JP2014148175A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長尺状の連続紙12を該連続紙の長さ方向に沿う搬送経路に沿わせて支持するプラテン28と、プラテン28により支持された状態にある連続紙12に対して記録処理を施す記録ヘッド36と、搬送経路上におけるプラテン28の上流側端部の近傍位置において連続紙12を巻き掛ける第1駆動ローラー25aと、搬送経路上におけるプラテン28の下流側端部の近傍位置において連続紙12を巻き掛ける第2駆動ローラー33aと、第1駆動ローラー25aを回転量制御によって駆動する第1搬送モーターと、第2駆動ローラー33aをトルク制御によって駆動する第2搬送モーターとを備えた。
【選択図】図1
Description
この特許文献1に記載のプリンターは、連続紙における記録処理が施される領域を連続紙の長さ方向に沿う搬送経路に沿わせて支持するプラテンと、プラテンよりも連続紙の搬送方向の上流側であって且つプラテンの近傍位置に配設される搬送ローラーユニットと、プラテンよりも連続紙の搬送方向の下流側であって且つプラテンの近傍位置に配設される補助搬送ローラーユニットとを備えている。また、両搬送ローラーユニットは、無端ベルトを介して互いに連結されており、各々の配設位置において連続紙を巻き掛けた状態で、ベルト動力伝達機構から無端ベルトに伝達される駆動力に基づき互いに同期して回転駆動するようになっている。
図3に示すように、プリンター11には、装置全体の駆動状態を制御するコントローラー44が設けられている。コントローラー44は、中央処理装置となるCPU45、ROM46、及びRAM47を備えている。ROM46には、図3にフローチャートで示される印刷処理及び搬送処理に関する処理ルーチンのプログラム等が記憶されている。また、RAM47には、CPU45の演算結果が一時的に記憶されたり、外部入力装置48から入力される印刷データなどが一時記憶されたりする。
(1)上記実施形態では、第2搬送モーター34が第2駆動ローラー33aをトルク制御によって駆動することにより、第2駆動ローラー33aから連続紙12に付与される張力の大きさが調整される。そのため、プラテン28に支持されつつ搬送される連続紙12を確実に搬送経路に沿って張られた状態にすることができる。
・上記実施形態において、プラテン28の支持面PLに対して連続紙12を吸着させる吸着手段として、プラテン28の支持面PLに対して連続紙12を静電吸着させる静電吸着装置を採用してもよい。なお、この場合、静電吸着装置は、連続紙12の印刷処理時には、第1の静電吸着力で連続紙12をプラテン28の支持面PLに静電吸着させ、連続紙12の搬送処理時には、第1の静電吸着力よりも小さい第2の静電吸着力で連続紙12をプラテン28の支持面PLに静電吸着させる構成とすることが望ましい。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式プリンターに具体化したが、この限りではなく、インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体を含む)を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化することもできる。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体(液状体)を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの液体(流状体)を噴射する液体噴射装置であってもよい。そして、これらのうち何れか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
上記構成によれば、第1駆動ローラーが回転量制御によって回転することにより、搬送経路を搬送されるターゲットの搬送量が調整されると共に、第2駆動ローラーがトルク制御によって回転することにより、搬送経路を搬送されるターゲットに対して付与される張力の大きさが調整される。そのため、搬送経路に沿うように支持されつつ搬送される長尺状のターゲットを確実に搬送経路に沿って張られた状態にすることができる。
また、本発明の記録装置は、前記ターゲットを前記第1駆動ローラーに向けて繰り出す繰り出し部を更に備えることが好ましい。
また、本発明の記録装置において、前記支持部は前記ターゲットに対して接触させる支持面を有することが好ましい。
また、本発明の記録装置は、前記第1駆動ローラーに対して前記ターゲットを挟んで対向するように配置される第1従動ローラー及び前記第2駆動ローラーに対して前記ターゲットを挟んで対向するように配置される第2従動ローラーを更に備えることが好ましい。
また、本発明の記録装置は、長尺状のターゲットを該ターゲットの長さ方向に沿う搬送経路に沿わせて支持する支持手段と、前記支持手段により支持された状態にある前記ターゲットに対して記録処理を施す記録手段と、前記搬送経路上における前記支持手段の上流側端部の近傍位置において前記ターゲットを巻き掛ける第1駆動ローラーと、前記搬送経路上における前記支持手段の下流側端部の近傍位置において前記ターゲットを巻き掛ける第2駆動ローラーと、前記第1駆動ローラーを回転量制御によって駆動する第1駆動手段と、前記第2駆動ローラーをトルク制御によって駆動する第2駆動手段とを備えた。
Claims (4)
- 長尺状のターゲットを該ターゲットの長さ方向に沿う搬送経路に沿わせて支持する支持手段と、
前記支持手段により支持された状態にある前記ターゲットに対して記録処理を施す記録手段と、
前記搬送経路上における前記支持手段の上流側端部の近傍位置において前記ターゲットを巻き掛ける第1駆動ローラーと、
前記搬送経路上における前記支持手段の下流側端部の近傍位置において前記ターゲットを巻き掛ける第2駆動ローラーと、
前記第1駆動ローラーを回転量制御によって駆動する第1駆動手段と、
前記第2駆動ローラーをトルク制御によって駆動する第2駆動手段と
を備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記記録手段は、前記第1駆動手段により間欠的に行われる前記第1駆動ローラーの各回転動作間において前記記録処理を実行し、
前記第2駆動手段は、前記回転動作の実行時と前記記録処理の実行時を通して前記トルク制御による駆動を行うことを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、
前記第2駆動手段は、前記回転動作の実行時には第1の管理トルク値にて前記トルク制御を行い、前記記録処理の実行時には前記第1の管理トルク値よりも小さい第2の管理トルク値にて前記トルク制御を行うことを特徴とする記録装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の記録装置において、
前記ターゲットを前記支持手段に対して吸着させる吸着手段を更に備え、
前記吸着手段は、前記回転動作の実行時には第1の吸着力で前記ターゲットを吸着させ、前記記録処理の実行時には前記第1の吸着力よりも大きい第2の吸着力で前記ターゲットを吸着させることを特徴とする記録装置。
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