JP6161345B2 - 偏波分離回路 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、VHF帯、UHF帯、マイクロ波帯、および、ミリ波帯で用いられる偏波分離回路に関する。
衛星通信において、衛星の追尾機能を実現するための方式の一つに、TE(Transverse Electric wave)21モードの信号を用いたモノパルス方式がある。
TE21モードを検出し、そのレベルが小さくなるようにアンテナ方向を制御することで、衛星の追尾が可能となる。
このため、このようなアンテナ給電回路では、TE11モードだけでなく、TE21モードを分離する機能が必要となる。
TE21モードを分離するためのコンポーネントとしては、TE21モードカプラが一般的に知られている。
従来のTE21モードカプラの構造例を図20に示す。
図において、101は第1の円形導波管端子、102は第2の円形導波管端子である。
3は外導体、5は結合孔、6は結合端子である。
107は管軸方向に一様な径の外導体からなる第1の円形導波管部、108は管軸方向に一様な径の外導体からなる第2の円形導波管部、9は外導体に設けられたテーパ部、110は管軸方向にテーパ状の外導体からなる第3の円形導波管部である。
第1の円形導波管端子101、第2の円形導波管端子102、第1の円形導波管部107、第2の円形導波管部108、第3の円形導波管部110は、外導体3から構成されている。
また、テーパ部9に結合孔5が設けられ、結合端子6が接続されている。
ここで、第1の円形導波管端子101の径は、TE11モードとTE21モードが伝播し、第2の円形導波管端子102の径は、TE11モードは伝播、TE21モードは遮断となるように選定されている。
次にこのようなTE21モードカプラにおける動作について説明する。
ここでは、第1の円形導波管端子101からTE11モードとTE21モードが入力された場合について示す。
第1の円形導波管端子101からTE11モードとTE21モードが入力されると、第1の円形導波管部107、第3の円形導波管部110を伝播し、TE11モードは第2の円形導波管部108を伝播して、第2の円形導波管端子102に出力される。
一方、TE21モードについては、第2の円形導波管端子102では遮断となるため反射され、テーパ部9に設けられた結合孔5に結合して結合端子6に出力される。
このように、TE11モードとTE21モードは、分離される。
このとき、TE21モードの結合特性、TE11モードの伝播特性は、テーパ部9と結合孔5の形状によって決定される。
なお、従来の偏波分離回路に関連する技術文献として、下記特許文献がある。
特開平11−112201号公報
従来のTE21モードカプラは導波管で構成され、TE21モードの結合特性や、TE11モードの伝播特性は、テーパ部9と結合孔5の形状のみによって決定される。
このため、設計の自由度が低いという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、設計の自由度を向上する偏波分離回路を得ることを目的とする。
本発明の偏波分離回路は、一端にTE11モードおよびTE21モードを伝播する第1の同軸端子が設けられた第1の同軸部と、一端にTE11モードを伝播し、TE21モードを遮断する第2の同軸端子が設けられた第2の同軸部と、第1の同軸部の他端と第2の同軸部の他端との間に接続された第3の同軸部とを備え、第1の同軸部、第2の同軸部、および第3の同軸部は、内導体および外導体を有し、第3の同軸部の外導体に、TE21モードと結合する結合端子が設けられ、第2の同軸部は、内導体にステップ部を有し、直交する2つのTE11モードを分離する偏分波器からなるものである。
本発明によれば、第1の同軸部、第2の同軸部、および第3の同軸部が、内導体および外導体を有するように構成した。
よって、TE21モードの結合特性やTE11モードの伝播特性を、内導体および外導体の径の複数の組み合わせから選定することができ、設計の自由度を大きくすることができる効果がある。
本発明の実施の形態1による偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1による偏波分離回路の結合孔と結合端子を含む構成を示す断面図である。 TE11モードおよびTE21モードの電界分布を示す説明図である。 TE21モードの結合孔における結合の様子を示す説明図である。 複数の周波数帯で使用可能なことを示す説明図である。 TEMモードの電界分布を示す説明図である。 TEMモードの結合孔における結合しにくい様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による他の偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態2による偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態2による他の偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態3による偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態4による偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態5による偏波分離回路の構成を示す側面図である。 ターンスタイル形偏分波器を示す透視図である。 TE11モードのターンスタイル形偏分波器における電界分布を示す説明図である。 TEMモードと結合孔の関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態5による他の偏波分離回路の構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態5による他の偏波分離回路の構成を示す側面図である。 TE21モードとターンスタイル形偏分波器を示す透視図である。 従来の偏波分離回路の構成を示す側面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による偏波分離回路の構成を示す側面図である。
図1において、1は第1の円形同軸端子、2は第2の円形同軸端子である。
3は外導体、4は内導体、5は結合孔、6は結合端子である。
7は管軸方向に一様な径の外導体と内導体からなる第1の円形同軸部、8は管軸方向に一様な径の外導体と内導体からなる第2の円形同軸部、9は外導体に設けられたテーパ部、10は管軸方向にテーパ状の外導体と一様な内導体からなる第3の円形同軸部である。
第1の円形同軸端子1、第2の円形同軸端子2、第1の円形同軸部7、第2の円形同軸部8、第3の円形同軸部10は、外導体3と内導体4から構成されている。
また、テーパ部9に結合孔5が設けられ、結合端子6が接続されている。
図2は結合孔と結合端子を含む概略断面図である。
図2に示すように、テーパ部9に径方向に8個の結合孔5a〜5hが設けられ、結合端子6a〜6hが接続されている。
また、第1の円形同軸端子1の径は、TE11モードとTE21モードが伝播し、第2の円形同軸端子2の径は、TE11モードは伝播、TE21モードは遮断となるように選定されている。
なお、内導体4の内側には、さらに、中空部4aが設けられている。
次にこのような偏波分離回路における動作について説明する。
ここでは、第1の円形同軸端子1から外導体3と内導体4の間の空間に、TE11モードとTE21モードが入力された場合について示す。
TE11モードの電界分布は図3(a),(b)に示すとおり、TE21モードの電界分布は図3(c),(d)に示すとおりである。
TE11モード、TE21モードともに、直交する2つのモードが存在する。
なお、図3において矢印は電界の向きを示している。
第1の円形同軸端子1からTE11モードとTE21モードが入力されると、第1の円形同軸部7、第3の円形同軸部10を伝播し、TE11モードは、さらに第2の円形同軸部8を伝播して、第2の円形同軸端子2に出力される。
一方、TE21モードについては、第2の円形同軸端子2では遮断となるため反射され、テーパ部9に設けられた結合孔5に結合する。
結合の様子を示す概念図は図4に示すとおりである。
図4(a)は図3(c)に示した直交するモードに対応し、図4(b)は図3(d)に示した直交するモードに対応している。
直交するモードごとに4つの結合端子に出力される。
なお、図には示していないが、結合端子に出力された信号は、さらに対向する端子ごとに逆相合成されて、すなわち、6aと6e,6bと6f,6cと6g,6dと6hごとに逆相合成されて、直交する2つのモードごとに検出される。
このとき、TE21モードの結合端子6への結合特性、TE11モードの反射、伝播特性は、テーパ部9と結合孔5の形状および円形同軸部における外導体3と内導体4の径によって決定される。
このように、導波管ではなく、同軸で構成することで、TE11モードとTE21モードの伝播や遮断は、外導体3と内導体4の径の複数の組み合わせから選定することができる。
このため、導波管構成と比べると、テーパ部9の形状と結合孔5の形状以外に外導体3と内導体4の径が設計パラメータとなる。
したがって、導波管での構成に比べ、設計の自由度が大きくなるという効果がある。
また、同軸構成とした場合、図5に示すように、内導体4の内側に設けた中空部4aに、さらに別の高周波数帯の信号を伝播させることができる。
高周波数帯においても同様に追尾機能を実現する場合は、中空部4aを伝播させた後に高周波数帯のコンポーネントを設ければよい。
このため、複数の周波数帯でアンテナ給電回路を実現できるという効果もある。
なお、同軸構成にした場合、図6に示すTEMモードも伝播する。
ただし、TEMモードと結合孔の関係は図7のようになるため、結合孔には結合しにくく、TEMモードによる特性への影響は小さい。
なお、ここでは、外導体3にテーパ部9を設けた場合について示したが、図8に示すように、管軸方向に径が変わるステップ部11を設けた構成でもよい。
この場合、テーパ部9を設けた場合に比べ、加工が容易になるという効果もある。
また、ここでは、結合端子6を8個設けた場合について示したが、直交するモードが検出できる結合孔5と結合端子6があればよく、8個でなくともよい。
以上のように、本実施の形態1によれば、第1の円形同軸部7、第2の円形同軸部8、および第3の円形同軸部10が、内導体4および外導体3を有するように構成した。
よって、TE21モードの結合特性やTE11モードの伝播特性を、内導体4および外導体3の径の複数の組み合わせから選定することができ、設計の自由度を大きくすることができる。
また、本実施の形態1によれば、内導体4の内側に中空部4aが設けられように構成した。
よって、中空部4aに別の高周波信号を伝送させることにより、複数の周波数帯でアンテナ給電回路を実現することができる。
さらに、本実施の形態1によれば、外導体3に、管軸方向に径が変わるテーパ部9が設けられるように構成した。
よって、TE21モードの結合特性やTE11モードの伝播特性を、内導体4および外導体3の径の複数の組み合わせに加え、テーパ部9の形状から選定することができ、設計の自由度をさらに大きくすることができる。
さらに、本実施の形態1によれば、外導体3に、管軸方向に径が変わるステップ部11が設けられるように構成した。
よって、外導体3に、テーパ部9を設けた場合に比べ、外導体3の加工を容易にすることができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2による偏波分離回路の構成を示す側面図である。
図において、12a,12bは管軸方向に内導体4の径が変わるように設けられたステップ部である。
ステップ部12a,12bが設けられたことにより、第1の円形同軸部7、第2の円形同軸部8、第3の円形同軸部10において、内導体4はそれぞれ異なる径となっている。
その他の構成については、図1と同様である。
このような構成においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
また、第3の円形同軸部10では、第1の円形同軸部7に比べ内導体4の径が大きくなっている。
外導体の形状を変えずに内導体の径を大きくすると、大きくする前に比べ、TE11モードの遮断周波数は、低域にシフトする。
このため、TE11モードの整合が取りやすくなる。
さらに、第1の円形同軸部7、第3の円形同軸部10、第8の円形同軸部8と、インピーダンスが徐々に変化することになるため、インピーダンス変成機能が追加され、良好な反射特性が得られるという効果もある。
なお、TE21モードについても遮断周波数は低域にシフトするが、第2の円形同軸端子2において、遮断という条件を維持していれば、TE21モードの結合特性には大きな影響はなく、また、整合が取れて結合孔5への結合が大きくなっても問題はない。
また、ここでは、外導体3にテーパ部9を設けた場合について示したが、図10に示すように、管軸方向に径が変わるステップ部11を設けた構成でもよい。
この場合、テーパ部9を設けた場合に比べ、加工が容易になるという効果もある。
なお、内導体4に設けたステップ部12a,12bのように、ステップ部を多段構成した場合、さらに広帯域化が図れるという効果もある。
さらに、図10において、ステップ部11を多段構成しても良く、さらに広帯域化が図れるという効果がある。
以上のように、本実施の形態2によれば、内導体4に、管軸方向に径が変わるステップ部12a,12bが設けられるように構成した。
よって、同じ径の場合に比べ、TE11モードの遮断周波数を低域にシフトさせ、TE11モードの整合を取りやすくすることができる。
また、本実施の形態2によれば、内導体4に、複数のステップ部12a,12bが設けられるように構成した。
よって、インピーダンスが徐々に変化することになるため、インピーダンス変成機能が追加され、良好な反射特性を得ることができる。
また、さらに広帯域化を図ることができる。
さらに、本実施の形態2によれば、外導体3に、複数のステップ部11が設けられるように構成した。
よって、インピーダンスが徐々に変化することになるため、インピーダンス変成機能が追加され、良好な反射特性を得ることができる。
また、さらに広帯域化を図ることができる。
実施の形態3.
図11は本発明の実施の形態3による偏波分離回路の構成を示す側面図である。
図において、13a,13bは管軸方向に内導体4の径が変わるように設けられたステップ部である。
なお、外導体3の径は、管軸方向に一様である。
その他の構成については、図1と同様である。
図11において、結合孔5は、第3の円形同軸部10の一様な外導体3に設けられている。
また、第1の円形同軸端子1の径は、TE11モードとTE21モードが伝播し、第2の円形同軸端子2の径は、TE11モードが伝播、TE21モードは遮断となるように選定されており、第3の円形同軸部10では、第2の円形同軸部8に比べ、内導体4の径が大きくなっている。
このような構成においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
さらに、外導体3の径は、管軸方向に一様であるため、加工が容易であるという効果もある。
以上のように、本実施の形態3によれば、外導体3を、管軸方向に一様な径であり、内導体4に、管軸方向に径が変わるステップ部13a,13bが設けられるように構成した。
よって、外導体3に、テーパ部あるいはステップ部を設けた場合に比べ、外導体3の加工を容易にすることができる。
実施の形態4.
図12は本発明の実施の形態4による偏波分離回路の構成を示す側面図である。
図において、14は内導体4に設けられたテーパ部である。
その他の構成については、図1と同様である。
このような構成においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
さらに、内導体4の径がテーパ状になっているため、ステップ部を設けた場合に比べ、不連続の影響が小さくなり、より良好な特性が得られるという効果もある。
以上のように、本実施の形態4によれば、内導体4に、管軸方向に径が変わるテーパ部14が設けられるように構成した。
よって、TE21モードの結合特性やTE11モードの伝播特性を、内導体4および外導体3の径の複数の組み合わせに加え、テーパ部14の形状から選定することができ、設計の自由度をさらに大きくすることができる。
また、同じ径の場合に比べ、TE11モードの遮断周波数を低域にシフトさせ、TE11モードの整合を取りやすくすることができる。
さらに、インピーダンスが徐々に変化することになるため、インピーダンス変成機能が追加され、良好な反射特性を得ることができる。
さらに、ステップ部を設けた場合に比べ、不連続の影響が小さくなり、より良好な特性を得ることができる。
実施の形態5.
図13は本発明の実施の形態5による偏波分離回路の構成を示す側面図である。
図において、15はTE21モードを検出するTE21モードカプラ、16はターンスタイル形偏分波器、17は分岐端子、18は整合素子として機能するステップ部である。
その他の構成については、図10と同様である。
また、図14はターンスタイル形偏分波器について管軸方向から見た透視図である。
TE11モードを検出する分岐端子17と、整合を取るためのステップ部18が、内導体4に設けられている。
なお、図には示していないが、ターンスタイル形偏分波器16に出力された信号は、さらに、対向する端子ごとに逆相合成されて、直交する2つのモードごとに検出される。
本構成では、同軸構成のターンスタイル形偏分波器16が、同軸構成のTE21モードカプラ15に接続されている。
このため、図15に示すように、電界は矢印、ドット、クロスで示される向きとなり、第2の円形同軸部8を伝播したTE11モードが、ターンスタイル形偏分波器16によって直交する2つのモードごとに検出できるという効果がある。
さらに、ターンスタイル形偏分波器16の整合のために、内導体4に設けられたステップ部18を、TE21モードカプラ15の内導体4に設けられたステップ部12a,12bと共用してもよい。
この場合、ターンスタイル形偏分波器16の整合のための内導体4のステップ部18が、テーパ状の外導体3からなる第3の円形同軸部10に設けられることになる。
したがって、近接配置が可能となり、小形化できるという効果もある。
なお、同軸構成にした場合、図6に示すTEMモードも伝播する。
ただし、TEMモードと結合孔の関係は図16のようになり、電界は矢印、ドットで示される向きとなるため、TE11モードが逆相合成される際には、TEMモードは打ち消しあうことになる。
このため、TEMモードによる特性への影響は小さい。
また、ここでは、内導体4にステップ部18を設けた場合について示したが、図17に示すように、内導体4にテーパ部14,19を設けてもよい。
この場合、ステップ部を設けた場合に比べ、不連続の影響が小さくなり、より良好な特性が得られるという効果もある。
なお、図18に示すように、外導体3は、管軸方向に一様でもよい。
この場合は、加工が容易であるという効果もある。
さらに、TE21モードカプラ15における結合端子と、ターンスタイル形偏分波器16における分岐端子は、同一方向に向かないように配置してもよい。
図19にTE21モードカプラ15における結合端子6a〜6hと、ターンスタイル形偏分波器16における分岐端子17a〜17dを、22.5度傾けて配置した例を示す。
この場合、結合端子6a〜6hと分岐端子17a〜17dの一部が同一方向になるように配置した場合に比べ、TE11モード、TE21モードが互いに漏れ込みにくくなるという効果もある。
以上のように、本実施の形態5によれば、第2の円形同軸部8を、直交する2つのTE11モードを分離するターンスタイル形偏分波器16からなるように構成した。
よって、第2の円形同軸部8を伝播したTE11モードが、ターンスタイル形偏分波器16によって、直交する2つのモードごとに検出することができる。
なお、ターンスタイル形偏分波器16のステップ部18は、TE21モードカプラ15内のステップ部12a,12bと共用しても良く、この場合、小形化することができる。
また、本実施の形態5によれば、ターンスタイル形偏分波器16のステップ部12a,12b,18に代えて、テーパ部14,19を備えるように構成した。
よって、ステップ部12a,12b,18を設けた場合に比べ、不連続の影響が小さくなり、より良好な特性を得ることができる。
さらに、本実施の形態5によれば、TE21モードと結合する結合端子6a〜6hの向きと、TE11モードを検出する分岐端子17a〜17dの向きが同一にならないように配置した。
よって、結合端子6a〜6hの向きと分岐端子17a〜17dの向きの一部が同一方向になるように配置した場合に比べ、TE11モード、TE21モードが互いに漏れ込みにくくすることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 第1の円形同軸端子、2 第2の円形同軸端子、3 外導体、4 内導体、4a 中空部、5,5a〜5h 結合孔、6,6a〜6h 結合端子、7 第1の円形同軸部、8 第2の円形同軸部、9,14,19 テーパ部、10 第3の円形同軸部、11,12a,12b,13a,13b,18 ステップ部、15 TE21モードカプラ、16 ターンスタイル形偏分波器、17,17a〜17d 分岐端子。

Claims (11)

  1. 一端にTE11モードおよびTE21モードを伝播する第1の同軸端子が設けられた第1の同軸部と、
    一端にTE11モードを伝播し、TE21モードを遮断する第2の同軸端子が設けられた第2の同軸部と、
    上記第1の同軸部の他端と上記第2の同軸部の他端との間に接続された第3の同軸部とを備え、
    上記第1の同軸部、上記第2の同軸部、および上記第3の同軸部は、
    内導体および外導体を有し、
    上記第3の同軸部の外導体に、TE21モードと結合する結合端子が設けられ
    上記第2の同軸部は、
    上記内導体にステップ部を有し、直交する2つのTE11モードを分離する偏分波器からなることを特徴とする偏波分離回路。
  2. 一端にTE11モードおよびTE21モードを伝播する第1の同軸端子が設けられた第1の同軸部と、
    一端にTE11モードを伝播し、TE21モードを遮断する第2の同軸端子が設けられた第2の同軸部と、
    上記第1の同軸部の他端と上記第2の同軸部の他端との間に接続された第3の同軸部とを備え、
    上記第1の同軸部、上記第2の同軸部、および上記第3の同軸部は、
    内導体および外導体を有し、
    上記第3の同軸部の外導体に、TE21モードと結合する結合端子が設けられ
    上記第2の同軸部は、
    上記内導体にテーパ部を有し、直交する2つのTE11モードを分離する偏分波器からなることを特徴とする偏波分離回路。
  3. 上記内導体は、
    内側に中空部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の偏波分離回路。
  4. 上記外導体に、
    管軸方向に径が変わるテーパ部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の偏波分離回路。
  5. 上記外導体に、
    管軸方向に径が変わるステップ部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の偏波分離回路。
  6. 上記外導体に設けられたステップ部は、
    複数からなることを特徴とする請求項記載の偏波分離回路。
  7. 上記内導体に、
    管軸方向に径が変わるステップ部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の偏波分離回路。
  8. 上記外導体は、
    管軸方向に一様な径であり、
    上記内導体に、
    管軸方向に径が変わるステップ部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の偏波分離回路。
  9. 上記内導体に設けられたステップ部は、
    複数からなることを特徴とする請求項または請求項記載の偏波分離回路。
  10. 上記内導体に、
    管軸方向に径が変わるテーパ部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の偏波分離回路。
  11. 上記偏分波器は、
    TE11モードを検出する分岐端子を備え、
    上記結合端子の向きと、上記分岐端子の向きが同一にならないように配置したことを特徴とする請求項または請求項記載の偏波分離回路。
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