JP6160039B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のドアを車両本体(ボディ)に取り付ける車両用ドアヒンジに適したヒンジ装置に関する。
従来、この種の車両用ドアヒンジとして、例えば特開平8−197952号公報(特許文献1)及び特表2009−542942号公報(特許文献2)に開示されたものがある。これらの車両用ドアヒンジでは、ドア側ヒンジ部材がドアの厚みの制限もありドアの小口に取り付ける構造が多い。このため、ドア側ヒンジ部材は、ボディ側ヒンジ部材の連結部に枢着される板状の連結部と、この連結部と直角に結合されてドアの取付面(小口)に取付られる板状の取付座面部とを、プレス成型により一体成型した構造となっている。
図5は従来の車両用ドアヒンジの一例を示す図であり、このドアヒンジもドア側ヒンジ部材が板状の連結部と板状の取付座面部とをプレス成型により一体成型した構造であり、この図5の例について説明する。このヒンジ装置は、車両のドアパネル40に取り付けるプレス成型によりなるドア側ヒンジ部材10と、ボディ50側に取り付ける同じくプレス成型によりなるボディ側ヒンジ部材20と、軸となる軸ピン30とを有している。
ドア側ヒンジ部材10は平行な板状の連結部10a,10bと該連結部10a,10bとそれぞれ直角となる取付座面部10c,10dとを一体に成型したものである。ボディ側ヒンジ部材20は平行な板状の連結部20a,20bと取付座面部20cとを一体に成型したものである。そして、ドア側ヒンジ部材10の連結部10a,10bをボディ側ヒンジ部材20の連結部20a,20bの間に組み付け、軸ピン30によりそれぞれ枢着するように連結されている。また、ドア側ヒンジ部材10は取付座面部10c,10dにて図示しないボルト等によりドアパネル40に取り付けられ、ボディ側ヒンジ部材20は取付座面部20cにて図示しないボルト等によりボディ50に取り付けられる。
特開平8−197952号公報 特表2009−542942号公報
従来のヒンジ装置は、ドアの自重等により荷重を受けて変形する。このとき、変形が大きいと使用者にはドアが垂れ下がるように感じられ、使用感を悪化させる原因となる。そこで、従来は、ドア側ヒンジ部材の変形を防ぐために、ドア側ヒンジ部材の板厚を厚くする必要があった。しかし、板厚を厚くした場合、重量の増加、部品コストの増大等の問題があった。
ここで、ドア側ヒンジ部材10について考えると、ドアの自重等による荷重を受けた場合、図6(A) に示すように、連結部10aと取付座面部10cとの角部X1、連結部10bと取付座面部10dとの角部X1が変形する。このようなドア側ヒンジ部材10の剛性を上げるためには、角部X1を補強することが必要である。しかし、ドア側ヒンジ部材10は平板よりプレス成型によって成型されるので、角部X1のみの板厚を厚くすることができないため、この従来の構造では、ドア側ヒンジ部材10全体の板厚を厚くしなければならなくなり、重量の増加や、材料費の増大等が問題となっていた。また、ドア側ヒンジ部材10を鋳造等により成型することにより、部分的な板厚変化が可能となり重量低減は可能であるが、一方で、一般にプレス成型に対して鋳造等の製造方法では加工費が高いため、コストの増大という問題は解決できない。
また、別の問題として、通常、自動車はボディとドアパネルが組み付いた状態で塗装されるため、ヒンジ装置とドアの取付面には塗装がのらないので、製造上の都合や修理などでドアパネルを取り外すと、図6(C) に格子線で示す塗装していなかった面が露出し、錆びの原因になることがあった。また、図6(B) ,(C) に示すように、従来の構造では、ドア側ヒンジ10の取付座面部10dとドアパネル40の取付面に略水平の谷部X2ができ、この谷部X2に雨水等が溜まり、錆びの原因になることがあった。
さらに、剛性の向上には図7に示すようにビード部10eを追加することも考えられるが、締め付けボルトやボディ側ヒンジ部材20の連結部20a,20bの回転軌跡を避ける必要があるため、ボルトのフランジや連結部20a,20bに届かない低い小さなビード部10eしか設定できず、十分な剛性向上は望めない。また、ビード部10eを追加した場合、図7(B) に示すようにビード部10eの奥部X3側に大量に水が溜まり、錆びの原因になることがある。
本発明は、ヒンジ部材をプレス成型により成型したヒンジ装置において、ヒンジ部材の板厚を上げることなく剛性を確保することを課題とする。また、ドアパネル等の取り付け面との接触面が例えば塗装しない面であってもその面自体を小さくし、さらに、取り付け面付近に水滴等が溜まるのを防止して、接触面を錆びにくくすることを課題とする。
請求項1のヒンジ装置は、二つのヒンジ部材のそれぞれの連結部にて軸ピンにより両ヒンジ部材を互いに枢着するようにしたヒンジ装置において、前記二つのヒンジ部材の少なくとも一方のヒンジ部材は、板状の前記連結部と、板状の取付座面部と、板状の曲げ部とがプレス成型によって一体成型された鋼板であって、前記取付座面部が前記連結部に対して略直角に結合されて構成され、前記ヒンジ部材の前記曲げ部は、前記連結部と前記取付座面部との結合部分にて該連結部と該取付座面部とが挟む空間側に当該ヒンジ部材の両側部が曲げ起こされた形状であり、前記曲げ部は前記連結部の両側から下方に傾斜する傾斜面を形成しており、前記曲げ部と前記取付座面部の境界が内側から外側に下方へ下がる傾斜線となっていることを特徴とする。なお、「略直角」とは正確に直角であることと、直角から僅かに異なる角度となるような実質的に直角となる場合とを含む概念である。
請求項2のヒンジ装置は、請求項1に記載のヒンジ装置であって、前記取付座面部には前記ヒンジ部材を取付面に対して取り付けるためのボルトを挿通する取付孔が形成され、前記ヒンジ部材の両端部における前記取付座面部と前記曲げ部との境界の位置が、前記取付孔に挿通される前記ボルトの頭部座面部の前記連結部側の端末位置よりも、該端末位置に対する前記取付孔方向の前記取付座面部の端部側にあることを特徴とする。
請求項3のヒンジ装置は、請求項1または2に記載のヒンジ装置であって、前記連結部としての第1の連結部と、前記取付座面部としての第1の取付座面部と、前記曲げ部としての第1の曲げ部と、からなる第1の脚部と、前記連結部としての第2の連結部と、前記取付座面部としての第2の取付座面部と、前記曲げ部としての第2の曲げ部と、からなる第2の脚部と、を有し、前記第1の脚部と前記第2の脚部は、それぞれにおける連結部と取付座面部とが挟む前記空間を外側にして該第1の脚部と第2の脚部の両連結部が対向配置され、該両連結部の端部結合されて、該第1の脚部と第2の脚部とが一体成型されていることを特徴とする。
請求項1のヒンジ装置によれば、ヒンジ部材の板状の連結部と板状の取付座面部とが挟む空間側に当該ヒンジ部材の両側部を曲げ起こすようにして形成した曲げ部を有しているので、この曲げ部のある部分での断面二次モーメントが大きくなり、この連結部、取付座面部及び曲げ部からなる脚部が堅牢になり、ヒンジ部材自体の板厚を上げることなく剛性を確保することができる。また、曲げ部はヒンジ部材の両側部を曲げ起こす構造であり、取付座面部の接触面の面積が小さくなり、錆びにくくすることができる。
請求項2のヒンジ装置によれば、請求項1の効果に加えて、取付座面部にはボルトを挿通する取付孔が形成され、ヒンジ部材の両端部における取付座面部と曲げ部との境界の位置が、取付孔に挿通されるボルトの頭部座面部の連結部側の端末位置よりも、取付孔方向の取付座面部の端部側にあるので、曲げ部をボルトの両側近くに配置する構造となり、ボルトにより取付座面部を曲げ部の間で締め付けることができるので、さらに堅牢に取り付けることができる。
請求項3のヒンジ装置によれば、請求項1または2の効果に加えて、第1の脚部と第2の脚部を上下方向に配置したとき、下側に位置する一方の脚部において、曲げ部は連結部の両側から下方に傾斜する傾斜面を構成するので、連結部と取付座面部との間に水滴等が溜まることなく、錆びにくくすることができる。
本発明の実施形態のヒンジ装置の斜視図である。 同実施形態のヒンジ装置におけるドア側ヒンジ部材、軸ピン及びブッシュの斜視図である。 同実施形態のヒンジ装置におけるドア側ヒンジ部材の三面図である。 同実施形態のヒンジ装置の一作用を説明する概略図である。 従来のヒンジ装置の一例を示す斜視図である。 従来のヒンジ装置の問題点を説明する図である。 従来のヒンジ装置にビード部を設けた場合の問題点を説明する図である。
次に、本発明のヒンジ装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は実施形態のヒンジ装置の斜視図、図2は実施形態のヒンジ装置におけるドア側ヒンジ部材、軸ピン及びブッシュの斜視図、図3は実施形態のヒンジ装置におけるドア側ヒンジ部材の三面図、図4は実施形態のヒンジ装置一作用を説明する概略図である。
この実施形態のヒンジ装置は、車両用ドアヒンジの例であり、車両のドアパネル5に取り付けられる「一方のヒンジ部材」としてのドア側ヒンジ部材1と、車両のボディ本体6に取り付けられるボディ側ヒンジ部材2と、軸ピン3と、ブッシュ4とを有している。ドア側ヒンジ部材1とボディ側ヒンジ部材2は、それぞれ鋼板をプレス成型することにより形成したものである。
ドア側ヒンジ部材1は第1の脚部11と第2の脚部12とを有し、第1の脚部11は、板状の第1の連結部11aと、板状の第1の取付座面部11bと、板状の第1の曲げ部11cとからなり、これらはプレス成型により一体に形成されている。そして、このプレス成型により、第1の取付座面部11bは第1の連結部11aに対して直角に結合されている。また、第1の曲げ部11cは、第1の連結部11aと第1の取付座面部11bとの結合部分にて、第1の連結部11aと第1の取付座面部11bとが挟む空間11A側に、このドア側ヒンジ部材1の両側部を曲げ起こすようにして形成されている。
また、同様に、第2の脚部12は、板状の第2の連結部12aと、板状の第2の取付座面部12bと、板状の第2の曲げ部12cとからなり、これらはプレス成型により一体に形成されている。そして、このプレス成型により、第2の取付座面部12bは第2の連結部12aに対して直角に結合されている。また、第2の曲げ部12cは、第2の連結部12aと第2の取付座面部12bとの結合部分にて、第2の連結部12aと第2の取付座面部12bとが挟む空間12A側に、このドア側ヒンジ部材1の両側部を曲げ起こすようにして形成されている。
第1の脚部11と第2の脚部12は、それぞれの連結部11a,12aと取付座面部11b,12bとが挟む空間11A,12Aを外側にして配置され、両方の連結部11a,12aが対向配置されている。そして、両方の連結部11a,12aの端部が結合部13により結合されている。
第1の連結部11aと第2の連結部12aには軸孔11a1,12a1が形成されている。また、第1の取付座面部11bと第2の取付座面部12bには、当該ドア側ヒンジ部材1を、ドアパネル5の取付面に対して取り付けるためのボルトを挿通する取付孔11b1,12b1が形成されている。
図1に示すように、ボディ側ヒンジ部材2は、板状の第1の連結部21と、板状の第2の連結部22と、取付座面部23とを有している。第1の連結部21と第2の連結部22は互いに平行に対向しており、それぞれ軸孔21a,22aが形成されている。
図2(B) に示すように、軸ピン3は金属製の円柱棒状の部材であり、一端の外周に軸ピン3の外径より突条が僅かに突出するようなローレット加工部31を有している。また、図2(C) に示すようにブッシュ4は略円筒形状の部材であり、小径部41と大径部42とを有し、その中央に軸ピン3が挿通される軸孔43が形成されている。
ドア側ヒンジ部材1の第1、第2の連結部11a,12aの各軸孔11a1,12a1の径は、ブッシュ4の小径部41の外径と整合する寸法である。また、ボディ側ヒンジ部材2の第1、第2の連結部21,22の各軸孔21a,22aの径は、軸ピン3の外径に整合する寸法である。
以上の構成によりドア側ヒンジ部材1とボディ側ヒンジ部材2は以下のように組み付けられる。ドア側ヒンジ部材1の第1、第2の連結部11a,12aの外側に、ボディ側ヒンジ部2の第1、第2の連結部21,22を嵌合して組み付け、ドア側ヒンジ部材1の第1、第2の連結部11a,12aの各対向する内面側から、軸孔11a1,12a1に対して2個のブッシュ4(図では一方だけ図示)の小径部41を挿通する。次に、軸ピン3を、ボディ側ヒンジ部2の第1の連結部21の軸孔21aから、ドア側ヒンジ部1の第1の連結部11aに挿通したブッシュ4の軸孔43,第2の連結部12aに挿通したブッシュ4の軸孔43、及び、ボディ側ヒンジ部2の第2の連結部22の軸孔22aの順で通す。このとき、軸ピン3のローレット加工部31をボディ側ヒンジ部2の第1の連結部21の軸孔21aに圧入する。そして、ボディ側ヒンジ部2の第2の連結部22の軸孔22aの部分で、軸ピン3の端部をかしめ固定する。
以上により、ドア側ヒンジ部材1とボディ側ヒンジ部材2は、ドア側ヒンジ部材1の第1、第2の連結部11a,12aと、ボディ側ヒンジ部材2の連結部21,22にて、それぞれ軸ピン3により互いに枢着される。
ドア側ヒンジ部1において、第1の脚部11の曲げ部11cは、第1の連結部11aと第1の取付座面部11bとが挟む空間11A側に曲げ起こすように形成されている。このため、脚部11は曲げ部11cの部分での断面二次モーメントが大きくなり、従来のものに比較して、この第1の脚部11が堅牢になる。また、第2の脚部12においても同様に、曲げ部12cの部分での断面二次モーメントが大きくなり、従来のものに比較して、この第2の脚部12も堅牢になる。
次に、第2の脚部12を例に図4を参照して他の作用を説明する。なお、図4(B) は図4(A) のA−A断面図である。取付座面部12bには取付孔12b1が形成されており、この取付孔12bには、ヒンジ部材1をドアパネル5の取付面に対して取り付けるためのボルト7が挿通される。なお、この実施形態ではボルト7は「頭部座面部」としてフランジ部71を一体に有しているが、この「頭部座面部」としてはボルトと別体の座金等でもよい。ヒンジ部材1の両端部における取付座面部12bと曲げ部12cとの境界14の位置は、ボルト7のフランジ部71(頭部座面部)の連結部12a側の端末位置71aよりも、この端末位置71aに対する取付孔12b1方向の取付座面部12bの端部側にある。このため、曲げ部12cをボルト7の両側近くに配置する構造となっており、ボルト7により取付座面部12bを曲げ部12c,12cの間でドアパネル5に対して締め付けることができ、堅牢に取り付けることができる。このことは、第1の脚部11における、取付座面部11bと曲げ部11cとの境界14の位置についても同様であり、ボルト7により堅牢に取り付けることができる。
また、曲げ部12cはヒンジ部材1の両側部をドアパネル5と反対側に曲げ起こすようにして形成された形状であり、図4(C) に格子線で示すように、ドアパネル5に対する取付座面部12bの接触面の面積は、図6(C) 及び図7(C) に示す従来のものに比べて小さくなり、仮にこの面が塗装していない面として露出しても、面積が少ない分錆びにくくなる。
また、ヒンジ部材1は、ドアパネル5に対して第1の脚部11を上に第2の脚部12を下にして取り付けられるが、図4に示すように、下側に位置する第2の脚部12において、曲げ部12cは連結部12aの両側から下方に傾斜する傾斜面を構成している。したがって、第2の脚部12に雨水等がかかってもその水滴は傾斜面に沿って流れ、連結部12aと取付座面部12b及びドアパネル5との間に水滴等が溜まることなく、錆びにくくなる。
以上の実施形態では、曲げ部11c,12cは平面状である例について説明したが、僅かに湾曲していてもよい。
また、第1の脚部11と第2の脚部12とがそれぞれ連結部11a,12a、取付座面部11b,12bを有する例について説明したが、ドアパネルの荷重に対してヒンジ部材の剛性を確保するだけであれば、第2の脚部は実施形態の限定されるものではない。
また、実施形態では、第1の脚部11の連結部11aと第2の脚部12の連結部12aとが結合部13と共に、断面コ字状となる形状をしている例について説明したが、この結合部13を無くして、例えば特許文献2の図4、図5のように結合部11a,12aを面接触させるような構造のヒンジ部材としてもよい。
本発明に係るヒンジ装置は、ヒンジ部材をプレス成型により成型したヒンジ装置において、ヒンジ部材の板厚を上げることなく剛性を確保することができ、また、取り付け面との接触面が小さく、さらに、取り付け面付近に水滴等が溜まるのを防止できて錆びにくい構造となっているので、特に車両用ドアヒンジに好適に利用することができる。
1 ドア側ヒンジ部材
11 第1の脚部
11a 第1の連結部
11a1 軸孔
11b 第1の取付座面部
11b1 取付孔
11c 第1の曲げ部
11A 挟む空間
12 第2の脚部
12a 第2の連結部
12a1 軸孔
12b 第2の取付座面部
12b1 取付孔
12c 第2の曲げ部
12A 挟む空間
13 結合部
14 境界
2 ボディ側ヒンジ部材
21 第1の連結部
21a 軸孔
22 第2の連結部
22a 軸孔
23 取付座面部
3 軸ピン
31 ローレット加工部
4 ブッシュ
41 小径部
42 大径部
43 軸孔
5 ドアパネル
6 ボディ本体
7 ボルト
71 フランジ部7(頭部座面部)
71a 端末位置

Claims (3)

  1. 二つのヒンジ部材のそれぞれの連結部にて軸ピンにより両ヒンジ部材を互いに枢着するようにしたヒンジ装置において、
    前記二つのヒンジ部材の少なくとも一方のヒンジ部材は、板状の前記連結部と、板状の取付座面部と、板状の曲げ部とがプレス成型によって一体成型された鋼板であって、前記取付座面部が前記連結部に対して略直角に結合されて構成され、
    前記ヒンジ部材の前記曲げ部は、前記連結部と前記取付座面部との結合部分にて該連結部と該取付座面部とが挟む空間側に当該ヒンジ部材の両側部が曲げ起こされた形状であり、
    前記曲げ部は前記連結部の両側から下方に傾斜する傾斜面を形成しており、前記曲げ部と前記取付座面部の境界が内側から外側に下方へ下がる傾斜線となっている
    ことを特徴とするヒンジ装置
  2. 請求項1に記載のヒンジ装置であって、
    前記取付座面部には前記ヒンジ部材を取付面に対して取り付けるためのボルトを挿通する取付孔が形成され、前記ヒンジ部材の両端部における前記取付座面部と前記曲げ部との境界の位置が、前記取付孔に挿通される前記ボルトの頭部座面部の前記連結部側の端末位置よりも、該端末位置に対する前記取付孔方向の前記取付座面部の端部側にあることを特徴とするヒンジ装置。
  3. 請求項1または2に記載のヒンジ装置であって、
    前記連結部としての第1の連結部と、前記取付座面部としての第1の取付座面部と、前記曲げ部としての第1の曲げ部と、からなる第1の脚部と、
    前記連結部としての第2の連結部と、前記取付座面部としての第2の取付座面部と、前記曲げ部としての第2の曲げ部と、からなる第2の脚部と、
    を有し、
    前記第1の脚部と前記第2の脚部は、それぞれにおける連結部と取付座面部とが挟む前記空間を外側にして該第1の脚部と第2の脚部の両連結部が対向配置され、該両連結部の端部が結合されて、該第1の脚部と第2の脚部とが一体成型されていることを特徴とするヒンジ装置。
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