JP6176232B2 - 捩り振動低減装置 - Google Patents

捩り振動低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6176232B2
JP6176232B2 JP2014253728A JP2014253728A JP6176232B2 JP 6176232 B2 JP6176232 B2 JP 6176232B2 JP 2014253728 A JP2014253728 A JP 2014253728A JP 2014253728 A JP2014253728 A JP 2014253728A JP 6176232 B2 JP6176232 B2 JP 6176232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling element
rotating body
outer peripheral
peripheral surface
torsional vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014253728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016114170A (ja
Inventor
聡弘 塚野
聡弘 塚野
悠 宮原
悠 宮原
浩之 天野
浩之 天野
鈴木 裕二
裕二 鈴木
守弘 松本
守弘 松本
敦 本多
敦 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014253728A priority Critical patent/JP6176232B2/ja
Priority to DE102015121624.8A priority patent/DE102015121624A1/de
Priority to US14/966,765 priority patent/US9739341B2/en
Priority to CN201510923503.0A priority patent/CN105697640B/zh
Priority to BR102015031452A priority patent/BR102015031452A2/pt
Publication of JP2016114170A publication Critical patent/JP2016114170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6176232B2 publication Critical patent/JP6176232B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/14Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
    • F16F15/1407Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers the rotation being limited with respect to the driving means
    • F16F15/145Masses mounted with play with respect to driving means thus enabling free movement over a limited range

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

この発明は、転動体の往復動によって捩り振動を低減する装置に関するものである。
この種の装置の一例が特許文献1に記載されている。その装置は、エンジンのクランクシャフトに取り付けられるプレート部材を備え、そのプレート部材に環状に形成された凹状の収容部が形成されている。この収容部内に、伝達されるトルクの変動によって往復動する複数の質量体が配置されており、各質量体はその両側面に沿って配置された連結部材によって連結されている。
また、特許文献2には、第1振子部材と第2振子部材とによって構成される慣性質量体を備えた捩り振動低減装置が記載されている。各振子部材の両側面に接続部材が設けられており、それらの接続部材同士はバネを介して互いに連結されている。
特開2014−47805号公報 特開2013−148211号公報
特許文献1に記載された構成では、トルクの変動によって質量体が往復動する場合に、質量体の側面と連結部材とが接触する可能性がある。質量体の側面と連結部材とが接触して質量体が転動すると、両者の間の摺動摩擦が抵抗となって質量体の往復動が阻害されて制振性能が低下してしまう可能性がある。このような不都合は、特許文献2に記載された発明によっても同様に生じる可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、転動体と、その転動体同士を連結する部材との間の摺動摩擦を低減して制振性能に優れた捩り振動低減装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、トルクを受けて回転する回転体に、複数のガイド孔が前記回転体の円周方向に所定の間隔をあけて形成され、複数の前記ガイド孔のそれぞれに転動体が収容されるとともに、各々の前記転動体が連結部材によって連結されており、前記回転体が回転することによる遠心力によって前記転動体が前記ガイド孔の内面のうち前記回転体の半径方向で外側の内面であるガイド面に押し付けられるとともに前記トルクが変動することによる慣性力によって前記転動体が前記回転体の円周方向に往復動するように構成されている捩り振動低減装置において、前記連結部材は、環状の支持部と、前記支持部の円周方向で前記ガイド孔に対応する位置に設けられかつ前記回転体の半径方向で前記転動体の外周面側から前記転動体を保持する収容部とをえていて前記転動体と共に往復動するように構成され、前記収容部は、前記転動体が往復動する場合における前記回転体の軸線方向での前記転動体の重心の予め決まっている移動長さより幅広に形成されていて前記転動体の外周面のうち前記移動長さを含む範囲を前記外周面側から保持しかつ前記ガイド孔内に配置されており、前記外周面に前記転動体の往復動方向で接触する少なくとも2つの接触部が前記収容部の内面に形成されていることを特徴とするものである。
また、この発明における2つの前記接触部は、前記外周面に前記転動体の往復動方向で線接触または点接触するように前記収容部の内面に形成されていてよい。
さらに、この発明における2つの前記接触部は、前記回転体の半径方向で前記転動体の重心より外側の前記外周面であってかつ前記回転体の円周方向で前記重心を挟んで両側の前記外周面に線接触または点接触するように形成されていてよい。
この発明によれば、連結部材の収容部の内面の形成された2つの接触部は、転動体の外周面に線接触または点接触する。そのため、転動体の側面に沿って連結部材を配置して両者が面接触する場合に比較して、転動体と連結部材との接触面積を低減できる。これにより伝達されるトルクの変動によって転動体が往復動する場合における転動体と連結部材との間の摺動摩擦を低減することができ、摺動摩擦が抵抗となって転動体の往復動が阻害されることを抑制できる。また、上記の収容部は、転動体が往復動する場合における回転体の軸線方向での転動体の重心の移動長さより幅広に形成されていて、転動体の外周面のうち前記移動長さを含む範囲を転動体の外周面側から保持する。つまり収容部は転動体の重心を支持するため、連結部材と転動体との接触に伴う荷重は、転動体の重心に作用する。そのため、前記荷重が転動体に作用するとしても、前記荷重によって転動体にヨーモーメントが生じて転動体がその往復動方向に対して傾くことを抑制できる。それらの結果、安定して転動体を往復動させることができ、制振性能を向上できる。
また、この発明によれば、連結部材の収容部は、回転体の半径方向で外側に開いて形成されており、その内部に転動体を嵌め込むように構成されている。そのため、転動体の側面に沿って連結部材を配置する場合に比較して捩り振動低減装置の軸長の増大を抑制できる。さらに、転動体を連結するための構成を転動体に設ける必要がなく、その分、転動体の加工コストを削減できる。そして、2つの接触部は、回転体の半径方向で転動体の重心より外側の外周面であってかつ回転体の円周方向で転動体の重心を挟んで両側に線接触または点接触する。そのため、回転体の半径方向で外側に転動体が移動しようとしても、転動体の外周面は2つの接触部に引っ掛かり、転動体が抜け出ることを抑制できる。
捩り振動低減装置の実施形態の一例における一部を示す断面図である。 捩り振動低減装置の実施形態の一例における一部を拡大して示す図である。 図1に示す転動体を、断面がH型の転動体に変更した例における一部を示す断面図である。 捩り振動低減装置の実施形態の他の例における一部を示す断面図である。 図4に示す転動体を、断面がH型の転動体に変更した例における一部を示す断面図である。 捩り振動低減装置の実施形態の更に他の例における一部を示す断面図である。
図1は、捩り振動低減装置の実施形態の一例における一部を示す断面図であり、図2は、捩り振動低減装置の実施形態の一例における一部を拡大して示す図である。この捩り振動低減装置は、制振対象に取り付けられる回転体1を備えている。その回転体1は円盤状の部材であって、回転体1の回転中心から半径方向に外れた箇所に、円周方向に長いガイド孔2が回転体1を板厚方向に貫通して形成されている。このガイド孔2は回転体1の円周方向に予め定めた間隔をあけて形成されており、一例として8つ形成されている。
各ガイド孔2の内部に、回転体1に伝達されるトルクが変動した場合に慣性力で往復動する転動体3が配置されている。その転動体3は、回転体1が回転した場合に遠心力によってガイド孔2の内面のうち回転体1の半径方向で外側の内面に押し付けられ、その内面に沿って転動する。以下の説明では、このガイド孔2の内面のうち回転体1の半径方向で外側の内面をガイド面4と記す。また転動体3のうちガイド面4に接触する部分は、断面が円形となっている。したがって、転動体3は、図1に示すように、単純な円盤状もしくは円柱状の部材であってよい。また、図3に示すように、ガイド孔2からその軸線方向に抜け出ないように断面が「H」形に形成されていてもよい。すなわち、円盤状もしくは円柱状の本体部3aの両端部に、当該本体部の外径より大きい外径の円盤状のフランジ部3b,3cが設けられていて、それらのフランジ部3b,3cが回転体1の側面に引っ掛かるようになっていてもよい。これらの回転体1および転動体3は、それらに要求される強度や質量などを満たすため、金属材料によって形成されることが好ましい。
各転動体3は、連結部材5によってガイド面4上を往復動可能に互いに連結されている。この連結部材5は転動体3の往復動を阻害しないために例えば合成樹脂材料によって形成されることが好ましい。上記の連結部材5は環状の支持部6を備え、この支持部6は回転体1の側面に沿って配置されている。この支持部6の円周方向であってガイド孔2に対応する位置に転動体3を保持する収容部7が設けられている。例えば支持部6の円周方向に8つの収容部7が設けられている。この収容部7は、図1に示す例では、支持部6に対して回転体1の軸線方向にずれて形成されており、ガイド孔2内に配置されている。またこの収容部7は、転動体3の重心gを通りかつ回転体1の軸線方向に垂直な平面内で転動体3を保持するように構成されている。具体的には、伝達されるトルクの変動によって転動体3が往復動する際に当該転動体3が回転体1の軸線方向に移動する場合がある。この軸線方向への転動体3の移動を、以下の説明では、前後動と記す。つまりガイド面4上における転動体3の重心gの位置は前記軸線方向に変化する。前記軸線方向での収容部7の幅7wは、この軸線方向における転動体3の重心gの構造上予め決まっている移動長さglと同じかそれより幅広に形成されている。また収容部7は、転動体3の外周面3sのうち前記重心gの移動長さglを含む範囲を外周面3s側から保持するようにガイド孔2内に配置されている。こうすることにより、トルクの変動によって回転体1の円周方向に往復動し、また回転体1の軸線方向に前後動する転動体3の重心gを支持するようになっている。
さらに各収容部7は、図2に示すように、回転体1の半径方向で外側に開口したほぼ半円状に形成されており、この収容部7内に転動体3が嵌め込まれる。つまり転動体3は、その外周面3s側から保持される。前記半径方向で外側に開口する開口部7aから転動体3の外周面3sの一部が露出するようになっている。こうすることにより遠心力によって転動体3が回転体1の半径方向で外側に移動した場合に、開口部7aから転動体3の外周面3sの一部が露出し、その露出した外周面3sがガイド面4に押しつけられる。
収容部7の内面のうち回転体1の半径方向で外側の部分すなわち回転体1の円周方向で開口部7aの両端部は、ここに示す例では、転動体3の外周面3sに線接触または点接触するように、転動体3の曲率より大きい曲率の円弧面となっている。この両端部がこの発明における接触部となっている。以下の説明では、開口部7aの両端部を接触部7b,7cと記す。また、上記の収容部7は、遠心力によって転動体3がガイド孔2における回転体1の中心から最も遠い箇所に移動させられた場合に、回転体1の半径方向で転動体3の重心gより外側であって、回転体1の円周方向で前記重心gの両側に各接触部7b,7cが配置されるように形成されている。こうすることにより回転体1の半径方向で外側に連結部材5の収容部7から転動体3がはずれ、そのはずれた転動体3がガイド孔2の内面に衝突して異音が生じることを抑制できるようになっている。そして、転動体3が往復動した場合に、転動体3の外周面3sに対して接触部7b,7cが交互に線接触または点接触する。なお、図3に示す断面が「H」形の転動体3を使用する場合には、連結部材5の収容部7によって転動体3における本体部の外周面3sを保持する。
また、回転体1の半径方向での中間部から外周端に到る部分が、図1および図3に示すように、ケーシング8によって囲われており、そのケーシング8の中空部に、上述したガイド孔2および転動体3ならびに連結部材5が配置されている。上記のケーシング8は、例えば、軸線方向に凹んでおりかつ全体として環状に形成された第1ケース部材8aと第2ケース部材8bとによって構成されている。各ケース部材8a,8bの内周側部分は互いに接近して回転体1の内周部分を挟み付け、回転体1と一体化されている。また、第1ケース部材8aの外周側の端部は、回転体1の外周端面を覆って第2ケース部材8b側に延びており、かつ、各ケース部材8a,8bの外周端部同士が一体化されている。
上述した構成の捩り振動低減装置の作用・効果について説明する。回転体1が回転すると、遠心力によって転動体3はガイド孔2のうち回転体1の中心から最も遠い箇所に移動させられる。回転体1のトルクが変動すると、転動体3は慣性力によってガイド孔2の内部ですなわちガイド面4に押し付けられた状態で往復動する。このような転動体3の往復動によって回転体1の捩り振動が低減させられる。連結部材5は転動体3の往復動に伴って往復動する。また、トルクの変動が大きくなると、それに伴って転動体3の振幅も大きくなり、転動体3が回転体1の円周方向でのガイド孔2の内面に接近する可能性がある。しかしながら、上述した構成では、転動体3を保持する収容部7がガイド孔2内に配置されているため、転動体3とガイド面4以外のガイド孔2の内面とが直接接触もしくは衝突することが抑制されており、それらが接触もしくは衝突することによる異音の発生を抑制できる。ここで、上述したように回転体1および転動体3を金属材料によって形成し、連結部材5を合成樹脂材料によって形成するとすれば、金属同士の接触による異音の発生を防止できるとともに、連結部材5を緩衝材として機能させることができ、より効果的に異音の発生を抑制できる。またこうすることにより、転動体3およびガイド孔2の耐久性の悪化を抑制できる。
また、上述したように、転動体3が往復動する際に、転動体3が回転体1の軸線方向に移動する場合がある。連結部材5の収容部7は、転動体3の外周面3sのうち前記軸線方向への転動体3の重心gの移動長さglを含む範囲を保持するように構成されている。そのため、ガイド面4に沿って転動体3が往復動する際に前記軸線方向に前後動したとしても、転動体3の重心gは収容部7によって支持される。したがって、転動体3の外周面3sと連結部材5の各接触部7b,7cとの接触に伴う荷重は転動体3の軸線方向での中央部すなわち重心gに作用する。そのため、前記接触に伴う荷重が転動体3に作用するとしても、転動体3の往復動方向に対して転動体3を回転させるヨーモーメントが生じにくく、転動体3が往復動する際に傾くことを抑制できる。また、各接触部7b,7cは、転動体3の外周面3sに対して線接触または点接触する。したがって、転動体3の側面に沿って連結部材5を配置することによりそれらが面接触する場合に比較して転動体3と連結部材5との接触面積を低減でき、これらの間の摺動摩擦を抑制できる。その摺動摩擦が抵抗となって転動体3の往復動が阻害されることを抑制できる。これらの結果、安定して転動体3を往復動させることができ、制振性能を向上できる。
一方、回転体1の回転速度の低下に伴って転動体3に生じる遠心力が小さくなり、その遠心力が転動体3に作用する重力より小さくなると、重力によって転動体3はガイド孔2の下方に移動しようとする。各転動体3は連結部材5の収容部7に保持されており、回転体1の回転中心軸線を対称の中心として点対称に前記収容部7に保持された転動体3同士がバランスする。そのため、ガイド孔3の下方への転動体3の移動が緩慢になったり、連結部材5を介して転動体3とガイド孔2の内面とが接触する際の荷重が小さくなったりする。また上述したように転動体3の外周面3sは、ガイド面4以外のガイド孔2の内面に対して直接接触しにくくなっている。それらの結果、転動体3とガイド孔2の内面との接触に伴う異音の発生を抑制できる。またこれにより転動体3やガイド面4の耐久性を向上できる。
また、上記構成の捩り振動低減装置では、連結部材5は、回転体1の半径方向で転動体3の内側にオーバーラップして配置されているため、連結部材5を転動体3の側面に沿って配置する場合に比較して捩り振動低減装置の軸長の増大を抑制できる。さらに、連結部材5の収容部7は、ガイド孔2内に配置され、かつ、転動体3の外周面3sを保持するため、回転体1の半径方向でのガイド孔2内のスペースを縮小することができる。つまりガイド孔2内での転動体3の自由な移動を制限でき、これによっても上述した異音の発生を抑制できる。また、複数の転動体3を連結するために転動体3の形状を変更する必要が無く、転動体3の設計や製造、加工などが容易になり、その分、転動体3にかかるコストを抑制できる。
図4は、捩り振動低減装置の実施形態の他の例における一部を示す断面図であり、ここに示す例は、回転体1の半径方向での内側部分に対してガイド面4が形成される外側部分を回転体1の軸線方向にずれた位置に形成した例である。一方、連結部材5は平板の円盤状に形成されている。すなわち支持部6は平板環状に形成されており、その支持部6の円周方向であってガイド孔2に応じた位置に図1に示す構成と同様に収容部7がそれぞれ形成されている。また、転動体3は図4に示す例では、単純な円盤状もしくは円柱状に形成されている。
図5は、図4に示す単純な円盤状もしくは円柱状の転動体3に替えて、断面が「H」形の転動体3をガイド孔2に配置した例であり、図5に示す連結部材5の収容部7は、転動体3における本体部の外周面3sを保持している。
図4および図5に示す構成であっても、連結部材5の収容部7は、転動体3の外周面3sのうち前記軸線方向への重心gの移動長さglを含む範囲を保持する。そのため、ガイド面4に沿って転動体3が往復動する際に前記軸線方向に前後動したとしても、転動体3の重心gは収容部7によって支持される。また、転動体3が往復動する際に、転動体3の外周面3sに対して連結部材5の各接触部7b,7cが線接触または点接触する。そのため、図4および図5に示す構成であっても、図1および図3に示す例と同様の作用・効果を得ることができる。
図6は、捩り振動低減装置の実施形態の更に他の例における一部を示す断面図であり、ここに示す例は、上記の連結部材5を、同一形状の2枚の環状の部材によって構成した例である。具体的には、第1環状部材501および第2環状部材502の各板厚は上記の連結部材5の板厚より薄く形成されている。したがって、支持部601,602は薄い平板環状に形成されており、それら支持部601,602の円周方向で上記のガイド孔2に応じた位置に、同様に板厚が薄い収容部701,702がそれぞれ設けられている。各収容部701,702は、図6に示す例では、支持部601,602に対して回転体1の軸線方向にずれて形成されており、こうすることによりガイド孔2内に配置されるようになっている。また、各収容部701,702は、それらの板厚が図1および図3に示す収容部7の板厚より薄くなっている以外は、図1および図3に示す収容部7と同様に構成されている。
そして図6における回転体1の両側に、つまり回転体1を挟んで第1環状部材501と第2環状部材502とを対称に配置する。この場合に、収容部701と収容部702とを互いに重なり合うように接近させ、それら収容部701と収容部702との間の間隔7wを上述した転動体3の重心gの移動長さglと同じかそれより幅広にする。また、各環状部材501,502同士を図示しないピンによって互いに連結する。つまり各収容部701,702によって転動体3の重心gを支持するようになっている。また、転動体3は図6に示す例では、単純な円盤状もしくは円柱状に形成されているが、これに替えて、図3や図5に示すように断面が「H」形の転動体3であってもよい。その場合、断面が「H」形の転動体3の本体部3aの外周面3sを収容部701,702によって保持する。
上述した図6に示す構成であっても、各収容部701,702は、転動体3の外周面3sのうち転動体3の重心gの移動長さglを含む範囲を保持する。そのため、ガイド面4に沿って転動体3が往復動する際に前記軸線方向に前後動したとしても、転動体3の重心gは収容部7によって支持される。また、転動体3が往復動する際に、転動体3の外周面3sに対して連結部材5の各接触部7b,7cが線接触または点接触する。そのため、図6に示す構成であっても、図1および図3ないし図5に示す例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、ガイド面4は回転体1の円周方向に連続的に形成されていてもよい。具体的には、回転体1の板厚方向に貫通した中空部が回転体1の全周に亘って形成され、その環状の中空部の内面のうち回転体1の半径方向で外側の内面を回転体1の半径方向に連続して凹凸に変化する曲面として形成する。また、前記中空部の内面のうち回転体1の半径方向で内側の内面を単純な円弧面として形成する。これら外周側の内面と内周側の内面との間隔が狭い部分の間によって区画された部分を転動体3が挿入されるガイド孔2とし、また、前記外周側の内面をガイド面4としてもよい。
1…回転体、 2…ガイド孔、 3…転動体、 3s…転動体の外周面、 4…ガイド面、 5…連結部材、 7…収容部、 7b,7c…接触部、7w…収容部の幅、 g…重心、 gl…重心の移動長さ。

Claims (3)

  1. トルクを受けて回転する回転体に、複数のガイド孔が前記回転体の円周方向に所定の間隔をあけて形成され、複数の前記ガイド孔のそれぞれに転動体が収容されるとともに、各々の前記転動体が連結部材によって連結されており、前記回転体が回転することによる遠心力によって前記転動体が前記ガイド孔の内面のうち前記回転体の半径方向で外側の内面であるガイド面に押し付けられるとともに前記トルクが変動することによる慣性力によって前記転動体が前記回転体の円周方向に往復動するように構成されている捩り振動低減装置において、
    前記連結部材は、環状の支持部と、前記支持部の円周方向で前記ガイド孔に対応する位置に設けられかつ前記回転体の半径方向で前記転動体の外周面側から前記転動体を保持する収容部とをえていて前記転動体と共に往復動するように構成され、
    前記収容部は、前記転動体が往復動する場合における前記回転体の軸線方向での前記転動体の重心の予め決まっている移動長さより幅広に形成されていて前記転動体の外周面のうち前記移動長さを含む範囲を前記外周面側から保持しかつ前記ガイド孔内に配置されており、
    前記外周面に前記転動体の往復動方向で接触する少なくとも2つの接触部が前記収容部の内面に形成されている
    ことを特徴とする捩り振動低減装置。
  2. 2つの前記接触部は、前記外周面に前記転動体の往復動方向で線接触または点接触するように前記収容部の内面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の捩り振動低減装置。
  3. 2つの前記接触部は、前記回転体の半径方向で前記転動体の重心より外側の前記外周面であってかつ前記回転体の円周方向で前記重心を挟んで両側の前記外周面に線接触または点接触するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の捩り振動低減装置。
JP2014253728A 2014-12-16 2014-12-16 捩り振動低減装置 Expired - Fee Related JP6176232B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014253728A JP6176232B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 捩り振動低減装置
DE102015121624.8A DE102015121624A1 (de) 2014-12-16 2015-12-11 Torsionsschwingungs-Verringerungsvorrichtung
US14/966,765 US9739341B2 (en) 2014-12-16 2015-12-11 Torsional vibration reducing device
CN201510923503.0A CN105697640B (zh) 2014-12-16 2015-12-14 扭转振动降低装置
BR102015031452A BR102015031452A2 (pt) 2014-12-16 2015-12-15 dispositivo de redução de vibração de torção

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014253728A JP6176232B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 捩り振動低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016114170A JP2016114170A (ja) 2016-06-23
JP6176232B2 true JP6176232B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=56081936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014253728A Expired - Fee Related JP6176232B2 (ja) 2014-12-16 2014-12-16 捩り振動低減装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9739341B2 (ja)
JP (1) JP6176232B2 (ja)
CN (1) CN105697640B (ja)
BR (1) BR102015031452A2 (ja)
DE (1) DE102015121624A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6361617B2 (ja) * 2015-09-14 2018-07-25 トヨタ自動車株式会社 捩り振動低減装置
JP6471737B2 (ja) * 2016-10-31 2019-02-20 トヨタ自動車株式会社 捩り振動低減装置
JP6791057B2 (ja) 2017-08-09 2020-11-25 トヨタ自動車株式会社 振り子式捩り振動低減装置
US10816058B2 (en) 2018-03-16 2020-10-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Torsional vibration damper and manufacturing method thereof
CN109760100B (zh) * 2019-01-08 2020-07-17 成都百胜野牛科技有限公司 一种关节机构及井下工具检测装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07280037A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Unisia Jecs Corp 遠心振り子式吸振器
DE19635797C2 (de) * 1996-06-12 2003-02-27 Zf Sachs Ag Torsionsschwingungsdämpfer mit Wälzkörpern als Koppelelemente
DE19734322B4 (de) * 1997-08-08 2004-05-27 Zf Sachs Ag Torsionsschwingungsdämpfer mit Wälzkörpern als Koppelelemente
DE19911560A1 (de) * 1999-03-16 2000-09-21 Mannesmann Sachs Ag Schwingungsdämpfungsvorrichtung
DE19911564B4 (de) * 1999-03-16 2009-03-19 Zf Sachs Ag Schwingungsdämpfungsvorrichtung
JP2000297843A (ja) * 1999-04-16 2000-10-24 Nok Vibracoustic Kk ダイナミックダンパ
US9032837B2 (en) * 2009-08-05 2015-05-19 Chrysler Group Llc Pendulum absorber system
EP2516887B1 (de) * 2009-12-21 2019-06-19 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Fliehkraftpendeleinrichtung
DE102010054294A1 (de) 2009-12-22 2011-06-30 Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG, 91074 Drehschwingungstilger
JP5851406B2 (ja) * 2010-09-08 2016-02-03 アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社 動吸振器
DE112010005938B4 (de) * 2010-10-15 2015-11-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Schwingungsdämpfvorrichtung
DE112011104590B4 (de) * 2010-12-24 2022-01-05 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Fliehkraftpendeleinrichtung
JP2013148211A (ja) 2012-01-23 2013-08-01 Toyota Motor Corp 振子ダンパ
WO2013125050A1 (ja) * 2012-02-26 2013-08-29 トヨタ自動車株式会社 捩り振動減衰装置
JP5991085B2 (ja) * 2012-08-29 2016-09-14 アイシン精機株式会社 トルク変動吸収装置
EP2916033A4 (en) * 2012-11-01 2016-07-13 Toyota Motor Co Ltd DEVICE FOR CONTROLLING TORSION VIBRATIONS
JP6094242B2 (ja) * 2013-02-06 2017-03-15 アイシン精機株式会社 動吸振器
US10240658B2 (en) * 2014-01-08 2019-03-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Torsional vibration damping device
JP6201974B2 (ja) * 2014-12-16 2017-09-27 トヨタ自動車株式会社 振り子式捩り振動低減装置
JP6176231B2 (ja) 2014-12-16 2017-08-09 トヨタ自動車株式会社 捩り振動低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9739341B2 (en) 2017-08-22
JP2016114170A (ja) 2016-06-23
CN105697640A (zh) 2016-06-22
DE102015121624A1 (de) 2016-06-16
CN105697640B (zh) 2018-04-06
BR102015031452A2 (pt) 2016-09-27
US20160169319A1 (en) 2016-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9803718B2 (en) Torsional vibration reducing device
JP6176232B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP6497333B2 (ja) 捩り振動低減装置
US9829065B2 (en) Torsional vibration reducing device
JP6791057B2 (ja) 振り子式捩り振動低減装置
JP6471737B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2013185598A (ja) 捩り振動減衰装置
JP6421697B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2014122645A (ja) 捩り振動減衰装置
JP6551454B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2018091407A (ja) 捩り振動低減装置
JP2015086934A (ja) 捩り振動減衰装置
JP6330717B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2015132338A (ja) 捩り振動低減装置
JP2014105806A (ja) 捩り振動減衰装置
JP2015129559A (ja) 捩り振動低減装置
JP6485376B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP6822256B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2018076883A (ja) 捩り振動低減装置
JP2015102228A (ja) 振動低減装置
JP2014219031A (ja) 捩り振動減衰装置
JP2017133549A (ja) 捩り振動低減装置
JP2014206236A (ja) 捩り振動減衰装置
JP2017048895A (ja) 捩り振動低減装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170626

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6176232

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees