JP6178213B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバイン、詳しくは、サイドデバイダを手元操作可能としたコンバインに関する。
従来、コンバインの一形態として、走行機体の左側方に脱穀・選別部を配設する一方、走行機体の右側方に運転部とその後方に穀粒貯留部を配設し、走行機体の前端部には刈取部を取り付け、刈取部と脱穀・選別部との間に刈取部で刈り取られた穀稈を脱穀部へ搬送する穀稈搬送部を配設したものがある。また、走行機体の一側方の下部には、サイドデバイダを外側方へ張り出した使用姿勢と上方へ跳ね上げた不使用姿勢との間で姿勢変更自在に取り付けている。そして、穀稈搬送部の直上方位置にはサイドデバイダを姿勢変更操作するための操作レバーを配設して、操作レバーを運転部において手元操作可能としている。すなわち、操作レバーは、前後方向に軸線を向けた棒状に形成して横臥状に配設し、その前端部を上下方向の軸線廻りに枢支するとともに、連動機構を介してサイドデバイダに連動連結している。このように構成した操作レバーは、その後端部を把持して左右方向に揺動操作すると、連動機構を介してサイドデバイダが姿勢変更動作するようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−29137号公報
ところが、上記した操作レバーは、穀稈搬送部の直上方位置において、その後端部を把持して左右方向、つまり、運転部から離隔する方向と運転部に近接する方向に揺動操作するようにしているため、特に、運転部から離隔する方向にレバー操作をする際には、運転部における手元操作とはいえ、身体が小柄な作業者は、運転部から大きく身を乗り出してレバー操作する必要があった。
そこで、本発明は、操作レバーを運転部に可及的に近接配置するとともに、操作レバーを起立姿勢となして配設することで、身体が小柄な作業者であっても運転部において楽に手元操作することができるコンバインを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、自走可能な走行機体の前端部に穀稈を刈り取る刈取部を取り付け、走行機体の左右側いずれか一側方に脱穀・選別部を配設する一方、左右側いずれか他側方の前部に運転部を配設し、刈取部には、刈り取られた穀稈を脱穀・選別部へ搬送する穀稈搬送装置を設けたコンバインにおいて、刈取部及び走行機体の一側下部にサイドデバイダを取り付けるとともに、サイドデバイダは、外側方へ張り出した使用姿勢と上方へ跳ね上げた不使用姿勢との間で姿勢変更自在となし、サイドデバイダに、デバイダ連動機構を介して、サイドデバイダの姿勢を変更操作する操作レバーを連動連結するとともに、操作レバーは、穀稈搬送装置と運転部との間に起立姿勢となして配設し、刈取部には刈取フレームを設け、刈取フレームには、左右方向に軸線を向けて形成した前上部横フレーム形成片と、前上部横フレーム形成片の略中央部から後方へ向けて延伸させるとともに中途部を上方へ凸状に屈曲させて「へ」の字状に形成した中央部フレーム形成片を設けて、中央部フレーム形成片の頂部に操作レバーの下端部を枢支し、デバイダ連動機構は、操作レバーに連動連結され操作レバーの前側にて中央部フレーム形成片に沿って延伸する前後延伸ロッドと、前上部横フレーム形成片に沿って左右方向に延伸する左右延伸ロッドと、を具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、操作レバーは、上下方向に軸線を向けて形成するとともに下端部を枢支して、前後方向に揺動操作自在となし、操作レバーの前後方向への揺動操作に、サイドデバイダの姿勢変更動作を連動させたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明であって、刈取部には穀稈の穂先側部を引き起こす穀稈引起装置を設け、穀稈引起装置にはその引起駆動速度を変速操作する引起変速レバーを連動連結するとともに、引起変速レバーは、穀稈搬送部と運転部との間に起立姿勢となして配設するとともに、操作レバーと左右方向に隣接させて並設したことを特徴とする。
本発明によれば、操作レバーを運転部に可及的に近接配置するとともに、操作レバーを起立姿勢となして配設することで、身体が小柄な作業者であっても運転部において楽に手元操作(手が届く範囲内での操作)することができるコンバインを提供することができる。
本実施形態に係るコンバインの左側面図。 上記コンバインの平面図。 上記コンバインの正面図。 操作レバー及びデバイダ連動機構と引起変速レバー及び変速連動機構の斜視説明図。 操作レバー、デバイダ連動機構、及びサイドデバイダの斜視動作説明図。 デバイダ連動機構及びサイドデバイダの背面説明図。 引起変速レバー、変速連動機構、及び変速機構の斜視動作説明図。 変速連動機構、及び変速機構の背面説明図。 キャビン型のコンバインの左側面図。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3に示すAは本実施形態に係るコンバインである。コンバインAは、図1〜図3に示すように、自走可能な走行機体1の前端部に刈取部2を取り付けて構成している。
走行機体1は、左右一対のクローラ式の走行部10,10上に機体フレーム11を設け、機体フレーム11上の左側前部には、穀稈移送部12と脱穀部13と選別部14を配設するとともに、後部に排藁処理部15を配設している。一方、機体フレーム11上の右側前部には、運転部16を配設するとともに、右側中途部に穀粒貯留部17を配設し、穀粒貯留部17の直後方に穀粒搬出部18を穀粒貯留部17と連通させて配設している。運転部16の後下方に位置する機体フレーム11上には、原動機部としてのエンジン18を搭載して、エンジン18の駆動力により上記した各部の作動部を作動させるようにしている。
刈取部2は、刈取フレーム20に、立ち毛の穀稈を条毎に分草する分草体21と、条毎に倒伏した穀稈の穂先側部を引き起こす穀稈引起装置22と、穀稈の株元部を刈り取る刈刃装置23と、刈り取られた穀稈を前記した穀稈移送部12まで搬送して受け渡す穀稈搬送装置24とを具備している。刈取フレーム20は、機体フレーム11上の左側前端部に立設した左右一対の刈取部支柱(図示せず)に、左右方向の軸線廻りに回動自在に枢支して、走行機体1に刈取部2を昇降自在に取り付けている。25は穀稈搬送装置24の前部直上方を被覆する前部カバー体、26は穀稈搬送装置24の後部直上方を被覆する後部カバー体である。
刈取部2の一側下部(本実施形態では左側下部)には、未刈穀稈を一側外方へ押しやって機体から離隔させるためのサイドデバイダ60を取り付けている。サイドデバイダ60は、図5に示すように、外側方へ張り出した使用姿勢(a)と上方へ跳ね上げた不使用姿勢(b)との間で姿勢変更自在となしており、圃場における立ち毛の穀稈を刈取部2により刈り取りながら前進走行する走行機体1が、その一側方に植立している未刈穀稈を巻き込んだり、走行部10で踏みつけたりしないように、サイドデバイダ60を使用姿勢(a)となしておくことで、未刈穀稈を一側外方へ押しやって走行機体1から離隔させるようにしている。
このように構成したコンバインAにより刈取作業を行う際には、刈取部2を刈取作業位置まで下降させ、その後に、サイドデバイダ60を使用姿勢(a)となして、圃場における立ち毛の穀稈を刈取部2により刈り取りながら走行機体1を前進走行させる。刈り取った穀稈は、穀稈搬送装置24により後上方の穀稈移送部12まで搬送されて、穀稈移送部12に穀稈が受け渡される。穀稈移送部12に受け渡された穀稈は、穀稈移送部12により穀稈の株元が挟扼されるとともに穂先が脱穀部13内に挿入された横臥状態で後方へ移送される。
この際、穀稈の穂先は脱穀部13により脱穀されるとともに、脱穀された穀粒は選別部14により選別されて、精粒のみが穀粒貯留部17に搬送されて貯留される。貯留されている穀粒(清粒)は必要に応じて穀粒搬出部18により機外へ搬出することができる。また、脱穀された穀稈は排藁として排藁処理部15に搬送され、排藁処理部15にて細断・排出処理される。
刈取部2の刈取フレーム20は、図4に示すように、メインフレーム形成体28と、サブフレーム形成体29とから形成している。メインフレーム形成体28は、左右方向に軸線を向けて円筒状に形成した後上部横フレーム形成片30の右側端部に、前下方に軸線を向けて円筒状に形成した傾斜フレーム形成片31の上端部を連通連結し、傾斜フレーム形成片31の左側下端部に、左右方向に軸線を向けて円筒状に形成した左側前下部横フレーム形成片32の右側端部を連通連結するとともに、傾斜フレーム形成片31の右側下端部に、左右方向に軸線を向けて円筒状に形成した右側前下部横フレーム形成片33の左側端部を連通連結し、左側前下部横フレーム形成片32の左側部に上下方向に軸線を向けて円筒状に形成した左側縦フレーム形成片34の下端部を連通連結する一方、右側前下部横フレーム形成片33の右側端部に上下方向に軸線を向けて円形パイプ状に形成した右側縦フレーム形成片(図示せず)の下端部を連結して、左・右側前下部横フレーム形成片32,33を同軸的に配置し、左・右側縦フレーム形成片34の上端間に、左右方向に軸線を向けて円筒状に形成した前上部横フレーム形成片36の左右側部を横架状に連通連結して形成している。
上記したメインフレーム形成体28は、左・右側前下部横フレーム形成片32,33と左・右側縦フレーム形成片34と前上部横フレーム形成片36とにより四角形枠状に形成し、前上部横フレーム形成片36の中央部と後上部横フレーム形成片30の右側端部との間には、前後方向に軸線を向けて円形パイプ状に形成した中央部フレーム形成片37を架設するとともに、中央部フレーム形成片37は、中途部を上方へ凸状に屈曲させて「へ」の字状に形成している。
前上部横フレーム形成片36には、上下方向に軸線を向けた4つの円筒状の引起伝動ケース38の上端部を左右方向に間隔をあけて垂下状に連動連結している。各引起伝動ケース38の下端部には、上下方向に延伸させて形成した穀稈引起装置22の上端部を連動連結するとともに、後述する各刈刃装置支持フレーム形成片41の中途部に穀稈引起装置22の下端部を取り付けて、4つの穀稈引起装置22を架設状に配置している。各穀稈引起装置22は、上下方向に間隔をあけて多数の引起タイン22a(図2参照)を側方へ突出させるとともに、左右一側縁部の下方から上方へ向けて移動させることで、引起タイン22aにより各条の倒伏した穀稈の穂先側部を引き起こし可能に構成している。左右に隣接する穀稈引起装置22,22の引起タイン22a,22a同士は、左右に対向させて配置している。
サブフレーム形成体29は、左・右側前下部横フレーム形成片32,33には、前後方向に軸線を向けて円形パイプ状に形成した左右一対の分草体支持フレーム形成片40,40の後端部を連結し、両分草体支持フレーム形成片40,40の下面間に、左右方向に軸線を向けて四角形筒状に形成した刈刃装置支持フレーム形成片41を、左・右側前下部横フレーム形成片32,33の直前方において平行させて取り付けている。刈刃装置支持フレーム形成片41には、刈刃装置23を取り付けており、刈刃装置23は、刈刃伝動ケース42,42を介して左・右側前下部横フレーム形成片32,33に連動連結して、刈刃装置23により穀稈の株元部を刈り取り可能としている。
刈刃装置支持フレーム形成片41には、左右外側の2本の分草体支持フレーム形成片40,40の間に配置するとともに、前後方向に軸線を向けて円形パイプ状に形成した内側の3本の分草体支持フレーム形成片43の後端部を左右方向に間隔をあけて相互に平行状態に取り付けている。内外側の5本の分草体支持フレーム形成片40,43の前端部にはそれぞれ分草体21を取り付けて、これらの分草体21により立ち毛の穀稈を4条に分草可能としている。
上記のように形成したメインフレーム形成体28の後上部横フレーム形成片30と傾斜フレーム形成片31と左側前下部横フレーム形成片32と左側縦フレーム形成片34と前上部横フレーム形成片36は、支持フレームと伝動軸ケースを兼用しており、これらのフレーム形成片には穀稈引起装置22と刈刃装置23と穀稈搬送装置24を連動連結している。また、後上部横フレーム形成片30に軸架した伝動軸44の左側端部に入力プーリ45を取り付けて、エンジン18に伝動機構を介して入力プーリ45を連動連結して、各装置22,23,24を駆動可能としている。穀稈搬送装置24は、刈刃装置23により刈り取られた穀稈を、穀稈移送部12まで搬送して受け渡すように構成している。
左側縦フレーム形成片34は、上部の引起変速ケース46と中途部の中間支持パイプ47と下部のフレーム本片48とを同軸的に連通連結して形成している。引起変速ケース46は、図に示すように、変速機構49を内蔵して、変速機構49に連動連結したシフトフォーク軸50を引起変速ケース46から上外方へ突出させている。そして、シフトフォーク軸50を上下方向に摺動作動させて、変速機構49を切替動作させることで、穀稈引起装置22の引起駆動速度を高低の二段階に変速可能としている。
上記したような構成において、本実施形態では、図4〜図6に示すように、サイドデバイダ60に、デバイダ連動機構65を介して、サイドデバイダ60の姿勢を変更操作する操作レバー61を連動連結するとともに、穀稈搬送装置24の後部と運転部16との間に操作レバー61を起立姿勢となして配設したことに特徴を有している。以下に、図4〜図6を参照しながら、デバイダ連動機構65を介したサイドデバイダ60と操作レバー61との連動連結構造について詳説する。
すなわち、中途部を上方へ凸状に屈曲させて形成した中央部フレーム形成片37の頂部の右側周面に、垂直板状に形成したレバー支持体62の左側面を面接触させて取り付け、レバー支持体62の右側面には左右方向に軸線を向けたレバー支軸63を右側方へ向けて略水平に突出させて、レバー支軸63の基端部側(左側部側)に短幅筒状の操作レバーボス部64を回動自在に外嵌し、操作レバーボス部64の周面上部に上下方向に軸線を向けた操作レバー61の下端部を取り付けている。操作レバー61は、操作レバーボス部64を介してレバー支軸63の軸線廻りに前後方向に揺動操作自在となすとともに、操作レバー61にデバイダ連動機構65を介してサイドデバイダ60を連動連結して、操作レバー61の前後方向への揺動操作に、サイドデバイダ60の使用姿勢(a)と不使用姿勢(b)との間の姿勢変更動作を連動させている。
サイドデバイダ60は、デバイダ本体70と中途連結片71とを具備している。デバイダ本体70は、前後方向に延伸する棒状に形成するとともに、使用姿勢(a)において、左側の分草体支持フレーム形成片40の前部に前端部70aを配置し、前端部70aから後屈曲部70bまでを漸次左側外方に直状に張り出させて配置し、後屈曲部70bから後端部70cまでを漸次刈取部2側である右側方に直状に延伸させて、後端部70cを機体フレーム11に近接させて配置している。デバイダ本体70の中途部には,L字状に屈曲させて形成した中途連結片71の基端側半部71aをデバイダ本体70の中途部に沿わせて連設するとともに、中途連結片71の先端側半部71bを刈取部2側に延伸させて、その先端部71cを刈取部2の左側前下部横フレーム形成片32の後方に近接させて配置している。
左側の分草体支持フレーム形成片40の前部には、支軸ステー72を設け、支軸ステー72に前後方向に軸線を向けたデバイダ前部支軸73をその軸線廻りに回転自在に突設して、デバイダ前部支軸73にブラケット74を介してデバイダ本体70の前端部70aを連設している。左側前下部横フレーム形成片32の背面左側端部には、取付体75を介して前後面を有する板状の姿勢変更ガイド体76を取り付け、姿勢変更ガイド体76の後面に枢支軸77を介して三角形板状の姿勢変更体78の前面を重合状態に面接させて枢支連結している。姿勢変更ガイド体76の上部には上方へ凸の円弧状のガイド用長孔76aを形成している。姿勢変更ガイド体76の下部には前後方向に軸線を向けた枢支軸77を後方へ向けて突設し、枢支軸77に姿勢変更体78の右側下角部を枢支するとともに、姿勢変更体78の上角部に前方へ向けて突設したガイドピン79をガイド用長孔76a中に挿通している。そして、枢支軸77を中心に姿勢変更体78を上下揺動自在となすとともに、ガイドピン79をガイド用長孔76aに沿って左右方向に摺動自在となして、姿勢変更体78の後面に中途連結片71の先端部71cの周面を重合状態に連設している。ここで、ガイド用長孔76aの左側端部にガイドピン79が位置する状態では、サイドデバイダ60が使用姿勢(a)を採り、また、ガイド用長孔76aの右側端部にガイドピン79が位置する状態では、サイドデバイダ60が不使用姿勢(b)を採るように構成している。
デバイダ連動機構65は、前後方向に動作するとともに前後方向に延伸する前後延伸ロッド80と、前後延伸ロッド80による前後方向の動作を左右方向の動作に変換する第1変換レバー体81と、第1変換レバー体81により左右方向に動作するとともに左右方向に延伸する左右延伸ロッド82と、左右延伸ロッド82による左右方向の動作を上下方向の動作に変換する第2変換レバー体83と、第2変換レバー体83により上下方向に動作するとともに上下方向に延伸する上下延伸ロッド84とを具備している。
中央部フレーム形成片37の上周面前部には、上下方向に軸線を向けた第1レバー支軸85を突設して、第1レバー支軸85の上部に筒状の上レバーボス部86を介して右側方と前方に張り出させて水平板状に形成した第1変換レバー体81の左側後部を枢支している。前後延伸ロッド80は、操作レバー61の下部に設けた連結ブラケット87に第1連結ピン88を介して後端部を連結するとともに、第1変換レバー体81の右側後部に第2連結ピン89を介して前端部を連結している。前上部横フレーム形成片36の背面左側端部には、レバーステー90を取り付け、レバーステー90の右側下部に前後方向に軸線を向けた第2レバー支軸91の中途部を連設して、第2レバー支軸91の後部にその軸線を中心に後レバーボス部92を回転自在に外嵌している。第2変換レバー体83は、上下方向に延伸する上下レバー形成片83aと、左右方向に延伸する左右レバー形成片83bと、左低右高の斜状に延伸する斜レバー形成片83cとを具備しており、後レバーボス部92に上下レバー形成片83aの下端部と左右レバー形成片83bの右側端部とを連設するとともに、第3連結ピン94を介して左右レバー形成片83bの左側端部と斜レバー形成片83cの左側端部を連結する一方、第4連結ピン95を介して上下レバー形成片83aの中途部と斜レバー形成片83cの右側端部を連結して第2変換レバー体83を形成している。
上下レバー形成片83aの上端部には、第5連結ピン96を介して左右延伸ロッド82の左側端部を連結している。第1変換レバー体81の左側前端部には、第6連結ピン97を介して左右延伸ロッド82の右側端部を連結している。左右レバー形成片83bの左側端部と斜レバー形成片83cの左側端部には、第3連結ピン94を介して上下延伸ロッド84の上端部を連結している。姿勢変更体78の左側下角部には、第4連結ピン95を介して上下延伸ロッド84の下端部を連結している。
上記のように構成したデバイダ連動機構65では、操作レバー61を前方向(図5のa方向)へ傾倒操作すると、それに連動連結した前後延伸ロッド80が前方へ移動され、それに連動連結した第1変換レバー体81が平面視にて第1レバー支軸85を中心に反時計廻りに回動され、それに連動連結した左右延伸ロッド82が左側方へ移動され、それに連動連結した第2変換レバー体83が背面視にて第2レバー支軸91を中心に反時計廻りに回動され、それに連結した上下延伸ロッド84が下方へ移動され、それに連動連結した姿勢変更体78が背面視で反時計廻りに回動され、それに連動連結したサイドデバイダ60が不使用姿勢(b)から使用姿勢(a)に姿勢変更される。また、操作レバー61を後方向へ傾倒操作すると、デバイダ連動機構65の各構成部材が上記とは反対方向に動作して、サイドデバイダ60が使用姿勢(a)から不使用姿勢(b)に姿勢変更される。
穀稈引起装置22に前上部横フレーム形成片36を介して連動連設した引起変速ケース46には、図7及び図8に示すように、変速機構49を内蔵させており、変速機構49のシフトフォーク軸50の上端部には、変速連動機構101を介して穀稈引起装置22の引起駆動速度を変速操作する引起変速レバー100を連動連結している。以下に、図7及び図8を参照しながら、変速連動機構101を介した変速機構49のシフトフォーク軸50と引起変速レバー100との連動連結構造について詳説する。
すなわち、操作レバー61を枢支しているレバー支軸63の先端部側(右側部側)には、短幅筒状の変速レバーボス部102を外嵌して回動自在となし、変速レバーボス部102に、操作レバー61と同様に上下方向に軸線を向けて形成した引起変速レバー100の下端部を取り付けて、前後方向に揺動操作自在となしている。つまり、引起変速レバー100はレバー支軸63に操作レバー61と同軸的に枢支して、両レバー61,100を、穀稈搬送装置24の後部と運転部16との間において、左右方向に近接状態に隣接させるとともに、起立状に並設している。そして、引起変速レバー100の前後方向への揺動操作に、変速連動機構101を介して、穀稈引起装置22の引起駆動速度を二段階に変速する切替動作を連動させている。
変速連動機構101は、前後方向に動作するとともに前後方向に延伸する前後延伸変速ロッド103と、前後延伸変速ロッド103による前後方向の動作を左右方向の動作に変換する第3変換レバー体104と、第3変換レバー体104により左右方向に動作するとともに左右方向に延伸する左右延伸変速ロッド105と、左右延伸変速ロッド105による左右方向の動作を上下方向の動作に変換する第4変換レバー体106とを具備している。中央部フレーム形成片37の上周面前部に突設した第1レバー支軸85の下部に筒状の下レバーボス部107を介して右側方と前方に張り出させて水平板状に形成した第3変換レバー体104の左側後部を枢支している。前後延伸変速ロッド103は、引起変速レバー100の下部に設けた連結ブラケット108に第8連結ピン109を介して後端部を連結するとともに、第4変換レバー体106の右側後部に第9連結ピン110を介して前端部を連結している。第4変換レバー体106は、上方延伸部112と左側方延伸部113とから背面視にて鉤状に形成している。前上部横フレーム形成片36の背面左側端部に取り付けたレバーステー90の右側下部に連設した第2レバー支軸91の前部にその軸線を中心に前レバーボス部111を回転自在に外嵌している。前レバーボス部111には、第4変換レバー体106の角部を貫通状に連設している。
第4変換レバー体106の上方延伸部112の上端部には、第10連結ピン114を介して左右延伸変速ロッド105の左側端部を連結している。第3変換レバー体104の左側前端部には、第11連結ピン115を介して左右延伸変速ロッド105の右側端部を連結している。第4変換レバー体106の左側方延伸部113の左側端部には、第12連結ピン116を介して変速機構49のシフトフォーク軸50の上端部を連結している。117は左側縦フレーム形成片34中に軸架した伝動縦軸、118は前上部横フレーム形成片36中に軸架した伝動横軸であり、両軸117,118は変速機構49を介して連動連結している。
上記のように構成した変速連動機構101では、引起変速レバー100を前方向(図7のb方向)へ傾倒操作すると、それに連動連結した前後延伸変速ロッド103が前方へ移動され、それに連動連結した第3変換レバー体104が平面視にて第1レバー支軸85を中心に反時計廻りに回動され、それに連動連結した左右延伸変速ロッド105が左側方へ移動され、それに連動連結した第4変換レバー体106が背面視にて第2レバー支軸91を中心に反時計廻りに回動され、それに連動連結したシフトフォーク軸50が下方へ移動され、それに連動連結した変速機構49が高速段に変速切替動作される。また、引起変速レバー100を後方向へ傾倒操作すると、変速連動機構101の構成部材が上記とは反対に動作して、シフトフォーク軸50が上方へ移動され、それに連動連結した変速機構49が低速段に変速切替動作される。
運転部16は、床部120の前部にステアリングコラム121を立設し、ステアリングコラム121の上端部にステアリングレバー122を取り付け、ステアリングレバー122の後方位置に運転席123を配置している。運転部16には、運転席123の前方から左側方にかけてサイド操作コラム124を配設している。
上記のように構成した本実施形態では、操作レバー61と引起変速レバー100を、穀稈搬送装置24の後部(後部カバー体26の右側縁部)と運転部16との間に配設するとともに、レバー支軸63に同軸的に下端部を枢支して、左右方向に隣接させて起立状に並設しているため、各レバー61,100を運転部16に可及的に近接配置することができる。そのため、身体が小柄な作業者であっても、運転部16の運転席123に着座した姿勢のまま各レバー61,100に手を伸ばすことで、楽に各レバー61,100を手元操作することができる。
図9は、前記したコンバインAの運転部16をキャビン130により被覆したキャビン型のコンバインAであり、キャビン130は、左側壁部131にガラス窓132を前後方向に摺動させることで開閉自在となしている。そして、ガラス窓132の左側外方の近傍位置に、操作レバー61と引起変速レバー100を左右に隣接させて配設している。つまり、両レバー61,100は、キャビン130に可及的に近接配置されている。そのため、身体が小柄な作業者であっても、キャビン130内に配設されている運転部16の運転席123に着座した姿勢のまま、ガラス窓132を開放することで、ガラス窓132越しに各レバー61,100に手を伸ばすことができるとともに、楽に各レバー61,100を手元操作することができる。
A コンバイン
1 走行機体
2 刈取部
16 運転部
24 穀稈搬送装置
60 サイドデバイダ
61 操作レバー
100 引起変速レバー
101 変速連動機構

Claims (3)

  1. 自走可能な走行機体の前端部に穀稈を刈り取る刈取部を取り付け、走行機体の左右側いずれか一側方に脱穀・選別部を配設する一方、左右側いずれか他側方の前部に運転部を配設し、刈取部には、刈り取られた穀稈を脱穀・選別部へ搬送する穀稈搬送装置を設けたコンバインにおいて、
    刈取部の一側下部にサイドデバイダを取り付けるとともに、サイドデバイダは、外側方へ張り出した使用姿勢と上方へ跳ね上げた不使用姿勢との間で姿勢変更自在となし、
    サイドデバイダに、デバイダ連動機構を介して、サイドデバイダの姿勢を変更操作する操作レバーを連動連結するとともに、
    操作レバーは、穀稈搬送装置と運転部との間に起立姿勢となして配設し
    刈取部には刈取フレームを設け、刈取フレームには、左右方向に軸線を向けて形成した前上部横フレーム形成片と、前上部横フレーム形成片の略中央部から後方へ向けて延伸させるとともに中途部を上方へ凸状に屈曲させて「へ」の字状に形成した中央部フレーム形成片を設けて、
    中央部フレーム形成片の頂部に操作レバーの下端部を枢支し、
    デバイダ連動機構は、操作レバーに連動連結され操作レバーの前側にて中央部フレーム形成片に沿って延伸する前後延伸ロッドと、前上部横フレーム形成片に沿って左右方向に延伸する左右延伸ロッドと、を具備する
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 操作レバーは、上下方向に軸線を向けて形成するとともに下端部を枢支して、前後方向に揺動操作自在となし、
    操作レバーの前後方向への揺動操作に、サイドデバイダの姿勢変更動作を連動させたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 刈取部には穀稈の穂先側部を引き起こす穀稈引起装置を設け、穀稈引起装置にはその引起駆動速度を変速操作する引起変速レバーを連動連結するとともに、
    引起変速レバーは、穀稈搬送部と運転部との間に起立姿勢となして配設するとともに、操作レバーと左右方向に隣接させて並設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンバイン。
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