JP5384891B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状台紙からラベルを剥離して吸着部に吸着させてラベルの貼付を行なうラベル貼付装置に係り、特に、帯状台紙の交換を容易にしたラベル貼付装置に関する。
従来、この種のラベル貼付装置としては、例えば、図11に示すように、機台200と、ラベルLを仮着した帯状台紙DのロールDRを保持した供給リール201を有しこの帯状台紙Dを供給リール201から供給するラベル供給部202と、ラベル供給部202から供給された帯状台紙Dを折り返して帯状台紙Dに仮着されたラベルLを剥離する剥離部材203と、剥離部材203で剥離されたラベルLをその表側から吸着面に吸着する吸着位置X及び吸着したラベルLを図示外の物品に貼付する貼付位置Yにシリンダ装置204により移動させられる吸着板205と、剥離部材203の上流側に設けられ帯状台紙Dに仮着されたラベルLに印字を行なうサーマル型の印字ヘッド206と、印字ヘッド206が帯状台紙Dを介して圧接され帯状台紙Dを支持するプラテン部材207と、ラベルLが剥離された帯状台紙Dを巻き取る巻取リール208を有した台紙巻取部209とを備えている(例えば、特開2006−282221号公報(特許文献1)等参照)。
このラベル貼付装置において、帯状台紙Dを新規に装着するときは、帯状台紙DのロールDRを供給リール201に装着し、帯状台紙Dの先端部を引き出して、印字ヘッド206とプラテン部材207との間に通して送り出し、吸着板205側にこの先端部を突出させ、次に、剥離部材203を境にして帯状台紙Dを折り返し、巻取リール208に巻き掛けて行なう。
ところで、この従来のラベル貼付装置にあっては、帯状台紙Dを新規に装着する際、逐一、印字ヘッド206とプラテン部材207との間に通して送り出し、手作業により、帯状台紙Dの先端部を、剥離部材203を境に折り返さなければならないので、装着作業が煩雑になっているという問題があった。
そこで、従来においては、印字ヘッド206をプラテン部材207に圧接する印字位置Pa及びプラテン部材207から離間させる非印字位置Pbの2位置に移動可能にし、印字ヘッド206を印字位置Pa及び非印字位置Pbの2位置にレバー(図示せず)の操作により移動させる印字ヘッド移動機構を備えるものある。これにより、帯状台紙Dを新規に装着するときは、レバー操作により、印字ヘッド206を印字位置Paから非印字位置Pbに位置させ、印字ヘッド206をプラテン部材207から離間させて、間隔を開け、帯状台紙Dの挿入を容易にすることを行なっている(例えば、特開平9−314872号公報(特許文献2)等参照)。
特開2006−282221号公報 特開平9−314872号公報
しかしながら、この従来のラベル貼付装置にあっては、レバー操作により、印字ヘッド206を印字位置Paから非印字位置Pbに位置させ、印字ヘッド206をプラテン部材207から離間させて、間隔を開け、帯状台紙Dを新規に装着するときに帯状台紙Dの挿入を容易にすることができるが、剥離部材203の下流側には、吸着板205があるので、印字ヘッド206とプラテン部材207との間の装着が容易になっても、吸着板205と剥離部材203との間の間隔が狭くなっていることから、依然として帯状台紙Dの挿入がやりにくく、それだけ、装着作業が煩雑になっているという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、帯状台紙を新規に装着する際、吸着板が邪魔にならないようにして、帯状台紙を容易に折り返して装着できるようにし、帯状台紙の装着作業性の向上を図ったラベル貼付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のラベル貼付装置は、ラベルを仮着した帯状台紙を供給するラベル供給部と、該ラベル供給部から供給された帯状台紙を折り返して該帯状台紙に仮着されたラベルを剥離する剥離部材と、該剥離部材で剥離されたラベルを吸着する吸着部と、上記ラベルが剥離された帯状台紙を巻き取る台紙巻取部とを備えたラベル貼付装置において、
上記吸着部をラベルの吸着および貼付する動作位置及び上記剥離部材から離間して該剥離部材との間の間隙を大きくする退避位置の2位置に位置決め可能にし、上記吸着部を退避信号に基づいて上記動作位置から退避位置に位置させるとともに該吸着部を復帰信号に基づいて上記退避位置から動作位置に位置させる位置決め駆動部を設け、上記退避信号及び復帰信号を送出する信号送出手段を備えた構成としている。
ここで、信号送出手段は、例えば、押釦により信号を送出するように構成し、あるいは、本装置の他の機構部の操作に連動して信号を送出させるようにするなど、どのように構成しても良い。
これにより、帯状台紙を新規に装着する際は、信号送出手段から退避信号を送出させる。この退避信号により、位置決め駆動部が吸着部を駆動し、吸着部を動作位置から退避位置に位置させる。これにより、吸着部は、剥離部材から離間し、剥離部材との間の間隙が大きくなる。
この状態において、帯状台紙を新規に装着する。この場合、帯状台紙を、ラベル供給部に装着し、それから、帯状台紙の先端部を引き出して、剥離部材と吸着部との間に通して、剥離部材を境に折り返す。この場合、吸着部は退避位置に位置させられ、剥離部材から離間し、剥離部材との間の間隙が大きくなり広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙を通し易く、装着性が向上させられる。それから、剥離部材のところで折り返した帯状台紙の先端部を、台紙巻取部に装着するようにする。
帯状台紙の装着が終わったならば、信号送出手段から復帰信号を送出させる。この復帰信号により、吸着部が退避位置から動作位置に移動させられる。そして、この状態で、装置を駆動し、物品へラベルの貼付を行なう。このラベル貼付においては、帯状台紙がラベル供給部から供給され、台紙巻取部に巻き取られていく。この過程では、搬送された帯状台紙が剥離部材で折り返されると、帯状台紙に仮着したラベルが剥離して、吸着位置に位置した吸着部に吸着される。その後、吸着部は、吸着位置から貼付位置に移動させられ、吸着したラベルを物品に貼付する。その後、吸着部は、貼付位置から貼付位置に復帰する。このようにして順次ラベル貼付が行なわれる。
そして、必要に応じ、上記剥離部材の近傍に位置させられて上記剥離部材から剥離されたラベルの裏側から上記吸着部側に向けてエアを噴射し該吸着部によるラベルの吸着を補助するエア噴射管を備え、該エア噴射管を上記剥離部材の近傍に位置してエアを噴射する噴射位置及び上記剥離部材から離間した離間位置の2位置に移動可能にし、上記エア噴射管を上記信号送出手段からの退避信号に基づいて上記噴射位置から離間位置に位置させるとともに該エア噴射管を上記信号送出手段からの復帰信号に基づいて上記離間位置から噴射位置に位置させるエア噴射管駆動部を設けた構成としている。
これにより、信号送出手段から退避信号を送出させると、この退避信号により、上記の吸着部と連動して、エア噴射管駆動部が駆動され、エア噴射管を噴射位置から離間位置に位置させる。この場合、吸着部と連動してエア噴射管が離間位置に位置させられることになるので、個別にエア噴射管の退避操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
エア噴射管が離間位置に位置させられると、エア噴射管は剥離部材から離間し、剥離部材との間の間隙が大きくなる。そのため、帯状台紙を新規に装着する際、帯状台紙を剥離部材とエア噴射管との間に通して、剥離部材を境に折り返すが、剥離部材との間の間隙が大きくなり広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙を通し易く、この点でも装着性が向上させられる。
また、信号送出手段から復帰信号が送出されると、エア噴射管は、離間位置から噴射位置に位置させられる。そして、ラベル貼付の際には、剥離部材で剥離されたラベルの裏側から吸着部側に向けて、エア噴射管からエアが噴射され、吸着部によるラベルの吸着が補助される。
また、必要に応じ、上記ラベル供給部と上記剥離部材との間に、上記帯状台紙を支承するとともに該帯状台紙側にスプリングの付勢力によって進出するように付勢され該帯状台紙に生じる張力変化により進退動するダンパ部材を有したダンパ機構を設け、上記ダンパ部材を上記スプリングの付勢力を有効にして上記帯状台紙の支承を行なわせる支承有効位置及び上記スプリングの付勢力を無効にして上記帯状台紙の経路から離間させる支承無効位置に移動可能にし、上記ダンパ部材を上記信号送出手段からの退避信号に基づいて上記支承有効位置から支承無効位置に位置させるとともに該ダンパ部材を上記信号送出手段からの復帰信号に基づいて上記支承無効位置から支承有効位置に位置させるダンパ部材駆動部を設けた構成としている。
これにより、信号送出手段から退避信号を送出させると、この退避信号により、上記の吸着部と連動して、ダンパ部材駆動部が駆動され、ダンパ部材が支承有効位置から支承無効位置に移動させられ、帯状台紙の経路から離間するようになる。この場合、吸着部と連動してダンパ部材が支承無効位置に位置させられることになるので、個別にダンパ部材の退避操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
ダンパ部材が支承有効位置から支承無効位置に移動させられると、ダンパ部材が帯状台紙の経路から離間することで広い空間がとれるので、帯状台紙を新規に装着する際、帯状台紙を通し易く、装着性が向上させられる
また、信号送出手段から復帰信号が送出されると、ダンパ部材は、支承無効位置から支承有効位置に移動させられる。そして、ラベル貼付の際には、ダンパ部材は、帯状台紙側にスプリングの付勢力によって進出するように付勢されているので、帯状台紙に生じる張力変化により進退動する。そのため、帯状台紙に生じる張力が適正範囲に保持され、円滑な搬送が行なわれるようになる。
更に、必要に応じ、上記剥離部材の上流側に設けられ上記帯状台紙に仮着されたラベルに印字を行なう印字ヘッドと、該印字ヘッドが上記帯状台紙を介して圧接され該帯状台紙を支持するプラテン部材とを備えて構成し、上記印字ヘッドを上記プラテン部材に圧接する印字位置及び該プラテン部材から離間させる非印字位置の2位置に移動可能にし、該印字ヘッドを上記印字位置及び非印字位置の2位置にレバー操作により移動させる印字ヘッド移動機構を備え、上記信号送出手段を上記レバーが上記印字ヘッドを非印字位置に位置させたとき上記退避信号を送出し上記レバーが上記印字ヘッドを印字位置に位置させたとき上記復帰信号を送出する構成にした構成としている。
これにより、レバーが印字ヘッドを非印字位置に位置させると、信号送出手段から退避信号が送出され、レバーが印字ヘッドを印字位置に位置させると、信号送出手段から復帰信号が送出される。そのため、押釦により信号を送出する場合に比較して、レバー操作に連動して信号を送出できるので、信号送出効率が向上させられる。
また、印字ヘッドのレバーを操作して、印字ヘッドを非印字位置に位置させると、印字ヘッドはプラテン部材から離間し、印字ヘッドとプラテン部材との間の間隔が大きく開く。そのため、帯状台紙を新規に装着する際、帯状台紙を通し易く、装着性が向上させられる。
また、ラベル貼付の際には、印字ヘッドのレバーを操作して、印字ヘッドを印字位置に位置させる。これにより、印字ヘッドによりラベルに所要の印字が行なわれ、印字されたラベルを貼付することができるようになる。
更にまた、必要に応じ、上記印字ヘッドの上流側に上記帯状台紙を上記プラテン部材側に押圧するガイド部材を備え、該ガイド部材を上記帯状台紙の押圧を有効にする押圧有効位置及び上記帯状台紙の押圧を無効にして上記帯状台紙から離間させる押圧無効位置に移動可能にし、上記レバーに連動して上記ガイド部材を上記レバーが上記印字ヘッドを非印字位置に位置させたとき上記押圧有効位置から押圧無効位置に位置させるとともに該押圧部材を上記レバーが上記印字ヘッドを印字位置に位置させたとき上記押圧無効位置から押圧有効位置に位置させる連動機構を設けた構成としている。
これにより、レバーが印字ヘッドを非印字位置に位置させると、レバーに連動して連動機構が作動し、ガイド部材が押圧有効位置から押圧無効位置に移動させられる。この場合、レバー操作に連動してガイド部材が押圧無効位置に位置させられるので、個別にガイド部材の操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
また、帯状台紙を新規に装着する際には、ガイド部材は、押圧無効位置に位置させられ、プラテン部材側から離間して間隔が大きく開き広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙を通し易く、この点でも、装着性が向上させられる。
また、印字ヘッドのレバーを操作して、印字ヘッドを印字位置に位置させると、レバーに連動して連動機構が作動し、ガイド部材が押圧無効位置から押圧有効位置に移動させられる。この場合も、レバー操作に連動してガイド部材が押圧有効位置に位置させられるので、個別にガイド部材の操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
ラベル貼付の際には、ガイド部において帯状台紙が規制されて印字部に搬送される。
本発明のラベル貼付装置によれば、信号送出手段から退避信号を送出させれば、吸着部を動作位置から退避位置に位置させることができる。そのため、帯状台紙を新規に装着する際は、帯状台紙を、ラベル供給部に装着し、それから、帯状台紙の先端部を引き出して、剥離部材と吸着部との間に通して、剥離部材を境に折り返すが、この場合、吸着部は退避位置に位置させられ、剥離部材から離間し、剥離部材との間の間隙が大きくなり広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙を通し易く、装着性を向上させることができる。
また、今まで手が入り難かったラベル貼付装置内のラベル用紙の搬送路やローラなどへの空間が確保できるため、ラベル用紙の搬送路やローラなどに付着または溜まった紙紛や埃などの清掃が容易となり、剥離部材近傍の消耗部品、例えばサーマルヘッドやプラテン等の交換作業などのメンテナンスが容易に行える効果を有する。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置について詳細に説明する。
図1乃至図3には、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示している。この実施の形態に係るラベル貼付装置は、機台1と、ラベルLを仮着した帯状台紙DのロールDRを保持した供給リール2を有しこの帯状台紙Dを供給リール2から台紙搬送経路に供給するラベル供給部3と、機台1に設けられ台紙搬送経路に供給された帯状台紙Dに仮着されたラベルLに印字する印字部4と、機台1の印字部4の下流側に設けられ帯状台紙Dを折り返してこの帯状台紙Dに仮着されたラベルLを剥離するエッジを有した剥離部材5と、機台1に設けられ剥離部材5でラベルLが剥離された帯状台紙Dを巻き取る巻取リール6を備えた台紙巻取部7とを備えている。
また、印字部4は、ラベル供給部3から供給された帯状台紙Dに仮着されたラベルLに印字を行なうサーマル型の印字ヘッド10と、印字ヘッド10が帯状台紙Dを介して圧接され帯状台紙Dを支持するローラ状のプラテン部材11とを備えて構成されている。プラテン部材11は、機台1に取り付けられた支持部材12に回転可能に支持されている。支持部材12の先端に、剥離部材5が取り付けられている。
また、印字ヘッド10は、図2乃至図5に示すように、プラテン部材11に圧接する印字位置Pa(図2、図4)及び該プラテン部材11から離間させる非印字位置Pb(図3、図5)の2位置に移動可能になっている。
詳しくは、印字ヘッド10の基端部は機台1に設けたブラケット13に回動可能に軸支されており、この回動により印字ヘッド10は、印字位置Pa及び非印字位置Pbの2位置に移動可能になっている。印字ヘッド10と機台1との間には、この印字ヘッド10を非印字位置Pb側へ付勢する第1スプリング14が設けられている。
更に、実施の形態では、この印字ヘッド10を印字位置Pa及び非印字位置Pbの2位置にレバー15の操作により移動させる印字ヘッド移動機構16が備えられている。図4及び図5に示すように、印字ヘッド移動機構16は、ブラケット13に回動可能に支持されるとともに、レバー15が固定されこのレバー15の操作により回動させられる第1回動軸17と、第1回動軸17に固定されこの第1回動軸17の回動により印字ヘッド10に係合して第1スプリング14の付勢力に抗して印字ヘッド10を印字位置Paに位置させる一方、印字ヘッド10に対する係合が解除されて第1スプリング14の付勢力により印字ヘッド10を非印字位置Pbに位置させる第1カム部材18とを備えて構成されている。
印字ヘッド10の中間部には、印字ヘッド10が印字位置Paに位置したときこの印字ヘッド10を位置決めするために、支持部材12に設けた位置決めピン19aに係合する位置決め凹部19bが形成されている。
更にまた、実施の形態では、図1に示すように、レバー15が印字ヘッド10を非印字位置Pbに位置させたとき退避信号を送出し、レバー15が印字ヘッド10を印字位置Paに位置させたとき復帰信号を送出する信号送出手段Sを備えている。信号送出手段Sは、後述の制御部100に内蔵されている。
また、実施の形態では、図1乃至図5に示すように、印字ヘッド10の上流側に帯状台紙Dに当接してこの帯状台紙Dをプラテン部材11側に押圧してガイドするガイド部材20が設けられている。このガイド部材20は、帯状台紙Dが摺接する板で形成され上流側端部21a及び下流側端部21bが帯状台紙Dとは反対側に折曲形成された板体21と、板体21の上流側に位置したローラ22とを備えて構成されている。
このガイド部材20は、帯状台紙Dの押圧を有効にする押圧有効位置Fa(図2、図4)及びこの押圧有効位置Faから後退して帯状台紙Dの押圧を無効にする押圧無効位置Fb(図3、図5)の2位置に移動可能になっている。
詳しくは、ガイド部材20の基端部は、ブラケット13に回動可能に軸支されており、この回動によりガイド部材20は押圧有効位置Fa及び押圧無効位置Fbの2位置に移動可能になっている。ガイド部材20と機台1との間には、このガイド部材20を押圧無効位置Fb側へ付勢する第2スプリング23が設けられている。
更に、実施の形態では、図4及び図5に示すように、上記の印字ヘッド移動機構16に連動して印字ヘッド10が印字位置Paに位置したときガイド部材20を押圧有効位置Faに位置させるとともに、印字ヘッド10が非印字位置Pbに位置したときガイド部材20を押圧無効位置Fbに位置させる連動機構30が設けられている。
この連動機構30は、図4(b)及び図5(b)に示すように、ブラケット13に回動可能に設けられた第2回動軸31と、第2回動軸31に固定され第2回動軸31の回動によりガイド部材20に係合して第2スプリング23の付勢力に抗してガイド部材20を押圧有効位置Faに位置させる一方、ガイド部材20に対する係合が解除されて第2スプリング23の付勢力によりガイド部材20を押圧無効位置Fbに位置させる第2カム部材32と、第1回動軸17及び第2回動軸31間に設けられ第1回動軸17の回動動作を第2回動軸31に伝達するリンク機構33とを備えて構成されている。
リンク機構33は、第1回動軸17に固定された第1リンク34と、第2回動軸31に固定された第2リンク35と、一端が第1リンク34に軸支され他端が第2リンク35に軸支された連結リンク36とを備えて構成されている。
また、実施の形態に係るラベル貼付装置は、吸着部の構成として、図1乃至図3、図6に示すように、剥離部材5のラベルLの下流側近傍に設けられ、ラベルLを吸着する吸着面41を有した吸着板40を備えている。吸着板40は、剥離部材5で剥離されたラベルLをその表側から吸着面41に吸着する吸着位置X及びこの吸着したラベルLを物品(図示せず)に貼付する貼付位置Yにエアシリンダ装置42により移動させられる。エアシリンダ装置42は、シリンダ42a及びピストン42bからなる。ピストン42bの先端に吸着板40が取り付けられている。このエアシリンダ装置42は、ベース板43に固定されている。
更に、吸着板40は、上記の吸着位置Xと貼付位置Yとの間の移動を許容する動作位置Ta(図1、図2)及び剥離部材5からその斜め上方に離間して剥離部材5との間の間隙を大きくする退避位置Tb(図3)の2位置に位置決め可能になっている。
詳しくは、ベース板43は、機台1に固定された固定板44にスライド可能に重畳させられている。固定板44からは複数のピン45が突設されており、ベース板43にはこれらのピン45に夫々対応して設けられピン45が挿通する複数の長孔46が形成されている。各長孔46は、その長手方向が、平行になっているとともに、エアシリンダ装置42の進退動方向に対して傾斜しており、その長さはベース板43の移動範囲を規定する所定長さに設定されている。即ち、ベース板43が斜め下方に移動して、長孔46の上端46aがピン45に当接したとき、吸着板40は動作位置Taに位置決めされ、ベース板43が斜め上方に移動して、長孔46の下端46bがピン45に当接したとき、吸着板40は退避位置Tbに位置決めされる。ピン45の先端には、長孔46の開口縁部に対峙してベース板43の固定板44に対する脱落を阻止する大径の頭部47が形成されている。
更にまた、吸着板40を位置決めする位置決め駆動部50が設けられている。位置決め駆動部50は、吸着板40を上記の信号送出手段Sからの退避信号に基づいて動作位置Taから退避位置Tbに位置させるとともに、吸着板40を上記の信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて退避位置Tbから動作位置Taに位置させる。詳しくは、位置決め駆動部50は、図6に示すように、シリンダ51a及びピストン51bからなるエアシリンダ装置51で構成されており、ピストン51bの進退動方向が上記の長孔46の長手方向に沿う方向になるように、固定板44の裏面側に固定されている。固定板44にはピストン51bの先端の進退動範囲に対応する部位に開口部52が形成されており、ピストン51bの先端は、この開口部52を通過する取付部材53を介してベース板43に固定されている。このエアシリンダ装置51のピストン51bの進出時に、取付部材53を介してベース板43がスライド移動させられて、吸着板40が動作位置Taから退避位置Tbに位置させられ、エアシリンダ装置51のピストン51bの後退時に、取付部材53を介してベース板43がスライド移動させられて、吸着板40が退避位置Tbから動作位置Taに位置させられる。
尚、上記実施の形態では、吸着部として吸着位置Xと貼付位置Yとを移動可能な吸着板40を用いて説明したが、これに限定するものではなく、吸着位置Xと貼付位置Yとを移動しない吸着板を用いたものや、複数の吸着ロッドを有する吸着部、または他の形状の吸着部でも良く適宜変更可能である。また、位置決め駆動部50としてエアシリンダ装置51を用いたが、エアシリンダ装置51の替わりに電動式シリンダを用いる、または、モータとギアによる機構で動作位置Taまたは退避位置Tbに移動可能な位置決め駆動部としても良く、適宜変更可能である。
また、実施の形態に係るラベル貼付装置は、吸着板40の吸着位置Xにおいて、吸着板40によるラベルLの吸着を補助するエア噴射管60を備えている。エア噴射管60は、図1乃至図3、図6及び図7に示すように、剥離部材5のエッジの方向と平行な軸線を有した管本体61を備え、この管本体61にその軸線方向に沿ってエアを噴射する噴射口62を複数形成して構成され、剥離部材5のエッジの近傍且つ折り返された帯状台紙Dの外側に位置させられて、剥離部材5から剥離されたラベルLの裏側から吸着板40側に向けてエアを噴射するものである。
エア噴射管60は、エア噴射管60を上記剥離部材5の近傍に位置してエアを噴射する噴射位置Ea(図1、図2)及び剥離部材5からラベルLの下流側に離間した離間位置Eb(図3)の2位置に移動可能になっている。そして、実施の形態では、エア噴射管60を上記の信号送出手段Sからの退避信号に基づいて噴射位置Eaから離間位置Ebに位置させるとともに、エア噴射管60を上記の信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて離間位置Ebから噴射位置Eaに位置させるエア噴射管駆動部63が設けられている。
詳しくは、図6及び図7に示すように、エア噴射管駆動部63は、機台1に設けた固定板44の裏面に固定されており、エア噴射管60の基端部を支持しスライダシャフト64に摺動可能に支持されて進退動する支持杆65と、この支持杆65を進退動させる駆動機構66とから構成されている。駆動機構66は、支持杆65に設けたラック67aと、ラック67aに噛合するピニオンギヤ67bと、正逆回転する電動モータ68と、この電動モータ68の回転をピニオンギヤ67bに伝達するギヤ列69とを備えて構成されている。この電動モータ68の一方向の回転により支持杆65が後退して、エア噴射管60が噴射位置Eaから離間位置Ebに位置させられ、電動モータ68の他方向の回転により支持杆65が進出して、エア噴射管60が離間位置Ebから噴射位置Eaに位置させられる。
更に、本実施の形態においては、図1乃至図3、図8乃至図10に示すように、機台1のラベル供給部3と剥離部材5との間であって、上記のガイド部材20の上流側に、帯状台紙Dを支承するとともに帯状台紙D側にスプリング74の付勢力によって進出するように付勢され、帯状台紙Dに生じる張力変化により進退動するダンパ部材71を有したダンパ機構70が設けられている。
ダンパ部材71は、表面側に帯状台紙Dが摺接する支承面71aを有した板部材で形成され、その上下側縁部が裏面側に湾曲して折曲形成されている。ダンパ部材71には、その長手方向に沿って移動可能に設けられ、後述のベース部材72の表面板72aとの間に帯状台紙Dを挟んで帯状台紙Dの巾方向の移動を規制する規制部材71bが設けられている。
ダンパ機構70は、図8乃至図10に示すように機台1に取り付けられるベース部材72と、ベース部材72に対してダンパ部材71の進退動方向と同じ方向に進退動可能に設けられるとともにダンパ部材71の一端部が取り付けられる移動部材73と、ベース部材72に設けられ移動部材73を進出方向に付勢するスプリング74とを備えて構成されている。移動部材73は平板73a及び一対の立設板73bを有したコの字状に形成されている。
ベース部材72は、裏面側に移動部材73の平板73aが摺接する矩形状の表面板72aと、表面板72aの内向きに一体形成された一対の側板72bと、一対の側板72b間に架設されて取り付けられる底板72cとを備えて構成されている。表面板72aには、移動部材73の移動方向に沿う一対の長孔78が形成されており、ダンパ部材71は、その支承面71aの面方向が移動部材73の移動方向に直交するようにベース部材72の表面板72aの外側に配置され、ダンパ部材71の一端部が一対の長孔78を夫々貫通するピン75を介して移動部材73の平板73aに取り付けられている。
また、図9に示すように、ベース部材72の側板72b間には、移動部材73に挿通されて移動部材73をガイドする棒状の複数(実施の形態では3本)のガイドレール76が架設されている。移動部材73の立設板73b間には、3本のガイドレール76中、左右端にある一対のガイドレール76に夫々挿通される筒状の一対のスライダ77が架設されている。スプリング74は、一端が移動部材73の後退側端面(後退側の立設板73b)に当接可能且つ他端がベース部材72の後退側の側板72bに当接可能になるように、ガイドレール76に挿通されるコイルスプリングで形成されている。コイルスプリングとして、所定のバネ定数k1の第1コイルスプリング74Aと、ダンパ部材71の後退距離が所定距離になったとき作動するように第1コイルスプリング74Aより長さが短く、且つ、所定のバネ定数k2であって、k1≦k2になる第2コイルスプリング74Bとが用いられる。第1コイルスプリング74Aは、3本のガイドレール76中、中央のガイドレール76に挿通され、第2コイルスプリング74Bは、3本のガイドレール76中、左右端にあるいずれか一方のガイドレール76に挿通されている。
更に、本実施の形態においては、移動部材73は、ダンパ部材71をスプリング74の付勢力を有効にして帯状台紙Dの支承を行なわせる支承有効位置Ga(図1、図2、図8(a)、図9(a)、図10(a))及びスプリング74の付勢力を無効にして帯状台紙Dの経路から離間させる支承無効位置Gb(図3、図8(b)、図9(b)、図10(b))に移動可能にしている。ダンパ機構70には、図8及び図10に示すように、後述する制御部100の信号送出手段Sからの退避信号に基づいて、移動部材73を移動させてダンパ部材71を支承有効位置Gaから支承無効位置Gbに位置させるとともに、上記の信号送出手段Sからの復帰信号に基づいてダンパ部材71を支承無効位置Gbから支承有効位置Gaに位置させるダンパ部材駆動部80が設けられている。
ダンパ部材駆動部80は、ベース部材72の底板72cの外側に設けられ上記の信号送出手段Sからの退避信号に基づいて180度回転駆動させ励磁状態にするとともに上記の信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて励磁状態を解除して回転自由になる電動モータ81と、ベース部材72の底板72cの内側に回転自在に設けられギヤ機構82を介して電動モータ81に連動し電動モータ81の回転によって回転する円盤83と、円盤83の外周の一部に設けられ移動部材73の立設板73b間に臨んでこの移動部材73の進退動を可能にして係合し、電動モータ81の回転駆動時に移動部材73をスプリング74の付勢力に抗して後退側に強制的に移動させ、信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて電動モータ81が回転自由になったときスプリング74の付勢力によって移動部材73をその進退動を行なうことができる位置に復帰させる係合部84とから構成される。
尚、本実施の形態では、電動モータ81により円盤83を回転させ係合部84を介して平板73a及び一対の立設板73bを有したコの字状に形成された移動部材73を移動させ、ダンパ部材71を移動可能として説明したが、これに限定するものではなく、移動部材73をL字状に形成し、信号送出手段Sからの退避信号に基づいて、ソレノイドやシリンダで移動部材73をスプリング74側に移動させ、信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて移動部材73を開放するように構成しても良く、適宜変更して構わない。
また、本実施の形態においては、制御部100が設けられている。制御部100は、CPUなどの機能によって実現され、上記のエアシリンダ装置42、エアシリンダ装置51、電動モータ68、電動モータ81、フィードローラ91の駆動部等を制御する。特に、制御部100は、上記の信号送出手段Sを有しており、この信号送出手段Sから送出される退避信号及び復帰信号に基づいて、所定のタイミングで、エアシリンダ装置51、電動モータ68、電動モータ81を制御する。
従って、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置において、帯状台紙Dを新規に装着する際は、以下のように行なわれる。図3及び図5に示すように、先ず、印字ヘッド10のレバー15を、手動操作により回転させる。この場合、第1回動軸17が回動するので、印字ヘッド10を押えている第1カム部材18の係合が解除され、第1スプリング14の付勢力により印字ヘッド10が非印字位置Pbに位置させられる。これにより、印字ヘッド10はプラテン部材11から離間し、印字ヘッド10とプラテン部材11との間の間隔が大きく開く。
また、図3及び図5に示すように、レバー15に連動して連動機構30が作動し、ガイド部材20が押圧有効位置Faから押圧無効位置Fbに移動させられる。即ち、図5(b)に示すように、レバー15の操作により第1回動軸17が回動するので、リンク機構33を介して第2回動軸31が回動し、ガイド部材20を押えている第2カム部材32の係合が解除され、第2スプリング23の付勢力によりガイド部材20が押圧無効位置Fbに位置させられる。これにより、ガイド部材20は、プラテン部材11側および支持部材12側から離間し、間隔が大きく開く。この場合、レバー15操作に連動してガイド部材20が押圧無効位置Fbに位置させられるので、個別にガイド部材20の操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
そしてまた、レバー15が印字ヘッド10を非印字位置Pbに位置させると、制御部100の信号送出手段Sから退避信号が送出される。この退避信号により、吸着板40が動作位置Taから退避位置Tbに移動させられ、エア噴射管60が噴射位置Eaから離間位置Ebに移動させられ、ダンパ部材71が支承有効位置Gaから支承無効位置Gbに移動させられる。
即ち、先ず、吸着板40においては、図3及び図6に示すように、信号送出手段Sからの退避信号に基づいて位置決め駆動部50のエアシリンダ装置51のピストン51bが進出し、取付部材53を介してベース板43がスライド移動させられ、ベース板43にエアシリンダ装置42を介して設けられた吸着板40が動作位置Taから退避位置Tbに位置させられる。これにより、吸着板40は、斜め上方に移動して剥離部材5から離間し、剥離部材5との間の間隙が大きくなる。この場合、レバー15の操作に連動して吸着板40が退避位置Tbに位置させられることになるので、個別に吸着板40の退避操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
また、エア噴射管60においては、図3、図6及び図7に示すように、信号送出手段Sからの退避信号に基づいてエア噴射管駆動部63の駆動機構66の電動モータ68が駆動され、支持杆65を介してエア噴射管60が噴射位置Eaから離間位置Ebに位置させられる。これにより、エア噴射管60は剥離部材5から離間し、剥離部材5との間の間隙が大きくなる。この場合、レバー15操作に連動してエア噴射管60が離間位置Ebに位置させられることになるので、個別にエア噴射管60の退避操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
更に、ダンパ部材71においては、図3、図8(b)及び図10(b)に示すように、信号送出手段Sからの退避信号に基づいて、ダンパ機構70のダンパ部材駆動部80の電動モータ81が駆動され、円盤83が回転させられて係合部84が回転し、係合部84に係合した移動部材73がスプリング74の付勢力に抗して後退側に強制的に移動させられる。これにより、移動部材73と同動するダンパ部材71が支承無効位置Gbに移動させられ、帯状台紙Dの経路から離間するようになる。この場合、レバー15操作に連動してダンパ部材71が支承無効位置Gbに位置させられることになるので、個別にダンパ部材71の退避操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
この状態において、帯状台紙Dを新規に装着する。具体的には、帯状台紙DのロールDRをラベル供給部3の供給リール2に装着し、図3及び図5に示すように、帯状台紙Dの先端部Daを引き出して、先ず、ダンパ部材71の支承面71a側に通し、次に、ガイド部材20と支持部材12との間を通し、それから、印字ヘッド10とプラテン部材11との間に通す。この場合、ダンパ部材71が支承無効位置Gbに移動させられ、帯状台紙Dの経路から離間することで広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙Dを通し易く、装着性が向上させられる。また、ガイド部材20は、押圧無効位置Fbに位置させられ、プラテン部材11側および支持部材12側から離間し、間隔が大きく開き広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙Dを通し易く、この点でも、装着性が向上させられる。更に、印字ヘッド10は、非印字位置Pbに位置させられ、プラテン部材11から離間し、印字ヘッド10とプラテン部材11との間の間隔が大きく開き広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙Dを通し易く、この点でも、装着性が向上させられる。
次に、印字ヘッド10とプラテン部材11との間に通した帯状台紙Dの先端部Daを、更に引き出して、剥離部材5と吸着板40との間、剥離部材5とエア噴射管60との間に通して、剥離部材5を境に折り返す。この場合、吸着板40は退避位置Tbに位置させられ、剥離部材5から離間し、剥離部材5との間の間隙が大きくなり広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙Dを通し易く、装着性が向上させられる。また、エア噴射管60は離間位置Ebに位置させられ、剥離部材5から離間し、剥離部材5との間の間隙が大きくなり広い空間がとれるので、それだけ、帯状台紙Dを通し易く、この点でも装着性が向上させられる。そして、帯状台紙Dを剥離部材5のところで折り返し、帯状台紙Dの先端部Daを、巻取リール6側に装着するようにする。
帯状台紙Dの装着が終わったならば、図1、図2、図4に示すように、印字ヘッド10のレバー15を、手動操作により回転させる。この場合、第1回動軸17が回動するので、第1カム部材18が印字ヘッド10に係合して第1スプリング14の付勢力に抗して印字ヘッド10を印字位置Paに位置させる。印字位置Paでは、印字ヘッド10の中間部に設けた位置決め凹部19bが位置決めピン19aに係合し、印字ヘッド10は確実に位置決めされる。
また、図4(b)に示すように、レバー15に連動して連動機構30が作動し、ガイド部材20が押圧無効位置Fbから押圧有効位置Faに移動させられる。即ち、レバー15の操作により第1回動軸17が回動するので、リンク機構33を介して第2回動軸31が回動し、この第2回動軸31の回動により第2カム部材32がガイド部材20に係合して第2スプリング23の付勢力に抗してガイド部材20を押圧有効位置Faに位置させる。この場合も、レバー15の操作に連動してガイド部材20が押圧有効位置Faに位置させられるので、個別にガイド部材20の操作を行なわなくても良く、それだけ操作性が向上させられる。
そしてまた、レバー15が印字ヘッド10を印字位置Paに位置させると、制御部100の信号送出手段Sから復帰信号が送出される。この復帰信号により、吸着板40が退避位置Tbから動作位置Taに移動させられ、エア噴射管60が離間位置Ebから噴射位置Eaに移動させられ、ダンパ部材71が支承無効位置Gbから支承有効位置Gaに移動させられる。
即ち、先ず、吸着板40においては、図1、図2、図6に示すように、信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて位置決め駆動部50のエアシリンダ装置51のピストン51bが後退し、取付部材53を介してベース板43がスライド移動させられ、ベース板43にエアシリンダ装置42を介して設けられた吸着板40が退避位置Tbから動作位置Taに位置させられる。
また、エア噴射管60においては、図1、図2、図6及び図7に示すように、信号送出手段Sからの復帰信号に基づいてエア噴射管駆動部63の駆動機構66の電動モータ68が駆動され、支持杆65を介してエア噴射管60が離間位置Ebから噴射位置Eaに位置させられる。
更に、ダンパ部材71においては、図1、図2、図8(a)及び図10(a)に示すように、信号送出手段Sからの復帰信号に基づいて、ダンパ機構70のダンパ部材駆動部80の電動モータ81が非通電となり、負荷が解除され、電動モータ81が回転自由になる。これにより、スプリング74の付勢力によって移動部材73が進出し、その進退動を行なうことができる位置に復帰する。
そして、この状態で、装置を駆動し、物品へラベルLの貼付を行なう。このラベル貼付においては、台紙巻取部7の巻取リール6が回転させられるとともに、プラテン11が回転駆動され、帯状台紙Dがラベル供給部3の供給リール2から供給され、台紙巻取部7の巻取リール6に巻き取られていく。この過程では、ガイド部材20において帯状台紙Dがガイドされて印字部4に搬送され、印字部4において、印字ヘッド10によりラベルLに所要の印字が行なわれ、剥離部材5側に搬送される。搬送された帯状台紙Dが剥離部材5で折り返されると、帯状台紙Dに仮着したラベルLが剥離して、吸着位置Xに位置した吸着板40にその表側から吸着される。この際には、剥離されたラベルLの裏側から吸着板40側に向けて、エア噴射管60からエアが噴射され、吸着板40によるラベルLの吸着が補助される。その後、エアシリンダ装置42が作動し、吸着板40は、吸着位置Xから貼付位置Yに進出させられ、吸着したラベルLを物品(図示せず)に貼付する。その後、吸着板40は、貼付位置Yから吸着位置Xに復帰する。このようにして順次ラベルLの貼付が行なわれる。
尚、上記実施の形態において、信号送出手段Sは、レバー15の操作により、信号を送出するように構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、押釦により信号を送出するように構成し、あるいは、本装置の他の機構部の操作に連動して信号を送出させるようにする、または、上位ホスト装置からのコマンドや信号など、どのように構成しても良い。
本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示す全体正面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を示す要部正面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置の帯状台紙を装着するときの状態を示す要部正面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置において印字部及びガイド部材の構成を印字位置の状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置において印字部及びガイド部材の構成を非印字位置の状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置において吸着板の位置決め駆動部の構成及びエア噴射管駆動部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置においてエア噴射管駆動部の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置においてダンパ機構の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置においてダンパ機構の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置においてダンパ部材駆動部の動作状態を示す図である。 従来のラベル貼付装置の一例を示す図である。
符号の説明
D 帯状台紙
DR ロール
L ラベル
1 機台
2 供給リール
3 ラベル供給部
4 印字部
5 剥離部材
6 巻取リール
7 台紙巻取部
10 印字ヘッド
11 プラテン部材
12 支持部材
Pa 印字位置
Pb 非印字位置
15 レバー
S 信号送出手段
20 ガイド部材
21 板体
22 ローラ
Fa 押圧有効位置
Fb 押圧無効位置
30 連動機構
33 リンク機構
40 吸着板
X 吸着位置
Y 貼付位置
42 エアシリンダ装置
43 ベース板
Ta 動作位置
Tb 退避位置
44 固定板
45 ピン
46 長孔
50 位置決め駆動部
51 エアシリンダ装置
60 エア噴射管
Ea 噴射位置
Eb 離間位置
63 エア噴射管駆動部
68 電動モータ
70 ダンパ機構
71 ダンパ部材
72 ベース部材
73 移動部材
74 スプリング
74A 第1コイルスプリング
74B 第2コイルスプリング
75 ピン
76 ガイドレール
77 長孔
Ga 支承有効位置
Gb 支承無効位置
80 ダンパ部材駆動部
81 電動モータ
84 係合部
100 制御部

Claims (4)

  1. ラベルを仮着した帯状台紙を供給するラベル供給部と、該ラベル供給部から供給された帯状台紙を折り返して該帯状台紙に仮着されたラベルを剥離する剥離部材と、該剥離部材で剥離されたラベルを吸着する吸着部と、上記ラベルが剥離された帯状台紙を巻き取る台紙巻取部とを備えたラベル貼付装置において、
    上記吸着部をラベルの吸着および貼付する動作位置及び上記剥離部材から離間して該剥離部材との間の間隙を大きくする退避位置の2位置に位置決め可能にし、上記吸着部を退避信号に基づいて上記動作位置から退避位置に位置させるとともに該吸着部を復帰信号に基づいて上記退避位置から動作位置に位置させる位置決め駆動部を設け、上記退避信号及び復帰信号を送出する信号送出手段を備え、
    上記剥離部材の上流側に設けられ上記帯状台紙に仮着されたラベルに印字を行なう印字ヘッドと、該印字ヘッドが上記帯状台紙を介して圧接され該帯状台紙を支持するプラテン部材とを備えて構成し、上記印字ヘッドを上記プラテン部材に圧接する印字位置及び該プラテン部材から離間させる非印字位置の2位置に移動可能にし、該印字ヘッドを上記印字位置及び非印字位置の2位置にレバー操作により移動させる印字ヘッド移動機構を備え、
    上記信号送出手段を上記レバーが上記印字ヘッドを非印字位置に位置させたとき上記退避信号を送出し上記レバーが上記印字ヘッドを印字位置に位置させたとき上記復帰信号を送出する構成にしたことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 上記剥離部材の近傍に位置させられて上記剥離部材から剥離されたラベルの裏側から上記吸着部側に向けてエアを噴射し該吸着部によるラベルの吸着を補助するエア噴射管を備え、該エア噴射管を上記剥離部材の近傍に位置してエアを噴射する噴射位置及び上記剥離部材から離間した離間位置の2位置に移動可能にし、上記エア噴射管を上記信号送出手段からの退避信号に基づいて上記噴射位置から離間位置に位置させるとともに該エア噴射管を上記信号送出手段からの復帰信号に基づいて上記離間位置から噴射位置に位置させるエア噴射管駆動部を設けたことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 上記ラベル供給部と上記剥離部材との間に、上記帯状台紙を支承するとともに該帯状台紙側にスプリングの付勢力によって進出するように付勢され該帯状台紙に生じる張力変化により進退動するダンパ部材を有したダンパ機構を設け、上記ダンパ部材を上記スプリングの付勢力を有効にして上記帯状台紙の支承を行なわせる支承有効位置及び上記スプリングの付勢力を無効にして上記帯状台紙の経路から離間させる支承無効位置に移動可能にし、上記ダンパ部材を上記信号送出手段からの退避信号に基づいて上記支承有効位置から支承無効位置に位置させるとともに該ダンパ部材を上記信号送出手段からの復帰信号に基づいて上記支承無効位置から支承有効位置に位置させるダンパ部材駆動部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のラベル貼付装置。
  4. 上記印字ヘッドの上流側に上記帯状台紙を上記プラテン部材側に押圧するガイド部材を備え、該ガイド部材を上記帯状台紙の押圧を有効にする押圧有効位置及び上記帯状台紙の押圧を無効にして上記帯状台紙から離間させる押圧無効位置に移動可能にし、上記レバーに連動して上記ガイド部材を上記レバーが上記印字ヘッドを非印字位置に位置させたとき上記押圧有効位置から押圧無効位置に位置させるとともに該押圧部材を上記レバーが上記印字ヘッドを印字位置に位置させたとき上記押圧無効位置から押圧有効位置に位置させる連動機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
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