JP6165088B2 - 耐水素誘起割れ性と溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板およびラインパイプ用鋼管 - Google Patents
耐水素誘起割れ性と溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板およびラインパイプ用鋼管 Download PDFInfo
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Description
C:0.02〜0.15%(%は質量%の意味。以下同じ)、
Si:0.02〜0.50%、
Mn:0.6〜2.0%、
P:0.030%以下(0%を含まない)、
S:0.003%以下(0%を含まない)、
Al:0.010〜0.08%、
Ti:0.003〜0.030%、
Ca:0.0003〜0.0060%、
N:0.001〜0.01%、および
O(酸素):0.0045%以下(0%を含まない)を満たし、残部が鉄および不可避不純物からなり、
前記Caと前記Sの比(Ca/S)が2.0以上であり、かつ
前記Ca、前記Sおよび前記Oが(Ca−1.25S)/O ≦ 1.8を満たし、
更に、
板厚方向に表面から深さ5mmまでの領域において、長径または長辺が50μm以上のCa系介在物が2.0個/mm2以下であり、かつ長径または長辺が300nm以下のTiNが5×102個/μm2以上であるところに特徴を有する。
(a)B:0.005%以下(0%を含まない)、
V:0.1%以下(0%を含まない)、
Cu:1.0%以下(0%を含まない)、
Ni:1.5%以下(0%を含まない)、
Cr:1.0%以下(0%を含まない)、
Mo:1.0%以下(0%を含まない)、および
Nb:0.06%以下(0%を含まない)
よりなる群から選択される1種以上の元素や、
(b)Mg:0.01%以下(0%を含まない)、
REM:0.02%以下(0%を含まない)、および
Zr:0.010%以下(0%を含まない)
よりなる群から選択される1種以上の元素を含んでいてもよい。
[C:0.02〜0.15%]
Cは、母材および溶接部の強度を確保するために必要不可欠な元素であり、0.02%以上含有させる必要がある。C量は、好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.05%以上である。一方、C量が多すぎるとHAZ靭性と溶接性が劣化する。またC量が過剰であると、HICの起点や破壊進展経路となるNbCや島状マルテンサイトが生成しやすくなる。よってC量は0.15%以下とする必要がある。C量は、好ましくは0.12%以下、より好ましくは0.10%以下である。
Siは、脱酸作用を有する上に、母材および溶接部の強度向上に有効な元素である。これらの効果を得るため、Si量を0.02%以上とする。Si量は、好ましくは0.05%以上であり、より好ましくは0.15%以上である。しかし、Si量が多すぎると溶接性や靭性が劣化する。またSi量が過剰であると、島状マルテンサイトが生じてHICが発生・進展すると共にHAZ靭性が劣化する。よってSi量は、0.50%以下に抑える必要がある。Si量は、好ましくは0.45%以下、より好ましくは0.35%以下である。
Mnは、母材および溶接部の強度向上に有効な元素であり、本発明では0.6%以上含有させる。Mn量は、好ましくは0.8%以上であり、より好ましくは1.0%以上である。しかし、Mn量が多すぎると、MnSが生成されて耐水素誘起割れ性が劣化するだけでなくHAZ靭性や溶接性も劣化する。よってMn量の上限を2.0%以下とする。Mn量は、好ましくは1.8%以下であり、より好ましくは1.5%以下、さらに好ましくは1.2%以下である。
Pは、鋼材中に不可避的に含まれる元素であり、P量が0.030%を超えると母材やHAZ部の靭性劣化が著しく、耐水素誘起割れ性も劣化する。よって本発明ではP量を0.030%以下に抑える。P量は、好ましくは0.020%以下、より好ましくは0.010%以下である。
Sは、多すぎるとMnSを多量に生成し耐水素誘起割れ性を著しく劣化させる元素であるため、本発明ではS量の上限を0.003%とする。S量は、好ましくは0.002%以下であり、より好ましくは0.0015%以下、更に好ましくは0.0010%以下である。この様に耐水素誘起割れ性向上の観点からは少ない方が望ましい。
Alは強脱酸元素であり、Al量が少ないと、酸化物中のCa濃度が上昇、即ち、Ca系介在物が鋼板表層部に形成されやすくなり微細なHICが発生する。よって本発明では、Alを0.010%以上とする必要がある。Al量は、好ましくは0.020%以上、より好ましくは0.030%以上である。一方、Al含有量が多すぎると、Alの酸化物がクラスター状に生成し水素誘起割れの起点となる。よってAl量は0.08%以下とする必要がある。Al量は、好ましくは0.06%以下であり、より好ましくは0.05%以下である。
Tiは、鋼中にTiNとして析出することで、溶接時のHAZ部でのオーステナイト粒の粗大化を防止しかつフェライト変態を促進するため、HAZ部の靭性を向上させるのに必要な元素である。さらにTiは、脱硫作用を示すため耐HIC性の向上にも有効な元素である。これらの効果を得るため、Ti量を0.003%以上とする。Ti量は、好ましくは0.005%以上、より好ましくは0.010%以上である。一方、Ti含有量が過多になると、Tiの固溶やTiCの析出により母材とHAZ部の靭性が劣化するため、0.030%以下とする。Ti量は、好ましくは0.025%以下、より好ましくは0.022%以下、更に好ましくは0.020%以下、より更に好ましくは0.018%以下である。
Caは、硫化物の形態を制御する作用があり、CaSを形成することによってMnSの形成を抑制する効果がある。この効果を得るには、Ca量を0.0003%以上とする必要がある。Ca量は、好ましくは0.0005%以上であり、より好ましくは0.0010%以上である。一方、Ca量が0.0060%を超えると、Ca系介在物を起点にHICが多く発生する。よって本発明では、Ca量の上限を0.0060%とする。Ca量は、好ましくは0.0040%以下であり、より好ましくは0.0035%以下、さらに好ましくは0.0030%以下である。
Nは、鋼組織中にTiNとして析出し、HAZ部のオーステナイト粒の粗大化を抑制し、さらにフェライト変態を促進させて、HAZ部の靭性を向上させる元素である。この効果を得るにはNを0.001%以上含有させる必要がある。N量は、好ましくは0.003%以上であり、より好ましくは0.0040%以上である。しかし、N量が多すぎると、固溶Nの存在によりHAZ靭性がかえって劣化するため、N量は、0.01%以下とする必要がある。N量は、好ましくは0.008%以下であり、より好ましくは0.0060%以下である。
O(酸素)は、清浄度向上の観点から低いほうが望ましく、Oが多量に含まれる場合、靭性が劣化することに加え、酸化物を起点にHICが発生し、耐水素誘起割れ性が劣化する。この観点から、O量は0.0045%以下とする必要があり、好ましくは0.0030%以下、より好ましくは0.0020%以下である。
前述の通り、Sは硫化物系介在物としてMnSを形成し、圧延により伸展する結果、耐HIC性を最も劣化させる。このため、Caを添加して鋼中の硫化物系介在物をCaSとして形態を制御し、耐HIC性に対するSの無害化を図る。この作用効果を十分に発揮させるには、Ca/Sを2.0以上とする必要がある。Ca/Sは、好ましくは2.5以上、より好ましくは3.0以上である。尚、本発明で規定するCa量とS量からCa/Sの上限は15程度となる。
Ca系介在物の中でも特に凝集合体を形成しやすいCaOを抑制するには、鋼中全Ca量から硫化物(CaS)として存在するCa分を差し引いたCa量(Ca−1.25S)が、O量に対して過剰とならないようにしなければならない。O量に対してCa量(Ca−1.25S)が過剰であると、酸化物系介在物としてCaOが形成され易くなり、該CaOの凝集合体(粗大なCa系介在物)が表層部に大量に形成されやすくなる。これを抑制するため、本発明者らは、(Ca−1.25S)/OとHAZ靭性との関係について検討したところ、優れたHAZ靭性を得るには(Ca−1.25S)/Oを1.8以下とする必要があることを見い出した。(Ca−1.25S)/Oは、好ましくは1.40以下、より好ましくは1.30以下、更に好ましくは1.20以下、特に好ましくは1.00以下である。尚、CaOと同様に凝集合体を形成しやすいAl2O3を抑制する観点から、(Ca−1.25S)/Oの下限値は0.1程度となる。
(a)下記量のB、V、Cu、Ni、Cr、Mo、およびNbよりなる群から選択される1種類以上の元素を含有させることによって強度や靭性をより高めることができ、また、(b)下記量のMg、REM、およびZrよりなる群から選択される1種類以上の元素を含有させることによって、HAZ靭性をより高めるとともに、脱硫を促進させ耐HIC性をより向上させることができる。以下、これらの元素について詳述する。
Bは、焼入れ性を高め、母材および溶接部の強度を高めるとともに、溶接時に、加熱されたHAZ部が冷却する過程でNと結合してBNを析出し、オーステナイト粒内からのフェライト変態を促進するため、HAZ靭性を向上させる。この効果を得るためには、B量を0.0002%以上含有させることが好ましい。B量は、より好ましくは0.0005%以上であり、更に好ましくは0.0010%以上である。しかし、B含有量が過多になると、母材とHAZ部の靭性が劣化したり、溶接性の劣化を招くため、B含有量は0.005%以下とするのが好ましい。B量は、より好ましくは0.004%以下、更に好ましくは0.0030%以下である。
Vは、強度の向上に有効な元素であり、この効果を得るには0.003%以上含有させることが好ましい。より好ましくは0.010%以上である。一方、V含有量が0.1%を超えると溶接性と母材靭性が劣化する。よってV量は0.1%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.08%以下である。
Cuは、焼入れ性を向上させて強度を高めるのに有効な元素である。この効果を得るにはCuを0.01%以上含有させることが好ましい。Cu量は、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.10%以上である。しかし、Cu含有量が1.0%を超えると靭性が劣化するため、1.0%以下とすることが好ましい。Cu量は、より好ましくは0.5%以下、更に好ましくは0.35%以下である。
Niは、母材および溶接部の強度と靭性の向上に有効な元素である。この効果を得るためには、Ni量を0.01%以上とすることが好ましい。Ni量は、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.10%以上である。しかしNiが多量に含まれると、構造用鋼材として極めて高価となるため、経済的な観点からNi量は1.5%以下とすることが好ましい。Ni量は、より好ましくは1.0%以下、更に好ましくは0.50%以下である。
Crは、強度の向上に有効な元素であり、この効果を得るには0.01%以上含有させることが好ましい。Cr量は、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.10%以上である。一方、Cr量が1.0%を超えるとHAZ靭性が劣化する。よってCr量は1.0%以下とすることが好ましい。Cr量は、より好ましくは0.5%以下、更に好ましくは0.35%以下である。
Moは、母材の強度と靭性の向上に有効な元素である。この効果を得るには、Mo量を0.01%以上とすることが好ましい。Mo量は、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.10%以上である。しかし、Mo量が1.0%を超えるとHAZ靭性および溶接性が劣化する。よってMo量は1.0%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.5%以下、更に好ましくは0.35%以下である。
Nbは、溶接性を劣化させることなく強度と母材靭性を高めるのに有効な元素である。この効果を得るには、Nb量を0.002%以上とすることが好ましい。Nb量は、より好ましくは0.010%以上、更に好ましくは0.020%以上である。しかし、Nb量が0.06%を超えると母材とHAZの靭性が劣化する。よって本発明ではNb量の上限を0.06%とすることが好ましい。Nb量は、より好ましくは0.050%以下、更に好ましくは0.040%以下、より更に好ましくは0.030%以下である。
Mgは、結晶粒の微細化を通じてHAZ靭性の向上に有効な元素であり、また、脱硫作用を示し耐HIC特性の向上にも有効な元素である。これらの効果を得るためには、Mg量を0.0003%以上とすることが好ましい。Mg量は、より好ましくは0.001%以上である。一方、Mgを、過剰に含有させても効果が飽和するため、Mg量の上限は0.01%とすることが好ましい。Mg量は、より好ましくは0.0050%以下である。
REM(希土類元素)は、脱硫作用によりMnSの生成を抑制し耐水素誘起割れ性を高めるとともに、酸化物を形成してHAZ靭性の向上に有効に作用する元素である。このような効果を発揮させるには、REMを0.0002%以上含有させることが好ましい。REM量は、より好ましくは0.0005%以上、更に好ましくは0.0010%以上である。一方、REMを多量に含有させても効果が飽和する。よってREM量の上限を0.02%とすることが好ましい。鋳造時の浸漬ノズルの閉塞をおさえて生産性を高める観点からは、REM量を0.015%以下とすることがより好ましく、更に好ましくは0.010%以下、より更に好ましくは0.0050%以下である。尚、本発明において、上記REMとは、ランタノイド元素(LaからLuまでの15元素)とSc(スカンジウム)およびYを意味する。
Zrは、脱硫作用を示し耐HIC性の向上に寄与するとともに、酸化物を形成し微細に分散することでHAZ靭性の向上にも寄与する元素である。これらの効果を発揮させるには、Zr量を0.0003%以上とすることが好ましい。Zr量は、より好ましくは0.0005%以上、更に好ましくは0.0010%以上、より更に好ましくは0.0015%以上である。一方、Zrを過剰に添加すると粗大な介在物を形成して耐水素誘起割れ性および母材靭性を劣化させる。よってZr量は0.010%以下とすることが好ましい。Zr量は、より好ましくは0.0070%以下、更に好ましくは0.0050%以下、より更に好ましくは0.0030%以下である。
(1)Ca添加速度
上記規定の鋼板表層部を有する鋼板を容易に得るには、たとえばLF、RH処理を行った後のCa添加工程において、Ca(化合物を用いる場合は、Ca単独の量に換算される)の添加速度を0.002kg/min・t〜0.020kg/min・tとすることが推奨される。
Ca添加後に酸化物組成の均質化を図るため、Ca添加後からタンディッシュへの溶鋼の供給開始までの時間を10分以上確保することが好ましい。該時間は、より好ましくは15分以上である。尚、生産性等の観点から、上記時間の上限は120分程度である。
取鍋からタンディッシュへの溶鋼供給を開始した後、鋳造開始までに3分以上、より好ましくは5分以上、上限はおおよそ40分以下保持した後に、鋳造を開始することが好ましい。これにより、タンディッシュ内での介在物の凝集・合体を促進でき、一部に残存したCa系介在物を浮上分離させることができる。
必要なTiN個数密度を確保する観点から、鋳造途中の冷却段階での1500℃から1000℃までの平均冷却速度は、10℃/min以上とすることが好ましい。これにより、TiNの粗大化を抑制して、本発明で規定量の微細なTiNを確保することができる。上記平均冷却速度は、より好ましくは15℃/min以上である。一方、平均冷却速度が35℃/minを超えると、TiNが析出せず固溶Ti、固溶Nとして鋼材中に残存し、この場合も本発明で規定量の微細なTiNを確保することが難しい。よって上記平均冷却速度は、35℃/min以下とすることが好ましい。上記平均冷却速度は、より好ましくは30℃/min以下である。尚、前記平均冷却速度はスラブ表面の温度が1500℃から1000℃まで冷却される間の平均冷却速度である。
Ca系介在物の測定は、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope、SEM)を用い、次の様にして行った。まず、観察倍率を400倍とし、鋼板表面から板厚方向に深さ5mmまでを等間隔に、圧延方向に垂直な断面(板幅方向×板厚方向の面)を10断面以上観察した。該観察の1視野サイズは50mm2程度である。
TiNの測定は、透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、次の様にして行った。まず、鋼板表面から板厚方向に深さ5mmの位置において、任意の5箇所を観察した。観察倍率は6万倍以上、1視野サイズは1.5μm×1.5μm以上とした。この様に観察倍率を大きくすることで、介在物の個数をより正確に計測することができる。また観察視野を広く、かつ観察数を多くしてその平均値を採用することにより、観察箇所によるTiNの個数のばらつきを小さくすることができる。
HIC試験は、NACE standard TM0284−2003に従って実施・評価した。詳細には、各鋼板の幅方向における1/4W位置と1/2W位置から、それぞれ3本、計6本の試験片(サイズ:板厚×(幅)100mm×(圧延方向)20mm)を採取した。そして該試験片を、1atmの硫化水素を飽和させた25℃の、0.5%NaClと0.5%酢酸を含む水溶液中に96時間浸漬し、断面評価をNACE standard TM0284−2003 FIGURE3に従って行い、CLR(Crack Length Ratio、試験片幅に対する割れ長さ合計の割合(%)、割れ長さ率)を測定した。そして、前記CLRが3%以下の場合を耐HIC性に優れる(○)と評価し、CLRが3%超の場合を耐HIC性に劣る(×)と評価した。
溶接熱影響部(HAZ)の靭性を評価するため、各鋼板について溶接入熱量が40kJ/cmの溶接を模擬して、次の溶接再現試験を行った。即ち、表層(鋼板表面下6mm)および板厚中央部(1/2t)のそれぞれから切り出したサンプル(いずれもサイズは12mm×33mm×55mm)を、熱サイクル試験後のシャルピー試験片でノッチ位置になる部分が1350℃となるよう加熱した後、5秒保持し、冷却した。このときの平均冷却速度は800〜500℃への冷却時間が27秒となるよう調整した。
Claims (6)
- C:0.02〜0.15%(%は質量%の意味。以下同じ)、
Si:0.02〜0.50%、
Mn:0.6〜2.0%、
P:0.030%以下(0%を含まない)、
S:0.003%以下(0%を含まない)、
Al:0.010〜0.08%、
Ti:0.003〜0.030%、
Ca:0.0003〜0.0060%、
N:0.001〜0.01%、および
O(酸素):0.0045%以下(0%を含まない)を満たし、残部が鉄および不可避不純物からなり、
前記Caと前記Sの比(Ca/S)が2.0以上であり、かつ
前記Ca、前記Sおよび前記Oが(Ca−1.25S)/O ≦ 1.8を満たし、
更に、
板厚方向に表面から深さ5mmまでの領域において、長径または長辺が50μm以上のCa系介在物が2.0個/mm2以下であり、かつ長径または長辺が300nm以下のTiNが5×102個/μm2以上であることを特徴とする耐水素誘起割れ性と溶接熱影響部の靭性に優れた鋼板。 - 更に他の元素として、
B:0.005%以下(0%を含まない)、
V:0.1%以下(0%を含まない)、
Cu:1.0%以下(0%を含まない)、
Ni:1.5%以下(0%を含まない)、
Cr:1.0%以下(0%を含まない)、
Mo:1.0%以下(0%を含まない)、および
Nb:0.06%以下(0%を含まない)
よりなる群から選択される1種以上の元素を含む請求項1に記載の鋼板。 - 更に他の元素として、
Mg:0.01%以下(0%を含まない)、
REM:0.02%以下(0%を含まない)、および
Zr:0.010%以下(0%を含まない)
よりなる群から選択される1種以上の元素を含む請求項1または2に記載の鋼板。 - ラインパイプ用である請求項1〜3のいずれかに記載の鋼板。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の鋼板を用いて製造されるラインパイプ用鋼管。
- 圧力容器用である請求項1〜3のいずれかに記載の鋼板。
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