JP6052217B2 - 車両の灯体取付け構造 - Google Patents

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この発明は、車両前面または後面に沿って延びる車幅方向延設部と、該車幅方向延設部から車両側面のホイールアーチにかけて延びる側部とを有するバンパーフェイスに灯体が設けられた車両の灯体取付け構造に関する。
従来、バンパーフェイスは、合成樹脂によって一体形成された構造が一般的であり、フォグランプのような灯体は、車両前方または後方に配光するように設けられるため、車両前面または後面に沿って延びる車幅方向延設部の裏面に形成された固定用のボスに取付けられる。
その際、灯体固定用のボスをバンパーフェイスに設けると、成型上そのボスに対応する表面(意匠面)にヒケが生じる虞があるため、ヒケが目立たないように意匠面が変化するキャラクタライン(稜線)周辺の裏面にボスが形成される。
そのため、ボスの形成の可否は、デザインに依存するところが大きく、ボスの形成に適した箇所がない場合には、下記特許文献1に開示されているように、バンパーフェイスの裏面にリブを形成し、そこに取付けられる別体ブラケットを介して灯体が固定される。
特開2001−58551号公報
しかしながら、別体ブラケットを介して灯体を固定する場合には、コストや組付け工数が増加するという問題があった。
また、デザインや他の内機とのレイアウトにより、フォグランプを従来よりもさらに車幅方向外方に設けることを考えた場合、バンパーフェイスの両側部は車両前後方向に屈曲していることから、フォグランプの配設時に必要な幅寸法を取ると、車両前後方向にも長く設ける必要がある。
その場合、フォグランプをバンパーフェイスの両側部の車幅方向外側に固定しようとしても、バンパーフェイスが車両前後方向に屈曲しているため、ボスや別体ブラケット等の固定部をバンパーフェイスの側部裏面に形成するには充分なスペースもなく、またヒケを生じないように成型することも困難である。
また、フォグランプが車両前後方向に長く形成されるため、バンパーフェイスの車幅方向延設部の裏面だけの固定では、いわゆる片持ち支持となって支持剛性が不十分になってしまう。
また、バンパーフェイスについては、一般的に、車両の軽衝突時に内機が破損しないようにこれを保護することができる程度の剛性が求められており、さらには、通常時においても、車両内外方向に揺動変形しない(面がベコベコ変形しない)程度の剛性が求められる。
この発明は、灯体をパンバーフェイスの側部裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制すると共に、灯体の支持剛性、及びバンパーフェイスの剛性を確保することができる車両の灯体取付け構造を提供することを目的とする。
この発明の車両の灯体取付け構造は、車両前面または後面に沿って延びる車幅方向延設部と、該車幅方向延設部から車両側面のホイールアーチにかけて延びる側部とを有するバンパーフェイスに灯体が取付けられた車両の灯体取付け構造であって、前記側部には、前記ホイールアーチの周方向に延びて該ホイールアーチの周縁部に取付けられるアーチモールが設けられ、前記灯体は、前記車幅方向延設部の裏面に固定される第1固定部と、前記側部のアーチモール取付け領域の裏面に固定される第2固定部とを有しており、前記アーチモール取付け領域では、前記第2固定部が固定される部位の車幅方向外側が前記アーチモールで覆われているものである。
この構成によれば、灯体をバンパーフェイスの側部の裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制すると共に、灯体の支持剛性、及びバンパーフェイスの剛性を確保することができる。
詳しくは、第2固定部が固定される部位の車幅方向外側をアーチモールで覆うため、別体ブラケットを介して灯体を固定しなくても、意匠面でのヒケの発生を抑制することができる。従って、灯体をバンパーフェイスの側部の裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制することができる。
また、車幅方向延設部と側部とで形成されるバンパーフェイスの角部を跨ぐようにして灯体が取付けられるため、前記角部周辺におけるバンパーフェイスの剛性を、灯体の取付けによって向上させることができる。これにより、車両の軽衝突時に内機を保護することができる程度の剛性、及び通常時に車両内外方向に揺動変形しない(面がベコベコ変形しない)程度の剛性を確保することができる。
また、第1固定部、第2固定部を、それぞれ車幅方向延設部の裏面、側部のアーチモール取付け領域の裏面に固定することで、車幅方向延設部の裏面だけに灯体を固定する場合に比べて、灯体の支持剛性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記アーチモール取付け領域は、前記側部の他の部位に対して車幅方向内側に段下げ形成された凹部である。
この構成によれば、バンパーフェイスとアーチモールとを面一に設けることができる。
この発明の一実施態様においては、前記灯体は、発光部材が格納される灯体本体を有し、前記第1固定部は、前記灯体本体よりも車両前後方向の外方で車両前後方向に固定される一方、前記第2固定部は、前記灯体本体よりも車両前後方向の内方で車幅方向に固定されるものである。
この構成によれば、仮想水平面上のあらゆる方向(車両前後方向、車幅方向、及び両方向に対して斜めに交差する方向)からの荷重に対するバンパーフェイスの剛性、及び灯体の支持剛性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記灯体本体は、前記発光部材の発光により光を車外に放射する能動発光部と、車外から入射した光を反射する受動発光部とで構成され、該受動発光部は、前記能動発光部よりも車両前後方向の幅が短く設定されると共に、前記能動発光部の上方または下方に配設されるものである。
この構成によれば、能動発光部、受動発光部を車両前後方向ではなく上下方向に並設することで、灯体全体の車両前後方向の幅を短く抑えることができる。
この発明の一実施態様においては、前記受動発光部は、前記能動発光部の上方に配設され、該能動発光部は、前記バンパーフェイスよりも車両前後方向の内方で車室床面を構成するフロアパネルよりも下方に配設されるものである。
この構成によれば、能動発光部がフロアパネルに対して上下方向にオフセット配置されているため、軽衝突時に両者が干渉することを回避できる。また、受動発光部は、車両前後方向の幅が相対的に短く設定されているため、仮に受動発光部とフロアパネルとが上下方向の同じ位置に配置されたとしても、軽衝突時に両者が干渉する可能性は低い。従って、軽衝突時に灯体とフロアパネルとが干渉することを確実に回避することができる。
この発明の一実施態様においては、前記アーチモール取付け領域は、下端部が前記ホイールアーチの中心に向かって斜め下方に傾斜しており、前記第2固定部は、前記下端部に近接して設けられているものである。
この構成によれば、アーチモール取付け領域の下端部が傾斜によって下方配置された分、灯体を可及的に下方配置することができる。
この発明によれば、灯体をパンバーフェイスの側部裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制すると共に、灯体の支持剛性、及びバンパーフェイスの剛性を確保することができる車両の灯体取付け構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る灯体取付け構造を備えた車両の後部を示す斜視図。 同側面図。 図2のA−A線矢視断面図。 図3のB−B線矢視断面図。 フォグランプを示す斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る灯体取付け構造を備えた車両Vの後部を示す斜視図であり、図2は、同側面図である。図1、図2に示す車両Vは、ハッチバック型の車両であり、その後部には、図1に示すように、リアコンビランプ1が左右一対設けられると共に、上方に開放する上開き構造のリフトゲート2が図示しないヒンジを介して車体に開閉可能に支持されている。但し、ハッチバック型の車両であることに必ずしも限定されない。
リアコンビランプ1は、予め定められた所定の色の光を車両後方(車両前後方向の外方)に配光することでストップランプやターンシグナル用のランプとして機能するものである。本実施形態では、このリアコンビランプ1が車体側とリフトゲート2側とで二分割されており、車体側の外側ランプ部1Aと、リフトゲート2側の内側ランプ部1Bとで構成されている。
図3は、図2のA−A線矢視断面図であり、図4は、図3のB−B線矢視断面図である。車両Vの後部下端には、図1〜図4に示すように、合成樹脂製のリアバンパーフェイス3が配設されている。このリアバンパーフェイス3は、車両後面に沿って延びる車幅方向延設部31と、該車幅方向延設部31から後輪Wのホイールアーチ4にかけて車両前方に屈曲するように延びる左右一対の側部32、32とを有している。そして、リアバンパーフェイス3には、車幅方向延設部31の車幅方向両端部から側部32にかけてフォグランプ5、5が左右一対取付けられている。
また、リアバンパーフェイス3の側部32では、図2、図3に示すように、他の部位よりも車幅方向内側に段下げ形成された凹部32aがホイールアーチ4の周縁部に形成され、この凹部32aには、ホイールアーチ4の周方向に延びるアーチモール6が設けられている。本実施形態では、側部32の凹部32aによってアーチモール取付け領域が構成されており、このアーチモール取付け領域を、車幅方向内側に段下げ形成した凹部32aによって構成することで、側部32とアーチモール6とを面一に配置することができるようになっている。
また、アーチモール取付け領域を構成する凹部32aは、図1、図2に示すように、その下端部が車両前方(ホイールアーチ4の中心)に向かって斜め下方に傾斜している。
ところで、車両Vの後部には、図3、図4に示すように、車室後部の床面を構成するリアフロアパネル7が配設され、その車幅方向両端部には、リフトゲート2の車幅方向側部に沿って上下方向に延びるリアピラーインナパネル8が接合されている。また、リアフロアパネル7には、車両前後方向に延びるように左右一対のリアサイドフレーム9が配設されている。なお、図3、図4では、図示の便宜上車両Vの左側のみを示している。
リアサイドフレーム9は、上方に凸となる断面ハット状の上側部材91と、下方に凸となる断面ハット状の下側部材92とにより構成されている。そして、リアサイドフレーム9では、上側部材91、下側部材92の車幅方向両側のフランジ部91a、92aをリアフロアパネル7の上面、下面に接合することによって、リアフロアパネル7の上下両側に車両前後方向に延びる閉断面93、94(図4参照)を形成している。
また、左右一対のリアサイドフレーム9の後端部には、図4に示すように、フランジ10を介して車両前後方向に延びる管状のクラッシュカン11が取付けられている。クラッシュカン11は、車両Vの後突等によって車両後方から大きな荷重が入力されたとき、長手方向(ここでは、車両前後方向)に圧縮変形することで上記荷重を吸収するものである。本実施形態では、クラッシュカン11の前端部がフランジ10に接合されており、このフランジ10がボルト12、13によってリアサイドフレーム9の後端部に締結固定されている。
また、クラッシュカン11の後端部は、リアバンパーフェイス3の車両前方に配設されたバンパービーム14に接合されている。このバンパービーム14は、左右一対のクラッシュカン11、11を連結するように車幅方向に延設されており、リアバンパーフェイス3によって車両後方から覆われている。
上述したフォグランプ5は、図3に示すように、バンパービーム14とホイールアーチ4との間に設けられており、リアバンパーフェイス3の車幅方向延設部31の車幅方向両端部から側部32にかけて車両前方かつ車幅方向外側に延びるように設けられている。
図5は、フォグランプ5を示す斜視図である。フォグランプ5は、図3〜図5に示すように、発光部材としてのバルブ51と、該バルブ51を格納する本体52と、本体52の車両後方に形成された開口を塞ぐレンズ53と、リアバンパーフェイス3の車幅方向延設部31の裏面に固定される上下の第1固定部54U、54Lと、側部32の凹部32aの裏面に固定される第2固定部55と、リアバンパーフェイス3の底部33(図3、図4参照)の裏面に固定される第3固定部56とを有している。
本体52は、バルブ51の発光により光を車外に放射する下側の能動発光部52aと、車外から入射した光を反射する上側の受動発光部52bとで構成されている。能動発光部52aは、その内部にバルブ51が格納されており、全体として箱形をなしている。一方、受動発光部52bは、能動発光部52aの上方に配設されており、その車両前後方向の幅は、能動発光部52aよりも短く設定され、略板状をなしている。この受動発光部52bは、能動発光部52aの後端上縁部から上方に延びるように形成されている。
また、本体52のうち、能動発光部52aは、図3、図4に示すように、リアバンパーフェイス3よりも車両前方(車両前後方向の内方)でリアフロアパネル7よりも下方に配設されている。
レンズ53は、全体的に赤色の着色が施されており、能動発光部52aと対応する位置には、バルブ51(能動発光部52a)から放射される光を車両後方に透過する光透過部53aを有すると共に、受動発光部52bと対応する位置には、車外から入射した光を反射する反射面部53bを有している。
上側の第1固定部54Uは、本体52を構成する受動発光部52bの上端部から車両後方(車両前後方向の外方)に延びるように形成される一方、下側の第1固定部54Lは、本体52を構成する能動発光部52aの下端部から車両後方に延びるように形成されている。そして、第1固定部54U、54Lは、図3、図4に示すように、本体52よりも車両後方でネジ15、15により固定されており、その固定方向は、車両前後方向とされている。
リアバンパーフェイス3の車幅方向延設部31の裏面には、第1固定部54U、54L固定用のボス31a、31aが一体形成されている。このボス31a、31aは、車両前方視で略十字状をなしており、上述したネジ15は、ボス31aの中心部に形成されたネジ孔に挿通される。ここで、各ボス31a、31aは、図4に示すように、車幅方向延設部31の意匠面が変化するキャラクタライン(稜線)CL周辺の裏面に形成されている。
第2固定部55は、能動発光部52aの車幅方向外側端部から車両前方(車両前後方向の内方)に延びるように形成されている。そして、第2固定部55は、図3に示すように、本体52よりも車両前方でネジ16により固定されており、その固定方向は、車幅方向とされている。
また、第2固定部55は、ホイールアーチ4の中心に向かって斜め下方に傾斜する凹部32aの下端部に近接して設けられており、凹部32aでは、第2固定部55が固定される部位の車幅方向外側が、図2、図3に示すようにアーチモール6で覆われている。
ここで、第2固定部55の先端部には、リアバンパーフェイス3のボス31aと同様、車両側方視で略十字状をなすボス55aが形成されており、上述したネジ16は、ボス55aの中心部に形成されたネジ孔に挿通される。また、第2固定部55では、ボス55aが形成された先端部と本体52側の基端部との間に、格子状のリブ55bが形成されており、このリブ55bによって、第2固定部55自身の剛性を確保している。
第3固定部56は、受動発光部52bの下端部から下方に延びるように形成されている。そして、第3固定部56は、図4に示すように、本体52よりも下方でネジ17により固定されており、その固定方向は、上下方向とされている。
以上に示したように、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造は、車両Vの後面に沿って延びる車幅方向延設部31と、該車幅方向延設部31から車両Vの側面のホイールアーチ4にかけて延びる側部32とを有するリアバンパーフェイス3に灯体としてのフォグランプ5が取付けられた車両Vの灯体取付け構造であって、側部32には、ホイールアーチ4の周方向に延びて該ホイールアーチ4の周縁部に取付けられるアーチモール6が設けられ、フォグランプ5は、車幅方向延設部31の裏面に固定される第1固定部54U、54Lと、側部32の凹部32a(アーチモール取付け領域)の裏面に固定される第2固定部55とを有しており、凹部32aでは、第2固定部55が固定される部位の車幅方向外側がアーチモール6で覆われている。
上述した車両Vの灯体取付け構造によれば、フォグランプ5をリアバンパーフェイス3の側部32の裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制すると共に、フォグランプ5の支持剛性、及びリアバンパーフェイス3の剛性を確保することができる。
詳しくは、第2固定部55が固定される部位の車幅方向外側をアーチモール6で覆うため、別体ブラケットを介してフォグランプ5を固定しなくても、意匠面でのヒケの発生を抑制することができる。従って、フォグランプ5をリアバンパーフェイス3の側部32の裏面に設けた際に、意匠面でのヒケの発生、及びコストや組付け工数の増大を抑制することができる。
また、車幅方向延設部31と側部32とで形成されるリアバンパーフェイス3の角部を跨ぐようにしてフォグランプ5が取付けられるため、前記角部周辺におけるリアバンパーフェイス3の剛性を、フォグランプ5の取付けによって向上させることができる。これにより、車両Vの軽衝突時に内機を保護することができる程度の剛性、及び通常時に車両内外方向に揺動変形しない(面がベコベコ変形しない)程度の剛性を確保することができる。
また、第1固定部54、第2固定部55を、それぞれ車幅方向延設部31の裏面、側部32の凹部32aの裏面に固定することで、車幅方向延設部31の裏面だけにフォグランプ5を固定する場合に比べて、フォグランプ5の支持剛性を確保することができる。
また、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造では、アーチモール取付け領域は、側部32の他の部位に対して車幅方向内側に段下げ形成された凹部32aである。
上述した車両Vの灯体取付け構造によれば、リアバンパーフェイス3とアーチモール6とを面一に設けることができる。
また、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造では、フォグランプ5は、バルブ51が格納される本体52を有し、第1固定部54U、54Lは、本体52よりも車両後方(車両前後方向の外方)で車両前後方向に固定される一方、第2固定部55は、本体52よりも車両前方(車両前後方向の内方)で車幅方向に固定される。
上述した車両Vの灯体取付け構造によれば、仮想水平面上のあらゆる方向(車両前後方向、車幅方向、及び両方向に対して斜めに交差する方向)からの荷重に対するリアバンパーフェイス3の剛性、及びフォグランプ5の支持剛性を向上させることができる。
また、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造では、本体52は、バルブ51の発光により光を車外に放射する能動発光部52aと、車外から入射した光を反射する受動発光部52bとで構成され、該受動発光部52bは、能動発光部52aよりも車両前後方向の幅が短く設定されると共に、能動発光部52aの上方に配設される。
上述した車両Vの灯体取付け構造によれば、能動発光部52a、受動発光部52bを車両前後方向ではなく上下方向に並設することで、フォグランプ5全体の車両前後方向の幅を短く抑えることができる。
また、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造では、受動発光部52bは、能動発光部52aの上方に配設され、該能動発光部52aは、リアバンパーフェイス3よりも車両前方(車両前後方向の内方)で車室床面を構成するリアフロアパネル7よりも下方に配設される。
上述した車両Vの後部構造によれば、能動発光部52aがリアフロアパネル7に対して上下方向にオフセット配置されているため、軽衝突時に両者が干渉することを回避できる。また、受動発光部52bは、車両前後方向の幅が相対的に短く設定されているため、仮に受動発光部52bとリアフロアパネル7とが上下方向の同じ位置に配置されたとしても、軽衝突時に両者が干渉する可能性は低い。従って、軽衝突時にフォグランプ5とリアフロアパネル7とが干渉することを確実に回避することができる。
また、本実施形態の車両Vの灯体取付け構造では、凹部32aは、下端部がホイールアーチ4の中心に向かって斜め下方に傾斜しており、第2固定部55は、前記下端部に近接して設けられている。
上述した車両Vの灯体取付け構造によれば、凹部32aの下端部が傾斜によって下方配置された分、フォグランプ5を可及的に下方配置することができる。
なお、上述した実施形態では、車両後面に配設されるリアバンパーフェイス3に本発明を適用した場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、車両前面に配設されるバンパーフェイスに本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、受動発光部52bを能動発光部52aの上方に配設しているが、フォグランプ5とフロアパネル(リアフロアパネル7)とが干渉する可能性が低い場合には、受動発光部52bを能動発光部52aの下方に配設してもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の灯体は、フォグランプ5に対応し、
以下同様に、
アーチモール取付け領域は、凹部32aに対応し、
発光部材は、バルブ51に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、灯体としては、フォグランプに限らず、ストップランプやターンシグナルランプ、または、車両の後退時にその意思を周囲に報知するバックランプ等であってもよい。
3…リアバンパーフェイス
4…ホイールアーチ
5…フォグランプ
6…アーチモール
7…リアフロアパネル
31…車幅方向延設部
32…側部
32a…凹部
51…バルブ
52…本体
52a…能動発光部
52b…受動発光部
54L、54U…第1固定部
55…第2固定部

Claims (6)

  1. 車両前面または後面に沿って延びる車幅方向延設部と、
    該車幅方向延設部から車両側面のホイールアーチにかけて延びる側部とを有するバンパーフェイスに灯体が取付けられた車両の灯体取付け構造であって、
    前記側部には、前記ホイールアーチの周方向に延びて該ホイールアーチの周縁部に取付けられるアーチモールが設けられ、
    前記灯体は、前記車幅方向延設部の裏面に固定される第1固定部と、
    前記側部のアーチモール取付け領域の裏面に固定される第2固定部とを有しており、
    前記アーチモール取付け領域では、前記第2固定部が固定される部位の車幅方向外側が前記アーチモールで覆われている
    車両の灯体取付け構造。
  2. 前記アーチモール取付け領域は、前記側部の他の部位に対して車幅方向内側に段下げ形成された凹部である
    請求項1記載の車両の灯体取付け構造。
  3. 前記灯体は、発光部材が格納される灯体本体を有し、
    前記第1固定部は、前記灯体本体よりも車両前後方向の外方で車両前後方向に固定される一方、
    前記第2固定部は、前記灯体本体よりも車両前後方向の内方で車幅方向に固定される
    請求項1または2記載の車両の灯体取付け構造。
  4. 前記灯体本体は、前記発光部材の発光により光を車外に放射する能動発光部と、
    車外から入射した光を反射する受動発光部とで構成され、
    該受動発光部は、前記能動発光部よりも車両前後方向の幅が短く設定されると共に、前記能動発光部の上方または下方に配設される
    請求項3記載の車両の灯体取付け構造。
  5. 前記受動発光部は、前記能動発光部の上方に配設され、
    該能動発光部は、前記バンパーフェイスよりも車両前後方向の内方で車室床面を構成するフロアパネルよりも下方に配設される
    請求項4記載の車両の灯体取付け構造。
  6. 前記アーチモール取付け領域は、下端部が前記ホイールアーチの中心に向かって斜め下方に傾斜しており、
    前記第2固定部は、前記下端部に近接して設けられている。
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両の灯体取付け構造。
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