JP7106039B2 - 偏波分離回路 - Google Patents

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Description

本開示は、偏波分離回路に関する。
偏波分離回路は、複数の周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号を利用するアンテナの給電回路として用いられる。偏波分離回路には、複数の周波数帯における信号を分離して伝送することができる多重円筒構造を有するものがある。例えば、二重円筒構造では、最内部に設けられた内円筒が円筒導波管であり、その内側から信号が伝送され、この内円筒の外側にある外円筒を含む円筒同軸導波管における内円筒と外円筒の間で信号が伝送される。二重円筒構造を有した偏波分離回路は、例えば、非特許文献1に記載されるように、円筒導波管と円筒同軸導波管のそれぞれの円筒径と遮断周波数との関係によって外側の円筒同軸導波管において低い周波数帯の信号が伝送される。
Henry Z. Zhang, " A Wideband Orthogonal-Mode Junction Using a Junction of a Quad-Ridged Coaxial Waveguide and Four Ridged Sectoral Waveguides ", IEEE MICROWAVE AND WIRELESS COMPONENTS LETTERS, VOL. 12, NO. 5, MAY 2002, pp. 172-174.
多重円筒構造を有した偏波分離回路は、円筒同軸導波管の外円筒と内円筒との間で伝送される低周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号を分離して出力するための矩形の分岐導波管を設ける必要がある。非特許文献1に記載された偏波分離回路では、円筒同軸導波管と分岐導波管との間の整合をとって広帯域に良好な特性が得られる構造が考慮されていないという課題があった。
本開示は上記課題を解決するものであり、広帯域に良好な特性が得られる偏波分離回路を得ることを目的とする。
本開示に係る偏波分離回路は、外円筒と内円筒が同軸に配置された円筒同軸導波管と、円筒同軸導波管の一方の端部に接続された複数の矩形導波管と、外円筒と内円筒との間に矩形導波管ごとに設けられた第1のリッジと、矩形導波管の内部に第1のリッジごとに設けられた第2のリッジと、第1のリッジと第2のリッジとを連続的に接続する接続部と、外円筒と内円筒との間に、接続部ごとに設けられ、ガイド部と、外円筒と内円筒との間に設けられ、隣り合ったガイド部の間を仕切る仕切りを備え、矩形導波管は、円筒同軸導波管の端部に接続される側に幅の狭い矩形導波管部を有し、ガイド部は、接続部と対向している。
本開示によれば、円筒同軸導波管と、複数の矩形導波管と、外円筒と内円筒との間に矩形導波管ごとに設けられた第1のリッジと、矩形導波管の内部に第1のリッジごとに設けられた第2のリッジと、第1のリッジと第2のリッジとを連続的に接続する接続部と、外円筒と内円筒との間に、接続部ごとに設けられたガイド部と、外円筒と内円筒との間に設けられ、隣り合ったガイド部の間を仕切る仕切りを備え、矩形導波管は、円筒同軸導波管の端部に接続される側に幅の狭い矩形導波管部を有し、円筒同軸導波管から矩形導波管へ偏波を伝搬させるガイド部は、接続部と対向している。この構成を有することによって、円筒同軸導波管および矩形導波管における各領域の信号の電界分布が近似するので、本開示に係る偏波分離回路は、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態1に係る偏波分離回路の概略構成を示す透視斜視図である。 図1の偏波分離回路を示す透視側面図である。 図1の偏波分離回路を示す透視上面図である。 図1の偏波分離回路の外観を示す斜視図である。 図1の偏波分離回路における内円筒、仕切りおよびガイド部を示す斜視図である。 図1の偏波分離回路におけるリッジを示す斜視図である。 図1の偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管、リッジおよびガイド部を示す部分側面図である。 図7の符号A、BおよびCで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。 図1の偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管、リッジおよびガイド部と、信号の反射の発生位置を示す部分側面図である。 図1の偏波分離回路における、内円筒および仕切りと、ガイド部の変形例1を示す斜視図である。 図1の偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管およびリッジと、ガイド部の変形例1とを示す部分側面図である。 図11の符号D、E、FおよびGで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。 図1の偏波分離回路におけるガイド部と仕切りの変形例を示す上面図である。 図1の偏波分離回路におけるガイド部の変形例2と仕切りを示す上面図である。 実施の形態2に係る偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管、リッジおよびガイド部と、信号の反射の発生位置を示す部分側面図である。 実施の形態3に係る偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管、リッジおよびガイド部を示す部分側面図である。 実施の形態4に係る偏波分離回路における外円筒、内円筒、矩形導波管、リッジおよびガイド部を示す部分側面図である。 図17の符号H、IおよびJで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。 実施の形態5に係る偏波分離回路を示す透視上面図である。 実施の形態6に係る偏波分離回路の外観を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る偏波分離回路1の概略構成を示す透視斜視図である。図2は、偏波分離回路1を示す透視側面図である。図3は、偏波分離回路1を示す透視上面図である。図4は、偏波分離回路1の外観を示す斜視図である。偏波分離回路1は、低周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号と、高周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号とを分離する、二重円筒構成の装置である。
偏波分離回路1は、図1、図2、図3および図4に示すように、円筒同軸導波管の共通端子2、矩形導波管分岐端子2a~2d、円筒同軸導波管の共通端子14および円筒同軸導波管の共軸端子15を備える。円筒同軸導波管の共通端子2は、低周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号が入出力される端子であり、ホーンアンテナが接続される。共通端子2は、外円筒3と内円筒4によって構成される円筒同軸導波管のうち、外円筒3と内円筒4との間の部分である。
円筒同軸導波管の共通端子14は、高周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号が入出力される端子であり、ホーンアンテナが接続される。共通端子14は、円筒同軸導波管のうち、内円筒4の端部である。円筒同軸導波管の共軸端子15は、高周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号が入出力される端子であり、高周波数帯の信号の偏波を分離する偏波分離回路が接続される。共軸端子15は、円筒同軸導波管のうち、内円筒4における短絡端12側の端部である。
なお、円筒同軸導波管の共通端子2と共通端子14に接続され、低周波数帯と高周波数帯の2つの周波数帯で機能するホーンアンテナ、および、円筒同軸導波管の共軸端子15に接続されて、高周波数帯の信号の偏波を分離する偏波分離回路は、図示および説明を省略する。
矩形導波管分岐端子2a~2dは、矩形導波管5によって構成され、円筒同軸導波管における短絡端12側の端部に接続されている。矩形導波管5は、円筒同軸導波管に一方の端部が接続され、この端部が幅の狭い矩形導波管部6であり、ステップ部7を介して幅が広い矩形導波管部に繋がった構造を有している。リッジ8は、外円筒3と内円筒4との間に、内円筒4の長手方向に沿って、矩形導波管5ごとに設けられた第1のリッジである。リッジ9は、矩形導波管5の内部に、矩形導波管5の長手方向に沿って、リッジ8ごとに設けられた第2のリッジである。リッジ8およびリッジ9は、接続部10によって連続的に接続される。
仕切り11は、外円筒3と内円筒4との間に設けられ、隣り合ったガイド部13の間を仕切る。図2に示すように、円筒同軸導波管の一方の端面と矩形導波管分岐端子2a~2dの下面は、短絡端12になっている。仕切り11は、この短絡端12から外円筒3と内円筒4との間に延びた部材である。ガイド部13は、外円筒3と内円筒4との間に接続部10ごとに設けられ、円筒同軸導波管から矩形導波管5へ偏波を伝搬させる。仕切り11と同様に、ガイド部13は、短絡端12から外円筒3と内円筒4との間に延びた部材である。
図5は、偏波分離回路1における内円筒4、仕切り11およびガイド部13を示す斜視図である。図5に示すように、仕切り11およびガイド部13は、内円筒4の一方の端部の外周に設けられ、短絡端12から内円筒4の長手方向に延びている。仕切り11は、ガイド部13とガイド部13との間に配置されている。図5に示す内円筒4には、仕切り11およびガイド部13が4つずつ設けられている。
図6は、偏波分離回路1におけるリッジ8およびリッジ9を示す斜視図である。リッジ8には、端部に向けて下る傾斜面であるテーパ部16が設けられ、リッジ9には、端部に向けて下る傾斜面であるテーパ部17が設けられている。テーパ部は、端部から滑らかに高さが高くなり電界分布も滑らかに変化するので、端部からステップ状に高さが高くなる一般的なリッジに比べて良好な特性(反射特性または変換特性)が得られやすい。また、リッジ8とリッジ9は、接続部10によって連続的に接続されている。接続部10は、コーナー面18を有する。
図7は、偏波分離回路1における、外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、リッジ8、リッジ9およびガイド部13を示す部分側面図である。図7に示すように、円筒同軸導波管19は、外円筒3および内円筒4を備える。円筒同軸導波管19の一方の端部には、矩形導波管5が設けられる。矩形導波管5は、幅の狭い矩形導波管部6が、円筒同軸導波管19の一方の端部に接続されており、ステップ部7から先端側の部分が、幅の広い矩形導波管部となっている。
図7において、領域100aは、円筒同軸導波管19において内円筒4とリッジ8とが対向している領域である。内円筒4とリッジ8における内円筒4側の面とは、平行に配置されている。また、領域100bは、ガイド部13と、接続部10のコーナー面18とが対向している領域である。ガイド部13におけるコーナー面18側の面とコーナー面18は、平行に配置されている。領域100cは、矩形導波管5においてリッジ9と底面20とが対向している領域である。底面20とリッジ9における底面20側の面とは、平行に配置されている。
実施の形態1に係る偏波分離回路1の動作は、以下の通りである。
円筒同軸導波管の共通端子2に対し、低周波数帯において直交している2つの偏波からなる信号が入力されると、第1の偏波は、対向する2つの矩形導波管分岐端子2aおよび2cに出力され、第1の偏波に直交する第2の偏波は、対向する矩形導波管分岐端子2bおよび2dに出力される。円筒同軸導波管の共通端子2に入力された上記信号は、内円筒4とリッジ8との間、ガイド部13とコーナー面18との間、および、リッジ9と矩形導波管5の底面20との間を伝搬して、矩形導波管分岐端子2a~2dから出力される。
図8は、図7の符号A、BおよびCで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。円筒同軸導波管の共通端子2に入力された信号は、領域100aにおいて断面Aに示す電界分布を形成し、領域100bにおいて断面Bに示す電界分布を形成し、領域100cにおいて断面Cに示す電界分布を形成する。図8に示すように、偏波分離回路1では、領域100a、100bおよび100cにおける信号の電界分布は近似しており、内円筒4とリッジ8との間、ガイド部13とコーナー面18との間およびリッジ9と矩形導波管5の底面20との間における不連続の影響が小さく、広帯域に良好な特性が得られる。
図9は、偏波分離回路1における外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、リッジ8、リッジ9およびガイド部13と、信号の反射の発生位置を示す部分側面図である。偏波分離回路1における信号の伝搬経路は、図9に示すように、領域(1)~(9)により構成される。領域(1)は、外円筒3の内周部と内円筒4の外周部が対向している領域である。領域(2)は、内円筒4の外周部とリッジ8のテーパ部16とが対向している領域である。領域(3)および(4)は、内円筒4の外周部とリッジ8の高さが一様な部分が対向している領域である。
領域(5)は、ガイド部13と接続部10のコーナー面18とが対向している領域である。領域(6)および(7)は、リッジ9の高さが一様な部分と矩形導波管5の底面20とが対向している領域である。領域(8)は、リッジ9のテーパ部17と矩形導波管5の底面20とが対向している領域である。領域(9)は、矩形導波管5の天井面と底面20とが対向している領域である。これらの領域(1)~(9)のそれぞれの長さは、偏波分離回路1の動作周波数における波長のおおよそ4分の1の長さである。リッジのテーパ部は、動作周波数における波長のおおよそ2分の1の長さである。
領域(1)から領域(9)まで信号が伝搬する際に、領域(1)と領域(2)との接続部において信号の反射Γ1が生じ、同様に、領域(2)と領域(3)との接続部において信号の反射Γ2が生じ、領域(3)と領域(4)との接続部において信号の反射Γ3が生じる。領域(4)と領域(5)との接続部において信号の反射Γ4が生じ、領域(5)と領域(6)との接続部において信号の反射Γ5が生じ、領域(6)と領域(7)との接続部において信号の反射Γ6が生じる。領域(7)と領域(8)との接続部において信号の反射Γ7が生じ、領域(8)と領域(9)との接続部において信号の反射Γ8が生じる。
リッジ8およびリッジ9は、接続部10を基準として対称に形成されているので、反射Γ1と反射Γ8は相殺され、反射Γ2と反射Γ7は相殺され、反射Γ3と反射Γ6は相殺され、反射Γ4と反射Γ5は相殺される。これにより、偏波分離回路1は、広帯域に良好な特性が得られる。なお、ここでは、テーパ部についても端部のみに反射が生じるとして説明したが、テーパ部では、微小領域での反射が生じたとして考えても同様に良好な特性が得られる。
なお、図4に示した、外円筒3とその端部に接続した複数の矩形導波管5によって構成される第1の構造体と、図5に示した、内円筒4とその外周に接続した仕切り11およびガイド部13によって構成される第2の構造体と、図6に示した、接続部10によって互いに接続されたリッジ8とリッジ9である第3の構造体とは、別々に製造される。また、外円筒3の外周部と矩形導波管5の上面には、リッジ8とリッジ9が連続的に接続された第3の構造体を挿入するための切り込み部が形成されている。偏波分離回路1は、第1の構造体における外円筒3に第2の構造体を挿入し、その後、第1の構造体における外円筒3の外周部および矩形導波管5の上面における切り込み部に第3の構造体を挿入することにより組み上げられる。これにより、偏波分離回路1を容易に組み上げることができる。
また、偏波分離回路1は、第1の構造体、第2の構造体および第3の構造体を別個に製造せず、3Dプリンタによって一体で製造されてもよい。これまでの説明では、偏波分離回路1が二重円筒構成である場合について示したが、三重以上の多重円筒構造であってもよい。
図10は、偏波分離回路1における、内円筒4および仕切り11と、ガイド部13の変形例1であるガイド部13Aとを示す斜視図である。ガイド部13Aは、円筒同軸導波管の短絡端12に向かうにつれて幅が広くなる形状を有している。すなわち、図10に示すように、ガイド部13Aにおける内円筒4とは反対側の面は、短絡端12に向かって幅が広がっている。これにより、電界分布が滑らかに変わるため、良好な特性が得られやすくなる。
図11は、偏波分離回路1における、外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、リッジ8、リッジ9およびガイド部13Aを示す部分側面図である。図11において、領域100aは、円筒同軸導波管において内円筒4とリッジ8が対向している領域である。内円筒4とリッジ8における内円筒4側の面は平行に配置されている。領域100bは、ガイド部13Aと接続部10のコーナー面18が対向している領域である。ガイド部13Aにおけるコーナー面18側の面とコーナー面18は平行に配置されている。領域100cは、矩形導波管5においてリッジ9と底面20が対向している領域である。底面20とリッジ9における底面20側の面とは、平行に配置されている。
図12は、図11の符号D、E、FおよびGで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。信号は、領域100aにおいて断面Dに示す電界分布を形成し、領域100bにおいて断面Eおよび断面Fに示す電界分布を形成し、領域100cにおいて断面Gに示す電界分布を形成する。偏波分離回路1においては、断面D、E、FおよびGに示すように電界分布が段階的に変化している。これにより、内円筒4とリッジ8との間、ガイド部13Aとコーナー面18との間、および、リッジ9と矩形導波管5の底面20との間における不連続の影響がさらに小さくなり、広帯域に良好な特性が得られる。
図13は、偏波分離回路1における、ガイド部13Aと、仕切り11の変形例である仕切り11Aとを示す上面図である。仕切り11Aは、図13に示すように、ガイド部13Aの両側面にそれぞれ接して配置される。これにより、ガイド部13Aの位置が固定され、ガイド部13Aとコーナー面18との間隔を精度良く保つことができる。また、仕切り11Aがガイド部13の両側面に接しているので、仕切り11Aとガイド部13との隙間がなくなり、その隙間の制御が不要となるため、製造しやすくなる。
図14は、偏波分離回路1における、ガイド部13の変形例2であるガイド部13Bと仕切り11Aとを示す上面図である。ガイド部13Bは、図14に示すように、傾斜面が湾曲している。ガイド部13Bは、傾斜面が湾曲しているので、接続部10の位置が多少ずれても、ガイド部13Bの傾斜面におけるコーナー面18に対向する部分の長さの変化が低減され、不連続性が低減される。
以上のように、実施の形態1に係る偏波分離回路1は、円筒同軸導波管19と、4つの矩形導波管5と、外円筒3と内円筒4との間に、矩形導波管5ごとに設けられたリッジ8と、矩形導波管5の内部にリッジ8ごとに設けられたリッジ9と、リッジ8とリッジ9とを連続的に接続する接続部10と、外円筒3と内円筒4との間に接続部10ごとに設けられ、円筒同軸導波管19から矩形導波管5へ偏波を伝搬させるガイド部13と、外円筒3と内円筒4との間に設けられ、隣り合ったガイド部13の間を仕切る仕切り11とを備える。矩形導波管5は、円筒同軸導波管19の端部に接続される側に幅の狭い矩形導波管部6を有し、ガイド部13は、接続部10と対向している。これにより、円筒同軸導波管19および矩形導波管5における各領域の信号の電界分布が近似するので、偏波分離回路1は、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態1に係る偏波分離回路1において、内円筒4の外周部とリッジ8との間、ガイド部13または13Aと接続部10との間および矩形導波管5の内部の底面20とリッジ9との間は、それぞれ平行である。これらの間が不連続であることの影響が小さく、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態1に係る偏波分離回路1において、ガイド部13Aが、円筒同軸導波管19の短絡端12に向かうにつれて幅が広くなる形状を有している。ガイド部13Aと接続部10との間の不連続の影響がさらに低減され、電界分布が滑らかに変わるため、広帯域に良好な特性が得られやすい。
実施の形態1に係る偏波分離回路1において、ガイド部13と仕切り11Aは接している。ガイド部13Aの位置が固定され、ガイド部13Aとコーナー面18との間隔を精度良く保つことができる。
実施の形態1に係る偏波分離回路1において、リッジ8がテーパ部16を有し、リッジ9がテーパ部17を有する。内円筒4の外周部とリッジ8との間および矩形導波管5の底面20とリッジ9との間における不連続の影響が低減され、電界分布が滑らかに変わるため、良好な特性が得られやすくなる。
実施の形態1に係る偏波分離回路1において、リッジ8とリッジ9が、接続部10を基準として対称に形成されている。伝送経路において信号の反射が相殺されるので、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態2.
図15は、実施の形態2に係る偏波分離回路1Bにおける、外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、リッジ8A、リッジ9Aおよびガイド部13と、信号の反射の発生位置とを示す部分側面図である。リッジ8Aは、テーパ部16が設けられておらず、その分だけ短くなっている。同様に、リッジ9Aには、テーパ部17が設けられておらず、その分だけ短くなっている。
偏波分離回路1Bにおける信号の伝搬経路は、図15に示すように、領域(1a)~(7a)によって構成される。領域(1a)は、外円筒3の内周部と内円筒4の外周部とが対向している領域である。領域(2a)および(3a)は、内円筒4の外周部と、高さが一様なリッジ8Aとが対向している領域である。領域(4a)は、ガイド部13と接続部10のコーナー面18とが対向している領域である。領域(5a)および(6a)は、高さが一様なリッジ9Aと矩形導波管5の底面20とが対向している領域である。領域(7a)は、矩形導波管5の天井面と底面20とが対向している領域である。
領域(1a)から領域(7a)まで信号が伝搬する際に、領域(1a)と領域(2a)との接続部において信号の反射Γ1が生じ、同様に、領域(2a)と領域(3a)との接続部において信号の反射Γ2が生じ、領域(3a)と領域(4a)との接続部において信号の反射Γ3が生じる。領域(4a)と領域(5a)との接続部において信号の反射Γ4が生じ、領域(5a)と領域(6a)との接続部において信号の反射Γ5が生じ、領域(6a)と領域(7a)との接続部において信号の反射Γ6が生じる。
領域(1a)~(7a)のそれぞれの長さは、偏波分離回路1Bの動作周波数における波長の4分の1の長さである。リッジ8Aおよびリッジ9Aは、接続部10を基準として対称に形成されているので、反射Γ1と反射Γ6は相殺され、反射Γ2と反射Γ5は相殺され、反射Γ3と反射Γ4は相殺される。これにより、偏波分離回路1Bは広帯域に良好な特性が得られる。
以上のように、実施の形態2に係る偏波分離回路1Bにおいて、リッジ8Aとリッジ9Aが、接続部10を基準として対称に形成されている。伝送経路において信号の反射が相殺されるので、広帯域に良好な特性が得られる。リッジ8Aおよびリッジ9Aは、テーパ部がないので、円筒同軸導波管と矩形導波管5の長さを短縮できる。
実施の形態3.
図16は、実施の形態3に係る偏波分離回路1Cにおける、外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、接続部10Aによって接続されたリッジ8とリッジ9、および、ガイド部13Cを示す部分側面図である。ガイド部13Cにおける接続部10Aと対向する面は、図16に示すように凹曲面となっており、接続部10Aにおけるコーナー面18Aは、凸曲面となっている。
例えば、ガイド部13Cの凹曲面とコーナー面18Aの凸曲面との曲率を合わせることで、ガイド部13Cの凹曲面とコーナー面18Aの凸曲面との間隔を、一定に保つことができる。これにより、不連続の影響が低減されるので、広帯域に良好な特性が得られる。
リッジ8において高さが一様な部分からテーパ部16のテーパ面へ滑らかに切り替わるように、高さが一様な部分とテーパ面との接続コーナーが曲面で形成されてもよい。同様に、リッジ9において高さが一様な部分からテーパ部17のテーパ面へ滑らかに切り替わるように、高さが一様な部分とテーパ面との接続コーナーが曲面で形成されてもよい。
以上のように、実施の形態3に係る偏波分離回路1Cにおいて、ガイド部13Cと接続部10Aは、対向する面が曲面になっている。ガイド部13Cと接続部10Aとが曲面で対向するので、不連続の影響が低減されるので、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態4.
図17は、実施の形態4に係る偏波分離回路1Dにおける、外円筒3、内円筒4、矩形導波管5、リッジ8、リッジ9、およびガイド部13Dを示す部分側面図である。ガイド部13Dは、図17に示すように、リッジ8とリッジ9の両方に対向する位置まで延伸した部材である。また、ガイド部13Dは、テーパ部13D(1)とテーパ部13D(2)とを備える。テーパ部13D(1)は、リッジ8のテーパ部16と対向し、テーパ部13D(2)は、リッジ9のテーパ部17と対向している。偏波分離回路1Dは、ガイド部13Dおよびリッジ8と、ガイド部13Dおよびリッジ9とによって構成される、いわゆる、ダブルリッジ構造を有する。
図18は、図17の符号H、IおよびJで示した各断面における信号の電界を概略的に示す図である。信号は、リッジ8の高さが一様な部分とガイド部13Dの高さが一様な部分とが対向した領域において断面Hに示す電界分布を形成し、ガイド部13Dと接続部10のコーナー面18とが対向する領域においては、断面Iに示す電界分布を形成し、リッジ9の高さが一様な部分とガイド部13Dの高さが一様な部分とが対向した領域においては、断面Jに示す電界分布を形成する。
断面H、IおよびJに示すように、各領域の電界分布がガイド部とリッジとの間に集中するため、各領域における電界分布がさらに似たものとなる。これにより、信号の伝送経路における不連続の影響がさらに小さくなり、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態5.
図19は、実施の形態5に係る偏波分離回路1Eを示す透視上面図である。偏波分離回路1Eは、実施の形態1に示した構成のうち、矩形導波管5の代わりに、矩形導波管5Aを備える。矩形導波管5Aは、図19に示すように、円筒同軸導波管に接続される端部に向かって幅が狭くなる矩形導波管部6Aを備える。
以上のように、実施の形態5に係る偏波分離回路1Eにおいて、矩形導波管部6Aは、幅がテーパ状に狭くなっている。矩形導波管5Aにはステップ部7がないため、不連続性が小さい。これにより、偏波分離回路1Eは、広帯域に良好な特性が得られる。
実施の形態6.
図20は、実施の形態6に係る偏波分離回路1Fの外観を示す斜視図である。偏波分離回路1Fが備える外円筒3Aは、径が大きい径大部3aと径が小さい径小部3bを有している。例えば、径小部3bは、外円筒3Aにおける短絡端12側に形成され、径大部3aは、外円筒3Aにおける短絡端12とは反対側に形成される。
外円筒3Aが径小部3bを有することにより、円筒同軸導波管19における高次モードの遮断周波数を高くすることができる。これにより、径小部3bにおける矩形導波管5が接続した部分における高次モードの遮断周波数による影響を低減でき、整合がとりやすくなる。これにより、偏波分離回路1Fは、広帯域に良好な特性が得られる。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係る偏波分離回路は、例えば、VHF帯、UHF帯、マイクロ波帯またはミリ波帯の高周波信号に利用可能である。
1,1A~1F 偏波分離回路、2 共通端子、2a~2d 矩形導波管分岐端子、3,3A 外円筒、3a 径大部、3b 径小部、4 内円筒、5,5A 矩形導波管、6,6A 矩形導波管部、7 ステップ部、8,8A,9,9A リッジ、10,10A 接続部、11,11A 仕切り、12 短絡端、13,13A~13D ガイド部、13D(1),13D(2),16,17 テーパ部、14 共通端子、15 共軸端子、18,18A コーナー面、19 円筒同軸導波管、20 底面、100a~100c 領域。

Claims (10)

  1. 外円筒と内円筒が同軸に配置された円筒同軸導波管と、
    前記円筒同軸導波管の一方の端部に接続された複数の矩形導波管と、
    前記外円筒と前記内円筒との間に前記矩形導波管ごとに設けられた第1のリッジと、
    前記矩形導波管の内部に前記第1のリッジごとに設けられた第2のリッジと、
    前記第1のリッジと前記第2のリッジとを連続的に接続する接続部と、
    前記外円筒と前記内円筒との間に前記接続部ごとに設けられ、前記円筒同軸導波管から前記矩形導波管へ偏波を伝搬させるガイド部と、
    前記外円筒と前記内円筒との間に設けられ、隣り合う前記ガイド部の間を仕切る仕切りと、
    を備え、
    前記矩形導波管は、前記円筒同軸導波管の端部に接続される側に幅の狭い矩形導波管部を有し、
    前記ガイド部は、前記接続部と対向していること
    を特徴とする偏波分離回路。
  2. 前記内円筒の外周部と前記第1のリッジとの間、前記ガイド部と前記接続部との間、および前記矩形導波管の内部の底面と前記第2のリッジとの間は、それぞれ平行であること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  3. 前記ガイド部は、前記円筒同軸導波管の短絡端に向かうにつれて幅が広くなる形状を有していること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  4. 前記ガイド部と前記仕切りは接していること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  5. 前記第1のリッジおよび前記第2のリッジは、テーパ部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  6. 前記第1のリッジと前記第2のリッジは、前記接続部を基準として対称に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  7. 前記ガイド部と前記接続部は、対向する面が曲面になっていること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  8. 前記ガイド部は、前記第1のリッジと前記第2のリッジとに対向する位置まで延伸していること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  9. 前記矩形導波管部は、幅がテーパ状に狭くなること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
  10. 前記外円筒は、径が大きい径大部と径が小さい径小部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の偏波分離回路。
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