JP6157340B2 - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

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この発明は、永久磁石を用いた回転電機に関するものである。
従来の埋め込み磁石型の永久磁石式回転電機においては、回転子鉄心に永久磁石を挿入する孔である磁石挿入孔が形成されている。回転子鉄心の磁石挿入孔の外周側に磁気空隙部が設けられ、磁石挿入孔と磁気空隙部の間にブリッジが形成される。また、磁気空隙部と回転子鉄心の外周との間にもブリッジが形成されることで、トルクリプル、鉄損及び高調波を低減していた(例えば、特許文献1参照)。
また、電磁鋼板に印加される応力と磁気特性の関係において、電磁鋼板における磁気特性の応力依存性は、引張り時と圧縮時とでは磁気特性の変化の傾向が異なることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2009−77525号公報
谷良浩、他7名、「電磁鋼板の応力下における磁気特性の測定」、電気学会マグネティクス研究会、社団法人電気学会、2003年12月、MAG03−191、p.15−20
しかしながら、従来の永久磁石式回転電機は、ブリッジでは回転子鉄心が回転することにより印加される遠心力を引張り応力により支えているため磁束が漏洩し、高トルクが得られないという問題がある。
この発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ブリッジを通過する漏れ磁束を抑制することで、トルクの向上を可能にできる永久磁石式回転電機を得るものである。
この発明に係る永久磁石式回転電機は、複数のティースを有する固定子鉄心と複数のテ
ィースの各々に巻回された巻線とを有する固定子と、固定子に対して回転する回転軸と、
複数の回転子磁極を形成する複数の永久磁石と、回転子磁極の各々が形成された鉄心領域
の各々が回転軸の周方向に並設されると共に、鉄心領域の各々において永久磁石の各々が
挿入された磁石挿入孔の一対が形成された回転子鉄心とを有し固定子の内側で固定子に対
して回転軸と一体になって回転する回転子と、を備えた永久磁石式回転電機であって、回
転子鉄心は、鉄心領域の各々において、磁石挿入孔よりも半径方向外側の外周磁極部と、
互いに隣り合う回転子磁極の間に形成される極間磁極部と、鉄心領域の各々の両端に外周
磁極部と極間磁極部とを橋絡する第1ブリッジとを有し、回転子鉄心には、第1ブリッジ
よりも外周側に磁気空隙部が形成され、第1ブリッジの外周磁極部と接する狭幅方向の第
1の中点は、第1ブリッジの極間磁極部と接する狭幅方向の第2の中点よりも回転軸の中
心に近い位置であり、一対の磁気空隙部の外周側の端部の内、回転子磁極の中心側の一端である一対の空隙磁極端部の内端間の開き角である内端開角は、電気角105度以上125度以下の範囲の角度であり、コギングトルクの基本周波数成分および前記基本周波数成分の2倍の周波数成分の大きさが等しく、コギングトルクの基本周波数成分および前記基本周波数成分の2倍の周波数成分の位相が180度反転している2つの内端開角に対応した2つの一対の磁気空隙部の各々が、第1の回転子鉄心および第2の回転子鉄心に形成され、第1の回転子鉄心および第2の回転子鉄心の軸長は同じである。
この発明は、磁極端部中点が極間端部中点に比べて回転子鉄心の半径方向の内側に位置する構成であるから、ブリッジに圧縮応力を印加することができる。これにより、ブリッジを通過する漏れ磁束を抑制することでき、トルクの向上を可能にできる永久磁石式回転電機を得ることができる。
本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の軸方向に垂直な断面図である。 本発明に係る実施の形態1の図1のA部を拡大した図である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の第1ブリッジの形状を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の内端開角を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の回転子が回転したときに、第1ブリッジに印加される応力を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の内端開角とコギングトルクの関係を示した図である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の変形例の軸方向に垂直な回転子の断面図の一部である。 本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機の変形例の軸方向に垂直な断面図である。 本発明に係る実施の形態2の永久磁石式回転電機の第1ブリッジの形状を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態3の永久磁石式回転電機の回転子の形状を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態3の永久磁石式回転電機のコギングトルクを実施の形態1と比較した図である。 本発明に係る実施の形態4の永久磁石式回転電機の回転子の形状を説明するための図である。 本発明に係る実施の形態4の永久磁石式回転電機のコギングトルクを実施の形態1と比較した図である。 本発明に係る実施の形態5の永久磁石式回転電機の回転子の形状を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の軸方向に垂直な断面図である。本実施の形態1の永久磁石式回転電機100は、環状の固定子と、この固定子の内側に所定のギャップを確保して配置された回転子2とを備えている。固定子は、回転子2の回転軸3を同軸として構成されている。この回転軸3の長手方向を永久磁石回転電機100の軸方向と呼ぶものとする。
固定子は、外周部1aと12個のティース1bからなる固定子鉄心1と、ティース1bに巻回された12個の巻線(図示せず)とで構成されている。固定子のティース1bには、巻線に通電されることで12個の固定子磁極が形成される。巻線には、ティース1bに巻回された3相の巻線(U相、V相、W相)があり、各相の巻線の一方はインバータ(図示せず)側に、他方は中性線として他の相の中性線と接続されている。巻線には3相交流電源がインバータから通電される。例えば、周方向にU相、V相、W相の順に4回繰返して配列されている。
回転子2は、外周を円筒面とする回転子鉄心4と、この回転子鉄心4にその中心軸となる位置を貫通するように装着されて圧入、焼き嵌め、もしくはキーなどにより固定された回転軸3と、一対の永久磁石5a、5bを1組として構成された8組の永久磁石群5とで構成されている。言い換えると、回転子鉄心4には、8個の回転子磁極が回転軸3の周方向に並設されるように形成されている。各々の回転子磁極を形成する1組の永久磁石群5は、回転子鉄心4の中心に向かうように長方形状のV型に配置されている。永久磁石5a、5bの磁石の配向方向は、長方形状の短辺に平行であり、かつN極を構成する場合には回転子2の外径方向に、S極を構成する場合には回転子2の内径方向になるように永久磁石群5を配置する。
ここで、永久磁石5a、5bとして、ネオジム磁石等の希土類磁石などを用いる場合で説明するが、サマリウムコバルト磁石、フェライト磁石などの焼結磁石やボンド磁石など他の磁石でも良い。
回転子鉄心4は、回転軸3の方向に珪素鋼板等の磁性部材を、通しボルトならびにピン、又は、カシメによって積層して構成してある。また、固定子鉄心1も同様に、珪素鋼板等の磁性部材を積層して構成されている。
図2は、図1のA部を拡大した図である。なお、図2において、図1にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。図2中の黒太矢印は、永久磁石5a、5bのそれぞれの着磁の方向を示す。永久磁石5a、5bは、回転子磁極の中心に集めるように着磁され、隣り合う回転子磁極の着磁方向は逆である。また、回転子鉄心4に形成された一対の磁石挿入孔6の各々には、周方向に並んで一対の永久磁石5a、5bがそれぞれ1つずつ埋め込まれている。永久磁石5a、5bは、固定子磁極であるティース1bの各々に対応する複数の回転子磁極を形成する。なお、この対応関係を詳細に述べると、本実施の形態の永久磁石式回転電機100では、図1に示されているように、固定子磁極は3相の各相に4個ずつの都合12個形成されており、回転子磁極は8組の永久磁石群5によって8個形成されている。一対の磁石挿入孔6に永久磁石5a、5bがそれぞれ埋め込まれることで形成される空隙については、永久磁石5a、5bの間の空隙をそれぞれ磁石間空隙7と呼び、回転子2の外周寄りの空隙をそれぞれ磁石外周側空隙8と呼ぶこととする。磁石間空隙7及び磁石外周側空隙8は、永久磁石5a、5bから出た磁束を漏洩させずに固定子の巻線と鎖交させることによりトルクを向上する機能を有している。
図1及び図2において、回転子鉄心4は、8個の回転子磁極が形成されたそれぞれ8個の鉄心領域が回転軸3の周方向に並設されている。図2において、破線は隣り合う鉄心領域の境界を示している。この8個の鉄心領域の各々において、回転子鉄心4の磁石挿入孔6よりも半径方向外側の領域を外周磁極部9と呼び、回転子鉄心4の隣り合う回転子磁極間の領域を極間磁極部10と呼ぶものとする。また、回転子鉄心4の8個の鉄心領域の各々において、外周磁極部9の磁石挿入孔6側の部分と極間磁極部10とを橋絡する部位を第1ブリッジ11とし、外周磁極部9の外周側の部分と極間磁極部10とを橋絡する部位を第2ブリッジ12とする。言い換えると、回転子鉄心4は、複数の鉄心領域が回転軸の周方向に並設されており、この複数の鉄心領域の各々に回転子磁極が形成されている。また、回転子鉄心4の鉄心領域の各々は、外周磁極部9と極間磁極部10とこれらの両者を橋絡する第1ブリッジ11及び第2ブリッジ12とを有している。さらに、回転子鉄心4には、複数の回転子磁極が形成された鉄心領域の各々の各両端において、第1ブリッジ11と第2ブリッジ12との間に磁気空隙部13がそれぞれ形成され、この鉄心領域において一対の磁気空隙部13を成している。第2ブリッジ12は、第1ブリッジ11よりも回転子2の外周側に磁気空隙部13を介してそれぞれ配置される。第2ブリッジ12の形状は、回転子鉄心4の外周の形状と平行であることから、回転子鉄心4の機械強度を落とすことなく、漏れ磁束を低下することができる。
図3は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の第1ブリッジ11の形状を説明するための図である。図3(a)は、本実施の形態の永久磁石式回転電機100の軸方向に垂直な回転子2の断面図の一部である。図3(b)は、図3(a)のB部を拡大した第1ブリッジ11の形状を説明するための図である。なお、図3において、図1及び図2にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。第1ブリッジ11において、外周磁極部9に近い部分を磁極端部分と呼び、極間磁極部10に近い部分を極間磁極部分と呼び、磁極端部分と極間磁極部分の中間を中央部分と呼ぶものとする。さらに、磁極端部分及び極間磁極部分における磁石外周側空隙8と磁気空隙部13の中点をそれぞれ磁極端部中点14、極間端部中点15と呼ぶ。言い換えると、磁極端部分における狭幅方向の中点が第1の中点としての磁極端部中点14であり、極間磁極部分における狭幅方向の中点が第2の中点としての極間端部中点15である。したがって、第1ブリッジ11の外周磁極部9と接する狭幅方向の第1の中点は、第1ブリッジ11の極間磁極部10と接する狭幅方向の第2の中点よりも回転軸3の中心に近い位置となっている。
また、回転子2の回転中心から磁極端部中点14、極間端部中点15を通る円をそれぞれ破線円101、破線円102で示す。図3(b)に示すように、磁極端部中点14は、極間端部中点15に比べて、回転子鉄心4の半径方向の回転軸3側に位置するように形成される。
ここで、回転子2が回転することによって発生する遠心力により、第1ブリッジ11及び第2ブリッジ12には、曲げモーメントが加わり、この曲げモーメントにより発生する内部応力が許容応力を超えないように、第1ブリッジ11及び第2ブリッジ12の機械強度を確保しつつ漏れ磁束を抑制できるように狭幅部を形成することが好ましい。すなわち、磁極端部分の形状は、外周磁極部9と連結する部分の磁気空隙部13と磁石外周側空隙8間の距離が、外周磁極部9に向かうに従って順次大となるように形成することが好ましい。同様に、極間磁極部分の形状は、極間磁極部10と連結する部分の磁気空隙部13と磁石外周側空隙8間の距離が、極間磁極部10に向かうに従って順次大となるように形成することが好ましい。
図4は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の内端開角を説明するための図である。図4は、回転子2の軸方向に垂直な断面図の一部である。なお、図4において、図1から図3にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。永久磁石5a、5bにおける、回転子2の外周側の角部を磁石外周角部16とする。一対の磁気空隙部13における回転子2の外周の端部の内、回転子磁極の中心側の一端をそれぞれ空隙磁極端部17とする。1つの回転子磁極、すなわち1つの鉄心領域内に2個の空隙磁極端部17が存在するが、この2個の空隙磁極端部17間の内端間の開き角を内端開角18とする。なお、磁石外周角部16、内端開角18、空隙磁極端部17は、1つの回転子磁極当たりそれぞれが有しており、周方向に延在している。
図4中の点線は、回転軸3の回転中心(図示せず)と磁石外周角部16とを結ぶ直線の延長線103を示している。磁気空隙部13の回転子2の半径方向の幅は、回転軸3の回転中心と磁石外周角部16とを結ぶ直線の延長線103を境に、外周磁極部9及び極間磁極部10に向かうに従って単調減少するように形成される。このようにすることで、第1ブリッジ11に係る応力が圧縮応力となる。応力のない状態(0MPa)では比透磁率は高い値を示すが応力が大きくなるに従い比透磁率が低下すること、及び圧縮時には引張り時よりも急峻に比透磁率が低下することから、漏れ磁束の低減を引張り時よりも効果的に図ることができ、トルクの向上をさせることができる。
ここで、回転子2が回転したときに、永久磁石群5及び外周磁極部9に作用する遠心力19により回転子鉄心4に印加される応力について図5を用いて説明する。図5は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の回転子2が回転したときに、第1ブリッジ11に印加される応力を説明するための図である。なお、図5において、図1から図4にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。図5(a)、(b)における、それぞれの左図は、回転子2の第1ブリッジ11付近の拡大図を示しており、それぞれの右図は、遠心力19により第1ブリッジ11に印加される応力を示している。図5(a)には、本実施の形態との比較のために、従来の永久磁石式回転電機を示す。図5(b)には、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100を示す。
図5(a)左図に示すように、従来の永久磁石式回転電機は、極間端部中点15aが磁極端部中点14aに比べて、回転子の半径方向の回転軸側に位置している。したがって、図5(a)右図に示すように、第1ブリッジ11aに印加される遠心力19を分解した力は、軸力20aが引張り応力となり、曲げ応力21aの向きが極間磁極部10を向いている。一方、図5(b)左図に示すように、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100は、間磁極部中点15が磁極端部中点14に比べて、回転子2の半径方向の外周側に位置している。したがって、図5(b)右図に示すように、第1ブリッジ11に印加される遠心力19を分解した力は、軸力20bが圧縮応力となり、曲げ応力21bが外周磁極部9を向いている。
すわなち、極間端部中点15と磁極端部中点14との回転子2の回転軸3からの位置関係により、第1ブリッジ11において回転子2が回転したときの遠心力19により第1ブリッジ11に印加される応力が異なる。
従来の永久磁石式回転電機の回転子の形状においては、第1ブリッジ11aに印加される応力は引張り応力であるのに対して、本実施の形態の永久磁石式回転電機100の回転子2の形状においては、第1ブリッジ11に印加される応力は圧縮応力である。電磁鋼板の応力下における磁気特性について圧縮時には引張り時よりも急峻に比透磁率が低下することから、本実施の形態によると、漏れ磁束が通過する第1ブリッジ11では急峻に比透磁率が低下する。つまり、第1ブリッジ11の磁気抵抗が大きくなり、第1ブリッジ11を通る磁束量を従来よりも効果的に抑制することができ、トルクの向上が可能となる。
次に、コギングトルクについて説明する。回転子磁極数と固定子のスロット数の比がm:nの場合、コギングトルクは(i×k)f成分のコギングトルクが発生することが知られている。ただし、kはmとnの最小公倍数、iは1以上の整数である。なお、fは、電気角1周期当たりの周波数である。本実施の形態においては、m:n=2:3であるから、基本周波数は6fである。したがって、6f成分は基本周波数成分、12f成分は基本周波数成分の2倍の周波数成分のことを指す。
図6は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の内端開角18とコギングトルクの関係を示した図である。図6に、内端開角18を変えて周波数成分(6f成分、12f成分)毎にコギングトルクを磁界解析した結果と、コギングトルクの波形の0から最大値までの振幅(以下、O.Aと呼ぶ。O.A:Over All、オーバーオール)の値を示す。図6の横軸は、内端開角18を電気角換算したものを示している。図6の縦軸は、コギングトルクを示しており、0より上の場合は正の値を示し、0より下にある場合は負の値を示す。ここで、コギングトルクが負の値というのは、たとえば、コギングトルクの6f成分の位相を0度とした場合に、位相が180度である(6f成分の位相が反転している)ことを示している。
図6から、コギングトルクの基本周波数成分である6f成分及びO.Aは、電気角115度付近で最も小さくなることが分かる。ところが、基本周波数成分の2倍の周波数成分である12f成分は、電気角120度付近で最も小さくなることが分かる。
よって、内端開角18は、基本周波数成分であるkf成分又は基本周波数成分の2倍の周波数成分である2kf成分のうち一方が最小となる角度に設定することで、コギングトルクのO.Aの低減が可能である。実用的に、12f(2kf)成分の変曲点の範囲であればコギングトルクのO.Aを低減できるため、内端開角18は電気角115度±10度に設定しても問題ない。
なお、図1に示すように、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100では、永久磁石群5の数(回転子磁極数)は8個、固定子のティース1bの数(又はスロット数)は12個となっており、回転子磁極数とスロット数の比は2:3であるが、これ以外の回転子磁極数とスロット数の組合せでも良いのは言うまでも無い。
図7は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の変形例の軸方向に垂直な回転子の断面図の一部である。図7(a)に示す変形例では、各回転子磁極において、永久磁石群5を構成するそれぞれの永久磁石の着磁方向が長方形状の短辺に平行になるように配置されている。本実施の形態では、1組の永久磁石群5は、回転子磁極の中心に向かうように長方形状のV型に配置しているが、図7に示すようにV型に配置する以外の他の配置においても適応できる。
図8は、本発明に係る実施の形態1の永久磁石式回転電機100の変形例の軸方向に垂直な断面図である。永久磁石式回転電機100の変形例である永久磁石式回転電機200は、永久磁石式回転電機100が分布巻の場合を示す。分布巻にする場合、図8に示すような、固定子鉄心22を用いる。本実施の形態では、巻線が集中巻に巻かれた場合で示していたが、図8に示すような分布巻の場合にも同様の効果を有する。本実施の形態では、3相の巻線に適応して説明したが、3相の巻線以外の複数相の巻線にも適用できる。
また、本実施の形態では、固定子1を外側に、回転子2を内側に配置したインナーロータ型の回転電機の場合で説明したが、固定子1を内側に、回転子2を外側に配置したアウターロータ型の回転電機でも良い。
本実施の形態では、第1ブリッジ11が直線形状になっているが、磁極端部中点14が極間端部中点15に比べて回転子鉄心4の回転軸3の中心に近い位置であれば、曲線形状でも良い。
実施の形態2.
図9は、本発明に係る実施の形態2の永久磁石式回転電機300の第1ブリッジ11の形状を説明するための図である。図9(a)は、1つの回転子磁極を構成する永久磁石群5の構成を説明するための断面図である。図9(b)は、図9(a)のC部を拡大した図である。本実施の形態は、第2ブリッジ12を有していない点が実施の形態1とは異なる点であり、それ以外は同じである。したがって、図9において、実施の形態1にて説明したものと同じものは同じ符号で表し、説明を省略する。
本実施の形態において、実施の形態1における空隙磁極端部17に相当するものは、回転子表面端部24である。したがって、1つの回転子磁極内に2個の回転子表面端部24が存在し、2個の回転子表面端部24間の内端間の開き角を内端開角25とする。
本実施の形態によると、実施の形態1と同様の効果が得られることに加え、固定子と回転子の間を冷媒が通る構造では、実施の形態1よりも冷媒と接触する面積が大きいので、冷却性能が上がるという効果がある。
実施の形態3.
図10は、本発明に係る実施の形態3の永久磁石式回転電機400の回転子の形状を説明するための図面である。図10(a)に、永久磁石式回転電機400の回転子が有する2種類の構成について、1つの回転子磁極を形成する1つの鉄心領域の部分を拡大した図である。図10(b)は、軸方向に平行な断面図である。本実施の形態は、異なる内端開角を有する回転子第1部26a、回転子第2部26bを積層して回転子を構成している点が実施の形態1とは異なる点であり、それ以外は同じである。したがって、図10において、実施の形態1における回転子2と同一箇所は、同一符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、永久磁石式回転電機400の回転子は、内端開角27aの回転子第1部26aと、内端開角27aよりも小さな内端開角27bの回転子第2部26bとを軸方向に重ねて構成される。
図6に示すように、本実施の形態のコギングトルクのkf成分である6fは、内端開角27a、27bが電気角115度以下では正の方向、電気角115度以上では負の方向に減少している。例えば、内端開角27a、27bが電気角100度のものと電気角125度のものでは、コギングトルクの6f成分、12f成分の大きさがほぼ等しく、位相が180度反転(正負方向に同じ大きさ)している。
したがって、内端開角27a、27bが電気角100度のものと電気角125度のものを同じ軸長分積み重ねることにより、コギングトルクの低減を可能とする。なお、積層方法については、軸長が同数であれば、内端開角27a、27bの電気角100度の回転子鉄心を軸方向中心部、125度の回転子鉄心を軸方向端部に配置するなどしても良いのは言うまでも無い。また、組み合わせる角度についても、コギングトルクの6f成分、12f成分の大きさがほぼ等しく、位相が180度反転(正負方向に同じ大きさ)している角度の組み合わせであれば、これに限らないのは言うまでの無い。
図11は、本発明に係る実施の形態3の永久磁石式回転電機400のコギングトルクを実施の形態1と比較した図である。図11から、内端開角の値を複数組み合わせることにより、実施の形態1と同程度にコギングトルクを低減できることが分かる。
実施の形態4.
図12は、本発明に係る実施の形態4に係る永久磁石回転子500の回転子の形状を説明するための図面である。図12(a)に、永久磁石式回転電機500の回転子が有する2種類の構成について、1つの回転子磁極の部分を拡大した図である。図12(b)は、軸方向に平行な断面図である。本実施の形態は、異なる内端開角を有する回転子第1部28a、回転子第2部28bを積層して構成している点が実施の形態1とは異なる点であり、それ以外は同じである。したがって、図12において、実施の形態1における回転子2と同一箇所は、同一符号を付して説明を省略する。
図12に示すように、永久磁石式回転電機500の回転子は、内端開角29aの回転子第1部28aと、内端開角29aよりも小さな内端開角29bの回転子第2部28bとを軸方向に重ねて構成される。
図6に示すように、本実施の形態におけるコギングトルクのkf成分である6f成分は、内端開角29a、29bが電気角100度と電気角120度の大きさの比がおよそ2:1になり、位相が180度反転(正負方向に同じ大きさ)している。
したがって、内端開角29a、29bが電気角100度のものと電気角120度のものを1:2の比率で軸長を積み重ねることにより、コギングトルクの低減を可能とする。なお、積層方法については、軸長の合計が2:1の比率であれば、図示した配置に限らない。また、組み合わせる角度と比率についても、コギングトルクの6f成分の大きさがほぼ等しく、位相が180度反転(正負方向に同じ大きさ)している角度の組み合わせであれば、それに応じて比率を変えれば、同様の効果が得られるのは言うまでの無い。
図13に、本発明に係る実施の形態4の永久磁石式回転電機500のコギングトルクを実施の形態1と比較した図である。図13から、内端開角の値を複数組み合わせることにより、実施の形態1と同程度にコギングトルクを低減できることが分かる。
実施の形態5.
図14は、本発明に係る実施の形態5の永久磁石式回転電機600の回転子の形状を説明するための図である。図14(a)に、永久磁石式回転電機600の回転子が有する2種類の構成について、1つの回転子磁極の部分を拡大した図である。図14(b)は、軸方向に平行な断面図である。本実施の形態は、異なる内端開角を有する回転子第1部30a、回転子第2部30bを積層して回転子を構成している点が実施の形態1とは異なる点であり、それ以外は同じである。したがって、図14において、実施の形態1における回転子2と同一箇所は、同一符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、永久磁石式回転電機600の回転子は、内端開角31aの回転子第1部30aと、内端開角31aよりも小さな内端開角31bの回転子第2部30bとを軸方向に重ねて構成される。軸方向に重ねる際、図14(b)に示すように、回転子第1部30aの内端開角31aよりも小さな内端開角31bを有する回転子第2部30bが、軸方向の中心にくるように重ねる。
軸方向の中心は、端部に比べて温度が上がりやすい。一方、内端開角31bが小さい回転子第2部30bの方が、回転子第1部30aよりも発熱量が少ない。したがって、本実施の形態によると、温度が上がりやすい部分に発熱量の比較的少ない構成を配置しているので、回転子全体の温度の均一化を図ることができる。
1 固定子鉄心、1a 外周部、1b ティース、3 回転軸、4 回転子鉄心、
5a、5b 永久磁石、6 磁石挿入孔、9 外周磁極部、10 極間磁極部、
1 第1ブリッジ、12 第2ブリッジ、13 磁気空隙部、14 磁極端部中点、
15 極間端部中点、16 磁石外周角部、17 空隙磁極端部、18 内端開角、
25、27、29、31 内端開角、
100、200、300、400、500、600 永久磁石式回転電機。

Claims (6)

  1. 複数のティースを有する固定子鉄心と前記複数のティースの各々に巻回された巻線とを有する固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転軸と、
    複数の回転子磁極を形成する複数の永久磁石と、
    前記回転子磁極の各々が形成された鉄心領域の各々が回転軸の周方向に並設されると共に、前記鉄心領域の各々において前記永久磁石の各々が挿入された磁石挿入孔の一対が形成された回転子鉄心とを有し前記固定子の内側で前記固定子に対して前記回転軸と一体になって回転する回転子と、
    を備えた永久磁石式回転電機であって、
    前記回転子鉄心は、前記鉄心領域の各々において、前記磁石挿入孔よりも半径方向外側の外周磁極部と、互いに隣り合う前記回転子磁極の間に形成される極間磁極部と、前記鉄心領域の各々の両端に前記外周磁極部と前記極間磁極部とを橋絡する第1ブリッジとを有し、
    前記回転子鉄心には、前記第1ブリッジよりも外周側に磁気空隙部が形成され、
    前記第1ブリッジの前記外周磁極部と接する狭幅方向の第1の中点は、前記第1ブリッジの前記極間磁極部と接する狭幅方向の第2の中点よりも前記回転軸の中心に近い位置であり、
    一対の前記磁気空隙部の外周側の端部の内、前記回転子磁極の中心側の一端である一対の空隙磁極端部の内端間の開き角である内端開角は、電気角105度以上125度以下の範囲の角度であり、
    コギングトルクの基本周波数成分および前記基本周波数成分の2倍の周波数成分の大きさが等しく、コギングトルクの基本周波数成分および前記基本周波数成分の2倍の周波数成分の位相が180度反転している2つの前記内端開角に対応した2つの前記一対の磁気空隙部の各々が、第1の回転子鉄心および第2の回転子鉄心に形成され、
    前記第1の回転子鉄心および前記第2の回転子鉄心の軸長は同じである永久磁石式回転電機。
  2. 複数のティースを有する固定子鉄心と前記複数のティースの各々に巻回された巻線とを有する固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転軸と、
    複数の回転子磁極を形成する複数の永久磁石と、
    前記回転子磁極の各々が形成された鉄心領域の各々が回転軸の周方向に並設されると共に、前記鉄心領域の各々において前記永久磁石の各々が挿入された磁石挿入孔の一対が形成された回転子鉄心とを有し前記固定子の内側で前記固定子に対して前記回転軸と一体になって回転する回転子と、
    を備えた永久磁石式回転電機であって、
    前記回転子鉄心は、前記鉄心領域の各々において、前記磁石挿入孔よりも半径方向外側の外周磁極部と、互いに隣り合う前記回転子磁極の間に形成される極間磁極部と、前記鉄心領域の各々の両端に前記外周磁極部と前記極間磁極部とを橋絡する第1ブリッジとを有し、
    前記回転子鉄心には、前記第1ブリッジよりも外周側に磁気空隙部が形成され、
    前記第1ブリッジの前記外周磁極部と接する狭幅方向の第1の中点は、前記第1ブリッジの前記極間磁極部と接する狭幅方向の第2の中点よりも前記回転軸の中心に近い位置であり、
    一対の前記磁気空隙部の外周側の端部の内、前記回転子磁極の中心側の一端である一対の空隙磁極端部の内端間の開き角である内端開角は、電気角105度以上125度以下の範囲の角度であり、
    コギングトルクの基本周波数成分の位相が180度反転している2つの前記内端開角に対応した2つの前記一対の磁気空隙部の各々が、第1の回転子鉄心および第2の回転子鉄心に形成され、
    前記第1の回転子鉄心および前記第2の回転子鉄心の軸長は、それぞれ前記内端開角に対応した前記コギングトルクの基本周波数成分の大きさに応じた軸長である永久磁石式回転電機。
  3. 複数のティースを有する固定子鉄心と前記複数のティースの各々に巻回された巻線とを有する固定子と、
    前記固定子に対して回転する回転軸と、
    複数の回転子磁極を形成する複数の永久磁石と、
    前記回転子磁極の各々が形成された鉄心領域の各々が回転軸の周方向に並設されると共に、前記鉄心領域の各々において前記永久磁石の各々が挿入された磁石挿入孔の一対が形成された回転子鉄心とを有し前記固定子の内側で前記固定子に対して前記回転軸と一体になって回転する回転子と、
    を備えた永久磁石式回転電機であって、
    前記回転子鉄心は、前記鉄心領域の各々において、前記磁石挿入孔よりも半径方向外側の外周磁極部と、互いに隣り合う前記回転子磁極の間に形成される極間磁極部と、前記鉄心領域の各々の両端に前記外周磁極部と前記極間磁極部とを橋絡する第1ブリッジとを有し、
    前記回転子鉄心には、前記第1ブリッジよりも外周側に磁気空隙部が形成され、
    前記第1ブリッジの前記外周磁極部と接する狭幅方向の第1の中点は、前記第1ブリッジの前記極間磁極部と接する狭幅方向の第2の中点よりも前記回転軸の中心に近い位置であり、
    一対の前記磁気空隙部の外周側の端部の内、前記回転子磁極の中心側の一端である一対の空隙磁極端部の内端間の開き角である内端開角は、電気角105度以上125度以下の範囲の角度であり、
    前記回転子鉄心は、軸長の方向の中央部の前記内端開角が、軸長の方向の両端部の前記内端開角よりも小さい構成で配置されている永久磁石式回転電機。
  4. 前記回転子鉄心は、前記第1ブリッジよりも前記回転子鉄心における外周側に前記磁気
    空隙部を介して設けられ前記外周磁極部と前記極間磁極部とを橋絡する第2ブリッジとを
    さらに有する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
  5. 前記第2ブリッジの内周側の形状は、前記回転子鉄心の外周の形状と平行である請求項に記載の永久磁石式回転電機。
  6. 前記磁気空隙部の半径方向の幅は、前記永久磁石の前記回転子鉄心における外周側の角
    部となる磁石外周角部と前記回転軸の中心とを結ぶ直線の延長線を境に、前記外周磁極部
    から前記極間磁極部に向かうに従って単調に減少する請求項又は請求項に記載の永久
    磁石式回転電機。
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