JP2006143234A - ラベル貼付装置 - Google Patents

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徹 山田
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Abstract

【課題】 吸着位置と押圧位置との間隔をできるだけ大きく設定できるようにして、高さの異なる物品への対応の自由度を増加させるとともに、機構を簡易にして、作動速度を向上させてラベルの貼付時間の短縮を図り、製造コストも低減できるようにする。
【解決手段】 機台1に設けられ帯状台紙Dに等間隔に仮着されたラベルLを剥離するラベル剥離部10と、コンベアCの走行方向Rに対して傾斜しラベルLをその前端Laを突出させて吸着する吸着体20と、ラベルLを物品Wに押圧する押圧ローラ30と、吸着体20及び押圧ローラ30を保持するとともに吸着体20がラベル剥離部10からのラベルLを吸着する吸着位置X及び押圧ローラ30がラベルLを物品Wに押圧する押圧位置Yの2位置に上下動可能な保持体40と、保持体40を上下動させ機台1に固定されたエアシリンダ装置50とを備え、保持体40をエアシリンダ装置50のみに取り付け、保持体40をエアシリンダ装置50により直線状に上下動させる構成にした。
【選択図】 図1

Description

本発明はラベル貼付装置に係り、特に、ラベルが等間隔に仮着された帯状台紙からラベルを剥離させながら、コンベアで搬送中の物品に自動的にラベルを貼り付けるラベル貼付装置に関する。
従来、この種のラベル貼付装置としては、先に、本願出願人が提案し、特許第3345443号(特許文献1)に掲載されたものが知られている。
これは、図4に示すように、例えば、段ボール箱等の直方体状の物品WをコンベアCで搬送し、この搬送過程で、物品Wの複数の面にラベルLを貼付するもので、機台1に設けられ帯状台紙Dに等間隔に仮着されたラベルLを剥離する剥離板11を有したラベル剥離部10と、ラベル剥離部10の後流側近傍に設けられコンベアCの走行方向Rに対して傾斜する吸着面21を有しこの吸着面21にラベル剥離部10により剥離されたラベルLをこのラベルLの前端Laを突出させて吸着する平板状の吸着体20と、吸着体20から突出させられたラベルLの前端Laの上側に当接する位置に設けられラベルLを物品Wに押圧する押圧ローラ30と、吸着体20及び押圧ローラ30を保持するとともに吸着体20がラベル剥離部10からのラベルLを吸着する吸着位置X(図4(a))及び押圧ローラ30がラベルLを物品Wに押圧する押圧位置Y(図4(b))の2位置に上下動可能な保持体40(図の例では吸着体20の外側部で構成されている)と、保持体40を吸着位置X及び押圧位置Yに上下動させるエアシリンダ装置50とを備えて構成されている。保持体40は、その基端側が機台1に設けたアーム41に対して回動可能に支持軸42に支持されており、この回動により吸着位置X及び押圧位置Yの2位置に位置させられる。エアシリンダ装置50は、シリンダ部51とピストンロッド52とからなり、シリンダ部51の後端51aが機台1に軸支され、ピストンロッド52の先端がリンク機構43を介して保持体40の先端側に取り付けられている。尚、押圧ローラ30は、物品Wへの押圧により回動可能なアーム60を介して保持体40に取り付けられている。保持体40には、押圧ローラ30が物品Wに当接する時の衝撃力をアーム60を介して吸収するショックアブソーバ61が設けられている。
そして、このラベル貼付装置により、ラベルLを物品Wに貼付するときは、先ず、保持体40の吸着位置Xにおいて、ラベル剥離部10によりラベルLが剥離され、吸着体20にラベルLが吸着される。次に、物品Wが所定位置に搬送されると、エアシリンダ装置50が作動し、ピストンロッド52が進出する。これにより保持体40が支持軸42を中心に回動し、保持体40が押圧位置Yに位置させられる。これにより、吸着体20の先端から突出したラベルLの前端Laが押圧ローラ30により物品Wに押圧されるとともに、物品Wの搬送移動により、ラベルLが引っ張られて吸着体20から離間し、全体が押圧ローラ30により押圧されて物品Wに貼付されていく。この場合、吸着体20が傾斜しているので、物品Wに当接することがなく、そのため、ラベルLが確実に貼付されていく。
貼付が終了すると、再びエアシリンダ装置50が作動し、ピストンロッド52が後退する。これにより、保持体40が支持軸42を中心に回動し、保持体40が吸着位置Xに位置させられる。このようにして、順次ラベルLの貼付が行なわれていく。
特許第3345443号
ところで、一般に、ラベル貼付装置では、高さの異なる種々の物品Wに対して、ラベルLを貼付する用途が多く、この場合、上記従来のラベル貼付装置にあっては、コンベアCと保持体40との間隔を大きくとって、高さの異なる物品Wに対して容易に対応させるようにすることが考えられるが、この場合、エアシリンダ装置50のストロークが十分であっても、保持体40が支持軸42に回動可能に軸支されているので、回動しすぎると押圧ローラ30がラベルLの前端Laを十分に押圧できなくなることから、吸着位置Xと押圧位置Yとの間隔Eをあまり大きく設定できないことになり、そのため、高さの異なる物品Wへの対応の自由度が少なくなっているという問題があった。
また、保持体40は回動可能になっているので、保持体40を支持する支持軸42などの回動機構が必要になるとともに、エアシリンダ装置50もシリンダ部51の後端51aを軸支し、ピストンロッド52をリンク機構43を用いて保持体40と連結しなければならないので、それだけ、機構が複雑になり、そのため、作動速度に制限が生じ、製造コストも高くなる等の問題があった。
更に、保持体40を回動可能にするために、支持軸42で軸支するが、軸支する分、吸着体20におけるコンベアCの走行方向の長さA(図4(a))が長くなってしまい、そのため、物品Wの貼付面のある物品上面の形状条件によっては、干渉の虞が生じることがあるという問題もあった。例えば、物品Wが発砲スチロールの箱で、箱上面の外枠が凸形状で中が窪んでいるものである場合、吸着体20が長いとラベル貼付後、即座に吸着体20を上昇させないと、箱上面の外枠の凸部に吸着体20がぶつかる虞がある。また、吸着体20が長いと、それだけ、長さの短いラベルに対応できないという問題もあった。これらに対応させるために、吸着体20の長さを短くすると、今度は回動範囲が益々制約されて、上記の高さの異なる物品Wへの対応ができにくくなる。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、吸着位置と押圧位置との間隔をできるだけ大きく設定できるようにして、高さの異なる物品への対応の自由度を増加させるとともに、機構を簡易にして、作動速度を向上させてラベルの貼付時間の短縮を図り、製造コストも低減できるようにし、更には、吸着体の長さを短くできるようにして物品との干渉を生じにくくし、短いラベルへの対応も容易にできるようにしたラベル貼付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のラベル貼付装置は、コンベアで搬送される物品に該物品の搬送過程でラベルを貼付するラベル貼付装置であって、機台に設けられ帯状台紙に等間隔に仮着されたラベルを剥離するラベル剥離部と、該ラベル剥離部の後流側近傍に設けられ上記コンベアの走行方向に対して傾斜する吸着面を有し該吸着面に上記ラベル剥離部により剥離されたラベルを該ラベルの前端を突出させて吸着する吸着体と、該吸着体から突出させられたラベルの前端上側に当接する位置に設けられ該ラベルを物品に押圧する押圧ローラと、上記吸着体及び押圧ローラを保持するとともに上記吸着体が上記ラベル剥離部からのラベルを吸着する吸着位置及び上記押圧ローラが上記ラベルを物品に押圧する押圧位置の2位置に上下動可能な保持体と、該保持体を上記吸着位置及び押圧位置に上下動させるエアシリンダ装置とを備えたラベル貼付装置において、上記エアシリンダ装置を上記機台に固定し、上記保持体を上記エアシリンダ装置のみに取り付け、該保持体を上記エアシリンダ装置により直線状に上下動させる構成にしている。
これにより、物品にラベルを貼付するときは、先ず、保持体の吸着位置において、ラベル剥離部によりラベルが剥離され、吸着体にラベルが吸着される。次に、物品が所定位置に搬送されると、エアシリンダ装置が作動し、保持体が押圧位置に位置させられ、吸着体の先端から突出したラベルの前端が押圧ローラにより物品に押圧されるとともに、物品の搬送移動により、ラベルが引っ張られて吸着体から離間し、全体が押圧ローラにより押圧されて物品に貼付されていく。この場合、吸着体が傾斜しているので、物品に当接することがなく、そのため、ラベルが確実に貼付されていく。
貼付が終了すると、再びエアシリンダ装置が作動し、ピストンロッドが後退する。これにより、保持体が吸着位置に位置させられる。このようにして、順次ラベルの貼付が行なわれていく。
このようなラベルの貼付においては、エアシリンダ装置のストロークで規定される保持体の吸着位置と押圧位置との間隔の範囲で、高さの異なる種々の物品に対してのラベル貼付を行なうことができる。この場合、保持体はエアシリンダ装置のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置により直線状に上下動できることから、エアシリンダ装置のストローク分、吸着位置と押圧位置との間隔を設定でき、従来に比較して、吸着位置と押圧位置との間隔をできるだけ大きく設定できるようになり、そのため、高さの異なる物品への対応の自由度が増加させられる。また、保持体はエアシリンダ装置のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置により直線状に上下動できることから、従来に比較して、機構が簡易になり、それだけ、作動速度を速めてラベル貼付時間の短縮を図ることができるようになる。
また、従来のように、吸着体を回動させなくても良いので、それだけ、吸着体におけるコンベアの走行方向の長さを小さく形成できる。これにより、物品の貼付面のある物品上面の形状条件による干渉の虞が生じる事態が防止される。例えば、物品が発砲スチロールの箱で、箱上面の外枠が凸形状で中が窪んでいるものである場合でも、吸着体の長さを短くできるので、後退時に箱上面の外枠の凸部に吸着体がぶつかる虞が防止される。また、吸着体が短いので、それだけ、長さの短いラベルに対応できるようになる。尚、長さの比較的長いラベルに対しては、予め、吸着面を傾斜角度を調整して吸着面の長さを長く設定すればよい。
そして、必要に応じ、上記エアシリンダ装置は、シリンダ部に進退動可能に設けられるピストンロッドを備えて構成され、該エアシリンダ装置のシリンダ部を上記ピストンロッドが上記コンベア側に位置するとともに上記コンベアの走行方向に対して直交する方向に進退動するように上記機台に固定し、上記保持体を上記エアシリンダ装置のピストンロッドのみに取り付け、該保持体を上記エアシリンダ装置のピストンロッドの進退動により直線状に上下動させる構成としている。保持体はエアシリンダ装置のピストンロッドのみに取り付けられ、他の機構に依存しないで確実に直線状に上下動できることから、エアシリンダ装置のストローク分、吸着位置と押圧位置との間隔を設定でき、確実に高さの異なる物品への対応の自由度が増加させられる。
また、必要に応じ、上記吸着体を、上記ラベルを吸引する多数の吸引口を有し該ラベルの吸着面を形成する吸引板と、上記吸引板に覆われ該吸引板の外周が固定される開口及び内部に吸引される空気の流通凹部を有した本体とを備えて構成し、該本体に上記保持体に取り付けられる取付面を形成し、該本体を、該本体の取付面と上記吸引板の吸着面とのなす角度θが予め鋭角になるように形成している。
これにより、予め吸着体の取付面と吸着面とのなす角度θが予め鋭角になるように設定されているので、小型に形成でき、確実に吸着体におけるコンベアの走行方向の長さを小さく形成できるとともに、保持体に吸着体の取付面を付設して取り付けるだけで保持体に対する吸着面の角度を設定でき、保持体への取り付けが容易になるとともに、保持体の構造もそれだけ簡易にすることができる。
この場合、上記角度θを、30°≦θ≦60°に設定したことが有効である。この範囲で、種々のラベルに対応することができる。
更に、必要に応じ、上記吸着体の前位に、該吸着体の吸着面にエアを吹き付けるエア吹出管を設けた構成としている。これにより、ラベルが台紙より剥離されず台紙巻取側に巻き込まれることを防止できるとともに、剥離されたラベルの前端を吸着体の方向に助勢することができる。
また、必要に応じ、上記保持体に対して上記押圧ローラを物品への押圧により後退可能に設け、上記押圧ローラの後退時に該押圧ローラを物品側に付勢するスプリングを設けた構成としている。押圧ローラは、物品に衝止するが、押圧ローラの後退時に押圧ローラを物品側に付勢するスプリングが設けられているので、このスプリングにより、押圧ローラが物品に当接する時の衝撃力が吸収され、ラベルが確実に貼付される。
本発明のラベル貼付装置によれば、保持体はエアシリンダ装置のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置により直線状に上下動できることから、エアシリンダ装置のストローク分、吸着位置と押圧位置との間隔を設定でき、従来に比較して、吸着位置と押圧位置との間隔をできるだけ大きく設定できるようになり、そのため、高さの異なる物品への対応の自由度を増加させることができる。また、保持体はエアシリンダ装置のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置により直線状に上下動できることから、従来に比較して、機構が簡易になり、それだけ、作動速度を速めてラベル貼付時間の短縮を図ることができるようになるとともに、機構が簡易になるので製造コストも低減することができる。更には、吸着体の長さを短くできるようにして物品との干渉を生じにくくし、短いラベルへの対応も容易にできるようになるなど種々の効果を奏する。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置について詳細に説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置は、機台1と、ラベルLが等間隔に仮着された帯状台紙Dを巻き戻して台紙搬送経路に供給する供給リール(図示せず)と、機台1に設けられ台紙搬送経路に供給された帯状台紙Dに仮着されたラベルLに印字する印字ヘッド2を備えた印字機構3と、機台1に設けられ帯状台紙DからラベルLを剥離する剥離板11を備えたラベル剥離部10と、機台1に設けられラベル剥離部10でラベルLが剥離された帯状台紙Dを巻き取る巻取リール(図示せず)とを備えている。
ラベル剥離部10において、剥離板11は先端部13がナイフエッジ形状に形成され、台紙搬送経路を搬送されてきた帯状台紙Dを先端部13で折り返すことにより、帯状台紙Dより剛性の大きなラベルLを帯状台紙Dから剥がすものである。また、剥離板11の先端部13の下側近傍にはエア吹出管14が配設されており、ラベルLの剥離を補助するようになっている。尚、図1中符号4は、印字機構3において印字ヘッド2による印字を行なうためのインクリボンである。
また、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置は、ラベル剥離部10の後流側近傍に設けられ、ラベルLを吸着する吸着体20を備えている。吸着体20は、コンベアCの走行方向Rに対して傾斜する吸着面21を有しこの吸着面21にラベル剥離部10により剥離されたラベルLをその前端Laを突出させて吸着するものである。
詳しくは、図3に示すように、吸着体20は、ラベルLを吸引する多数の吸引口23を有しラベルLの吸着面21を形成する吸引板24と、吸引板24に覆われ吸引板24の外周がビス25を介して固定される開口26及び内部に吸引される空気の流通凹部27を有した本体28とを備えて構成されている。吸着体20の本体28には、流通凹部27の空気を吸引してラベルLを吸引するための吸引ホース22が接続される吸引開口29が設けられている。
また、本体28には、後述の保持体30に取り付けられる取付面28aが形成されており、本体28は、本体28の取付面28aと吸引板24の吸着面21とのなす角度θが予め鋭角になるように、断面略三角形状に形成されている。
本体28の取付面28aと吸引板24の吸着面21とのなす角度θは、30°≦θ≦60°に設定されている。
また、上記のエア吹出管14は、吸着体20の前位に位置し、吸着体20の吸着面21にエアを吹き付けるように設けられている。
更に、吸着体20の後流側近傍には、吸着体20から突出させられたラベルLの前端La上側に当接する位置に設けられラベルLを物品Wに押圧する押圧ローラ30が設けられている。
吸着体20及び押圧ローラ30は、図1乃至図3に示すように、吸着体20がラベル剥離部10からのラベルLを吸着する吸着位置X(図1)及び押圧ローラ30がラベルLを物品Wに押圧する押圧位置Y(図2)の2位置に上下動可能な板状の保持体40に取付ブロック41を介して保持されている。42は取付ブロック41が保持体40に取り付けられるビス、43は吸着体20の本体28が取付ブロック41に取り付けられるボルトである。
この保持体40は、吸着位置X及び押圧位置Yに上下動させるエアシリンダ装置50に取り付けられている。詳しくは、エアシリンダ装置50は、シリンダ部51に進退動可能に設けられるピストンロッド52を備えて構成され、このエアシリンダ装置50のシリンダ部51は、ピストンロッド52がコンベアC側に位置するとともにコンベアCの走行方向Rに対して直交する方向に進退動するように機台1に取付金具53を介して固定されている。また、保持体40は、エアシリンダ装置50のピストンロッド52の先端部のみに取り付けられており、エアシリンダ装置50のピストンロッド52の進退動により直線状に上下動させられる。
押圧ローラ30は、ブラケット31に回転可能に設けられている。このブラケット31には、ロッド32が設けられており、ロッド32は保持体40に上下動可能に挿通され、ロッド32の上端に設けたストッパ33により下限位置が規定されている。これにより押圧ローラ30は、ブラケット31及びロッド32を介して物品Wへの押圧により保持体40に対して後退可能に設けられている。ロッド32には、ブラケット31と保持体40との間に介装され押圧ローラ30の後退時に該押圧ローラ30を物品側に付勢するコイルスプリング34が設けられている。このスプリング34により、ピストンロッド52の進出時に押圧ローラ30が物品Wに当接する時の衝撃力が吸収される。
従って、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置により、物品WにラベルLを貼付するときは、以下のようになる。
図1に示すように、複数のラベルLを等間隔に仮着した帯状台紙Dが、帯状台紙Dを巻回収納する供給リールから巻き戻されて台紙搬送経路に供給される。この台紙搬送経路をラベルLが仮着された帯状台紙Dが搬送される途中で、印字ヘッド2に到達した1枚のラベルLに、印字ヘッド2が日付等の必要な情報を印字する。更に、保持体40の吸着位置Xにおいて、印字されたラベルLを仮着した帯状台紙Dは、台紙搬送経路に設けられた剥離板11の先端部13で折り返され、これにより、帯状台紙Dに仮着されたラベルLが剥離され、吸着体20の方へ進行する。そして、ラベルLの後端が帯状台紙Dから剥離する位置では、ラベルLの前端Laが吸着体20の先端よりも突出し、この状態で、吸着体20の吸着面21に吸着されて保持される。このとき、エア吹出管14からエアがラベルLの剥がれ方向に吹き付けられ、ラベルLの剥離が補助される。即ち、ラベルLが台紙Dより剥離されず台紙巻取側に巻き込まれることが防止されるとともに、剥離されたラベルLの前端Laが吸着体20の方向に助勢させられる。
尚、この場合、吸着体20の吸引力は比較的弱いので、常時吸引状態であっても、剥離されるラベルLはその剛性により吸着体20の吸着面21に沿って完全に帯状台紙Dから剥離されるまで進行できるようになっている。ラベルLが剥離された帯状台紙Dは、剥離板11の下方側を経て巻取リールに巻取られる。
そして、帯状台紙Dから剥離されたラベルLが吸着体20に保持された状態において、物品Wが所定位置に搬送されると、図2に示すように、例えば図示外のセンサーの検知に基づいて、エアシリンダ装置50が作動し、ピストンロッド52が進出する。これにより保持体40が押圧位置Yに位置させられる。これにより、吸着体20の先端から突出したラベルLの前端Laが押圧ローラ30により物品Wに押圧されるとともに、物品Wの搬送移動により、ラベルLが引っ張られて吸着体20から離間し、全体が押圧ローラ30により押圧されて物品Wに貼付されていく。この場合、吸着体20が傾斜しているので、物品Wに当接することがなく、そのため、ラベルLが確実に貼付されていく。また、押圧ローラ30は、物品Wに衝止するが、押圧ローラ30を物品側に付勢するスプリング34が設けられているので、このスプリング34により、押圧ローラ30が物品Wに当接する時の衝撃力が吸収され、この点でも、ラベルLが確実に貼付される。
貼付が終了すると、再びエアシリンダ装置50が作動し、ピストンロッド52が後退する。これにより、保持体40が吸着位置Xに位置させられる。このようにして、順次ラベルLの貼付が行なわれていく。
また、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置では、エアシリンダ装置50のストロークで規定される保持体40の吸着位置Xと押圧位置Yとの間隔Eの範囲で、高さの異なる種々の物品Wに対してのラベル貼付を行なうことができる。この場合、保持体40はエアシリンダ装置50のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置50により直線状に上下動できることから、エアシリンダ装置50のストローク分、吸着位置Xと押圧位置Yとの間隔Eを設定でき、従来に比較して、吸着位置Xと押圧位置Yとの間隔Eをできるだけ大きく設定できるようになり、そのため、高さの異なる物品Wへの対応の自由度が増加させられる。
更に、保持体40はエアシリンダ装置50のみに取り付けられ、他の機構に依存しないでエアシリンダ装置50により直線状に上下動できることから、従来に比較して、機構が簡易になり、それだけ、作動速度を速めてラベル貼付時間の短縮を図ることができるようになる。また、機構が簡易になるので製造コストも低減される。
また、従来のように、吸着体20を回動させなくても良いので、それだけ、吸着体20におけるコンベアCの走行方向の長さA(図3)を小さく形成できる。これにより、物品Wの貼付面のある物品上面の形状条件による干渉の虞が生じる事態が防止される。例えば、物品Wが発砲スチロールの箱で、箱上面の外枠が凸形状で中が窪んでいるものである場合でも、吸着体20の長さAを短くできるので、後退時に箱上面の外枠の凸部に吸着体Aがぶつかる虞が防止される。また、吸着体20が短いので、それだけ、長さの短いラベルLに対応できるようになる。尚、長さの比較的長いラベルLに対しては、予め、吸着面21を傾斜角度θを調整して吸着面21の長さを長く設定すればよい。
更に、予め吸着体20の取付面28aと吸着面21とのなす角度θが予め鋭角になるように設定されているので、小型に形成でき、確実に吸着体20におけるコンベアCの走行方向の長さAを小さく形成できるとともに、保持体40に吸着体20の取付面28aを付設して取り付けるだけで保持体40に対する吸着面21の角度を設定でき、保持体40への取り付けが容易になるとともに、保持体40の構造もそれだけ簡易にすることができる。この場合、角度θを、30°≦θ≦60°に設定すれば、この範囲で、種々のラベルに対応することができる。
尚、上記の角度θを可変にする機構を保持体40に設けることもできる。この場合には、ラベルLの厚さや材質による強さ(腰の強さ)により、角度θを変更できるので、汎用性が増加させられる。
本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を吸着位置の状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置を押圧位置の状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置の吸着体の構造を示す断面図である。 従来のラベル貼付装置の一例を示す図である。
符号の説明
W 物品
C コンベア
R 走行方向
L ラベル
La 前端
D 帯状台紙
1 機台
2 印字ヘッド
3 印字機構
10 ラベル剥離部
11 剥離板
14 エア吹出管
20 吸着体
21 吸着面
22 吸引ホース
23 吸引口
24 吸引板
25 ビス
26 開口
27 流通凹部
28 本体
28a 取付面
30 押圧ローラ
31 ブラケット
32 ロッド
33 ストッパ
34 スプリング
40 保持体
X 吸着位置
Y 押圧位置
41 取付ブロック
50 エアシリンダ装置
51 シリンダ部
52 ピストンロッド

Claims (6)

  1. コンベアで搬送される物品に該物品の搬送過程でラベルを貼付するラベル貼付装置であって、機台に設けられ帯状台紙に等間隔に仮着されたラベルを剥離するラベル剥離部と、該ラベル剥離部の後流側近傍に設けられ上記コンベアの走行方向に対して傾斜する吸着面を有し該吸着面に上記ラベル剥離部により剥離されたラベルを該ラベルの前端を突出させて吸着する吸着体と、該吸着体から突出させられたラベルの前端上側に当接する位置に設けられ該ラベルを物品に押圧する押圧ローラと、上記吸着体及び押圧ローラを保持するとともに上記吸着体が上記ラベル剥離部からのラベルを吸着する吸着位置及び上記押圧ローラが上記ラベルを物品に押圧する押圧位置の2位置に上下動可能な保持体と、該保持体を上記吸着位置及び押圧位置に上下動させるエアシリンダ装置とを備えたラベル貼付装置において、
    上記エアシリンダ装置を上記機台に固定し、上記保持体を上記エアシリンダ装置のみに取り付け、該保持体を上記エアシリンダ装置により直線状に上下動させることを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 上記エアシリンダ装置は、シリンダ部に進退動可能に設けられるピストンロッドを備えて構成され、該エアシリンダ装置のシリンダ部を上記ピストンロッドが上記コンベア側に位置するとともに上記コンベアの走行方向に対して直交する方向に進退動するように上記機台に固定し、上記保持体を上記エアシリンダ装置のピストンロッドのみに取り付け、該保持体を上記エアシリンダ装置のピストンロッドの進退動により直線状に上下動させることを特徴とする請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 上記吸着体を、上記ラベルを吸引する多数の吸引口を有し該ラベルの吸着面を形成する吸引板と、上記吸引板に覆われ該吸引板の外周が固定される開口及び内部に吸引される空気の流通凹部を有した本体とを備えて構成し、該本体に上記保持体に取り付けられる取付面を形成し、該本体を、該本体の取付面と上記吸引板の吸着面とのなす角度θが予め鋭角になるように形成したことを特徴とする請求項2記載のラベル貼付装置。
  4. 上記角度θを、30°≦θ≦60°に設定したことを特徴とする請求項3記載のラベル貼付装置。
  5. 上記吸着体の前位に、該吸着体の吸着面にエアを吹き付けるエア吹出管を設けたことを特徴とする請求項3または4記載のラベル貼付装置。
  6. 上記保持体に対して上記押圧ローラを物品への押圧により後退可能に設け、上記押圧ローラの後退時に該押圧ローラを物品側に付勢するスプリングを設けたことを特徴とする請求項2,3,4または5記載のラベル貼付装置。
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