JP5633332B2 - 現金自動預け払い機 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者により取引操作を行う現金自動預け払い機(以下「ATM」という。)、特に、紙幣投入受取口及び硬貨投入受取口における取引媒体及び異物検知の技術に関するものである。
従来、ATMは、金融機関のロビーやCSコーナ(キャッシュサービスコーナ)を始め、コンビニエンスストア等いろいろな場所に設置されており、一般利用者が操作することにより、現金の引き出し、預け入れ、振り込み等の取引が可能になっている。
ATMは、キャッシュカード(以下、単に「カード」という。)、レシート、通帳、紙幣、硬貨等の取引媒体を取り扱うことができるように構成されている。ATMは、これらの取引媒体毎にそれぞれ専用に設けられた接客口である挿入受取口又は投入受取口を有している。
これらの接客口には、利用者による取引媒体の取り忘れを防止する等の目的で媒体センサが設けられている。媒体センサが、取引媒体の残留を検知したときには、注意喚起の音声や画面表示により利用者への通知を行うように構成されている。
下記の特許文献1には、このような利用者による取引媒体の取り忘れを検知する媒体センサと、利用者に取引媒体の取り忘れを知らせる音声誘導手段とを有するATMの技術が記載されている。
更に、紙幣投入受取口や硬貨投入受取口には、利用者の手等を検知するハンドセンサが設けられている。例えば、紙幣投入受取口に紙幣をセットする場合や、紙幣投入受取口から紙幣を取り出す際には、利用者の手が紙幣投入受取口の内部に挿入される。所定の時間が経過すると、シャッタを閉じるようになっているが、このとき、ハンドセンサが手を検知すると、再度シャッタを開放するようになっている。
特開平5−28348号公報
しかしながら、従来のATMでは、利用者がATMを操作する際、取り忘れ取引媒体(例えば、紙幣)が利用者の死角で見えなかったり、取り忘れ紙幣がセンサ検知できない位置に止まったりすることがある。このような場合には、ATMは、紙幣が残留しているにも拘らず、取引が正常終了したものとして、例えば、紙幣投入受取部のシャッタを閉鎖するため、利用者が紙幣を取り出せなくなるという課題があった。
更に、利用者が紙幣投入受取部に紙幣をセット又は取り出し中に、意図しないで誤って、取引中の操作取消キーを押下してしまうことがある。ATMは、装置内を保護するため、シャッタを強制的に閉めるが、その際、利用者の手がシャッタに挟まれるという課題があった。
本発明のATMは、利用者の操作によって取引を行うATMであって、前記利用者との間で取引媒体を受け渡しするための接客口と、前記接客口に設けられ、前記接客口における前記取引媒体の有無を検出して第1の有無情報を出力する媒体センサと、前記接客口を撮影して接客口画像データを出力する画像カメラと、前記第1の有無情報が取引媒体無しの場合、前記接客口画像データに基づき、前記取引媒体又は異物の有無を認識して第2の有無情報を出力する画像認識部と、前記第1の有無情報が前記取引媒体無しの場合、前記第2の有無情報に基づき、前記接客口に前記取引媒体又は前記異物が残留しているか否かを判定する判定部とを備えている。
本発明のATMによれば、接客口内において、媒体センサが検出できない位置に取引媒体が残留し、利用者が残留した取引媒体に気付かない場合でも、画像カメラが撮影した接客口画像データに基づいて、取引媒体が残留しているか否かを判定する。このため、取引媒体の取り忘れ誘導を確実に行い、取引媒体の取り忘れを防止することができる。
更に、接客口センサによって検出されない位置に、手を挿入した場合でも、画像カメラの撮影した接客口画像データに基づいて、利用者の手が接客口に残留しているか否かを判定する。これにより、利用者の手が接客口に有るか否かを確実に判定することができる。このため、利用者の手がシャッタに挟まれることを防止できる。
図1は本発明の実施例1における図2のATMを示す概略の機能ブロック図である。 図2は本発明の実施例1におけるATMを示す概略の外観図である。 図3は図1中の紙幣投入受取口を示す概略の構成図である。 図4は図2中の顧客操作部上に取引開始前に表示される取引選択画面を示す図である。 図5は本発明の実施例1におけるATMの出金取引時のフローチャートである。 図6は図5のATMの比較例を示すフローチャートである。 図7は本発明の実施例2におけるATMの入金取引時のフローチャートである。 図8は図7のATMの比較例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1におけるATM10を示す概略の外観図である。
本実施例1のATM10は、銀行の店舗、コンビニエンスストア等に設置され、利用者自身の操作により、現金の預け入れ(=入金)、現金の引き出し(=出金)、振り込み、残高照会、通帳記入等の取引を行うためのものである。これらの取引は、利用者が取引媒体(例えば、カード、通帳、紙幣、硬貨等)をATM10との間で互いに授受することで実行される。
ATM10は、熱や衝撃に対し一定の強度を有する鉄材で作られたキャビネット11で覆われている。ATM10の前面には、利用者が操作するための操作面11aが略水平に利用者の方向に突き出している。操作面11aの奥方向には、操作面11aから連続して投入面11bが設置されている。更に、投入面11bに連続して挿入面11cが略垂直に立ち上がっている。
前記操作面11aには、操作のためのガイダンスを表示し、各種取引のための入力を行う顧客操作部12が設けられている。投入面11bには、入出金取引等、現金を扱う取引で使用する接客口、即ち紙幣投入受取口13と硬貨投入受取口14とが設けられている。
挿入面11cには、通帳挿入受取口15、カード/レシート挿入受取口16、及び音声等を出力するスピーカ17が設けられている。カードには、磁気ストライプが設けられており、磁気ストライプには、金融機関コードや利用者の口座番号、氏名等の利用者情報が記憶されている。
更に、挿入面11cには、利用者の正面画像を撮影する正面画像力メラ18と、利用者の手元操作を撮影する画像カメラ(例えば、手元画像力メラ)19とがそれぞれ装着されている。手元画像カメラ19は、紙幣投入受取口13及び硬貨投入受取口14の内部を撮影可能に配置されている。
図1は、本発明の実施例1における図2のATM10を示す概略の機能ブロック図である。
ATM10は、プログラム等を記憶する図示しないリードオンリメモリ(以下「ROM」という。)と、ROMから読み出したプログラムや各種データを一時記憶する図示しないランダムアクセスメモリ(以下「RAM」という。)と、プログラムを実行する図示しないプロセッサから構成される主制御部20とを有している。
主制御部20は、プログラム制御によりATM10全体を制御するものであり、紙幣投入受取口13又は硬貨投入受取口14に取引媒体又は異物が残留しているか否かを判定する判定部20aと、手元画像カメラ19が撮影した接客口画像データから取引媒体又は異物の有無を認識して第2の有無情報を出力する画像認識部(例えば、カメラ画像処理部)20bとを有している。
カメラ画像処理部20bは、予め、取引終了時の紙幣投入受取口13及び硬貨投入受取口14の内部を撮影した画像データを図示しない記憶部に記憶しておき、取引媒体又は異物の有無を認識する際には、新たに撮影した画像データと記憶部に記憶された画像データとを比較して取引媒体又は異物の有無を認識するように構成されている。
主制御部20により制御される顧客操作部12は、文字や図形等で構成される操作画面を表示する表示部12aと、情報入力のためのタッチパネル入力部12bとを有している。
更に、ATM10は、主制御部20により制御される紙幣入出金機23、硬貨入出金機24、通帳記帳・発行部25、及びカードリーダ・ライタ部26を有している。紙幣入出金機23は、紙幣の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。硬貨入出金機24は、硬貨の真贋を鑑別し、計数し、入出金処理を行うものである。通帳記帳・発行部25は、通帳の記帳処理を行うものである。カードリーダ・ライタ部26は、カードの内容の読み取り書き込みを行うものである。
図3は、図1中の紙幣投入受取口13を示す概略の構成図である。
ATM10の操作面11aには、紙幣投入受取口13が設けられている。紙幣投入受取口13の上部には、異物が紙幣投入受取口13に混入することを防ぐためと防犯上の観点から、開閉自在なシャッタ31が設けられている。
紙幣投入受取口13の内部には、四方の側面を形成する側板32(=32a、32b)と底面を形成する底板32cとによって構成されたボックス部33が設けられている。
紙幣投入受取口13は、内部に、紙幣34を保持する紙幣保持部35と、第1の紙幣押さえ部36と、第2の紙幣押さえ部37とを備えている。第1の紙幣押さえ部36及び第2の紙幣押さえ部37は、紙幣34を紙幣保持部35側へ押圧する部材である。なお、第1の紙幣押さえ部36は、高さが第2の紙幣押さえ部37よりも低く形成されている。
紙幣保持部35は、第1の紙幣押さえ部36及び第2の紙幣押さえ部37と対向しており、第2の紙幣押さえ部37との間に紙幣集積部38を形成している。紙幣集積部38は、入金時に利用者が投入する紙幣34を受け入れると共に、出金時には、利用者に出金する紙幣34を集積するための空間である。
紙幣保持部35には、紙幣34の有無を検知して第1の有無情報を出力する媒体センサ(例えば、第1の紙幣検出センサ)39の発光素子39aが設けられている。第1の紙幣押さえ部36には、紙幣検出センサ39の受光素子39bが設けられている。
この紙幣検出センサ39は、発光素子39aと受光素子39bとの間に紙幣34があるときにオン状態となり、紙幣34が存在しないときにオフ状態となるように構成されている。更に、第1の紙幣押さえ部36には、媒体センサ(例えば、第2の紙幣検出センサ)40の発光素子40aが設けられ、第2の紙幣押さえ部37には、紙幣検出センサ40の受光素子40bが設けられている。
ボックス部33を形成する互いに対向する2面の側板32a及び側板32bにおいて、一方の側板32aの上端部には、利用者の手又は異物の有無を検知して第3の有無情報を出力する接客口センサ(例えば、ハンドセンサ)41の発光素子41aが設けられている。この発光素子41aに対向する他方の側板32bの上端部には、ハンドセンサ41の受光素子41bが設けられている。
このハンドセンサ41は、発光素子41aと受光素子41bとの間に手又は利用者の服の裾等の異物あるときにオン状態となり、異物が存在しないときにオフ状態となるように構成されている。
紙幣投入受取口13の内部のボックス部33は、底面32cが分離搬送路42及び放出搬送路43と接続されるように構成されている。
分離搬送路42は、入金時に、紙幣34を紙幣集積部38からATM10の内部の機構に搬送し、出金時には、利用者が取り忘れた紙幣34を、紙幣集積部38からATM内部に設けられた図示しない取り忘れ紙幣収納庫に搬送するための搬送路である。分離搬送路42の周囲には、ピックアップローラ44、フィードローラ45、及びゲートローラ46が設けられている。
放出搬送路43は、出金時に、ATM内部に設けられた図示しない紙幣収納庫から紙幣集積部38に紙幣34を搬送し、入金時には、利用者が投入した紙幣34の中のリジェクト紙幣34を搬送するための搬送路である。入金時においては、分離搬送路43からATM内部に取り込まれた紙幣34は、図示しない鑑別部で鑑別され、不良紙幣34が紙幣集積部38に搬送されて戻されるように構成されている。リジェクト紙幣34は、紙幣集積部38において、第1の紙幣押さえ部36と第2の紙幣押さえ部37との間に集積される。
紙幣保持部35と、第1の紙幣押さえ部36と、第2の紙幣押さえ部37とは、それぞれ、図3に示す矢印A方向及び矢印B方向のいずれの方向にも移動自在に設けられている。
利用者が入金時において、紙幣34を紙幣集積部38にセットするとき、或いは、出金時において、紙幣34を紙幣集積部38から取り出すときには、紙幣保持部34と第1の紙幣押さえ部35と第2の紙幣押さえ部36とは、図3に示すように、紙幣集積部38がシャッタ31を開放した開放部分の真下に来る位置になるように配置される。
入金時において、紙幣集積部38にセットされた紙幣34をATM10の内部に取り込むときには、紙幣保持部34と第1の紙幣押さえ部35と第2の紙幣押さえ部36とは、A方向に移動して紙幣34が分離搬送路42の真上になる位置に移動して配置される。
出金時において、紙幣集積部38に紙幣を放出するときには、紙幣保持部34と第1の紙幣押さえ部35と第2の紙幣押さえ部36とは、B方向に移動して紙幣集積部38が放出搬送路43の真上になる位置に移動して配置される。
図4は、図2中の顧客操作部12上に取引開始前に表示される取引選択画面例を示す図である。
本取引選択画面は、ATM10に電源が投入されたときに表示される。取引選択画面上には、取引科目を表す、預入れボタン12a―1、引出しボタン12a―2、振込ボタン12a―3、公共料金払込みボタン12a―4、残高照会ボタン12a―5、通帳記入ボタン12a―6、振替ボタン12a―7、及び暗証番号変更ボタン12a―8の取引選択ボタン12a(=12a−1〜12a−8)が配列されている。
(実施例1の動作)
図5は、本発明の実施例1におけるATM10の出金取引時のフローチャートである。
利用者がATM10に接近すると、図示しない近接センサがこれを検知し、顧客操作部12に電源が投入される。電源が投入されると、顧客操作部12に図4の取引選択画面が表示される。
ステップS1において、図1の顧客操作部12に図4の取引選択画面が表示される。図4の取引選択画面では、預入れボタン12a―1、引出しボタン12a―2、振込ボタン12a―3、公共料金払込みボタン12a―4、残高照会ボタン12a―5、通帳記入ボタン12a―6、振替ボタン12a―7及び暗証番号変更ボタン12a―8が、顧客操作部12にグラフィック表示され、利用者に取引の選択を促す。利用者がこれらの取引選択ボタン12a(=12a−1〜12a−8)の1つを選択し、押下することにより、該当する取引が開始される。
ステップS2において、利用者が引出しボタン12a―2を押下することにより、出金取引が開始される。出金取引が開始されると、通帳及びカードの挿入を促すメッセージが操作画面に表示される。通帳が通帳挿入受取口15に挿入されると、通帳記帳・発行部25は、これを取り込み、記帳の準備を行う。カードが、カード/レシート挿入受取口16に挿入されると、カードリーダ・ライタ部26は、カードの磁気ストライプを読み取り、図示しないRAMに記憶する。
ステップS3において、顧客操作部12には、暗証番号及び利用者の希望する出金額を入力するための操作画面が表示される。この操作画面を用いて、利用者により暗証番号及び出金額が入力される。図示しない確認ボタンの押下により、口座番号、金額、暗証番号等が主制御部20で編集され、図示しないホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータでは、ATM10からの電文を受信すると、受信した口座番号から当該利用者の口座ファイルから口座情報を読み出し、受信した暗証番号とホストコンピュータが保持している暗証番号とが一致するか否かをチェックする。
暗証番号が不一致のときは、ホストコンピュータは、その旨をATM10に送信する。ATM10は、暗証番号入力画面を顧客操作部12に表示し、利用者に暗証番号の再入力を促す。
ステップS4において、暗証番号が一致したときは、ホストコンピュータは、当該取引を有効とし、当該口座ファイルの残高から受信した出金額を減算し新残高とする。未記帳分の通帳記帳データがあれば、新残高とともにATM10に送る。ATM10では、これを受信すると、通帳記帳・発行部25で取り込んだ通帳にホストコンピュータから受信した記帳データを印刷する。
同時に、紙幣入出金機23では、ATM10内部の図示しない保管庫から紙幣を取り出し、計数し、紙幣投入取出口13にセットする。硬貨があれば、硬貨入出金機24も同様に、保管庫から硬貨を取り出し、計数し、硬貨投入取出口14にセットする。
ステップS5において、顧客操作部12には、通帳、キャッシュカード及び現金の取り出しを促すメッセージが表示され、利用者は、紙幣投入受取口13、硬貨投入受取口14、通帳挿入受取口15、及びカード/レシート挿入受取口16から現金、通帳、及びキャッシュカードを取り出す。
ステップS6において、紙幣取り忘れが発生し、紙幣検出センサ39,40が残留紙幣34を検知したときには(YES)、ステップS8へ進む。ステップS8において、取り忘れ誘導の音声ガイダンスや画面表示が行われる。通常は、利用者は、紙幣34の取り忘れに気付いて、紙幣34が取り出され、本処理が終了する。
ステップS9において、例えば、利用者が紙幣34の取り忘れに気づかずにATM10から立ち去った場合等では、受取タイムアウトとなり(NO)、ステップS10により、取り忘れの紙幣34をATM10の内部に取り込む等の受取タイムアウト処理を行い、本処理を終了する。
ステップS6において、紙幣検出センサ39,40が検知できない位置に、紙幣34が入り込んだ場合には(NO)、ステップS7へ進む。ステップ7において、手元画像カメラ19によって撮影された接客口画像データを基に、カメラ画像処理部20bにおいて残留紙幣34の有無が認識され、第2の有無情報が出力される。第2の情報に基づき、判定部20aは、紙幣投入受取口13に紙幣が残留しているか否かを判定する。判定の結果、紙幣34の残留が有ると判定されたときには(YES)、ステップS8へ進み、取り忘れ誘導の音声ガイダンスや画面表示が行われる。判定の結果、紙幣34の残留がないと判定されたときには(NO)、本取引を終了する。
図6は、図5のATMの比較例を示すフローチャートであり、実施例1を示す図5のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
本比較例は、従来のATMの出金取引時のフローを示している。図5に示す本実施例1のフローでは、ステップS7の手元画像カメラ19による紙幣残留の判定が新たに追加されている点が本比較例と異なっている。
このため、本比較例のステップS6において、残留紙幣34が紙幣検出センサ39,40によって検出できなかったときには、ATMは、紙幣が残留しているにも拘らず、取引が正常終了したものとして、紙幣投入受取部13のシャッタ31を閉鎖するため、利用者が紙幣を取り出せなくなる。
これに対し、実施例1のATM10では、手元画像カメラ19により残留紙幣の有無を二重にチェックするので、残留紙幣の検出が確実に行われる。
(実施例1の効果)
実施例1のATM10によれば、紙幣検出センサ39,40が検出できない位置に紙幣34が残留し、利用者が残留紙幣34に気付かない場合でも、手元画像カメラ19の撮影画像によって二重チェックすることができる。これにより、取り忘れ誘導を確実に行い、取り忘れを防止することができる。
(実施例2の構成)
本実施例2におけるATM10の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
図7は、本発明の実施例2におけるATM10の入金取引時のフローチャートである。
この図7では、利用者が入金取引中に取消キーを押下した場合のフローが示されている。
ステップS21において、図1の顧客操作部12に図4の取引選択画面が表示される。ステップS22において、利用者が預入れボタン12a―1を押下することにより、入金取引が開始される。
ステップS23において、紙幣投入受取口13のシャッタ31が開き、紙幣投入待ちとなる。ステップS24において、利用者が紙幣を紙幣投入受取口13に投入する際、衣服の袖口等が誤って図示しない取消キーに触れてしまう。
ステップS25において、取消処理が開始され、紙幣投入受取口13のシャッタが閉鎖される。ステップS26において、利用者は、紙幣投入受取口13へ手を挿入し、投入した紙幣24を取り出そうとする。ハンドセンサ41によって手を検知した場合には(YES)、ステップS28へ進む。
ステップS28において、シャッタは、一旦、開き、閉動作をリトライする。ステップS29において、リトライ回数が規定値に達したときには(NO)、ステップS30において、シャッタ31を強制閉鎖する。
ステップS26において、手の挿入の仕方によってはハンドセンサ41によって、検知できない場合が起こり得る(NO)。この場合は、ステップS27に進む。ステップS27において、手元画像カメラ19によって撮影された接客口画像データを基に、カメラ画像処理部20bにおいて、手の有無が認識され、第3の有無情報が出力される。第3の有無情報に基づき、判定部20aは、紙幣投入受取口13に手があるか否かを判定する。判定の結果、手が有ると判定されたときには(YES)、ステップS28へ進み、シャッタ閉鎖のリトライを行う。判定の結果、手がないと判定されたときには(NO)、本取引を終了する。
図8は、図7のATM10の比較例を示すフローチャートであり、実施例1を示す図7のステップと共通のステップには共通の符号が付されている。
本比較例は、従来のATMの入金取引時のフローを示している。図7に示す実施例2のフローでは、ステップS27の手元画像カメラ19による手の有無の判定が新たに追加されている点が本比較例と異なっている。
このため、本比較例のステップS26において、手がハンドセンサ41によって検出できなかったときには、ATMは、手が挿入されているにも拘らず、取引が正常終了したものとして、紙幣投入受取部13のシャッタ31を閉鎖するため、利用者が挟まれるということが発生する。
これに対し、実施例2のATM10では、手元画像カメラ19により手の有無を二重にチェックするので、利用者の手が挟まれることがない。
(実施例2の効果)
実施例2のATM10によれば、ハンドセンサ41にかからない位置に、手を挿入した場合でも、手元画像カメラ19の撮影画像によって二重チェックすることにより、シャッタ31での手挟みを防止することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 実施例1では、紙幣の取り忘れについて説明したが、例えば、カード等の異物を紙幣投入受取口13に落下させたときにも、本発明を適用することができる。
即ち、利用者がカードを受け取ろうとしてカード/レシート挿入受取口16の媒体センサから外れる位置まで抜いたときに、誤って紙幣投入受取口13にカードを落下させることがある。このとき、カードは、外径が小さいので紙幣検知センサ19、40が働かないことがある。その結果、紙幣投入受取口13のシャッタ13が閉じてしまうことが起こる。この様なケースにおいても、本発明の適用が可能である。
(b) 実施例1、2では、主として紙幣の取り忘れについて説明したが、硬貨でも同様に本発明が適用できる。
(c) 実施例1、2では、出金取引及び入金取引を例に説明したが、例えば、振り込み取引等の現金を扱う他の取引でも適用可能である。
(d) 手元画像カメラ19のレンズの手前にミラーを配設して紙幣投入受取口13及び硬貨投入受取口14の内部を撮影するように構成してもよい。即ち、レンズの光軸を中心にして、上下左右に回動自在にミラーを配設する。このように構成することにより、紙幣投入受取部13及び硬貨投入受取口14の内部を確実に撮影することができる。
(e) 正面画像カメラ18のレンズの手前にミラーを配設して紙幣投入受取口13及び硬貨投入受取口14の内部を撮影するように構成してもよい。このように、紙幣投入受取部13及び硬貨投入受取口14の内部と正面画像を撮影することができるように構成することにより、正面画像カメラ18と手元画像カメラ19を兼用することができる。
10 ATM
12 顧客操作部
13 紙幣投入受取口
14 硬貨投入受取口
19 手元画像カメラ
20 主制御部
20a 判定部
20b カメラ画像処理部
34 紙幣
39 第1の紙幣検出センサ
40 第2の紙幣検出センサ
41 ハンドセンサ

Claims (3)

  1. 利用者の操作によって取引を行う現金自動預け払い機において、
    前記利用者との間で取引媒体を受け渡しするための接客口と、
    前記接客口に設けられ、前記接客口における前記取引媒体の有無を検出して第1の有無情報を出力する媒体センサと、
    前記接客口を撮影して接客口画像データを出力する画像カメラと、
    前記第1の有無情報が取引媒体無しの場合、前記接客口画像データに基づき、前記取引媒体又は異物の有無を認識して第2の有無情報を出力する画像認識部と、
    前記第1の有無情報が前記取引媒体無しの場合、前記第2の有無情報に基づき、前記接客口に前記取引媒体又は前記異物が残留しているか否かを判定する判定部と、
    を備えたことを特徴とする現金自動預け払い機。
  2. 請求項1記載の現金自動預け払い機は、更に、
    前記接客口に設けられ、前記接客口における前記異物の有無を検出して第3の有無情報を出力する接客口センサを備え、
    前記画像認識部は、前記第3の有無情報が異物無しの場合、前記接客口画像データに基づき、前記取引媒体又は前記異物の有無を認識して前記第2の有無情報を出力し、
    前記判定部は、前記第3の有無情報が前記異物無しの場合、前記第2の有無情報に基づき、前記接客口に前記異物が残留しているか否かを判定することを特徴とする現金自動預け払い機。
  3. 前記画像カメラは、前記利用者の手元操作を撮影する手元画像カメラであり、
    前記手元画像カメラは、前記接客口における前記取引媒体と、前記接客口に挿入される前記利用者の手と、を撮影することを特徴とする請求項1又は2記載の現金自動預け払い機。
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