JP4505111B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラベルプリンタ、特にラベルシートのロールの交換作業性を向上させたラベルプリンタに関し、印刷器機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
台紙に貼り付けられたラベルに所定の情報を印字した後、これを台紙から剥離して発行するようにしたラベルプリンタが計量値付装置や計量包装値付装置をはじめとする商品流通システム等において広く用いられている。
【0003】
このラベルプリンタには、帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼り付けてなるラベルシートのロールを保持するロール保持部と、該保持部から引き出されたラベルシートのラベルにコントロールユニットから供給される情報を印字する印字部と、該印字部で印字されたラベルを剥離して発行した後の台紙を巻き取る台紙巻き取り部等が設けられ、ラベルシートのロール交換時には、巻き取り部に巻き取られた台紙を除去した上で、新しいロールを上記ロール保持部に装着し、そのロールから引き出したシートの先端部を、印字部を経由する送り経路に沿ってセットすると共に、その先端を台紙巻き取り部に巻き付ける作業が行われる。
【0004】
その場合に、この作業を容易に行い得るようにするため、上記ロール保持部、印字部及び台紙巻き取り部等の側方を開放可能として、上記ロールの装着やシートのセット等の作業を側方のスペースを利用して行い得るように構成し、或いは上記各部をユニット化し、これをプリンタ本体から前方へ引き出し可能として、前方への引き出し位置で上記作業を行い得るように構成することが行われている。特に後者は、プリンタが上記計量包装値付装置等に備えられる場合には、装置の前方へプリンタを引き出して交換作業を行えるので有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来におけるユニットを前方へ引き出すタイプのラベルプリンタにおいては、上記のロール保持部、印字部、及び台紙巻き取り部等を含むプリンタの内部構造のほぼ全体を引き出す構成であったため、次のような問題点があった。
【0006】
つまり、上記印字部は、印字ローラと、該印字ローラとの間にラベルシートを挟み付けた状態でラベルに所定の情報を印字する印字ヘッドとで構成され、このうち、印字ヘッドには印字すべき情報や電源をコントロールユニットから供給するハーネスが接続されているので、この印字ヘッドを引き出しユニットに搭載した場合、該引き出しユニットの出し入れ時にハーネスが引っかかったり噛み込んだりするおそれがあり、また、このハーネスがロールの装着やシートのセット等の作業の邪魔になる。特に、上記コントロールユニットも引き出しユニットに搭載したものにおいては、該引き出しユニットが重くなり、良好な操作性が得られないことになる。
【0007】
そこで、本発明は、上記のような構成のラベルプリンタにおいて、ロール交換作業の作業性の向上を図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】
まず、本願の請求項1に記載の発明(以下、第1発明という)は、帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼りつけてなるラベルシートのロールを保持するロール保持部と、該ロール保持部から引き出されたラベルシートのラベルに所定の情報を印字する印字部と、該印字部で印字されたラベルを剥離した後の台紙を巻き取る台紙巻き取り部とを有し、上記印字部が、印字ローラと該印字ローラとの間にラベルシートを挟み付けた状態でラベルに印字する印字ヘッドとを有するラベルプリンタにおいて、上記ロール保持部、印字ローラ及び台紙巻き取り部を、プリンタ本体に対して前方へ引き出し可能とされたベース部材上に配設して、これらにより引き出しユニットを構成すると共に、上記印字ヘッドは、プリンタ本体に、引き出しユニットの前方への引き出し経路から退避可能に取り付け、かつ、上記引き出しユニットにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りローラと、該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける押えローラとを備えると共に、引き出しユニットがプリンタ本体内に位置する状態で、上記印字ヘッドの印字位置と退避位置との間の移動に連動させて、上記押えローラを送りローラへの押し付け位置と該送りローラからの離反位置とに移動させる押えローラ連動機構を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明(以下、第2発明という)は、上記第1発明のラベルプリンタにおいて、印字ヘッドを、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ退避可能としたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3に記載の発明(以下、第3発明という)は、上記第1発明または第2発明のラベルプリンタにおいて、引き出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付ける台紙用押えローラを備えると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記台紙用押えローラを印字ローラへの押し付け位置と該印字ローラからの離反位置とに移動させる台紙用押えローラ連動機構を設けたことを特徴とする。
【0013】
さらに、請求項4に記載の発明(以下、第4発明という)は、上記第1発明から第3発明のいずれかのラベルプリンタにおいて、引き出しユニットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取るラベル受け部を備える共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記ラベル受け部を印字ローラ前方のラベル受け取り位置とその下方の退避位置とに移動させるラベル受け部連動機構を設けたことを特徴とする。
【0014】
そして、請求項5に記載の発明は(以下、第5発明という)は、上記第1発明から第4発明のいずれかのラベルプリンタにおいて、ラベルシート上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサをプリンタ本体に備えると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記ラベルセンサをラベル検出位置と引き出しユニットの引き出し経路からの退避位置とに移動させるラベルセンサ連動機構を設けたことを特徴とする。
【0015】
上記のように構成したことにより、本願各発明によれば、次の作用が得られる。
【0016】
まず、第1発明によれば、ロール保持部や台紙巻き取り部等をベース部材上に配設してなる引き出しユニットに、印字部を構成する印字ヘッドと印字ローラのうちの印字ローラのみが支持されて、印字ヘッドはプリンタ本体側に取り付けられるので、ロール交換時等において、上記引き出しユニットをプリンタ本体から前方へ引き出すときに、印字ヘッドはプリンタ本体側に残されることになる。したがって、該引き出しユニットの出し入れ時に印字ヘッドに接続されたハーネスを引っかけたり噛み込んだりすることが防止されると共に、該ハーネスがロール交換作業の邪魔になることも防止され、さらに、ユニットの出し入れが軽くなるなど、該ロール交換作業の作業性が向上することになる。
【0017】
その場合に、この発明によれば、引き出しユニットにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りローラと該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける押えローラとが備えられ、この押えローラが、印字ヘッドの退避位置への移動に連動して送りローラから離反することになる。
【0018】
したがって、ロール交換時においてラベルシートを印字部にセットするときに、押えローラが送りローラから自動的に離反されて上記シートのセット作業が容易に行えることになる。また、シートのセット後に、印字ヘッドを印字位置にセットすれば、押えローラがラベルシートを介して自動的に送りローラに対接されることになり、該押えローラのセット作業が不要となる。
【0019】
また、第2発明によれば、印字ヘッドは、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ退避可能とされているので、例えば径の大きなロールを保持するために引き出しユニットにおけるロール保持部の容積が大きく設定されている場合にも、印字ヘッドを比較的小さな移動量で退避位置へ移動させることが可能となり、該印字ヘッドを移動可能に保持する機構が簡素化されると共に、その移動操作の操作性が良好となる。
【0020】
また、第3発明によれば、引き出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付ける台紙用押えローラが備えられ、この台紙用押えローラが、引き出しユニットの引き出し動作に連動して印字ローラから離反することになる。したがって、ロール交換時において台紙を印字部にセットするときに、台紙用押えローラが印字ローラから自動的に離反されて上記台紙のセット作業が容易に行えることになる。また、台紙のセット後に、引き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば、台紙用押えローラが台紙を介して自動的に印字ローラに対接されることになり、該台紙用押えローラのセット作業が不要となる。
【0021】
さらに、第4発明によれば、引き出しユニットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取るラベル受け部が備えられる場合に、このラベル受け部が、引き出しユニットの引き出しに連動して下方の退避位置に移動するので、ロールの交換時において印字ローラを経由する経路にラベルシートをセットする際に該ラベル受け部が邪魔になることがなく、また、引き出しユニットをプリンタ本体内へ押し込めば、該ラベル受け部が印字ローラ前方の所定位置に自動的にセットされることになる。
【0022】
そして、第5発明によれば、ラベルシート上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサが備えられる場合に、このラベルセンサが引き出しユニットの引き出しに連動して退避位置に移動するので、該引き出しユニットの引き出しの邪魔になることがなく、また引き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば自動的にラベル検出位置にセットされるので、ロール交換時におけるラベルセンサの移動のための作業が不要となる。そして、このラベルセンサはプリンタ本体側に取り付けられているので、引き出しユニットの引き出し時に、該センサに接続されたハーネスがプリンタ本体外部に引き出されることがなく、このハーネスがロール交換作業の邪魔になることが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るラベルプリンタについて説明する。
【0024】
図1、2に示すように、このラベルプリンタ1は、ベース2上に立設された本体フレーム3と、該フレーム3内に収納された可動フレーム4とを有し、この可動フレーム4は、本体フレーム3の上部内面の両側に前後方向(図1の左右方向)に配設されたレール部材5,5を介して、図示の本体フレーム3内の使用位置から前方へ引き出し可能に支持されている。なお、可動フレーム4の前端部上方には、該可動フレーム4を前後方向に移動させるためハンドル6が備えられている。
【0025】
ここで、上記レール部材5,5は、本体フレーム3に固着された固定部材5a,5aと、可動フレーム4にブラケット7,7を介して固着された移動部材5b,5bとで構成されていると共に、このブラケット7,7の前端部には後方に向けて磁石8,8が取り付けられており、可動フレーム4を本体フレーム3内に収納したときに、これらの磁石8,8が本体フレーム3の前端部上方に設けられたストッパ部3aに吸着することにより、可動フレーム4が本体フレーム3内の所定位置で固定されるようになっている。
【0026】
ここで、上記可動フレーム4の一方の面には、帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼りつけてなるラベルシートのロールAを保持するロール保持部10と、該保持部10に保持されたロールAから引き出されたラベルシートBが送り込まれ、ラベルに所定の文字を印字する印字部20と、該印字部20で印字されたラベルが剥離された後の台紙を巻き取る台紙巻き取り部80とが配設されており、これらロール保持部10、印字部20及び台紙巻き取り部80で引き出しユニット9を構成している。
【0027】
上記ロール保持部10には、可動フレーム4に片持状に取り付けられて水平方向に延びるロール支持軸11が備えられ、該支持軸11に、ロールAの芯管が挿入される4本のアーム部を有するボビン12と、該ボビン12に結合されて、挿入された芯管の内面に上記各アーム部の間から弾力的に当接することにより該芯管を保持する板バネ13とからなるロール支持部材14が回転自在に取り付けられている。
【0028】
また、上記支持軸11の先端には、ロールAが挿入された後に該ロールAの脱落を防止するロール押え部材15が取り付けられるようになっている。このロール押え部材15は細長い板材で形成され、その中央部やや一端よりに上記支持軸11の先端部に係合される切り込み15aが形成されていると共に、他端部は上記印字部20側に向けて延び、その先端部と可動フレーム3との間に第1ガイドローラ16が回転自在に架設されている。
【0029】
そして、この第1ガイドローラ16の斜め下方には、片持状の第2ガイドローラ17が可動フレーム3に回転自在に支持され、上記ロール支持部材14に支持されたロールAから引き出されたラベルシートBが、第1、第2ガイドローラ16,17によりほぼS字状に案内され、該シートBのラベル貼付け面を上向けた状態で上記印字部20に送り込むようになっている。
【0030】
次に、図3、4に示すように、上記印字部20には、可動フレーム4の前端部下方に第1サブフレーム21が固設されていると共に、該第1サブフレーム21の側面から水平方向に延びる複数のロッド(図示せず)に挿通固定された第2サブフレーム22が設けられ、この第1サブフレーム21と第2サブフレーム22との間に、ロール保持部10に保持されたロールAからラベルシートBを繰り出す送りローラ23と、該送りローラ23の前方に配置された印字ローラ24とが回転自在に架設されている。
【0031】
また、これら送りローラ23と印字ローラ24との一端部にはプーリー23a,24aが設けられ、これらプーリー23a,24aにベルト25が巻き掛けられていると共に、送りローラ23の他端部には従動ギヤ23bが備えられている。そして、上記可動フレーム4の磁石8,8が本体フレーム3のストッパ部3aに吸着することにより、引き出しユニット9が本体フレーム3内の使用位置に収納されるときに上記従動ギヤ23bと噛合する駆動ギヤ26が本体フレーム3に回転自在に取り付けられている。したがって、引き出しユニット9が本体フレーム3内の上記使用位置に収納されるとき、モータ(図示せず)で該駆動ギヤ26を駆動することによって送りローラ23が回転すると共に、上記ベルト25を介して印字ローラ24が回転するようになっている。
【0032】
なお、上記送りローラ23と印字ローラ24との間には、ラベルシートBを案内する第1、第2補助ローラ27a,27bが備えられていると共に、上記送りローラ23の下方には、ラベルシートBからラベルが剥離された台紙を案内する第3補助ローラ27cが備えられており、これら第1〜第3補助ローラ27a〜27cが回転自在に架設されている。
【0033】
また、印字ローラ24の下流側には、ラベルシートBを鋭角的に曲折することによってラベルシートBからラベルを剥離させる剥離棒(図示せず)が配置されている。
【0034】
ここで、送りローラ23の上方には、該送りローラ23に対する第1押えローラ支持機構30が配設されている。該第1押えローラ支持機構30は、ローラ移動部30aとローラ支持部30bとで構成され、該ローラ移動部30aには、可動フレーム4に片持状に取り付けられて水平方向に延びる上下2本の固定ロッド31a,31bが備えられている。また、上記ローラ移動部30aには、一対のプレート32a,32a間に当接部材32bが付設された揺動部材32と、一対の揺動プレート33,33とが備えられ、上記揺動部材32のプレート32a,32aの一端部に上方の固定ロッド31aが挿通されていると共に、該プレート32a,32aと上下平行に位置する上記揺動プレート33,33の一端部に下方の固定ロッド31bが挿通されており、これら揺動部材32と揺動プレート33,33とが、固定ロッド31a,31bをそれぞれ支点として揺動自在に支持されている。一方、上記揺動部材32のプレート32a,32aの他端部間及び揺動プレート33,33の他端部間には、可動ロッド34a,34bがそれぞれ架設されている。
【0035】
次に、上記ローラ支持部30bには、支持ブラケット35が設けられており、該支持ブラケット35の左右両端部から鉛直上方に延設された支持部に上記ローラ移動部30aの可動ロッド34a,34bが挿通されている。したがって、これら揺動部材32と揺動プレート33,33とが固定ロッド31a,31bを支点として揺動するのに伴い、上記支持ブラケット35が可動ロッド34a,34bと共に上下に移動するようになっている。
【0036】
支持ブラケット35の下方には支持プレート36が配設されていると共に、該支持プレート36の左右両端部から鉛直下方に延設された支持部間に第1押えローラ37が回転自在に架設されている。支持プレート36の上面には、ピン38,38の一端部が固着されており、これらピン38,38は、支持ブラケット35に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そして、該ピン38,38の他端部にはストッパーが形成され、上記支持ブラケット35の穴から抜脱することがないようになっている。
【0037】
ここで、上方の固定ロッド31aの両端部には、つる巻きバネ39,39が取り付けられており、該バネ39,39の一端部が揺動部材32の当接部材32bに当接していると共に、他端部が下方の固定ロッド31bに当接している。また、上記ピン38,38にはバネ40,40が備えられ、支持ブラケット35と上記支持プレート36との間に介設されている。したがって、後述する印字ヘッドユニット60が使用位置に固定されるとき、支持ブラケット35が印字ヘッドユニット60に押下されることにより、上記揺動部材32がつる巻きバネ39,39の付勢力に抗して押え付けられ、揺動プレート33,33と共に所定の位置に固定される。さらに、支持ブラケット35が上記所定位置に固定された状態のとき、ローラ支持部30bの押えローラ37は、バネ40,40が若干付勢した状態で送りローラ23を適度に押さえ付けるようになっている。
【0038】
次に、上記第1、第2サブフレーム21,22間の中央下端には、ラベルシートBからラベルが剥離された台紙を上記台紙巻き取り部80に案内する支持ローラ28が回転自在に架設されていると共に、該支持ローラ28に後端部が枢支され、該支持ローラ28を支点として揺動自在に支持された揺動ユニット50が配設されている。該揺動ユニット50は、上記支持ローラ28に枢支されたベース部材51を有し、このベース部材51の中央部やや前方側に、印字ローラ24に対する第2押えローラ支持機構52が備えられている。また、上記ベース部材51前端部には、上記剥離棒によってラベルシートBから剥離されたラベルを受け取る複数のラベル受けローラ53a…53aを有するラベル受け機構53が配設されている。
【0039】
上記第2押えローラ支持機構52には支持プレート54が設けられていると共に、該支持プレート54の左右両端部から鉛直上方に延設された支持部間に第2押えローラ55が回転自在に架設されている。支持プレート54の下面には、ピン56,56の一端部が固着されており、これらピン56,56は、上記ベース部材51に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そして、該ピン38,38の他端部にはストッパーが形成され、上記ベース部材51の穴から抜脱することがないようになっている。さらに、上記ピン56,56にはバネ57,57が備えられ、ベース部材51と支持プレート54との間に介設されている。
【0040】
ここで、引き出しユニット9が本体フレーム3内の上記使用位置に収納されるとき、上記揺動ユニット50は、上記ベース2の底部に取り付けられた支持台2aによって所定の位置に支持されると共に、上記第2押えローラ55は、バネ57,57が若干付勢した状態で印字ローラ23を適度に押さえ付けるようになっている。そして、引き出しユニット9が上記所定位置から前方へ引き出されたときに、上記支持台2aによる揺動ユニット50の支持が解除されることにより、該揺動ユニット50が上記支持ローラ28を支点として下方に揺動し、これに伴って上記第2押えローラ支持機構52も下方に移動することにより、上記第2押えローラ55による印字ローラ24に対する押え付けが解除されるようになっている。
【0041】
また、上記印字部20の直上方には、上記ラベルシートBのラベルにコントロールユニット(図示せず)からの情報を印字する印字ヘッドユニット60が配設されている。該印字ヘッドユニット60には、前部下方から後部上方に向かって傾斜する傾斜部と、該傾斜部から鉛直下方に延設された側部と、該側部から水平方向に延設された水平部とを有する印字ブラケット61が備えられ、上記印字ブラケット61の傾斜部が本体フレーム3にヒンジ62,62を介して取り付けられている。そして、印字ブラケット61の水平部の下方には、該印字ブラケット61の水平部側面から突設するピン61aに枢支され、該ピン61aを支点として揺動自在に支持された印字ヘッド支持部材63が配設されていると共に、該印字ヘッド支持部材63の下面に、ロール保持部10に保持されたロールAから繰り出されてくるラベルシートBのラベルにコントロールユニットからの情報を印字するサーマル式印字ヘッド64が上記印字ローラ24に相対接するように取り付けられている。
【0042】
なお、該印字ヘッド64には、印字すべき情報や電源をコントロールユニットから供給するハーネス69(図7参照)が接続されている。
【0043】
また、上記印字ヘッド支持部材63の上面には、ピン65,65の一端部が固着されており、これらピン65,65は、上記印字ブラケット61の水平部に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そして、該ピン65,65の他端部にはストッパーが形成され、上記印字ブラケット61の穴から抜脱することがないようになっている。
【0044】
さらに、上記ピン65,65にはバネ66,66が備えられ、印字ブラケット61の水平部と印字ヘッド支持部材63との間に介設されている。したがって、上記印字ヘッドユニット60が使用位置に固定されるとき、印字ヘッド64は、バネ66,66が若干付勢した状態で印字ローラ24を適度に押さえ付けるようになっている。
【0045】
ここで、印字ブラケット61における水平部の直上方には、印字ヘッドユニット60を所定の位置に固定するロックレバー67が配設されていると共に、該ロックレバー67の腕部が上記ピン61aに枢支されており、該ピン61aを支点として揺動自在に支持されている。また、印字ブラケット61の水平部側面のやや後方と、上記ロックレバー67の腕部との間にはバネ68が介設されており、ロックレバー67が図4における矢印ア方向に付勢されている。さらに、ロックレバー67の腕部の先端にはフック67aが形成されており、該フック67aが上記第2サブフレーム22の側面から突設するピン22aに掛止されることによってロックレバー67が固定され、これにより、上記印字ヘッドユニット60がラベルシートBのラベルに印字可能な使用位置に固定されるようになっている。
【0046】
また、上記ロックレバー67に設けられたレバー部67bを図4の矢印イ方向に引き上げると、上記フック67aとピン22aとの掛合が解除される。すなわち、印字ヘッドユニット60と可動フレーム4との掛合が解除されると共に、印字ヘッドユニット60は、本体フレーム3に取り付けられたヒンジ61,61を中心にして撥ね上げることができ、上記引き出しユニット9の移動経路に対して側方の退避位置へ退避することができるようになっている。
【0047】
また、ロックレバー67とピン22aとの掛合が解除されたときには、印字ブラケット61による第1押えローラ支持機構30の支持ブラケット35への押え付けが解除され、つる巻きバネ39,39の付勢力によって揺動部材32の当接部32bが上方へ押し上げられ、これに伴い上記第1押えローラ37も上方へ持ち上げられることになる。したがって、第1押えローラ37による送りローラ23への押え付けが解除されるようになっている。
【0048】
さらに、上記ラベルプリンタ1には、ロール保持部10に保持されたロールAから繰り出されてくるラベルシートBにおけるラベルの有無を検出し、その検出信号をコントロールユニットに送信するラベルセンサ70が上記送りローラ23と印字ローラ24との間に配置されている。
【0049】
図3、5、6に示すように、本体フレーム3の側面には、ラベルセンサ70を支持するラベルセンサ支持フレーム71が固設されており、該支持フレーム71の上下に設けられた支持部71a,71a間に支持軸72が回転自在に架設されている。そして、該支持軸72にラベルセンサ70のブラケット73が取り付けられていると共に、該ブラケット73の先端部には、先端部が二又とされたラベル検出部材74が備えられており、該ラベル検出部材74の先端部の二又間をラベルシートBが通過することによって、ラベルシートBにおけるラベルの有無を検出するようになっている。さらに、上記ブラケット73の後端面には、上記支持フレーム71における上方の支持部71aに固設された板バネ75が摺接しており、該板バネ75の付勢力によってラベルセンサ70が所定のラベル検出位置に固定されている。なお、該ラベル検出部材74には、ラベル検出結果をコントロールユニットに送信すると共に、電源をコントロールユニットから供給するハーネス76が接続されている。
【0050】
ここで、上記印字ヘッドユニット60を引き出しユニット9の移動経路に対して側方の退避位置に撥ね上げて、該引き出しユニット9を本体フレーム3内の使用位置から前方へ引き出すと、図5に示すように、ラベルセンサ70のブラケット73が可動フレーム4に設けられた当接部4bに当接し、さらに引き出しユニット9を引き出すことにより、上記当接部4bがラベルセンサ70を上記板バネ75の付勢力に抗して図5の矢印ウ方向に回転させる。そして、ラベルセンサ70がラベル検出位置から90度回転した退避位置まで移動したときに、上記板バネ75がラベルセンサ70を上記退避位置で固定するように付勢することになる。
【0051】
また、引き出しユニット9を前方に引き出した位置から元の使用位置まで押し戻すと、図6に示すように、ブラケット73に設けられた突設部73aに上記当接部4bが当接し、さらに引き出しユニット9を押し戻すことにより、該当接部4bがラベルセンサ70を上記板バネ75の付勢力に抗して図6の矢印エ方向に回転させることになる。そして、ラベルセンサ70が再び上記ラベル検出位置まで移動したときに、板バネ75がラベルセンサ70をラベル検出位置で固定するように付勢するようになっている。
【0052】
次に、上記台紙巻き取り部80には、可動フレーム4の他側面にモータ81が配設されていると共に、該モータ81に一端部が片持状に取り付けられて、他端部が可動フレームに開設された開口部4aを通って水平方向に延びる巻き取り軸82と、該巻き取り軸82に台紙の先端を保持する保持部材(図示せず)とが取り付けられており、上記モータ81が駆動することによって上記台紙が巻き取られるようになっている。
【0053】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0054】
まず、ラベルプリンタ1の使用時について説明すると、可動フレーム4の磁石8,8が本体フレーム3のストッパ部3aに吸着することにより、引き出しユニット9が本体フレーム3内の使用位置に収納されていると共に、ロールAがロール保持部10のロール支持部材14に支持されている。そして、該ロールAから引き出されたラベルシートBが第1、第2ガイドローラ16,17を介して送りローラ23に案内され、第1、第2補助ローラ27a,27bを介してラベルセンサ70のラベル検出部材75の二又間を通り、送りローラ23前方に配置された印字ローラ24に送り込まれている。そして、駆動ギヤ26が駆動されることによって送りローラ23と印字ローラ24とが回転し、上記ロールAからラベルシートBが引き出され、印字ローラ24に案内されることになる。一方、ラベルシートBからラベルが剥離された台紙は、支持ローラ28及び第3補助ローラ27cを介して可動フレーム4後方の台紙巻き取り部80に案内され、上記台紙の先端が巻き取り軸82に取り付けられた保持部材によって保持されている。そして、モータ81を駆動することによって上記台紙が巻き取られるようになっている。なお、ロール保持部10の支持軸11と第1ガイドローラ16との間には、ロールAがロール支持部材14から脱落しないようにロール押え部材15が取り付けられている。
【0055】
このとき、印字ヘッドユニット60は、ロックレバー67のフック67aとピン22aとが掛合することによって使用位置に固定されている。したがって、ラベルシートBは、第1押えローラ支持機構30の第1押えローラ37と送りローラ23とで挟持されていると共に、印字ヘッド64と印字ローラ24とで挟持されており、該印字ヘッド64によってラベルシートBのラベルが印字され、該ラベルが上記剥離棒でラベルシートBから剥離されて該剥離棒の前方に配置されたラベル受け機構53に受け渡される。
【0056】
また、引き出しユニット9が本体フレーム3内の使用位置に収納されているので、引き出しユニット9における揺動ユニット50が支持台2aに支持されている。したがって、ラベルシートBからラベルが剥離された台紙が、第2押えローラ支持機構52の第2押えローラ55と上記印字ローラ24とで挟持されている。
【0057】
ここで、送りローラ23と印字ローラ24との間に配置されたラベルセンサ70によってロールAから引き出されてきたラベルシートBにラベルが貼付されていないことが検出されると、その検出信号がコントロールユニットに送信され、作業者は、コントロールユニットに送信された検出信号に基づいてロールの交換作業を行うことになる。
【0058】
このロール交換作業について説明すると、まず、印字ヘッドユニット60におけるロックレバー67のレバー部67bを引き上げて、ロックレバー67の腕部に形成されたフック67aと第2サブフレーム22から突設するピン22aとの掛合を解除する。これにより、印字ヘッドユニット60と可動フレーム4との掛合が解除され、印字ヘッドユニット60がヒンジ62,62を中心に、上記引き出しユニット9の移動経路に対して側方の退避位置に撥ね上げることが可能となると共に、第1押えローラ支持機構30の第1押えローラ37による送りローラ23への押え付けが解除される。
【0059】
次に、印字ヘッドユニット60を上記退避位置に撥ね上げて、上記引き出しユニット9を前方へ引き出すと、ラベルセンサ70のブラケット73に可動フレーム4の当接部4bが当接し、さらに該引き出しユニット9を前方の所定位置まで引き出すことにより、ラベルセンサ70がラベル検出位置から90度回転した退避位置まで回転移動し、板バネ75の付勢力によって上記退避位置で固定され、引き出しユニット9の移動経路から退避することになる。このとき、ラベル検出部材74に接続されたハーネス76は前方へ引き出されることがないので、ロールAの装着やシートBのセット等の作業の邪魔になることがなくなる。
【0060】
また、上記引き出しユニット9が所定の位置まで引き出されたときに、揺動ユニット50が支持ローラ28を支点として下方に揺動されると共に、第2押えローラ支持機構52も下方に移動し、該第2押えローラ支持機構52の第2押えローラ55による印字ローラ24の押え付けが解除される。
【0061】
ここで、図7に示すように、該印字ヘッドユニット60を上記退避位置に撥ね上げて、引き出しユニット9を上記使用位置から前方の所定位置まで引き出したとき、印字ヘッドユニット60は、本体フレーム3に取り付けられているので前方に引き出されることがなく、印字ヘッドユニット60の印字ヘッド64に接続されたハーネス69も前方へ引き出されることがなくなり、該引き出しユニット9の出し入れ時にハーネス69が引っかかったり噛み込んだりするおそれがなくなり、また、このハーネス69がロールAの装着やシートBのセット等の作業の邪魔になることがなくなる。
【0062】
そして、上記引き出しユニット9が所定の位置まで引き出された後、ロール押え部材15をロール支持軸11から取り外し、残留する芯管を取り除くと共に、台紙巻き取り部80で巻き取られた台紙を取り除き、別のロールAを上記ロール支持部材14に支持させ、再びロール押え部材15の切り込み15aをロール支持軸11に係合させて該ロール押え部材15を取り付ける。
【0063】
そして、ロール支持部材14に支持されたロールAからラベルシートBを引き出して、第1、第2ガイドローラ16,17を介して送りローラ23と印字ローラ24に案内し、該ラベルシートBの先端を上記台紙巻き取り部80の保持部材によって保持させる。
【0064】
このとき、第1、第2押えローラ支持機構30,52による送りローラ23と印字ローラ24とへの押え付けは、それぞれ解除されているので、上記のラベルシートBのセット作業が容易に行うことができる。
【0065】
そして、上記のラベルシートBのセット作業が完了した後、引き出しユニット9を再び本体フレーム3内の使用位置に押し戻すことになるが、このとき、ブラケット73の突設部73aに可動フレーム4に設けられた当接部4bが当接し、さらに引き出しユニット9を押し戻すことにより、ラベルセンサ70が退避位置から上記ラベル検出位置まで移動したときに、板バネ75の付勢力によってラベルセンサ70がラベル検出位置で固定され、再びラベルシートBのラベルの有無を検出することができる。
【0066】
また、揺動ユニット50は、支持ローラ28を支点として下方の退避位置から上方に揺動されて、支持台2aによって再び所定の位置で支持されると共に、第2押えローラ支持機構52の第2押えローラ55が印字ローラ24を下方から押え付けて、上記ラベルシートBからラベルが剥離された台紙を再び挟持することになる。
【0067】
そして、上記可動フレーム4の磁石8,8が本体フレーム3のストッパ部3aに吸着して、引き出しユニット9を本体フレーム3内の使用位置に収納させた後、退避位置に撥ね上げられた印字ヘッドユニット60を降し、印字ヘッドユニット60を上方から押え付けることにより、ロックレバー67のフック67aに形成されたテーパー面がピン22aに対して摺接しながら押し下げられ、該フック67aとピン22aとが再び掛合すると共に、上記第1押えローラ支持機構30の支持ブラケット35が印字ヘッドユニット60の印字ブラケット61によって所定の位置に固定され、第1押えローラ37が送りローラ23に対して上方より押え付けて、ラベルシートBを再び挟持するようになる。
【0068】
なお、可動フレーム4には、上記第1、第2ガイドローラ16,17の支軸がそれぞれ挿通される2個のローラ軸取り付け穴(図示せず)が設けられているが、第2ガイドローラ17の奥方には、さらに2個の予備のローラ軸取り付け穴が設けられており、そのうちの一方の取り付け穴は、上記ロール支持軸11の中心からの寸法が第1ガイドローラ16の取り付け穴と等しくされている。
【0069】
したがって、第1ガイドローラ16がロール押え部材15に取り付けられている状態で、該第1ガイドローラ16を可動フレーム3から取り外し、ローラ支持軸11の中心からの寸法が第1ガイドローラ16の取り付け穴と等しい予備の取り付け穴に第1ガイドローラ16を挿通し、また、片持状の第2ガイドローラ17を可動フレーム3から取り外し、他方の予備の取り付け穴に第2ガイドローラ17を挿通することができる。これにより、ラベルシートBのラベル貼付け面を内側に巻いた内巻きタイプのロールを使用することができるようになり、内巻きタイプのロールでも、外巻きタイプのロールでも使用することができるようになっている。
【0070】
また、このようなラベルプリンタ1を計量値付装置や、図8に示すような計量値付包装装置100等、種々の装置に適用することも可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、第1発明によれば、ロール保持部や台紙巻き取り部等をベース部材上に配設してなる引き出しユニットに、印字部を構成する印字ヘッドと印字ローラのうちの印字ローラのみが支持されて、印字ヘッドはプリンタ本体側に取り付けられるので、ロール交換時等において、上記引き出しユニットをプリンタ本体から前方へ引き出すときに、印字ヘッドはプリンタ本体側に残されることになる。したがって、該引き出しユニットの出し入れ時に印字ヘッドに接続されたハーネスを引っかけたり噛み込んだりすることが防止されると共に、該ハーネスがロール交換作業の邪魔になることも防止され、さらに、ユニットの出し入れが軽くなるなど、該ロール交換作業の作業性が向上することになる。
【0072】
その場合に、この発明によれば、引き出しユニットにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りローラと該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける押えローラとが備えられ、この押えローラが、印字ヘッドの退避位置への移動に連動して送りローラから離反することになる。
【0073】
したがって、ロール交換時においてラベルシートを印字部にセットするときに、押えローラが送りローラから自動的に離反されて上記シートのセット作業が容易に行えることになる。また、シートのセット後に、印字ヘッドを印字位置にセットすれば、押えローラがラベルシートを介して自動的に送りローラに対接されることになり、該押えローラのセット作業が不要となる。
【0074】
また、第2発明によれば、印字ヘッドは、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ退避可能とされているので、例えば径の大きなロールを保持するために引き出しユニットにおけるロール保持部の容積が大きく設定されている場合にも、印字ヘッドを比較的小さな移動量で退避位置へ移動させることが可能となり、該印字ヘッドを移動可能に保持する機構が簡素化されると共に、その移動操作の操作性が良好となる。
【0075】
また、第3発明によれば、引き出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付ける台紙用押えローラが備えられ、この台紙用押えローラが、引き出しユニットの引き出し動作に連動して印字ローラから離反することになる。したがって、ロール交換時において台紙を印字部にセットするときに、台紙用押えローラが印字ローラから自動的に離反されて上記台紙のセット作業が容易に行えることになる。また、台紙のセット後に、引き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば、台紙用押えローラが台紙を介して自動的に印字ローラに対接されることになり、該台紙用押えローラのセット作業が不要となる。
【0076】
さらに、第4発明によれば、引き出しユニットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取るラベル受け部が備えられる場合に、このラベル受け部が、引き出しユニットの引き出しに連動して下方の退避位置に移動するので、ロールの交換時において印字ローラを経由する経路にラベルシートをセットする際に該ラベル受け部が邪魔になることがなく、また、引き出しユニットをプリンタ本体内へ押し込めば、該ラベル受け部が印字ローラ前方の所定位置に自動的にセットされることになる。
【0077】
そして、第5発明によれば、ラベルシート上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサが備えられる場合に、このラベルセンサが引き出しユニットの引き出しに連動して退避位置に移動するので、該引き出しユニットの引き出しの邪魔になることがなく、また引き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば自動的にラベル検出位置にセットされるので、ロール交換時におけるラベルセンサの移動のための作業が不要となる。そして、このラベルセンサはプリンタ本体側に取り付けられているので、引き出しユニットの引き出し時に、該センサに接続されたハーネスがプリンタ本体外部に引き出されることがなく、このハーネスがロール交換作業の邪魔になることが防止される。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの側面図である。
【図2】 同じくラベルプリンタの上部正面図である。
【図3】 同じくラベルプリンタの下部正面図である。
【図4】 印字部付近の拡大側面図である。
【図5】 ラベルセンサのラベル検出位置での拡大平面図である。
【図6】 同じくラベルセンサの退避位置での拡大平面図である。
【図7】 ラベルプリンタの作用を説明する側面図である。
【図8】 ラベルプリンタを搭載したストレッチ包装機の外観図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ
3 本体フレーム
4 可動フレーム
9 引き出しユニット
10 ロール保持部
20 印字部
23 送りローラ
24 印字ローラ
30 第1押えローラ支持機構
37 第1押えローラ
50 揺動ユニット
52 第2押えローラ支持機構
53 ラベル受け機構
55 第2押えローラ
60 印字ヘッドユニット
64 印字ヘッド
70 ラベルセンサ
74 ラベル検出部材
80 台紙巻き取り部
A ロール
B ラベルシート

Claims (5)

  1. 帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼りつけてなるラベルシートのロールを保持するロール保持部と、該ロール保持部から引き出されたラベルシートのラベルに所定の情報を印字する印字部と、該印字部で印字されたラベルを剥離した後の台紙を巻き取る台紙巻き取り部とを有し、上記印字部が、印字ローラと該印字ローラとの間にラベルシートを挟み付けた状態でラベルに印字する印字ヘッドとを有するラベルプリンタにおいて、上記ロール保持部、印字ローラ及び台紙巻き取り部が、プリンタ本体に対して前方へ引き出し可能とされたベース部材上に配設されて、これらにより引き出しユニットが構成されていると共に、上記印字ヘッドは、プリンタ本体に、引き出しユニットの前方への引き出し経路から退避可能に取り付けられており、かつ、上記引き出しユニットにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りローラと、該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける押えローラとが備えられていると共に、引き出しユニットがプリンタ本体内に位置する状態で、上記印字ヘッドの印字位置と退避位置との間の移動に連動させて、上記押えローラを送りローラへの押し付け位置と該送りローラからの離反位置とに移動させる押えローラ連動機構が設けられていることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 印字ヘッドは、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ退避可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 引き出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付ける台紙用押えローラが備えられていると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記台紙用押えローラを印字ローラへの押し付け位置と該印字ローラからの離反位置とに移動させる台紙用押えローラ連動機構が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベルプリンタ。
  4. 引き出しユニットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取るラベル受け部が備えられていると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記ラベル受け部を印字ローラ前方のラベル受け取り位置とその下方の退避位置とに移動させるラベル受け部連動機構が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のラベルプリンタ。
  5. ラベルシート上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサがプリンタ本体に備えられていると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上記ラベルセンサをラベル検出位置と引き出しユニットの引き出し経路からの退避位置とに移動させるラベルセンサ連動機構が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のラベルプリンタ。
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