JP6171951B2 - 車両の後部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の後部に形成された車体開口を開閉可能とするリフトゲートを備えた車両の後部構造に関する。
一般的に、テールランプとしての光源部材を車両の後部に設ける場合、デザイン上の観点から、これを上下方向に延びるように縦長配置するよりも、車幅方向に延びるように横長配置するほうが好まれる場合がある。しかしながら、光源部材を車幅方向に延びるように横長配置すると、車体開口が狭くなるという問題があった。
そこで、下記特許文献1では、車両後部に形成された車体開口の縁部に光源部材を設け、車体開口を開閉可能とするリフトゲートによってこの光源部材を覆うように構成したものが提案されている。下記特許文献1の場合、車体開口の幅を確保しつつ、リフトゲートの開時と閉時とで光源部材の外観を異ならせることによって、斬新なデザインを実現できるという効果が得られる。
また、下記特許文献1では、レギュレーションの観点から、リフトゲートの閉時に光源部材からの光が車室内に漏れないように遮光する遮蔽板が光源部材(レンズ)の縁部に固定されており、この遮光板は、リフトゲートの閉時に発生する衝撃(荷重)を吸収する緩衝部材としての機能も兼ねている。
実開昭56−70343号公報
ところで、近年、軽衝突による光源部材の損傷を抑制して、修理費用を安価に抑えたいという要求が高まっている。前記特許文献1では、上述したようにリフトゲートが光源部材を覆い、かつ遮蔽板を利用してリフトゲートの閉時に発生する衝撃(荷重)を吸収するようにはなっているが、軽衝突による光源部材の損傷を抑制するには必ずしも十分とは言えなかった。
この発明は、リフトゲートの開時と閉時とで光源部材の外観を異ならせることによって、斬新なデザインを実現すると共に、リフトゲートの閉時に光源部材からの光が車室内に漏れないように遮光する遮光部材を利用して、軽衝突による光源部材の損傷を抑制することができる車両の後部構造を提供することを目的とする。
この発明の車両の後部構造は、車両の後部に形成された車体開口を開閉可能とするリフトゲートを備えた車両の後部構造であって、前記車体開口の縁部には、光源部材が設けられており、前記リフトゲートは、その閉時に前記光源部材を覆うように配置されると共に、前記光源部材からの光を後方に透過可能な開孔部が形成され、前記リフトゲートと前記光源部材との少なくともいずれか一方には、前記リフトゲートの閉時に前記光源部材に備えた光源から車両後方へ放射される光が車室内に漏れないように該光源部材の少なくとも後端部を覆った状態で遮光する遮光部材が設けられており、該遮光部材は、前記リフトゲートの閉時に該リフトゲートと前記光源部材との間に位置し、車両後方からの軽衝突によって前記リフトゲートに車両前方への荷重が入力されたときに、前記光源部材が当接することにより受ける荷重を吸収する衝撃吸収部を有しているものである。
この構成によれば、リフトゲートの開時と閉時とで光源部材の外観を異ならせることによって、斬新なデザインを実現することができる。
そして、軽衝突時には、リフトゲートに入力された車両前方への荷重を遮光部材の衝撃吸収部で効果的に吸収することができるため、光源部材の損傷を抑制することができる。つまり、リフトゲートの閉時に光源部材からの光が車室内に漏れないように遮光する遮光部材を利用して、軽衝突による光源部材の損傷を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、前記遮光部材は、筒状に形成された樹脂製の部材により構成されると共に、内部には、リブ部が形成されており、前記衝撃吸収部は、前記リブ部により構成され、前記光源部材への当接による該リブ部の変形により前記荷重を吸収する構成である。
この構成によれば、軽衝突時に樹脂製のリブ部を変形させることで、光源部材を損傷させることなく前記荷重を確実に吸収することができる。
この発明の一実施態様においては、前記リブ部は、リング状をなすと共に、前後方向に複数形成されたものである。
この構成によれば、リブ部がリング状をなすことで、光源部材からの光を確実に車両後方に放射できると共に、複数のリブ部を設けることで、より多くの荷重を吸収することができる。
この発明の一実施態様においては、前記複数のリブ部は、前記光源部材側から前記リフトゲート側に向かうに従って、その高さが高くなるように設定されているものである。
この構成によれば、衝突初期の段階において、光源部材の後端部が、光源部材側の遮光部材のリブ部に当接したとき、そのリブ部の高さが他のリブ部の高さに比べて相対的に低く設定されていることで、光源部材側のリブ部は殆ど変形することなく、光源部材と遮光部材のリブ部との間には、互いに摩擦力が発生するのみとになる。この摩擦力の発生により、衝突初期の段階では、前記荷重が緩やかに吸収されることになる。
これにより、衝突初期の段階における荷重吸収の急激な立ち上がりを抑制することができ、遮光部材の損傷を抑制することができる。このため、以降の衝突中期、終期における荷重吸収を確実に行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記遮光部材は、前記リフトゲートに固定されているものである。
この構成によれば、リフトゲートの閉時に光源部材からの光が車室内に漏れないように遮光する遮光部材を利用して、リフトゲートの開孔部周囲の剛性を確保することができる。
この発明によれば、リフトゲートの開時と閉時とで光源部材の外観を異ならせることによって、斬新なデザインを実現すると共に、リフトゲートの閉時に光源部材からの光が車室内に漏れないように遮光する遮光部材を利用して、軽衝突による光源部材の損傷を抑制することができる車両の後部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両の後部を示す斜視図。 リフトゲートの開時の状態を示す斜視図。 車両の後部を示す水平断面図。 車両の後部を示す側断面図。 テールランプを示す正面図。 リフトゲートの構造を示す分解斜視図。 遮光部材を示す斜視図。 遮光部材をリフトゲートに固定した状態を示す側断面図。 インナレンズを示す斜視図。 リフトゲートから車両後方に光が放射された状態を示す正面図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1、図2は、本発明の実施形態に係る車両1の後部を示す斜視図であり、図1は、リフトゲート4の閉時の状態を示し、図2は、リフトゲート4の開時の状態を示している。図1に示す車両1の後部には、車両後方から車室2(図2参照)へアクセスするための車体開口3が形成されており、この車体開口3に対応してリフトゲート4が配設されている。
リフトゲート4は、車体開口3の上縁部に設けられたヒンジ(図示せず)を介して車体に支持されており、リフトゲート4上部のヒンジを支点とする上下方向の回動によって、図1、図2に示すように車体開口3を開閉することが可能になっている。
また、車体開口3の左右両側部には、ルーフ部5とリヤバンパ6との間を上下方向に延びて車体開口3の左右縁部を構成するリヤピラー7、7が配設されている。図3は、車両1の後部を示す水平断面図であり、リヤピラー7は、図3に示すように、主に車外側のアウタパネル71と、車内側のインナパネル72とで構成され、後端のフランジ部71a、72aで両者が接合されることにより、閉断面構造をなしている。
ここで、リヤピラー7のインナパネル72は、トランクサイドトリム8によって車内側が覆われており、このトランクサイドトリム8によって車室2の側壁部が構成されている。また、車体開口3の下縁部から上方に離間した位置には、図2、図3に示すように、車幅方向内側に膨出する膨出部72bが形成され、この膨出部72bには、光源部材としてのテールランプ9、9が配設されている。
図4は、車両1の後部を示す側断面図であり、図5は、テールランプ9を示す正面図である。テールランプ9は、図2〜図5に示すように略円筒状をなすハウジング部91と、複数の脚部92とで構成され、ハウジング部91の後面部には、図4、図5に示すように、車両後方に向かって光を放射するLED93a、93a…、93b、93b、…が、内側、外側の円周に沿って基板94上に複数配設されている。
また、テールランプ9では、脚部92がハウジング部91の前端部から車両前方に向かって延設されている。この脚部92は、図3に示すようにボルト10、ナット11によってリヤピラー7のインナパネル72(膨出部72b)に締結されており、この脚部92の締結によって、テールランプ9は車体に固定されている。そして、本実施形態では、上述したリフトゲート4が、図1、図3、図4に示すように、その閉時においてテールランプ9を覆うように配置されている。
図6は、リフトゲート4の構造を示す分解斜視図である。リフトゲート4は、図1〜図4、図6に示すように、主に車外側のアウタパネル41と、車内側のインナパネル42と、リアウインドウシールド43とで構成されている。ここで、リヤピラー7のフランジ部71a、72aの接合部には、図3に示すように、ラバー製のシール部材12が取付けられており、リフトゲート4の閉時には、インナパネル42の周縁部がシール部材12に当接することで、リフトゲート4と車体との間がシールされるようになっている。
また、リフトゲート4には、図2〜図4、図6に示すように、テールランプ9と同じ高さ位置に該テールランプ9側に凹む凹部44が形成されており、この凹部44には、リフトゲート4の全幅に亘って帯状に延びる透明または半透明のアウタレンズ13が嵌め込まれている。アウタレンズ13には、その長手方向の全幅に亘って帯状に延びる装飾部材としてのシグニチャ14が取付けられている。
また、凹部44の左右両端部には、テールランプ9の位置に対応して開孔部45が形成されている。この開孔部45は、リフトゲート4の閉時にテールランプ9からの光を車両後方に透過可能とするものであり、その縁部は、図3、図4に示すように、アウタパネル41、インナパネル42のフランジ部41a、42aにより構成されている。
ここで、各フランジ部41a、42aは、互いに接合されて開孔部45の中心に延びており、開孔部45の全周に亘ってシーミングウェルト15に覆われている。そして、各フランジ部41a、42aは、図5に二点鎖線で示すように、リフトゲート4の閉時に車両後面視でテールランプ9の一部(詳しくは、ハウジング部91の上下端部、及び上下のLED93b、93b、…)を遮るように配置されている。
また、リフトゲート4では、図2〜図4、図6に示すように、開孔部45の位置に対応して、遮光部材16、インナレンズ17が配設されている。
図7は、遮光部材16を示す斜視図であり、図8は、遮光部材16をリフトゲート4に固定した状態を示す側断面図である。遮光部材16は、リフトゲート4の閉時にリフトゲート4とテールランプ9との間に位置して、テールランプ9からの光が車室2内に漏れないように遮光するものである。この遮光部材16は、テールランプ9よりも軟質な素材からなり、図7、図8に示すように、略矩形状をなすベース部16aと、該ベース部16aから車両前方に延びる筒状部16bとを有している。
ベース部16aは、リフトゲート4の開孔部45を車内側から覆うように配設されており、その四隅が、図8に示すようにクリップ18によって開孔部45の周囲のインナパネル42に固定されている。これにより、遮光部材16は、リフトゲート4に固定されている。
また、ベース部16aは、その左右両縁部において、他の部位よりも厚肉に形成された補強部16cを有しており、この補強部16cは、リフトゲート4の凹部44と対応する位置で上下方向に延びるように形成されている。
そして、補強部16cには、クリップ18を挿通するための挿通孔16dが形成されており、本実施形態では、補強部16cが開孔部45の周囲に固定されている。また、補強部16cは、車幅方向に延びるリブ部16eによって筒状部16bと連結されている。
筒状部16bは、リフトゲート4の閉時にテールランプ9の上下及び側方を覆うように形成されている。そして、筒状部16bの内部には、リング状に形成された3つのリブ部16f〜16hが車両前後方向に形成されており、中心部の孔部によってテールランプ9からの光を車両後方に透過可能としている。
また、これら3つのリブ部16f〜16hは、テールランプ9側からリフトゲート4側に向かうに従ってベース部16からの高さが高くなるように設定されている。
インナレンズ17は、リフトゲート4の開孔部45を車外側から覆うように配設されており、アウタレンズ13及びインナレンズ17の上下両端部が、図4に示すように、それぞれ接着剤19によってリフトゲート4の凹部44の上下端部に接着されている。ここで、凹部44とアウタレンズ13の上下両端部との間には、ウレタン製のダム部材20が取付けられており、これによって、接着剤19の外部への漏れを防止している。
図9は、インナレンズ17を示す斜視図である。インナレンズ17では、図9に示すようにテールランプ9側の前面部に、矩形状をなす複数(ここでは5つ)の屈折部17aと、円弧状なす単一の屈折部17bとが形成されている。
本実施形態では、リフトゲート4の閉時において、テールランプ9(ハウジング部91)の後端部が遮光部材16の筒状部16bの内部に挿入され、テールランプ9の後端部が遮光部材16に覆われた状態となる。これにより、テールランプ9のLED93a、93bが発光したときには、テールランプ9からの光が車室2内に漏れないように遮光される。
ここで、内側のLED93aからの光は、図4に矢印で示すように一部がアウタレンズ13のシグニチャ14に遮られるものの、残りの光は遮光部材16の筒状部16bの内部、インナレンズ17、及びアウタレンズ13を通過して車両後方に放射される。
一方、外側のLED93bからの光は、図4に矢印で示すように上下の一部が遮光部材16の筒状部16bの内部を通過した後、インナレンズ17の屈折部17a、17bにより車両後方に向けて屈折させられる。
詳しくは、下部のLED93bからの光は、一部がリフトゲート4のフランジ部41a、42aによって車両後方への放射が遮られるものの、一部が上部の屈折部17aにより車両後方に向けて屈折させられる。これにより、下部のLED93bからの光は、フランジ部41a、42aを迂回するように車両後方に放射される。
また、上部のLED93bからの光は、同様に一部がリフトゲート4のフランジ部41a、42aによって車両後方への放射が遮られるものの、一部が下部の屈折部17bにより車両後方に向けて屈折させられる。これにより、上部のLED93bからの光は、フランジ部41a、42aを迂回するように車両後方に放射される。
本実施形態では、内側のLED93a、93a、…、及びインナレンズ17の中心部(屈折部17a、17b間)により、図10にハッチングL1で示すような光が放射される。そして、外側下部のLED93b、93b、…及び屈折部17aにより、図10にハッチングL2で示すような光が放射され、さらには、外側上部、中央部のLED93b、93b、…及び屈折部17bにより、図10にハッチングL3で示すような光が放射される。
このように、本実施形態では、インナレンズ17が、テールランプ9からの光を車両後方に向けて屈折させるプリズム部材としての機能を有している。
また、本実施形態では、車両1が後方から軽衝突を受け、リフトゲート4に対して車両前方への荷重が入力されると、衝突初期の段階において、テールランプ9(ハウジング部91)の後端部が、遮光部材16のリブ部16fに当接する。このとき、リブ部16fの高さがリブ部16g、16hの高さに比べて相対的に低く設定されていることで、リブ部16fは殆ど変形することなく、テールランプ9と遮光部材16のリブ部16fとの間には、互いに摩擦力が発生するのみとになる。この摩擦力の発生により、衝突初期の段階では、前記荷重が緩やかに吸収されることになる。
そして、衝突中期、終期の段階になると、テールランプ9(ハウジング部91)の後端部が、遮光部材16のリブ部16g、16hに到達する。このとき、リブ部16g、16hの高さがリブ部16fの高さに比べて相対的に高く設定されていることで、リブ部16g、16hは、テールランプ9の押圧力によって順次変形する。このリブ部16g、16hの変形により、衝突中期、終期の段階では、前記荷重の吸収がより加速されることになる。
このように、本実施形態では、各リブ部16f〜16hが、リフトゲート4に対して車両前方への荷重が入力されたときに、前記荷重を吸収する衝撃吸収部としての機能を有している。
以上に示したように、本実施形態の車両1の後部構造は、車両1の後部に形成された車体開口3を開閉可能とするリフトゲート4を備えた車両1の後部構造であって、車体開口3の縁部(リヤピラー7)には、テールランプ9が設けられており、リフトゲート4は、その閉時にテールランプ9を覆うように配置されると共に、テールランプ9からの光を後方に透過可能な開孔部45が形成され、リフトゲート4には、その閉時にテールランプ9からの光が車室2内に漏れないように遮光する遮光部材16が設けられており、該遮光部材16は、リフトゲート4の閉時に該リフトゲート4とテールランプ9との間に位置し、リフトゲート4に車両前方への荷重が入力されたときに、該荷重を吸収する衝撃吸収部(リブ部16f〜16h)を有している。
上述した車両1の後部構造によれば、リフトゲート4の開時と閉時とでテールランプ9の外観を異ならせることによって、斬新なデザインを実現することができる。
そして、軽衝突時には、リフトゲート4に入力された車両前方への荷重を遮光部材16の衝撃吸収部(リブ部16f〜16h)で効果的に吸収することができるため、テールランプ9の損傷を抑制することができる。つまり、リフトゲート4の閉時にテールランプ9からの光が車室2内に漏れないように遮光する遮光部材16を利用して、軽衝突によるテールランプ9の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態の車両1の後部構造では、遮光部材16は、筒状に形成された樹脂製の部材により構成されると共に、内部には、リブ部16f〜16hが形成されており、前記衝撃吸収部は、リブ部16f〜16hにより構成され、該リブ部16f〜16hの変形により前記荷重を吸収する構成である。
上述した車両1の後部構造によれば、軽衝突時に樹脂製のリブ部16f〜16hを変形させることで、テールランプ9を損傷させることなく前記荷重を確実に吸収することができる。
また、本実施形態の車両1の後部構造では、リブ部16f〜16hは、リング状をなすと共に、前後方向に複数形成されている。
上述した車両1の後部構造によれば、リブ部16f〜16hがリング状をなすことで、テールランプ9からの光を確実に車両後方に放射できると共に、複数のリブ部16f〜16hを設けることで、より多くの荷重を吸収することができる。
また、本実施形態の車両1の後部構造では、複数のリブ部16f〜16hは、テールランプ9側からリフトゲート4側に向かうに従って、その高さが高くなるように設定されている。
上述した車両1の後部構造によれば、衝突初期の段階において、テールランプ9(ハウジング部91)の後端部が、遮光部材16のリブ部16fに当接したとき、リブ部16fの高さがリブ部16g、16hの高さに比べて相対的に低く設定されていることで、リブ部16fは殆ど変形することなく、テールランプ9と遮光部材16のリブ部16fとの間には、互いに摩擦力が発生するのみとになる。この摩擦力の発生により、衝突初期の段階では、前記荷重が緩やかに吸収されることになる。
これにより、衝突初期の段階における荷重吸収の急激な立ち上がりを抑制することができ、遮光部材16の損傷を抑制することができる。このため、以降の衝突中期、終期における荷重吸収を確実に行うことができる。
また、本実施形態の車両1の後部構造では、遮光部材16は、リフトゲート4に固定されている。
上述した車両1の後部構造によれば、リフトゲート4の閉時にテールランプ9からの光が車室2内に漏れないように遮光する遮光部材16を利用して、リフトゲート4の開孔部45周囲の剛性を確保することができる。
なお、上述した実施形態では、遮光部材16をリフトゲート4側に設けているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、遮光部材16をテールランプ9側に設けてもよい。
また、自身の変形により前記荷重を吸収するリブ部16g、16hの一部に、ノッチを形成する等して、変形が促進されるように構成してもよい。
また、テールランプ9に用いられる光源としては、必ずしもLED93a、93bでなくてもよく、例えば、ハロゲンランプでもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の車体開口の縁部は、リヤピラー7に対応し、
以下同様に、
光源部材は、テールランプ9に対応し、
衝撃吸収部は、リブ部16f〜16hに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…車室
3…車体開口
4…リフトゲート
7…リヤピラー
9…テールランプ
16…遮光部材
16f、16g、16h…リブ部
45…開孔部

Claims (5)

  1. 車両の後部に形成された車体開口を開閉可能とするリフトゲートを備えた車両の後部構造であって、
    前記車体開口の縁部には、光源部材が設けられており、
    前記リフトゲートは、その閉時に前記光源部材を覆うように配置されると共に、
    前記光源部材からの光を後方に透過可能な開孔部が形成され、
    前記リフトゲートと前記光源部材との少なくともいずれか一方には、前記リフトゲートの閉時に前記光源部材に備えた光源から車両後方へ放射される光が車室内に漏れないように該光源部材の少なくとも後端部を覆った状態で遮光する遮光部材が設けられており、
    該遮光部材は、前記リフトゲートの閉時に該リフトゲートと前記光源部材との間に位置し、
    車両後方からの軽衝突によって前記リフトゲートに車両前方への荷重が入力されたときに、前記光源部材が当接することにより受ける該荷重を吸収する衝撃吸収部を有している
    車両の後部構造。
  2. 前記遮光部材は、筒状に形成された樹脂製の部材により構成されると共に、
    内部には、リブ部が形成されており、
    前記衝撃吸収部は、前記リブ部により構成され、
    前記光源部材への当接による該リブ部の変形により前記荷重を吸収する構成である
    請求項1記載の車両の後部構造。
  3. 前記リブ部は、リング状をなすと共に、
    前後方向に複数形成された
    請求項2記載の車両の後部構造。
  4. 前記複数のリブ部は、前記光源部材側から前記リフトゲート側に向かうに従って、その高さが高くなるように設定されている
    請求項3記載の車両の後部構造。
  5. 前記遮光部材は、前記リフトゲートに固定されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の後部構造。
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