JP6161960B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6161960B2
JP6161960B2 JP2013117651A JP2013117651A JP6161960B2 JP 6161960 B2 JP6161960 B2 JP 6161960B2 JP 2013117651 A JP2013117651 A JP 2013117651A JP 2013117651 A JP2013117651 A JP 2013117651A JP 6161960 B2 JP6161960 B2 JP 6161960B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
air
air injection
nozzle
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013117651A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014234222A (ja
Inventor
龍太 谷奥
龍太 谷奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2013117651A priority Critical patent/JP6161960B2/ja
Publication of JP2014234222A publication Critical patent/JP2014234222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6161960B2 publication Critical patent/JP6161960B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Description

本発明は、ラベル貼付装置に関し、特に、繰り出されるラベルを吸着した後、この吸着したラベルを被貼付物に貼り付けるラベル貼付装置に関する。
吸着板に配列された複数の吸引噴射口から空気を吸引することによってラベルを吸着し、吸引噴射口から空気を噴射することによってラベルを被貼付物に貼り付けるラベル貼付装置が知られている(特許文献1参照)。
この種のラベル貼付装置には、補助吹きノズルを設け、この補助吹きノズルからラベルの裏面に空気を吹き付けることで、ラベルを吸着板に案内するものがある。しかし、補助吹きノズルを単に設けると、補助吹きノズルからの空気の噴射方向が一定方向に固定されてしまうため、ラベルの仕様(長さやピッチ等)によっては、補助吹きノズルから噴射された空気がラベルの裏面の適切な箇所に吹き付けられない場合がある。このような場合、吸着板においてラベルを正確な位置に案内することが難しい。
そこで、補助吹きノズルから噴射された空気を、ラベルの裏面の適切な箇所に吹き付ける技術が提案されている(特許文献2参照)。
特許文献2のラベル貼付装置では、補助吹きノズルを回動可能に設け、発行されたラベルの進行に合わせて補助吹きノズルを回動させる。これにより、ラベルのサイズに関わらず、補助吹きノズルから噴射された空気をラベルの裏面の略同一箇所に吹き付けることができる。
特開2004−262541号公報 特開2008−239232号公報
しかし、特許文献2のラベル貼付装置においては、ラベルが進行するに従って、徐々に、補助吹きノズルの噴射方向がラベルの進行方向に沿う側に傾いていく。このため、ラベルが進行するに従って、ラベルの裏面に対する空気の吹き付け力が低下する。特に、進行方向に長いラベルの場合、空気の吹き付け力が低いと、ラベルの前部が自重で垂れ下がってしまい、ラベルを吸着板にしっかりと吸着できないおそれがある。なお、補助吹きノズルの噴射圧力を高めることで、吹き付け力の低下を防ぐことも考えられるが、補助吹きノズルの噴射圧力を高く設定しすぎると、吸着板の吸着面に沿ってラベルが進行しなくなるため、好適でない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラベルの一定の位置に対して空気を吹き付けると同時に、ラベルの進行方向における吹き付け力の均一化を図り、進行方向に長いラベルであっても吸着面にしっかりと吸着できるラベル貼付装置を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のラベル貼付装置は、繰り出されるラベルの表面を吸着した後、この吸着した前記ラベルの裏面を被貼付物に貼り付ける貼付部と、前記ラベルの進行方向に沿って移動しながら、前記ラベルの裏面に空気を吹き付け、この吹き付けた空気によって前記ラベルの表面を前記貼付部の吸着面に案内する空気噴射部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、繰り出されるラベルの進行方向に沿って空気噴射部を移動させながら、ラベルの裏面に空気を吹き付けるため、従来のようにラベルが進行するに従って吹き付け力が低下してしまう心配が無い。したがって、空気噴射部からラベルの一定の位置に対して空気を吹き付けると同時に、ラベルの進行方向における吹き付け力の均一化を図り、進行方向に長いラベルであっても吸着面にしっかりと吸着することができる。
(2)本発明のラベル貼付装置は、(1)の構成において、前記ラベルの進行方向の長さに合わせて前記空気噴射部の動作を制御する制御部を有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、ラベルの長さに合わせて空気噴射部の動作を制御するので、ラベルの仕様に適した空気噴射部の動作を得ることができる。
(3)本発明のラベル貼付装置では、(2)の構成において、前記ラベルのピッチを計測するピッチ検出部を備え、前記制御部は、予め設定した基準値と、前記ピッチ検出部の計測結果を比較して、前記基準値より前記ラベルのピッチが長いと判断したときに前記空気噴射部を移動させるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、基準値よりラベルのピッチが長いと制御部が判断したときに空気噴射部が移動する。これに対して、ラベルのピッチに関わりなく、空気噴射部を移動させることも可能である。しかし、この場合、空気噴射部を移動させる必要のない短いラベルに対しても、空気噴射部が移動してしまう。この点、本発明では、基準値よりラベルのピッチが長い場合において、空気噴射部を移動させるため、空気噴射部が合理的に動作する。その結果、ラベル貼付装置の省エネルギー化を実現することができる。
(4)本発明のラベル貼付装置では、(2)または(3)の構成において、前記制御部は、前記ラベルの速度と同じ速度で前記空気噴射部を移動させる、ことを特徴とする。
この構成によれば、ラベルの速度と同じ速度で空気噴射部を移動させることで、空気噴射部からラベルの一定の位置に対して、空気をより正確に吹き付けることができると共に、ラベルの進行方向における吹き付け力の更なる均一化を図ることができる。
本発明によれば、ラベルの一定の位置に対して空気を吹き付けると同時に、ラベルの進行方向における吹き付け力の均一化を図り、進行方向に長いラベルであっても吸着面にしっかりと吸着できるラベル貼付装置を提供することができる。
本発明に係る実施形態のラベル貼付装置の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 (a)は図2のB矢視図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 (a)は図2のD矢視図、(b)は(a)のE−E線断面図である。 図1のF−F線断面図である。 モード決定に係る動作例を示すフローチャートである。 ノズル移動モードの動作例を示すフローチャートである。 図8の続きを示すフローチャートである。 空気噴射ノズルの作用を説明する図であり、(a)は原点位置における作用図、(b)は移動途中における作用図、(c)は移動終了時における作用図である。
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。なお、実施形態において、「前」は、ラベルの進行方向前方を示し、「後」は、ラベルの進行方向後方を示す。
(ラベル貼付装置10の全体構成)
まず、ラベル貼付装置10の全体構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態のラベル貼付装置10は、パーソナルコンピュータ等からの印字データを受信し、この受信した印字データをラベル11に印字して発行し、さらに、この発行されたラベル11を荷物等の被貼付物12に貼り付ける装置である。
ラベル貼付装置10は、印字発行動作を実行する印字発行部20と、この印字発行部20で発行されたラベル11の表面を吸着した後、この吸着したラベル11の裏面を被貼付物12に貼り付ける貼付部60と、ラベル11の裏面に空気を吹き付けてラベル11の表面を貼付部60の吸着面67に案内する空気噴射ノズル80(本発明にいう「空気噴射部」に相当)とを有する。また、ラベル貼付装置10は、矢印(X)で示されるラベル11の進行方向(以下、「ラベル進行方向(X)」と称する)に沿って空気噴射ノズル80を移動させるノズル移動部90とを有する。
(印字発行部20の構成)
次に、印字発行部20の構成を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、印字発行部20は、ラベル排出口21を前面に備える箱状の筐体22を有する。また、筐体22の前面には、使用者が操作する操作部23と、印字発行部20の状態を表示する表示部25とが設けられる。
図2に示すように、筐体22の内部には、ラベル連続体13が巻かれたロールを回転可能に保持するラベル供給軸26と、プラテン用モータ27(図4参照)によって回転駆動されるプラテンローラ28と、ラベル供給軸26からプラテンローラ28にラベル連続体13を案内する案内ローラ31とが設けられる。また、筐体22の内部には、プラテンローラ28に対向する面に複数の発熱体が形成されるサーマルヘッド32と、インクリボン33が巻かれたロールを回転可能に保持するリボン供給軸36と、プラテンローラ28に連動して回転駆動されるリボン巻取軸35とを有する。なお、ここでは、熱転写方式の印字発行部20を採用したが、この他、インクジェット方式等の他の印字方式の印字発行部を採用してもよい。
図3(a)および(b)に示すように、ラベル連続体13は、長尺帯状の台紙15と、この台紙15の長手方向に沿って所定のピッチPで帯状に連続形成した複数のラベル11とによって構成される。ラベル11の裏面には、台紙15の表面に剥離可能に仮着される粘着剤層16が設けられる。なお、ラベル連続体13には、ラベル11のみを連続形成した、いわゆる台紙なしラベルを採用してもよい。
図2に戻る。図2に示すように、印字発行部20では、ラベル連続体13をプラテンローラ28とサーマルヘッド32とで挟持して搬送すると共に、パーソナルコンピュータ等からの印字データに基づき、インクリボン33に塗布されたインクをサーマルヘッド32によりラベル11の表面に転写して印字を行う。プラテンローラ28の下流側近傍には、ラベル排出口21側に向けて鋭角に先細る剥離板37が設けられており、印字されたラベル11は、この剥離板37によって台紙15から剥離される。ラベル11が剥離された台紙15は、搬送ローラ38によって後方に搬送された後、台紙巻取軸41に巻き取られる。一方、台紙15から剥離されて分離されたラベル11は、水平方向に沿う姿勢でラベル排出口21から筐体22の外部に繰り出される。
また、印字発行部20には、ピッチセンサ42(本発明にいう「ピッチ検出部」に相当)および剥離センサ43が設けられる。ピッチセンサ42は、ラベル供給軸26とプラテンローラ28との間に配置され、ラベル11のピッチP(図3参照)の長さを計測する。剥離センサ43は、剥離板37の近傍に配置され、台紙15からラベル11が剥離されたか否かを検出する。
さらに、筐体22の内部には、各部の動作を制御する制御部45が設けられる。
図4に示すように、制御部45には、操作部23および表示部25が接続されると共に、インターフェイス46を介してパーソナルコンピュータ等が接続可能である。制御部45は、所定の制御プログラムとフォントデータとを記憶するROM(read only memory)47と、ROM47に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)48と、CPU48が動作する上で必要となる各種データを記憶するRAM(random access memory)51と、CPU48からの指示に基づいて、プラテン用モータ27およびサーマルヘッド32の動作を制御するプラテン制御回路52およびヘッド制御回路53とを有する。
また、制御部45には、ピッチ制御回路55を介してピッチセンサ42が接続され、剥離制御回路56を介して剥離センサ43が接続される。また、制御部45には、モータ制御回路57を介してノズル用モータ98(後述)が接続され、ノズルセンサ制御回路58を介してノズルセンサ96,97(後述)が接続される。
(貼付部60の構成)
次に、貼付部60の構成を図5に基づいて説明する。
図5(a)および(b)に示すように、貼付部60は、中空部61を内部に備える貼付部本体62と、この貼付部本体62の下部に設けられる吸着板63と、貼付部本体62に接続される空気管65と、貼付部本体62の上部に設けられる移送手段66とを有する。
吸着板63は、ラベル11を吸着する吸着面67と、この吸着面67に開口し且つ中空部61に連通する複数の吸引噴射口68とを有する。吸着板63は、移送手段66により、以下のように動作する。
吸着板63は、移送手段66により、ラベル排出口21(図1参照)側から水平方向に沿って剥離板37の近傍に進入し、剥離されたラベル11の表面を吸着する。そして、ラベル11を吸着した吸着板63は、水平方向に沿ってラベル排出口21(図1参照)から外部に退くと共に被貼付物12(図1参照)に搬送されて、ラベル11の粘着剤層16(図3参照)側を被貼付物12(図1参照)に貼り付ける。
吸着板63のうち少なくとも吸着面67を構成する材料は、ラベル11との接触や吸着性を考慮すると、弾力性を有する材料(例えば、ゴム材料)で構成されることが望ましい。また、複数の吸引噴射口68の配列は、任意に設定可能であるが、ここでは、複数の吸引噴射口68を規則的に配置(例えば、千鳥状で且つ等間隔に配置)した例を示す。
なお、吸着板63には、ラベル11が吸着面67に吸着されたか否かを検出するラベルセンサ71や、ラベル11が被貼付物12(図1参照)に貼り付けられたか否かを検出する貼付確認用センサ72を設けてもよい。
空気管65は、中空部61に連通する管であって、エアコンプレッサー等の空圧源あるいはポンプ(図示省略)に弁73を介して接続される。貼付部60では、ラベル11を吸着面67に吸着させる際には、空気管65を介して中空部61および吸引噴射口68を真空吸引する一方、被貼付物12(図1参照)にラベル11を貼り付ける際には、空気管65を介して中空部61を加圧し、吸引噴射口68から空気を噴射する。
移送手段66は、ラベル排出口21(図1参照)と被貼付物12(図1参照)との間において貼付部本体62を搬送可能な手段であれば、種類は任意である。例えば、移送手段66には、油圧式のシリンダユニット、空圧式のシリンダユニット、電動モータ、油圧モータ、各種動力伝達機構、または、これらの組み合わせを用いることができ、例えば、いわゆる6軸ロボットや、3軸ロボットなどの各種の搬送ロボットを用いることができる。
(空気噴射ノズル80およびノズル移動部90の構成)
次に、空気噴射ノズル80およびノズル移動部90の構成を図1、図6に基づいて説明する。
図1に示すように、空気噴射ノズル80は、円筒形状のパイプ材で構成される。空気噴射ノズル80は、ラベル排出口21の前下方において、ラベル進行方向(X)に対して直角な方向で且つ水平方向に沿って延びる。空気噴射ノズル80の前上部には、空気を噴射する複数の噴射口81が設けられる。複数の噴射口81は、空気噴射ノズル80の長手方向に沿って等間隔に配置され、繰り出されるラベル11の裏面に対して後下方から空気を吹き付ける。なお、ノズル移動部90は、図示しないが印字発行部20の筐体22(側面)に固定されている。
このような空気噴射ノズル80は、ノズル移動部90によって、ラベル進行方向(X)に沿って移動可能である。本実施形態では、水平方向に沿う吸着面67と略平行な方向にノズル80を移動させる例を示すが、吸着面67が水平方向に対して傾斜する場合は、吸着面67の傾斜に合わせて空気噴射ノズル80の移動方向を水平方向に対して傾斜させてもよい。
図6に示すように、ノズル移動部90は、移動部本体91と、この移動部本体91に移動可能に収納されて空気噴射ノズル80の基端部82を支持する支持体92とを有する。また、ノズル移動部90は、支持体92をラベル進行方向(X)に沿って移動させる駆動手段93と、支持体92の移動を案内するガイド95と、支持体92の原点位置を検出する第1ノズルセンサ96と、ラベル進行方向(X)おける支持体92の最前位置を検出する第2ノズルセンサ97とを有する。
駆動手段93は、例えばステッピングモータで構成されるノズル用モータ98と、このノズル用モータ98の動力を支持体92に伝達する動力伝達手段101とからなる。この例では、支持体92の下部に噛み合って、ねじ運動により支持体92をラベル進行方向(X)に沿って移動させる雄ねじ部材101aと、この雄ねじ部材101aの一端に設けられる従動歯車101bと、ノズル用モータ98に設けられ従動歯車101bに噛み合う駆動歯車101cとによって、動力伝達手段101を構成する。
(ラベル貼付装置10の動作例)
続いて、制御部45(図4参照)によるラベル貼付装置10の動作例を図7〜図10に基づいて説明する。
制御部45(図4参照)は、ラベル11の長さに合わせて空気噴射ノズル80(図6参照)の動作を制御する。ここでは、まず、ラベル11のピッチP(図3参照)に応じて決定される「ノズル移動モード」、「通常モード」について説明する。
図7に示すように、スタートすると(ステップSAS)、ラベル11のピッチPをピッチセンサ42(図2参照)によって計測する(ステップSA1)。
次に、ステップSA2では、ラベル11のピッチPが基準値S以上であるか否かを判断する。ここで、基準値Sは、任意の数値から選択可能であるが、例えば、S=100mmに設定することができる。
ステップSA2において、ラベル11のピッチPが基準値S以上であるときは、ステップSA3に進み、「ノズル移動モード」となる。この「ノズル移動モード」では、ノズル用モータ98(図6参照)を駆動制御してラベル進行方向(X)に沿って空気噴射ノズル80(図6参照)を移動させる。なお、本実施形態では、基準値Sを100mm以上でノズル移動モードと判断する。
一方、ラベル11のピッチPが基準値S未満であるときは、ステップSA4に進み、「通常モード」となる。「通常モード」では、ノズル用モータ98(図6参照)を駆動せず、空気噴射ノズル80(図6参照)を原点位置(図6に示される位置)に留まらせる。このように、制御部45(図4参照)は、予め設定した基準値Sと、ピッチセンサ42の計測結果を比較して、基準値Sよりラベル11のピッチPが長いと判断したときに空気噴射ノズル80を移動させる。
続いて、「ノズル移動モード」におけるラベル貼付装置10の動作例について説明する。
図8に示すように、スタートすると(ステップSBS)、「ノズル移動モード」となる(ステップSB1)。
ステップSB2では、パーソナルコンピュータ等からインターフェイス46(図4参照)を介して印字指令が有った否かを判断する。印字指令が無いときは、ステップSB2を繰り返す。
一方、ステップSB2において、印字指令が有ったときは、ステップSB3に進み、プラテンローラ28(図2参照)を回転させ、サーマルヘッド32(図2参照)およびインクリボン33(図2参照)によって、ラベル11の表面に印字を行う。そして、ステップSB4で、剥離されたラベル11の裏面に、空気噴射ノズル80から空気を吹き付ける(図10(a)参照)。
次に、ステップSB5では、剥離されたラベル11の繰出量mが設定値X以上であるか否かを判断する。ここで、ラベル11の繰出量m(図2参照)は、剥離板37の先端からラベル11の前端までの距離である。また、設定値Xは、ラベル11のピッチPの長さに設定することができる。
ステップSB5において、ラベル11の繰出量mが設定値X未満であるときは、ノズル用モータ98(図6参照)を駆動せずに、ステップSB5を繰り返す。すなわち、空気噴射ノズル80(図6参照)を原点位置から移動させずに、空気の吹き付けのみを行う。
一方、ステップSB5において、ラベル11の繰出量mが設定値X以上に達したときは、ステップSB6に進む。ステップSB6では、ノズル用モータ98を駆動制御して、ラベル進行方向(X)に沿って空気噴射ノズル80を移動させる(図10(b)参照)。このとき、制御部45は、ラベル11の速度と同じ速度で空気噴射ノズル80を移動させることが好ましい。
次に、ステップSB7で、ラベル11の繰り出しが完了したか否かを判断する。ラベル11の繰り出しが完了していないときは、ステップSB7を繰り返し、空気噴射ノズル80の移動を継続する。
一方、ステップSB7において、ラベル11の繰り出しが完了したときは、図9に示すように、ステップSB8に進む。ステップSB8では、ノズル用モータ98を停止して、空気噴射ノズル80の移動を停止する(図10(c)参照)。そして、ステップSB9で、空気噴射ノズル80による空気の吹き付けを停止し、ステップSB10で、ノズル用モータ98を逆回転させて、第1ノズルセンサ96に検出されるまで空気噴射ノズル80を戻し、原点位置に復帰させる。貼付部60は、被貼付物12に移動してラベル11を貼付し、その後、所定の位置で待機する。
そして、ステップSB11で、次の印字指令が有った否かを判断する。次の印字指令が有ったときは、ステップSB3に戻る。次の印字指令が無いときは、動作を終了する(ステップSBE)。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。
ラベル貼付装置10によれば、ラベル進行方向(X)に沿って空気噴射ノズル80を移動させながら、ラベル11の裏面に空気を吹き付けるため、ラベル11が進行するに従って吹き付け力が低下してラベル11が垂れ下がってしまう心配が無い。したがって、空気噴射ノズル80からラベル11の一定の位置に対して空気を吹き付けると同時に、ラベル進行方向(X)における吹き付け力の均一化を図り、ラベル進行方向(X)に長いラベル11であっても、ラベル11の先端を吸着面67にしっかりと吸着することができる。
また、ラベル11の長さに合わせて空気噴射ノズル80の動作を制御するので、ラベル11の仕様に適した空気噴射ノズル80の動作を得ることができる。例えば、ラベル11のピッチPが100mm以上であるか、または、100mm未満であるかによって、空気噴射ノズル80を移動させるか否かを制御部45が判断する。
これに対して、ラベル11のピッチPの大きさに関わりなく、空気噴射ノズル80を移動させることも可能である。しかし、この場合、空気噴射ノズル80を移動させる必要のない短いラベル11に対しても、空気噴射ノズル80が移動してしまう。すなわち、空気噴射ノズル80が無駄な動作を行うことになるため、省エネルギー化などを考慮すると、あまり好適でない。
この点、本実施形態では、ラベル11のピッチPが100mm以上と長い場合のみにおいて、空気噴射ノズル80を移動させるため、空気噴射ノズル80が合理的に動作する。これにより、ラベル貼付装置10の省エネルギー化を実現することができる。
また、ラベル11の速度と同じ速度で空気噴射ノズル80を移動させることにより、空気噴射ノズル80からラベル11の一定の位置に対して、より正確に空気を吹き付けることができると共に、ラベル進行方向(X)におけるラベル11先端の吹き付け力の更なる均一化を図ることができる。
したがって、本実施形態によれば、ラベル11の一定の位置に対して空気を吹き付けると同時に、ラベル進行方向(X)における吹き付け力の均一化を図り、長いラベル11であっても吸着面67にしっかりと吸着できるラベル貼付装置10を提供することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ラベル貼付装置
11 ラベル
12 被貼付物
42 ピッチセンサ(ピッチ検出部)
45 制御部
60 貼付部
67 吸着面
80 空気噴射ノズル(空気噴射部)
P ピッチ
S 基準値
(X) ラベルの進行方向

Claims (4)

  1. 繰り出されるラベルの表面を吸着した後、この吸着した前記ラベルの裏面を被貼付物に貼り付ける貼付部と、
    前記貼付部に対して繰出されるラベルの進行方向に沿ってラベルと共に略平行に移動しながら、前記ラベルの裏面に空気を吹き付け、この吹き付けた空気によって前記ラベルの表面を前記貼付部の吸着面に案内する空気噴射部と、
    を有することを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記ラベルの進行方向の長さに合わせて前記空気噴射部の動作を制御する制御部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記ラベルのピッチを計測するピッチ検出部を備え、
    前記制御部は、
    予め設定した基準値と、前記ピッチ検出部の計測結果を比較して、前記基準値より前記ラベルのピッチが長いと判断したときに前記空気噴射部を移動させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のラベル貼付装置。
  4. 前記制御部は、前記ラベルの速度と同じ速度で前記空気噴射部を移動させる、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のラベル貼付装置。
JP2013117651A 2013-06-04 2013-06-04 ラベル貼付装置 Active JP6161960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013117651A JP6161960B2 (ja) 2013-06-04 2013-06-04 ラベル貼付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013117651A JP6161960B2 (ja) 2013-06-04 2013-06-04 ラベル貼付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014234222A JP2014234222A (ja) 2014-12-15
JP6161960B2 true JP6161960B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=52137208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013117651A Active JP6161960B2 (ja) 2013-06-04 2013-06-04 ラベル貼付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6161960B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101619226B1 (ko) * 2015-11-17 2016-05-10 (주)잉켐테크 열전사 인쇄 장치
CN105914611A (zh) * 2016-06-22 2016-08-31 无锡惠山泵业有限公司 一种配电柜铭牌粘贴装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2573053Y2 (ja) * 1992-10-23 1998-05-28 株式会社サトー ラベル貼付装置
JP2008155933A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Sato Corp ラベル貼付装置
JP2008239232A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Sato Corp ラベル貼付装置
JP5384891B2 (ja) * 2008-09-24 2014-01-08 サトーホールディングス株式会社 ラベル貼付装置
JP5606210B2 (ja) * 2010-08-06 2014-10-15 リンテック株式会社 シート貼付装置および貼付方法
JP5810557B2 (ja) * 2011-03-10 2015-11-11 株式会社寺岡精工 ラベル貼付装置、包装装置及びラベル貼付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014234222A (ja) 2014-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4892440B2 (ja) プリンタラベラ装置及びラベラ
EP1406230B1 (en) Label and method of using a label
JP2008239232A (ja) ラベル貼付装置
JP5708076B2 (ja) 記録装置
JP6161960B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2013249113A (ja) ラベル貼付装置
JP5585262B2 (ja) 記録装置および記録装置の制御方法
JP5351567B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5540428B2 (ja) 記録装置
JP6928363B2 (ja) ラベル貼付装置
JP5632950B2 (ja) シート貼付装置及び貼付方法
JP5351577B2 (ja) ラベル貼付装置
JP4610978B2 (ja) ラベル貼付装置およびラベル貼付システム
US20200223242A1 (en) Printing apparatus
JP7122471B2 (ja) ラベル貼付け装置、ラベル貼付け装置の制御方法、及びプログラム
JP4575671B2 (ja) ラベル繰出方法及びラベル貼着装置
JP2006143234A (ja) ラベル貼付装置
JP6892675B2 (ja) ラベルプリンタ、ラベル貼付装置
JP2010076876A (ja) ターゲット搬送装置及び記録装置
JP2014148175A (ja) 記録装置
JP2019073325A (ja) シート供給装置およびシート供給方法
JP4776026B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2005137971A5 (ja)
JP5618109B2 (ja) 接着剤付与装置
JP2671239B2 (ja) ラベル貼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6161960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250