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、
    を備え
    前記媒体収納カセットは、前記装置本体の装着位置に装着され、
    前記押圧プレートは、前記待機位置に保持された際にカセット本体から突出する突出部を有し、
    前記押圧プレートが前記待機位置に保持された場合には、前記媒体収納カセットが前記装着位置に装着される前に前記突出部が前記装置本体に接触する、
    媒体発行装置。
  9. 装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能な媒体収納カセットと、
    を有する媒体発行装置であって、
    前記媒体収納カセットは、
    繰り出される媒体を収納する収納部と、
    付勢力を受けて前記媒体を押圧方向に押圧して、前記媒体を整列させる押圧プレートと、
    前記押圧方向とは反対方向に移動した前記押圧プレートを、待機位置に保持させる保持機構と、
    を備え
    前記媒体収納カセットは、前記装置本体に対して位置決めするための位置決め部材を更に備える、
    媒体発行装置。


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