JP6171220B2 - 積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造に用いられるハロゲン系化合物を含む処理水溶液及び積層セラミックスコンデンサの中間品並びに積層セラミックスコンデンサの製造方法更に積層セラミックスコンデンサ - Google Patents

積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造に用いられるハロゲン系化合物を含む処理水溶液及び積層セラミックスコンデンサの中間品並びに積層セラミックスコンデンサの製造方法更に積層セラミックスコンデンサ Download PDF

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Description

本発明は、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造に用いられるハロゲン系化合物を含む処理水溶液及び積層セラミックスコンデンサの中間品並びに積層セラミックスコンデンサの製造方法更に積層セラミックスコンデンサに関するものである。
従来、積層セラミックスコンデンサは、セラミックス層と内部電極とを交互に複数積層し、この積層体を圧着、切断してグリーンチップ、つまり積層セラミックスコンデンサ用素体を得た後、この積層セラミックスコンデンサ用素体の焼成を行い、次いで、この焼成後の積層セラミックスコンデンサ用素体の両端面に外部電極を形成して製造されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
以下、本発明においては、積層セラミックスコンデンサ用素体及びこの素体を焼成してなる積層セラミックスコンデンサ用素体をそれぞれ積層セラミックスコンデンサの中間品、及び焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品という。
このような積層セラミックスコンデンサの製造は、以下の工程を経て行われている。
まず、図118(a)に示すように、セラミックス層2と内部電極3とを交互に複数積層し、この積層体を圧着、切断して積層セラミックスコンデンサの中間品4を得る。この焼成前の積層セラミックスコンデンサの中間品4においては、図118(a)に示すように、内部電極3の端面がセラミックス層2の端面から外方に露出しているが、これを焼成すると、図118(b)に示すように、セラミックス層2と内部電極層3との熱膨張率や熱収縮率の違いから、内部電極3がセラミックス層2内に埋没した状態になる。そこで、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部を物理的に研磨、除去し、内部電極3の端面をセラミックス層2の端面から外方に露出させて積層セラミックスコンデンサの中間品100を得た後(図118(c)参照)、この中間品100の両端部に外部電極5、5がそれぞれ設けられる(図118(d)参照)。この工程を経て積層セラミックスコンデンサ110が製造されている。
ところで、セラミック素体(焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40)の端部を物理的に研磨、除去して、内部電極3の端面をセラミックス層2の端面から外方に露出させるにあたり、水に錯化剤を溶解させた水溶液、セラミック素体および研磨材を研磨槽に入れて当該セラミック素体の研磨を行うことが開示されている(特許文献1参照)。
そして、特許文献1には、錯化剤により、水に溶けにくい研磨粉や研磨屑が水に拡散した状態になる可溶化作用が生じ、水に状態変化が生じる。このような水の状態変化により、拡散した研磨粉や研磨屑がセラミック層と内部電極の隙間への水の浸入を妨げることが開示されている。
このような積層セラミック電子部品の製造方法において、前記錯化剤は、組成式がC11Mで表され、MがNa、K、Mg、Caの中から選ばれるグルコン酸塩を用いることができるのであり、また、錯化剤として、組成式がCを含むクエン酸塩を用いることができる(特許文献1参照)。そして、水に状態変化を生じさせるために、カルボン酸系の錯化剤を用いることができ、特に、上述のようなグルコン酸塩やクエン酸塩を用いることができると記載されている(特許文献1参照)。
特開2014−212233号公報 特開2007−208112号公報
しかしながら、前記従来の方法で積層セラミックスコンデンサを製造する場合、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40におけるセラミックス層2の端部を物理的に研磨、除去し、内部電極3の端面を露出させてから外部電極5を設けるため、前記中間品40の大きさに応じて研磨チップを選定する必要性が生じる上、作業が複雑で、煩わしくなったり、専用の特殊設備が必要となるなどの不都合が生じている。特に、積層セラミックスコンデンサが、小型で、極めて多くのセラミックス層2及び内部電極3の積層体からなる場合には、不良品が発生しやすく、歩留まりや品質が悪化するなどの課題が発生する。
また、積層セラミックスコンデンサの中間品40の端面を、例えばショットブラストやバレル研磨などの専用治具によって物理的に研磨するため、その研磨面は削り荒らされたり、セラミック層40の端部を研磨する際に内部電極3における端部に破損箇所3aが生じたり、またこれらの削り滓2bが前記中間品40の端面に付着することによって、内部電極3と外部電極5との接触不良が生じたりして、外部電極5を内部電極3に強固に、且つ確実に密着した状態で設けることができないなどの不都合を生じていた。しかも、ここで用いられる研磨材は極めて小さく、このため、この研磨後の中間品40と研磨材との分離が極めて困難になる。
その結果、品質が悪化したり、品質にバラツキが生じたり、作業性が悪くなるなどの課題が発生する。
更に、研磨後の中間品40の端部を物理的に研磨処理を行うと、前記専用治具が消耗するので、その消耗状態を頻繁に確認しながら研磨しないと、加工精度が低下して不良品が発生するなどの課題も生じる。
加えて、研磨後の中間品40の端部を物理的に研磨すると、その衝撃によって、当該中間品40の積層構造が破壊されたり、電極が破損したりすることで誘電特性が悪化するといった課題が生じることにもなる。
一方、特許文献1には、錯化剤によって、水に拡散した研磨粉や研磨屑がセラミック層と内部電極との隙間に入り込んで当該隙間への水の浸入を妨ぐことが開示ないし示唆されており、このようにセラミック素体への水の浸入を抑制し、外部電極の形成時における熱による水の膨張を防止して、セラミック素体にクラックが生じることを防止し得ることが開示されている。
即ち、特許文献1においては、セラミック素体(焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40)のクラックの発生を防止することができるが、セラミック素体を物理的に研磨することによる前記弊害は解決することができないと判断される。
ところで、錯化剤としてクエン酸25重量%とクエン酸ナトリウム75重量%とからなる混合物を調製した。この錯化剤10重量部を水100重量部に溶解して約9.1重量%の錯化剤水溶液を得た。
焼成後で且つ研磨前のセラミック素体(焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40)を40℃±2℃の温水に3分間浸漬、洗浄した後、40℃±2℃の前記錯化剤水溶液に長時間、この場合、5時間浸漬させた後、水洗し、3分間超音波洗浄した。この処理後のセラミック素体を肉眼で観察したところ、変化は無く、エッチングは全く認められなかった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、生産性を著しく向上させることができると共に、内部電極と外部電極との密着性が極めて良好で、信頼性が高く、しかも歩留まりが極めて良好である上、電気特性などの品質が高く、且つ安定した、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法、積層セラミックスコンデンサの中間品の製造に用いられるハロゲン系化合物を含む処理水溶液及び積層セラミックスコンデンサの中間品並びに積層セラミックスコンデンサの製造方法更に積層セラミックスコンデンサを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法は、セラミックス層と内部電極とを交互に複数積層し、この積層体を圧着、切断して積層セラミックスコンデンサの中間品を得た後、この中間品の焼成を行い、次いで、この焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部に、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液を接触させ、これによって、セラミックス層の端部をエッチングして、このセラミックス層に埋没している内部電極の端面又は端部を当該セラミックス層の端面から外方に露出させた後、少なくとも前記端部を、前記処理水溶液を中和する中和剤に浸漬することを特徴とするものである。
即ち、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法においては、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品におけるセラミックス層の端面から内部電極の端面又は端部を外方に露出させるにあたり、従来では物理的な研磨方法を採用しているのに対し、本発明においてはハロゲン系化合物を含む処理水溶液を用いてエッチングする方法を採用し、エッチング後に処理水溶液の中和剤に浸漬している点に最も大きな特徴を有する。
本発明において、「接触」とは、後述する本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液が、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品の端部又は全体に触れることをいうのであり、このように、本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液が、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品の少なくとも端部に触れることができるのであれば特に限定されるものではない。具体的には、例えば前記中間品の端部又は全体を前記処理水溶液に浸漬したり、或いは前記中間品の端部又は全体に前記処理水溶液を塗布又は散布ないし噴霧したりすることをいう。
又、本発明において、「エッチング」とは、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品の端部におけるセラミックス粒子どうしの結合部を侵食したり、或いは前記中間品の端部におけるセラミックス粒子間に浸透してその粒子間の剥離や遊離を行ったり、更にセラミックス粒子をハロゲン系化合物を含む処理水溶液中へ分散させるなどのことをいう。この場合、セラミックス粒子間の剥離や遊離、更に処理水溶液中へのセラミックス粒子の分散を一層効果的に行うために、超音波処理を行うのが望ましい。
このような方法によって、前記焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品におけるセラミックス層中に埋没している内部電極の端面或いは端部を前記セラミックス層の端面から外方に露出させることができるのである。
前記処理水溶液がフッ化ナトリウムの水溶液である場合には、前記中和剤は水酸化カルシウムとするのが好ましい。また、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法において、内部電極が、金属粉末を含む導電性ペーストによる印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付け、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリングによって形成されているものが望ましい。

本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法においては、積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部を、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液に浸漬したり、或いは前記中間品における少なくとも端部に前記処理水溶液を塗布または散布ないし噴霧することによって、前記中間品における少なくとも端部に前記処理水溶液を接触させるようにしたものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法においては、積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することにより、内部電極の端部表面に、焼成時に発生した酸化皮膜を除去し、当該端部表面を活性化すると共に、内部電極の端部に覆い被さるセラミック層の端部を除去するようにしたものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法においては、積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することによって、内部電極の端面又は端部をセラミックス層の端面と面一ないし2.5μmの範囲で外方に露出又は突出させているものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法においては、積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することによって、セラミックス層の端面から3μmの深さの範囲で、セラミックス層の端部には空孔やポーラス部からなる多孔質部が形成されているものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法に用いられるハロゲン系化合物を含む処理水溶液、この処理水溶液中に含まれているハロゲン系化合物が、フッ素系化合物、塩素系化合物又は臭素系化合物から選ばれた少なくとも1種以上であるものが望ましい。
前記処理水溶液の前記ハロゲン系化合物は、フッ化ナトリウム、酸性フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、酸性フッ化カリウム、酸性フッ化アンモニウム、中性フッ化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム又は臭化アンモニウムから選ばれた少なくとも1種以上であるものが望ましい。
前記処理水溶液には、エッチングを促進するためのエッチング促進剤が添加されているものが望ましい。
前記処理水溶液において、エッチング促進剤としては、フッ化水素酸、塩酸,硝酸、硫酸、次亜塩素酸、リン酸、硼酸、ポリリン酸又はポリ硼酸から選択された少なくとも1種以上の無機酸又はそれらのアルカリ金属塩或いはアンモニウム塩が望ましい。
前記処理水溶液においては、積層セラミックスコンデンサの中間品においてエッチング後の当該中間品の活性化表面を安定化させる表面安定剤が添加されているものが望ましい。
前記処理水溶液においては、表面安定剤が、オキシカルボン酸又はジカルボン酸から選ばれた少なくとも1種以上の有機酸又はそれらのアルカリ金属塩或いはアンモニウム塩からなる保護膜形成用物質が望ましい。
前記処理水溶液においては、保護膜形成用物質が、没食子酸、ピロガロール、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、グリコール酸、グリセリン酸、タンニン酸、オキシ吉草酸、サリチル酸、マンデル酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸又はフマル酸或いはそれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、或いはEDTAのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩から選択された少なくとも1種以上からなるものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品としては、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法によって製造されたものが挙げられる。
前記課題を解決するための本発明の積層セラミックスコンデンサの製造方法では前記積層セラミックスコンデンサの中間品両端部又は側面の複数箇所、内部電極と電気的に接続されるように外部電極形成るのが望ましい。

本発明の積層セラミックスコンデンサの製造方法においては、外部電極が、導電性ペーストの塗布・焼き付け、導電性ペーストのディピング・焼き付け、導電性ペーストの印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付け、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリングによって形成されているものが望ましい。
本発明の積層セラミックスコンデンサは、本発明の積層セラミックスコンデンサの製造方法によって製造されたものである。
以上述べたように、本発明によると、積層セラミックスコンデンサの中間品を物理的な研磨ではなく、化学研磨によって処理しているので、積層セラミックスコンデンサの中間品及び積層セラミックスコンデンサの生産性を著しく向上させることができるのであり、また、内部電極と外部電極との密着性が極めて良好で、信頼性が高く、しかも歩留まりが極めて良好である上、電気特性などの品質が高く、且つ安定した、前記中間品や積層セラミックスコンデンサが得られるのである。
図1において、(a)は焼成前の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(b)は焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(c)は本発明に係る処理を行って得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(d)は前記(c)で得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品に外部電極を取り付けて得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの模式断面図およびその部分拡大断面図である。 本発明に係る積層セラミックスコンデンサを示す部分破断模式断面図である。 積層セラミックスコンデンサの中間品の製造工程を示す模式図である。 実施例1に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例2に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例3に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例4に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例5に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例6に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例7に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例8に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例9に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例10に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例11に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例12に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例13に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例14に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例15に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例16に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例17に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例18に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例19に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例20に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例21に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例22に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例23に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例24に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例25に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例26に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例27に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例28に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例29に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例30に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例31に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例32に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例33に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例34に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例35に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例36に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例37に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例38に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例39に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例40に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例41に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例42に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例43に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例44に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例45に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例46に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例47に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例48に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例49に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例50に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例51に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例52に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例53に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例54に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例55に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例56に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例57に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例58に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例59に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例60に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例61に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例62に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例63に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例64に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例65に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例66に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例67に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例68に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例69に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例70に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例71に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例72に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例73に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例74に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例75に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例76に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例77に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例78に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例79に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例80に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例81に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例82に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例83に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例84に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例85に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例86に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例87に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例88に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例89に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例90に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例91に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例92に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例93に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例94に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例95に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例96に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例97に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例98に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例99に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例100に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例101に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例102に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例103に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例104に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例105に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例106に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例107に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例108に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例109に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例110に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例111に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例112に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 実施例113に係る積層セラミックスコンデンサの中間体の電子顕微鏡写真である。 焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品であって、当該中間品を、本発明に係るハロゲン系化合物の処理水溶液で処理する前の電子顕微鏡写真である。 図118において、(a)は焼成前の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(b)は焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(c)は本発明に係る処理を行って得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品の模式断面図およびその部分拡大断面図、(d)は前記(c)で得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品に外部電極を取り付けて得られた本発明の積層セラミックスコンデンサの模式断面図およびその部分拡大断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る積層セラミックスコンデンサの中間品1、及びその中間品1を用いて得た本発明の積層セラミックスコンデンサ10の製造工程模式図を示し、図2は本発明の積層セラミックスコンデンサ10の部分破断模式断面図を示す。
図1に示す本発明に係る積層セラミックスコンデンサの中間品1、及び本発明に係る積層セラミックスコンデンサ10は以下の方法で製造される。
まず、図1(a)に示すように、セラミックス層2と内部電極3とを交互に複数積層し、この積層体を圧着後、所定の大きさに切断して積層セラミックスコンデンサの中間品4を製造する。この場合、前記セラミックス層2と前記内部電極3とを交互に複数積層するにあたり、前記中間品4の両端面に内部電極3の端面がセラミックス層2を介して一層毎に交互に外方に露出した状態になるように内部電極3が積層、形成される。
次いで、前記中間品4を焼成して、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40を製造すると、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40は、図1(b)に示すように、内部電極3の端面又は端部が、セラミックス層2と内部電極3との熱収縮率の相違によって、セラミックス層2の内部に埋没した状態となり、内部電極3と、後述する外部電極5との接触が悪くなる。
そこで、本発明においては、前記中間品40の少なくとも端部を、後述する本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液と接触させてエッチングし、これによって、図1(c)に示すように、当該中間品40における内部電極3の端面或いは端部を、セラミックス層2の端面から外方に露出ないし突出させて本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1が製造される。
即ち、本発明においては、前記焼成後の中間品40の少なくとも端部を、本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液と接触させると、エッチングによって、この処理水溶液が、前記中間品40の端部におけるセラミックス粒子どうしの結合部を侵食したり、或いは前記中間品40の端部におけるセラミックス粒子間の剥離や遊離を実現したり、更にこの剥離ないし遊離したセラミックス粒子が前記処理水溶液中へ分散したりして、前記セラミックス層2中に埋没している内部電極3の端面又は端部をセラミックス層2の端面から外方に露出ないし突出させて、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1が製造される。
そして、本発明の積層セラミックスコンデンサ10は、図1(d)に示すように、次の工程で、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1の両端部に、例えば公知の方法で、外部電極5を形成することによって製造される。
以上のとおり、本発明においては、まず、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を製造し、次いで、この得られた中間品1に外部電極を、例えば公知の方法で設けて、本発明の積層セラミックスコンデンサ10を製造するものであるから、重複説明を避けるために、以下においては、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を主として詳細に説明し、次いで、本発明の積層セラミックスコンデンサについて説明する。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1としては、誘電性を有するセラミックスであれば特に限定されるものではなく、具体的には、比誘電率は高いが損失も大きい強誘電性のものであっても良いし、比誘電率は約100以下と低いが、損失も少ない常誘電性のものであっても良い。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1としては、セラミックス層2として、チタン酸バリウムなどの強誘電体が用いられたもの、或いはこの強誘電体を主成分として用いたものなどが挙げられるのであり、又、他のセラミックス層2として、フォルステライト、酸化アルミニウム、ニオブ酸マグネシウム酸バリウム、チタン酸ネオジウム酸バリウムなどの常誘電体を用いたもの、或いはこの常誘電体を主成分として用いたものなどが挙げられる。
なお、図3に積層セラミックスコンデンサの中間品4の製造方法を更に詳しく示す。
即ち、前記積層セラミックスコンデンサの中間品4は、従来と同様の方法で製造されるのであり、具体的には、例えばチタン酸バリウム等の誘電体セラミックス粉末とバインダー溶液などを十分に混合・分散してスラリーを調製し、このスラリーをシート状に成形して誘電性シート12を得た後、この誘電性シート12に内部電極3となる導電性ペースト13を印刷してグリーンシート11を得た後、このグリーンシート11を複数枚積層して圧着し、得られた積層体110を所定のサイズに切断して製造される。このようにして得られた積層セラミックスコンデンサの中間品4は焼成炉20で焼成され、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40が製造される。
本発明においては、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40において、各層の厚さや積層数としては、特に限定されるものではない。具体的には例えば、セラミックス層2の厚さとしては0.5〜50μmの範囲のものが好ましいのであり、又、内部電極3の厚さとしては0.01〜3.5μmの範囲のものが好ましく、特に2μm以下のものが望ましく、その積層数としては特に限定されるものではないが、例えば10層以上のものから1000層を超えるようなものが挙げられる。
又、本発明において、内部電極の形成方法としては特に限定されるものではないが、具体的には、内部電極が、金属粉末を含む導電性ペーストによる印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付けによって形成されたり、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリングによって形成されたものが挙げられる。
前記内部電極3となる導電性ペースト又は導電性インクに用いられる金属粉末としては、Ag,Pd、Pt、Au、Pb、Sn、Cd、Ti、Zn、Ni,Co又はCuなどの金属単体からなる金属粉末、或いはそれらの金属単体から選ばれた少なくとも1種を含む合金からなる金属粉末などが挙げられる。これらの金属粉末は、1種のみを用いても良いし、或いは2種以上を用いても良いのである。又、これらの金属材料は蒸着、メッキ又はスパッタリングに用いることができる。
前記内部電極3の金属材料としては積層セラミックスコンデンサの中間品40の焼成において酸化されないものが望ましく、例えば、Pt、Pd、Au又はAg−Pd合金などの貴金属が用いられるが、これらの金属材料は高価であるので、Ni,Co又はCuなどの卑金属を用いるのが望ましい。このような卑金属は、高温の酸化雰囲気中では酸化されるので、低酸素分圧下の還元雰囲気中で行う必要がある。この場合、セラミックス層2が還元されて半導体化する恐れが有るので、低酸素分圧下の還元雰囲気中で焼成しても半導体化しないセラミックス層2を用いるのが望ましく、このようなセラミックスとしては特公昭61−14611号公報や特開平7−272971号公報に記載されている誘電体セラミックスを用いるのが望ましい。
ところで、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40は、図1(b)に示すように、内部電極3の端面又は端部が、セラミックス層2と内部電極3との熱収縮率の相違によって、セラミックス層2の内部に埋没した状態となって、後述する外部電極5との接触が悪くなることがある。
そこで、本発明においては、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40において、セラミックス層2の内部に埋没している内部電極3の端面又は端部を、セラミックス層2の端面から外方に露出又は突出させるにあたり、前記中間品40の少なくとも端部に、本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液を塗布または散布ないし噴霧するか、或いは、前記中間品40の端部又は全体を前記ハロゲン系化合物を含む処理水溶液に浸漬すれば良く、このようにして、積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部に、前記ハロゲン系化合物を含む処理水溶液を接触させれば良いのである。
本発明においては、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することにより、エッチングによって、内部電極3の端部表面に、焼成時に発生した酸化皮膜を除去して当該表面を活性化すると共に、内部電極3の端部に覆い被さるセラミック層2の端部を除去するのが望ましい。
本発明においては、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液とを接触させるにあたり、接触時間としては、当該処理水溶液の温度やハロゲン系化合物の濃度にもよるが、一般に、30秒〜100分の範囲、好ましくは1〜75分の範囲、特に好ましくは3〜60分の範囲とするのが望ましく、又、処理温度としては、一般に、室温〜60℃の範囲、好ましくは25〜50℃の範囲、特に好ましくは30〜45℃の範囲とするのが望ましく、更に、ハロゲン系化合物の濃度としては、0.001〜10.0重量%の範囲、好ましくは0.01〜5.0重量%の範囲、特に好ましくは0.05〜3.5重量%の範囲とするのが望ましい。この場合、前記中間品40における少なくとも端部と前記処理水溶液とを接触させるにあたり、必要に応じて、30秒〜100分の範囲で、前記処理水溶液を前記中間品40における少なくとも端部に散布ないし噴霧すれば良いのである。
このように、前記中間品40における少なくとも端部と前記処理水溶液とを、前述の条件で接触させることによって、図1(c)に示すように、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1が製造されるのであり、このようにして本発明の技術的課題を解決することができるのである。
又、本発明においては、積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液とを接触させるにあたり、内部電極3の端面又は端部をセラミックス層2の端面と面一ないし2.5μmの範囲で外方に露出又は突出させるのが望ましく、このように形成するために、前述の条件と同様に、その接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整するのが望ましい。この場合、前述の条件、つまり前記処理水溶液との接触時間を長くしたり、前記処理水溶液の濃度や温度を制御することによって、内部電極3の端部をセラミックス層2の端面から0.05〜2μmの範囲にするのが更に望ましく、特に好ましくは0.1〜1.5μmの範囲で外方に突出させるのが一層望ましい。
このように、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1において、その内部電極3の端部をセラミックス層2の端面から外方に突出させると、当該中間品1における両端部に外部電極5を形成した際、前記外部電極5が前記内部電極3の端面に接触するだけでなく、突出した内部電極3の端部全体に外部電極5が接触する結果、前記内部電極3と前記外部電極5との接触面積が大きくなったり、前記外部電極5と前記内部電極3との密着性が強固になって両電極3、4の接触が一層良好になるので、両電極3、4間の導通性が一層向上するのである。
そして、本発明においては、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上の条件を調整することによって、図1(c)に示すように、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1におけるセラミックス層2の端面から3μmの深さの範囲で、空孔やポーラス部からなる多孔質部2aが形成される。
このように、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1におけるセラミックス層2の端部に多孔質部2aが形成されると、当該端部に外部電極5を形成する際、この外部電極5の金属成分が前記多孔質部2a内に入り込んで前記外部電極5が強固に密着した状態で内部電極3と接続される。
本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液は、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1における少なくとも両端部の処理に用いられるものであり、この処理水溶液中のハロゲン系化合物としてはフッ素系化合物、塩素系化合物又は臭素系化合物から選ばれた少なくとも1種以上のものが有効成分として挙げられるが、これらのハロゲン系化合物の具体例としては、前述のものが挙げられるのであり、これらのうち、特に、フッ素系化合物が、本発明の課題を効率よく解決するうえで、最も望ましい。
本発明において、フッ素系化合物としてはフッ化ナトリウム、酸性フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、酸性フッ化カリウム、酸性フッ化アンモニウム又は中性フッ化アンモニウムなどから選ばれた少なくとも何れか一種以上のものが挙げられる。
本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液は、積層セラミックスコンデンサの中間品40の端面から内部電極3の端面或いは端部を露出又は突出させたり、前記中間品40の表面に存する酸化被膜を効果的に除去して当該表面の活性化を図るものであり、これらの観点から、前記処理水溶液には、ハロゲン系化合物の他に、エッチングを促進するためのエッチング促進剤が添加されているものが望ましい。
前記エッチング促進剤としては、フッ化水素酸、塩酸,硝酸、硫酸、次亜塩素酸、リン酸、硼酸、ポリリン酸又はポリ硼酸から選択された少なくとも1種以上の無機酸又はそれらのアルカリ金属塩或いはアンモニウム塩が挙げられるのであり、本発明においては、このような無機酸およびそれらの塩において、同種或いは異種のものを併用しても良いのである。これらの塩としては、ナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩が挙げられるのであり、又、所望により、マグネシウムやカルシウム等のアルカリ土金属塩を用いても良いのである。
前記無機酸又はそれらの塩はその濃度が0.005〜10.0重量%の範囲、好ましくは0.01〜5.0重量%の範囲、特に好ましくは0.1〜3.5重量%の範囲とするのが望ましい。その濃度が、0.005重量%未満と低く過ぎると所望の効果が得られないのであり、一方、10.0重量%を超えるとセラミックス層2が過度にエッチングされたり、内部電極3の溶解が生じる恐れがあるので好ましくない。この場合において、複数種の無機酸又はそれらの塩を用いる際にはそれらの合計量の濃度を前記範囲にするのが望ましい。
本発明においては、前述のように、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液中に2種類以上の無機酸を混合して用いてもよく、この場合、この混合酸の全濃度は処理水溶液全体に対して10.0重量%未満としたり、処理水溶液中の酸性フッ化アンモニウムの濃度を4重量%未満にすると、この処理水溶液は、毒物および劇物取締法の対象ではなくなって、その運搬や保存について各種法規制を受けることがなくなる結果、簡易に取り扱うことができるので望ましい。
このようにして調製された本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液で、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40を処理すると、当該処理水溶液と接した前記中間品40におけるセラミックス層2の端部は、エッチング、除去されて、当該セラミックス層2の内部に埋没した内部電極3の端面又は端部が外方に露出又は突出すると共に、前記中間品40における処理表面の酸化皮膜や不活性膜が除去されて活性化される。
このように、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40を前記処理水溶液でエッチングすると、この処理によって当該中間品40の処理表面は活性化するが、空気に触れると、その活性表面に酸化皮膜が直ちに形成されるので、当該中間品40の活性表面を保護、安定化させる必要がある。
そこで、本発明に係るハロゲン系化合物を含む処理水溶液においては、エッチング後の前記中間品40の活性化表面を保護、安定化させる表面安定剤が添加されているものが望ましいのであり、この表面安定化剤は前記中間品40の活性表面に作用して保護膜を形成し、その結果、この保護膜が前記活性表面を安定化させて空気による酸化皮膜の形成を遅らせるのである。
即ち、本発明においては、エッチングにより活性化した積層セラミックスコンデンサの中間品40の活性表面には当該中間品40から生成した金属イオンが存在し、この金属イオンと前記表面安定化剤とが結合して前記中間品40の活性表面に保護膜を形成し、この保護膜によって活性表面の酸化を抑制するのである。
前記表面安定剤としては、オキシカルボン酸又はジカルボン酸から選ばれた少なくとも1種の有機酸或いはそれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩からなる保護膜形成用物質が挙げられるのであり、この保護膜形成用物質としては、前述のものが挙げられるが、これらのうち、特に、フェニル基などの環状構造を有する物質を用いることが好ましく、具体的には、例えば没食子酸、ピロガロール又はタンニン或いはこれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩などから選ばれたものが最も望ましい。
前記表面安定化剤の濃度としては、安定な保護膜を形成して品質の向上を図るなどの理由から、一般に、前記処理水溶液中で0.001〜10重量%の範囲、好ましくは0.05〜5重量%の範囲、特に好ましくは0.1〜3.5重量%の範囲とするのが望ましい。
ところで、本発明において、ハムゲン系化合物を含む処理水溶液としては、ハムゲン系化合物と表面安定化剤とが共存する一液型のハムゲン系化合物を含む処理水溶液としても良いし、或いはハムゲン系化合物を含む処理水溶液と、表面安定化剤を含む処理水溶液と
の二液型とし、まず、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40をハムゲン系化合物を含む処理水溶液で処理して活性表面を形成し、次いで、この活性表面を備える中間品40を、表面安定化剤を含む処理水溶液で処理して当該活性表面に保護膜を形成するようにしても良い。又、ハムゲン系化合物を含む処理水溶液を処理槽に投入し、この処理槽に前記積層セラミックスコンデンサの中間品40を浸漬して当該中間品40に活性表面を形成した後、この処理槽に表面安定化剤を添加して、前記活性表面に保護膜を形成するようにしても良いのである。
本発明において、前記二液型の水溶液を使用する場合には、前記表面安定化剤を含む処理水溶液に無機酸を添加しないものも用いられるが、この処理水溶液には前述の無機酸を添加して保護膜の形成を促進しても良いのである。この無機酸の濃度としては、前述の場合と同様に調製すれば良いのである。
ところで、本発明においては、積層セラミックスコンデンサの中間品40における露出又は突出した内部電極3の端面又は端部には、セラミックス層と比較して、一層強固な保護膜が形成される。その理由としては、内部電極3の端面又は端部から生成した金属イオンと内部電極3との間に均一な電気二重層が形成され、その金属イオンと表面安定化剤(保護膜形成用物質)のカルボキシル基が結合して当該内部電極3の露出面に一層緻密な保護膜が形成されるからである。即ち、積層セラミックスコンデンサの中間品40におけるセラミックス層2には酸化金属が含まれているが、この酸化金属が還元雰囲気下での焼結の際に金属に還元され、その金属表面の溶解によって金属イオンが生成したり、セラミックス層2表面から金属イオンが生成し、それらの金属イオンやセラミックス層2表面の官能基(セラミックス層2表面部の多孔質化によって生成した官能基)と、表面安定化剤(保護膜形成用物質)おけるカルボキシル基や水酸基などの官能基が結合して、セラミックス層2の表面にも同様に保護膜が形成されるが、内部電極3の活性な露出面には均一な電気二重層によって一層緻密な保護膜が形成される結果、積層セラミックスコンデンサの中間品40全体に酸化皮膜が形成され難くなるのである。
つまり、本発明においては、エッチングによって表面が活性化された積層セラミックスコンデンサの中間品1の活性表面は保護膜によって安定化されているので、前記処理水溶液中から取り出されて空気に触れても、直ちにその活性表面に酸化皮膜を形成することは無いのである。
尚、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1表面における保護膜において、その官能基はセラミックス層2側及び内部電極3側に向いて結合し、一方、その有機基は外方に向いているので、当該中間品1の表面を樹脂コーティングしたり、当該中間品1を封止樹脂でモールドした場合、これらの樹脂と有機基とは親和性が至極高く、前記中間品1との密着性が極めて高いので、極めて優れた封止効果が得られるのである。
ところで、本発明においては、後述するように、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1においてその両端部又は側面の複数箇所には、外部電極5が形成されて、本発明の積層セラミックスコンデンサが製造されるが、この外部電極5を形成する際に前記保護膜は揮発・分解したり、或いは焼成・炭酸ガスにされるので、内部電極3と外部電極5との導電性には全く悪影響を与えることは無いのである。
さらに、本発明のハロゲン系化合物を含む処理水溶液には、有機酸や界面活性剤が添加されていても良いのである。
前記「有機酸」は主として、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40の表面部が過剰にエッチングされるのを防止するために添加されるものであり、この有機酸としては、前記中間品40の過剰なエッチクングを防止し得るのであれば特に限定されるものではない。この有機酸としては、一般的には分子中にカルボキシル基(−COOH)を有する有機酸が好ましく、モノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸、ポリオキシモノカルボン酸、ポリオキシジカルボン酸又はポリオキシトリカルボン酸等が挙げられるのであり、具体的には、例えばクエン酸、グリコール酸、リンゴ酸、グルコン酸、乳酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、酒石酸、シュウ酸及びコハク酸等を挙げることができる。
これらの有機酸の添加量としては、対象物である積層セラミックスコンデンサの中間品1の素材や用いられる無機酸の種類や濃度等によって適宜決定されるものであり、特に限定されるものではないが、一般的には、前記ハロゲン系化合物を含む処理水溶液全体に対して、0.005〜10.0重量%の範囲とするのが好ましく、更に0.01〜5.0重量%の範囲とするのが一層好ましい。
有機酸の添加量が、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液全体に対して0.005重量%未満では、その作用、効果が不十分で、所要の抑制効果が得られないため好ましくなく、一方、添加量が、処理水溶液全体に対して10.0重量%を超えると、その効果に限界が生じ、意味が無いだけでなく、他の成分との均衡、調整が悪くなる上、不経済となるので好ましくない。
なお、これらの有機酸は、所望により、一種類のみならず二種類以上の複数種を適宜混合して添加しても良いのである。
又、前記「界面活性剤」は、主として積層セラミックスコンデンサの中間品1の細部にハロゲン系化合物を含む処理水溶液を浸透、馴染ませ、均一な処理を実現させたり、光沢を発現させるために添加されるものであり、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤または非イオン界面活性剤のいずれも用いることができる。
具体的には、アニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩型、アルキルベンゼンスルホン酸塩型、アルキル硫酸エステル塩型、直鎖二級スルホン酸塩型、ジアルキルスルホコハク酸エステル塩型、POEアルキル又はアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩型、及びPOEアルキル又はアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩型等を挙げることができる。
一方、カチオン界面活性剤としては、アルキルピコリニウムクロライド型、アルキルトリエチルアンモニウムクロライド型及びその他の第4級アンモニウム塩型等を挙げることができる。
また、ノニオン界面活性剤としては、POEアルキルフェニルエーテル型ノニオン、POEアルキルエーテル型ノニオン、POEポリオキシプロピレンブロックポリマー型ノニオン、POEグリコールアルキルエステル型ノニオン、ソルビタン脂肪酸エステル型ノニオン及びショ糖脂肪酸エステル型ノニオン等を挙げることができる。
さらに、両性界面活性剤としては、アルキルカルボキシベタイン型、アルキルアミノカルボン酸型およびアルキルイミダゾリン型等を挙げることができる。
加えて、非イオン界面活性剤としては、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、エチレングリコール及びグリセリン等を挙げることができる。
これらの界面活性剤の添加量としては、対象物である積層セラミックスコンデンサの中間品1の素材や無機酸の種類や濃度等によって適宜決定されるものであり、特に制限されるものではないが、一般的には、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液全体に対して、0.0005〜5.0重量%の範囲が好ましく、特に、0.001〜1.5重量%の範囲が一層好ましく、0.05〜1.0重量%の範囲が特に好ましい。
界面活性剤の添加量が処理水溶液全体に対して、0.0005重量%未満では界面活性剤の添加量が少な過ぎて所要の添加効果が得られないため好ましくなく、一方、5.0重量%を超えると、効果に限界が生じるので意味が無いだけでなく、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液やその廃液が発泡してその処理や取扱性が困難になる上、不経済となるので好ましくない。
なお、前記界面活性剤は、一種類のみならず二種類以上の複数種を適宜混合して添加しても良いのである。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1は、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1の製造方法によって製造されたものである。
本発明の積層セラミックスコンデンサ10は、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を用い、この中間品1においてその両端部又は側面の複数箇所に、例えば公知の方法で内部電極3に外部電極5を電気的に接続して製造される。
本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を用い、この中間品1においてその両端部又は側面の複数箇所に、内部電極3と電気的に接続されるように外部電極5を形成するにあたり、この外部電極5が、公知の方法で、導電性ペーストの塗布・焼き付け、導電性ペーストのディピング・焼き付け、導電性ペーストの印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付け、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリング等によって形成すれば良いのである。
即ち、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を用い、この中間品1においてその両端部又は側面の複数箇所には、内部電極3と電気的に接続されるように外部電極5が形成される。この外部電極5の金属材料としては、内部電極3と同様のものを用いることができるのであり、又、これらの金属材料にB−SiO−BaO系ガラス、LiO−SiO−BaO系ガラスなどのガラスフリットを添加したものを使用しても良い。
例えば、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1の両端部に外部電極5を形成する場合ついて、図1(d)に基づき説明する。
図1(d)に示すように、前記中間品1のセラミックス層2の両端部に多孔質部2aが形成されていると、ガラスフリットと銅粉末を含有した導電性ペーストを、内部電極3が露出した積層セラミックスコンデンサの中間品1の両端部に塗布し、真空焼成炉において焼き付けて内部電極3に直接接触する内側の外部電極5aを形成する。これにより、この外部電極5aはセラミックス層2における両端部の多孔質部2aに、ガラスフリット及び金属粉末が侵入して強固に一体化して内部電極3と外部電極5aとを直接接続させることができる。次いで、前記外部電極5a上に、ニッケルなどの第1のメッキ層5bを形成し、更にこのメッキ層5b上に、半田、錫などの第2のメッキ層5cを形成して本発明の積層セラミックスコンデンサ10が製造される。ところで、本発明においては、本発明の積層セラミックスコンデンサ10の用途に応じて、前述の第1及び第2のメッキ層5b、5cを省略しても良いのである。
尚、前述のように、ガラスフリットと銅粉末を含有した導電性ペーストを、減圧雰囲気中で、内部電極3が露出した積層セラミックスコンデンサの中間品1の両端部に塗布すると、ガラスフリットと銅粉末は前記多孔質部2aに侵入し、内部電極3と接触し易くなるので望ましい。
このようにして外部電極5を形成して得られる本発明の積層セラミックスコンデンサ10は、内部電極3と外部電極5との接続、密着性が極めて良くなるので、品質が安定すると共に、優れた誘電特性を有するのである。
以上のとおり、本発明の積層セラミックスコンデンサ10は、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1に外部電極5を形成して製造されたものである。
又、本発明においては、後述の実施例で示すように、焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40の少なくとも端部をハロゲン系化合物を含む処理水溶液に短時間接触するといった簡単な工程で行うことができるので、生産性を著しく向上させることができる。また、従来のように特殊な専用治具を用いて物理的に加工するのとは異なり、本発明においては製品の品質が安定すると共に、不良発生率が低く、歩留まりが向上して生産コストの大幅な低減を図ることができるなど、本発明の技術的課題が一挙に解決されるのである。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
<実施例1〜113>
テストピース
セラミックス層2としてBaTiOが使用され、内部電極3としてNiが使用されたグリーンシートを300枚積層し圧着して形成された積層体を、長さ3.15mm、幅1.60mm、厚さ1.60mmの直方体状に切断して積層セラミックスコンデンサの中間品4を製造した。この中間品4を焼成してテストピースとなる300枚積層型の積層セラミックスコンデンサの中間品40を製造した。このようにして得られた積層セラミックスコンデンサの中間品40の端面の状態を、日立ハイテクノロジーズ 社製TM3030 卓上顕微鏡Miniscopeで測定した。得られた画像を処理前として図117に示す。
ハロゲン系化合物を含む処理水溶液
表1〜表6に示す各組成のハロゲン系化合物を含む処理水溶液を調製した。
積層セラミックスコンデンサの中間品1の製造
上記テストピースを、40℃±2℃の温水に3分間浸漬後、40℃±2℃の各ハロゲン系化合物を含む処理水溶液に表1〜表6に示す条件で浸漬させた後、水洗し、その後、細部に僅かな処理水溶液が残ることによって製品特性に悪影響を与えることへの対策として、中和剤に浸漬処理を行った後、再度、水洗し、3分間超音波洗浄して、当該テストピースのエッチング処理を行った。この場合、前記中和剤として、0.1重量%の水酸化カルシウム水溶液を用いて中和したが、本発明においては他の中和剤、例えばアルカリ金属水酸化物の水溶液やアルカリ土類金属水酸化物の希薄水溶液を用いることができる。
このようにして得られた各積層セラミックスコンデンサの中間品の端面の状態を、日立ハイテクノロジーズ 社製TM3030 卓上顕微鏡Miniscopeで測定した。
その結果を表1〜表6および図4〜図117に示す。
〈評価〉
・内部電極3の露出具合について
内部電極3の端部がセラミックス層2の端面から1μm以上外方に突出している場合を◎、内部電極3の端面又は端部がセラミックス層2の端面と面一ないし1μm未満の範囲で外方に突出し、露出している場合を○、内部電極3がセラミックス層2に埋没している場合を×とした。
・反復再現性
各実施例とも同様に1000個の数で生産し、その各積層セラミックスコンデンサの中間品40の中から任意に20個取り出して同じ処理を行い、内部電極3の端面又は端部の露出状態や、セラミックス層2における端部の多孔質化の状態を分析画像から目視で観察し、評価した。前記内部電極3の露出状態やセラミックス層2における端部の多孔質化の状態の評価において、同様に評価できるものが、90%以上の場合を◎、90%未満80%以上の場合を○、80%未満60%以上の場合を△とした。
尚、前記焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品40の処理前においてその内部電極3が90%以上セラミックス層2に埋没している場合を×とした。
表1〜表6および図4〜図117の結果から、前記積層セラミックスコンデンサの中間品40は、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液のエッチング処理によって、セラミックス層2に埋没していた内部電極3の端面又は端部を、短時間で効率良く外方に露出又は突出させることかできることが確認された。また、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液による簡単な処理にも関わらず、非常に高い確率で、内部電極3の端面又は端部を外方に露出又は突出させることができるので、優れた品質の本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品1を得ることかできることが確認された。
また、このようにして得られた各積層セラミックスコンデンサの中間品1の端部に、ガラスフリット入りのCuペーストを塗布し、減圧雰囲気下で800℃の温度で焼き付けて下地電極としてCu電極5aを形成した後、その上から順次Niメッキ電極5b、Snメッキ電極5cを重ねて外部電極5を取り付け、本発明の積層セラミックスコンデンサ10を完成させることができる。
本発明は、本発明の積層セラミックスコンデンサの中間品及び本発明の積層セラミックスコンデンサの製造に限定されるものではなく、内部電極を有する各種セラミックスの中間品の端部に外部電極を形成して構成される各種の電子部品の製造にも適用することができるのであり、具体的には、例えばチップ型インダクタ、チップ型LC部品、チップ型アレイ等の製造にも適用することができる。
1 積層セラミックスコンデンサの中間品
10 積層セラミックスコンデンサ
2 セラミックス層
3 内部電極
5 外部電極
110 従来の積層セラミックスコンデンサ



Claims (10)

  1. セラミックス層と内部電極とを交互に複数積層し、この積層体を圧着、切断して積層セラミックスコンデンサの中間品を得た後、この中間品の焼成を行い、次いで、この焼成後の積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部に、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液を接触させ、これによって、セラミックス層の端部をエッチングして、このセラミックス層に埋没している内部電極の端面又は端部を当該セラミックス層の端面から外方に露出させた後、少なくとも前記端部を、前記処理水溶液を中和する中和剤に浸漬すること、
    を特徴とする積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  2. 内部電極が、金属粉末を含む導電性ペーストによる印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付け、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリングによって形成されている請求項1に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  3. 積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部を、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液に浸漬したり、或いは前記中間品における少なくとも端部に前記処理水溶液を塗布または散布ないし噴霧することによって、前記中間品における少なくとも端部に前記処理水溶液を接触させる請求項に1又は2に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  4. 積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することによって、内部電極の端部表面に、焼成時に発生した酸化皮膜を除去し、当該端部表面を活性化すると共に、内部電極の端部に覆い被さるセラミック層の端部を除去する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  5. 積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上を調整することによって、内部電極の端面又は端部をセラミックス層の端面と面一ないし2.5μmの範囲で外方に露出又は突出させている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  6. 積層セラミックスコンデンサの中間品における少なくとも端部と、ハロゲン系化合物を含む処理水溶液との接触時間または前記処理水溶液の温度或いは前記処理水溶液中のハロゲン系化合物の濃度のうち何れか一つ以上の条件を調整することによって、セラミックス層の端面から3μmの深さの範囲で、セラミックス層の端部には空孔やポーラス部からなる多孔質部が形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品の製造方法によって製造された積層セラミックスコンデンサの中間品。
  8. 請求項7に記載の積層セラミックスコンデンサの中間品両端部又は側面の複数箇所、内部電極と電気的に接続されるように外部電極形成る積層セラミックスコンデンサの製造方法。
  9. 前記外部電極が、導電性ペーストの塗布・焼き付け、導電性ペーストのディピング・焼き付け、導電性ペーストの印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性インクを霧状にしてノズルから噴射するインクジェット方式による印刷・焼き付け、金属粉末を含む導電性ペーストの吹き付け・焼き付け、あるいは金属の蒸着、メッキ又はスパッタリングによって形成される請求項8に記載の積層セラミックスコンデンサの製造方法。
  10. 請求項8又は9に記載の積層セラミックスコンデンサの製造方法によって製造された積層セラミックスコンデンサ。
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