JP5444630B2 - ロータ及び埋込磁石型モータ - Google Patents

ロータ及び埋込磁石型モータ Download PDF

Info

Publication number
JP5444630B2
JP5444630B2 JP2008099356A JP2008099356A JP5444630B2 JP 5444630 B2 JP5444630 B2 JP 5444630B2 JP 2008099356 A JP2008099356 A JP 2008099356A JP 2008099356 A JP2008099356 A JP 2008099356A JP 5444630 B2 JP5444630 B2 JP 5444630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
permanent magnet
magnet
gap
air gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008099356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009254143A (ja
Inventor
能成 浅野
義仁 三箇
桂治 青田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008099356A priority Critical patent/JP5444630B2/ja
Publication of JP2009254143A publication Critical patent/JP2009254143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5444630B2 publication Critical patent/JP5444630B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、ロータコア内部に永久磁石を埋め込んだロータ及び埋込磁石型モータに関する。
埋込磁石型モータは、その(逆)突極性に起因して、リラクタンストルクを利用することができ、比較的高いトルクを実現できる。また、弱め磁束制御を行うことで、より高速まで運転範囲を広げることができる。
一方、ブラシレスモータの一種である埋込磁石型モータにおいては、過渡時や異常時等に、ロータの位置を正確に把握して電流を流すことが困難である。そのような状態下では、ロータに埋込まれた永久磁石には、その埋込箇所によって局所的に減磁し易い箇所が発生する。
かかる減磁対策として、局所的に減磁し易い箇所に合わせて、磁石厚みや永久磁石材料の保磁力を決定する構成が考えられる。ところが、この場合、減磁し易い箇所以外では、減磁に対しては過剰品質となってしまう。また、通常、永久磁石材料の保磁力を上げるためには、例えば、特殊な元素を添加することが行われる。ところが、この場合、永久磁石の残留磁束密度が低下してしまう。すなわち、希少な元素を添加して保磁力を上げたのに、残留磁束密度が低下してしまい、磁気エネルギー積も小さくなってしまう。
このため、永久磁石に対して局所的な減磁対策を施すことが好ましい。通常、インナーロータ型の埋込磁石型モータの場合、永久磁石のうちエアギャップに近接する部分、即ち、永久磁石の周方向端部が減磁し易い。
局所的な減磁対策として、特許文献1に開示のように、永久磁石の周方向端部に空隙を設けて、減磁界が発生したときに、減磁界による磁束が空隙を通り易くする技術がある。
また、特許文献2に開示のように、永久磁石の端部に保磁力の高い磁性材料を用いる技術がある。
特開2000−50543号公報 特開平10−271722号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、減磁防止効果を大きくするためには、空隙を大きくする必要がある。ところが、空隙を大きくすると、永久磁石量が小さくなってしまう。このため、空隙はできるだけ小さくしたいという事情がある。
また、特許文献2に開示の技術では、減磁対策部分に別途永久磁石を組合わせる必要がある。
そこで、本発明は、エアギャップに近い部分で、永久磁石の局所的な減磁防止を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るロータは、回転軸(12)に略平行な中心軸を有する略円筒状のエアギャップを介してステータ(14)と対向するロータ(20,620)であって、略円筒状に形成されたロータコア(22,622)と、前記ロータコアに、前記回転軸周りの周方向に沿う態様で埋設された複数の磁極部と、を備え、前記磁極部は、厚みが均一な略板状に形成され、磁極の端部付近であって、前記エアギャップに近い近接部分(32,132,432,632)とその近接部分よりも磁極中心部に近く、前記エアギャップから遠い遠方部分(34)とを有する態様で前記ロータコアに形成された磁石埋設凹部(24,124,624)に埋設されると共に、前記遠方部分から前記近接部分に向けて磁化容易軸(A)が厚み方向に対して傾斜する異方性を呈する永久磁石(30,130,430,630)を有するものである。
第2の態様は、第1の態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,430,630)は、希土類焼結磁石であるものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,430,630)は、Nd−Fe−B系磁石であるものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石(130)は、前記回転軸に略直交する面が前記回転軸に沿った方向に略同一形状になる形状とされ、前記回転軸の方向(P1)に圧縮しつつ前記回転軸に対して略直交する方向(P2)に配向磁界を印加して形成されたものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石は、磁化容易軸がラジアル配向された異方性を有するものである。
前記永久磁石(30,130,430,630)は、磁化容易軸(A)がラジアル配向された異方性を有するものである。
第6の態様は、第1〜第5のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,430,630)は、前記近接部分(32,132,432,632)での磁化容易軸(A)が前記ステータ側に向けて前記遠方部分(34)側に傾斜するように配向された異方性を有するものである。
第7の態様は、第1〜第6のいずれかの態様に係るロータであって、前記近接部分(32,132,632)は、その近接部分での磁化容易軸(A)の配向方向に略平行な斜面(33a,133a)を有するものである。
第8の態様は、第1〜第7のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,630)は、前記回転軸に略直交する面において略台形状に形成されているものである。
第9の態様は、第7又は第8の態様に係るロータであって、前記近接部分(132)は、その近接部分の斜面(133a)と前記永久磁石(130)の主面とに対して略直角又は略鈍角で交わる鋭角緩和面(133b)を有するものである。
第10の態様は、第9の態様に係るロータであって、前記磁石埋設凹部(124)に、前記近接部分の前記鋭角緩和面と前記永久磁石の主面との交わり部分に当接可能な突部(124a)が形成されたものである。
第11の態様は、第9又は第10の態様に係るロータであって、前記永久磁石の両主面の間での前記近接部分の斜面の長さ寸法(L3)は、前記永久磁石の厚み寸法(L4)以上であるものである。
第12の態様は、第1〜第11のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,430,630)の両主面は、前記磁石埋設凹部(24,124,624)の内面に実質的に接しているものである。
第13の態様は、第1〜第12のいずれかの態様に係るロータであって、前記永久磁石(30,130,630)のうち反エアギャップ向き面は、エアギャップ向き面よりも大きいものである。
第14の態様は、第13の態様に係るロータであって、前記磁石埋設凹部(124)のうち、前記永久磁石(130)の前記反エアギャップ向き面に対向する部分であって前記周方向の端に位置する部分には、前記回転軸側に突出する逆入防止突部(124b)が形成される
第15の態様は、第1〜第14のいずれかの態様に係るロータであって、前記ロータコアは、前記近接部分に隣設する空隙部(28,228,228B,328)を有するものである
第16の態様は、第15の態様に係るロータであって、前記空隙部(28,228,228B,328)は、前記近接部分の端縁部と前記ロータコアとを、前記磁石埋設凹部の幅寸法(L2)以上の隙間(L1)を介して対向させる形状に形成されたものである
第17の態様は、第15又は第16の態様に係るロータであって、前記空隙部(228)が、前記磁極部の両磁極端に隣設して一対形成され、前記回転軸を基準とする前記磁極部の広がり角度(θ1)よりも、前記回転軸を基準とする前記一対の空隙部間に設けられるコア部分の広がり角度(θ2)の方が小さいものである
第18の態様に係る埋込磁石型モータは、第1〜第17のいずれかの態様に係るロータ(20,620)と、前記ロータに対して、略円筒状のエアギャップを介して対向するコイル(17)と、を備えたものである。
この第1の態様に係るロータによると、永久磁石は、前記遠方部分から前記近接部分に向けて磁化容易軸が厚み方向に対して傾斜する異方性を呈するため、永久磁石のうち局所減磁し易い部分、つまり、エアギャップに近い近接部分部分で、永久磁石の実質的厚みを増すことができ、エアギャップに近い部分で、永久磁石の局所的な減磁防止を図ることができる。
第2の態様によると、永久磁石は希土類焼結磁石であるため、磁気エネルギー積を大きくすることができる。
第3の態様によると、前記永久磁石は、Nd−Fe−B系磁石であるため、特に、磁気エネルギー積を大きくすることができる。
第4の態様によると、前記永久磁石は、前記回転軸に略直交する面が前記回転軸に沿った方向に略同一形状になる形状とされ、前記回転軸の方向に圧縮しつつ前記回転軸に対して略直交する方向に配向磁界を印加して形成されたものであるため、高密度とすることができ、強度向上及び磁束密度等の磁気特性向上を図ることができる。
第5の態様によると、磁化容易軸がラジアル配向された異方性を有する永久磁石を容易に製造することができる。
第6の態様によると、永久磁石は、前記近接部分での磁化容易軸が前記ステータ側に向けて前記遠方部分に傾斜するように配向された異方性を有するため、ステータ側で磁束を磁極中心に集中させることができ、高トルクを実現できる。
第7の態様では、近接部分の面で、磁極を呈し難いようにして、不必要部位での磁気的短絡を防止できる。
第8の態様によると、近接部分の面が傾斜するため、磁極を呈し難いようにして、不必要部位での磁気的短絡を防止できる。
第9の態様によると、近接部分で、鋭角を緩和することができ、永久磁石を容易に製造できると共に、欠けを防止できる。
第10の態様によると、前記磁石埋設凹部に、前記近接部分の前記鋭角緩和面と前記永久磁石の主面との交わり部分に当接可能な突部が形成されているため、磁石埋設凹部内で永久磁石の移動を抑制することができる。
第11の態様によると、前記永久磁石の両主面との間での前記近接部分の斜面の長さ寸法は、前記永久磁石の厚み寸法以上であるため、有効に減磁防止を図ることができる。
第12の態様によると、永久磁石とロータコアとの間で磁気抵抗を小さくすることができる。
第13の態様によると、前記永久磁石のうち反エアギャップ向き面は、エアギャップ向き面よりも大きいため、永久磁石間でロータコアを通る磁路を短くすることができる。
また、第14の態様によると、エアギャップ向き面と反エアギャップ向き面とを間違えて永久磁石を挿入することを防止できる
第15の態様によると、ロータコアは、前記近接部分に隣設する空隙部を有するため、減磁界が発生したとき、減磁界による磁束が空隙部を通り易くなるため、この点からも減磁防止を図ることができる
第16の態様によると、前記近接部分の端縁部と前記ロータコアとは、前記磁石埋設凹部の幅寸法以上の隙間を介して対向するため、近接部分の端縁部とロータコアとの間での磁気抵抗をなるべく大きくすることができる
第17の態様によると、前記回転軸を基準とする前記磁極部の広がり角度よりも、前記回転軸を基準とする前記一対の空隙部間に設けられるコア部分の広がり角度の方が小さいため、磁極中心により磁束を集めることができる
第18の態様によると、エアギャップに近い部分で、永久磁石の局所的な減磁防止を図った埋込磁石型モータを得ることができる。
以下、実施形態に係るロータ及び埋込磁石型モータについて説明する。図1は実施形態に係る埋込磁石型モータ10を示す断面図であり、図2はロータ20を示す断面図であり、図3は図2の永久磁石30の端部近傍を示す部分拡大図である。図1〜図3は回転軸12に垂直な断面を示している。また、図1〜図3及び以下の図面において、ロータ20に連結されて外部へと回転力を伝達するためのシャフトについては図示を省略している。
この埋込磁石型モータ10は、ロータ20とステータ14とを備えている。ロータ20は、略円柱状の外観形状に形成され、その中心軸に沿って図示省略のシャフトが連結固定されている。このロータ20の中心軸が本モータ10の回転軸12となる。ステータ14は、ヨーク部15と複数(ここでは6つ)のティース部16とを備えている。ヨーク部15は、ロータ20の外周径よりも大きな内周径を有する略筒状に形成されている。複数のティース部16は、ヨーク部15の内周部にその周方向(以下、周方向という場合は、回転軸12を中心とする円の周方向をいう)に沿って略均等間隔に分散する態様で突設されている。各ティース部16は、ヨーク部15の内周部から回転軸12を中心とする円の径方向に沿って回転軸12側に延在して、ロータ20とギャップを介して対向している。この各ティース部16は、外周側でヨーク部15を介して磁気的に連結されている。上記各ティース部16には、電機子巻線としてコイル17が巻回されており(図1では一つのみ図示)、当該コイル17はロータ20に対してその外周囲のギャップを介して対向している。このコイル17に、ロータ20を回転させる回転磁界を発生させるための3相交流が流される。コイル17の巻線方式は特に限定されず、複数のティース部16に対して集中巻された形態であっても、分布巻された形態であってもよい。
これらのロータ20及びステータ14は、回転軸12に略平行な中心軸を有する略円筒状のエアギャップを介して対向した態様で、図示省略のケーシング等に組込まれて回転電機として使用される。
ロータ20についてより詳細に説明する。
ロータ20は、ロータコア22と複数(ここでは4つ)の永久磁石30とを備えている。
ロータコア22は、磁性材料により略円筒状に形成されており、その中心軸(回転軸12)に沿って図示省略のシャフトを固定するためのシャフト挿入孔23が形成されている。また、ロータコア22には、回転軸12周りの周方向に沿って磁石埋設凹部24が複数(ここでは4つ)形成されている。磁石埋設凹部24は、回転軸12を中心とする円の径方向に対して略直交する方向に扁平な略直方体空間状に形成されている。磁石埋設凹部24は永久磁石30を埋設可能な形状であれば、貫通する孔形状であっても有底凹状であってもよい。また、磁石埋設凹部24のうち前記周方向両端部から前記径方向に沿って外周側に向けて延びる空隙部28が形成されている。この空隙部28は、永久磁石30の近接部分32(後述する)に隣設する位置に形成されている。そして、減磁界が発生したときに、当該減磁界による磁束が永久磁石30を避けて空隙部28を通り易くする役割を有しており、この空隙部28によっても減磁防止が図られる。この空隙部28のより好ましい形状については、永久磁石30との関係で後にも説明する。
複数の永久磁石30は、それぞれ上記各磁石埋設凹部24に埋設状に配設されている。ここでは、一つ一つの永久磁石が磁極部を構成しており、これにより、ロータコア22に、複数の磁極部が回転軸12周りの周方向に沿う態様で埋設されていることになる。永久磁石30は、2つの主面を有する略板状(ここでは厚みが略均一な略方形板状)に形成されており、上記磁石埋設凹部24内に、回転軸12を中心とする円の径方向に対して略直交する方向に延在した姿勢で配設される。ここでは、永久磁石130のうち外向面がロータコア22に対して磁極を呈する磁極面(エアギャップ向き面ともいえる)であり、内向面がそれとは反対の反磁極面(反エアギャップ向き面ともいえる)である。また、永久磁石30を、ステータ14に対して磁極を呈する部分として捉えると、永久磁石30の周方向両端部が磁極端であり、周方向略中央部が磁極中心である。
上記のような永久磁石30の姿勢では、永久磁石30の前記周方向両端部が磁極の端部付近であって、エアギャップに近い近接部分32とされ、永久磁石130のうち周方向中間部が近接部分32よりも磁極中心部に近く、エアギャップから遠い遠方部分34とされる。もっとも、磁極が複数の永久磁石の組合わせによって構成されていてもよく、この場合には、遠方部分34は磁極の周方向中央部に位置していない場合もある。つまり、エアギャップに近い近接部分32とエアギャップから遠い遠方部分34とは、永久磁石とエアギャップとの位置関係を基準として相対的に把握される部分である。ただし、複数の永久磁石の組み合わせにて1の磁極を形成する場合、1の磁石群として把握すれば、近接部分が、磁極端部に一致することとなる。
また、永久磁石30の厚み寸法と、永久磁石30の厚み方向における磁石埋設凹部24の寸法とは実質的に同じに形成され、永久磁石30の両主面は磁石埋設凹部24の内面に実質的に接している。ここで、永久磁石30の両主面が磁石埋設凹部24の内面に実質的に接している場合には、永久磁石30を磁石埋設凹部24に挿入する際に必要となる程度の微小な隙間が永久磁石30と磁石埋設凹部24との間に生じている場合をも含む。このようにすることで、永久磁石30とロータコア22との間で磁気抵抗を小さくすることができる。
また、この永久磁石30は、遠方部分34から近接部分32に向けて、磁化容易軸(矢符A参照)が厚み方向に対して傾斜する異方性を呈している。
ここでは、永久磁石30は、近接部分32での磁化容易軸がステータ14側(ここでは外周側)に向けて遠方部分34側に傾斜するように配向された異方性を呈する。また、永久磁石30の周方向中央部にある遠方部分34は、磁極中心であり、厚み方向に略平行に配向された異方性を有する。これにより、永久磁石30全体で見ると、ステータ14側で、磁束が遠方部分34である磁極中心に集中するようになっている。これにより、モータ10特性として高トルクを実現できる。
また、ここでは、永久磁石30の厚み方向に対する磁化容易軸の傾斜角度が、遠方部分34から近接部分32に向けて順次大きくなっており、永久磁石30は、磁化容易軸がラジアル配向された異方性を呈する。具体的には、永久磁石30は、永久磁石30に対してステータ14側(ここではエアギャップ側)の点B(以下の各図においてもラジアル配向の中心を点Bで示している)を中心としたラジアル配向を呈するようになっている。より具体的には、永久磁石30は、回転軸12と永久磁石30の磁極中心(ここでは周方向中央部)とを結ぶ線上でかつ永久磁石30よりエアギャップ側に中心を持つようにラジアル配向された異方性を有している。このようにラジアル配向された永久磁石30については、成形時に実現容易な磁場配向で形成することができるため、容易に製造することができるというメリットがある。
なお、製造容易という観点からは、永久磁石30をラジアル配向する際の中心は、永久磁石30に対してエアギャップとは反対側(ここでは内周側)にあってもよい。
また、永久磁石30の近接部分32は、その近接部分32での磁化容易軸の配向方向に略平行な斜面33aを有している。ここでは、近接部分32での磁化容易軸は、エアギャップ側に向けて遠方部分34側に傾斜しているため、斜面33aは、エアギャップ側に向けて遠方部分34側、即ち、永久磁石30の前記周方向略中央側に傾斜している。なお、ここでは、斜面33aの延長上には、上記ラジアル配向された磁化容易軸の中心がある。そして、永久磁石30全体で見ると、回転軸12に略直交する面において、長辺が外周側で短辺が内周側である略台形状(ここでは略等脚台形状)を呈している。これにより、近接部分32の端面では、磁極を呈さず、或は、磁極を呈したとしても極僅かな磁極にすぎないようになっている。これにより、近接部分32での磁気的短絡を防止でき、モータ10の回転に寄与しない不必要部位での磁気的短絡を防止して、高トルク化を図ることができる。
また、永久磁石30の端部にある斜面33aの向き及び台形状の向きからして、上記永久磁石30のうちエアギャップとは反対側を向く反エアギャップ向き面(ここでは内向き面)は、永久磁石30のエアギャップ向き面(ここでは外向き面)よりも大きく形成されている。このため、周方向において隣設する永久磁石30間で、それぞれの反エアギャップ向き面間の距離は短い。従って、周方向において隣設する永久磁石30間で、ロータコア22を通る磁束を短くすることができる。これは、ロータコア22に比較的太径のシャフトを挿通する必要上シャフト挿入孔23が大径となる場合、又は、ロータコア22にボルト孔又は風穴を設ける場合であっても、それらが磁路を妨げることを抑制できるという点でメリットが大である。
なお、上記永久磁石30の両主面の大小関係を実現するためには、永久磁石30は回転軸12と略直交する面において必ずしも台形状をなしている必要はない。
ここで、近接部分32との関係で空隙部28の構成について説明する。空隙部28は、近接部分32のうち前記周方向の端縁部とロータコア22とを、磁石埋設凹部24の幅寸法以上の隙間を介して対向させる形状に形成されている(図3参照)。より具体的には、空隙部28は、磁石埋設凹部24の端部から屈曲してロータコア22の外周側に向けて延在している。磁石埋設凹部24と空隙部28との間の屈曲部分にある入隅状の外側角部25aは永久磁石30の反エアギャップ向き面の周方向端縁部と略一致しており、磁石埋設凹部24と空隙部28との間の屈曲部分にある出隅状の内側角部25bは外側角部25aよりも永久磁石30の周方向中央部よりの位置にある。換言すれば、永久磁石30の反エアギャップ向き面の周方向端縁部に対して、当該永久磁石30の反エアギャップ向き面に対して略直交する方向に対向する部分に、空隙部28の一部が存在する態様にて空隙部28が形成されている。これにより、近接部分32のうち反エアギャップ向き面の周方向端縁部とこれに隙間を介して対向するロータコア22部分とを結ぶ距離L1が、磁石埋設凹部24のうち永久磁石30の厚み方向の幅寸法L2以上になるように形成されている。これにより、近接部分32のうち周方向の端縁部の斜面33aとこれに隙間を介して対向するロータコア22部分との間で磁気抵抗をなるべく大きくすることができる。なお、ここでは、前記幅寸法L2は、永久磁石30の厚み寸法と略同じである。
このように構成されたロータ20及び埋込磁石型モータ10によると、永久磁石30は、遠方部分34から近接部分32に向けて、磁化容易軸が厚みに対して傾斜する異方性を有するため、磁石特性という観点からは、近接部分32での実質的厚みは、当該傾斜した磁化容易軸の方向に沿った寸法であると評価できる。このため、永久磁石30のうちエアギャップに近く、局所減磁し易い近接部分32で永久磁石30の実質的厚みを増すことができ、永久磁石30の局所的な減磁防止を図ることができる。
また、上記のように減磁対策を図ることができる結果、保磁力を大きくするための稀少元素の使用量を減らし、残留磁束密度向上の低下を抑制することができるので、省資源化及び高効率化にも貢献できる。
特に、各ティース部16にコイル17を巻回した集中巻タイプのモータ10にあっては、コイル17による磁束は、最短で隣設するティース部16に流れる。従って、ロータ20の表面付近にある永久磁石30の近接部分32に減磁界がより強く作用する。このため、集中巻タイプのモータ10に本形態を適用すると効果が大きい。また、ロータの回転位置検出部を有さないセンサレスモータ、及び、ブラシレスモータにおいては、ロータの位置を正確に把握して電流を流すことが困難故、永久磁石に対する減磁界が作用し易いので、そのようなモータに適用すると効果が大きいともいえる。
なお、上記効果は、従来例のように、永久磁石の材料自体の工夫、空隙の大型化、或は、複数の永久磁石の組合わせに頼らず、減磁対策を図ることができるという点でメリットが大であるが、必ずしもそれらの構成との組合わせを排除するのもではない。
上記実施形態を前提にして、より好ましい形態及び各種変形例について説明する。なお、下記の説明において説明済の構成部分と同様構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。
上記実施形態において、永久磁石は、近接部分での磁化容易軸が反エアギャップ側(ここでは内周側)に向けて遠方部分に傾斜するように配向された異方性を有する態様であってもよい。この場合、近接部分で磁化容易軸に対して略平行な減磁界成分は減少するため、減磁防止という観点からはより有効である。
図4は変形例に係る永久磁石130の端部を示す部分拡大図である。
この変形例では、永久磁石130の近接部分132は、周方向端部側の斜面133aと永久磁石130の反エアギャップ向き面に対して略直角に交わる鋭角緩和面133bを有している。この鋭角緩和面133bは、上記実施形態における永久磁石30の反エアギャップ向き面と斜面33aとで構成される鋭角部分を略直角な角度に緩和しているといえる。
これにより、永久磁石130を成形する際に、近接部分32にも磁性粉等の充填を容易に行うことができ、高密度化を図ることができるので、永久磁石130を容易に製造できると共に、欠けを有効に防止できる。
なお、この変形例の場合において、永久磁石130の両主面との間での斜面133aの長さ寸法L3は、永久磁石130の厚み寸法L4以上とすることが好ましい。これにより、斜面133aに沿った部分で永久磁石130の実質的長さ寸法を、永久磁石130の厚み寸法L4にできるため、有効に減磁防止を図ることができる。
また、この変形例では、磁石埋設凹部124に、上記鋭角緩和面133bと永久磁石130の反エアギャップ向き面との交わり部分に当接可能な突部124aを形成している。これにより、永久磁石130を磁石埋設凹部124内に収容配置した状態で、突部124aが永久磁石130の周方向端部に当接し、磁石埋設凹部124内での永久磁石130の移動が抑制されるようになっている。
この場合、上記実施形態における寸法L1を、近接部分132と突部124aとの接触部分を基点としてこれに隙間を介して対向するロータコア22部分とを結ぶ距離と考えて、これが上記幅寸法L2以上になるように設定されることが好ましい。
なお、本変形例において、永久磁石130の反エアギャップ向き面と鋭角緩和面133bとが成す角は鈍角であってもよい。
図5は図4に示す変形例のさらなる変形例を示す図である。
この変形例では、磁石埋設凹部124のうち永久磁石130の短辺側部分に対向する部分であって当該短辺側部分の周方向端部、即ち、斜面133aと永久磁石130のエアギャップ向き面との交わり部分にも、当接可能な逆入防止突部124bが形成されている。この変形例では、永久磁石130のエアギャップ向き面と反エアギャップ向き面とを間違えて当該永久磁石130を磁石埋設凹部124内に挿入しようとすると、永久磁石130の長辺側の部分が逆入防止突部124bに当接するので、その挿入が妨げられる。このため、永久磁石130の逆入れ防止が可能となる。
なお、図4及び図5に示す変形例において、永久磁石130のうち短辺側部分を内向きにし、長辺側部分を外向きにした場合には、上記の説明において永久磁石130の内向面と外向面とを逆にして同様の構成が適用され得る。
また、上記のような永久磁石30,130としては、希土類焼結磁石を用いることが好ましく、Nd−Fe−B系磁石を用いることがより好ましい。これにより、永久磁石30,130の磁気エネルギー積を大きくすることができ、また、小型化も可能になるからである。
また、希土類焼結磁石を用いる場合、希土類焼結磁石は高い圧力で成形、焼結するため、永久磁石30,130形状としては単純な平板状の形状とすることが好ましい。本永久磁石30,130はかかる要請にも応えうる形状である。
図6は永久磁石130を製造する場合において、圧縮方向及び配向磁界の印加方向との関係を示す図である。
上記永久磁石130は、回転軸12に略直交する面においては、回転軸12に沿った方向に略同一形状を有している。このため、永久磁石130を製造する際、回転軸12の方向に圧縮しつつ(矢符P1参照)回転軸12に対して略直交する方向(略厚み方向、矢符P2参照)に配向磁界を印加することができる。上記は、圧縮方向と配向磁界とが略直交する直角磁界成形の適用であり、高密度化による強度向上、さらには、保磁力や磁束密度等の磁気特性向上に貢献する。
図7は空隙部228に関する変形例を示す部分拡大図である。
この変形例では、永久磁石30の両近接部分32に隣設して一対の空隙部228が形成されている。一対の空隙部228は、エアギャップ側に向けて順次周方向において幅広に形成されており、ロータコア22のうち一対の空隙部228と永久磁石30とエアギャップとで囲まれる部分が、周方向において、永久磁石30の磁極面の幅と略同じに形成されている。つまり、回転軸12を基準とする広がり角度でみれば、永久磁石30(磁極部)の磁極面部分の広がり角度θ1よりも、一対の空隙部228間のコア部分の広がり角度θ2の方が小さくなっている。
これにより、磁束を磁極中心により集めることができ、トルク向上を図ることができる。また、このような形態では、空隙部228幅が大きくなるため、減磁界による磁束がより永久磁石30の近接部分32を通り易く、減磁され易い。そこで、かかる形態に対して、本構成を適用することがより効果的である。
図8は空隙部328に関する他の変形例を示す部分拡大図である。
この変形例では、空隙部328は、エアギャップ側に向けて周方向における空隙幅が小さくなる形状に形成されている。これにより、空隙部328のうち空隙幅が小さくなったエアギャップ側の部分で減磁界を逃すことができ、より減磁防止を図ることができる。
図9は図7に示す空隙部228Bに関する他の変形例を示す部分拡大図である。
この変形例では、図7に示す変形例において、空隙部228に対応する空隙部228Bに、その空隙部228Bを横切るように薄肉部228Baを設けている。この薄肉部228Baは、ロータコア22の強度向上を図る役割を有している。かかる形態であっても構わない。
図10は永久磁石430に関する変形例を示す部分拡大図である。
この変形例では、永久磁石430は、回転軸12に略直交する面において、略長方形状を有しており、上記斜面33aを有していない。この場合であっても、永久磁石430の近接部分432のうち上記斜面33a相当部分より余分に付加された部分を除いては、永久磁石の実質的厚みは増していると評価できる。また、永久磁石430の近接部分432のうち上記斜面33a相当部分より余分に付加された部分については、その磁化容易軸方向に沿った減磁界成分は、その磁化容易軸の傾斜分だけ小さくなると考えられるため、やはり減磁耐力向上が図られる。
上記実施形態及び変形例では、ステータ14の内周側にロータ20が存在するインナーロータの形態で説明したが、ステータの外周囲にロータが存在するアウターロータの形態であってもよい。
図11はアウターロータに適用した変形例を示す断面図である。図11に示すロータ620では、ロータコア622に複数の磁極部631が設けられている。各磁極部631は、2つの永久磁石630が、回転軸12に略直交する面において略V字状を成す態様で磁石埋設凹部624内に埋設された構成とされている。つまり、磁極部631一つ当りの永久磁石630の数が2つの場合である。このように磁極部631が複数の永久磁石630で構成されている場合には、磁極端側に位置する永久磁石630のうちエアギャップに近い片側端部である近接部分632について、磁化容易軸が厚み方向に対して傾斜する異方性を呈するものであればよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
実施形態に係る埋込磁石型モータを示す断面図である。 同上の埋込磁石型モータにおけるロータを示す断面図である。 永久磁石の端部を示す部分拡大図である。 変形例に係る永久磁石の端部を示す部分拡大図である。 図4に示す変形例のさらなる変形例を示す部分拡大図である。 永久磁石に対する圧縮方向と配向磁界の印加方向との関係を示す図である。 変形例に係る空隙部を示す部分拡大図である。 変形例に係る空隙部を示す部分拡大図である。 変形例に係る空隙部を示す部分拡大図である。 変形例に係る永久磁石を示す部分拡大図である。 アウターロータに適用した変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 埋込磁石型モータ
12 回転軸
14 ステータ
17 コイル
20,620 ロータ
22,622 ロータコア
24,124,624 磁石埋設凹部
28,228,228B,328 空隙部
30,130,430,630 永久磁石
32,132,432,632 近接部分
33a,133a 斜面
34 遠方部分
124a 突部
133b 鋭角緩和面
A 磁化容易軸

Claims (18)

  1. 回転軸(12)に略平行な中心軸を有する略円筒状のエアギャップを介してステータ(14)と対向するロータ(20,620)であって、
    略円筒状に形成されたロータコア(22,622)と、
    前記ロータコアに、前記回転軸周りの周方向に沿う態様で埋設された複数の磁極部と、
    を備え、
    前記磁極部は、厚みが均一な略板状に形成され、磁極の端部付近であって、前記エアギャップに近い近接部分(32,132,432,632)とその近接部分よりも磁極中心部に近く、前記エアギャップから遠い遠方部分(34)とを有する態様で前記ロータコアに形成された磁石埋設凹部(24,124,624)に埋設されると共に、前記遠方部分から前記近接部分に向けて磁化容易軸(A)が厚み方向に対して傾斜する異方性を呈する永久磁石(30,130,430,630)を有する、ロータ。
  2. 請求項1記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,430,630)は、希土類焼結磁石である、ロータ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,430,630)は、Nd−Fe−B系磁石である、ロータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(130)は、前記回転軸に略直交する面が前記回転軸に沿った方向に略同一形状になる形状とされ、前記回転軸の方向(P1)に圧縮しつつ前記回転軸に対して略直交する方向(P2)に配向磁界を印加して形成されたものである、ロータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,430,630)は、磁化容易軸(A)がラジアル配向された異方性を有する、ロータ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,430,630)は、前記近接部分(32,132,432,632)での磁化容易軸(A)が前記ステータ側に向けて前記遠方部分(34)側に傾斜するように配向された異方性を有する、ロータ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のロータであって、
    前記近接部分(32,132,632)は、その近接部分での磁化容易軸(A)の配向方向に略平行な斜面(33a,133a)を有する、ロータ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,630)は、前記回転軸に略直交する面において略台形状に形成されている、ロータ。
  9. 請求項7又は請求項8記載のロータであって、
    前記近接部分(132)は、その近接部分の斜面(133a)と前記永久磁石(130)の主面とに対して略直角又は略鈍角で交わる鋭角緩和面(133b)を有する、ロータ。
  10. 請求項9記載のロータであって、
    前記磁石埋設凹部(124)に、前記近接部分の前記鋭角緩和面と前記永久磁石の主面との交わり部分に当接可能な突部(124a)が形成された、ロータ。
  11. 請求項9又は請求項10記載のロータであって、
    前記永久磁石の両主面の間での前記近接部分の斜面の長さ寸法(L3)は、前記永久磁石の厚み寸法(L4)以上である、ロータ。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,430,630)の両主面は、前記磁石埋設凹部(24,124,624)の内面に実質的に接している、ロータ。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載のロータであって、
    前記永久磁石(30,130,630)のうち反エアギャップ向き面は、エアギャップ向き面よりも大きい、ロータ。
  14. 前記磁石埋設凹部(124)のうち、前記永久磁石(130)の前記反エアギャップ向き面に対向する部分であって前記周方向の端に位置する部分には、前記回転軸側に突出する逆入防止突部(124b)が形成される、請求項13記載のロータ。
  15. 請求項1〜請求項14のいずれかに記載のロータであって、
    前記ロータコアは、前記近接部分に隣設する空隙部(28,228,228B,328)を有する、ロータ。
  16. 請求項15記載のロータであって、
    前記空隙部(28,228,228B,328)は、前記近接部分の端縁部と前記ロータコアとを、前記磁石埋設凹部の幅寸法(L2)以上の隙間(L1)を介して対向させる形状に形成された、ロータ。
  17. 請求項15又は請求項16記載のロータであって、
    前記空隙部(228)が、前記磁極部の両磁極端に隣設して一対形成され、
    前記回転軸を基準とする前記磁極部の広がり角度(θ1)よりも、前記回転軸を基準とする前記一対の空隙部間に設けられるコア部分の広がり角度(θ2)の方が小さい、ロータ。
  18. 請求項1〜請求項17のいずれかに記載のロータ(20,620)と、
    前記ロータに対して、略円筒状のエアギャップを介して対向するコイル(17)と、
    を備えた埋込磁石型モータ。
JP2008099356A 2008-04-07 2008-04-07 ロータ及び埋込磁石型モータ Expired - Fee Related JP5444630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099356A JP5444630B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 ロータ及び埋込磁石型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008099356A JP5444630B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 ロータ及び埋込磁石型モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009254143A JP2009254143A (ja) 2009-10-29
JP5444630B2 true JP5444630B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=41314275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008099356A Expired - Fee Related JP5444630B2 (ja) 2008-04-07 2008-04-07 ロータ及び埋込磁石型モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5444630B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10867729B2 (en) 2015-03-24 2020-12-15 Nitto Denko Corporation Method for producing sintered body that forms rare-earth permanent magnet and has non-parallel easy magnetization axis orientation
WO2021139086A1 (zh) * 2020-01-10 2021-07-15 广东机电职业技术学院 采用磁路控制的转子、发电机和控制系统以及控制方法
US11101707B2 (en) 2015-03-24 2021-08-24 Nitto Denko Corporation Rare-earth permanent magnet and rotary machine including rare-earth permanent magnet

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5352442B2 (ja) * 2009-12-18 2013-11-27 株式会社日立産機システム 永久磁石モータ
JP2012223009A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Shin Etsu Chem Co Ltd 磁石埋め込み型回転機用ロータ
EP2773022B1 (en) 2011-10-26 2021-10-13 Mitsubishi Electric Corporation Rotor and interior permanent magnet motor
JP5930994B2 (ja) * 2013-03-22 2016-06-08 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機の回転子、圧縮機及び冷凍空調装置
JP6157340B2 (ja) * 2013-12-18 2017-07-05 三菱電機株式会社 永久磁石式回転電機
JP2016042531A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 日東電工株式会社 永久磁石、永久磁石の製造方法、回転電機及び回転電機の製造方法
JP2016042763A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 日東電工株式会社 回転電機用永久磁石、回転電機用永久磁石の製造方法、回転電機及び回転電機の製造方法
TWI682409B (zh) 2015-03-24 2020-01-11 日商日東電工股份有限公司 稀土類磁鐵及使用該磁鐵的線性馬達
JP6648111B2 (ja) * 2015-03-24 2020-02-14 日東電工株式会社 希土類磁石形成用焼結体及び希土類焼結磁石
TWI751968B (zh) * 2015-03-24 2022-01-11 日商日東電工股份有限公司 稀土類永久磁石形成用燒結體及具有稀土類永久磁石之旋轉電機
JPWO2017022684A1 (ja) * 2015-07-31 2018-05-24 日東電工株式会社 希土類磁石形成用焼結体及び希土類焼結磁石
WO2018037529A1 (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 三菱電機株式会社 回転電機
JP6919631B2 (ja) * 2017-08-01 2021-08-18 株式会社デンソー 電動機の磁気発生装置、及び磁石の製造方法
WO2019026979A1 (ja) * 2017-08-01 2019-02-07 株式会社デンソー 回転電機、回転電機駆動システム、磁石、磁石の製造方法、着磁装置、及び磁石ユニット
JP7251098B2 (ja) * 2018-10-30 2023-04-04 株式会社デンソー 回転電機
JP6638051B2 (ja) * 2018-11-07 2020-01-29 日東電工株式会社 回転電機用永久磁石、回転電機用永久磁石の製造方法、回転電機及び回転電機の製造方法
JP7302399B2 (ja) 2019-09-10 2023-07-04 株式会社デンソー 回転電機の製造装置と回転電機の製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921525Y1 (ja) * 1970-10-02 1974-06-10
JP3769943B2 (ja) * 1998-08-21 2006-04-26 松下電器産業株式会社 永久磁石ロータ
JP2001145283A (ja) * 1999-11-19 2001-05-25 Toyota Motor Corp 永久磁石式回転機の回転子
JP3679673B2 (ja) * 2000-01-31 2005-08-03 三洋電機株式会社 永久磁石型モータの回転子
JP2002171702A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Isuzu Motors Ltd 回転機のロータ
JP4187255B2 (ja) * 2005-03-14 2008-11-26 Tdk株式会社 アクチュエータの製造方法及び製造装置
JP5244290B2 (ja) * 2005-08-23 2013-07-24 日産自動車株式会社 回転電機の回転子構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10867729B2 (en) 2015-03-24 2020-12-15 Nitto Denko Corporation Method for producing sintered body that forms rare-earth permanent magnet and has non-parallel easy magnetization axis orientation
US11101707B2 (en) 2015-03-24 2021-08-24 Nitto Denko Corporation Rare-earth permanent magnet and rotary machine including rare-earth permanent magnet
WO2021139086A1 (zh) * 2020-01-10 2021-07-15 广东机电职业技术学院 采用磁路控制的转子、发电机和控制系统以及控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009254143A (ja) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5444630B2 (ja) ロータ及び埋込磁石型モータ
JP4169055B2 (ja) 回転電機
JP4702286B2 (ja) 回転子、モータの駆動方法、圧縮機
JP5085071B2 (ja) 永久磁石式回転電機の回転子
JP5709907B2 (ja) 車両用永久磁石埋込型回転電機
JP2018082540A (ja) 回転電機
KR101566047B1 (ko) 자속 집중형 영구자석 전동기
JP6068048B2 (ja) ロータ及びモータ
US20100219712A1 (en) Rotor of rotary electric machine, and production method therefor
JP5891089B2 (ja) 永久磁石同期機
US11146129B2 (en) Rotor of electric rotating machine
WO2005008862A1 (ja) 薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、ヨーク付き薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、および、ブラシレスモータ
JP2007330025A (ja) モータ
US9762097B2 (en) Rotor and motor
JP2014039475A (ja) Pmシンクロナスモータ
JP6748852B2 (ja) ブラシレスモータ
KR101533228B1 (ko) 고정자 및 이를 구비한 스위치드 릴럭턴스 모터
JP2013236418A (ja) 回転電気機械
JP7299531B2 (ja) 回転子、モータ
JP2007020350A (ja) 磁石埋込型モータ
JP6950361B2 (ja) モータ
JP4798090B2 (ja) 回転子、アキシャルギャップ型モータ、モータの駆動方法、圧縮機
JP5128800B2 (ja) ハイブリッド式永久磁石回転電機
JP2006340556A (ja) 埋め込み磁石型回転電機用永久磁石部材および回転電機
JP7006103B2 (ja) ロータ及びモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130909

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees