JP6153876B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、自動取引装置について、特に取り忘れ媒体の処理に関する。
金融機関に設置される自動取引装置には、持ち帰るのを忘れて自動取引装置に取り残されたカードや通帳が、他人に持ちさられないような対策が施されている。例えば、カード排出後一定時間経過後に、警告音の出力や排出したカード等を内部に再度取込んで保管する処理が行われる。また、顧客検知機能により、顧客が自動取引装置から離れたことが検知された場合には、現金受け取り口のシャッターを閉め、顧客が一定時間内に自動取引装置に戻ったことが検知された場合には、シャッターを開放する自動取引装置も提案されている(特許文献1)。
特開2009−70199号公報
従来の自動取引装置では、顧客が自動取引装置から離れた場合でも、カード等の媒体が排出されてしまい、媒体が再度内部に取込まれるまでには所定時間要するために、その間に媒体が他人に持ちさられる危険がある。
本願発明は、上記課題に鑑み、取り忘れ媒体に対するセキュリテイが強化された自動取引装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、自動取引装置は、顧客の存在を検知する顧客検知部と、前記顧客から投入された媒体を内部に取込み、取込んだ前記媒体に記憶された情報を読込んで、取引処理を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記取引処理の開始後一定時間経過しても必要な入力操作がない場合にタイムアウトとして前記取引処理を中止して、前記顧客検知部により顧客が検知された場合に投入された前記媒体を排出する制御を行い、前記取引処理の開始後前記一定時間経過前であっても、前記顧客検知部により顧客が存在しないと判断する場合には、前記媒体を内部に取込んだ状態で、前記取引処理を中止する。
本発明によれば、取り忘れ媒体に対するセキュリテイが強化された自動取引装置を提供することができる。
自動取引装置を正面から見た外観図である。 自動取引装置の主たる機能を示すブロック図である。 カードによる支払処理の手順を示すフローチャート1である。 カードによる支払処理の手順を示すフローチャート2である。 カードによる支払処理の手順を示すフローチャート3である。 顧客検知処理1の手順を示すサブルーチンである。 顧客検知処理2の手順を示すサブルーチンである。 顧客検知処理3の手順を示すサブルーチンである。 顧客検知処理4の手順を示すサブルーチンである。 顧客検知処理5の手順を示すサブルーチンである。 顧客検知処理6の手順を示すサブルーチンである。 画面1〜画面6の例を示す図である。 画面7〜画面12の例を示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動取引装置1を正面から見た外観図である。自動取引装置1は、ATM(Automated Teller Machine)とも呼ばれ、現金の入金や出金あるいは振込等を顧客操作により行うもので、金融機関のみならず駅やショッピングセンタ等いろいろな場所に設置されている。
自動取引装置1の上部の右側には、取引時にカードを挿入し取引終了後にカードやレシートが排出されるカード入出口40が設けられる。カード入出口40の左側には、取引時に通帳を挿入し取引終了後に通帳が排出される通帳入出口42が設けられる。カード入出口40と通帳入出口42を、まとめて媒体入出口とも呼ぶ。また、カードには、磁気カードやICカードが含まれる。なお、カード、レシート、通帳及び現金をまとめて媒体とも呼ぶ。
自動取引装置1のカード入出口40の下部には、紙幣投入及び取出し口である紙幣入出口44が設けられる。また、自動取引装置1の通帳入出口42の下部には、硬貨投入及び取出し口である硬貨入出口46が設けられる。紙幣入出口44及び硬貨入出口46には、それぞれシャッター(不図示)が設けられ、入金や出金のタイミングでシャッターが開放される。
自動取引装置1の中央には、緩い角度で前側にせり出す斜面部が形成され、斜面部には表示部14と、表示部14と一体化されたタッチパネルからなる入力部16が設けられる。表示部14には、操作画面やメニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等が適宜表示される。また、自動取引装置1の斜面部の下部の面には、自動取引装置1の前に立っている顧客の存在を光学的に検知する顧客センサ48が設けられる。
図2は、自動取引装置1の主たる機能を示すブロック図である。自動取引装置1は、制御部10、記憶部12、表示部14、入力部16、通帳処理部18、カード処理部20、紙幣処理部22、硬貨処理部24、顧客検知部26及び通信部28を有する。
制御部10は、自動取引装置1全体を統括的に制御するもので、プログラムを読込んで制御処理を実行するCPU(不図示)を有する。記憶部12は、CPUにより実行される制御用のプログラム、表示画面データ、その他各種データを記憶する。
表示部14は、例えばLCDであって、制御部10の指示により、顧客に対して操作画面やメニュー画面あるいは操作指示用のガイド画面等を表示する。入力部16は、前述のように表示部14と一体化したタッチパネルで、顧客により、取引の種類の選択や、暗証番号や入金・出金の金額等が入力され、入力された情報は制御部10に通知される。
通帳処理部18は、通帳入出口42に挿入された通帳を内部に搬送する通帳搬送路、通帳に取引内容を印刷する印字部、通帳に貼付された磁気ストライプのデータへの読取り書込みを行うMS記録再生部を有する。また、通帳処理部18は、通帳入出口42に通帳を検知する通帳センサを有し、通帳処理部18は、通帳センサにより通帳の挿入や排出された通帳の取出しを検知して制御部10に通知する。また、通帳処理部18は、顧客不在時等で通帳を一時的に保管する通帳リジェクトボックスを有する。
カード処理部20は、カード入出口40に挿入されたカードを内部に搬送したり逆にカードをカード入出口40へ排出したりするカード搬送路、磁気カードに貼付された磁気ストライプのデータへの読取り書込みを行うMS記録再生部、及びICカードのメモリへの読取り書込みを行うメモリ記録再生部を有する。カード処理部20は、カード入出口40にカードを検知するカードセンサを有し、カード処理部20は、カードセンサによりカードの挿入や排出されたカードの取出し検知して制御部10に通知する。また、カード処理部20は、顧客不在時等にカードを一時的に保管するカードリジェクトボックスを有する。
紙幣処理部22は、紙幣を一時的に格納する一時保留部と、紙幣の真偽等を鑑別する紙幣鑑別部と、紙幣を種類別に格納する紙幣スタッカと、紙幣入出口のシャッタ解放後に取り忘れた紙幣を保管する紙幣取り忘れボックスと、紙幣入出口44と一時保留部と紙幣鑑別部や紙幣スタッカ及び紙幣取り忘れボックス間で紙幣を搬送する搬送路等を有する。硬貨処理部24は、硬貨の真偽等を鑑別する硬貨鑑別部と、硬貨を種類別に格納する硬貨スタッカと、硬貨入出口のシャッタ解放後に取り忘れた硬貨を保管する硬貨取り忘れボックスと、硬貨入出口46と硬貨鑑別部や硬貨スタッカ及び硬貨取り忘れボックス間で硬貨を搬送する搬送路等を有する。出金処理時には、紙幣処理部22及び硬貨処理部24は、制御部10からの指示により、必要な紙幣や硬貨を計数して紙幣スタッカや硬貨スタッカから取出し、紙幣入出口44や硬貨入出口46まで搬送し、搬送後に紙幣入出口44や硬貨入出口46のシャッターを開放する。
通帳リジェクトボックス、カードリジェクトボックス、紙幣取り忘れボックス及び硬貨取り忘れボックスを合わせて媒体保管庫とも呼ぶ。
顧客検知部26は、顧客センサ48の信号により、自動取引装置1の前に顧客が存在するかを検知し、制御部10に通知する。通信部28は、ネットワーク100を通じて自動取引装置1とホストコンピュータ200間のデータ(電文)の授受を行う。
顧客から自動取引装置1に支払い操作(出金)がされた場合には、自動取引装置1は、顧客からの指示を支払取引電文等としてホストコンピュータ200に送信する。ホストコンピュータ200は、顧客の口座の預金残高等が記録してある元帳を参照して支払の可否を判断し、支払許可できる場合には支払許可電文を自動取引装置1に送信する。あわせて、ホストコンピュータ200は、顧客の口座から支払金額を減額するよう元帳を更新する。自動取引装置1は、ホストコンピュータ200から支払許可電文を受信した場合には、所定の金額を出金する。一方、ホストコンピュータ200は、支払許可できない場合には支払不可電文を自動取引装置1に送信する。
図3A〜図3Cは、カードによる支払処理の手順を示すフローチャート1〜3である。また、図10A及び図10Bは、支払処理中に、表示部14に表示される画面1〜6、画面7〜12の例を示す図である。図10A及び図10Bに示す画面を適宜参照しながら支払処理を説明する。なお、以下で説明する支払処理は、主に制御部10により実行される。
制御部10は、取引種別選択用の画面(画面1)を表示部14に表示させる(ステップS10)。図10Aに画面1の例を示す。制御部10は、入力部16のいずれかの取引キーが押下されたかを判断する(ステップS12)。制御部10は、いずれかの取引キーが押下されるまで(ステップS12NO)、ステップS12をループする。
制御部10は、いずれかの取引キーが押下されたと判断すると(ステップS12YES)、選択された取引種別が支払であるかを判断する(ステップS14)。制御部10は、取引種別が支払いではないと判断すると(ステップS14NO)、押下されたキーに応じて他の取引処理を実行する(ステップS16)。制御部10は、画面1で支払以外の預入や振込が選択された場合には、選択された処理を実行し、ステップS10に戻る。他の取引処理についての説明は省略する。
制御部10は、押下されたキーが支払キーであると判断すると(ステップS14YES)、カード挿入を促す画面(画面2)を表示部14に表示する(ステップS18)。図10Aに画面2の例を示す。
制御部10は、カードが挿入されたか判断する(ステップS20)。制御部10は、カード入出口40に設けられたカード処理部20のセンサにより、カードが挿入されたかを判断する。
制御部10は、カードが挿入されていないと判断すると(ステップS20NO)、顧客検知処理1を実行する(ステップS22)。
図4は、顧客検知処理1の手順を示すサブルーチンである。制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知であるかを判断する(ステップS100)。顧客操作タイムアウトとは、画面2の表示後カードが挿入されないで所定時間(カード挿入待ち時間、例えば、60秒)経過した場合である。顧客未検知とは、顧客検知部26から顧客存在の信号が通知されてこない場合である。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知であるかと判断すると(ステップS100YES)、ステップS10に戻る。つまり、制御部10は、所定時間以内にカード挿入がない場合、あるいは所定時間以内であっても自動取引装置1の前から顧客が存在しなくなった場合には、支払い処理を中止して、ステップS10に戻る。制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知のいずれでもないと判断すると(ステップS100NO)、図3AのステップS20に戻る。
制御部10は、カードが挿入されたと判断すると(ステップS20YES)、カード入出口40に挿入されたカードをカード処理部20により内部に搬送してカード情報を読取る。制御部10は、暗証入力を促す画面(画面3)を表示する(ステップS24)。図10Aに、画面3の例を示す。制御部10は、画面3の表示後、顧客検知処理2を実行する(ステップS26)。
図5は、顧客検知処理2の手順を示すサブルーチンである。制御部10は、顧客未検知であるかを判断する(ステップS110)。制御部10は、顧客未検知であると判断すると(ステップS110YES)、媒体取込処理を行う(ステップS112)。制御部10は、媒体取込処理として、内部に取込んだカードをカードリジェクトボックスに保管する。カードをカードリジェクトボックスに保管することにより、以降に自動取引装置1を休止することなく、新規の取引処理が可能となる。制御部10は、今回の支払取引を中止して、ステップS10に戻る。
制御部10は、顧客未検知でないと判断する(ステップS110NO)、顧客操作タイムアウトであるかを判断する(ステップS114)。顧客操作タイムアウトは、画面3の表示後暗証入力がされないで、所定時間(例えば60秒)経過した場合である。制御部10は、顧客操作タイムアウトであると判断すると(ステップS114YES)、画面12を表示して媒体を返却する(ステップS116)。図10Bに、画面12の例を示す。つまり、制御部10は、自動取引装置1の前に顧客が存在していて、顧客操作タイムアウトになった場合には、カードをカード入出口40に排出する。
制御部10は、媒体返却処理を行う(ステップS118)。制御部10は、カード処理部20により、カードをカード入出口40に排出する。制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知であるかを判断する(ステップS120)。ここでの顧客操作タイムアウトは、画面12の表示後媒体(カード)が抜き取られないで所定時間(例えば5秒)経過した場合である。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客操作タイムアウト前であっても顧客未検知であると判断すると(ステップS120YES)、媒体取込処理を行う(ステップS124)。制御部10は、媒体取込処理として、カード入出口に排出したカードを内部に取込んでカードリジェクトボックスに保管する。つまり、制御部10は、5秒経過後、あるいは5秒経過前でも媒体排出後に顧客が不在になった場合には直ちに取り忘れと判断して、排出した媒体を再度内部に取り込む。そして、制御部10は、支払取引を中止してステップS10に戻る。
制御部10は、顧客操作タイムアウト、あるいは顧客未検知のいずれでもでないと判断すると(ステップS120NO)、媒体抜取済であるかを判断する(ステップS122)。制御部10は、媒体抜取済でないと判断すると(ステップS122NO)、ステップS120に戻る。制御部10は、媒体抜取済であると判断すると(ステップS122YES)、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。制御部10は、顧客操作タイムアウトでないと判断すると(ステップS114NO)、図3AのステップS28に進む。
制御部10は、暗証4桁入力済であるかを判断する(ステップS28)。制御部10は、暗証4桁入力済でないと判断すると(ステップS28NO)、画面3の訂正キーa3が押下されたかを判断する(ステップS30)。制御部10は、訂正キーa3が押下されていないと判断すると(ステップS30NO)、ステップS26に戻る。
制御部10は、訂正キーa3が押下されたと判断すると(ステップS30YES)、入力暗証データクリアを行い(ステップS32)、暗証再入力を促す画面4を表示して(ステップS34)、ステップS26に戻る。図10Aに、画面4の例を示す。制御部10は、暗証4桁入力済であるかと判断すると(ステップS28YES)、図3BのステップS40に進む。
制御部10は、金額入力を促す画面5を表示する(ステップS40)。図10Aに、画面5の例を示す。制御部10は、画面5の表示後、顧客検知処理2を実行する(ステップS42)。
顧客検知処理2については、図5で説明済であるので、説明は省略するが、金額入力時にも顧客が不在になった場合には、顧客操作タイムアウト前であっても、制御部10は、媒体取込処理を行い、内部に取込んだカードをカードリジェクトボックスに保管する。また、制御部10は、媒体返却処理後に顧客が不在になった場合には、直ちに取り忘れと判断して、いったん排出した媒体(カード)を再度内部に取込みカードリジェクトボックスに保管する。
制御部10は、入力された金額に対して、画面5に示す確認キーb5が押下されたかを判断する(ステップS44)。制御部10は、確認キーb5が押下されていないと判断すると(ステップS44NO)、画面5に示す訂正キーa3が押下されたかを判断する(ステップS46)。制御部10は、訂正キーa3が押下されていないと判断すると(ステップS46NO)、ステップS42に戻る。
制御部10は、訂正キーa3が押下されたと判断すると(ステップS46YES)、入力金額データをクリアし(ステップS48)、金額再入力を促す画面6を表示して(ステップS50)、ステップS42に戻る。
制御部10は、確認キーb5が押下されたと判断すると(ステップS44YES)、金額入力済であるかを判断する(ステップS52)。制御部10は、金額入力済ではないと判断すると(ステップS52NO)、ステップS42に戻る。
制御部10は、金額入力済であると判断すると(ステップS52YES)、金額確認を促す画面(画面7)を表示する(ステップS54)。図10Bに、画面7の例を示す。制御部10は、画面7の表示後、顧客検知処理2を実行する(ステップS56)。顧客検知処理2については、図5で説明済であるので、説明は省略する。
制御部10は、画面7に示す訂正キーa7が押下されたかを判断する(ステップS58)。制御部10は、訂正キーa7が押下されたと判断すると(ステップS58YES)、ステップS40に戻る。制御部10は、訂正キーa7が押下されていないと判断すると(ステップS58NO)、画面7に示す確認キーb7が押下されたかを判断する(ステップS60)。制御部10は、確認キーb7が押下されていないと判断すると(ステップS60NO)、ステップS56に戻る。
制御部10は、確認キーb7が押下されたと判断すると(ステップS60YES)、制御部10は、支払取引電文の作成を行う(ステップS62)。制御部10は、顧客の口座番号と支払金額等からなる支払取引電文を作成する。
制御部10は、処理中であることを顧客に示す処理中画面(画面8)を表示する(ステップS64)。図10Bに、画面8の例を示す。制御部10は、ホストコンピュータ200と通信処理を行う(ステップS70)。制御部10は、作成した支払取引電文を通信部28によりホストコンピュータ200に送信する。
制御部10は、ホストコンピュータ200へ送信した支払取引電文に対するホストコンピュータ200からの応答電文を受信したかを判断する(ステップS72)。制御部10は、応答電文を受信していないと判断すると(ステップS72NO)、ステップS72をループする。
制御部10は、応答電文を受信したと判断すると(ステップS72YES)、応答電文が支払許可応答であるかを判断する(ステップS74)。制御部10は、応答電文が支払許可応答であると判断すると(ステップS74YES)、現金計数処理を行う(ステップS76)。制御部10は、紙幣処理部22や硬貨処理部24により支払いする現金を内部の紙幣スタッカや硬貨スタッカから取出し、取出した現金を計数して、紙幣入出口44や硬貨入出口46まで搬送する。紙幣入出口44や硬貨入出口46に設けられたシャッターは、まだ閉じられた状態である。
制御部10は、顧客検知処理3を実行する(ステップS78)。制御部10は、支払取引電文作成(ステップS62)〜現金計数処理(ステップS76)間での、顧客検知処理3を実行する。入力操作が終了した後に、自動取引装置1から顧客が離れてしまうこともあるからである。
図6は、顧客検知処理3の手順を示すサブルーチンである。制御部10は、顧客検知部26により顧客未検知であるかを判断する(ステップS130)。制御部10は、顧客未検知であると判断すると(ステップS130YES)、媒体(カード/現金)取込処理を行う(ステップS132)。制御部10は、カードはカードリジェクトボックスに格納し、現金は紙幣スタッカや硬貨スタッカに戻す。なお、この段階では、紙幣入出口44や硬貨入出口46のシャッターが閉じられていて、紙幣入出口44や硬貨入出口46の現金は保全されている状態である。 更に、制御部10は、ホストコンピュータ200の元帳を逆更新する処理を行う(ステップS134)。現金を内部に戻したのに対応して元帳の預金残高を戻すことも必要になるからである。そのために、制御部10は、ホストコンピュータ200へ今回の支払により更新された元帳の預金残高を元に戻す逆更新処理を行わせるよう、その旨の電文を作成しホストコンピュータ200に送信する。ホストコンピュータ200は、自動取引装置1からの逆更新処理の電文を受けて、元帳の預金残高の逆更新処理を行い、今回の支払いをリセットする。
制御部10は、元帳の逆更新処理後、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。また、制御部10は、顧客未検知でないと判断すると(ステップS130NO)、図3CのステップS80に戻る。
制御部10は、媒体返却を促す画面(画面9)を表示する(ステップS80)。図10Bに、画面9の例を示す。制御部10は、媒体返却処理を行う(ステップS82)。制御部10は、媒体(カード)をカード入出口40に排出し、紙幣入出口44や硬貨入出口46に設けられたシャッターを開放する。
制御部10は、顧客検知処理4を実行する(ステップS84)。図7は、顧客検知処理4の手順を示すサブルーチンである。制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知であるかを判断する(ステップS140)。ここでの顧客操作タイムアウトは、画面9の表示後、媒体(カード/現金)が抜き取られないで、所定時間経過(例えば5秒)した場合である。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客操作タイムアウト前であっても顧客未検知であると判断すると(ステップS140YES)、媒体(カード/現金)取込処理を行う(ステップS142)。制御部10は、カード入出口に排出したカードを内部に取込んでカードリジェクトボックスに保管する。制御部10は、紙幣入出口44や硬貨入出口46のシャッターを閉めて、現金を各取り忘れボックスに保管する。シャッターを開放した後であるので、制御部10は、現金を紙幣スタッカや硬貨スタッカに戻すことはしないし、前述した元帳の逆更新処理も行わない。制御部10は、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知ではないと判断すると(ステップS140NO)、カード/現金の媒体が抜取済であるかを判断する(ステップS144)。制御部10は、媒体抜取済でないと判断すると(ステップS144NO)、ステップS140に戻る。制御部10は、媒体抜取済であると判断すると(ステップS144YES)、図3CのステップS86に進む。制御部10は、ありがとう画面(画面10)を表示する(ステップS86)。図10Bに、画面10の例を示す。制御部10は、ありがとう画面を一定時間表示後、支払取引を完了して、ステップS10に戻る。
制御部10は、応答電文が支払許可ではないと判断すると(ステップS74NO)、制御部10は、顧客検知処理5を実行する(ステップS90)。支払金額が口座の預金残高を越えるような場合である。制御部10は、支払取引電文作成(ステップS62)〜支払許可応答(ステップS74)間での、顧客検知処理5を実行する。図8は、顧客検知処理5の手順を示すサブルーチンである。
制御部10は、顧客未検知であるかを判断する(ステップS150)。制御部10は、顧客未検知であると判断すると(ステップS150YES)、媒体(カード)取込処理を行う(ステップS150)。制御部10は、カードはカードリジェクトボックスに保管する。制御部10は、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。
制御部10は、顧客未検知ではないと判断すると(ステップS150NO)、図3CのステップS92に進む。制御部10は、取引NG媒体返却するための画面(画面11)を表示する(ステップS92)。図10Bに、画面11の例を示す。制御部10は、媒体返却処理を行い(ステップS94)、顧客検知処理6を実行する(ステップS96)。図9は、顧客検知処理6の手順を示すサブルーチンである。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知であるかを判断する(ステップS160)。ここでの顧客操作タイムアウトは、画面11の表示後に媒体(カード)が抜き取られないで、所定時間(例えば5秒)経過した場合である。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客操作タイムアウト前であっても顧客未検知であると判断すると(ステップS160YES)、媒体(カード)取込処理を行う(ステップS162)。制御部10は、カード入出口に排出したカードを内部に取込んでカードリジェクトボックスに保管する。制御部10は、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。
制御部10は、顧客操作タイムアウトあるいは顧客未検知ではないと判断すると(ステップS160NO)、媒体(カード)が抜取済であるかを判断する(ステップS164)。制御部10は、媒体抜取済でないと判断すると(ステップS164NO)、ステップS160に戻る。制御部10は、媒体抜取済であると判断すると(ステップS164YES)、支払取引を中止して、ステップS10に戻る。
以上の実施形態により少なくとも奏される効果を列記する。
・取引中に自動取引装置の前から顧客が不在になった場合には、カード等の媒体を内部に取込んで外部に排出しないようにしたので、顧客の媒体が他人に持ちさられる危険性を確実に防止することができる。従来は、顧客の在不在に関わらず、暗証番号や金額入力待ちあるいは金額確認待ち状態でタイムアウト(例えば60秒)すると、媒体をいったん排出して、媒体の抜取りタイムアウト(例えば5秒)が経過するのを待ってから媒体を再度内部に取込む処理をしていた。従来のやり方では、暗証番号や金額入力待ち等の状態で顧客が自動取引装置から離れた場合に、本人不在状態でも一定時間後に媒体が排出されてしまい、媒体が他人に持ち去られる危険があった。本実施形態では、暗証番号や金額入力待ち等状態で顧客が不在になった場合には、媒体を排出しないようにしたので、持ち去りの危険性がなくなる。
・また、顧客がいったん自動取引装置の前から離れた場合には、支払取引を中止して投入された媒体を内部に保管するようにしたので、他人のすりかわりも防止することができる。
上記実施形態では、カードによる支払処理の場合について説明したが、カードや通帳を自動取引装置に投入して行われる残高照会や通帳記帳の場合でも同様である。残高照会や通帳記帳の処理の途中で、顧客不在が検知された場合には、カードや通帳を排出しないで、それぞれのリジェクトボックスに保管する処理が行われる。
また、上記実施形態では、制御部をCPUにより実行されるソフトウェアの機能として説明したが、一部あるいは全部をハードウェアで構成するようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることはもちろんである。
1 自動取引装置
10 制御部
12 記憶部
14 表示部
16 入力部
18 通帳処理部
20 カード処理部
22 紙幣処理部
24 硬貨処理部
26 顧客検知部
28 通信部
40 カード入出口
42 通帳入出口
44 紙幣入出口
46 硬貨入出口
48 顧客センサ

Claims (4)

  1. 顧客の存在を検知する顧客検知部と、
    前記顧客から投入された媒体を内部に取込み、取込んだ前記媒体に記憶された情報を読
    込んで取引処理を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記取引処理の開始後一定時間経過しても必要な入力操作がない場合にタイムアウトとして前記取引処理を中止して、前記顧客検知部により顧客が検知された場合に投入された前記媒体を排出する制御を行い、前記取引処理の開始後前記一定時間経過前であっても、前記顧客検知部により顧客が存在しないと判断する場合には、前記媒体を内部に取込んだ状態で、前記取引処理を中止する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記制御部は、前記顧客検知部が顧客が存在しないと判断して前記取引処理を中止した場合には、前記取引処理により更新された元帳の預金残高を元に戻す逆更新処理を行わせる電文を自動取引装置のホストコンピュータに送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 顧客の存在を検知する顧客検知部を備え、前記顧客から投入された媒体を内部に取込み、取込んだ前記媒体に記憶された情報を読込んで取引処理を行う自動取引装置の制御方法において、
    前記取引処理の開始後一定時間経過しても必要な入力操作がない場合にタイムアウトとして前記取引処理を中止するタイムアウト中止ステップと、
    前記タイムアウト中止ステップにおいて、前記顧客検知部により顧客が検知された場合に限り投入された前記媒体を排出する排出ステップと、
    前記取引処理の開始後前記一定時間経過前であっても、前記顧客検知部により顧客が存在しないと判断する場合には、前記取引処理を中止する顧客不在中止ステップと、
    前記顧客不在中止ステップにおいて、前記内部に取込んだ媒体を保管する保管ステップとを有する
    ことを特徴とする自動取引装置の制御方法。
  4. 前記顧客不在中止ステップは、前記取引処理により更新された元帳の預金残高を元に戻す逆更新処理を行わせる電文を自動取引装置のホストコンピュータに送信するステップを有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動取引装置の制御方法。
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