JP2002019217A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2002019217A
JP2002019217A JP2000202118A JP2000202118A JP2002019217A JP 2002019217 A JP2002019217 A JP 2002019217A JP 2000202118 A JP2000202118 A JP 2000202118A JP 2000202118 A JP2000202118 A JP 2000202118A JP 2002019217 A JP2002019217 A JP 2002019217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルプリンタにおいて、ロール交換作業の
作業性の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】 ラベルプリンタ1において、ラベルシー
トBのロールAを保持するロール保持部10と、該ロー
ル保持部10から引き出されたラベルシートBのラベル
に所定の情報を印字する印字部20と、該印字部20で
印字されたラベルを剥離した後の台紙を巻き取る台紙巻
き取り部80とをプリンタ1本体に対して前方へ引き出
し可能とされた可動フレーム4上に配設し、これらによ
り引き出しユニット9を構成すると共に、プリンタ1本
体に、印字部20に設けられた印字ローラ24との間に
ラベルシートBを挟み付けた状態でラベルに印字する印
字ヘッド64を有する印字ヘッドユニット60を、引き
出しユニット9の前方への引き出し経路から退避可能に
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンタ、
特にラベルシートのロールの交換作業性を向上させたラ
ベルプリンタに関し、印刷器機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】台紙に貼り付けられたラベルに所定の情
報を印字した後、これを台紙から剥離して発行するよう
にしたラベルプリンタが計量値付装置や計量包装値付装
置をはじめとする商品流通システム等において広く用い
られている。
【0003】このラベルプリンタには、帯状の台紙に多
数のラベルを一列に貼り付けてなるラベルシートのロー
ルを保持するロール保持部と、該保持部から引き出され
たラベルシートのラベルにコントロールユニットから供
給される情報を印字する印字部と、該印字部で印字され
たラベルを剥離して発行した後の台紙を巻き取る台紙巻
き取り部等が設けられ、ラベルシートのロール交換時に
は、巻き取り部に巻き取られた台紙を除去した上で、新
しいロールを上記ロール保持部に装着し、そのロールか
ら引き出したシートの先端部を、印字部を経由する送り
経路に沿ってセットすると共に、その先端を台紙巻き取
り部に巻き付ける作業が行われる。
【0004】その場合に、この作業を容易に行い得るよ
うにするため、上記ロール保持部、印字部及び台紙巻き
取り部等の側方を開放可能として、上記ロールの装着や
シートのセット等の作業を側方のスペースを利用して行
い得るように構成し、或いは上記各部をユニット化し、
これをプリンタ本体から前方へ引き出し可能として、前
方への引き出し位置で上記作業を行い得るように構成す
ることが行われている。特に後者は、プリンタが上記計
量包装値付装置等に備えられる場合には、装置の前方へ
プリンタを引き出して交換作業を行えるので有効であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来における
ユニットを前方へ引き出すタイプのラベルプリンタにお
いては、上記のロール保持部、印字部、及び台紙巻き取
り部等を含むプリンタの内部構造のほぼ全体を引き出す
構成であったため、次のような問題点があった。
【0006】つまり、上記印字部は、印字ローラと、該
印字ローラとの間にラベルシートを挟み付けた状態でラ
ベルに所定の情報を印字する印字ヘッドとで構成され、
このうち、印字ヘッドには印字すべき情報や電源をコン
トロールユニットから供給するハーネスが接続されてい
るので、この印字ヘッドを引き出しユニットに搭載した
場合、該引き出しユニットの出し入れ時にハーネスが引
っかかったり噛み込んだりするおそれがあり、また、こ
のハーネスがロールの装着やシートのセット等の作業の
邪魔になる。特に、上記コントロールユニットも引き出
しユニットに搭載したものにおいては、該引き出しユニ
ットが重くなり、良好な操作性が得られないことにな
る。
【0007】そこで、本発明は、上記のような構成のラ
ベルプリンタにおいて、ロール交換作業の作業性の向上
を図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】まず、本願の請求項1に記載の発明(以
下、第1発明という)は、帯状の台紙に多数のラベルを
一列に貼りつけてなるラベルシートのロールを保持する
ロール保持部と、該ロール保持部から引き出されたラベ
ルシートのラベルに所定の情報を印字する印字部と、該
印字部で印字されたラベルを剥離した後の台紙を巻き取
る台紙巻き取り部とを有し、上記印字部が、印字ローラ
と該印字ローラとの間にラベルシートを挟み付けた状態
でラベルに印字する印字ヘッドとを有するラベルプリン
タにおいて、上記ロール保持部、印字ローラ及び台紙巻
き取り部を、プリンタ本体に対して前方へ引き出し可能
とされたベース部材上に配設して、これらにより引き出
しユニットを構成すると共に、上記印字ヘッドは、プリ
ンタ本体に、引き出しユニットの前方への引き出し経路
から退避可能に取り付けたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明という)は、上記第1発明のラベルプリンタにおい
て、印字ヘッドを、引き出しユニットの引き出し方向に
対して側方へ退避可能としたことを特徴とする。
【0011】また、請求項3に記載の発明(以下、第3
発明という)は、上記第1発明または第2発明のラベル
プリンタにおいて、引き出しユニットにおけるロール保
持部と印字ローラとの間に、送りローラと、該送りロー
ラとの間にラベルシートを挟み付ける押えローラとを備
えると共に、引き出しユニットがプリンタ本体内に位置
する状態で、印字ヘッドの印字位置と退避位置との間の
移動に連動させて、上記押えローラを送りローラへの押
し付け位置と該送りローラからの離反位置とに移動させ
る押えローラ連動機構を設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項4に記載の発明(以下、第4
発明という)は、同じく第1発明または第2発明のラベ
ルプリンタにおいて、引き出しユニットにおける印字ロ
ーラとの間に台紙を挟み付ける押えローラを備えると共
に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位置
との間の移動に連動させて、上記押えローラを印字ロー
ラへの押し付け位置と該印字ローラからの離反位置とに
移動させる押えローラ連動機構を設けたことを特徴とす
る。
【0013】さらに、請求項5に記載の発明(以下、第
5発明という)は、同じく第1発明または第2発明のラ
ベルプリンタにおいて、引き出しユニットにおける印字
ローラの前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取る
ラベル受け部を備える共に、引き出しユニットのプリン
タ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、上
記ラベル受け部を印字ローラ前方のラベル受け取り位置
とその下方の退避位置とに移動させるラベル受け部連動
機構を設けたことを特徴とする。
【0014】そして、請求項6に記載の発明は(以下、
第6発明という)は、同じく第1発明または第2発明の
ラベルプリンタにおいて、ラベルシート上におけるラベ
ルの通過を検出するラベルセンサをプリンタ本体に備え
ると共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出
し位置との間の移動に連動させて、上記ラベルセンサを
ラベル検出位置と引き出しユニットの引き出し経路から
の退避位置とに移動させるラベルセンサ連動機構を設け
たことを特徴とする。
【0015】上記のように構成したことにより、本願各
発明によれば、次の作用が得られる。
【0016】まず、第1発明によれば、ロール保持部や
台紙巻き取り部等をベース部材上に配設してなる引き出
しユニットに、印字部を構成する印字ヘッドと印字ロー
ラのうちの印字ローラのみが支持されて、印字ヘッドは
プリンタ本体側に取り付けられるので、ロール交換時等
において、上記引き出しユニットをプリンタ本体から前
方へ引き出すときに、印字ヘッドはプリンタ本体側に残
されることになる。したがって、該引き出しユニットの
出し入れ時に印字ヘッドに接続されたハーネスを引っか
けたり噛み込んだりすることが防止されると共に、該ハ
ーネスがロール交換作業の邪魔になることも防止され、
さらに、ユニットの出し入れが軽くなるなど、該ロール
交換作業の作業性が向上することになる。
【0017】その場合に、第2発明によれば、印字ヘッ
ドは、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ
退避可能とされているので、例えば径の大きなロールを
保持するために引き出しユニットにおけるロール保持部
の容積が大きく設定されている場合にも、印字ヘッドを
比較的小さな移動量で退避位置へ移動させることが可能
となり、該印字ヘッドを移動可能に保持する機構が簡素
化されると共に、その移動操作の操作性が良好となる。
【0018】また、第3発明によれば、引き出しユニッ
トにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りロ
ーラと該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける
押えローラとが備えられる場合に、この押えローラが、
印字ヘッドの退避位置への移動に連動して送りローラか
ら離反することになり、また、第4発明によれば、引き
出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付
ける押えローラが備えられる場合に、この押えローラ
が、引き出しユニットの引き出し動作に連動して印字ロ
ーラから離反することになる。
【0019】したがって、これらの発明によれば、ロー
ル交換時においてラベルシートないし台紙の先端部をロ
ール保持部から印字部を経由して巻き取り部に至る経路
にセットするときに、互いに対接する一対のローラが自
動的に離反されて上記シートないし台紙のセット作業が
容易に行えることになる。
【0020】また、シートのセット後に、引き出しユニ
ットをプリンタ本体内に押し込めば、一方の押えローラ
が台紙を介して自動的に印字ローラに対接され、さら
に、印字ヘッドを印字位置にセットすれば、他方の押え
ローラがラベルシートを介して自動的に送りローラに対
接されることになり、これらの押えローラのセット作業
が不要となる。
【0021】さらに、第5発明によれば、引き出しユニ
ットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離された
ラベルを受け取るラベル受け部が備えられる場合に、こ
のラベル受け部が、引き出しユニットの引き出しに連動
して下方の退避位置に移動するので、ロールの交換時に
おいて印字ローラを経由する経路にラベルシートをセッ
トする際に該ラベル受け部が邪魔になることがなく、ま
た、引き出しユニットをプリンタ本体内へ押し込めば、
該ラベル受け部が印字ローラ前方の所定位置に自動的に
セットされることになる。
【0022】そして、第6発明によれば、ラベルシート
上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサが備え
られる場合に、このラベルセンサが引き出しユニットの
引き出しに連動して退避位置に移動するので、該引き出
しユニットの引き出しの邪魔になることがなく、また引
き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば自動的に
ラベル検出位置にセットされるので、ロール交換時にお
けるラベルセンサの移動のための作業が不要となる。そ
して、このラベルセンサはプリンタ本体側に取り付けら
れているので、引き出しユニットの引き出し時に、該セ
ンサに接続されたハーネスがプリンタ本体外部に引き出
されることがなく、このハーネスがロール交換作業の邪
魔になることが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ラベルプリンタについて説明する。
【0024】図1、2に示すように、このラベルプリン
タ1は、ベース2上に立設された本体フレーム3と、該
フレーム3内に収納された可動フレーム4とを有し、こ
の可動フレーム4は、本体フレーム3の上部内面の両側
に前後方向(図1の左右方向)に配設されたレール部材
5,5を介して、図示の本体フレーム3内の使用位置か
ら前方へ引き出し可能に支持されている。なお、可動フ
レーム4の前端部上方には、該可動フレーム4を前後方
向に移動させるためハンドル6が備えられている。
【0025】ここで、上記レール部材5,5は、本体フ
レーム3に固着された固定部材5a,5aと、可動フレ
ーム4にブラケット7,7を介して固着された移動部材
5b,5bとで構成されていると共に、このブラケット
7,7の前端部には後方に向けて磁石8,8が取り付け
られており、可動フレーム4を本体フレーム3内に収納
したときに、これらの磁石8,8が本体フレーム3の前
端部上方に設けられたストッパ部3aに吸着することに
より、可動フレーム4が本体フレーム3内の所定位置で
固定されるようになっている。
【0026】ここで、上記可動フレーム4の一方の面に
は、帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼りつけてなる
ラベルシートのロールAを保持するロール保持部10
と、該保持部10に保持されたロールAから引き出され
たラベルシートBが送り込まれ、ラベルに所定の文字を
印字する印字部20と、該印字部20で印字されたラベ
ルが剥離された後の台紙を巻き取る台紙巻き取り部80
とが配設されており、これらロール保持部10、印字部
20及び台紙巻き取り部80で引き出しユニット9を構
成している。
【0027】上記ロール保持部10には、可動フレーム
4に片持状に取り付けられて水平方向に延びるロール支
持軸11が備えられ、該支持軸11に、ロールAの芯管
が挿入される4本のアーム部を有するボビン12と、該
ボビン12に結合されて、挿入された芯管の内面に上記
各アーム部の間から弾力的に当接することにより該芯管
を保持する板バネ13とからなるロール支持部材14が
回転自在に取り付けられている。
【0028】また、上記支持軸11の先端には、ロール
Aが挿入された後に該ロールAの脱落を防止するロール
押え部材15が取り付けられるようになっている。この
ロール押え部材15は細長い板材で形成され、その中央
部やや一端よりに上記支持軸11の先端部に係合される
切り込み15aが形成されていると共に、他端部は上記
印字部20側に向けて延び、その先端部と可動フレーム
3との間に第1ガイドローラ16が回転自在に架設され
ている。
【0029】そして、この第1ガイドローラ16の斜め
下方には、片持状の第2ガイドローラ17が可動フレー
ム3に回転自在に支持され、上記ロール支持部材14に
支持されたロールAから引き出されたラベルシートB
が、第1、第2ガイドローラ16,17によりほぼS字
状に案内され、該シートBのラベル貼付け面を上向けた
状態で上記印字部20に送り込むようになっている。
【0030】次に、図3、4に示すように、上記印字部
20には、可動フレーム4の前端部下方に第1サブフレ
ーム21が固設されていると共に、該第1サブフレーム
21の側面から水平方向に延びる複数のロッド(図示せ
ず)に挿通固定された第2サブフレーム22が設けら
れ、この第1サブフレーム21と第2サブフレーム22
との間に、ロール保持部10に保持されたロールAから
ラベルシートBを繰り出す送りローラ23と、該送りロ
ーラ23の前方に配置された印字ローラ24とが回転自
在に架設されている。
【0031】また、これら送りローラ23と印字ローラ
24との一端部にはプーリー23a,24aが設けら
れ、これらプーリー23a,24aにベルト25が巻き
掛けられていると共に、送りローラ23の他端部には従
動ギヤ23bが備えられている。そして、上記可動フレ
ーム4の磁石8,8が本体フレーム3のストッパ部3a
に吸着することにより、引き出しユニット9が本体フレ
ーム3内の使用位置に収納されるときに上記従動ギヤ2
3bと噛合する駆動ギヤ26が本体フレーム3に回転自
在に取り付けられている。したがって、引き出しユニッ
ト9が本体フレーム3内の上記使用位置に収納されると
き、モータ(図示せず)で該駆動ギヤ26を駆動するこ
とによって送りローラ23が回転すると共に、上記ベル
ト25を介して印字ローラ24が回転するようになって
いる。
【0032】なお、上記送りローラ23と印字ローラ2
4との間には、ラベルシートBを案内する第1、第2補
助ローラ27a,27bが備えられていると共に、上記
送りローラ23の下方には、ラベルシートBからラベル
が剥離された台紙を案内する第3補助ローラ27cが備
えられており、これら第1〜第3補助ローラ27a〜2
7cが回転自在に架設されている。
【0033】また、印字ローラ24の下流側には、ラベ
ルシートBを鋭角的に曲折することによってラベルシー
トBからラベルを剥離させる剥離棒(図示せず)が配置
されている。
【0034】ここで、送りローラ23の上方には、該送
りローラ23に対する第1押えローラ支持機構30が配
設されている。該第1押えローラ支持機構30は、ロー
ラ移動部30aとローラ支持部30bとで構成され、該
ローラ移動部30aには、可動フレーム4に片持状に取
り付けられて水平方向に延びる上下2本の固定ロッド3
1a,31bが備えられている。また、上記ローラ移動
部30aには、一対のプレート32a,32a間に当接
部材32bが付設された揺動部材32と、一対の揺動プ
レート33,33とが備えられ、上記揺動部材32のプ
レート32a,32aの一端部に上方の固定ロッド31
aが挿通されていると共に、該プレート32a,32a
と上下平行に位置する上記揺動プレート33,33の一
端部に下方の固定ロッド31bが挿通されており、これ
ら揺動部材32と揺動プレート33,33とが、固定ロ
ッド31a,31bをそれぞれ支点として揺動自在に支
持されている。一方、上記揺動部材32のプレート32
a,32aの他端部間及び揺動プレート33,33の他
端部間には、可動ロッド34a,34bがそれぞれ架設
されている。
【0035】次に、上記ローラ支持部30bには、支持
ブラケット35が設けられており、該支持ブラケット3
5の左右両端部から鉛直上方に延設された支持部に上記
ローラ移動部30aの可動ロッド34a,34bが挿通
されている。したがって、これら揺動部材32と揺動プ
レート33,33とが固定ロッド31a,31bを支点
として揺動するのに伴い、上記支持ブラケット35が可
動ロッド34a,34bと共に上下に移動するようにな
っている。
【0036】支持ブラケット35の下方には支持プレー
ト36が配設されていると共に、該支持プレート36の
左右両端部から鉛直下方に延設された支持部間に第1押
えローラ37が回転自在に架設されている。支持プレー
ト36の上面には、ピン38,38の一端部が固着され
ており、これらピン38,38は、支持ブラケット35
に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そして、該
ピン38,38の他端部にはストッパーが形成され、上
記支持ブラケット35の穴から抜脱することがないよう
になっている。
【0037】ここで、上方の固定ロッド31aの両端部
には、つる巻きバネ39,39が取り付けられており、
該バネ39,39の一端部が揺動部材32の当接部材3
2bに当接していると共に、他端部が下方の固定ロッド
31bに当接している。また、上記ピン38,38には
バネ40,40が備えられ、支持ブラケット35と上記
支持プレート36との間に介設されている。したがっ
て、後述する印字ヘッドユニット60が使用位置に固定
されるとき、支持ブラケット35が印字ヘッドユニット
60に押下されることにより、上記揺動部材32がつる
巻きバネ39,39の付勢力に抗して押え付けられ、揺
動プレート33,33と共に所定の位置に固定される。
さらに、支持ブラケット35が上記所定位置に固定され
た状態のとき、ローラ支持部30bの押えローラ37
は、バネ40,40が若干付勢した状態で送りローラ2
3を適度に押さえ付けるようになっている。
【0038】次に、上記第1、第2サブフレーム21,
22間の中央下端には、ラベルシートBからラベルが剥
離された台紙を上記台紙巻き取り部80に案内する支持
ローラ28が回転自在に架設されていると共に、該支持
ローラ28に後端部が枢支され、該支持ローラ28を支
点として揺動自在に支持された揺動ユニット50が配設
されている。該揺動ユニット50は、上記支持ローラ2
8に枢支されたベース部材51を有し、このベース部材
51の中央部やや前方側に、印字ローラ24に対する第
2押えローラ支持機構52が備えられている。また、上
記ベース部材51前端部には、上記剥離棒によってラベ
ルシートBから剥離されたラベルを受け取る複数のラベ
ル受けローラ53a…53aを有するラベル受け機構5
3が配設されている。
【0039】上記第2押えローラ支持機構52には支持
プレート54が設けられていると共に、該支持プレート
54の左右両端部から鉛直上方に延設された支持部間に
第2押えローラ55が回転自在に架設されている。支持
プレート54の下面には、ピン56,56の一端部が固
着されており、これらピン56,56は、上記ベース部
材51に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そし
て、該ピン38,38の他端部にはストッパーが形成さ
れ、上記ベース部材51の穴から抜脱することがないよ
うになっている。さらに、上記ピン56,56にはバネ
57,57が備えられ、ベース部材51と支持プレート
54との間に介設されている。
【0040】ここで、引き出しユニット9が本体フレー
ム3内の上記使用位置に収納されるとき、上記揺動ユニ
ット50は、上記ベース2の底部に取り付けられた支持
台2aによって所定の位置に支持されると共に、上記第
2押えローラ55は、バネ57,57が若干付勢した状
態で印字ローラ23を適度に押さえ付けるようになって
いる。そして、引き出しユニット9が上記所定位置から
前方へ引き出されたときに、上記支持台2aによる揺動
ユニット50の支持が解除されることにより、該揺動ユ
ニット50が上記支持ローラ28を支点として下方に揺
動し、これに伴って上記第2押えローラ支持機構52も
下方に移動することにより、上記第2押えローラ55に
よる印字ローラ24に対する押え付けが解除されるよう
になっている。
【0041】また、上記印字部20の直上方には、上記
ラベルシートBのラベルにコントロールユニット(図示
せず)からの上方を印字する印字ヘッドユニット60が
配設されている。該印字ヘッドユニット60には、前部
下方から後部上方に向かって傾斜する傾斜部と、該傾斜
部から鉛直下方に延設された側部と、該側部から水平方
向に延設された水平部とを有する印字ブラケット61が
備えられ、上記印字ブラケット61の傾斜部が本体フレ
ーム3にヒンジ62,62を介して取り付けられてい
る。そして、印字ブラケット61の水平部の下方には、
該印字ブラケット61の水平部側面から突設するピン6
1aに枢支され、該ピン61aを支点として揺動自在に
支持された印字ヘッド支持部材63が配設されていると
共に、該印字ヘッド支持部材63の下面に、ロール保持
部10に保持されたロールAから繰り出されてくるラベ
ルシートBのラベルにコントロールユニットからの情報
を印字するサーマル式印字ヘッド64が上記印字ローラ
24に相対接するように取り付けられている。
【0042】なお、該印字ヘッド64には、印字すべき
情報や電源をコントロールユニットから供給するハーネ
ス69(図7参照)が接続されている。
【0043】また、上記印字ヘッド支持部材63の上面
には、ピン65,65の一端部が固着されており、これ
らピン65,65は、上記印字ブラケット61の水平部
に設けられた穴にそれぞれ挿通されている。そして、該
ピン65,65の他端部にはストッパーが形成され、上
記印字ブラケット61の穴から抜脱することがないよう
になっている。
【0044】さらに、上記ピン65,65にはバネ6
6,66が備えられ、印字ブラケット61の水平部と印
字ヘッド支持部材63との間に介設されている。したが
って、上記印字ヘッドユニット60が使用位置に固定さ
れるとき、印字ヘッド64は、バネ66,66が若干付
勢した状態で印字ローラ24を適度に押さえ付けるよう
になっている。
【0045】ここで、印字ブラケット61における水平
部の直上方には、印字ヘッドユニット60を所定の位置
に固定するロックレバー67が配設されていると共に、
該ロックレバー67の腕部が上記ピン61aに枢支され
ており、該ピン61aを支点として揺動自在に支持され
ている。また、印字ブラケット61の水平部側面のやや
後方と、上記ロックレバー67の腕部との間にはバネ6
8が介設されており、ロックレバー67が図4における
矢印ア方向に付勢されている。さらに、ロックレバー6
7の腕部の先端にはフック67aが形成されており、該
フック67aが上記第2サブフレーム22の側面から突
設するピン22aに掛止されることによってロックレバ
ー67が固定され、これにより、上記印字ヘッドユニッ
ト60がラベルシートBのラベルに印字可能な使用位置
に固定されるようになっている。
【0046】また、上記ロックレバー67に設けられた
レバー部67bを図4の矢印イ方向に引き上げると、上
記フック67aとピン22aとの掛合が解除される。す
なわち、印字ヘッドユニット60と可動フレーム4との
掛合が解除されると共に、印字ヘッドユニット60は、
本体フレーム3に取り付けられたヒンジ61,61を中
心にして撥ね上げることができ、上記引き出しユニット
9の移動経路に対して側方の退避位置へ退避することが
できるようになっている。
【0047】また、ロックレバー67とピン22aとの
掛合が解除されたときには、印字ブラケット61による
第1押えローラ支持機構30の支持ブラケット35への
押え付けが解除され、つる巻きバネ39,39の付勢力
によって揺動部材32の当接部32bが上方へ押し上げ
られ、これに伴い上記第1押えローラ37も上方へ持ち
上げられることになる。したがって、第1押えローラ3
7による送りローラ23への押え付けが解除されるよう
になっている。
【0048】さらに、上記ラベルプリンタ1には、ロー
ル保持部10に保持されたロールAから繰り出されてく
るラベルシートBにおけるラベルの有無を検出し、その
検出信号をコントロールユニットに送信するラベルセン
サ70が上記送りローラ23と印字ローラ24との間に
配置されている。
【0049】図3、5、6に示すように、本体フレーム
3の側面には、ラベルセンサ70を支持するラベルセン
サ支持フレーム71が固設されており、該支持フレーム
71の上下に設けられた支持部71a,71a間に支持
軸72が回転自在に架設されている。そして、該支持軸
72にラベルセンサ70のブラケット73が取り付けら
れていると共に、該ブラケット73の先端部には、先端
部が二又とされたラベル検出部材74が備えられてお
り、該ラベル検出部材74の先端部の二又間をラベルシ
ートBが通過することによって、ラベルシートBにおけ
るラベルの有無を検出するようになっている。さらに、
上記ブラケット73の後端面には、上記支持フレーム7
1における上方の支持部71aに固設された板バネ75
が摺接しており、該板バネ75の付勢力によってラベル
センサ70が所定のラベル検出位置に固定されている。
なお、該ラベル検出部材74には、ラベル検出結果をコ
ントロールユニットに送信すると共に、電源をコントロ
ールユニットから供給するハーネス76が接続されてい
る。
【0050】ここで、上記印字ヘッドユニット60を引
き出しユニット9の移動経路に対して側方の退避位置に
撥ね上げて、該引き出しユニット9を本体フレーム3内
の使用位置から前方へ引き出すと、図5に示すように、
ラベルセンサ70のブラケット73が可動フレーム4に
設けられた当接部4bに当接し、さらに引き出しユニッ
ト9を引き出すことにより、上記当接部4bがラベルセ
ンサ70を上記板バネ75の付勢力に抗して図5の矢印
ウ方向に回転させる。そして、ラベルセンサ70がラベ
ル検出位置から90度回転した退避位置まで移動したと
きに、上記板バネ75がラベルセンサ70を上記退避位
置で固定するように付勢することになる。
【0051】また、引き出しユニット9を前方に引き出
した位置から元の使用位置まで押し戻すと、図6に示す
ように、ブラケット73に設けられた突設部73aに上
記当接部4bが当接し、さらに引き出しユニット9を押
し戻すことにより、該当接部4bがラベルセンサ70を
上記板バネ75の付勢力に抗して図6の矢印エ方向に回
転させることになる。そして、ラベルセンサ70が再び
上記ラベル検出位置まで移動したときに、板バネ75が
ラベルセンサ70をラベル検出位置で固定するように付
勢するようになっている。
【0052】次に、上記台紙巻き取り部80には、可動
フレーム4の他側面にモータ81が配設されていると共
に、該モータ81に一端部が片持状に取り付けられて、
他端部が可動フレームに開設された開口部4aを通って
水平方向に延びる巻き取り軸82と、該巻き取り軸82
に台紙の先端を保持する保持部材(図示せず)とが取り
付けられており、上記モータ81が駆動することによっ
て上記台紙が巻き取られるようになっている。
【0053】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0054】まず、ラベルプリンタ1の使用時について
説明すると、可動フレーム4の磁石8,8が本体フレー
ム3のストッパ部3aに吸着することにより、引き出し
ユニット9が本体フレーム3内の使用位置に収納されて
いると共に、ロールAがロール保持部10のロール支持
部材14に支持されている。そして、該ロールAから引
き出されたラベルシートBが第1、第2ガイドローラ1
6,17を介して送りローラ23に案内され、第1、第
2補助ローラ27a,27bを介してラベルセンサ70
のラベル検出部材75の二又間を通り、送りローラ23
前方に配置された印字ローラ24に送り込まれている。
そして、駆動ギヤ26が駆動されることによって送りロ
ーラ23と印字ローラ24とが回転し、上記ロールAか
らラベルシートBが引き出され、印字ローラ24に案内
されることになる。一方、ラベルシートBからラベルが
剥離された台紙は、支持ローラ28及び第3補助ローラ
27cを介して可動フレーム4後方の台紙巻き取り部8
0に案内され、上記台紙の先端が巻き取り軸82に取り
付けられた保持部材によって保持されている。そして、
モータ81を駆動することによって上記台紙が巻き取ら
れるようになっている。なお、ロール保持部10の支持
軸11と第1ガイドローラ16との間には、ロールAが
ロール支持部材14から脱落しないようにロール押え部
材15が取り付けられている。
【0055】このとき、印字ヘッドユニット60は、ロ
ックレバー67のフック67aとピン22aとが掛合す
ることによって使用位置に固定されている。したがっ
て、ラベルシートBは、第1押えローラ支持機構30の
第1押えローラ37と送りローラ23とで挟持されてい
ると共に、印字ヘッド64と印字ローラ24とで挟持さ
れており、該印字ヘッド64によってラベルシートBの
ラベルが印字され、該ラベルが上記剥離棒でラベルシー
トBから剥離されて該剥離棒の前方に配置されたラベル
受け機構53に受け渡される。
【0056】また、引き出しユニット9が本体フレーム
3内の使用位置に収納されているので、引き出しユニッ
ト9における揺動ユニット50が支持台2aに支持され
ている。したがって、ラベルシートBからラベルが剥離
された台紙が、第2押えローラ支持機構52の第2押え
ローラ55と上記印字ローラ24とで挟持されている。
【0057】ここで、送りローラ23と印字ローラ24
との間に配置されたラベルセンサ70によってロールA
から引き出されてきたラベルシートBにラベルが貼付さ
れていないことが検出されると、その検出信号がコント
ロールユニットに送信され、作業者は、コントロールユ
ニットに送信された検出信号に基づいてロールの交換作
業を行うことになる。
【0058】このロール交換作業について説明すると、
まず、印字ヘッドユニット60におけるロックレバー6
7のレバー部67bを引き上げて、ロックレバー67の
腕部に形成されたフック67aと第2サブフレーム22
から突設するピン22aとの掛合を解除する。これによ
り、印字ヘッドユニット60と可動フレーム4との掛合
が解除され、印字ヘッドユニット60がヒンジ62,6
2を中心に、上記引き出しユニット9の移動経路に対し
て側方の退避位置に撥ね上げることが可能となると共
に、第1押えローラ支持機構30の第1押えローラ37
による送りローラ23への押え付けが解除される。
【0059】次に、印字ヘッドユニット60を上記退避
位置に撥ね上げて、上記引き出しユニット9を前方へ引
き出すと、ラベルセンサ70のブラケット73に可動フ
レーム4の当接部4bが当接し、さらに該引き出しユニ
ット9を前方の所定位置まで引き出すことにより、ラベ
ルセンサ70がラベル検出位置から90度回転した退避
位置まで回転移動し、板バネ75の付勢力によって上記
退避位置で固定され、引き出しユニット9の移動経路か
ら退避することになる。このとき、ラベル検出部材74
に接続されたハーネス76は前方へ引き出されることが
ないので、ロールAの装着やシートBのセット等の作業
の邪魔になることがなくなる。
【0060】また、上記引き出しユニット9が所定の位
置まで引き出されたときに、揺動ユニット50が支持ロ
ーラ28を支点として下方に揺動されると共に、第2押
えローラ支持機構52も下方に移動し、該第2押えロー
ラ支持機構52の第2押えローラ55による印字ローラ
24の押え付けが解除される。
【0061】ここで、図7に示すように、該印字ヘッド
ユニット60を上記退避位置に撥ね上げて、引き出しユ
ニット9を上記使用位置から前方の所定位置まで引き出
したとき、印字ヘッドユニット60は、本体フレーム3
に取り付けられているので前方に引き出されることがな
く、印字ヘッドユニット60の印字ヘッド64に接続さ
れたハーネス69も前方へ引き出されることがなくな
り、該引き出しユニット9の出し入れ時にハーネス69
が引っかかったり噛み込んだりするおそれがなくなり、
また、このハーネス69がロールAの装着やシートBの
セット等の作業の邪魔になることがなくなる。
【0062】そして、上記引き出しユニット9が所定の
位置まで引き出された後、ロール押え部材15をロール
支持軸11から取り外し、残留する芯管を取り除くと共
に、台紙巻き取り部80で巻き取られた台紙を取り除
き、別のロールAを上記ロール支持部材14に支持さ
せ、再びロール押え部材15の切り込み15aをロール
支持軸11に係合させて該ロール押え部材15を取り付
ける。
【0063】そして、ロール支持部材14に支持された
ロールAからラベルシートBを引き出して、第1、第2
ガイドローラ16,17を介して送りローラ23と印字
ローラ24に案内し、該ラベルシートBの先端を上記台
紙巻き取り部80の保持部材によって保持させる。
【0064】このとき、第1、第2押えローラ支持機構
30,52による送りローラ23と印字ローラ24とへ
の押え付けは、それぞれ解除されているので、上記のラ
ベルシートBのセット作業が容易に行うことができる。
【0065】そして、上記のラベルシートBのセット作
業が完了した後、引き出しユニット9を再び本体フレー
ム3内の使用位置に押し戻すことになるが、このとき、
ブラケット73の突設部73aに可動フレーム4に設け
られた当接部4bが当接し、さらに引き出しユニット9
を押し戻すことにより、ラベルセンサ70が退避位置か
ら上記ラベル検出位置まで移動したときに、板バネ75
の付勢力によってラベルセンサ70がラベル検出位置で
固定され、再びラベルシートBのラベルの有無を検出す
ることができる。
【0066】また、揺動ユニット50は、支持ローラ2
8を支点として下方の退避位置から上方に揺動されて、
支持台2aによって再び所定の位置で支持されると共
に、第2押えローラ支持機構52の第2押えローラ55
が印字ローラ24を下方から押え付けて、上記ラベルシ
ートBからラベルが剥離された台紙を再び挟持すること
になる。
【0067】そして、上記可動フレーム4の磁石8,8
が本体フレーム3のストッパ部3aに吸着して、引き出
しユニット9を本体フレーム3内の使用位置に収納させ
た後、退避位置に撥ね上げられた印字ヘッドユニット6
0を降し、印字ヘッドユニット60を上方から押え付け
ることにより、ロックレバー67のフック67aに形成
されたテーパー面がピン22aに対して摺接しながら押
し下げられ、該フック67aとピン22aとが再び掛合
すると共に、上記第1押えローラ支持機構30の支持ブ
ラケット35が印字ヘッドユニット60の印字ブラケッ
ト61によって所定の位置に固定され、第1押えローラ
37が送りローラ23に対して上方より押え付けて、ラ
ベルシートBを再び挟持するようになる。
【0068】なお、可動フレーム4には、上記第1、第
2ガイドローラ16,17の支軸がそれぞれ挿通される
2個のローラ軸取り付け穴(図示せず)が設けられてい
るが、第2ガイドローラ17の奥方には、さらに2個の
予備のローラ軸取り付け穴が設けられており、そのうち
の一方の取り付け穴は、上記ロール支持軸11の中心か
らの寸法が第1ガイドローラ16の取り付け穴と等しく
されている。
【0069】したがって、第1ガイドローラ16がロー
ル押え部材15に取り付けられている状態で、該第1ガ
イドローラ16を可動フレーム3から取り外し、ローラ
支持軸11の中心からの寸法が第1ガイドローラ16の
取り付け穴と等しい予備の取り付け穴に第1ガイドロー
ラ16を挿通し、また、片持状の第2ガイドローラ17
を可動フレーム3から取り外し、他方の予備の取り付け
穴に第2ガイドローラ17を挿通することができる。こ
れにより、ラベルシートBのラベル貼付け面を内側に巻
いた内巻きタイプのロールを使用することができるよう
になり、内巻きタイプのロールでも、外巻きタイプのロ
ールでも使用することができるようになっている。
【0070】また、このようなラベルプリンタ1を計量
値付装置や、図8に示すような計量値付包装装置100
等、種々の装置に適用することも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、ロー
ル保持部や台紙巻き取り部等をベース部材上に配設して
なる引き出しユニットに、印字部を構成する印字ヘッド
と印字ローラのうちの印字ローラのみが支持されて、印
字ヘッドはプリンタ本体側に取り付けられるので、ロー
ル交換時等において、上記引き出しユニットをプリンタ
本体から前方へ引き出すときに、印字ヘッドはプリンタ
本体側に残されることになる。したがって、該引き出し
ユニットの出し入れ時に印字ヘッドに接続されたハーネ
スを引っかけたり噛み込んだりすることが防止されると
共に、該ハーネスがロール交換作業の邪魔になることも
防止され、さらに、ユニットの出し入れが軽くなるな
ど、該ロール交換作業の作業性が向上することになる。
【0072】その場合に、第2発明によれば、印字ヘッ
ドは、引き出しユニットの引き出し方向に対して側方へ
退避可能とされているので、例えば径の大きなロールを
保持するために引き出しユニットにおけるロール保持部
の容積が大きく設定されている場合にも、印字ヘッドを
比較的小さな移動量で退避位置へ移動させることが可能
となり、該印字ヘッドを移動可能に保持する機構が簡素
化されると共に、その移動操作の操作性が良好となる。
【0073】また、第3発明によれば、引き出しユニッ
トにおけるロール保持部と印字ローラとの間に、送りロ
ーラと該送りローラとの間にラベルシートを挟み付ける
押えローラとが備えられる場合に、この押えローラが、
印字ヘッドの退避位置への移動に連動して送りローラか
ら離反することになり、また、第4発明によれば、引き
出しユニットにおける印字ローラとの間に台紙を挟み付
ける押えローラが備えられる場合に、この押えローラ
が、引き出しユニットの引き出し動作に連動して印字ロ
ーラから離反することになる。
【0074】したがって、これらの発明によれば、ロー
ル交換時においてラベルシートないし台紙の先端部をロ
ール保持部から印字部を経由して巻き取り部に至る経路
にセットするときに、互いに対接する一対のローラが自
動的に離反されて上記シートないし台紙のセット作業が
容易に行えることになる。
【0075】また、シートのセット後に、引き出しユニ
ットをプリンタ本体内に押し込めば、一方の押えローラ
が台紙を介して自動的に印字ローラに対接され、さら
に、印字ヘッドを印字位置にセットすれば、他方の押え
ローラがラベルシートを介して自動的に送りローラに対
接されることになり、これらの押えローラのセット作業
が不要となる。
【0076】さらに、第5発明によれば、引き出しユニ
ットにおける印字ローラの前方に、台紙から剥離された
ラベルを受け取るラベル受け部が備えられる場合に、こ
のラベル受け部が、引き出しユニットの引き出しに連動
して下方の退避位置に移動するので、ロールの交換時に
おいて印字ローラを経由する経路にラベルシートをセッ
トする際に該ラベル受け部が邪魔になることがなく、ま
た、引き出しユニットをプリンタ本体内へ押し込めば、
該ラベル受け部が印字ローラ前方の所定位置に自動的に
セットされることになる。
【0077】そして、第6発明によれば、ラベルシート
上におけるラベルの通過を検出するラベルセンサが備え
られる場合に、このラベルセンサが引き出しユニットの
引き出しに連動して退避位置に移動するので、該引き出
しユニットの引き出しの邪魔になることがなく、また引
き出しユニットをプリンタ本体内に押し込めば自動的に
ラベル検出位置にセットされるので、ロール交換時にお
けるラベルセンサの移動のための作業が不要となる。そ
して、このラベルセンサはプリンタ本体側に取り付けら
れているので、引き出しユニットの引き出し時に、該セ
ンサに接続されたハーネスがプリンタ本体外部に引き出
されることがなく、このハーネスがロール交換作業の邪
魔になることが防止される。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの
側面図である。
【図2】 同じくラベルプリンタの上部正面図である。
【図3】 同じくラベルプリンタの下部正面図である。
【図4】 印字部付近の拡大側面図である。
【図5】 ラベルセンサのラベル検出位置での拡大平面
図である。
【図6】 同じくラベルセンサの退避位置での拡大平面
図である。
【図7】 ラベルプリンタの作用を説明する側面図であ
る。
【図8】 ラベルプリンタを搭載したストレッチ包装機
の外観図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 3 本体フレーム 4 可動フレーム 9 引き出しユニット 10 ロール保持部 20 印字部 23 送りローラ 24 印字ローラ 30 第1押えローラ支持機構 37 第1押えローラ 50 揺動ユニット 52 第2押えローラ支持機構 53 ラベル受け機構 55 第2押えローラ 60 印字ヘッドユニット 64 印字ヘッド 70 ラベルセンサ 74 ラベル検出部材 80 台紙巻き取り部 A ロール B ラベルシート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の台紙に多数のラベルを一列に貼り
    つけてなるラベルシートのロールを保持するロール保持
    部と、該ロール保持部から引き出されたラベルシートの
    ラベルに所定の情報を印字する印字部と、該印字部で印
    字されたラベルを剥離した後の台紙を巻き取る台紙巻き
    取り部とを有し、上記印字部が、印字ローラと該印字ロ
    ーラとの間にラベルシートを挟み付けた状態でラベルに
    印字する印字ヘッドとを有するラベルプリンタにおい
    て、上記ロール保持部、印字ローラ及び台紙巻き取り部
    が、プリンタ本体に対して前方へ引き出し可能とされた
    ベース部材上に配設されて、これらにより引き出しユニ
    ットが構成されていると共に、上記印字ヘッドは、プリ
    ンタ本体に、引き出しユニットの前方への引き出し経路
    から退避可能に取り付けられていることを特徴とするラ
    ベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドは、引き出しユニットの引き
    出し方向に対して側方へ退避可能とされていることを特
    徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 引き出しユニットにおけるロール保持部
    と印字ローラとの間に、送りローラと、該送りローラと
    の間にラベルシートを挟み付ける押えローラとが備えら
    れていると共に、引き出しユニットがプリンタ本体内に
    位置する状態で、印字ヘッドの印字位置と退避位置との
    間の移動に連動させて、上記押えローラを送りローラへ
    の押し付け位置と該送りローラからの離反位置とに移動
    させる押えローラ連動機構が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のラベルプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 引き出しユニットにおける印字ローラと
    の間に台紙を挟み付ける押えローラが備えられていると
    共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し位
    置との間の移動に連動させて、上記押えローラを印字ロ
    ーラへの押し付け位置と該印字ローラからの離反位置と
    に移動させる押えローラ連動機構が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のラベルプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 引き出しユニットにおける印字ローラの
    前方に、台紙から剥離されたラベルを受け取るラベル受
    け部が備えられていると共に、引き出しユニットのプリ
    ンタ本体内と引き出し位置との間の移動に連動させて、
    上記ラベル受け部を印字ローラ前方のラベル受け取り位
    置とその下方の退避位置とに移動させるラベル受け部連
    動機構が設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のラベルプリンタ。
  6. 【請求項6】 ラベルシート上におけるラベルの通過を
    検出するラベルセンサがプリンタ本体に備えられている
    と共に、引き出しユニットのプリンタ本体内と引き出し
    位置との間の移動に連動させて、上記ラベルセンサをラ
    ベル検出位置と引き出しユニットの引き出し経路からの
    退避位置とに移動させるラベルセンサ連動機構が備えら
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のラベルプリンタ。
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