JP6135298B2 - 車両ルーフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ルーフ構造に関し、さらに詳しくは、傾斜配置された照明装置による車室内照明時に出光部周りの見栄えの低下を防止することができる簡易且つ安価な構造の車両ルーフ構造に関する。
従来の車両ルーフ構造として、車両ルーフに取り付けられる照明装置を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この照明装置としては、例えば、図12に示すように、光源107と、光源107を収容するハウジング108と、を備え、ハウジング108は、車室内側に露出するとともに、光源107からの光を車室内に出光する出光部116が設けられた意匠面部111と、意匠面部111から車室外側に離間して配置された光源107と出光部116との間の空間を囲む周囲壁部119を有するとともに、周囲壁部119により案内された光源107からの光を出光部116に導く出口部120が設けられたガイド部112と、を備える照明装置105が知られている。そして、上記出光部116は、意匠面部111から車室外側に突出する形状をなす凹部115の突出端側に配置されている。
ここで、上記車両ルーフは、通常、ドーム状に形成されているため、上記照明装置105を車両ルーフの外周部に取り付けると、意匠面部111が水平方向に対して傾斜することとなる。この場合、上記照明装置105では、ガイド部112の周囲壁部119の内壁が平面状に形成されているため、光源107からの光のうちの周囲壁部119の内壁で反射された光が出口部120を介して出光部116に導かる。そして、出光部116から車室内に出光される光のうちの一部が凹部115のうちの乗員の目につきやすい立壁115aに当たってしまう。このように、照明装置105による車室内照明時に凹部115の立壁115aが照らされると出光部116周りの見栄えが低下してしまう。
なお、上記問題を解決する技術として、(1)光源107の直下にレンズ等の導光体125を設定することで凹部115の立壁115aへの光の当たりを抑制する技術(例えば、図13(a)参照)、(2)出光部116近傍に光源107を配置することで凹部115をなくす技術(例えば、図13(b)参照)等が考えられる。しかしながら、上記(1)技術では、導光体125を必ず設定する必要がありコストが高くなる。また、上記(2)技術では、照明に必要な他の素子の搭載された基板126aとは別に光源専用の分割基板126bもしくはユニットが必要となりコストが高くなる。
特開2007−22200号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、傾斜配置された照明装置による車室内照明時に出光部周りの見栄えの低下を防止することができる簡易且つ安価な構造の車両ルーフ構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ルーフに取り付けられる照明装置を備え、前記照明装置は、光源と、該光源を収容するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、車室内側に露出するとともに、前記光源からの光を車室内に出光する出光部が設けられた意匠面部と、該意匠面部から車室外側に離間して配置された前記光源と前記出光部との間の空間を囲む周囲壁部を有するとともに、該周囲壁部により案内された前記光源からの光を前記出光部に導く出口部が設けられたガイド部と、を備える車両ルーフ構造であって、前記照明装置は、前記意匠面部が水平方向に対して傾斜するように前記車両ルーフの外周部に取り付けられており、前記出光部は、前記意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部の突出端側に配置されており、前記ガイド部の前記周囲壁部は、前記意匠面部の傾斜方向に対して交差する方向に延びるとともに、前記意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部及び第2面部を有し、前記光源は、前記第1面部及び前記第2面部のうちで前記車両ルーフの中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、該一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部が設けられており、前記段差部の角部は、前記光源の中心と前記出口部又は前記出光部の周縁とを結んで形成される照射領域の表面近傍に配置されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1記載において、前記段差部は、前記一方の面部の延設方向に沿って複数設けられていることを要旨とする。
上記問題を解決するために、請求項3に記載の発明は、車両ルーフに取り付けられる照明装置を備え、前記照明装置は、光源と、該光源を収容するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、車室内側に露出するとともに、前記光源からの光を車室内に出光する出光部が設けられた意匠面部と、該意匠面部から車室外側に離間して配置された前記光源と前記出光部との間の空間を囲む周囲壁部を有するとともに、該周囲壁部により案内された前記光源からの光を前記出光部に導く出口部が設けられたガイド部と、を備える車両ルーフ構造であって、前記照明装置は、前記意匠面部が水平方向に対して傾斜するように前記車両ルーフの外周部に取り付けられており、前記出光部は、前記意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部の突出端側に配置されており、前記ガイド部の前記周囲壁部は、前記意匠面部の傾斜方向に対して交差する方向に延びるとともに、前記意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部及び第2面部を有し、前記光源は、前記第1面部及び前記第2面部のうちで前記車両ルーフの中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、該一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部が設けられており、前記段差部は、前記一方の面部の延設方向に沿って複数設けられていることを要旨とする。
本発明の車両ルーフ構造によると、照明装置は、意匠面部が水平方向に対して傾斜するように車両ルーフの外周部に取り付けられており、出光部は、意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部の突出端側に配置されており、ガイド部の周囲壁部は、意匠面部の傾斜方向に対して交差する方向に延びるとともに、意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部及び第2面部を有する。そして、上記光源は、第1面部及び第2面部のうちで車両ルーフの中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部が設けられている。これにより、光源からの光のうちの一方の面部で反射された光が段差部で遮られて出光部に案内され難くなる。よって、意匠面部の凹部を構成する立壁のうちの乗員の目につきやすい立壁が照らされることが抑制される。その結果、傾斜配置された照明装置による車室内照明時に出光部周りの見栄えの低下を防止することができる。また、従来のように、光源の直下に導光体を備えるものや光源専用の分割基板を備えるものに比べて、簡易且つ安価な構造とすることができる。
また、前記段差部の角部が、前記光源の中心と前記出口部又は前記出光部の周縁とを結んで形成される照射領域の表面近傍に配置されている場合は、出光部からの光の十分な出光量を確保しつつ、段差部により一方の面部で反射された光を効果的に遮ることができる。
さらに、前記段差部が、前記一方の面部の延設方向に沿って複数設けられている場合は、複数の段差部により一方の面部で反射された光をさらに効果的に遮ることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係る車両ルーフ構造を車室内側から見上げた状態の模式図である。 図1のII−II線断面拡大図である。 実施例1に係る照明装置の組付状態を示す斜視図である。 上記照明装置の分解状態を示す斜視図である。 実施例1に係るガイド部の斜視図である。 上記車両ルーフ構造の作用説明図である。 実施例2に係る車両ルーフ構造の縦断面図である。 実施例2に係る照明装置の組付状態を示す斜視図である。 上記照明装置の分解状態を示す斜視図である。 実施例2に係るガイド部の斜視図である。 上記車両ルーフ構造の作用説明図である。 従来の車両ルーフ構造を説明するための説明図である。 他の従来の車両ルーフ構造を説明するための説明図であり、(a)は光源の直下に導光体を備える形態を示し、(b)は光源専用の分割基板を備える形態を示す。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<車両ルーフ構造>
本実施形態に係る車両ルーフ構造(1、31)は、車両ルーフ(2)に取り付けられる照明装置(5)を備え、照明装置は、光源(7)と、該光源を収容するハウジング(8)と、を備え、ハウジングは、車室内側に露出するとともに、光源からの光を車室内に出光する出光部(16)が設けられた意匠面部(11)と、意匠面部から車室外側に離間して配置された光源と出光部との間の空間を囲む周囲壁部(19、33)を有するとともに、周囲壁部により案内された光源からの光を出光部に導く出口部(20、34)が設けられたガイド部(12、32)と、を備える(例えば、図2及び図7等参照)。そして、上記照明装置(5)は、意匠面部(11)が水平方向に対して傾斜するように車両ルーフの外周部に取り付けられており、出光部(16)は、意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部(15)の突出端側に配置されており、ガイド部(12、32)の周囲壁部(19、33)は、意匠面部の傾斜方向(P)に対して交差する方向に延びるとともに、意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部(21、35)及び第2面部(22、36)を有する。さらに、上記光源(7)は、第1面部(21、35)及び第2面部(22、36)のうちで車両ルーフ(2)の中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部(23、37)が設けられている。
本実施形態に係る車両ルーフ構造としては、例えば、上記段差部(23、37)の角部(23a、37a)は、光源(7)の中心と出口部(20、34)又は出光部(16)の周縁とを結んで形成される照射領域(S)の表面近傍に配置されている形態(例えば、図2及び図7等参照)を挙げることができる。なお、上記「照射領域(S)の表面近傍に配置」とは、段差部の角部が照射領域の外側又は内側において照射領域の表面近傍に配置されている状態の他に、段差部の角部が照射領域の表面上に配置されている状態も含むものとする。
本実施形態に係る車両ルーフ構造としては、例えば、上記段差部(37)は、一方の面部の延設方向に沿って複数設けられている形態(例えば、図7等参照)を挙げることができる。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
(1)車両ルーフ構造の構成
本実施例に係る車両ルーフ構造1は、図1に示すように、車両ルーフ2を構成する略ドーム状の天井材3の外周部3aに取り付けられる照明装置5を備えている。この外周部3aは、天井材3の左右のサンバイザ6の中間部であり、水平方向に対して車両前方に向かって下方に傾斜している。
上記照明装置5は、図2〜図4に示すように、車室内の比較的狭い部位をスポット照明するための発光ダイオードからなる光源7と、この光源7を収容するハウジング8と、を備えている。この光源7は、ハウジング8の車室外側に取り付けられる基板9上に配置されている。また、ハウジング8は、樹脂製の意匠面部11及びガイド部12を備えている。なお、上記基板9上には、車室内の比較的広い部位を広角照明するためのランプからなる光源13(図4参照)や各光源7、13を点灯・消灯するためのスイッチ(図示省略)が配置されている。
上記意匠面部11は、車室内側に露出している。この意匠面部11は、天井材3の外周部3aに沿う板状に形成され、水平方向に対して所定角度(例えば、約20度)で傾斜している。また、意匠面部11には、車室外側に突出する形状をなす凹部15が設けられている。この凹部15は、車室外側に向かって狭まる筒状に形成されている。また、凹部15の突出端側には、光源7からの光を車室内に出光する開口からなる出光部16が設けられている。さらに、意匠面部11には、光源13からの光を拡散するためのレンズ17が取り付けられている。
上記ガイド部12は、図5及び図6に示すように、有底筒状の周囲壁部19を有している。この周囲壁部19は、意匠面部11から車室外側に離間して配置された光源7と出光部16との間の空間を囲んでいる。また、周囲壁部19の底壁19aには、開口からなる出口部20が形成されている。この出口部20は、出光部16と略同じ開口形状に形成され、出光部16の直上に重なるように配置されている。そして、出口部20は、周囲壁部19内で案内された光源7からの光を出光部16に導くようになっている。なお、上記ガイド部12は、周囲壁部19での反射光を減少させるために黒色に形成されている。
上記周囲壁部19は、図6に示すように、意匠面部11の傾斜方向Pに対して略直交する方向に延びる第1面部21及び第2面部22を有している。これら第1及び第2面部21、22は、意匠面部11の傾斜方向Pに互いに対向している。そして、上記光源7は、第1及び第2面部21、22のうちの車両ルーフ2の中央部に近い側の第1面部21に近接配置されている。また、第1面部21には、第2面部22に向かって突出する段差状をなす段差部23が設けられている。この段差部23の角部23aは、光源7の中心とガイド部12の出口部20の周縁とを結んで形成される照射領域Sの表面上に配置されている。
(2)車両ルーフ構造の作用
次に、上記構成の車両フール構造1の作用について説明する。照明装置5の光源7を点灯させると、図6に示すように、光源7からの光は所定の角度範囲(例えば、120〜130度)で照射される。この光源7からの光のうちの照射領域Sの内側に照射される光は出口部20及び出光部16を通って車室内の比較的狭い部位をスポット照明する。また、光源7からの光のうちの第1面部21で1次反射された光の多くは、段差部23で遮られて出光部16に案内されない。その結果、意匠面部11の凹部15を構成する立壁のうちの乗員の目A(図2参照)につきやすい立壁15a(すなわち、車両前方側の立壁15a)が照らされることが抑制される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の車両ルーフ構造1によると、照明装置5は、意匠面部11が水平方向に対して傾斜するように車両ルーフ2の外周部に取り付けられており、出光部16は、意匠面部11から車室外側に突出する形状をなす凹部15の突出端側に配置されており、ガイド部12の周囲壁部19は、意匠面部11の傾斜方向Pに対して交差する方向に延びるとともに、意匠面部11の傾斜方向Pに互いに対向する第1面部21及び第2面部22を有する。そして、上記光源7は、第1面部21及び第2面部22のうちで車両ルーフ2の中央部に近い側の第1面部21に近接配置されており、第1面部21には、第2面部22に向かって突出する段差形状をなす段差部23が設けられている。これにより、光源7からの光のうちの第1面部21で1次反射された光が段差部23で遮られて出光部16に案内され難くなる。よって、意匠面部11の凹部15を構成する立壁のうちの乗員の目Aにつきやすい立壁15aが照らされることが抑制される。その結果、傾斜配置された照明装置5による車室内照明時に出光部16周りの見栄えの低下を防止することができる。また、従来のように、光源の直下に導光体を備えるものや光源専用の分割基板を備えるものに比べて、簡易且つ安価な構造とすることができる。
さらに、本実施例では、段差部23の角部23aは、光源7の中心と出口部20の周縁とを結んで形成される照射領域Sの表面近傍に配置されている。これにより、出光部16からの光の十分な出光量を確保しつつ、段差部23により第1面部21で反射された光を効果的に遮ることができる。
<実施例2>
次に、実施例2に係る車両ルーフ構造について説明する。なお、本実施例2に係る車両ルーフ構造において、上記実施例1に係る車両ルーフ構造1と略同じ構成部位には同符号を付けて詳説を省略し、両者の主な相違点であるガイド部について詳説する。
(1)車両ルーフ構造の構成
本実施例に係る車両ルーフ構造31は、図7〜図9に示すように、天井材3の外周部3aに取り付けられる照明装置5を備えている。この照明装置5は、光源7及びハウジング8を備えている。このハウジング8は、樹脂製の意匠面部11及びガイド部32を備えている。
上記ガイド部32は、図10及び図11に示すように、有底筒状の周囲壁部33を有している。この周囲壁部33は、意匠面部11から車室外側に離間して配置された光源7と出光部16との間の空間を囲んでいる。また、周囲壁部33の底壁33aには、開口からなる出口部34が形成されている。この出口部34は、出光部16と略同じ開口形状に形成され、出光部16の直上に重なるように配置されている。そして、出口部34は、周囲壁部33内で案内された光源7からの光を出光部16に導くようになっている。なお、上記ガイド部32は、周囲壁部33での反射光を減少させるため黒色に形成されている。
上記周囲壁部33は、図11に示すように、意匠面部11の傾斜方向Pに対して略直交する方向に延びる第1面部35及び第2面部36を有している。これら第1及び第2面部35、36は、意匠面部11の傾斜方向Pに互いに対向している。そして、上記光源7は、第1及び第2面部35、36のうちの車両ルーフ2の中央部に近い側の第1面部35に近接配置されている。また、第1面部35には、第2面部36に向かって突出する段差状をなす段差部37が設けられている。この段差部37は、第1面部35の延設方向に沿って複数(図中2つ)設けられている。これら段差部37のうちの上側の段差部37の角部37aは、光源7の中心とガイド部32の出口部34の周縁とを結んで形成される照射領域Sの外側において照射領域Sの表面近傍に配置されている。また、下側の段差部37の角部37aは、照射領域Sの表面上に配置されている。
(2)車両ルーフ構造の作用
次に、上記構成の車両フール構造31の作用について説明する。照明装置5の光源7を点灯させると、図11に示すように、光源7からの光は所定の角度範囲(例えば、120〜130度)で照射される。この光源7からの光のうちの照射領域Sの内側に照射される光は出口部34及び出光部16を通って車室内の比較的狭い部位をスポット照明する。また、光源7からの光のうちの第1面部35で1次反射された光の多くは、上側の段差部37で遮られて出光部16に案内されない。さらに、光源7からの光のうちの第2面部36で1次反射されて第1面部35で2次反射された光の多くは、下側の段差部37で遮られて出光部16に案内されない。その結果、意匠面部11の凹部15を構成する立壁のうちの乗員の目A(図7参照)につきやすい立壁15a(すなわち、車両前方側の立壁15a)が照らされることが抑制される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例の車両ルーフ構造31によると、上記実施例1の車両フール構造1と略同様の作用・効果を奏することに加えて、段差部37は、第1面部35の延設方向に沿って複数設けられているので、複数の段差部37により第1面部35で1次反射及び2次反射された光をさらに効果的に遮ることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、天井材3の左右のサンバイザ6の中間部である外周部3aに照明装置5を傾斜配置してなる車両ルーフ構造1、31を例示したが、これに限定されず、例えば、図1中に破線で示すように、天井材3の側端部となる外周部3b(例えば、前後のアシストグリップ4の間の部位等)に照明装置5を傾斜配置してなる車両ルーフ構造5としたり、天井材3の後端部となる外周部3cに照明装置5を傾斜配置してなる車両ルーフ構造5としたりしてもよい。
また、上記実施例では、開口からなる出口部20、34及び出光部16を例示したが、これに限定されず、例えば、開口にレンズを設けてなる出口部や出光部としてもよい。
また、上記実施例では、光源7の中心と出口部20、34の周縁とを結んで形成される照射領域Sを例示したが、これに限定されず、例えば、光源7の中心と出光部16の周縁とを結んで形成される照射領域としてもよい。
また、上記実施例では、角筒状の周囲壁部19、33を例示したが、これに限定されず、例えば、円筒状の周囲壁部としてもよい。
また、上記実施例では、平面状の第2面部22、36を例示したが、これに限定されず、例えば、第2面部22、36に第1面部21、35に向かって突出する1又は2以上の段差部を設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、第1面部36に2つの段差部37を設ける形態を例示したが、これに限定されず、例えば、第1面部36に3以上の段差部37を設けるようにしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両ルーフ構造に関する技術として広く利用される。
1,31;車両ルーフ構造、2;車両ルーフ、5;照明装置、7;光源、8;ハウジング、11;意匠面部、12,32;ガイド部、15;凹部、16;出光部、19,33;周囲壁部、20,34;出口部、21,35;第1面部、22,36;第2面部、23,27;段差部、23a,27a;角部、P;傾斜方向、S;照射領域。

Claims (3)

  1. 車両ルーフに取り付けられる照明装置を備え、
    前記照明装置は、光源と、該光源を収容するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、車室内側に露出するとともに、前記光源からの光を車室内に出光する出光部が設けられた意匠面部と、該意匠面部から車室外側に離間して配置された前記光源と前記出光部との間の空間を囲む周囲壁部を有するとともに、該周囲壁部により案内された前記光源からの光を前記出光部に導く出口部が設けられたガイド部と、を備える車両ルーフ構造であって、
    前記照明装置は、前記意匠面部が水平方向に対して傾斜するように前記車両ルーフの外周部に取り付けられており、
    前記出光部は、前記意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部の突出端側に配置されており、
    前記ガイド部の前記周囲壁部は、前記意匠面部の傾斜方向に対して交差する方向に延びるとともに、前記意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部及び第2面部を有し、
    前記光源は、前記第1面部及び前記第2面部のうちで前記車両ルーフの中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、該一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部が設けられており、
    前記段差部の角部は、前記光源の中心と前記出口部又は前記出光部の周縁とを結んで形成される照射領域の表面近傍に配置されていることを特徴とする車両ルーフ構造。
  2. 前記段差部は、前記一方の面部の延設方向に沿って複数設けられている請求項1記載の車両ルーフ構造。
  3. 車両ルーフに取り付けられる照明装置を備え、
    前記照明装置は、光源と、該光源を収容するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングは、車室内側に露出するとともに、前記光源からの光を車室内に出光する出光部が設けられた意匠面部と、該意匠面部から車室外側に離間して配置された前記光源と前記出光部との間の空間を囲む周囲壁部を有するとともに、該周囲壁部により案内された前記光源からの光を前記出光部に導く出口部が設けられたガイド部と、を備える車両ルーフ構造であって、
    前記照明装置は、前記意匠面部が水平方向に対して傾斜するように前記車両ルーフの外周部に取り付けられており、
    前記出光部は、前記意匠面部から車室外側に突出する形状をなす凹部の突出端側に配置されており、
    前記ガイド部の前記周囲壁部は、前記意匠面部の傾斜方向に対して交差する方向に延びるとともに、前記意匠面部の傾斜方向に互いに対向する第1面部及び第2面部を有し、
    前記光源は、前記第1面部及び前記第2面部のうちで前記車両ルーフの中央部に近い側の一方の面部に近接配置されており、該一方の面部には、他方の面部に向かって突出する段差形状をなす段差部が設けられており、
    前記段差部は、前記一方の面部の延設方向に沿って複数設けられていることを特徴とする車両ルーフ構造。
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