JP6165018B2 - 偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ - Google Patents
偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6165018B2 JP6165018B2 JP2013213997A JP2013213997A JP6165018B2 JP 6165018 B2 JP6165018 B2 JP 6165018B2 JP 2013213997 A JP2013213997 A JP 2013213997A JP 2013213997 A JP2013213997 A JP 2013213997A JP 6165018 B2 JP6165018 B2 JP 6165018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarizing
- polarization
- transmittance
- resin
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Description
Tpa=[Tpave−(1−P/100)×Tp]/P×100
Tsa=[Tsave−(1−P/100)×Ts]/P×100
透過率=(Tpa+Tsa)/2
偏光度=[(Tpa−Tsa)/(Tpa+Tsa)]×100
旭化成イーマテリアルズ株式会社製のワイヤグリッド反射型偏光フィルム(WGF)を用いた。ワイヤグリッド反射型偏光フィルムのP偏光透過率(Tp)は90%であり、S偏光透過率(Ts)は0.1%であり、P偏光反射率(Rp)は5%であり、S偏光反射率(Rs)は91%であった。断面FE―SEM観察によるアルミニウム金属層の厚み(偏光部の厚み)H1は180nmであり、アクリル系紫外線硬化樹脂の偏光凹凸パタン層の厚みH2は800nmであった(図12参照)。
100mm×100mmに裁断した参照例のワイヤグリッド反射型偏光フィルム(旭化成イーマテリアルズ株式会社製)を下記条件のレーザマーカー装置により、ピッチPが0.1mmで、格子角θが0°のピッチデザイン(図10参照)でアルミニウム金属層上にレーザ照射を施し、レーザ加工を施した部分に非偏光部を形成した(図6参照)。非偏光部の深さH4は100nmであった(図6参照)。
レーザマーカー装置は、Spectra−Physics社製 ExplorerXP532−5のレーザ発振器を搭載した株式会社テクニー製のガルバノスキャナ(集光レンズは、f=528.3mm fθレンズ)仕様である。レーザ光の波長は、532nm(YVO4)でレーザの出力条件は、以下の条件で実施した。
・周波数:80kHz
・FPS:12500ns
・電流値:58%
Tpave=88%
Tsave=40%
Rpave=8%
Rsave=52%
透過率:64%
反射率:30%
Tp=90%
Ts=0%
Rp=5%
Rs=91%
透過率:45%
偏光度:99.9
Tpa=[Tpave−(1−P/100)×Tp]/P×100
Tsa=[Tsave−(1−P/100)×Ts]/P×100
透過率=(Tpa+Tsa)/2
偏光度=[(Tpa−Tsa)/(Tpa+Tsa)]×100
Tpa= 86%
Tsa= 83%
透過率:=85%
偏光度:=1.8
ピッチPを0.2mmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例3]
ピッチPを0.4mmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例4]
ピッチPを0.32mmとし、線幅Lを40μmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例5]
ピッチPを0.6mmとし、線幅Lを75μmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例6]
ピッチPを0.72mmとし、線幅Lを90μmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例7]
ピッチPを0.84mmとし、線幅Lを105μmとした以外は実施例1と同様とした。
[実施例8]
ピッチPを1.68mmとし、線幅Lを210μmとした以外は実施例1と同様とした。
偏光層の厚みが25μmである日東電工株式会社製の光吸収型偏光板TEGQ1465DUARC9を用いた。そして表1に示す格子状にて非偏光部を形成した。このときのレーザマーカー加工の条件は、電流値を90%にした以外、実施例1と同様とした。なおレーザマーカー加工による非偏光部の線幅は25μmであった。以下に示す表1には、参照例1、実施例1〜実施例9の光学性能の実験結果が掲載されている。
100mm×100mmに裁断した旭化成イーマテリアルズ株式会社製のワイヤグリッド反射型偏光フィルム(WGF)を用いた。ワイヤグリッド反射型偏光フィルムのP偏光透過率(Tp)は90%であり、S偏光透過率(Ts)は0.1%であった。
比較例で使用される上記のワイヤグリッド反射型偏光フィルム(WGF)を、図13に示すように、部分的にCO2レーザ加工機(株式会社ムサシノキカイ製)を用いて打ち抜いた。打ち抜いた部分70は上面から下面にかけて貫通する貫通孔となっている。以下に示す表2には、比較例1〜比較例4の光学性能の実験結果が掲載されている。
2 基材
3、11、29、35 非偏光部
4、28、36 偏光部
5、12 接合層
11a、11b 変性層
21、39、40 保持基材
22 樹脂基材
23 格子状凸部
27 金属層
37 偏光フィルム
50 眼鏡レンズ
55 偏光サングラス
60 画像表示装置
62 コンバイナ
Claims (13)
- 基材表面に設けられた非偏光部と、偏光部とを有し、
前記非偏光部は、偏光度が5未満であり、透過率が50%以上であり、
前記偏光部は、偏光度が90以上であり、透過率が前記非偏光部よりも低く且つ50%以下であり、
前記非偏光部の面積をA、前記偏光部の面積をBとしたとき、前記面積Aの比率{[A/(A+B)]×100%}は、10%以上90%以下であり、
前記非偏光部及び前記偏光部の少なくとも一方が、前記基材表面に最大線幅が200μm以下の線幅を有する形状で形成されていることを特徴とする偏光部材。 - 基材表面に設けられた非偏光部と、偏光部とを有し、
前記非偏光部は、前記偏光部よりも偏光度が低いとともに透過率が高く、
前記非偏光部は、前記偏光部を変性あるいは昇華させてなり、
前記非偏光部及び前記偏光部の少なくとも一方が、前記基材表面に最大線幅が200μm以下の線幅を有する形状で形成されていることを特徴とする偏光部材。 - 前記偏光部材の偏光透過率は、45%よりも大きく、前記偏光透過率と反射率とを足して80%以上95%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の偏光部材。
- 前記偏光透過率は、50%以上であり、前記偏光透過率と前記反射率とを足して90%以上95%以下であることを特徴とする請求項3に記載の偏光部材。
- 前記偏光部は、基材表面に形成された凸部と、前記凸部の少なくとも一部を覆う金属層と、を備えた領域であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の偏光部材。
- 前記非偏光部は、前記金属層が形成されておらず前記凸部が変性した領域、あるいは前記凸部が昇華した領域であることを特徴とする請求項5に記載の偏光部材。
- 前記偏光部の厚みが50μm以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の偏光部材。
- 前記非偏光部及び前記偏光部が一体的に形成された樹脂基材と、前記樹脂基材の裏面側に設けられた保持基材とを備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の偏光部材。
- 前記非偏光部及び前記偏光部は、保持基材の表面に形成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の偏光部材。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載された前記偏光部材を用いて作製されたことを特徴とする眼鏡レンズ。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載された前記偏光部材を用いて作製されたことを特徴とする偏光サングラス。
- 基材表面に設けられた非偏光部と、偏光部とを有し、
前記非偏光部は、偏光度が5未満であり、透過率が50%以上であり、
前記偏光部は、偏光度が90以上であり、透過率が前記非偏光部よりも低く且つ50%以下であり、
前記非偏光部の面積をA、前記偏光部の面積をBとしたとき、前記面積Aの比率{[A/(A+B)]×100%}は、10%以上90%以下である偏光部材を用いて作製され、画像表示装置用として用いられることを特徴とするコンバイナ。 - 基材表面に設けられた非偏光部と、偏光部とを有し、
前記非偏光部は、前記偏光部よりも偏光度が低いとともに透過率が高く、
前記非偏光部は、前記偏光部を変性あるいは昇華させてなる偏光部材を用いて作製され、画像表示装置用として用いられることを特徴とするコンバイナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013213997A JP6165018B2 (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013213997A JP6165018B2 (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015075746A JP2015075746A (ja) | 2015-04-20 |
JP6165018B2 true JP6165018B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=53000616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013213997A Active JP6165018B2 (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6165018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108415222A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-08-17 | 江苏明月光电科技有限公司 | 一种光刻隐形网格红外吸收薄膜树脂镜片及其制备方法 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017187664A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 株式会社東海理化電機製作所 | 表示装置、表示板の製造方法 |
CN117518527A (zh) * | 2016-10-19 | 2024-02-06 | 依视路国际公司 | 临时偏光贴片 |
KR20180081197A (ko) * | 2017-01-05 | 2018-07-16 | 삼성디스플레이 주식회사 | 편광판 제조방법 및 편광판을 구비하는 표시장치 |
WO2018181633A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 富士フイルム株式会社 | 円偏光板および有機el画像表示装置、ならびに円偏光板の製造方法 |
JP6827361B2 (ja) * | 2017-04-24 | 2021-02-10 | 株式会社東海理化電機製作所 | 表示切替装置 |
JP6956180B2 (ja) * | 2017-06-29 | 2021-11-02 | 京セラ株式会社 | 偏光板、およびそれを用いた画像表示装置ならびに移動体 |
JP2019219463A (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | 株式会社東海理化電機製作所 | 反射型偏光部材の加工方法、および反射型偏光部材 |
JP7333943B2 (ja) * | 2019-06-26 | 2023-08-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | ワイヤグリッド構造を有する偏光素子およびその製造方法 |
KR20210125127A (ko) * | 2020-04-07 | 2021-10-18 | 삼성디스플레이 주식회사 | 전자 장치 제조 방법 및 전자 장치 |
CN112965265B (zh) * | 2021-03-09 | 2022-12-09 | 温州市昭亮眼镜有限公司 | 钓鱼日夜双用兼夜间司机专用护目镜片的加工方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024624B2 (ja) * | 1971-09-13 | 1975-08-16 | ||
JP3342067B2 (ja) * | 1992-11-24 | 2002-11-05 | 並木精密宝石株式会社 | 偏光子およびその製造方法 |
JP3512596B2 (ja) * | 1996-07-04 | 2004-03-29 | シャープ株式会社 | 旋光光学素子およびその製造方法と、それを用いた画像表示装置 |
JP3005607B1 (ja) * | 1998-07-31 | 2000-01-31 | 株式会社サクサン | 眼鏡用レンズ |
JP2002127647A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-05-08 | Nhk Spring Co Ltd | 対象物の識別媒体及びその製造方法 |
JP2002293162A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Yazaki Corp | 車両用表示装置 |
JP2007212622A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ピンホール眼鏡 |
JP2011053660A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-03-17 | Hoya Corp | 偏光レンズ |
JP2011227446A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-11-10 | Akira Yuge | 調光偏光レンズ |
JP2011257678A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ワイヤグリッド偏光板及び当該ワイヤグリッド偏光板を用いた液晶表示装置 |
JP2012242582A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Sakusan:Kk | 眼鏡用レンズ |
JP2013066008A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Ricoh Co Ltd | 光学デバイス及び光学デバイスを製造する方法 |
JP6001874B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2016-10-05 | 日東電工株式会社 | 光学積層体及び光学積層体の製造方法 |
-
2013
- 2013-10-11 JP JP2013213997A patent/JP6165018B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108415222A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-08-17 | 江苏明月光电科技有限公司 | 一种光刻隐形网格红外吸收薄膜树脂镜片及其制备方法 |
CN108415222B (zh) * | 2018-02-02 | 2021-07-09 | 明月镜片股份有限公司 | 一种光刻隐形网格红外吸收薄膜树脂镜片及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015075746A (ja) | 2015-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6165018B2 (ja) | 偏光部材、眼鏡レンズ、偏光サングラス、ならびにコンバイナ | |
JP4804588B1 (ja) | 偏光膜を有する光学的表示装置 | |
WO2003091792A1 (fr) | Unite d'affichage a cristaux liquides a agrandissement de l'angle de vue | |
JP2011138152A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2018025630A (ja) | 偏光板 | |
KR20180136388A (ko) | 광학 필름 | |
KR101821732B1 (ko) | 광학 필름, 그 제조 방법 및 표시 장치 | |
JP6781111B2 (ja) | 位相差フィルム、円偏光板、および位相差フィルムの製造方法 | |
JP2023058484A (ja) | 部屋 | |
KR102447404B1 (ko) | 광학 부재 및 액정 표시 장치 | |
JP2009300655A (ja) | 吸収型ワイヤグリッド偏光子 | |
JP2008258302A (ja) | 有機el発光装置 | |
TWI595473B (zh) | 顯示面板結構 | |
WO2018008523A1 (ja) | 光学部材及び液晶表示装置 | |
JP2018013774A (ja) | 光学部材及び液晶表示装置 | |
KR102645757B1 (ko) | 커버 더스트 적층체 및 이를 포함하는 헤드업 디스플레이 | |
JP7221256B2 (ja) | 偏光板、位相差層付偏光板、ならびに、該偏光板または該位相差層付偏光板を含む画像表示装置 | |
WO2019202987A1 (ja) | 窓用ギラツキ防止フィルム | |
TW202414037A (zh) | 透鏡部及積層薄膜 | |
TW202346906A (zh) | 顯示系統及積層薄膜 | |
TW202344875A (zh) | 透鏡部及積層薄膜 | |
TW202401074A (zh) | 透鏡部及積層薄膜 | |
JP2002055227A (ja) | 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置 | |
KR20240154570A (ko) | 표시 시스템 및 적층 필름 | |
CN118843823A (zh) | 透镜部及积层薄膜 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20160413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160516 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170613 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6165018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |