JP6170029B2 - 遮熱膜の形成方法 - Google Patents

遮熱膜の形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6170029B2
JP6170029B2 JP2014226775A JP2014226775A JP6170029B2 JP 6170029 B2 JP6170029 B2 JP 6170029B2 JP 2014226775 A JP2014226775 A JP 2014226775A JP 2014226775 A JP2014226775 A JP 2014226775A JP 6170029 B2 JP6170029 B2 JP 6170029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
micropores
thermal barrier
barrier film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014226775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016089237A (ja
Inventor
西川 直樹
直樹 西川
谷 昌明
昌明 谷
北條 浩
浩 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014226775A priority Critical patent/JP6170029B2/ja
Priority to CN201510745013.6A priority patent/CN105586624B/zh
Priority to US14/933,599 priority patent/US9702052B2/en
Publication of JP2016089237A publication Critical patent/JP2016089237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6170029B2 publication Critical patent/JP6170029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • C25D11/18After-treatment, e.g. pore-sealing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D11/00Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
    • C25D11/02Anodisation
    • C25D11/04Anodisation of aluminium or alloys based thereon
    • C25D11/18After-treatment, e.g. pore-sealing
    • C25D11/24Chemical after-treatment
    • C25D11/246Chemical after-treatment for sealing layers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Description

本発明は、たとえば内燃機関の燃焼室に臨む壁面に形成される遮熱膜の形成方法に関するものである。
ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関は、主にエンジンブロックやシリンダヘッド、ピストンから構成されており、その燃焼室は、シリンダブロックのボア面と、このボアに組み込まれたピストン頂面と、シリンダヘッドの底面と、シリンダヘッド内に配設された吸入および排気バルブの頂面から画成されている。昨今の内燃機関に要求される高出力化にともなってその冷却損失を低減することが重要になってくるが、この冷却損失を低減する方策の一つとして、燃焼室の内壁にセラミックスからなる遮熱膜を形成する方法を挙げることができる。
しかし、上記するセラミックスは一般に低い熱伝導率を有し、かつ高い熱容量を有することから、定常的な表面温度上昇による吸気効率の低下やノッキング(燃焼室内に熱が篭ることに起因する異常燃焼)が発生するために燃焼室の内壁への遮熱膜の素材として普及していないのが現状である。
このことから、燃焼室の壁面に形成される遮熱膜は、耐熱性と断熱性は勿論のこと、低熱伝導率と低熱容量の素材から形成されるのが望ましい。すなわち、定常的に壁温度を上げないように、吸気行程では、新気温度に追従して壁温度を下げるために低熱容量とするのがよい。さらに、この低熱伝導率および低熱容量であることに加えて、燃焼室内での燃焼時の爆発圧や噴射圧、熱膨張と熱収縮の繰り返し応力に耐え得る素材から遮熱膜が形成されること、およびシリンダブロック等の母材への密着性が高い素材から遮熱膜が形成されることが望ましい。
ここで、従来の公開技術に目を転じるに、頂面にアルマイト層が形成され、アルマイト層の表面にセラミック層が形成されたピストンとその製造方法が特許文献1に開示されている。このピストンによれば、頂面にアルマイト層が形成されていることで耐熱性と断熱性に優れているとしている。
このように、内燃機関の燃焼室に臨む壁面にアルマイト層(陽極酸化被膜)が形成されることにより、断熱性に優れ、さらには低熱伝導で低熱容量を有した内燃機関を形成することができる。そして、これらの性能に加えて、さらに優れたスイング特性を有することもまた、陽極酸化被膜に要求される重要な性能となっている。ここで、「スイング特性」とは、断熱性能を具備しながらも、燃焼室内のガス温度に陽極酸化被膜の温度が追随する特性のことである。
上記する陽極酸化被膜をミクロ的に見ると、この陽極酸化被膜は多数のセルが隣接した構造を呈しており、その表面には多数の亀裂が存在し、亀裂の一部は内部に延びており(すなわち、陽極酸化被膜の厚み方向もしくは略厚み方向に延びている)、膜内には、厚み方向とは異なる方向(厚み方向に直交する水平方向もしくは略水平方向)に延びる内部欠陥も多数存在している。そして、これらの亀裂や内部欠陥は、1μm〜数十μmの範囲程度のミクロサイズの直径(もしくは断面寸法の最大径)のミクロ孔であることが分かっている。なお、この「亀裂」は、鋳造用アルミニウム合金の晶出物に由来するものである。
また、陽極酸化被膜の内部には、上記するミクロサイズの亀裂や内部欠陥のほかに、多数のナノサイズの直径の微小孔(ナノ孔)も存在しており、一般には、このナノ孔も陽極酸化被膜の表面からその厚み方向もしくは略厚み方向に延びた状態で存在している。なお、この「ナノ孔」は、陽極酸化処理に由来して規則的に配列したものである。
このように、形成される陽極酸化被膜は一般に、断面の直径もしくは最大寸法がミクロサイズの表面亀裂や内部欠陥等のミクロ孔と、ナノサイズの多数のナノ孔を内包している。
ところで、上記する陽極酸化被膜からなる遮熱膜の表面の粗さが粗いと、異常燃焼を招き易く、このことが燃費効率の低下に繋がる。そこで、陽極酸化被膜からなる遮熱膜の表面粗さを低減するべく、当該表面を研磨することが一般におこなわれている。この際、陽極酸化被膜は既述するようにその内部に多数のミクロ孔を有することから、研磨を繰り返しても内部のミクロ孔が表面に現れてしまい、遮熱膜表面の平滑度が一向に向上しないといった課題がある。このことを図10,11を参照して説明する。
図10で示すように、内燃機関を構成するエンジンブロック等の壁面Wに陽極酸化被膜からなる遮熱膜Mを形成する。遮熱膜Mは直径dmがミクロサイズの多数のミクロ孔Pmと直径dnがナノサイズの多数のナノ孔Pnを有しており、その表面にミクロ孔Pmやナノ孔Pnが露出しているものの、特に直径dmの大きなミクロ孔Pmが露出していることで表面粗さが粗くなっている。そこで、表面を研磨して表面の平滑性を高めようとしても、図11で示すように、遮熱膜Mの内部に存在するミクロ孔Pmが露出してくるだけで表面の平滑性は一向に改善しないというものである。
ここで、特許文献2には、アルミ合金製母材の表面に陽極酸化処理によるポーラス層を形成し、ポーラス層の上に母材よりも熱伝導率の低い被覆層が設けられた断熱構造が開示されている。ポーラス層の有する表面の凹凸によるアンカー効果により、ポーラス層と被覆層の密着性が向上するとしている。しかしながら、ポーラス層(陽極酸化被膜)の表面が凹凸を有していることから、仮にその表面に被覆層を設けたとしても表面凹凸が被覆層の表面にも少なからず反映されてしまい、ポーラス層と被覆層からなる遮熱膜の表面粗さの改善には繋がらない。
特開昭58−192949号公報 特開2012−72745号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、多数のミクロ孔を具備する陽極酸化被膜からなる遮熱膜の表面粗さを効果的に小さくすることのできる遮熱膜の形成方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による遮熱膜の形成方法は、直径がミクロサイズのミクロ孔および直径がナノサイズのナノ孔を有した陽極酸化被膜をアルミニウム系壁面に形成する第1のステップ、前記陽極酸化被膜の表面を研磨粉を使用して研磨し、形成された研磨面に臨む前記ミクロ孔に研磨粉を入り込ませる第2のステップ、研磨面に保護膜を形成し、陽極酸化被膜と保護膜からなる遮熱膜を製造する第3のステップからなるものである。
本発明の遮熱膜の形成方法は、たとえば燃焼室を構成するピストン頂面やエンジンブロック等のアルミニウム系壁面に形成されるものであり、アルミニウム系壁面に陽極酸化被膜を形成した後、その表面を研磨する際に研磨粉を使用するとともに、研磨して形成された研磨面に臨むミクロ孔に研磨の際に使用した研磨粉を入り込ませることに主たる特徴のある形成方法である。研磨面に臨むミクロ孔に研磨粉を入り込ませることでミクロ孔が研磨粉によって閉塞されて研磨面の表面粗さが小さくなり、この状態で研磨面に保護膜が形成されることでミクロ孔からの研磨粉の脱落を防止しながら、表面粗さの小さな遮熱膜を形成することができる。
ここで、「ミクロ孔」とは、直径がミクロサイズで陽極酸化被膜の表面から内部に延びている亀裂や、陽極酸化被膜の表面に臨まずに被膜内部に存在している内部欠陥のことを総称する意味である。また、本明細書において、ミクロ孔やナノ孔等の「直径」とは、これらが円柱状の場合は文字通りの直径を意味するが、楕円柱状や角柱状の場合には断面における最大寸法の辺のことを意味するものとする。したがって、円柱状以外の形状の孔に対しては、「直径」を「同等面積相当の円の直径」と読み替えるものとする。
また、本発明者等によれば、内燃機関の燃焼室に臨む壁面に形成される陽極酸化被膜が具備するミクロサイズのミクロ孔の断面の直径もしくは最大寸法として、1〜数十μm程度の範囲が一般的であることが特定されており、ナノサイズの断面の直径もしくは最大寸法として、10〜100nm程度の範囲が一般的であることが特定されている。なお、上記する、1〜数十μmの範囲や10〜100nmの範囲の特定は、陽極酸化被膜の断面のSEM画像写真データ、TEM画像写真データに対して一定エリア内のミクロ孔やナノ孔をそれぞれ抽出して直径や最大寸法を測定し、それぞれの平均値を求めることによってサイズの特定をおこなうことができる。
研磨粉を使用して陽極酸化被膜の表面を研磨する場合、従来の研磨方法では、研磨面に臨むミクロ孔に入り込んだ研磨粉を洗浄して除去するのが一般的である。本発明の形成方法では、この研磨粉を洗浄除去するという従来の概念を見直し、ミクロ孔に入り込んだ研磨粉をそのまま維持させる、言い換えればミクロ孔に研磨粉を積極的に入り込ませる方法を適用して、研磨面に臨むミクロ孔を研磨粉にて閉塞し、研磨面の表面粗さを小さくするものである。
なお、第2のステップにおいて研磨面に臨むミクロ孔に研磨粉を入り込ませる方法としては、研磨粉を使用して研磨面を形成する過程でミクロ孔に研磨粉が自動的に入り込むことの他にも、研磨加工にて研磨面を形成した後に、研磨面に臨むミクロ孔に研磨粉を入り込ませる研磨粉充填加工をおこなう方法、すなわち研磨加工と別途に研磨粉充填加工をおこなう方法であってもよい。
研磨面に臨む多数のミクロ孔にそれぞれ研磨粉を入り込ませたら、ミクロ孔に入り込んだ研磨粉がミクロ孔から脱落しないように、第3のステップでは研磨面に保護膜を形成し、陽極酸化被膜と保護膜から構成される遮熱膜を形成する。
陽極酸化被膜の研磨面に保護膜を形成すると、研磨面に臨むミクロ孔には研磨粉が入り込んで孔を閉塞しているものの、たとえば液状の保護膜形成素材はこの研磨面に臨むミクロ孔内に浸透することができる。また、研磨面に臨んでいるものの研磨粉が入り込んでいないナノ孔にも保護膜形成素材が浸透し、ナノ孔の研磨面から一定深度までの範囲は保護膜形成素材で封止されることになる。さらに、研磨面に露出せずに陽極酸化被膜の内部に存在しているミクロ孔には保護膜形成素材が浸透せず、したがってその気孔を保持したままとなっている。
このように、形成された遮熱膜は、その構成要素である陽極酸化被膜の内部に存在しているミクロ孔の気孔が保持されていることで所定の気孔率を有するものとなり、したがって断熱性に優れ、かつ低熱容量の遮熱膜となる。また、保護膜の内側(アルミニウム系壁面側)にある陽極酸化被膜の研磨面の表面粗さが小さいことに起因して遮熱膜の表面粗さは小さくなり、平滑度の高い遮熱膜となる。
ここで、第2のステップで形成された研磨面に臨む前記ミクロ孔の深さが1〜10μmの範囲にあり、研磨粉の平均粒径が1μm以下の範囲にあるのが好ましい。
研磨面に臨むミクロ孔の深さの下限を1μmとし、研磨粉の平均粒径もミクロ孔の深さの下限の1μm以下とすることにより、ミクロ孔に入り込んだ研磨粉がミクロ孔から外部に張り出して研磨面の平滑性を逆に阻害するのを抑止できるとともに、双方のサイズ規定によってミクロ孔と研磨粉が相互に接触し合ってミクロ孔からの研磨粉の脱落を抑止することができる。また、ミクロ孔が大き過ぎると研磨粉で十分に埋めることができず、凹凸が残る可能性がある。
ここで、「研磨粉の平均粒径」とは、使用する研磨粉から所定量の研磨粉を選別し、各研磨粉の粒径もしくは最大寸法を測定し、測定結果の和をサンプル数で除して求められた粒径の平均値のことである。
また、研磨粉の平均粒径は100nm以上であるのが好ましい。
研磨面に臨む前記ミクロ孔の深さが1〜10μmの範囲にある場合に、研磨粉の平均粒径が100nm、すなわち0.1μm以上であることにより、この研磨粉はミクロ孔には入り込めるものの、一般に10〜100nmの粒径範囲のナノ孔に入りこむことが難しくなる。したがって、ナノ孔に研磨粉が入り込んで閉塞されることが解消され、たとえば液状の保護膜形成素材がナノ孔の所定深度まで浸透して、ナノ孔を封止することができる。
また、前記第3のステップにおいては、研磨面にSi含有ポリマーを塗工し、焼成してシリカに転化させて前記保護膜を形成するのが好ましい。
ここで、「Si含有ポリマー」としては、ポリシロキサンやポリシラザンなどを挙げることができる。これらを使用することにより、比較的スムーズに小さなナノサイズのナノ孔にSi含有ポリマーを浸透させることができ、比較的低温でシリカに転化することができ、硬化後には硬度の高い硬化体(たとえばシリカガラス)となって陽極酸化被膜の強度向上を図ることができる。
なお、ポリシロキサンやポリシラザンは研磨面の表面の保護膜を形成し、ナノ孔を封止することの他にも、研磨面に臨むミクロ孔にも浸透し、ミクロ孔に入り込んでいる研磨粉同士をバインドしたり、研磨粉の脱落を防止したりするバインダーとしての作用も奏することができる。
また、Si含有ポリマーを塗工する方法は特に限定されるものではないが、Si含有ポリマー内に陽極酸化被膜をディッピングする方法などを適用することができる。
本発明の形成方法にて形成される遮熱膜の形成対象であるアルミニウム系壁面を備えた内燃機関は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンのいずれを対象としたものであってもよく、その構成は既述するように、エンジンブロックやシリンダヘッド、ピストンから主として構成され、その燃焼室は、シリンダブロックのボア面と、このボアに組み込まれたピストン頂面と、シリンダヘッドの底面と、シリンダヘッド内に配設された吸入および排気バルブの頂面から画成されている。そして、形成される遮熱膜は、燃焼室に臨む壁面の全部に形成されてもよいし、その一部にのみ形成されてもよく、後者の場合には、たとえばピストン頂面のみ、シリンダヘッドの底面のみ、もしくはバルブ頂面のみに被膜が形成される等の実施の形態を挙げることができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の遮熱膜の形成方法によれば、アルミニウム系壁面に陽極酸化被膜を形成し、その表面を研磨粉を使用して研磨するとともに、研磨して形成された研磨面に臨むミクロ孔に研磨粉を入り込ませることにより、ミクロ孔が研磨粉によって閉塞されて研磨面の表面粗さを小さくすることができ、このことに起因して表面粗さの小さな遮熱膜を形成することができる。
本発明の遮熱膜の形成方法の第1のステップを説明した模式図である。 遮熱膜の形成方法の第2のステップを説明した模式図である。 図2に続いて遮熱膜の形成方法の第2のステップを説明した模式図である。 図3のIV部の拡大図である。 遮熱膜の形成方法の第3のステップを説明した模式図である。 燃焼室に臨む壁面の全部に遮熱膜が形成されてなる内燃機関を模擬した縦断面図である。 遮熱膜の表面粗さを測定する実験結果を示した図である。 遮熱膜の断面のSEM写真図であって、(a)は実施例の写真図であり、(b)は比較例1の写真図であり、(c)は比較例2の写真図である。 遮熱膜の硬度を測定する実験結果を示した図である。 従来の遮熱膜の形成方法を説明した模式図である。 図10に続いて、従来の遮熱膜の形成方法を説明した模式図である。
以下、図面を参照して本発明の遮熱膜の形成方法の実施の形態を説明する。
(遮熱膜の形成方法の実施の形態)
図1は本発明の遮熱膜の形成方法の第1のステップを説明した模式図であり、図2,3はその順に第2のステップを説明した模式図であり、図5は第3のステップを説明した模式図である。
まず、図1で示すように、アルミニウム系壁面Wの表面に陽極酸化被膜Mを形成する(第1のステップ)。アルミニウム系壁面Wは、アルミニウムやその合金、鉄系の材料にアルミメッキを施して陽極酸化処理されたものなどを挙げることができ、アルミニウムやその合金を母材とする壁面に形成される陽極酸化被膜Mはアルマイトとなる。
図1で示すように、アルミニウム系壁面Wの表面に形成された陽極酸化被膜Mをミクロ的に見ると、その表面には、陽極酸化被膜Mの厚み方向もしくは略厚み方向に延びて直径がミクロサイズのミクロ孔Pm(縦の亀裂)が存在しており、陽極酸化被膜Mの内部には、陽極酸化被膜Mの水平方向もしくは略水平方向に延びて直径がミクロサイズの別途のミクロ孔Pm(内部欠陥)が存在している。
そして、これらのミクロ孔Pmは、ミクロ孔Pmの断面の直径もしくは最大寸法が1〜数十μm程度の範囲となっている。なお、一般のアルミニウム合金のみならず、これに比してアルミニウム合金がSi、Cu、Mg、Ni、Feの少なくとも一種を含んでいる場合には、ミクロ孔Pmの直径や断面寸法がさらに大きくなる傾向にある。
また、陽極酸化被膜Mの内部には、図1で示すように、ミクロサイズのミクロ孔Pmのほかにも、多数のナノサイズの微小孔(ナノ孔Pn)も存在しており、このナノ孔Pnもミクロ孔Pmと同様、陽極酸化被膜Mの厚み方向もしくは略厚み方向に延びている。そして、このナノ孔Pnの断面の直径もしくは最大寸法は、10〜100nm程度の範囲となっている。
次に、図2で示すように、陽極酸化被膜Mの表面を研磨粉Gを使用して研磨布Fにて研磨する(研磨方向X)。陽極酸化被膜Mの表面を所定深さまで研磨することにより、図3で示すように研磨面Sが形成されるとともに、この研磨面Sに臨むミクロ孔Pmに研磨粉Gを入り込ませる(第2のステップ)。ここで、ミクロ孔Pmに研磨粉Gを入り込ませる方法としては、研磨粉Gを使用して研磨面Sを形成する過程でミクロ孔Pmに研磨粉Gが自動的に入り込むことの他にも、研磨加工にて研磨面Sを形成した後に、研磨面Sに臨むミクロ孔Pmに研磨粉Gを入り込ませる研磨粉充填加工をおこなう方法、すなわち研磨加工と別途に研磨粉充填加工をおこなう方法がある。
ここで、使用する研磨粉Gは、500℃以上の耐熱性を有するものが好ましく、低熱伝導素材でかつ低熱容量素材であるのがより好ましく、その一例として中空のガラスビーズやアルミナなどを挙げることができる。
図3のIV部を拡大した図4で示すように、研磨面Sに臨むミクロ孔Pmの深さhは、使用される研磨粉Gの平均粒径dよりも長くなっているのが望ましい。たとえば、過去の実験や経験則に基づき、陽極酸化被膜Mの表面を所定深度まで研磨して研磨面Sを形成した際にできるミクロ孔Pmの深さに関する実績等から、この深さよりも小さな平均粒径の研磨粉Gを使用するようにする。
より詳細には、研磨面Sに臨むミクロ孔Pmの深さが1〜10μmの範囲にある場合に、研磨粉の平均粒径は100nm以上で1μm以下の範囲のものを使用するのが好ましい。
研磨面Sに臨むミクロ孔Pmの深さの下限を1μmとし、研磨粉Gの平均粒径もミクロ孔Pmの深さの下限の1μm以下とすることにより、ミクロ孔Pmに入り込んだ研磨粉Gがミクロ孔Pmから外部に張り出して研磨面Sの平滑性を逆に阻害するのを抑止できるとともに、双方のサイズ規定によってミクロ孔Pmと研磨粉Gが相互に接触し合ってミクロ孔Pmからの研磨粉Gの脱落を抑止することができる。
さらに、研磨面Sに臨むミクロ孔Pmの深さが1〜10μmの範囲にある場合に、研磨粉Gの平均粒径が100nm、すなわち0.1μm以上であることにより、研磨粉Gはミクロ孔Pmには入り込めるものの、一般に10〜100nmの粒径範囲のナノ孔Pnに入りこむことは難しい。そのため、ナノ孔Pnに研磨粉Gが入り込んで閉塞されることが解消され、後述するようにたとえば液状の保護膜形成素材(ポリシラザン等)が浸透してナノ孔をその所定深度まで封止することが可能になる。
第2のステップにて研磨面Sに臨むミクロ孔Pmに研磨粉Gを入り込ませることにより、研磨後の陽極酸化被膜Mの研磨面Sの表面粗さを小さくでき、高い平滑度の研磨面Sを形成できる。
次に、図5で示すように、研磨面SにSi含有ポリマーを塗工し、焼成してシリカに転化させることによって保護膜Cを形成し、陽極酸化被膜Mと保護膜Cから構成される遮熱膜HBが形成される。
ここで、Si含有ポリマーとしては、ポリシロキサンやポリシラザンなどを挙げることができる。これらを使用することにより、比較的スムーズにナノ孔PnにSi含有ポリマーを浸透させることができ、比較的低温でシリカに転化でき、硬化後には硬度の高いシリカガラス等の硬化体となって陽極酸化被膜Mの強度向上に寄与する保護膜Cを形成することができる。また、ポリシロキサンやポリシラザンは研磨面Sの表面の保護膜Cを形成し、ナノ孔Pnを封止することの他にも、研磨面Sに臨むミクロ孔Pmにも浸透し、ミクロ孔Pmに入り込んでいる研磨粉G同士をバインドするバインダーとしての作用も奏することができる。
また、Si含有ポリマーの塗工方法としては、Si含有ポリマーが収容された容器内に陽極酸化被膜Mをディッピングする方法や、陽極酸化被膜Mの表面からSi含有ポリマーをスプレーする方法、ブレードコート法、スピンコート法、刷毛塗り法などを適用することができる。
図示する遮熱膜HBは、陽極酸化被膜Mの表面の平滑度が高いことに起因して保護膜Cの表面、すなわち遮熱膜HBの表面の平滑度が極めて高く、したがってこの遮熱膜HBが内燃機関の構成部材の壁面に適用された際には高い燃費効率の実現に寄与する。また、遮熱膜HBを構成する陽極酸化被膜Mの内部に存在しているミクロ孔Pmの気孔が保持されていることにより、所定の気孔率を有する遮熱膜HBとなっており、したがって断熱性に優れたものとなる。
次に、図示する遮熱膜の形成方法の適用例を図6を参照して説明する。ここで、図6は、燃焼室に臨む壁面の全部に遮熱膜HBが形成されてなる内燃機関を模擬したものである。
図示する内燃機関Nは、ディーゼルエンジンをその対象としたものであり、その内部に冷却水ジャケットJが形成されたシリンダブロックSBと、シリンダブロックSB上に配設されたシリンダヘッドSHと、シリンダヘッドSH内に画成された吸気ポートKPおよび排気ポートHPとそれらが燃焼室NSに臨む開口に昇降自在に装着された吸気バルブKVおよび排気バルブHVと、シリンダブロックSBの下方開口から昇降自在に形成されたピストンPSから大略構成されている。
この内燃機関Nを構成する各構成部材はともに、アルミニウムもしくはその合金(高強度アルミニウム合金を含む)から形成されている。そして、特にアルミニウム系材料が合金成分として、Si、Cu、Mg、Ni、Feの少なくとも一種を含んでいることにより、ミクロ孔Pmの口径拡大が促進され、気孔率の向上が図られている。
内燃機関Nの各構成部材で画成された燃焼室NS内には、それらが燃焼室NSに臨む壁面(シリンダボア面SB’、シリンダヘッド底面SH’、ピストン頂面PS’、バルブ頂面KV’,HV’)に対して図示する形成方法がそれぞれ適用され、それぞれの壁面に遮熱膜HBが形成される。なお、図示を省略するが、内燃機関Nを構成する各構成部材の一部の表面にのみ本発明の遮熱膜の形成方法が適用されて遮熱膜HBが形成されてもよいことは勿論のことである。
(遮熱膜の表面粗さ、断面観察、硬度に関する実験とそれらの結果)
本発明者等は、以下の表1の成膜条件の下で実施例、比較例1、比較例2の各遮熱膜をピストン表面に形成し、以下の実験手順を経て各遮熱膜の表面粗さを測定し、各遮熱膜の断面観察をおこない、さらに各遮熱膜の硬度を測定する実験をおこなった。
Figure 0006170029
<実験手順>
(1)100μmの陽極酸化被膜が成膜された試験体を用意する。
(2)エメリー紙#1000にて約25μmの厚みを研磨する。
(3)バフ布を使用し、1μmのアルミナ研磨粉を用いて研磨する(約5μmの厚み)。
(4)実施例は表面を軽く拭き、そのまま乾燥炉にて乾燥させる。
(5)比較例2は水洗を行う。
(6)ポリシラザンをフデを用いて塗布する。塗布回数はナノ孔含浸時に発生する気泡が表面から見えなくなるまで行う(約5回)。
(7)炉にて200℃×8時間焼成する。
(8)実施例および比較例1、2の各表面粗さをJIS B 0601にて測定する。
(9)実施例および比較例1、2の各断面観察を行う。
(10)実施例および比較例1、2の各硬度を測定する。
<実験結果>
表面粗さに関する測定結果を以下の表2と図7に示す。なお、成膜前のピストンの表面粗さRaは3μmである。
Figure 0006170029
表2と図7より、比較例1、2を比較するに、表面粗さは表面の研磨によって多少の改善は見られるものの、研磨面にミクロ孔が露出することで凹部が研磨面に形成され、この結果、平滑度を大幅に改善できていない。これら比較例1、2に対し、研磨面に露出するミクロ孔に研磨粉を入り込ませた実施例では、表面粗さが大幅に改善されることが分かる(Raが1μm以下の0.6μm)。
次に、図8を参照して実施例および比較例1、2の各断面観察結果を考察する。ここで、図8は遮熱膜の断面のSEM写真図であって、図8(a)、(b)、(c)はそれぞれ、実施例の写真図、比較例1の写真図、および比較例2の写真図である。
図8(a)より、実施例においては遮熱膜の表面の凹部(ミクロ孔)に研磨粉が堆積していることが確認できる。また、図8(b)より、比較例1では遮熱膜の表面に亀裂が存在していることが確認でき、図8(c)より、比較例2では遮熱膜の表面に凹部(ミクロ孔)が空隙のまま存在していることが確認できる。
次に、硬度に関する測定結果を以下の表3と図9に示す。
Figure 0006170029
表3と図9より、実施例は研磨面に臨むミクロ孔に研磨粉が入り込んだ状態であっても、このミクロ孔へのポリシラザンの含浸が阻害されることはなく、したがって比較例1、2と同等の硬度を有することが実証されている。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
HB…遮熱膜、M…陽極酸化被膜、C…保護膜、W…アルミニウム系壁面(アルミニウム母材)、G…研磨粉、S…研磨面、Pm…ミクロ孔、Pn…ナノ孔、F…研磨布

Claims (4)

  1. 直径がミクロサイズのミクロ孔および直径がナノサイズのナノ孔を有した陽極酸化被膜をアルミニウム系壁面に形成する第1のステップ、
    前記陽極酸化被膜の表面を研磨粉を使用して研磨し、形成された研磨面に臨む前記ミクロ孔に研磨粉を入り込ませる第2のステップ、
    研磨面に保護膜を形成し、陽極酸化被膜と研磨粉と保護膜からなる遮熱膜を形成する第3のステップからなる遮熱膜の形成方法。
  2. 第2のステップで形成された研磨面に臨む前記ミクロ孔の深さが1〜10μmの範囲にあり、研磨粉の平均粒径が1μm以下の範囲にある請求項1に記載の遮熱膜の形成方法。
  3. 研磨粉の平均粒径が100nm以上である請求項2に記載の遮熱膜の形成方法。
  4. 前記第3のステップにおいて、研磨面にSi含有ポリマーを塗工し、焼成してシリカに転化させて前記保護膜を形成する請求項1〜3のいずれかに記載の遮熱膜の形成方法。
JP2014226775A 2014-11-07 2014-11-07 遮熱膜の形成方法 Expired - Fee Related JP6170029B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226775A JP6170029B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 遮熱膜の形成方法
CN201510745013.6A CN105586624B (zh) 2014-11-07 2015-11-05 隔热膜的形成方法
US14/933,599 US9702052B2 (en) 2014-11-07 2015-11-05 Forming method of thermal insulation film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226775A JP6170029B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 遮熱膜の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016089237A JP2016089237A (ja) 2016-05-23
JP6170029B2 true JP6170029B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=55911776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014226775A Expired - Fee Related JP6170029B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 遮熱膜の形成方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9702052B2 (ja)
JP (1) JP6170029B2 (ja)
CN (1) CN105586624B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6178303B2 (ja) * 2014-12-26 2017-08-09 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
WO2018032030A1 (en) * 2016-08-15 2018-02-22 Yong Zhang Invention on improving an engines efficiency by heat preservation, and engines employing this invention
JP6465087B2 (ja) * 2016-08-29 2019-02-06 トヨタ自動車株式会社 遮熱膜の製造方法
JP6465086B2 (ja) * 2016-08-29 2019-02-06 トヨタ自動車株式会社 遮熱膜の製造方法
JP6525019B2 (ja) * 2017-03-03 2019-06-05 トヨタ自動車株式会社 エンジンの製造方法
DE102017207589A1 (de) * 2017-05-05 2018-11-08 Federal-Mogul Nürnberg GmbH Thermisch isolierende Beschichtung für einen Aluminiumkolben
DE102017221733A1 (de) * 2017-12-01 2019-06-06 Volkswagen Aktiengesellschaft Schichtstapel zur Anordnung in einem Brennraum einer Verbrennungsmaschine, insbesondere eines Kolbens, sowie ein Verfahren zu dessen Herstellung
CN108179453A (zh) * 2017-12-30 2018-06-19 沈阳富创精密设备有限公司 一种铝合金的光亮阳极前处理工艺
JP7084234B2 (ja) * 2018-07-04 2022-06-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
CN108952992B (zh) * 2018-07-18 2020-03-27 刘艳阳 用于提高内燃机热效率的装置
CN110040981B (zh) * 2019-05-31 2021-06-22 海南大学 一种隔热膜及其制备方法
JP7344460B2 (ja) 2019-06-17 2023-09-14 スズキ株式会社 内燃機関用ピストン
JP7423002B2 (ja) 2020-03-31 2024-01-29 日本製鉄株式会社 合金材およびその製造方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192949A (ja) 1982-05-06 1983-11-10 Izumi Jidosha Kogyo Kk ピストンおよびその製造方法
JPS62149029A (ja) * 1985-09-04 1987-07-03 Furukawa Alum Co Ltd アルマイト磁気デイスク基板とその製造方法
US20050196606A1 (en) * 2003-02-20 2005-09-08 Fujitsu Limited Composite material, structure and polycrystalline structure film and method of making particles
US20040221959A1 (en) * 2003-05-09 2004-11-11 Applied Materials, Inc. Anodized substrate support
JP4955086B2 (ja) * 2009-05-08 2012-06-20 富士フイルム株式会社 絶縁層付きAl基材の製造方法
JP5707826B2 (ja) 2010-09-30 2015-04-30 マツダ株式会社 アルミ合金製品の断熱構造
JP5642640B2 (ja) * 2011-09-12 2014-12-17 トヨタ自動車株式会社 内燃機関とその製造方法
JP2013129902A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Om Sangyo Kk めっき品及びその製造方法
CN103297565B (zh) * 2012-02-24 2015-07-22 比亚迪股份有限公司 一种手机壳体及其制备方法
JP5783114B2 (ja) 2012-03-30 2015-09-24 株式会社豊田中央研究所 火花点火式内燃機関
US8993921B2 (en) * 2012-06-22 2015-03-31 Apple Inc. Method of forming white appearing anodized films by laser beam treatment
CN103909690A (zh) * 2013-01-07 2014-07-09 深圳富泰宏精密工业有限公司 壳体及应用该壳体的电子装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9702052B2 (en) 2017-07-11
CN105586624B (zh) 2018-02-06
CN105586624A (zh) 2016-05-18
US20160130716A1 (en) 2016-05-12
JP2016089237A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6170029B2 (ja) 遮熱膜の形成方法
JP6178303B2 (ja) 内燃機関
JP5913227B2 (ja) 内燃機関とその製造方法
JP5642640B2 (ja) 内燃機関とその製造方法
EP2420658B1 (en) Engine combustion chamber structure and method for producing the same
JP6046665B2 (ja) 断熱膜の形成方法および断熱膜
JP6490491B2 (ja) 被覆部材およびその製造方法
JP6814406B2 (ja) アルミニウム部材の表面構造及びその製造方法
JP6557176B2 (ja) 内燃機関用ピストンおよびその製造方法
JP7084234B2 (ja) 内燃機関
JP6451581B2 (ja) エンジン燃焼室の断熱構造
JP2014105619A (ja) ピストン
JP2016029200A (ja) 断熱膜の形成方法
JP7011433B2 (ja) 遮熱膜を有するエンジン構成部材及び該エンジン構成部材の製造方法。
JP2020056352A (ja) 内燃機関用部材およびその製造方法
JP2023016540A (ja) 遮熱膜及び遮熱部品
JP2018021452A (ja) 断熱皮膜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170629

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6170029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees