JP5621439B2 - 搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置及び記録装置に関するものである。
記録装置として、インクジェット方式のプリンターが広く知られており、例えば特許文献1には、ロール体から引き出された長尺の連続紙に対して記録ヘッドにより印刷が可能なプリンターが記載されている。
特開2007−313663号公報
ところで、連続紙のような長尺状の被記録媒体を用いる場合に、ロール体から連続紙が引き出されることによってロール体の径が小さくなってくると、連続紙に対する搬送時のテンションが変化してくる。つまり、連続紙が引き出されることによってロール体の重さが軽くなってくると、ロール体とロール体を支持している本体側の軸部との間の摩擦力が低下して、軸部に対するロール体の滑りが発生する。
その結果、連続紙に対して搬送および印刷に適したテンションが付与されなくなり、送り出し方向(搬送方向)に対して左右(搬送方向に交差する方向)の蛇行が生じて正常な搬送することができなくなってしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、連続紙のテンションの低下に伴う蛇行を防止して、正常な搬送を可能とする搬送装置及び記録装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明の搬送装置は、軸部に長尺状の被記録媒体を巻回させてなるロール体を回転可能に支持する支持部と、前記支持部側から搬送方向に沿って前記被記録媒体を送出する駆動ローラーと、前記支持部に設けられ、前記軸部を軸方向に押圧することで前記ロール体の径に応じてその回転を規制するブレーキ部と、を備え、前記支持部は、前記軸部の軸方向一方の端部側に設けられる第1当接部を有し、前記ブレーキ部は、前記軸部の軸方向他方の端部側に設けられるとともに前記第1当接部との間で前記軸部を挟持する第2当接部と、前記第2当接部を前記第1当接部側へと付勢する付勢部と、を有し、前記付勢部は、前記支持部に取り付けられる固定部と、前記固定部と前記第2当接部との間に配置される弾性部材と、を有し、前記弾性部材の一端側が第1取付部を介して前記第2当接部に設けられ、他端側が第2取付部を介して前記固定部に設けられており、前記第2当接部には、前記第2取付部と軸方向で対向する位置に前記第2取付部を挿入可能な貫通孔が形成されていることを特徴とする
ロール体から被記録媒体を繰り出して搬送していくことでロール体の径が小さくなってくると、ロール体とこれを支持している支持部との間に滑りが生じて、被記録媒体のテンションを一定に保つことができない。そこで、本発明においては、ロール体の軸部を押圧するブレーキ部を設けて軸部をその軸方向へ押圧することとした。これにより、ロール体の回転が規制(ロール体と支持部との間の滑りが規制)されて、被記録媒体のテンションが大幅に低下するのを防止することができる。
これにより、被記録媒体の正常な搬送を維持することが可能となる。
また、前記付勢部は、前記支持部に取り付けられる固定部と、前記固定部と前記第2当接部との間に配置される弾性部材と、を有する構成としてもよい。
これによれば、第1当接部と第2当接部との間で挟持されるロール体の軸部に対してその軸方向へ所定の押圧力(不勢力)を確実に付与することができる。
また、前記第2当接部には、軸方向外側に突出する凸部が設けられており、前記凸部の径方向における長さが、前記ロール体の前記軸部の径方向における長さよりも小さい構成としてもよい。
これによれば、第2当接部の凸部がロール体の被記録媒体に接触してしまうのを防止して、被記録媒体の搬送に影響が及ぶことをなくすことができる。また、第2当接部によって被記録媒体が変形してしまうおそれもない。
また、複数の前記弾性部材が前記軸部の軸周りに等間隔で配置されている構成としてもよい。
これによれば、ロール体の軸部に対してその周方向へ均等な押圧力を付与することができる。
また、前記弾性部材が板バネであって、前記弾性部材の一端側が前記第1当接部に設けられ、他端側が前記第2当接部に設けられており、前記弾性部材の弾性力によって前記第2当接部が前記第1当接部側へと付勢されている構成としてもよい。
これによれば、板バネはロール体の回転に強く変形しにくいため、ロール体の軸部に当接する第2当接部の姿勢が維持されて、第1当接部と第2当接部との間で軸部を良好に挟持することができる。
また、前記弾性部材が弾性変形していない状態で前記第2当接部と前記固定部との間に、前記ロール体の大きさに応じた所定の隙間を有し、前記ブレーキは、前記隙間がなくなるまで前記弾性部材を弾性変形させた状態で前記支持部に取り付けられている構成としてもよい。
また、前記弾性部材の前記一端側が第1取付部を介して前記第2当接部に設けられ、前
記弾性部材が弾性変形していない状態で前記第2当接部と前記付勢部との間に所定の隙間
を有する構成としてもよい。
これによれば、第2当接部と付勢部との間の隙間がなくなるまで弾性部材を弾性変形させた状態でブレーキ部を支持部に取り付けることにより、軸部に対して所定の押圧力を付与することができる。第2当接部と付勢部との間の距離を調整することで、弾性部材の変形量(押圧力)を適宜変化させることが可能である。
また、前記弾性部材の前記他端側が第2取付部を介して前記付勢部に設けられ、前記第2当接部には、前記第2取付部を挿入可能な貫通孔が形成されている構成としてもよい。
これによれば、第2取付部が第2当接部に接触しない構成となっているので、第1取付部と付勢部との間の間隔を変えることによって、弾性部材の変形量を変更することができ、軸部に対する押圧力を制御することが可能である。
また、前記ブレーキ部の押圧力が、前記ロール体の径が初期の1/3以下になったときに作用する大きさに設定されている構成としてもよい。
これによれば、ロール体が小径になった場合でも、被記録媒体のテンションが大幅に低下してしまうことが防止され、一定のテンションで正常に搬送することが可能となる。
また、前記支持部が、前記ロール体の前記軸部を外挿させる巻き軸を有し、前記固定部は、周方向に設けられた切欠部を介して対向する一対の端部どうしがレバー部材を介して連結された状態で、前記巻き軸に固定されている構成としてもよい。
これによれば、外径の異なる巻き軸に対向可能な固定部となる。
また、前記第1当接部及び前記第2当接部が同一材料によって形成されている構成としてもよい。
これによれば、軸部に対してその軸方向両端側で同じ摩擦力(第1当接部及び第2当接部と軸部との間に生じる摩擦力)が付与されて、被記録媒体の蛇行防止に有利である。
本発明の記録装置は、長尺状の被記録媒体に対して記録処理を施す記録ヘッドと、前記被記録媒体を前記記録ヘッドと対向する位置へ搬送する供給搬送系と、を備える記録装置であって、前記供給搬送系は本発明の搬送装置を備えることを特徴とする。
これによれば、搬送装置において搬送される被記録媒体のテンションを好適に維持することが可能となるので、被記録媒体の蛇行が防止されて被記録媒体を正常に搬送することができる。その結果、記録ヘッドにより被記録媒体に対して正確な位置に記録を行うことが可能となり、高品質な記録画像が得られる。
実施形態のプリンターの概略構成を示す図。 プリンターにおいて印刷を実行する印刷領域の平面図。 プリンター11の機能ブロック図。 実施形態のプリンターにおける繰り出し部(ブレーキ部)周辺の構成を示す図。 ブレーキ部の周辺構造を拡大して示す図。 ブレーキ部の全体構成を示す斜視図。 (a)はブレーキ部の上面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 第2当接部の構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図。 固定部の斜視図。 (a)は固定部の上面図、(b)は正面図、(c)は側面図。
以下、図面を用いて記録装置の実施の形態について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
図1は、本実施形態のプリンターの概略構成を示す図である。図2は、プリンターにおいて印刷を実行する印刷領域の平面図である。
プリンター(記録装置)11は、印刷方式として、複数の記録ヘッド36から連続紙(被記録媒体)12上に液体を噴射するインクジェット方式を採用したものであり、ロール状に巻回された長尺状の連続紙12を順次繰り出しつつ印刷処理を行い、印刷後の連続紙12を再びロール状に巻回する。
なお、本実施形態では、水平面内における連続紙12の幅方向をX方向、X方向と直交する連続紙12の搬送方向をY方向、鉛直方向をZ方向とするXYZ直交座標系を設定している。
プリンター11は、印刷処理を実行する本体部14と、本体部14に対して連続紙12を供給する繰り出し部13と、本体部14から排出される連続紙12を巻き取る巻き取り部15とを備えている。
本体部14は本体ケース16を備えており、繰り出し部13は本体ケース16の搬送方向上流側(−Y側)に設置され、巻き取り部15は本体ケース16の搬送方向下流側(+Y側)に設置されている。本体ケース16の搬送方向上流側(−Y側)の側壁16Aに設けられた媒体供給部16aに繰り出し部13が接続される一方、搬送方向下流側(+Y側)の側壁16Bに設けられた媒体排出部16bに巻き取り部15が接続されている。
繰り出し部13は、本体ケース16の側壁16Aの下部に取り付けられた支持板(支持部)17と、支持板17に設けられた巻き軸(支持部)18と、本体ケース16の媒体供給部16aに接続された繰り出し台19と、繰り出し台19の先端に設けられた中継ローラー20とを備えている。巻き軸(支持部)18には、ロール体120が回転可能に支持されている。ロール体120は、紙管(軸部)121の軸周りに長尺状の連続紙12をロール状に巻回させてなり、円筒形状の紙管121の内側に巻き軸18が挿入された状態で支持される。
そして、巻き軸18(ロール体120)から繰り出された連続紙12は中継ローラー20に巻き掛けられて繰り出し台19の上面に転換され、繰り出し台19の上面に沿って媒体供給部16aへ搬送される。
巻き取り部15は、巻き取りフレーム41と、巻き取りフレーム41に設けられた中継ローラー42及び巻き取り駆動軸43とを備えている。媒体排出部16bから排出される連続紙12は中継ローラー42に巻き掛けられて巻き取り駆動軸43に案内され、巻き取り駆動軸43の回転駆動によりロール状に巻き取られる。
本体部14の本体ケース16内には、板状の基台21が水平に設置され、基台21により本体ケース内が2つの空間に区画されている。基台21より上側の空間が連続紙12に印刷処理を施す印刷室22である。印刷室22には、基台21上に固定されたプラテン(媒体支持部)28と、プラテン28の上方に設けられた記録ヘッド(記録処理部)36と、記録ヘッド36を支持するキャリッジ35aと、キャリッジ35aを支持する2本のガイド軸35(図2参照)と、バルブユニット37とが設けられている。2本のガイド軸35は搬送方向(Y方向)に沿って互いに平行に配置され、キャリッジ35aが搬送方向に往復移動可能に構成されている。
プラテン28は、図1および図2に示すように、上面が開口した箱状の支持台28aと、支持台28aの開口に取り付けられた載置板28bと、を有する。支持台28aは基台21上に固定されており、支持台28aと載置板28bとにより囲まれた内部が負圧室31とされている。載置板28bの支持面(媒体支持面)PL(図2)に連続紙12が載置される。
載置板28bには、吸引ファン(吸引装置)29が接続されている。吸引ファン29により負圧室31内を吸引することで、載置板28bに形成された多数の吸引孔(図示略)を介して連続紙12に吸引力を作用させ、連続紙12を載置板28bの支持面PLに吸着させて平坦化することができる。
プラテン28には、負圧室31内の圧力を検出する圧力検出センサー32(図3)が接続されている。圧力検出センサー32は、負圧室31内の空気圧を測定し、その検出結果を吸引ファンモータードライバー54(図2)へと出力する。
プラテン28の搬送方向上流側(−Y側)には、複数の搬送ローラーを含む供給搬送系(搬送装置)が設けられている。供給搬送系は、ロール体120を回転可能に支持する巻き軸18と、プラテン28近傍の印刷室22内に設けられた第1搬送ローラー対25と、本体ケース16の下段側の空間に設けられた中継ローラー24と、媒体供給部16a近傍に設けられた中継ローラー23とを含む。
本実施形態における供給搬送系は、プラテン28上に連続紙12を所定範囲ずつ間欠的に搬送する。
第1搬送ローラー対25は、第1駆動ローラー25aと、第1従動ローラー25bとからなる。第1駆動ローラー25aには、図2に示すように、第1搬送モーター26と、第1エンコーダ26Eとが連結されている。
供給搬送系において、繰り出し部13から媒体供給部16aを介して本体ケース16内に搬入された連続紙12は、中継ローラー23、24を経由して第1駆動ローラー25aに下方から巻き掛けられ、第1搬送ローラー対25にニップされる。そして、第1搬送モーター26により駆動される第1駆動ローラー25aの回転に伴って、第1搬送ローラー対25からプラテン28の支持面PL上に水平に繰り出される。
一方、プラテン28の搬送方向下流側(+Y側)には、複数の搬送ローラーを含む排出搬送系が設けられている。排出搬送系は、プラテン28に対して第1搬送ローラー対25と反対側に設けられた第2搬送ローラー対33と、本体ケース16の下段側の空間に設けられた反転ローラー38及び中継ローラー39と、媒体排出部16b近傍に設けられた送り出しローラー40とを含む。
第2搬送ローラー対33は、第2駆動ローラー33aと、第2従動ローラー33bとからなる。第2駆動ローラー33aには、図2に示すように、第2搬送モーター34と、第2エンコーダ34Eとが連結されている。なお、第2従動ローラー33bは、連続紙12の印刷面側(上面側)に配置されるため、印刷された画像の損傷を回避するために、連続紙12の幅方向(X方向)の端縁部にのみ当接する構成としてもよい。
排出搬送系において、連続紙12をニップした第2搬送ローラー対33は、第2搬送モーター34により駆動される第2駆動ローラー33aの回転に伴ってプラテン28上から連続紙12を搬出する。第2搬送ローラー対33から繰り出された連続紙12は、反転ローラー38及び中継ローラー39を経由して送り出しローラー40へ搬送され、送り出しローラー40により媒体排出部16bを介して巻き取り部15へ繰り出される。
本実施形態の場合、複数の記録ヘッド36は、ヘッド取付板36aを介してキャリッジ35aに取り付けられている。ヘッド取付板36aはキャリッジ35a上で媒体幅方向(X方向)に移動可能に構成されている。ヘッド取付板36aはキャリッジ35aに接続されたヘッド位置制御部35bにより位置制御可能であり、ヘッド取付板36aを媒体幅方向(X方向)に移動させることで、複数の記録ヘッド36を一体的に改行動作させることができる。記録ヘッド36は、ヘッド取付板36a上において、隣り合う記録ヘッド36が媒体搬送方向(Y方向)で互い違いに2段になるように、媒体幅方向に一定間隔に並べて配置されている。
なお、ヘッド位置制御部35bは、記録ヘッド36の媒体幅方向(X方向)の位置制御とともに、キャリッジ35aの媒体搬送方向(Y方向;ヘッド走査方向)の位置制御を行い、連続紙12上の所望の位置に記録ヘッド36を配置することができる。
複数の記録ヘッド36は、それぞれ図示しないインク供給チューブを介してバルブユニット37と接続されている。バルブユニット37は印刷室22内における本体ケース16の内壁に設けられており、図示しないインクタンク(インク貯留部)と接続されている。
バルブユニット37は、インクタンクから供給されるインクを一時貯留しつつ記録ヘッド36に供給する。
記録ヘッド36の下面(ノズル形成面)には、多数のインク吐出ノズルが媒体幅方向(X方向)に列設されている。記録ヘッド36はバルブユニット37から供給されるインクをインク吐出ノズルからプラテン28上の連続紙12に向けて噴射し、印刷を行う。
なお、記録ヘッド36は、複数のインク吐出ノズル列を有していてもよい。この場合には、4色や6色のカラー印刷を行う際に、それぞれのインク吐出ノズル列に色種毎にインクを割り当てれば、1つの記録ヘッド36で複数色のインクの噴射が可能となる。
印刷室22において、プラテン28上の領域が、インク吐出ノズルからのインク噴射により連続紙12に対して印刷が行われる印刷領域Rである。連続紙12は、上述した供給搬送系及び排出搬送系により間欠的に搬送される。具体的には、印刷領域Rに相当する長さの連続紙12が印刷を行う毎にプラテン28上にロードされ、印刷処理後に排出搬送系へ送出される。
印刷室22内に延在するガイド軸35は、図1及び図2に示すように、印刷領域Rよりも媒体搬送方向の外側にまで延びている。これにより、キャリッジ35aは印刷領域Rの外側の領域まで移動可能とされている。印刷領域Rの媒体搬送方向上流側(−Y側)に第1メンテナンス領域R1が設けられ、媒体搬送方向下流側(+Y側)に第2メンテナンス領域R2が設けられている。
第1メンテナンス領域R1には、メンテナンスユニット60が設けられている。メンテナンスユニット60は、例えば、個々の記録ヘッド36に対応して設けられたキャップ部材及びワイピング部材と、キャップ部材に接続されキャップ部材内部を吸引する吸引装置とを備えた構成である。
第2メンテナンス領域R2には、メンテナンスユニットなどは設けられておらず、作業者の手や腕を挿入可能な作業空間とされている。第2メンテナンス領域R2にキャリッジ35aを配置することで上記作業空間内に記録ヘッド36のノズル形成面を露出させることができ、作業者によるノズル形成面の清拭や記録ヘッド36の交換作業などが可能となる。
なお、印刷処理後の連続紙12は、排出搬送系内を搬送される間に自然乾燥されるが、インクを強制的に乾燥させ連続紙12に固着させるための加熱装置を備えた構成としてもよい。例えば、プラテン28に載置板28bを加熱するプラテンヒーターを備えた構成としてもよく、排出搬送系内に加熱装置内を設けた構成としてもよい。
次に、図3はプリンター11の機能ブロック図である。
図3に示すように、プリンター11は、装置全体の駆動状態を制御するコントローラー44を備えている。コントローラー44は、中央処理装置となるCPU45、ROM46、及びRAM47を備えている。ROM46には、印刷処理及び搬送処理に関する処理ルーチンのプログラム等が記憶されている。また、RAM47は、CPU45における演算結果の一時記憶領域や、外部入力装置48から入力される印刷データ等の一時記憶領域として使用される。
コントローラー44には、ヘッドドライバー49、第1搬送モータードライバー(第1モーター制御部)50、第2搬送モータードライバー(第2モーター制御部)52、及び吸引ファンモータードライバー54、トルク検出センサー53、圧力検出センサー32、及び外部入力装置48が接続されている。
ヘッドドライバー49には、複数の記録ヘッド36、及びヘッド位置制御部35bが接続されている。コントローラー44は、印刷処理において、外部入力装置48から入力された印刷データをRAM47から読み出し、読み出した印刷データをヘッドドライバー49に送信する。ヘッドドライバー49は、コントローラー44から受信した印刷データに基づいて記録ヘッド36及びヘッド位置制御部35bを駆動し、記録ヘッド36の連続紙12上の位置を制御しつつ記録ヘッド36のインク吐出ノズルからインク滴を噴射させ、連続紙12上に画像を形成する。
第1搬送モータードライバー50は、第1搬送モーター26に連結された第1エンコーダ26Eから出力されるカウント信号に基づいて第1搬送モーター26の回転量を検出し、第1搬送モーター26の回転量をフィードバック制御する。すなわち、第1搬送モータードライバー50は、コントローラー44から入力された所定の搬送長さに達するまで、第1搬送モーター26により第1駆動ローラー25aを回転駆動し、第1搬送ローラー対25から連続紙12をプラテン28上に繰り出す。
一方、第2搬送モータードライバー52は、コントローラー44から入力される制御信号に基づいて、第2搬送モーター34をトルク制御により駆動する。本実施形態では、コントローラー44に第2搬送モーター34のトルクを検出するトルク検出センサー53が接続されており、コントローラー44は、トルク検出センサー53から出力される第2搬送モーター34のトルクの検出結果に基づいて、第2搬送モータードライバー52を介して第2搬送モーター34のトルクをフィードバック制御する。これにより、第2搬送モーター34のトルクに基づいた所定の張力が、第2駆動ローラー33aを介して連続紙12に付与される。
なお、一般に、モーターは、トルクと電流とがほぼ比例関係を持つため、モーターの回転速度が一定であれば、モーターの負荷に応じて電流の大きさが決定する。すなわち、ローラーにかかる負荷に応じて、モーターの駆動に必要な電流の大きさが決定される。したがって、モーターを流れる電流の大きさを検出することにより、モーターに荷重される負荷の大きさを検出することができる。
吸引ファンモータードライバー54は、コントローラー44から入力される制御信号に基づいて、吸引ファン29の回転軸に連結された吸引ファンモーター30を駆動制御する。吸引ファンモーター30の駆動力により吸引ファン29を所定の速度で回転させることで、回転速度に基づいた所定の吸引力で負圧室31内を減圧することができる。その結果、連続紙12に対して、負圧室31内の負圧が載置板28bに設けられた多数の吸入孔(図示略)を介してプラテン28の支持面PLに対する吸着力として作用する。
次に、図4〜図10を用いて、本実施形態のプリンターにおける繰り出し部周辺の構成についてブレーキ部を中心に説明する。
図4は、本実施形態のプリンターにおける繰り出し部(ブレーキ部)周辺の構成を示す図である。図5は、ブレーキ部の周辺構造を拡大して示す図である。図6は、ブレーキ部の全体構成を示す斜視図である。図7(a)はブレーキ部の上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図8は、第2当接部の構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。図9は、固定部の斜視図であり、図10(a)は固定部の上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図4及び図5に示すように、本実施形態のプリンター11では、連続紙12をロール状に巻回させてなるロール体120が巻き軸18に回転可能に支持されており、上記供給搬送系はロール体120の回転を規制するブレーキ部70をさらに含む。
ここで巻き軸18は、繰り出し部13の支持板17の側面に対して垂直をなし、軸方向一方の端部18a(支持板17側の端部)側に第1当接部(支持部)71が外装されている。第1当接部71は、内側に巻き軸18の端部18aを挿入可能とする円筒形状を呈しており、ネジ92,92を介して支持板17に固定されている。そして、巻き軸18にロール体120が支持された状態において、第1当接部71の側端面(当接面71a)がロール体120の紙管121における軸方向一方の端面121aに当接する。
上記した、支持板17、巻き軸18及び第1当接部71によって本実施形態の支持部が構成される。
図4〜図7に示すように、ブレーキ部70は、巻き軸18の端部18b(第1当接部71が設けられた端部18aとは軸方向反対側の端部)に取り付けられるもので、第2当接部72と付勢部73とを有する。このブレーキ部70は、付勢部73によって第2当接部72を第1当接部71側へと付勢させることで、第1当接部71及び第2当接部72と紙管121との摩擦力を高めてロール体120の回転を規制するよう機能する。
第2当接部72は、図5〜図8に示すように、貫通孔72E内に巻き軸18の端部18aを挿入可能とする環状の円盤を呈するものである。この第2当接部72の一側面側には側面72bから軸方向外側に突出する凸部72Aが設けられており、径方向における厚みT2が紙管121の厚みT1と同等かあるいはそれよりも小さくなるように形成されている。これにより、凸部72Aがロール体120の連続紙12に接触してしまうおそれがない。また、貫通孔72Eの内径D2は巻き軸18の外径D1に対応して若干大きく設定されている。
そして、巻き軸18にロール体120が支持された状態において、第2当接部72の凸部72Aの上面(当接面72a)がロール体120の紙管121における軸方向他方の端面121bに当接する。
付勢部73は、図7、図9、図10に示すように、巻き軸18の端部18bに取り付けられる固定部74と、固定部74と第2当接部72との間に配置される複数の板バネ(弾性部材)75と、を有する。
固定部74は、貫通孔73E内に巻き軸18の端部18aを挿入可能とする環状の円筒形状を呈するもので、周方向の一部に切欠部76が形成されている。固定部74の周方向においてこの切欠部76を介して対向する端部74a、74aどうしは、各々に形成されたネジ孔74A,74A内に螺入されるレバー部材77によって連結されている。このような構成により、外径の異なる巻き軸18に対しても対応することが可能であり、レバー部材77のネジ胴部77aにナット78を螺合させたときの締め付け力によって巻き軸18の端部18bに固定部74が固定される。
なお、貫通孔73Eの内径D3は巻き軸18の外径D1(図5)に対応して若干大きく設定されているが、端部74a、74aどうしの間に形成された切欠部76により、内径D3の調整が可能とされている。
複数の板バネ75は、第2当接部72と固定部74との間においてこれらの軸周りに等間隔で配置されている。これにより、ロール体120の紙管121に対してその周方向へ均等な押圧力が付与される。本実施形態においては3つの板バネ75が設けられており、これら複数の板バネ75がそれぞれ第2当接部72及び固定部74に取り付けられている。具体的に、板バネ75の一端側が、第2当接部72のネジ孔72cに螺入されるネジ(第1取付部)93を介して第2当接部72に取り付けられ、他端側が固定部74に設けられた取付部(第2取付部)79に取り付けられている。
そして、板バネ75が弾性変形していない状態で、第2当接部72のネジ孔72cに螺合されたネジ93の頭部と固定部74の側面74bとの間には所定の隙間が設けられている。ブレーキ部70は、この隙間がなくなるまで板バネ75を弾性変形させた状態で巻き軸18に取り付けられており、その結果、紙管121に対して所定の押圧力が付与されている。
ブレーキ部70による紙管121に対する押圧力は、ロール体120の大きさに応じて変更することが可能である。つまり、板バネ75が弾性変形していない状態でのネジ93と固定部74との間隔(上記隙間)を変化させることによって、板バネ75の変形量を変更することができ、紙管121に対する押圧力を調整することが可能である。
ここで、ロール体120から連続紙12が繰り出される際、第2当接部72の凸部72Aの当接面72aと紙管121の端面121bとが接触した状態にあるため、これらの間には、ロール体120の回転に伴ってこの回転方向に摩擦力が生じる。弾性部材としてコイル状のバネを用いた場合はこの摩擦力に抗することができず、ロール体120の回転に追従して回転してしまうおそれがある。しかしながら、板バネ75はロール体120の回転に強く変形しにくいため、ロール体120の紙管121に当接する第2当接部72の姿勢を長期的に且つ確実に維持することが可能である。これにより、紙管121に対して所定の押圧力を付与することができる。
また、第2当接部72には、図7に示すようにそれぞれの取付部79と軸方向で対向する位置に貫通孔72Bが形成されており、これら貫通孔72B内に取付部79が挿入可能となっている。上記隙間を変更した場合でも、ブレーキ部70が巻き軸18に取り付けられた際(板バネ75が弾性変形された状態のとき)に、取付部79と第2当接部72とが接触することがない。なお、図9及び図10では取付部79の図示を省略している。
このようなブレーキ部70は、第2当接部72の凸部72Aをロール体120の紙管121に押し当てて板バネ75を弾性変形させた状態で、巻き軸18の端部18aに固定される。このとき、ネジ93の頭部が固定部74に当接するまで押し付けた状態で(板バネ75を弾性変形させて)固定する。ここで、板バネ75の付勢力(バネ押し圧)は36Nである。
ブレーキ部70は、固定部74を介して巻き軸18に固定されているため、第2当接部72が板バネ75の弾性力(復元力)によって紙管121(第1当接部71)側に付勢され、第1当接部71と第2当接部72との間で紙管121が挟持されることになる。
ここで、第1当接部71と第2当接部72とは同質の材料を用いて形成されており、本実施形態においては、POM(ポリアセタール(polyacetal polyoxymethylene))からなる。これにより、紙管121に対してその軸方向両端側で同じ摩擦力(第1当接部71及び第2当接部72と紙管121との間に生じる摩擦力)が付与されるので、連続紙12の蛇行防止に有利である。
また、ブレーキ部70には、ロール体120の側端面を部分的に押さえる押さえ部81が取り付けられており、ロール体120の揺動(傾動)を低減できるようになっている。
上記したようなプリンター11は、巻き軸18に支持されたロール体120から連続紙12をその搬送方向に沿って間欠的に繰り出していき、プラテン28上に搬送された連続紙12の所定領域に対して記録ヘッド36による印刷動作を実行する。
印刷動作前における初期状態のロール体120の最大径は約600mmである。ロール径が大きいときは、連続紙12(ロール体120)自体の重さによって紙管121と巻き軸18との間に生じる摩擦により、繰り出される連続紙12に対して所定のテンションが付与される。しかしながら、印刷動作が開始されてロール径が小さく(200mm)になってくるとロール体120が軽くなって紙管121と巻き軸18との間に生じる摩擦力が低下する。例えば、大径時の摩擦力が12Nであるのに対して小径時の摩擦力は1.5Nと大幅に低下する。このような摩擦不足に起因して、巻き軸18に対する紙管121の滑りが生じてしまう。すると、ロール体120から繰り出される連続紙12のテンションが一定に保たれなくなり、連続紙12の搬送時に蛇行が発生してしまう。
また、連続紙12としてラベル印刷用紙が挙げられる。連続紙12に、切り抜いてラベルとして用いる多数の単位画像を印刷することにより、例えば、生鮮食品のラップフィルム上に貼り付けられるラベルを作製することがある。ラベル印刷用紙は、台紙、接着層、剥離シートの3層構造となっているのが一般的である。このようなラベル印刷用紙は、紙管121に巻回された状態において下層側の台紙と上層側の剥離シートとが接触した状態となっている。そのため、連続紙12がロール体120から繰り出される際に下層側の連続紙の台紙と上層側の連続紙12の剥離シートとの間に静電気が発生することがある。このときの静電気の発生状態は軸方向において一様ではない。このような静電気の不均一さによって、連続紙12の送り出しの時点において既に蛇行が生じてしまうことがあった。
本実施形態のプリンター11は、ロール体120の回転を規制するブレーキ部70を備えている。ブレーキ部70は、指示板17側に設けられた第1当接部71との間で紙管121をその軸方向で挟持する構成となっており、第2当接部72の凸部72Aの当接面72aを紙管121の軸方向一方の端面121bに押し当てるようにして固定部74を巻き軸18に取り付けることで、紙管121に対して所定の押圧力が付与されることとなる。
すると、ロール体120から連続紙12を繰り出す際に、第2当接部72(凸部72A)の当接面72aと紙管121の端面121bとの間、第1当接部71の当接面71aと紙管121の端面121aとの間に摩擦が生じる。このときの摩擦力は8〜9Nであって、ブレーキ部70における紙管121に対する押し付け力に相当する。
このため、ロール体120から連続紙12を繰り出して大径(12N)から小径になっても、ブレーキ部70の押し付け力が作用して巻き軸18に対して所定の摩擦力(8〜9N)が付与される。これにより、ロール体120の回転が規制されて巻き軸18に対する紙管121の滑りが抑えられることとなり、ロール体120から繰り出される連続紙12のテンションが大幅に低下してしまうのを防止できる。
その結果、搬送時の蛇行が小径時での蛇行規定範囲内に抑えられるようになる。本実施形態における小径時の蛇行規定範囲は、連続紙12の搬送方向に交差する方向に、±5mm〜±1.2mmである。したがって、ロール体120が小径になっても所定(略一定)のテンションで連続紙12を正常に搬送することができ、連続紙12に対する所望の位置に印刷を施すことが可能となる。
なお、ブレーキ部70によって紙管121に付与される押し付け力(押圧力)は、ロール体120の大径時に紙管121と巻き軸18との間に生じる摩擦力よりも小さい。したがって、大径時においてロール体120の回転(連続紙12の繰り出し)が妨げられることはない。
また、本実施形態では、ブレーキ部70による紙管121に対する押し付け力が、ロール体120の径が初期の1/3(200mm)以下になった時に作用する大きさ(8〜9N)に設定されているが、これに限ったものではない。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上述の実施形態においては、記録装置として、インク等の液体を噴射する記録装置を例にして説明したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置に適用することができる。記録装置が噴射可能な液体は、機能材料の粒子が分散又は溶解されている液状体、ジェル状の流状体を含む。
また、上述した実施形態において、記録装置から噴射される液体としては、インクのみならず、特定の用途に対応する液体を適用可能である。記録装置に、その特定の用途に対応する液体を噴射可能な噴射ヘッドを設け、その噴射ヘッドから特定の用途に対応する液体を噴射して、その液体を所定の物体に付着させることによって、所定のデバイスを製造可能である。例えば、記録装置は、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、及び面発光ディスプレイ(FED)の製造等に用いられる電極材、色材等の材料を所定の分散媒(溶媒)に分散(溶解)した液体(液状体)を噴射する記録装置に適用可能である。
また、記録装置としては、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する記録装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する記録装置であってもよい。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する記録装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する記録装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する記録装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の記録装置に本発明を適用することができる。
11…プリンター(記録装置)、12…連続紙(被記録媒体)、17…支持板(支持部)、18…巻き軸(支持部)、18a,18b,74a…端部、25a…第1駆動ローラー、36…記録ヘッド、70…ブレーキ部、71…第1当接部、71…第1当接部(支持部)、72…第2当接部、72A…凸部、72B…貫通孔、73…付勢部、74…固定部、75…板バネ、75…板バネ(弾性部材)、76…切欠部、77…レバー部材、79…取付部、79…取付部(第1取付部)、81…押さえ部、93…ネジ(第2取付部)、120…ロール体、121…紙管(軸部)

Claims (10)

  1. 軸部に長尺状の被記録媒体を巻回させてなるロール体を回転可能に支持する支持部と、
    前記支持部側から搬送方向に沿って前記被記録媒体を送出する駆動ローラーと、
    前記支持部に設けられ、前記軸部を軸方向に押圧することで前記ロール体の径に応じてその回転を規制するブレーキ部と、を備え、
    前記支持部は、前記軸部の軸方向一方の端部側に設けられる第1当接部を有し、
    前記ブレーキ部は、前記軸部の軸方向他方の端部側に設けられるとともに前記第1当接部との間で前記軸部を挟持する第2当接部と、前記第2当接部を前記第1当接部側へと付勢する付勢部と、を有し、
    前記付勢部は、前記支持部に取り付けられる固定部と、前記固定部と前記第2当接部との間に配置される弾性部材と、を有し、
    前記弾性部材の一端側が第1取付部を介して前記第2当接部に設けられ、他端側が第2取付部を介して前記固定部に設けられており、
    前記第2当接部には、前記第2取付部と軸方向で対向する位置に前記第2取付部を挿入可能な貫通孔が形成されていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記第2当接部には、軸方向外側に突出する凸部が設けられており、
    前記凸部の径方向における長さが、前記ロール体の前記軸部の径方向における長さよりも小さいことを特徴とする請求項に記載の搬送装置。
  3. 複数の前記弾性部材が前記軸部の軸周りに等間隔で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記弾性部材が板バネであって、
    前記弾性部材の弾性力によって前記第2当接部が前記第1当接部側へと付勢されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 前記弾性部材が弾性変形していない状態で前記第2当接部と前記固定部との間に、前記ロール体の大きさに応じた所定の隙間を有し
    前記ブレーキは、前記隙間がなくなるまで前記弾性部材を弾性変形させた状態で前記支持部に取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記弾性部材の前記他端側が第2取付部を介して前記付勢部に設けられ、
    前記第2当接部には、前記第2取付部を挿入可能な貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送装置。
  7. 前記ブレーキ部の押圧力が、前記ロール体の径が初期の1/3以下になったときに作用する大きさに設定されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の搬送装置。
  8. 前記支持部が、前記ロール体の前記軸部を外挿させる巻き軸を有し、
    前記固定部は、周方向に設けられた切欠部を介して対向する一対の端部どうしがレバー部材を介して連結された状態で、前記巻き軸に固定されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記第1当接部及び前記第2当接部が同一材料によって形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の搬送装置。
  10. 長尺状の被記録媒体に対して記録処理を施す記録ヘッドと、前記被記録媒体を前記記録ヘッドと対向する位置へ搬送する供給搬送系と、を備える記録装置であって、
    前記供給搬送系は、請求項1からのいずれか一項に記載の搬送装置を備えたことを特徴とする記録装置。
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