JP6181349B2 - 車輌追跡システムおよび方法 - Google Patents

Description

本発明は概して車輌追跡に関し、特に作業車の位置を追跡し記録することに関する。

出張サービスシステムは、所定の日にいくつかの顧客のもとへ作業車を送ることができ、また所定の車輌のサービススケジュールをその日の間に何度も変更することができる。サービスを要求した顧客は、任意のサービス依頼に関する走行距離およびサービス時間に対して課金される。従来、車輌を運転する作業員は、各依頼に関する走行距離およびサービス時間の見積もりを手作業で記録しており、この記録は、依頼した各顧客に課金する際の基準となる。

この方法は厳密ではない。作業員は、時間および距離を見積もるうえで著しく不正確である場合があり、時間を正しく報告しようとしないこともある。課金されない走行距離があると未回収の経費が生じ、一方、過剰請求は顧客サービスの問題となることがある。したがって、サービス依頼活動を正確に報告しないと、サービス依頼に対して効率的で質の高いサービスを実施することが著しく阻害される。

自己報告を行う場合、サービス依頼を受けてから現場に到着するまでに時間がかかったり、作業車を私的な理由で使用したり、速度制限を超えるような容認できない運転の仕方をしたり、勤務時間中に会社の機器で容認できない他の活動に従事したりする可能性がある作業員を監督するのが困難であることもある。会社外への出張では、この種の行動を検出して是正するのがずっと困難になる場合がある。

したがって、サービス依頼および作業車の移動をより正確に追跡することのできるシステムおよび方法が必要である。

本発明は、車輌上に配置されたモバイル追跡装置を使用して車輌の位置を複数回測定し、測定された位置のうちの少なくとも１つから車輌の事象を検出し、事象を検出したことに応答して車輌の位置をリモート装置に送信することによって車輌を追跡する、事象の発生に対応して駆動されるシステムおよび方法を提供することによって従来技術に伴う上記の欠点および他の欠点に対処する。事象を検出することは、２つまたは３つ以上の位置を比較して車輌の移動速度および移動方向の少なくとも一方を求めることを含んでもよい。追跡することのできる事象の種類には、たとえば、車輌を停止すること、移動を再開すること、方向を変更すること、または制限速度のような速度を超えることが含まれる。また、いくつかの実施態様では、これらのステップをモバイル通信装置によって実施してもよい。

本発明の一態様によれば、サービス依頼に対するサービス費用を決定する方法は、サービス依頼を実施する際に使用される車輌上に配置された、事象の発生に対応して駆動されるモバイル追跡装置によってそれぞれ生成され、ある時間にそれぞれ関連付けられる複数の位置から車輌停止事象または車輌走行事象を識別することと、識別された事象に事象継続時間または距離を関連付けることと、識別された事象および関連する継続時間または距離に基づいてサービス依頼に対して顧客に請求すべき金額を自動的に決定することと、を含む。この方法は、識別された事象をサービス依頼に関連付けることと、サービス依頼に対して顧客に請求すべき金額をサービス依頼の性質または顧客の身元に基づいて求めることを含んでもよい。

本発明を特徴付けるこれらの利点および特徴ならびに他の利点および特徴は、添付の特許請求の範囲に記載されており、本発明のさらなる一部を形成する。しかし、本発明ならびに本発明を使用することによって実現される利点および目的をよりよく理解するために、図面、および本発明の例示的な実施形態について説明する添付の説明を参照すべきである。

本発明に係るモバイル追跡装置を含むロックボックスの部分図である。 本発明に係るモバイル追跡装置のブロック図である。 本発明に係るコンピュータ追跡システムのブロック図である。 本発明に係る課金方法を示すフローチャートである。 本発明に係るモバイル車輌追跡レポートを示す表示画面である。

ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ：全地球測位システム）追跡装置が、作業車に取り付けられており、車輌の移動を車輌追跡システムに報告する。速度および方向の変化を含む、車輌の移動に関連するある事象がきっかけとなって、装置が車輌の位置を車輌追跡システムに報告する。車輌追跡システムは、送信されたデータを記憶してもよく、このデータを使用して車輌の移動を報告し、サービス依頼に対する車輌の活動に基づいて顧客への請求書を自動的に生成してもよい。

次に、各図を参照すると、図１は、本発明の一実施形態に係る例示的な移動追跡装置の部分図である。モバイル通信装置２が、車輌を運転する作業員が利用を許可されないロックボックスであってよい厳重に保管可能な箱４内に配置されている。一実施形態では、モバイル通信装置２は、ＧＰＳ受信機と、ＧＰＳ位置情報を受信し送信するカスタムソフトウェアとを含む携帯電話であってよい。しかし、他の実施形態では、モバイル通信装置２の使用を制限する他の機械的機構を使用してもよいことを理解されたい。

図２は、本発明の一実施形態に係るモバイル追跡装置１０を示している。モバイル追跡装置１０は、メモリ１４、ユーザインタフェース（ｕｓｅｒ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ：ユーザＩ／Ｆ）１６および大容量記憶装置１８と通信する処理ユニット（中央演算処理装置：ＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）とも称す）１２を含んでいる。モバイル追跡装置１０は、モバイル追跡装置１０が本明細書で説明する動作を実行するのを可能にするオペレーティングシステム（ｏｐｅｒａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ：ＯＳ）２０を含んでもよい。ユーザインタフェース１６が図示されているが、ユーザインタフェース１６は、作業員がモバイル追跡装置１０を勝手に変更できないようにするために完全にまたは部分的に無効化されてもよい。モバイル追跡装置１０の通常の動作では、どんなユーザでもユーザインタフェース１６を使用する必要がなく、以下に詳しく説明するように完全にネットワークインタフェース（ネットワークＩ／Ｆ）２２を通じて通信することができる。

一実施形態では、モバイル追跡装置１０は、携帯電話などのモバイル通信装置である。モバイル追跡装置１０は、当技術分野で公知のようにモバイルサービスプロバイダとの契約の下でモバイルサービスネットワークとやり取りするように構成されたネットワークインタフェース２２を含んでいる。モバイル装置１０は、当技術分野で公知の任意のネットワークプロトコルによってモバイルサービスネットワークとやり取りしてもよく、たとえば、任意の２Ｇネットワークプロトコル、ＥＤＧＥネットワークプロトコル、３Ｇネットワークプロトコル、ＬＴＥネットワークプロトコル、または他の４Ｇネットワークプロトコルを使用してもよい。現在のモバイル装置は高度な装置であることが少なくなく、利用可能な様々なプロトコルを使用する能力を含んでいる。携帯電話によって代表される種類の多くのモバイル通信装置は、大形のベースアンテナとモバイル追跡装置１０の本体内に埋め込まれたアンテナとの間でデュプレックスアンテナインタフェースを使用する。

他の実施形態では、モバイル追跡装置１０は、基地局に直接送信される無線信号または無線ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ：地域ネットワーク）のような何らかの他の通信ネットワークといった、モバイルサービスネットワーク以外の何らかの手段によって追跡信号を報告するモバイル装置であってよい。当技術分野では、様々な電気通信技術を介して無線によって信号を送信することが公知である。

一実施形態において任意の所定の時間に複数の作業車を追跡する責任を負うことのできる追跡システムに、ネットワークインタフェース２２によってモバイル追跡装置１０の位置を示す信号が送信される。図３に示されているように、各車輌のステータスをたとえばデータベース２４に記憶することのできるコンピュータ３０が、それ自体のネットワークインタフェース２２を通じて上記の信号を受信してもよい。ネットワークインタフェース２２は、インタネットを介してウェブサーバとして信号を受信するように構成されるか、あるいはモバイルサービスネットワークまたは当技術分野で公知の任意の他の手段によって信号を受信するように構成されてもよい。

本発明では、コンピュータ３０は、本発明と矛盾しない、事実上あらゆる種類のコンピュータ、コンピュータシステム、または適切なプログラム可能な他の電子装置を表してもよい。さらに、コンピュータ３０は、たとえばクラスタまたは他の分散コンピューティングシステムにおいてネットワーク化された１つまたは２つ以上のコンピュータを使用して実現されてもよい。

コンピュータ３０は通常、コンピュータ３０の主記憶装置を構成するランダムアクセスメモリ（ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ：ＲＡＭ）装置を代表するものであってよいメモリ１４、および任意の補助レベルのメモリ、たとえば、キャッシュメモリ、非揮発性メモリまたはバックアップメモリ（たとえば、プログラム可能なメモリまたはフラッシュメモリ）、読み取り専用メモリなどに結合された少なくとも１つのマイクロプロセッサを含む中央演算処理装置１２を含んでいる。また、メモリ１４は、コンピュータ３０内の他の場所に物理的に配置されたメモリ記憶装置、たとえば、ＣＰＵ１２内のプロセッサ内の任意のキャッシュメモリと、たとえば大容量記憶装置１８上またはコンピュータ３０に結合された他のコンピュータ上に記憶されるような、仮想メモリとして使用される任意の記憶容量と、を含むとみなしてもよい。コンピュータ３０はまた、通常、いくつかの入力を受信し、情報を出力して外部に伝送する。コンピュータ３０は、ユーザまたはオペレータとやり取りできるように、通常、特に、１つまたは２つ以上のユーザ入力装置（たとえば、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、タッチパッドおよびマイクロフォンのうちの少なくとも１つ）並びにディスプレイ（たとえば、ＣＲＴモニタ、ＬＣＤディスプレイパネルおよびスピーカのうちの少なくとも１つ）を組み込んだユーザインタフェース１６を含んでいる。他の場合、ユーザ入力は他のコンピュータまたは端末を介して受信されてよい。

追加的な記憶装置のために、コンピュータ３０は、１つまたは２つ以上の大容量記憶装置１８、たとえば、フロッピーディスクドライブまたは脱着可能な他のディスクドライブ、ハードディスクドライブ、ダイレクトアクセス記憶装置（ＤＡＳＤ）、光学ドライブ（たとえば、ＣＤドライブ、ＤＶＤドライブなど）、およびテープドライブのうちの少なくとも１つも含んでよい。さらに、コンピュータ３０は、他のコンピュータおよび電子装置との情報のやり取りを可能にする１つまたは２つ以上のネットワーク（たとえば、ＬＡＮ、ＷＡＮ、無線ネットワークおよびインタネットのうちの少なくとも１つ）とのインタフェース２２を含んでいる。コンピュータ３０が通常、当技術分野で公知のようにＣＰＵ１２と各構成要素１４，１６，１８，２２との間に適切なナアナログインタフェースおよび／またはデジタルインタフェースを含むことを理解されたい。

モバイル追跡装置１０は、当技術分野で公知のように位置情報を受信することができるＧＰＳ受信機２６を含んでいる。一実施形態では、ＧＰＳ受信機は、ＧＰＳ信号および位置情報を定期的に受信する。各位置は、ある時間に関連付けられ記憶される。一実施形態では、大容量記憶装置１８を使用して位置情報のリストをそれに関連する時間と一緒に記憶することができる。

ＣＰＵ１２が、ＧＰＳ受信機２６によって収集され、メモリ１４または大容量記憶装置１８に記憶されているデータを使用してメモリ１４内の実行ファイルを処理することによって、モバイル追跡装置１０は、１組の最近の位置データに対して任意の数の計算を実行することができる。たとえば、当技術分野で公知の計算では、ＧＰＳ位置をそのタイムスタンプと一緒に使用して車輌の走行速度および走行方向を算出する。通常、これらのＧＰＳ位置は、リモート位置に報告される場合、定期的に、すなわちある時間おきに、たとえばＮ秒またはＮ分おきに報告される。一方、図示の実施形態では、これらの計算を使用して対象となる事象を検出することができ、したがって、ＧＰＳ位置の報告は、事象の発生に対応して駆動される形式（事象駆動式）で実行される。

対象となる複数の事象には以下の事象が含まれる。

車輌が停止する。車輌の速度が、少なくとも所定の時間間隔にわたって、しきい値よりも遅く、たとえば２ｍｐｈ（３．２ｋｍ／ｈ）よりも遅い。

車輌が移動を再開する。車輌の速度が、「停止」しきい値よりも遅い速度からそれよりも速い他の速度しきい値、たとえば約１０ｍｐｈ（１６ｋｍ／ｈ）まで上昇する。

車輌が旋回する。車輌の進行方向が、事前に定められた進行方向から定められた角度よりも大きく、たとえば４５度よりも大きい角度にわたって変化する。

車輌が加速する。車輌の速度が、設定されたしきい値、たとえば時速約６５マイル（１０４ｋｍ／ｈ）よりも速い速度まで上昇する。このしきい値は位置に応じて決まるしきい値であってもよい。たとえば、モバイル追跡装置１０は、様々な経路に速度制限が関連付けられたマップを含んでもよく、しきい値は、速度制限が既知であるときにはその値に設定されてもよい。

モバイル追跡装置１０は、事象が検出されたことに応答して位置データを追跡システム３０に送信するように設定されてもよい。また、モバイル追跡装置１０は、事象が継続する間位置データを送信し続け、事象が無くなったときに送信を停止してもよい。たとえば、モバイル追跡装置１０は、車輌が加速しているかぎり位置データを送信し続けるが、車輌の速度が速度しきい値よりも遅い速度に戻ったときに送信を停止するか、あるいは他の事象を報告して車輌がもはや加速していないことを報告してもよい。

モバイル追跡装置１０は、事象に基づいた上記の送信に加えて、設定された間隔にわたって事象が検出されなかった後でモバイル追跡装置１０自体の位置を送信してもよい。たとえば、モバイル追跡装置１０は、位置を送信せずに４時間が経過したときに位置を送信してもよい。

追跡システムは、各モバイル追跡装置１０からのデータを記録し、受信されたデータを適切な車輌に関連付ける。データは、大容量記憶装置１８内のデータベース２４またはメモリ１４の任意の部分としてのデータベース２４を含む、適切な任意のメモリ位置に記憶されてもよい。データが受信された後、追跡システムは、図４のフローチャートに示されているように、実際のデータに従って請求額を正確に決定することができる。モバイル追跡装置１０によって報告された各停止（ブロック１０２）は、顧客の既知の位置に近いかどうか、または依頼の時間と作業員の既知のスケジュールとの比較に基づいてサービス依頼と照合される（ブロック１０４）。停止事象および再開事象に関連する送信データ上のタイムスタンプは、システムによる停止継続時間の算出を可能にする（ブロック１０６）。停止が所定の依頼に首尾よく関連付けられた後、その停止の前後の走行距離をその依頼に関連付けることもできる（ブロック１０８）。システムは、リストに示されたサービス依頼、したがってリストに示された顧客に停止を関連付けることによって、その顧客に関連する運賃および１時間当たり料金にアクセスすることができる（ブロック１１０）。他の実施形態では、所定のサービス依頼に対する運賃および１時間当たり料金は一定であり、後で課金プロセスにおいて割引が施され、したがって、カスタマイズされた料金情報がアクセスされることはない。運賃および１時間当たり料金を依頼に関する総走行距離および時間と一緒に使用することによって、追跡データに基づいて請求書を自動的に生成することができる（ブロック１１２）。

追跡システムは、データを様々な方法で報告してよい。日々の概要は、すべての車輌をリスト表示し、車輌ごとに総走行距離、走行時間、および停止回数を示すことができる。走行レポートは、各走行事象を別個に、始動時間および停止時間、走行継続時間、および走行距離と一緒にリストに示すことができる。停止レポートは、各停止の時間、住所、および停止継続時間をリストに示すことができる。勤務時間後のレポートは、定められた時間表を外れて走行した車輌を、各車輌が走行した時間および距離と一緒にリストに示すことができる。

追跡システムは、追跡システムのユーザが各停止間の提案された経路を決定するのを可能にし、提案された経路をドライバーが選択した経路と比較し、提案された経路に基づいて必要な走行距離および走行継続時間を見積もるＧＰＳナビゲーション機能を備えてもよい。これによって、請求額を見積もることが可能になり、かつドライバーの実際の成績を評価するのを可能にする基準も得られる。

追跡システムは、加速、所定の継続時間を超えた停止、許可されていない停止、許可されていない走行、提案された経路からの逸脱、および許可されていないその他の活動のような基準に基づいてユーザに警告を与えることもできる。

メンテナンスのために、システムは、各車輌について合計走行距離を維持し、車輌の追加走行距離を含むレポートを作成するたびに累積走行距離を加算することができる。一実施形態では、合計走行距離は、車輌のメンテナンスを行った後に発生し、メンテナンスが実施されるたびに零にリセットすることができる。

当業者には、本明細書で説明する技術の潜在的な他の用途と同様に他の修正実施形態が明らかになろう。したがって、本発明は添付の特許請求範囲にある。

２ モバイル通信装置
４ 箱
１０ モバイル追跡装置
１２ 中央演算処理装置（ＣＰＵ）
１４ メモリ
１６ ユーザインタフェース
１８ 大容量記憶装置
２０ オペレーティングシステム
２２ ネットワークインタフェース
２４ データベース
２６ ＧＰＳ受信機
３０ コンピュータ

Claims (10)

1. サービス依頼を実施する際に使用される車輌を追跡する方法であって、
   前記車輌上の厳重に保管可能な容器内に配置され、前記車輌の作業員がアクセスできないモバイル追跡装置を使用して、前記車輌の位置を複数回測定することと、
   前記モバイル追跡装置を使用して測定された前記複数の位置のうちの少なくとも１つから前記車輌の事象を検出することと、
   前記事象を検出したことに応答して、前記モバイル追跡装置から車輌追跡システムに前記車輌の位置と当該位置に対応する時間とを示すデータを送信することと、
   前記車輌追跡システムによって、前記データに基づいて前記事象を前記サービス依頼に関連づけることと、
   前記モバイル追跡装置によって生成または送信されたデータの車輌の作業員による勝手な変更を防止するために、前記モバイル追跡装置のユーザインターフェースを完全にまたは部分的に無効化にすることと、を含むことを特徴とする方法。
2. 前記事象を検出することは、複数の位置同士を比較して前記車輌の速度および移動方向のうちの少なくとも１つを測定することを含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記事象は、前記車輌が停止すること、前記車輌が移動を再開すること、前記車輌が方向を変更すること、または前記車輌が所定の速度を超えることのうちの１つのであることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 前記車輌が所定の速度を超える事象は、前記車輌が法定制限速度に関連する基準速度を超えることである、請求項３に記載の方法。
5. 前記事象として、前記車輌が停止したことを検出し、
   前記車輌追跡システムによって、前記車輌が停止した前後の当該車輌の走行距離を求めることと、前記求めた走行距離を前記サービス依頼に関連付けることと、前記求めた走行距離の少なくとも一部に基づいて、前記サービス依頼に対するサービス費用を決定することと、をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の方法。
6. サービス依頼に対するサービス費用を決定する方法であって、
   前記サービス依頼を実施する際に使用される車輌上の厳重に保管可能な容器内に配置され、前記車輌の作業員がアクセスできないモバイル追跡装置であって、事象の発生に対応して駆動されるモバイル追跡装置によってそれぞれ生成され、ある時間にそれぞれ関連付けられた複数の位置を受信することと、
   前記複数の位置から車輌停止事象または車輌走行事象の少なくとも一方を識別することと、
   前記識別された事象に事象継続時間または事象距離の少なくとも一方を関連付けることと、
   前記事象継続時間または前記事象距離に基づいて前記識別された事象を前記サービス依頼に関連付けることと、
   ユーザの介入なしに、前記識別された事象および関連付けられた前記事象継続時間または前記事象距離の少なくとも一部に基づいて、前記識別された事象に関連づけられたサービス依頼に対して顧客に請求する金額を自動的に決定することと、
   前記モバイル追跡装置によって生成または送信されたデータの車輌の作業員による勝手な変更を防止するために、前記モバイル追跡装置のユーザインターフェースを完全にまたは部分的に無効化にすることと、を含むことを特徴とする方法。
7. 前記顧客に請求する金額が、前記識別された事象に関連づけられたサービス依頼の性質または前記顧客の身元の少なくとも一方に基づいて決定されることを特徴とする、請求項６に記載の方法。
8. サービス依頼を実施している間、車輌を追跡するシステムであって、
   車輌追跡システムと、
   前記車輌追跡システムと通信し、ＧＰＳ受信機を含み、複数の時間における前記車輌の複数のＧＰＳ位置を受信するように構成され、前記複数のＧＰＳ位置の少なくとも１つから前記車輌に対する事象を検出し、前記事象を検出したことに応答して前記車輌の位置と当該位置に対応する時間とを示すデータを前記車輌追跡装置に送信するモバイル通信装置と、
   前記車輌上に位置し、前記モバイル通信装置が内部に配置され、前記車輌の作業員がアクセスできない、厳重に保管可能な容器とを有し、
   前記車輌追跡システムは、前記モバイル通信装置が送信した前記車輌の位置と当該位置に対応する時間とを示すデータに基づいて、検出された前記事象を前記サービス依頼に関連付け、
   前記モバイル通信装置のユーザインターフェースは、前記モバイル通信装置によって生成または送信されたデータの車輌の作業員による勝手な変更を防止するために、完全にまたは部分的に無効化される、ことを特徴とするシステム。
9. 前記車輌追跡システムは、前記事象の少なくとも一部に基づいて、前記サービス依頼に対するサービス料金を決定することを特徴とする、請求項８に記載のシステム。
10. 前記事象は、前記事象の位置が顧客の既知の位置に近いかどうかに基づいて、前記サービス依頼と対応づけられることを特徴とする、請求項８に記載のシステム。
    

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