JP6183653B2 - インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造 - Google Patents

インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6183653B2
JP6183653B2 JP2013240594A JP2013240594A JP6183653B2 JP 6183653 B2 JP6183653 B2 JP 6183653B2 JP 2013240594 A JP2013240594 A JP 2013240594A JP 2013240594 A JP2013240594 A JP 2013240594A JP 6183653 B2 JP6183653 B2 JP 6183653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
instrument panel
engaging
elongated
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013240594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015101108A (ja
Inventor
晶規 石川
晶規 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2013240594A priority Critical patent/JP6183653B2/ja
Priority to DE102014017267.8A priority patent/DE102014017267A1/de
Priority to CN201410677565.3A priority patent/CN104648270B/zh
Publication of JP2015101108A publication Critical patent/JP2015101108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6183653B2 publication Critical patent/JP6183653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K37/00Dashboards
    • B60K35/10
    • B60K35/50
    • B60K35/60
    • B60K37/10
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • B60R13/0206Arrangements of fasteners and clips specially adapted for attaching inner vehicle liners or mouldings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • B60R13/0256Dashboard liners
    • B60K2360/133
    • B60K2360/774
    • B60K2360/834
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
    • B60R2013/0293Connection or positioning of adjacent panels

Description

本発明は、
インストルメントパネル本体の意匠面側に加飾部品の細長部が取り付けられているインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造に関する。
一般に、前記加飾部品は裏側に突出する係合爪を備え、前記インストルメントパネル本体は被係合部を備えている。そして、係合爪が被係合部に係合することで、加飾部品がインストルメントパネル本体に取り付けられている。
この取り付け状態で、インストルメントパネル本体に取り付けられた各部品(例えばオーディオパネル)を介して車室内側から加飾部品に衝撃が入力することがある。その際、加飾部品がインストルメントパネル本体から脱落すると、加飾部品の裏面側が車室内に露出する虞がある。
そこで、前記衝撃の入力があっても互いの係合が解除されない第2の係合爪と第2の被係合部とが、前記加飾部品とインストルメントパネル本体に各別に設けられている。
しかしながら、このような構造では、メンテナンス時に加飾部品をインストルメントパネル本体から取り外しにくくなるという問題がある。
この問題を解消するために、従来、インストルメントパネル本体に工具挿通孔が形成され、工具挿通孔に挿通された工具で第2の係合爪と第2の被係合部との係合を解除するよう構成されていた(特許文献1参照)。
特許 第4637738号公報
上記従来の構造によれば、加飾部品をインストルメントパネル本体から取り外すのに工具を用いなければならず、加飾部品の取り外し作業に手間がかかっていた。
また、インストルメントパネル本体の意匠面側に工具を位置させるための作業スペースが必要であり、そのために、インストルメントパネル本体の意匠面が制約を受けて、インストルメントパネルの外観品質が低下していた。
さらに、前記意匠面が制約を受けることで、インストルメントパネルの各部品(インストルメントパネル本体に取り付けられるオーディオパネル等の部品)を、意匠面においてしっかりと閉じた状態に隙間無く合わせることが困難であった。
その結果、前記衝撃に対するインストルメントパネルの面剛性が低くなり、加飾部品がインストルメントパネル本体から脱落する虞があった。
本発明の目的は、
車室内側から加飾部品に衝撃が入力した時に加飾部品がインストルメントパネル本体から脱落しにくい構造でありながら、インストルメントパネル本体からの加飾部品の取り外し作業の作業性を向上させることができ、インストルメントパネルの外観品質を向上させることができるインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
インストルメントパネル本体の意匠面側に加飾部品の細長部が取り付けられているインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造であって、
前記インストルメントパネル本体の意匠面側に被係合部が設けられ、
前記加飾部品の細長部から前記細長部の裏側に係合爪が突出し、
前記係合爪が前記被係合部に係合することで、前記インストルメントパネル本体の意匠面側に前記加飾部品の細長部が取り付けられ、
前記加飾部品の細長部に、前記係合爪の突出方向と略同一方向に突出する突出部が設けられ、
前記インストルメントパネル本体の加飾部品の周辺に、人の手を差し込み可能な開口が形成され、
前記開口に差し込まれた手で前記突出部が前記係合爪の突出方向とは反対方向に押されて前記細長部が撓むとともに、前記係合爪が前記被係合部に対し傾斜して、前記係合爪と被係合部との係合が解除される点にある。(請求項1)
上記の構成により、加飾部品をインストルメントパネル本体から取り外す場合、インストルメントパネル本体の前記開口に差し込んだ手で加飾部品の裏側から前記突出部を係合爪の突出方向とは反対方向に押す。そして、加飾部品の細長部を撓ませて、係合爪と被係合部との係合を解除する。
係合爪と突出部は細長部に設けられているから、突出部を手で押した時に細長部を撓ませやすくすることができ、係合爪と被係合部との係合を解除しやすくすることができる。これにより、加飾部品をインストルメントパネル本体から取り外すことができる。
このように、工具を用いることなく人の手で加飾部品をインストルメントパネル本体から取り外すから、取り外し作業の作業性を向上させることができる。
また、インストルメントパネル本体の意匠面側に工具を位置させるための作業スペースを設けなくてもよくなって、インストルメントパネル本体の意匠面が制約を受けなくなる。
その結果、インストルメントパネルの外観品質を向上させることができるとともに、インストルメントパネルの各部品(インストルメントパネル本体に取り付けられた部品)を、意匠面においてしっかりと閉じた状態に隙間なく合わせることができる。
これにより、車室内からの衝撃に対するインストルメントパネルの面剛性を向上させることができ、係合爪と被係合部との係合解除を防止して、インストルメントパネル本体からの加飾部品の脱落を防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記係合爪は、通常時に前記被係合部に係合する第1爪部と、前記第1爪部よりも前記係合爪の突出方向前方側に位置し、通常時には前記被係合部から離間して位置する第2爪部とを備え、
前記係合爪の突出方向に対する前記第1爪部の係合面の傾斜角度が、前記突出方向に対する前記第2爪部の係合面の傾斜角度よりも小さく設定され、
前記加飾部品への車室内側からの衝撃入力時には、前記第2爪部が前記被係合部に係合すると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
通常時には、前記係合爪の第1爪部が前記被係合部に係合し、前記係合爪の第2爪部が、前記被係合部に対し係合爪の突出方向前方側に離間して位置している。
前記係合爪の突出方向に対する第1爪部の係合面の傾斜角度は、前記突出方向に対する第2爪部の係合面の傾斜角度よりも小さく設定されているから、第1爪部の係合面の被係合部に対する係りが浅くなる。これにより、インストルメントパネル本体から加飾部品を取り外す際(突出部を手で押した際)に、第1爪部を被係合部から軽い力で係合解除することができる。
一方、第2爪部の係合面の被係合部に対する係りは深くなる。しかしながら、第2爪部は、第1爪部よりも係合爪の突出方向前方側に位置しているから、係合爪の根本から第2爪部の係合面までの距離は長くなる。その結果、前記突出部が人の手で押された時に第2爪部が撓みやすくなり、第2爪部が被係合部を斜めに乗り越えて係合解除しやすくなる。これにより、インストルメントパネル本体から加飾部品を簡単に取り外すことができる。
加飾部品への車室内側からの衝撃入力時には、その衝撃で第1爪部が被係合部から係合解除しても、第2爪部が被係合部に係合して、インストルメントパネル本体からの加飾部品の脱落が防止される。
この場合、上記のように、第2爪部の係合面の被係合部に対する係りが深くなることで、前記衝撃入力時に、加飾部品の細長部がインストルメントパネル本体から脱落することを確実に防止することができる。(請求項2)
本発明において、
前記第1爪部と第2爪部は、前記係合爪の爪基部から略同一方向に突出し、
前記第2爪部の係合面の全体が、前記第1爪部の係合面の全体よりも、前記第1爪部及び第2爪部の突出方向前方側に位置していると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
例えば、第1爪部の係合面と第2爪部の係合面との接続部が溝状に形成されると、前記接続部に被係合部が引っかかりやすくなり、加飾部品の取り外し性が低下する。これに対して、本発明の上記構成によれば、前記第2爪部の係合面の全体が、前記第1爪部の係合面の全体よりも、前記第1爪部及び第2爪部の突出方向前方側に位置しているから、前記接続部が溝状に形成されなくなる。その結果、前記接続部に被係合部が引っかかりにくくなって、加飾部品の取り外し性を向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記係合爪は前記細長部に、この細長部の長手方向に間隔を空けて複数設けられ、
前記突出部は、隣り合う一対の係合爪の間に配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
一つの突出部を人の手で押すだけで、隣り合う一対の係合爪を撓ませて被係合部から係合解除することができ、取り外し作業の作業性を向上させることができる。(請求項4)
本発明において、
前記突出部を挟み込み支持して前記突出部の撓みを抑制する支持部が前記インストルメントパネル本体に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
例えば、前記開口に差し込んだ手が突出部に届きやすいように突出部を長くした場合、突出部が撓んで、係合爪を押し出す方向(突出部の突出方向とは反対方向)に力が入らない虞がある。
これに対して、本発明の上記の構成によれば、前記支持部により突出部の撓みを抑制することができる。その結果、突出部に対し、この突出部の突出方向とは反対方向に人の手からの力を伝えやすくすることができ、係合爪を確実に押し出すことができる。(請求項5)
本発明において、
前記細長部は、車幅方向に細長く形成されるとともに、車室内側とは反対側が開放した断面コの字状に形成されて、背面が車室内を向く背壁と、前記背壁の上端部から背壁の裏側に延びる上壁と、前記背壁の下端部から前記背壁の裏側に延びる下壁とから成り、
前記突出部は前記上壁から前記細長部の裏側に突出し、
前記係合爪は前記下壁から前記細長部の裏側に突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
手で突出部を押した時に、前記細長部をねじれやすくすることができる。これにより、前記係合爪と被係合部との係合を容易に解除することができる。(請求項6)
本発明において、
前記突出部は舌片に構成され、
前記細長部の下壁は、前記舌片の下側の部分が切り欠かれていると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
手で突出部を押した時に、前記細長部をよりねじれやすくすることができる。これにより、前記係合爪と被係合部との係合をより容易に解除することができる。(請求項7)
本発明において、
前記舌片は、前記インストルメントパネル本体に形成された壁部の上面に載置していると、次の作用を奏することができる。(請求項8)
インストルメントパネル本体の前記開口に差し込んだ手で、前記インストルメントパネル本体の壁部の上面を、目視することなく触りながら車室内側に手を移動させることで、手で舌片に容易に触れることができる。つまり、前記壁部の上面を、人の手を舌片にガイドするガイド面として利用する。これにより、加飾部品の取り外し作業の作業性を向上させることができる。(請求項8)
本発明によれば、
車室内側から加飾部品に衝撃が入力した時に加飾部品がインストルメントパネル本体から脱落しにくい構造でありながら、インストルメントパネル本体からの加飾部品の取り外し作業の作業性を向上させることができ、インストルメントパネルの外観品質を向上させることができるインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造を提供することができた。
インストルメントパネルの斜視図 インストルメントパネルの分解斜視図 加飾部品(オーナメント)を取り付ける前のインストルメントパネルの左右中央部の斜視図 左斜め後方から見たインストルメントパネルの斜視図 裏側から見た加飾部品(オーナメント)の斜視図 裏側から見た加飾部品(オーナメント)の下部の斜視図 裏側から見たインストルメントパネルの左右中央部の斜視図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 別実施形態の斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に自動車のインストルメントパネル10を示してある。このインストルメントパネル10は、インストルメントパネルアッパー1と、U字状のオーナメント2(加飾部品に相当)と、ガーニッシュ3と、オーディオパネル4と、ヒーターコントロールパネル5と、グローブボックス6と、インストルメントパネルロア7とから構成されている。前記インストルメントパネル10を構成する各部品は、いずれも樹脂により成形されている。
図1,図4,図7に示すように、オーナメント2の下方のインストルメントパネルロア7の左右中央部に、車室内側に開口する角形の箱状の物品収納部8が形成されている。前記物品収納部8は車両前後方向において後ろ上方に向かって開口している。
前記インストルメントパネル10においては、インストルメントパネルロア7にインストルメントパネルアッパー1が取り付けられ、両者でインストルメントパネル本体20が構成される。
そして、インストルメントパネルアッパー1の意匠面側の左右中央部に、ヒーターコントロールパネル5とオーディオパネル4とガーニッシュ3が取り付けられる。
その後に、オーナメント2が、インストルメントパネルアッパー1の意匠面側の左右中央部のオーナメント取り付け部30に、ヒーターコントロールパネル5とオーディオパネル4とガーニッシュ3を囲む状態に取り付けられる。これにより、前記各部品のうちオーナメント2が組み付け方向で最も上手側(最も車室内側)に位置する。
例えば、ガーニッシュ3とオーディオパネル4とヒーターコントロールパネル5の少なくとも一つが車室内側から衝撃を受けた場合、最も車室内側のオーナメント2がその反動を受けて、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30から脱落することが予想される。そこで、後述のように、オーナメント取り付け部30からのオーナメント2の脱落を防止可能に構成されている。
また、交換頻度が高いオーディオパネル4をインストルメントパネルアッパー1から取り外すには、最も車室内側のオーナメント2を取り外さなければならないことから、オーナメント2のインストルメントパネル本体20への着脱頻度も高くなる。そこで、後述のように、オーナメント2を、その意匠面を傷付けずに容易にインストルメントパネルアッパー1から取り外し可能に構成されている。
[オーナメント2の構造]
図4に示すように、オーナメント2は上側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜して、オーナメント2の意匠面が車室内の乗員側(車両前後方向において後上方)を向いている。符号Rrは車両後方側である。図5に示すように、オーナメント2は左右対称な上広がりのU字状に形成されている。このオーナメント2は、車幅方向に細長い下側の第1細長部28と、第1細長部28の長手方向両端部から立ち上がる左右一対の第2細長部29とから成る。
左右一対の第2細長部29は、上側ほど互いの間隔が広くなるように傾斜し、意匠面の外方側(車室内側)に凸に緩やかに突曲している。第1細長部28と第2細長部29の間のコーナー部27は緩やかな円弧状に形成されている。第2細長部29は、第1細長部28よりも幅広に形成されるとともに、上側ほど幅広になるように形成されている。
第1細長部28と左右一対の第2細長部29は車両前方側Frが開放した断面コの字状に形成されている。つまり、第1細長部28は、背面が車室内を向く第1背壁28Hと、第1背壁28Hの上端部から第1背壁28Hの裏側(車両前後方向において前下方、図8参照)に延びる上壁28Jと、第1背壁28Hの下端部から第1背壁28Hの裏側に延びる下壁28Kとから成る。
第2細長部29は、背面が車室内を向く第2背壁29Hと、第2背壁29Hの左右両端部から第2背壁29Hの裏側(車両前後方向において前下方)に各別に延びる左右一対の側壁29S1,29S2とから成る。
第1細長部28の第1背壁28Hと第2細長部29の第2背壁29Hとは連なっている。また、第1細長部28の上壁28Jと第2細長部29の内側の側壁29S1とが滑らかに連なるとともに、第1細長部28の下壁28Kと第2細長部29の外側の側壁29S2とが滑らかに連なっている。図6に示すように、第1細長部28の下壁28Kは、後述の舌片26の下側の部分が切り欠かれている。
図5に示すように、前記第2背壁29Hの上端部の裏面に、上方に突出する側方視L字形の係合片25が設けられている。また、第2背壁29Hの上半部の裏面に、この裏面の外方側に突出する上下複数の第1係合爪21が設けられている。さらに、前記第2背壁29Hの下半部の裏面に、この裏面の外方側に突出する上下複数の第2係合爪22が、千鳥状に配設されている。
[オーナメント2の第2係合爪22の構造]
複数の第2係合爪22の隣り合うもの同士は、一方が前記内側の側壁29S1側に位置して、前記一方の第2係合爪22の基端部が前記内側の側壁29S1に連なっている。前記一方の第2係合爪22の爪部は、外側の側壁29S2とは反対側(オーナメント2の内側)に向かって突出している。
また、前記複数の第2係合爪22の隣り合うもの同士の他方が、前記外側の側壁29S2側に位置して、前記他方の第2係合爪22の基端部が前記外側の側壁29S2に連なっている。前記他方の第2係合爪22の爪部は、内側の側壁29S1とは反対側(オーナメント2の外側)に向かって突出している。
図5,図6に示すように、第1細長部28の下壁28Kに、第1細長部28の裏側に突出する左右一対の第3係合爪23が、第1細長部28の長手方向に間隔を空けて配設されている。つまり、第1細長部28から裏側に複数の第3係合爪23が突出している。
[オーナメント2の第3係合爪23の構造]
図4〜図6,図8に示すように、第3係合爪23は、第1細長部28の下壁28Kから第1細長部28の裏側(車両前後方向において前下方、図8参照)に突出する板状の爪基部16と、爪基部16の先端部から爪基部16の下面16Kの外方側(車両前後方向において後下方、図8参照)に突出する爪本体17とを備えている。
爪本体17は、第3係合爪23の突出方向A(図8参照)で互いに隣り合う第1爪部18と第2爪部19との2段爪構造に構成されている。第2爪部19は、第1爪部18よりも第3係合爪23の突出方向前方側(第3係合爪23の突出方向Aで前方側)に位置する。
第1爪部18と第2爪部19は前記爪基部16から略同一方向に突出している。
図8に示すように、第1爪部18の係合面18Mと第2爪部19の係合面19Mは、車両前後方向において後下方を向くように傾斜している。つまり、各係合面18M,19Mは、下側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜している。
第3係合爪23の突出方向Aに対する第1爪部18の係合面18Mの傾斜角度(前記爪基部16の下面16Kに対する傾斜角度でもある)は、前記突出方向Aに対する第2爪部19の係合面19Mの傾斜角度よりも小さく(傾斜が緩やかに)設定されている。
また、第2爪部19の係合面19Mの全体が、第1爪部18の係合面18Mの全体よりも、第1爪部18及び第2爪部19の突出方向前方側に位置している。第1爪部18の係合面18Mと第2爪部19の係合面19Mとの接続部Sの表面は、第2爪部19の係合面19M側ほど前記突出方向前方側に位置するように傾斜している。
図8に示すように、第1爪部18は、通常時には、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30に設けられた後述の第3被係合部33に係合する。第2爪部19は、通常時には、第3被係合部33から離間して位置する。
そして、オーナメント2への車室内側からの衝撃入力時には、その衝撃で第1爪部18が第3被係合部33から係合解除しても、第2爪部19が第3被係合部33に係合してオーナメント2の脱落が防止される。前記衝撃入力時の一例として、車室内側からガーニッシュ3とオーディオパネル4とヒーターコントロールパネル5の少なくとも一つが衝撃を受け、オーナメント2がその反動を受けた場合がある。
[オーナメント2の舌片26の構造]
図5,図6に示すように、第1細長部28の上壁28Jの左右中央部に、第3係合爪23の突出方向A(図8,図6参照)と略同一方向に突出する舌片26(突出部に相当)が設けられている。この舌片26は、上方から見て、隣り合う左右一対の第3係合爪23の間の中央に配置され、前記上壁28Jの先端部(車室内側とは反対側の上壁28Jの端部)から第1細長部28の裏側に突出している。前記舌片26の表側の面は上方を向き、裏側の面は下方を向いている。つまり、前記表側の面が舌片26の上面になり、裏側の面が舌片26の下面になる。
前記舌片26は、下側に凸の緩やかな円弧状に形成されている。舌片26の上面には、舌片26の突出方向に沿う左右一対の三角形状の上側補強リブ26A(図5参照)が突設されている。さらに、舌片26の基端部の下面と第1背壁28Hとの間に三角形状の複数の下側補強リブ26B(図6参照)が架設されている。下側補強リブ26Bは上側補強リブ26Aよりも短く設定されている。上側補強リブ26Aと下側補強リブ26Bとにより舌片26を補強することができ、人の手で舌片26を押した時に舌片26の上下方向の撓みを抑制することができる。
図1,図4,図7,図9に示すように、インストルメントパネルロア7に形成された物品収納部8は、車両前方側Frほど下方に位置するように傾斜した周壁37(壁部に相当)を備えており、前記舌片26は前記周壁37の上面37Jに載置している(図9参照)。
[オーナメント2の嵌合構造]
図3,図5に示すように、前記オーナメント2の上壁28Jと左右一対の内側の側壁29S1とを嵌合させる第1嵌合溝41と、オーナメント2の下壁28Kと左右一対の外側の側壁29S2とを嵌合させる第2嵌合溝42とが、前記インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30に設けられている。
[第1嵌合溝41の構造]
第1嵌合溝41は、U字状に連続した内側の第1嵌合壁41Aと、この第1嵌合壁41Aに対向し、前記U字に沿って間隔を空けて位置する外側の複数の第1嵌合リブ41Bとで形成されている。
前記第1嵌合壁41Aは、ガーニッシュ3の側部と、オーディオパネル4の側部と、ヒーターコントロールパネル5の側部及び下端部とに形成されている。また、前記複数の第1嵌合リブ41Bも、ガーニッシュ3の側部と、オーディオパネル4の側部と、ヒーターコントロールパネル5の側部及び下端部とに形成されている。
[第2嵌合溝42の構造]
第2嵌合溝42は、U字状に連続した外側の第2嵌合壁42Aと、この第2嵌合壁42Aに対向し、前記U字に沿って間隔を空けて位置する内側の複数の第2嵌合リブ42Bとで形成されている。
前記第2嵌合壁42Aは、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30に形成されている。前記複数の第2嵌合リブ42Bも前記オーナメント取り付け部30に形成されている。
[オーナメント2の係合構造]
図3,図5に示すように、オーナメント2の複数の第1係合爪21を、樹脂クリップを介して各別に係合させる複数の第1係合孔31が、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30に形成されている。
また、オーナメント2の複数の第2係合爪22を各別に係合させる複数の第2被係合部32が、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30と、オーディオパネル4の側部と、ヒーターコントロールパネル5の側部とに形成されている。第2被係合部32は係合孔の周縁部で構成されている。
そして、オーナメント2の複数の第3係合爪23を各別に係合させる複数の第3被係合部33が、インストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30に形成されている。図3に示すように、第3被係合部33は、ヒーターコントロールパネル5の下端縁5Kとオーナメント取り付け部30との間に形成された第3係合孔39の下側周縁部(オーナメント取り付け部30側の周縁部)で構成されている。
さらに、前記係合片25を係合させる第2係合孔34が前記オーナメント取り付け部30に設けられている。
上記の構造により、前記係合片25が前記第2係合孔34に車室内側の斜め下側から挿入されて係合され、オーナメント2が下方に揺動回転される。これにより、前記オーナメント2の上壁28Jと左右一対の内側の側壁29S1とが第1嵌合溝41に嵌合し、前記オーナメント2の下壁28Kと左右一対の外側の側壁29S2とが第2嵌合溝42に嵌合する。
また、複数の第1係合爪21が複数の第1係合孔31に樹脂クリップを介して各別に係合する。さらに、複数の第2係合爪22が複数の第2被係合部32に各別に係合し、複数の第3係合爪23が複数の第3被係合部33に各別に係合する。
図8に示すように、第3係合爪23の第1爪部18の係合面18Mと第3被係合部33のエッジとが当接して係合する。前記エッジに対する第1爪部18の係合面18Mの当接点と、第1爪部18の係合面18Mの先端との間の爪突出方向における長さS1(第1爪部18の突出方向における長さ)は、第2爪部19の高さ寸法S2よりも短く(S1<S2)設定されている。
図3,図9に示すように、前記舌片26は、ヒーターコントロールパネル5の下端縁5Kとオーナメント取り付け部30との間に形成された舌片挿通孔38に挿通される(図3,図9参照)。このようにして、インストルメントパネル本体20の意匠面側の左右中央部にオーナメント2の第1細長部28と第2細長部29が取り付けられる。
図4に示すように、車室内側から見て、オーナメント2の左下方のインストルメントパネルロア7に、グローブボックス収容部の開口7Kが形成されている。この開口7Kは、オーナメント2の周辺に位置し、インストルメントパネルロア7からグローブボックス6を取り外した時に現れる。この開口7Kに人の手を差し込み可能である。
前記舌片26は、前記開口7Kから差しこんだ人の手が届く位置にある。そして、前記開口7Kに差し込まれた手で前記舌片26が第3係合爪23の突出方向Aとは反対方向B(図6参照)に押されて第1細長部28が撓む。さらに、前記第3係合爪23が第3被係合部33に対し傾斜して、第3係合爪23と第3被係合部33との係合が解除されるよう構成されている。
[オーナメント取り付け部30からのオーナメント2の取り外しの手順]
(1) オーナメント2をインストルメントパネルアッパー1の左右中央部のオーナメント取り付け部30から取り外す場合、前記開口7Kに手を差し込む。
(2) インストルメントパネルロア7に形成された物品収納部8の周壁37の上面37J(図7,図10参照)を、目視することなく手で触りながら車室内側に手を移動させる。このように、物品収納部8の周壁37の上面37Jをガイド面として利用することで、手で舌片26に容易に触れることができる。
(3) オーナメント2の裏側から手で舌片26を押し、オーナメント2の第1細長部28を撓ませて、第3係合爪23の第1爪部18(及び第2爪部19)と第3被係合部33との係合を解除する。
(4) オーナメント2の第1細長部28を車室内側(車両前後方向で後ろ上方)に引き上げる。
これにより、前記複数の第2係合爪22が複数の第2被係合部32から各別に係合解除するとともに、複数の第1係合爪21が複数の第1係合孔31から各別に係合解除する。
また、前記上壁28Jと左右一対の内側の側壁29S1との第1嵌合溝41に対する嵌合が解除し、前記下壁28Kと左右一対の外側の側壁29S2との第2嵌合溝42に対する嵌合が解除する。
(5) オーナメント2を後ろ下方に引いて、前記係合片25を前記第2係合孔34から引き抜く。
本発明によれば、前記手順の(3)において次の作用を奏することができる。
図6に示すように、オーナメント2の舌片26は、オーナメント2の第1細長部28の上壁28Jの先端部から第1細長部28の裏側に突出し、第3係合爪23は前記下壁28Kから第1細長部28の裏側に突出し、しかも、オーナメント2の下壁28Kは、舌片26の下側の部分が切り欠かれているから、手で舌片26を押した時に、第1細長部28をねじれやすくすることができる。これにより、第3係合爪23の第1爪部18(及び第2爪部19)と第3被係合部33との係合を容易に解除することができる。
また、一つの舌片26を人の手で押すだけで、隣り合う一対の第3係合爪23を互いに対称な方向に撓ませて第3被係合部33から係合解除することができ、取り外し作業の作業性を向上させることができる。
そして、前記第3係合爪23の突出方向Aに対する第3係合爪23の第1爪部18の係合面18Mの傾斜角度は、前記突出方向Aに対する第2爪部19の係合面19Mの傾斜角度よりも小さく設定されているから、第1爪部18の係合面18Mの第3被係合部33に対する係りが浅くなっている。これにより、前記舌片26を手で押した際に、第1爪部18(及び第2爪部19)を第3被係合部33から軽い力で容易に係合解除することができる。
一方、第2爪部19の係合面19Mの第3被係合部33に対する係りは深くなる。しかしながら、第2爪部19は、第1爪部18よりも前記第3係合爪23の突出方向Aで前方側(第3係合爪23の突出方向前方側)に位置しているから、第3係合爪23の根本から第2爪部19の係合面19Mまでの距離は長くなっている。その結果、前記舌片26が人の手で押された時に第2爪部19が撓みやすくなり、第2爪部19が第3被係合部33を斜めに乗り越えて係合解除しやすくなる。これにより、前記オーナメント取り付け部30からオーナメント2を簡単に取り外すことができる。
例えば、第1爪部18の係合面18Mと第2爪部19の係合面19Mとの接続部S(図8参照)が溝状に形成されると、前記接続部Sに第3被係合部33が引っかかりやすくなり、オーナメント2の取り外し性が低下する。これに対して、本発明の構成によれば、前記接続部Sの表面は、第2爪部19の係合面19M側ほど前記突出方向前方側に位置するように傾斜しているから、前記接続部Sに第3被係合部33が引っかかりにくくなって、オーナメント2の取り外し性を向上させることができる。
上記のように、オーナメント2を前記オーナメント取り付け部30から工具を用いることなく人の手で取り外すから、取り外し作業の作業性を向上させることができる。また、インストルメントパネル本体20の意匠面側に工具を位置させるための作業スペースを設けなくてもよくなって、インストルメントパネル本体20の意匠面が制約を受けなくなる。その結果、インストルメントパネル10の外観品質を向上させることができる。
オーナメント2への車室内側からの衝撃入力時には、その衝撃で第3係合爪23の第1爪部18が第3被係合部33から係合解除しても、第3係合爪23の第2爪部19が第3被係合部33に係合して、前記オーナメント取り付け部30からのオーナメント2の脱落が防止される。
この場合、上記のように、第2爪部19の係合面19Mの第3被係合部33に対する係りが深くなることで、前記衝撃入力時に、オーナメント2の第1細長部28がオーナメント取り付け部30から脱落することを確実に防止することができる。
また、上記のように、インストルメントパネル本体20の意匠面が制約を受けなくなることで、インストルメントパネル10の各部品を、意匠面においてしっかりと閉じた状態に隙間無く合わせることができ、車室内からの衝撃に対するインストルメントパネル10の面剛性を向上させることができる。その結果、第3係合爪23と第3被係合部33との係合解除を防止して、前記オーナメント取り付け部30からのオーナメント2の脱落を防止することができる。
前記衝撃入力時に、オーナメント2の上端部側では、係合片25が前記第2係合孔34に車室内側から受け止められるので、オーナメント2の上端部側は前記オーナメント取り付け部30から脱落しない。
前記グローブボックス収容部の開口7Kは、舌片26を操作するために形成した専用の開口ではなく、グローブボックス用の既設の開口であるから、専用の開口を新たに形成する場合に比べると、製作コストを低減することができる。
[別実施形態]
[1] 図10に示すように、前記舌片26の先端部の幅方向両端部を上下方向で挟み込み支持して舌片26の撓みを抑制する支持部55が、インストルメントパネルアッパー1に左右一対設けられていてもよい。支持部55により挟み込み支持された舌片26は、移動が不可能になるものではなく、前記舌片26は、人の手により押された場合、舌片26の突出方向(第3係合爪23の突出方向A)とは反対方向(第3係合爪23の突出方向Aとは反対方向B)に移動することができる。
前記支持部55は、下側から前記舌片25を支持する下側支持部55Aと、上側から前記舌片25を押さえる押さえ部55Bとから成る。前記下側支持部55Aは、前記物品収納部8の周壁37の車室内側の端部で構成されている。
前記押さえ部55Bは、前記周壁37から立ち上がる縦壁55B1と、縦壁55B1の頂部から車室内側に突出する上片55B2とから成る。縦壁55B1は舌片25の前方(車両前後方向において左又は右斜め前方)側に位置している。
例えば、前記開口7Kに差し込んだ手が舌片26に届きやすいように舌片26を突出方向に長くした場合、舌片26が上下に撓んで、第3係合爪23を押し出す方向(舌片26の突出方向とは反対方向B)に力が入らない虞がある。
これに対して、本発明の上記の構成によれば、支持部55で舌片26の撓みを抑制することができる。その結果、舌片26に対し、この舌片26の突出方向とは反対方向に人の手からの力を伝えやすくすることができ、第3係合爪23を確実に押し出すことができる。
上記の別実施形態においては、前記支持部55をインストルメントパネルアッパー1に左右一対設けたが、前記支持部55を1個だけ設けてあってもよい。
[2] 以上の実施形態では、加飾部品の一例としてオーナメントを挙げたが、加飾部品はオーナメント以外の部品であってもよい。
[3] 前記細長部は、断面コの字以外の形状であってもよい。
2 加飾部品(オーナメント)
7K 開口
16 爪基部
18 第1爪部
18M 第1爪部の係合面
19 第2爪部
19M 第2爪部の係合面
20 インストルメントパネル本体
23 係合爪(第3係合爪)
26 突出部(舌片)
28 細長部(第1細長部)
28H 背壁(細長部の背壁)
28J 上壁(細長部の上壁)
28K 下壁(細長部の下壁)
33 被係合部(第3被係合部)
37 壁部(周壁)
37J 壁部の上面(周壁の上面)
55 支持部
A 係合爪の突出方向
B 係合爪の突出方向とは反対方向

Claims (8)

  1. インストルメントパネル本体の意匠面側に加飾部品の細長部が取り付けられているインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造であって、
    前記インストルメントパネル本体の意匠面側に被係合部が設けられ、
    前記加飾部品の細長部から前記細長部の裏側に係合爪が突出し、
    前記係合爪が前記被係合部に係合することで、前記インストルメントパネル本体の意匠面側に前記加飾部品の細長部が取り付けられ、
    前記加飾部品の細長部に、前記係合爪の突出方向と略同一方向に突出する突出部が設けられ、
    前記インストルメントパネル本体の加飾部品の周辺に、人の手を差し込み可能な開口が形成され、
    前記開口に差し込まれた手で前記突出部が前記係合爪の突出方向とは反対方向に押されて前記細長部が撓むとともに、前記係合爪が前記被係合部に対し傾斜して、前記係合爪と被係合部との係合が解除されるインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  2. 前記係合爪は、通常時に前記被係合部に係合する第1爪部と、前記第1爪部よりも前記係合爪の突出方向前方側に位置し、通常時には前記被係合部から離間して位置する第2爪部とを備え、
    前記係合爪の突出方向に対する前記第1爪部の係合面の傾斜角度が、前記突出方向に対する前記第2爪部の係合面の傾斜角度よりも小さく設定され、
    前記加飾部品への車室内側からの衝撃入力時には、前記第2爪部が前記被係合部に係合する請求項1記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  3. 前記第1爪部と第2爪部は、前記係合爪の爪基部から略同一方向に突出し、
    前記第2爪部の係合面の全体が、前記第1爪部の係合面の全体よりも、前記第1爪部及び第2爪部の突出方向前方側に位置している請求項2記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  4. 前記係合爪は前記細長部に、この細長部の長手方向に間隔を空けて複数設けられ、
    前記突出部は、隣り合う一対の係合爪の間に配置されている請求項1〜3のいずれか一つに記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  5. 前記突出部を挟み込み支持して前記突出部の撓みを抑制する支持部が前記インストルメントパネル本体に設けられている請求項1〜4のいずれか一つに記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  6. 前記細長部は、車幅方向に細長く形成されるとともに、車室内側とは反対側が開放した断面コの字状に形成されて、背面が車室内を向く背壁と、前記背壁の上端部から背壁の裏側に延びる上壁と、前記背壁の下端部から前記背壁の裏側に延びる下壁とから成り、
    前記突出部は前記上壁から前記細長部の裏側に突出し、
    前記係合爪は前記下壁から前記細長部の裏側に突出している請求項1〜5のいずれか一つに記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  7. 前記突出部は舌片に構成され、
    前記細長部の下壁は、前記舌片の下側の部分が切り欠かれている請求項6記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
  8. 前記舌片は、前記インストルメントパネル本体に形成された壁部の上面に載置している請求項7記載のインストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造。
JP2013240594A 2013-11-21 2013-11-21 インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造 Active JP6183653B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240594A JP6183653B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造
DE102014017267.8A DE102014017267A1 (de) 2013-11-21 2014-11-21 Befestigungsstruktur zum Befestigen einer dekorativen Komponente einer Instrumententafel
CN201410677565.3A CN104648270B (zh) 2013-11-21 2014-11-21 用于安装仪表板的装饰部件的安装结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240594A JP6183653B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015101108A JP2015101108A (ja) 2015-06-04
JP6183653B2 true JP6183653B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=53184479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013240594A Active JP6183653B2 (ja) 2013-11-21 2013-11-21 インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6183653B2 (ja)
CN (1) CN104648270B (ja)
DE (1) DE102014017267A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106184046A (zh) * 2016-08-18 2016-12-07 天津华夏联盛汽车部件有限公司 一种仪表板左装饰板总成
JP6760136B2 (ja) * 2017-03-03 2020-09-23 トヨタ紡織株式会社 乗物用機能部品取付け構造
DE102022130908A1 (de) 2022-11-22 2024-01-04 Fischer Automotive Systems Gmbh & Co. Kg Zierelement für eine Mittelkonsole eines Kraftfahrzeugs sowie Anordnung

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2976902B1 (fr) * 2011-06-21 2013-07-26 Faurecia Interieur Ind Ensemble d'habillage d'une partie de l'habitacle d'un vehicule automobile comprenant une pluralite de pieces d'habillage
JP4716863B2 (ja) * 2005-12-09 2011-07-06 ダイハツ工業株式会社 自動車におけるメータクラスタ取付装置
JP4637738B2 (ja) * 2005-12-19 2011-02-23 ダイキョーニシカワ株式会社 インストルメントパネルのパネル部品取付構造
JP4632139B2 (ja) * 2007-02-06 2011-02-16 スズキ株式会社 インストルメントパネルへのガーニッシュの取付け構造
JP2008247233A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Suzuki Motor Corp 樹脂部品の係止爪構造
JP2008254479A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Calsonic Kansei Corp フィニッシャ部品脱落防止部構造
JP5771904B2 (ja) * 2010-05-10 2015-09-02 スズキ株式会社 フロントピラートリムの取り付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015101108A (ja) 2015-06-04
CN104648270B (zh) 2017-01-11
DE102014017267A1 (de) 2015-05-21
CN104648270A (zh) 2015-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103518027A (zh) 车辆的门把手装置
JP6183653B2 (ja) インストルメントパネルの加飾部品の取り付け構造
JPWO2015050014A1 (ja) 車両灯具用装飾部材の取付構造
JP5853105B2 (ja) サンバイザホルダ
JP2007005701A (ja) リモコンケース
JP6002327B2 (ja) 樹脂クリップ用補強板ばね
JP5096895B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
JP2015137051A (ja) カウルルーバの係止構造
JP2009056982A (ja) フェンダートップカバーの取付け構造
JP5867106B2 (ja) 内装部材の取付構造及びインストルメントパネル構造
JP5990043B2 (ja) フック装置
JP2012206643A (ja) ホールカバー取付構造
KR101393513B1 (ko) 냉장고 디스플레이 탈착 구조
JP5182497B2 (ja) ラジエータグリル取付構造及びラジエータグリルの取外し方法
JP2008302887A (ja) 収納ボックス用仕切り板の固定構造
JP6279461B2 (ja) バンパークリップ
JP2010137589A (ja) 物品収納ボックス及び物品収納ボックスの取り付け構造
JP5613905B2 (ja) 車両の装飾部品の取付け構造
JP2004345489A (ja) 車両用内装部材の組付構造
JP2019137300A (ja) パネル装置
CN110176736B (zh) 配线器具用板
JP6796979B2 (ja) 車両のカウル部構造
JP6695831B2 (ja) ドアハンドル構造体
JP5804928B2 (ja) 収納家具
JP5607948B2 (ja) メータクラスタの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160923

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170712

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6183653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151