JP2004005311A - 車両の貸出業務用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの不満感を払拭でき、業者の負荷を軽減できる車両の貸出業務用システムを提供する。
【解決手段】貸出される車両1に搭載された車載端末10が車両の走行状態の情報を定期的にセンタ側装置20に送信する。センタ側装置20は走行状態の情報を記録しておき、貸出料金を課金するときに、走行状態の情報に基づいて決まる利用料金と、走行状態の情報によらずに予め決められた基本料金とを加算して、貸出料金を確定する。
【選択図】 図1
【解決手段】貸出される車両1に搭載された車載端末10が車両の走行状態の情報を定期的にセンタ側装置20に送信する。センタ側装置20は走行状態の情報を記録しておき、貸出料金を課金するときに、走行状態の情報に基づいて決まる利用料金と、走行状態の情報によらずに予め決められた基本料金とを加算して、貸出料金を確定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、月ぎめなど、所定期間ごとに貸出料金を支払う、車両の貸出業務のためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるレンタカーやカーリースなどの車両の貸出においては、例えばレンタカーの場合24時間であるとか、カーリースの場合1年であるとかいうように、貸出期間を定めた上、当該貸出期間について事前に定めた料金、又は貸出期間に応じて定められた月額利用料などに応じた額の課金を行うようになっていた。
【0003】
また、予め走行距離限度を定めた契約としておき、この距離を超えた場合に違約金として超過料金の支払いを求めるというものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車両の貸出においては、例えば車両の利用にムラのあるユーザや予定走行距離が判然としないユーザの場合に、あまり利用していない月の支払額が大きくなって不満感が生じたりといったことがあった。
【0005】
また、悪意のあるユーザの場合、契約された走行距離限度を超えて走行したのに、走行距離計を不正に操作して実際の走行距離を偽るというケースもあり、こうした場合に当該不正操作の事実を突き止めたり、損害賠償に関する訴訟において立証したりといった負荷が大きくなる。
【0006】
すなわち、従来の車両の貸出における業務遂行手順では、こうしたユーザの不満や、業者の負荷の発生を防ぐことができず、関係者全体の満足を得ることが困難であった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、かかるユーザの不満を払拭し、業者側の負荷を軽減できる車両の貸出業務用システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録するとともに、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、を含むことを特徴としている。
【0009】
また、本発明のある態様によると、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行距離の情報を受信して記録するとともに、前記記録された走行距離の情報に基づいて単価を決定し、当該決定した単価に走行距離を乗じて車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、を含むこととした。
【0010】
また、本発明のある態様によると、貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置、に通信可能に設定された車載端末であって、車両の走行状態を検出する手段と、前記検出した走行状態に関する情報を定期的に、前記センタ側へ送信する手段と、を含むこととした。
【0011】
ここで、前記センタ側装置で決定された貸出料金に関する情報を取得し、当該情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。また、前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態としての走行距離に基づいて走行距離に応じた単価を決定するセンタ側装置であって、前記センタ側装置で決定された単価に関する情報を取得し、当該単価に関する情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。
【0012】
さらに、前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて前記決定された貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するセンタ側装置であって、前記センタ側装置で決定された追加料金に関する情報を取得し、当該追加料金に関する情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。
【0013】
さらに、本発明のある態様によると、車両であって、これらの車載端末を搭載したことを特徴とする。
【0014】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置であって、貸出車両に搭載された車載側装置から、当該貸出車両の走行状態に関する情報を定期的に受信する手段と、前記受信した走行状態に関する情報に基づき、所定のルールに従って貸出料金を確定する手段と、を含み、当該確定された貸出料金が貸出車両のユーザに課金されることを特徴としている。
【0015】
ここで、前記所定のルールとして、前記走行状態としての走行距離の情報を利用して単価を決定し、その単価を用いて貸出料金が確定されることとするのも好ましい。またここで、前記単価の決定においては、走行距離が所定の距離に到達するごとに前記単価が減額されて決定されることとするのも好ましい。さらに前記走行状態に関する情報には、走行位置に関する情報が含まれることとしても好ましい。
【0016】
またある態様としては、前記所定のルールとして、前記走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定することも好適である。
【0017】
さらにある態様としては、前記所定のルールとして、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するルールが含まれることとしても好適である。
【0018】
さらに、本発明の別の態様では、車両の貸出業務のために、貸出車両に、当該貸出車両の走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末を搭載しておき、この車載端末と通信可能に設けたセンタ側装置を用いた貸出方法であって、各貸出車両の走行状態の情報を受信する受信工程と、当該受信された走行状態の情報に基づき、車両ごとの貸出料金を確定する料金確定工程と、を含むこととした。
【0019】
ここで前記料金確定工程は、前記走行状態としての走行距離に関する情報に基づいて単価を定め、当該単価を用いて貸出料金を確定することとするのも好ましい。また前記単価は、走行距離が所定の距離に達するごとに減額されて定められることとするのも好ましい。さらに、前記貸出車両に搭載される車載端末は、それぞれ、走行状態を検出して定期的に伝送しており、前記受信工程は、車載端末から定期的に伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録し、前記料金確定工程は、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定する、こととしても好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る車両の貸出業務用システムは、図1に示すように、貸し出される車両1に搭載された車載端末10と、センタ側に配置されたセンタ側装置20と、端末管理システム30と、を含んで構成され、この端末管理システム30は、クレジット会社側に配備されたクレジット決済システム40と通信可能に接続されている。
【0021】
車載端末10は、ユーザの操作を受け付ける操作パネルと、情報を表示する表示パネルと、無線通信インタフェースとを備えたコンピュータであり、車両1の走行状態として、走行距離や走行位置、走行時間などの情報を検出して、無線にてセンタ側装置20に定期的に(例えば日毎)送信している。またこの車載端末10は、センタ側装置20を介して端末管理システム30と通信し、ユーザからの指示操作に関する内容を端末管理システム30に対して送信するとともに、端末管理システム30から送信されたデータをユーザに提示する。
【0022】
センタ側装置20は、図2に示すように、無線通信インタフェース21と、通信インタフェース22と、制御部23と、ストレージ24とを含み、無線通信インタフェース21は、車載端末10から無線にて送信された情報等を受信して制御部23に出力する。またこの無線通信インタフェース21は、制御部23から入力される指示に従って、種々のデータを無線にて車載端末10側へ伝送する。通信インタフェース22は通信回線網に接続されており、通信回線網を介して端末管理システム30との間でデータの送受信を行う。
【0023】
制御部23は、車載端末10側から車両の走行状態に関する情報を受信してストレージ24に記録する。またこの制御部23は、当該記録した走行状態に関する情報を利用して貸出料金を決定する処理を実行している。この貸出料金の決定処理については後に詳しく説明する。さらに制御部23は、車載端末10から端末管理システム30に対して伝送すべきユーザの指示操作の内容を受信すると、当該指示操作の内容に関するデータを通信回線網を介して端末管理システム30へ伝送し、また、端末管理システム30から車載端末10側へ伝送すべきデータを受信すると、当該データを車載端末10側へ伝送する。ストレージ24は、ハードディスク等の記録媒体であり、制御部23から入力される指示に従って各車両ごとの走行状態に関する情報を記録している。
【0024】
端末管理システム30は、いわゆるコンテンツサーバであり、センタ側装置20を介して車載端末10から受信した指示操作の内容に応じてコンテンツのデータを当該車載端末10側へ配信している。また、クレジット決済システム40は、通信回線網を介して課金要求を受信して、当該課金要求に含まれている、課金対象者を特定する情報(クレジット番号等)と、課金額の情報とを参照し、対象者の口座から課金額を引き落とすよう処理するとともに、車両貸出業務取扱者としてのセンタに対して当該課金額の支払い処理を行う。
【0025】
ここでセンタ側装置20の制御部23が行う処理について説明する。センタ側装置20は、車載端末10側から例えば携帯電話網を介して発呼され、この呼に応答して通信を確立する。そして車載端末10側から、車両を特定する情報と、その車両の走行状態に関する情報を受信し、これをストレージ24に記録する。具体的にストレージ24には、図3に示すように、車両を特定する情報をキー(K)としてその車両の走行距離(a)や走行位置の履歴(b)などの走行状態に関する情報(S)が関連づけられて格納されている。また、制御部23は、車載端末10と端末管理システム30との間で為された通信記録(L)として、例えば利用したコンテンツを特定する情報などを併せて記録してもよい。ここで車両を特定する情報としては、貸出車両ごとに事前に定められ、車載端末10側に設定された識別情報としてもよいし、携帯電話網を介して走行状態の情報を送信するときには車載端末10側に設定された電話番号であってもよい。
【0026】
そして制御部23は、決済のタイミング(例えば月末の所定時点)になると、各車両ごとの貸出料金の額を定める処理を開始し、予め定められた基本料金と、ストレージ24に記録されている、その車両の走行状態に関する情報に基づいて貸出料金を確定して、クレジット決済システム40に対して当該確定した貸出料金の課金を要求する。
【0027】
具体的に制御部23は、貸出料金の額を定める処理として図4に示すような処理を行う。すなわち、制御部23は、各車両を順次選択し、選択した車両の走行状態に関する情報として走行距離の情報をストレージ24から取得する(S1)。そして制御部23は、予め契約上定められている、走行距離対単価のテーブル(図5)を参照し、走行距離(積算)に応じた単価の額を取得する(S2)。そして当該単価の額に当月の走行距離(前回この処理を実行したときに記録した前月までの積算走行距離を現時点の積算走行距離から減じたもの)を乗じて利用料金(Pu)を演算する(S3)。さらに制御部23は、予め契約上定められている基本料金(Pb)と、処理S3にて演算した利用料金Puとを加算して、当月の請求額である貸出料金(Pt;Pt=Pu+Pb)を確定する(S4)。そしてすべての車両について演算を完了したかを調べ(S5)、完了していれば(Yesならば)処理を終了し(ここで演算に利用した積算走行距離を記録して保持しておく)、完了していなければ(Noならば)、処理S1に戻って次の車両を選択して処理を続ける。
【0028】
本実施の形態において特徴的なことは、走行距離とは無関係に定められる基本料金部分Pbと、走行距離に完全に連動して定められる利用料金部分Puとの和として貸出料金Ptが確定されることである。これにより利用量が少ない場合の請求額が低く、利用量が多くなった場合の請求額は高くなるよう設定される。また、図5に示したテーブルのごとく、走行距離が所定の値に達するごとに単価が逓減するように定めておくことで、利用量が多くなった場合の使い得感を向上させることができる。さらに車両オプション(カーナビや寒冷地仕様など)については基本料金部分に上乗せして請求することで、ユーザに対して請求原因を明確に区別して提示でき、ユーザのリーズナブル感を向上させることができる。
【0029】
また、車載装置10が図5に示したテーブルを記憶しておき、現在の積算走行距離と比較して、あと何キロ走行すれば単価が低くなるかを表す情報をユーザに提示するのも好適である。同様に、現在の単価を指示により表示するようにするのも好適である。なお、車載装置10内に図5に示したテーブルを記憶しておく代わりに、車載装置10がセンタ側装置20に対して現在の単価や、あと何キロ走行すれば単価が低くなるのかを(現在の走行距離を送信して)問い合わせ、センタ側装置20が当該問い合わせに応えて情報を提供し、その提供された情報を表示するようにするのも好適である。
【0030】
さらに、本実施の形態において、センタ側装置20の制御部23は、車載端末10から定期的に(例えば日毎に)送信されてくる走行距離の情報を参照し、例えば走行距離が減少したり(ユーザが不正に走行距離を変更した場合など)、一日で到底走行できない距離だけ増えていたり(機器の故障の場合など)が検出されたときには、センタ側装置20の管理者に対してその旨の報知を行うこととするのも好ましい。
【0031】
なお、基本料金分については、契約時に契約リース期間に合わせて設定することとするのが好ましい。例えば3年間は解約しない旨の特約を伴う場合、当該特約がない場合に比べて基本料金を低減する。また、解約しない旨の特約に係る期間に応じて当該低減する額を調整することとするのも好ましい。
【0032】
[他の走行状態の情報の利用]
またここまでの説明では、制御部23が走行状態として走行距離を利用して貸出料金を確定する例について説明したが、走行距離以外の走行状態に関する情報を利用して貸出料金を確定してもよい。例えば、寒冷地や海岸沿いといった、車両利用環境上、影響のある地域(地図上、予め確定された範囲)では車両を利用しない旨の特約を交わしておき、この特約に違反した(走行状態の情報に含まれる、走行位置の情報が上記確定された範囲内にあるなど)との所定の条件に合致する場合には、それを検出して、違約金として予め定めた額や、違約状態にあったと推定される期間に応じた追加料金を貸出料金に加算する。
【0033】
さらに、例えば走行速度の情報(走行中に記録した最高速度など)に基づき、違法な運転状態にあるとの条件に合致すると判断される場合に、違約金を加算するようにしても好適である。このように、予め契約に定めた走行状態に違反する場合の違約金を加算して課金することとするのも好ましい。
【0034】
[クレジット会社側の事情に配慮した例]
さらに、クレジット会社側から事前にユーザのクレジット利用限度額の情報が提供される場合には、制御部23は、演算した貸出料金が当該利用限度額を超える場合に、その旨ユーザに報知するよう車載端末10側に指示することとするのも好ましい。
【0035】
[車載端末10側の表示]
さらに、車載端末10は、センタ側装置20から現在の単価に関する情報や現在演算された追加料金(上記特約に違反した等によって課される料金)に関する情報を取得して表示するようにしても好ましい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両に搭載された車載端末が、当該車両の走行状態を検出して定期的にセンタ側装置へ伝送し、センタ側装置が、当該走行状態の情報を受信して記録するとともに、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとの貸出料金を確定することとしており、利用量に応じた額が請求されることでユーザの不満感を払拭でき、定期的に走行状態が取得されることで、ユーザの不正利用を防止でき、業者側の負荷を軽減できることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両の貸出業務用システムの一例を表す構成ブロック図である。
【図2】センタ側装置の構成ブロック図である。
【図3】センタ側装置のストレージに記録される情報の一例を表す説明図である。
【図4】センタ側装置における貸出料金の確定処理の一例を表すフローチャート図である。
【図5】走行距離に対して単価を定める場合の設定テーブルの内容の一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 車両、10 車載端末、20 センタ側装置、21 無線通信インタフェース、22 通信インタフェース、23 制御部、24 ストレージ、30 端末管理システム、40 クレジット決済システム。
【発明の属する技術分野】
本発明は、月ぎめなど、所定期間ごとに貸出料金を支払う、車両の貸出業務のためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるレンタカーやカーリースなどの車両の貸出においては、例えばレンタカーの場合24時間であるとか、カーリースの場合1年であるとかいうように、貸出期間を定めた上、当該貸出期間について事前に定めた料金、又は貸出期間に応じて定められた月額利用料などに応じた額の課金を行うようになっていた。
【0003】
また、予め走行距離限度を定めた契約としておき、この距離を超えた場合に違約金として超過料金の支払いを求めるというものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の車両の貸出においては、例えば車両の利用にムラのあるユーザや予定走行距離が判然としないユーザの場合に、あまり利用していない月の支払額が大きくなって不満感が生じたりといったことがあった。
【0005】
また、悪意のあるユーザの場合、契約された走行距離限度を超えて走行したのに、走行距離計を不正に操作して実際の走行距離を偽るというケースもあり、こうした場合に当該不正操作の事実を突き止めたり、損害賠償に関する訴訟において立証したりといった負荷が大きくなる。
【0006】
すなわち、従来の車両の貸出における業務遂行手順では、こうしたユーザの不満や、業者の負荷の発生を防ぐことができず、関係者全体の満足を得ることが困難であった。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、かかるユーザの不満を払拭し、業者側の負荷を軽減できる車両の貸出業務用システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録するとともに、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、を含むことを特徴としている。
【0009】
また、本発明のある態様によると、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行距離の情報を受信して記録するとともに、前記記録された走行距離の情報に基づいて単価を決定し、当該決定した単価に走行距離を乗じて車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、を含むこととした。
【0010】
また、本発明のある態様によると、貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置、に通信可能に設定された車載端末であって、車両の走行状態を検出する手段と、前記検出した走行状態に関する情報を定期的に、前記センタ側へ送信する手段と、を含むこととした。
【0011】
ここで、前記センタ側装置で決定された貸出料金に関する情報を取得し、当該情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。また、前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態としての走行距離に基づいて走行距離に応じた単価を決定するセンタ側装置であって、前記センタ側装置で決定された単価に関する情報を取得し、当該単価に関する情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。
【0012】
さらに、前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて前記決定された貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するセンタ側装置であって、前記センタ側装置で決定された追加料金に関する情報を取得し、当該追加料金に関する情報を表示する手段をさらに含むこととするのも好ましい。
【0013】
さらに、本発明のある態様によると、車両であって、これらの車載端末を搭載したことを特徴とする。
【0014】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置であって、貸出車両に搭載された車載側装置から、当該貸出車両の走行状態に関する情報を定期的に受信する手段と、前記受信した走行状態に関する情報に基づき、所定のルールに従って貸出料金を確定する手段と、を含み、当該確定された貸出料金が貸出車両のユーザに課金されることを特徴としている。
【0015】
ここで、前記所定のルールとして、前記走行状態としての走行距離の情報を利用して単価を決定し、その単価を用いて貸出料金が確定されることとするのも好ましい。またここで、前記単価の決定においては、走行距離が所定の距離に到達するごとに前記単価が減額されて決定されることとするのも好ましい。さらに前記走行状態に関する情報には、走行位置に関する情報が含まれることとしても好ましい。
【0016】
またある態様としては、前記所定のルールとして、前記走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定することも好適である。
【0017】
さらにある態様としては、前記所定のルールとして、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するルールが含まれることとしても好適である。
【0018】
さらに、本発明の別の態様では、車両の貸出業務のために、貸出車両に、当該貸出車両の走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末を搭載しておき、この車載端末と通信可能に設けたセンタ側装置を用いた貸出方法であって、各貸出車両の走行状態の情報を受信する受信工程と、当該受信された走行状態の情報に基づき、車両ごとの貸出料金を確定する料金確定工程と、を含むこととした。
【0019】
ここで前記料金確定工程は、前記走行状態としての走行距離に関する情報に基づいて単価を定め、当該単価を用いて貸出料金を確定することとするのも好ましい。また前記単価は、走行距離が所定の距離に達するごとに減額されて定められることとするのも好ましい。さらに、前記貸出車両に搭載される車載端末は、それぞれ、走行状態を検出して定期的に伝送しており、前記受信工程は、車載端末から定期的に伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録し、前記料金確定工程は、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定する、こととしても好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る車両の貸出業務用システムは、図1に示すように、貸し出される車両1に搭載された車載端末10と、センタ側に配置されたセンタ側装置20と、端末管理システム30と、を含んで構成され、この端末管理システム30は、クレジット会社側に配備されたクレジット決済システム40と通信可能に接続されている。
【0021】
車載端末10は、ユーザの操作を受け付ける操作パネルと、情報を表示する表示パネルと、無線通信インタフェースとを備えたコンピュータであり、車両1の走行状態として、走行距離や走行位置、走行時間などの情報を検出して、無線にてセンタ側装置20に定期的に(例えば日毎)送信している。またこの車載端末10は、センタ側装置20を介して端末管理システム30と通信し、ユーザからの指示操作に関する内容を端末管理システム30に対して送信するとともに、端末管理システム30から送信されたデータをユーザに提示する。
【0022】
センタ側装置20は、図2に示すように、無線通信インタフェース21と、通信インタフェース22と、制御部23と、ストレージ24とを含み、無線通信インタフェース21は、車載端末10から無線にて送信された情報等を受信して制御部23に出力する。またこの無線通信インタフェース21は、制御部23から入力される指示に従って、種々のデータを無線にて車載端末10側へ伝送する。通信インタフェース22は通信回線網に接続されており、通信回線網を介して端末管理システム30との間でデータの送受信を行う。
【0023】
制御部23は、車載端末10側から車両の走行状態に関する情報を受信してストレージ24に記録する。またこの制御部23は、当該記録した走行状態に関する情報を利用して貸出料金を決定する処理を実行している。この貸出料金の決定処理については後に詳しく説明する。さらに制御部23は、車載端末10から端末管理システム30に対して伝送すべきユーザの指示操作の内容を受信すると、当該指示操作の内容に関するデータを通信回線網を介して端末管理システム30へ伝送し、また、端末管理システム30から車載端末10側へ伝送すべきデータを受信すると、当該データを車載端末10側へ伝送する。ストレージ24は、ハードディスク等の記録媒体であり、制御部23から入力される指示に従って各車両ごとの走行状態に関する情報を記録している。
【0024】
端末管理システム30は、いわゆるコンテンツサーバであり、センタ側装置20を介して車載端末10から受信した指示操作の内容に応じてコンテンツのデータを当該車載端末10側へ配信している。また、クレジット決済システム40は、通信回線網を介して課金要求を受信して、当該課金要求に含まれている、課金対象者を特定する情報(クレジット番号等)と、課金額の情報とを参照し、対象者の口座から課金額を引き落とすよう処理するとともに、車両貸出業務取扱者としてのセンタに対して当該課金額の支払い処理を行う。
【0025】
ここでセンタ側装置20の制御部23が行う処理について説明する。センタ側装置20は、車載端末10側から例えば携帯電話網を介して発呼され、この呼に応答して通信を確立する。そして車載端末10側から、車両を特定する情報と、その車両の走行状態に関する情報を受信し、これをストレージ24に記録する。具体的にストレージ24には、図3に示すように、車両を特定する情報をキー(K)としてその車両の走行距離(a)や走行位置の履歴(b)などの走行状態に関する情報(S)が関連づけられて格納されている。また、制御部23は、車載端末10と端末管理システム30との間で為された通信記録(L)として、例えば利用したコンテンツを特定する情報などを併せて記録してもよい。ここで車両を特定する情報としては、貸出車両ごとに事前に定められ、車載端末10側に設定された識別情報としてもよいし、携帯電話網を介して走行状態の情報を送信するときには車載端末10側に設定された電話番号であってもよい。
【0026】
そして制御部23は、決済のタイミング(例えば月末の所定時点)になると、各車両ごとの貸出料金の額を定める処理を開始し、予め定められた基本料金と、ストレージ24に記録されている、その車両の走行状態に関する情報に基づいて貸出料金を確定して、クレジット決済システム40に対して当該確定した貸出料金の課金を要求する。
【0027】
具体的に制御部23は、貸出料金の額を定める処理として図4に示すような処理を行う。すなわち、制御部23は、各車両を順次選択し、選択した車両の走行状態に関する情報として走行距離の情報をストレージ24から取得する(S1)。そして制御部23は、予め契約上定められている、走行距離対単価のテーブル(図5)を参照し、走行距離(積算)に応じた単価の額を取得する(S2)。そして当該単価の額に当月の走行距離(前回この処理を実行したときに記録した前月までの積算走行距離を現時点の積算走行距離から減じたもの)を乗じて利用料金(Pu)を演算する(S3)。さらに制御部23は、予め契約上定められている基本料金(Pb)と、処理S3にて演算した利用料金Puとを加算して、当月の請求額である貸出料金(Pt;Pt=Pu+Pb)を確定する(S4)。そしてすべての車両について演算を完了したかを調べ(S5)、完了していれば(Yesならば)処理を終了し(ここで演算に利用した積算走行距離を記録して保持しておく)、完了していなければ(Noならば)、処理S1に戻って次の車両を選択して処理を続ける。
【0028】
本実施の形態において特徴的なことは、走行距離とは無関係に定められる基本料金部分Pbと、走行距離に完全に連動して定められる利用料金部分Puとの和として貸出料金Ptが確定されることである。これにより利用量が少ない場合の請求額が低く、利用量が多くなった場合の請求額は高くなるよう設定される。また、図5に示したテーブルのごとく、走行距離が所定の値に達するごとに単価が逓減するように定めておくことで、利用量が多くなった場合の使い得感を向上させることができる。さらに車両オプション(カーナビや寒冷地仕様など)については基本料金部分に上乗せして請求することで、ユーザに対して請求原因を明確に区別して提示でき、ユーザのリーズナブル感を向上させることができる。
【0029】
また、車載装置10が図5に示したテーブルを記憶しておき、現在の積算走行距離と比較して、あと何キロ走行すれば単価が低くなるかを表す情報をユーザに提示するのも好適である。同様に、現在の単価を指示により表示するようにするのも好適である。なお、車載装置10内に図5に示したテーブルを記憶しておく代わりに、車載装置10がセンタ側装置20に対して現在の単価や、あと何キロ走行すれば単価が低くなるのかを(現在の走行距離を送信して)問い合わせ、センタ側装置20が当該問い合わせに応えて情報を提供し、その提供された情報を表示するようにするのも好適である。
【0030】
さらに、本実施の形態において、センタ側装置20の制御部23は、車載端末10から定期的に(例えば日毎に)送信されてくる走行距離の情報を参照し、例えば走行距離が減少したり(ユーザが不正に走行距離を変更した場合など)、一日で到底走行できない距離だけ増えていたり(機器の故障の場合など)が検出されたときには、センタ側装置20の管理者に対してその旨の報知を行うこととするのも好ましい。
【0031】
なお、基本料金分については、契約時に契約リース期間に合わせて設定することとするのが好ましい。例えば3年間は解約しない旨の特約を伴う場合、当該特約がない場合に比べて基本料金を低減する。また、解約しない旨の特約に係る期間に応じて当該低減する額を調整することとするのも好ましい。
【0032】
[他の走行状態の情報の利用]
またここまでの説明では、制御部23が走行状態として走行距離を利用して貸出料金を確定する例について説明したが、走行距離以外の走行状態に関する情報を利用して貸出料金を確定してもよい。例えば、寒冷地や海岸沿いといった、車両利用環境上、影響のある地域(地図上、予め確定された範囲)では車両を利用しない旨の特約を交わしておき、この特約に違反した(走行状態の情報に含まれる、走行位置の情報が上記確定された範囲内にあるなど)との所定の条件に合致する場合には、それを検出して、違約金として予め定めた額や、違約状態にあったと推定される期間に応じた追加料金を貸出料金に加算する。
【0033】
さらに、例えば走行速度の情報(走行中に記録した最高速度など)に基づき、違法な運転状態にあるとの条件に合致すると判断される場合に、違約金を加算するようにしても好適である。このように、予め契約に定めた走行状態に違反する場合の違約金を加算して課金することとするのも好ましい。
【0034】
[クレジット会社側の事情に配慮した例]
さらに、クレジット会社側から事前にユーザのクレジット利用限度額の情報が提供される場合には、制御部23は、演算した貸出料金が当該利用限度額を超える場合に、その旨ユーザに報知するよう車載端末10側に指示することとするのも好ましい。
【0035】
[車載端末10側の表示]
さらに、車載端末10は、センタ側装置20から現在の単価に関する情報や現在演算された追加料金(上記特約に違反した等によって課される料金)に関する情報を取得して表示するようにしても好ましい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、貸出車両に搭載された車載端末が、当該車両の走行状態を検出して定期的にセンタ側装置へ伝送し、センタ側装置が、当該走行状態の情報を受信して記録するとともに、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとの貸出料金を確定することとしており、利用量に応じた額が請求されることでユーザの不満感を払拭でき、定期的に走行状態が取得されることで、ユーザの不正利用を防止でき、業者側の負荷を軽減できることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両の貸出業務用システムの一例を表す構成ブロック図である。
【図2】センタ側装置の構成ブロック図である。
【図3】センタ側装置のストレージに記録される情報の一例を表す説明図である。
【図4】センタ側装置における貸出料金の確定処理の一例を表すフローチャート図である。
【図5】走行距離に対して単価を定める場合の設定テーブルの内容の一例を表す説明図である。
【符号の説明】
1 車両、10 車載端末、20 センタ側装置、21 無線通信インタフェース、22 通信インタフェース、23 制御部、24 ストレージ、30 端末管理システム、40 クレジット決済システム。
Claims (17)
- 所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、
貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、
前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録するとともに、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、
を含むことを特徴とする車両の貸出業務用システム。 - 所定期間ごとに、当該期間について支払うべき貸出料金を確定させる車両の貸出業務用システムであって、
貸出車両ごとに、その走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末と、
前記車載端末から伝送される、貸出車両ごとの走行距離の情報を受信して記録するとともに、前記記録された走行距離の情報に基づいて単価を決定し、当該決定した単価に走行距離を乗じて車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定するセンタ側装置と、
を含むことを特徴とする車両の貸出業務用システム。 - 貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置、に通信可能に設定された車載端末であって、
車両の走行状態を検出する手段と、
前記検出した走行状態に関する情報を定期的に、前記センタ側へ送信する手段と、
を含むことを特徴とする車載端末。 - 請求項3に記載の車載端末において、
前記センタ側装置で決定された貸出料金に関する情報を取得し、当該情報を表示する手段をさらに含むことを特徴とする車載端末。 - 請求項3に記載の車載端末において、
前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態としての走行距離に基づいて走行距離に応じた単価を決定するセンタ側装置であって、
前記センタ側装置で決定された単価に関する情報を取得し、当該単価に関する情報を表示する手段をさらに含むことを特徴とする車載端末。 - 請求項3に記載の車載端末において、
前記センタ側装置は、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて前記決定された貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するセンタ側装置であって、
前記センタ側装置で決定された追加料金に関する情報を取得し、当該追加料金に関する情報を表示する手段をさらに含むことを特徴とする車載端末。 - 請求項3に記載の車載端末を搭載したことを特徴とする車両。
- 貸出車両の貸出料金を、当該貸出車両の走行状態に基づいて決定するセンタ側装置であって、
貸出車両に搭載された車載側装置から、当該貸出車両の走行状態に関する情報を定期的に受信する手段と、
前記受信した走行状態に関する情報に基づき、所定のルールに従って貸出料金を確定する手段と、
を含み、
当該確定された貸出料金が貸出車両のユーザに課金されることを特徴とするセンタ側装置。 - 請求項8に記載のセンタ側装置において、
前記所定のルールとして、前記走行状態としての走行距離の情報を利用して単価を決定し、その単価を用いて貸出料金が確定されることを特徴とするセンタ側装置。 - 請求項9に記載のセンタ側装置において、
前記単価の決定においては、走行距離が所定の距離に到達するごとに前記単価が減額されて決定されることを特徴とするセンタ側装置。 - 請求項8から10のいずれか一項に記載のセンタ側装置において、
前記走行状態に関する情報には、走行位置に関する情報が含まれることを特徴とするセンタ側装置。 - 請求項8に記載のセンタ側装置において、
前記所定のルールとして、前記走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定することを特徴とするセンタ側装置。 - 請求項8から12のいずれか一項に記載のセンタ側装置において、
前記所定のルールとして、貸出車両の走行状態との関係において定められる所定の条件に応じて貸出料金に加算されるべき追加料金を決定するルールが含まれることを特徴とするセンタ側装置。 - 車両の貸出業務のために、貸出車両に、当該貸出車両の走行状態を検出して定期的に伝送する車載端末を搭載しておき、この車載端末と通信可能に設けたセンタ側装置を用い、
各貸出車両の走行状態の情報を受信する受信工程と、
当該受信された走行状態の情報に基づき、車両ごとの貸出料金を確定する料金確定工程と、
を含む、車両の貸出方法。 - 請求項14に記載の車両の貸出方法において、
前記料金確定工程は、前記走行状態としての走行距離に関する情報に基づいて単価を定め、当該単価を用いて貸出料金を確定することを特徴とする貸出方法。 - 請求項15に記載の車両の貸出方法において、
前記単価は、走行距離が所定の距離に達するごとに減額されて定められることを特徴とする貸出方法。 - 請求項14に記載の車両の貸出方法において、
前記貸出車両に搭載される車載端末は、それぞれ、走行状態を検出して定期的に伝送しており、
前記受信工程は、車載端末から定期的に伝送される、貸出車両ごとの走行状態の情報を受信して記録し、
前記料金確定工程は、当該記録された走行状態の情報とは無関係に定められる基本料金と、前記記録された走行状態の情報に基づいて定められる利用料金とを加算して車両ごとに前記所定期間について支払うべき貸出料金を確定する、
ことを特徴とする車両の貸出方法。
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