JP2015102228A - 振動低減装置 - Google Patents

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    • F16F15/14Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
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Abstract

【課題】転動室内に収容された転動体が回転体に衝突する際の異音を低減させる。【解決手段】振り子式吸振器により構成された振動低減装置1において、転動体3は、軸線方向で相対移動可能に分割された、回転体2の左側面2aと対向する第1フランジ部5を含む第1振り子マス31と、回転体2の右側面2bと対向する第2フランジ部6を含む第2振り子マス32とを備え、各フランジ部5,6の間隔が狭くなる方向に弾性力を作用させる皿ばね7が第1振り子マス31と第2振り子マス32との間に設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、振り子式吸振器により構成された振動低減装置に関する。
例えば、特許文献1には、遠心振り子式吸振器が記載されており、回転板に形成された転動室内で振り子運動するコロが設けられている。そのコロは環状突起と側板とを有する断面H字状に形成されている。その環状突起と側板と回転板とによって形成された規制壁によりコロが転動室から軸線方向に抜け落ちないように構成されている。また、環状突起と回転板との間、および側板と回転板との間には、弾性を有するワッシャが設けられている。このワッシャによりコロが傾斜した際の摩擦荷重を受けるように構成されている。
特開平8−93854号公報
上記の特許文献1には、ワッシャによる軸線方向の弾性によって軸線方向におけるコロと回転体との接触衝撃を緩和することができることが記載されている。しかしながら、コロと回転体との間にワッシャが挟まれているため、コロが転動する際にワッシャが規制壁間で摩擦力を生じる可能性がある。そのため、ワッシャによる摩擦力によりコロの振り子運動が阻害される可能性がある。
この発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、転動体の振り子運動が阻害されることなく回転体と転動体のフランジ部とが接触した際の異音を低減させることができる振動低減装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、回転体と、前記回転体の外周側部分に形成され当該回転体の回転中心軸線方向に貫通した転動室と、前記転動室内に収容された転動体とを備え、前記転動体は、前記軸線方向の両端部分に径方向で外側に突出して前記回転体の側面と対向するフランジ部を有し、前記転動室の内面のうち前記回転体の径方向で外側の面は前記転動体が接触する転動面を構成するとともにその転動体が前記転動面に沿って移動して振り子運動するように構成された振動低減装置において、前記転動体は、前記軸線方向で相対移動可能に分割された振り子マスであって、一方の前記側面と対向する第1の前記フランジ部を含む第1振り子マスと、他方の前記側面と対向する第2の前記フランジ部を含む第2振り子マスとを備え、前記各フランジ部の間隔が狭くなる方向に弾性力を作用させる弾性部材が第1振り子マスと第2振り子マスとの間に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、転動体が軸線方向で相対移動可能に分割された第1振り子マスと第2振り子マスとにより構成され、その第1振り子マスと第2振り子マスとの間には各フランジ部の間隔を狭める方向に弾性力を作用させる弾性体が設けられている。そのため、転動室内に収容された転動体が軸線方向に移動して、転動体のフランジ部と回転体とが衝突した際、その衝突エネルギーの一部を弾性体により吸収できるので衝突時の異音を低減させることができる。さらに、その弾性部材が回転体側面とフランジ部側面との間に設けられていないので、弾性体により転動体と回転体との間で摩擦力を生じないので、転動体の振り子運動が弾性体によって阻害されることがない。
この発明の一例における振動低減装置を模式的に示した断面図である。 図1に示す転動体が軸線方向に移動して回転体の側面と接触した場合を示した説明図である。 他の例における振動低減装置が備える転動体を模式的に示した断面図である。
以下、図面を参照して、この発明に係る振動低減装置を具体例に基づいて説明する。図1に示す振動低減装置1は、いわゆるダイナミックダンパであって、慣性質量体である転動体3を支持する回転体2がトルクを受けて回転するように構成されている。回転体2は、円形状の回転板により構成され、図示しない回転部材と一体回転する。また、転動体3は、回転体2に対して自由に運動するように構成されており、回転体2の回転方向に対して揺動可能である。つまり、振動低減装置1は、トルクの変動により捩り振動(回転方向の振動)が生じる場合、回転体2に対して転動体3を振り子運動させるように構成されている。
図1に示す振動低減装置1の状態は、転動体3が回転体2に対して傾斜しておらず、かつ軸線方向で回転体2と転動体3との位置関係が適切な配置であって、所望の振り子運動を発揮できる状態である。その図1に示す位置関係を正位置とする。軸線方向とは、回転体2の回転中心軸線(図示せず)と平行な方向である。
また、図1に示す一点鎖線は、転動体3の回転中心軸線X(以下、単に軸線Xと記す)である。転動体3は回転体2に対して振り子運動するが、その転動体3自体の運動は回転運動とみなせる。さらに、図1に示す二点鎖線Yは、軸線方向で転動体3の中央部分を通る中央線である。図1に示す状態が正位置であるため、転動体3の中央線は回転体2の中央線と一致し、その中央線が軸線Xと直交する。
なお、図1中の左右方向が軸線方向である。この説明では便宜上、軸線方向位置の相対関係を説明するために図1中の左右側を用いる。また、軸線方向と直交する方向を径方向と記載し、図1中の上下方向が径方向である。つまり、図示しない回転体2の回転中心軸線が図1の下方側に位置するため、図1の上方側が径方向で外側となる。
具体的には、振動低減装置1の回転体2は、外周側(径方向で外側)の部分に厚さ方向に貫通して形成された転動室21を備えている。転動室21は内部に転動体3を収容させるための構成である。転動室21は、回転体2における半径方向および円周方向に所定の幅で開口し、円周方向に長く形成されている。すなわち、軸線方向の貫通孔である転動室21は、その開口形状の長手方向が回転体2の円周方向となる。
また、転動室21における外周側の内面は、転動体3が転動する転動面21aを構成する。要は、転動体3は、遠心力によって転動面21aに押しつけられ、転動室21内に揺動自在に収容されている。例えば、転動面21aは、回転体2の回転中心から半径方向で外周側にずれた所定の点を中心とした円弧面や、円弧面に近似した曲面や、サイクロイド状の曲面に形成される。
さらに、転動室21は、回転体2の円周方向に一定の間隔を空けて複数形成されている。各転動室21内に転動体3が収容されている。つまり、振動低減装置1では、回転体2の外周側の部分に複数形成された転動室21に対応して転動体3が取り付けられている。
転動体3は、回転体2に対して振り子運動をする慣性質量体であって、いわゆる振り子マスである。振動低減装置1では、転動体3が転動室21内から軸線方向へ抜け落ちないように構成されている。具体的には、転動体3は、図1に示すように断面形状がH字状を成し、転動面21a上の転動する支持軸4と、軸線方向で支持軸4の両端部側に配置され支持軸4よりも半径方向で外側に突出する各フランジ部5,6とを有する。
支持軸4は、軸線方向長さが回転体2の板厚よりも僅かに長く形成されている。また、支持軸4の外周形状は円柱状に形成され、その外径が転動室21における半径方向の開口幅よりも小さく形成されている。各フランジ部5,6の外径は支持軸4の外径よりも大径に形成され、かつ転動室21における半径方向の開口幅よりも大きく形成されている。したがって、フランジ部の側面が回転体2の側面に引っ掛かって転動体3が転動室21から抜け出ないようになっている。
さらに、この具体例の転動体3は、複数の振り子マスからなり、軸線方向で一方の振り子マスが他方の振り子マスに対して移動可能に形成されている。つまり、転動体3は軸線方向に分割された振り子マスである。すなわち、転動体3では、軸線方向で第1フランジ部5と第2フランジ部6との間隔が変化するように構成されている。
図1に示すように、転動体3は、一方の振り子マスとして第1フランジ部5を含む第1振り子マス31と、他方の振り子マスとして第2フランジ6を含む第2振り子マス32とを備え、第1振り子マス31と第2振り子マス32とが軸線方向で相対移動可能に構成されている。なお、分割振り子マスである転動体3では、第1振り子マス31と第2振り子マス32とが一体となって振り子運動する。
第1振り子マス31は、支持軸4と第1フランジ部5とが一体化されたマスである。図1に示す第1振り子マス31では、軸線方向で支持軸4における一方の端部(左端部分)に支持軸4から径方向に突出する第1フランジ部5が設けられている。軸線方向で第1フランジ部5の右側面5aが回転体2の左側面2aと対向している。一方、第1フランジ部5bの左側面5bは第1振り子マス31における左側面を形成している。
さらに、第1振り子マス31には、軸線Xに沿って貫通する貫通孔31aが設けられている。貫通孔31aの開口端のうち左側の開口端31bは、第1フランジ部5の左側面5bが軸線方向で凹んで形成された凹部31c内の側面に形成されている。凹部31cの側面は軸線方向で転動体3の中央線よりも左側に配置される。また、貫通孔31a内には、第2振り子マス32が貫通しており、第1振り子マス31が第2振り子マス32に嵌合している。
第2振り子マス32は、第2フランジ部6が支持軸4の右側に配置されて第1振り子マス31と結合されている。軸線方向で第2フランジ部6の左側面6aが回転体2の右側面2bと対向している。さらに、第2振り子マス32には、第2フランジ部6と一体化され、転動体3の左側に向けて左側面6aから軸線方向に突出する芯部32aが設けられている。芯部32aが第1振り子マス31の貫通孔31a内に挿入される。つまり、軸線方向で第2振り子マス32における第2フランジ部6の左側面6aと第1振り子マス31における支持軸4の右端面4aとが対向している。つまり、図1に示す状態では、右端面4aと左側面6aとが接触しており、第1フランジ部5と第2フランジ部6との軸線方向間隔が最も狭い状態である。
また、芯部32aの先端部分は、貫通孔31aを突き抜けて開口端31bよりも左側に突出しているとともに、かしめられて半径方向で外側に突出するかしめ部32bにより形成されている。すなわち、外周側に広げられたかしめ部32bの外径は、芯部32aの外径および開口端31bの開口径よりも大径に形成されている。第2振り子マス32が第1振り子マス31の貫通孔31aから抜け落ちないように構成されている。
さらに、かしめ部32bは、第1振り子マス31の凹部31c内に収まるように配置されている。例えば、図1に示す状態では、かしめ部32bの左側面と第1フランジ部5の左側面5bとは軸線方向で同じ位置に配置される。要は、かしめ部32bの左側面が第1振り子マス31の左側面5bよりも左側に突出しないように構成されている。
さらに、振動低減装置1は、各フランジ部5,6の軸線方向間隔が狭くなる弾性力を作用する弾性部材を備えている。図1に示す振動低減装置1では、その弾性部材として皿ばね7を備えている。皿ばね7は、第1振り子マス31の凹部31c内に配置され、各振り子マス31,32に軸線方向の弾性力(ばね荷重)を作用させる。なお、皿ばね7は、各振り子マス31,32と一体となって振り子運動するため、慣性質量体としての転動体3に含まれる。
例えば、皿ばね7が、径方向で芯部32aのうち凹部31c内に配置された部分の外周側に配置される。さらに、軸線方向でかしめ部32bの右側面と凹部31cの左側面との間に皿ばね7が挟まれている。その皿ばね7が軸線方向に弾性変形する。第1振り子マス31は皿ばね7から右方向のばね荷重を受け、第2振り子マス32が皿ばね7から左方向のばね荷重を受ける。すなわち、転動体3内において皿ばね7により第1フランジ部5には右方への軸線方向荷重が作用されかつ第2フランジ部6には左方への軸線方向荷重が作用される。図1に示す状態では、皿ばね7のばね荷重により第1振り子マス31の右端面4aと第2振り子マス32の左側面6aとが接触しており、各フランジ部5,6cの間隔が最も狭くなっている。
このように構成された振動低減装置1では、正位置の状態で転動体3が転動面21aに沿って移動して振り子運動することが望まれる。しかし、各フランジ部5,6の間隔が回転体2の板厚よりも大きく形成されているため、何らかの要因により転動体3が軸線方向へ移動していずれか一方のフランジ部が回転体2に衝突する可能性がある。
ここで、振動低減装置1において転動体3のフランジ部が回転体2に衝突した場合について説明する。まず、図1に示す状態において振動低減装置1に左右方向(軸線方向)の振動などが作用すると、慣性力により転動体3が回転体2に対して軸線方向へ移動する。例えば、転動体3が軸線方向で右側へ向けて移動する。その移動時、皿ばね7の弾性力により第1振り子マス31の右側面4aと第2振り子マス32の左側面6aとが接触している。そして、転動体3の第1フランジ部5と回転体2とが衝突する。その衝突が起きた場合の振動低減装置1について図2に示してある。
図2に示すように、右方へ移動した転動体3は、第1フランジ部5の右側面5aが回転体2の左側面2aに衝突する。その衝突時、衝突エネルギーが生じる。また、その衝突により第1振り子マス31は右側へ移動しなくなるが、第2振り子マス32は慣性力によりさらに右側へ移動しようとする。この場合に、皿ばね7が軸線方向に縮み、第2振り子マス32が第1振り子マス31に対して軸線方向で右側に移動する。したがって、衝突エネルギーの一部が皿ばね7に吸収される。そのため、回転体2と転動体3との衝突時に生じる異音を低減できる。
加えて、衝突前まで接触していた第1振り子マス31の右側面4aと第2振り子マス32の左側面6aとが衝突により離れる。図2に示すように側面4a,6a間に所定の隙間dが生じるため、第1フランジ部5と第2フランジ部6との間隔が図1に示す状態よりも広くなる。つまり、皿ばね7が最も縮んだ状態では、各フランジ部5,6の間隔が最大となる。
また、図2に示す転動体3の状態では、軸線方向で転動体3の中央部分を通る中央線が図1に示す状態よりも右側に移動している。それは、図2に示す転動体3が図1に示す状態よりも右側に移動しているためである。さらには、第1振り子マス31と第2振り子マス32とが軸線方向で相対移動したことにより、図2に示す転動体3の軸線方向長さが図1に示す転動体3よりも長くなったためである。要するに、図2に示す状態では、転動体3の中央線が回転体2の中央線と一致しない。なお、図2に示す状態でも、転動体3が回転体2に対して傾斜しておらず、回転体2の中央線および転動体3の中央線は軸線Xと直交する。
そして、側面4a,6a間の隙間dが生じた状態において、第1振り子マス31と第2振り子マス32とが軸線方向で離れる相対移動が停止すると、皿ばね7のばね荷重により各フランジ部5,6の間隔が最小間隔となるように狭められる。例えば、図2に示す状態から、軸線方向で移動しない第1振り子マス31に対してばね荷重により第2振り子マス32が左側に移動する。その後、隙間を生じていた右側面4aと左側面6aとが接触して各フランジ部5,6の間隔が最小間隔の状態となる。すなわち、転動体3の軸線方向長さが図1に示す状態となり、図2に示す状態よりも転動体3の中央線の位置が左側に移動する。
以上説明したように、この具体例の振動低減装置によれば、転動体が軸線方向で相対移動可能に構成された第1振り子マスと第2振り子マスとを備え、その振り子マスに各フランジ部の間隔を狭める方向のばね荷重を作用する皿ばねが設けられているので、回転体と転動体とが衝突した際の衝突エネルギーの一部を皿ばねにより吸収できる。そのため、回転体と転動体とが衝突した際に生じる異音を低減できる。
なお、この発明における振動低減装置は、前述した具体例に限定されず、この発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前述した具体例では、第1振り子マスと第2振り子マスとの抜け止め部分は、芯部の先端部をかしめたかしめ部により構成された例について説明したが、この発明の振動低減装置はこれに限定されない。具体的には、その第2振り子マスにおいて、芯部が同一径に形成され、その芯部の先端部分に芯部とは別体であって芯部よりも大径に形成された抜け止め部材が設けられてもよい。この場合、第1振り子マスと第2振り子マスとの組み立て方法として、第1振り子マスの貫通孔に第2振り子マスの芯部を挿入し、その芯部の外周側に皿ばねを設置し、その後、芯部の先端部分に抜け止め部材を嵌め込ませる。
また、前述した弾性体は、皿ばねに限定されない。要するに、各フランジ部の間隔を狭める方向に弾性力を作用する弾性体であればよい。例えば、図3に示すように、転動体3に設けられる弾性体としてコイルばね8が設けられてもよい。さらに、図3に示す転動体3では、前述した抜け止め部材として芯部32aの外周に嵌合させたエンドプレート32cが第2振り子マス32と一体化されている。
さらに、この発明における振動低減装置は車両に搭載させることができる。振動低減装置が車両に搭載された場合、回転体はエンジンから出力されたトルクを伝達する動力伝達経路中に設けられた所定の回転部材と一体回転するように構成される。この場合、回転体と一体回転する回転部材として、エンジンのクランクシャフトや、変速機の回転軸や、トルクコンバータのポンプインペラもしくはタービンランナなどがある。
1…振動低減装置、 2…回転体、 2a,2b…側面、 3…転動体、 4…支持軸、 4a…右側面、 5…第1フランジ部、 5a…右側面、 6…第2フランジ部、 6a…左側面、 7…皿ばね、 21…転動室、 21a…転動面、 31…第1振り子マス、 32…第2振り子マス。

Claims (1)

  1. 回転体と、前記回転体の外周側部分に形成され当該回転体の回転中心軸線方向に貫通した転動室と、前記転動室内に収容された転動体とを備え、前記転動体は、前記軸線方向の両端部分に径方向で外側に突出して前記回転体の側面と対向するフランジ部を有し、前記転動室の内面のうち前記回転体の径方向で外側の面は前記転動体が接触する転動面を構成するとともにその転動体が前記転動面に沿って移動して振り子運動するように構成された振動低減装置において、
    前記転動体は、前記軸線方向で相対移動可能に分割された振り子マスであって、
    一方の前記側面と対向する第1の前記フランジ部を含む第1振り子マスと、
    他方の前記側面と対向する第2の前記フランジ部を含む第2振り子マスとを備え、
    前記各フランジ部の間隔が狭くなる方向に弾性力を作用させる弾性部材が第1振り子マスと第2振り子マスとの間に設けられている
    ことを特徴とする振動低減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190219129A1 (en) * 2016-05-19 2019-07-18 Zf Friedrichshafen Ag Connecting Assembly For Connecting A Plurality Of Damper Mass Elements Of A Damper Mass

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