JP5844417B2 - 貨幣処理装置および貨幣処理システム - Google Patents

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本発明は、貨幣を処理するための貨幣処理装置と、このような貨幣処理装置を用いた貨幣処理システムに関する。
従来から、貨幣の金種、真偽、正損を識別する識別部と、この識別部の識別結果に従い、入金された貨幣を金種別に収納するとともに、収納済み貨幣を繰り出し可能な複数の金種別収納放出部と、を備えた貨幣処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような貨幣処理装置には、リジェクトボックス、上部ユニットおよび下部扉などからなる開閉部が設けられており、開閉部を開くことよって、貨幣処理装置内部の貨幣にアクセス可能となっている。
特開2009−151354号公報
上述した従来の貨幣処理装置においては、電源が切られて貨幣処理装置がOFF状態となっている場合には、何ら監視動作が行われておらず、セキュリティ上の問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、電源が切られて貨幣処理装置がOFF状態となっている際に不正が行われることを防止して、高いセキュリティを達成することができる貨幣処理装置を提供することを目的とする。
本発明による貨幣処理装置は、
筐体と、
貨幣を前記筐体内で搬送する搬送部と、
前記搬送部で搬送される貨幣を識別する識別部と、
貨幣を収納する収納部と、
前記筐体に設けられ、開閉可能な開閉部と、
電源OFF時でも動作可能となっており、前記開閉部が開けられたことを検知する開閉検知部と、
電源OFF時に、前記開閉検知部によって前記開閉部が開けられたことが検知されたことを記憶する記憶部と、
前記記憶部に電源OFF時に前記開閉部が開けられたことが記憶されていると、電源ON後であっても精査処理を行った後でのみ通常処理を可能とする、または、電源ON後の入出金に関する情報を電源ON前の在高に関する情報と区別して前記記憶部に記憶させる制御部と、
を備えている。
本発明による貨幣処理装置において、
前記記憶部は、電源をOFFした時点で、貨幣処理装置内に収納されている金種別の貨幣の枚数からなる在高データを記憶し、
前記制御部は、前記在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合にのみ、前記通常処理を可能としてもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記記憶部は、電源をOFFした時点で、貨幣処理装置内に収納されている金種別の貨幣の枚数からなる在高データを記憶し、
前記制御部は、前記在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しない場合には、所定の操作者である場合に限り、前記通常処理を可能としてもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記記憶部は、電源をOFFした時点で、貨幣処理装置内に収納されている金種別の貨幣の枚数からなる在高データを記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に電源ON後の入出金に関する情報が電源ON前の在高に関する情報と区別して前記記憶部に記憶されている場合には、所定の信号を受けた時点で精査処理を行わせ、前記在高データと該精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しているかを確認してもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記所定の信号は、電源をOFFする旨の信号からなってもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記所定の信号は、精査処理を行う旨の信号からなり、
前記制御部は、前記記憶部に電源ON後の入出金に関する情報が電源ON前の在高に関する情報と区別して前記記憶部に記憶されている場合であって、前記制御部が電源をOFFする旨の信号を受けた際に未だ精査処理をする旨の信号を受けていない場合には、前記精査処理が行われていないことを報知させてもよい。
本発明による貨幣処理装置は、
所定の情報を表示する装置表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部に電源OFF時に前記開閉部が開けられたことが記憶されていると、前記装置表示部に警告メッセージまたは装置開閉履歴情報を表示させてもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記装置表示部に前記警告メッセージまたは前記装置開閉履歴情報を強調表示させてもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
前記制御部は、前記記憶部に電源OFF時に前記開閉部が開けられたことが記憶されていると、所定の解除操作が行われた場合にのみ、前記通常処理を可能としてもよい。
本発明による貨幣処理システムは、
前記制御部は、前記所定の解除操作を行った解除者に関する情報を前記記憶部に記憶させてもよい。
本発明による貨幣処理装置において、
上述した貨幣処理装置と、
前記貨幣処理装置と通信可能であるとともに、端末表示部を有する端末と、を備え、
前記制御部は、前記記憶部に電源OFF時に前記開閉部が開けられたことが記憶されていると、前記端末表示部に警告メッセージまたは装置開閉履歴情報を表示させることを特徴とする貨幣処理システム。
本発明による貨幣処理システムにおいて、
前記制御部は、前記端末表示部に前記警告メッセージまたは前記装置開閉履歴情報を強調表示させてもよい。
本発明によれば、記憶部に電源OFF時に開閉部が開けられたことが記憶されていると、電源ON後であっても精査処理を行った後でのみ通常処理を可能とする、または、電源ON後の入出金に関する情報を電源ON前の在高に関する情報と区別して記憶部に記憶させる。このため、電源が切られて貨幣処理装置がOFF状態となっている際に、貨幣処理装置内の貨幣が盗まれるなどの不正が行われた場合であっても確実に検知することができる。このため、不正を働こうとする者に対して、抑止力を与えることができ、高いセキュリティを達成することができる。
本発明の第1の実施の形態による貨幣処理装置を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態による貨幣処理装置の紙幣処理ユニットを示す側方断面図。 本発明の第1の実施の形態による貨幣処理装置の硬貨処理ユニットを示す側方断面図。 本発明の第1の実施の形態による貨幣処理装置における制御信号の流れを説明するためのブロック図。 本発明の第1の実施の形態による貨幣処理装置における処理の流れを説明するためのフロー図。 本発明の第1の実施の形態の変形例による貨幣処理装置における処理の流れを説明するためのフロー図。 本発明の第1の実施の形態による貨幣処理システムにおける処理の流れを説明するためのフロー図。 本発明の第2の実施の形態による貨幣処理装置における処理の流れを説明するためのフロー図。
第1の実施の形態
以下、本発明に係る貨幣処理装置および貨幣処理システムの第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図7は本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、本願において「貨幣」とは「硬貨」と「紙幣」の両方を意味している。
図1に示すように、本実施の形態の貨幣処理装置100は、筐体1と、筐体1に設けられて貨幣を入金するための入金部20,30と、入金部20,30で入金された貨幣を筐体1内で搬送する搬送部120,130(図2および図3参照)と、搬送部120,130で搬送される貨幣を識別する識別部150,155(図2および図3参照)と、識別部150,155によって識別された貨幣を収納する収納部160,170(図2および図3参照)と、筐体1に設けられて収納部160,170に収納された貨幣を搬送部を介して出金するための出金部25,35(35r,35l)と、を備えている。なお、貨幣処理装置100は、紙幣を処理する紙幣処理ユニットと、硬貨を処理する硬貨処理ユニットとからなっている。
入金部20,30は、紙幣を入金するための紙幣入金部20と、硬貨を入金するための硬貨入金部30とを有している。また、搬送部120,130は、紙幣を搬送するための紙幣搬送部120と、硬貨を搬送するための硬貨搬送部130とを有している。また、識別部150,155は、紙幣を識別するための紙幣識別部150と、硬貨を搬送するための硬貨識別部155とを有している。収納部160,170は、紙幣を収納するための紙幣収納部160と、硬貨を収納するための硬貨収納部170とを有している。また、出金部25,35は、紙幣を出金するための紙幣出金部25と、硬貨を出金するための硬貨出金部35(35r,35l)とを有している。
図1に示すように、紙幣入金部20は、筐体1の前面の幅方向中央位置に配置されて開口された紙幣入金口21と、この紙幣入金口21を開閉するために設けられたシャッタ22と、を有している。また、硬貨入金部30は、筐体1の上面手前側の幅方向中央位置に配置されて上方に向けて開口された硬貨入金口31と、この硬貨入金口31を開閉するために設けられたシャッタ(図示せず)と、を有している。なお、紙幣は、紙幣の長手方向を装置幅方向に、紙幣の短手方向を装置奥行き方向にそれぞれ合わせて、紙幣入金口21に挿入されることとなる。
また、図2に示すように、紙幣収納部160は、金種別に紙幣を収納する複数の金種別紙幣収納庫161と、金種別紙幣収納庫161内で昇降することで紙幣を昇降させる紙幣リフト162とを有する。また、図3に示すように、硬貨収納部170は、金種別に硬貨を収納するための複数の金種別硬貨収納庫171と、金種別硬貨収納庫171内の硬貨を搬送するための収納硬貨搬送部172とを有する。なお、収納硬貨搬送部172は、硬貨搬送ベルト173と、この硬貨搬送ベルト173を回転させるプーリー174と、このプーリー174を回転させる駆動モータ(図示せず)を有している。
また、図2に示すように、紙幣処理ユニットは、紙幣収納部160の他に、回収紙幣を収納するために用いられる紙幣カセット165を有している。また、図3に示すように、硬貨処理ユニットは、硬貨収納部170の他に、回収硬貨を収納するために用いられる硬貨カセット175も有している。そして、収納硬貨搬送部172によって搬送された硬貨は、カセットシュート切換部179によって、硬貨出金部35r,35lに投出されるか、硬貨カセット175に収納されるかが切り換えられる。
また、図1に示すように、紙幣出金部25は、筐体1の前面の幅方向中央位置で紙幣入金口21の下方に配置された紙幣出金口26と、この紙幣出金口26を開閉するために設けられたシャッタ(図示せず)とを有している。また、図1および図2に示すように、硬貨出金部35(35r,35l)は、筐体1の前面の幅方向左右端位置に設けられて左右のテラー用に設けられた硬貨出金口36(36r,36l)と、各硬貨出金口36(36r,36l)の下方に設けられた凹部に配置されて装置内から払い出される硬貨を受け入れる硬貨出金ボックス37(37r,37l)と、を有している。
なお、紙幣出金口26の両側近傍には、紙幣出金口26に紙幣が払い出されたことを点滅表示する紙幣出金ランプが設けられている。また各硬貨出金口36r,36lの近傍には、対応する硬貨出金口36r,36lに硬貨が払い出されたことを点滅表示する硬貨出金ランプがそれぞれ設けられている。ところで、紙幣は、紙幣の長手方向を装置幅方向に、紙幣の短手方向を装置奥行き方向にそれぞれ合わせて、紙幣出金口26から払い出されることとなる。
また、図1に示すように、筐体1の前面の幅方向中央位置で紙幣出金口26の下方には、前方に向けて開口された凹部内にリジェクト紙幣を収納するリジェクトボックス42が開閉可能に配置されている。リジェクトボックス42には、凹部内にリジェクトボックス42が挿入された状態で、施錠、解錠するリジェクトボックスキー挿入部45が設けられている。
また、図1に示すように、筐体1の上面の幅方向左右端位置には、左右のテラー用にキー入力部61r,61l,66r,66lがそれぞれ設けられている。キー入力部61r,61l,66r,66lは、左右のテラーで紙幣の入出金処理の占有を指示するための紙幣処理ユニット占有キー61r,61lと、左右のテラーで硬貨の入出金処理の占有を指示するための硬貨処理ユニット占有キー66r,66lとを有している。これら紙幣処理ユニット占有キー61r,61lおよび硬貨処理ユニット占有キー66r,66lの各々にはランプが内蔵されている。そして、このランプは、例えば対応する硬貨処理ユニットまたは紙幣処理ユニットが占有されている場合に点灯し、対応する硬貨処理ユニットまたは紙幣処理ユニットが占有されていない場合に消灯するなど、必要に応じて点灯、消灯されるように構成されている。
また、図1に示すように、筐体1の上面の幅方向中央には装置表示部70が設けられ、筐体1の上面右側には複数のファンクションキー71が設けられている。装置表示部70では、所定の情報、例えばファンクションキー71の機能、トラブル時のメッセージ、ガイダンスメッセージなどが表示される。ファンクションキー71では、装置表示部70の表示切換、貨幣処理装置100で行われる処理の選択などの操作が可能になっている。
また、図1に示すように、筐体1の前面の紙幣入金口21の右側には、貨幣処理装置100の電源をON/OFFする電源スイッチ5が設けられている。また、紙幣出金口26の左側には、入金処理や出金処理などが実行される通常処理モードから、精査処理が行われる精査処理モードに切換可能にする入金出金モード管理キー51が設けられている。また、紙幣出金口26の右側には、上部ユニット50を施錠、解錠するための上部キー挿入部55が設けられている。なお、この上部ユニット50は、筐体1から前方に引き出すことで筐体1から取り外すことができ(開けることができ)、他方、筐体1に向かって押すことによって筐体1に取り付けることができる(閉めることができる)ようになっている。
また、図1に示すように、筐体1の前面でリジェクトボックス42が挿入される凹部の下方には、下部扉10が開閉可能に取り付けられている。この下部扉10には、下部扉10の閉鎖状態で施錠、解錠される下部扉キー挿入部15が設けられている。そして、下部扉10の内側には、紙幣カセット165が装置幅方向中央位置に着脱可能に配置されているとともに、この紙幣カセット165に対して装置幅方向の一側に並んで硬貨カセット175が着脱可能に配置されている(図2および図3参照)。
なお、本実施の形態では、上述したリジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10が、開閉部を構成している。
また、図4に示すように、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10の各々には、バッテリーなどによって電源OFF時(貨幣処理装置100の電源が切られてOFF状態になっている時)でも動作可能となっており、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10が開けられたことを検知する開閉検知部81a,81b,81cが設けられている。なお、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が「開けられた」というのは、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が実際に開けられたことだけでなく、リジェクトボックスキー挿入部45、上部キー挿入部55または下部扉キー挿入部15にキーか入れられて解錠されたことも意味している。ところで、開閉検知部81a,81b,81cとしては、例えば、開閉動作による電気的、磁気的な変化を検出するセンサなど、従来から知られているものを利用することができる。
また、図4に示すように、開閉検知部81a,81b,81cの各々には、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10が開けられたことが開閉検知部81a,81b,81cによって検知されたことを記憶する記憶部82が、後述する制御部85を介して接続されている。
また、図4に示すように、紙幣搬送部120、紙幣識別部150および紙幣収納部160(とりわけ紙幣リフト162)、並びに、硬貨搬送部130、硬貨識別部155および硬貨収納部170(とりわけプーリー173を回転させる駆動モータ)には、これらを制御する制御部85が接続されている。
この制御部85は、記憶部82に接続され、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が開けられたことが、記憶部82に記憶されているかを確認するように構成されている。そして、この制御部85は、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50、または、下部扉10が開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には、貨幣処理装置100の電源がONされた後であっても、精査処理を行った後でのみ通常処理を可能とする
また、本実施の形態の記憶部82は、電源をOFFした時点で貨幣処理装置100(金種別紙幣収納庫161と金種別硬貨収納庫171、および/または、紙幣カセット165と硬貨カセット175)内に収納されている金種別の貨幣の枚数からなる在高データを記憶するように構成されている。そして、制御部85は、この在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合にのみ、通常処理を可能とするように構成されている。
また、制御部85は、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が開けられたりしたことが記憶部82に記憶されていると、異常が発生したことを示す警告メッセージと、開けられた時間と場所(リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10の少なくとも一つ)を含む装置開閉履歴情報を装置表示部70に表示させるようにも構成されている。なお、このとき、制御部85は、警告メッセージと問題となる装置開閉履歴情報を、他の表示と色やフォントを変えたり、点滅させたりすることで、装置表示部70に強調表示させる。
また、制御部85は、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には、管理者によるパスワード入力などの解除操作が行われた場合にのみに次の操作を受け付ける。つまり、解除操作が行われない場合には、貨幣処理装置100は次の操作を受け付けない状態になる。なお、制御部85は、パスワード入力などの解除操作を行った管理者(解除者)に関する情報を記憶部82に記憶させるように構成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。
本実施の形態の貨幣処理装置100は、銀行などの金融機関において左右の2人のテラー間に設置されて利用される。そして、紙幣処理ユニット占有キー61r,61lによって、左右のテラーで紙幣の入出金処理の占有が指示される。同様に、硬貨処理ユニット占有キー66r,66lによって、左右のテラーで硬貨の入出金処理の占有が指示される。
このように左右のテラーで占有を行いつつ、業務が行われる。そして、一日の業務が終了すると、貨幣処理装置100の電源が切られて貨幣処理装置100がOFF状態になる。そして、翌日の業務が開始される時点で、貨幣処理装置100の電源が入れられた貨幣処理装置100がON状態になる。なお、一日の業務が終了して貨幣処理装置100がOFF状態になるときに、制御部85によって、貨幣処理装置100内に収納されている金種別の貨幣の枚数からなる在高データが記憶部82に記憶される。
上述のように貨幣処理装置100がON状態になったときに、本実施の形態の貨幣処理装置100は、以下のように動作する。なお、本実施の形態の貨幣処理装置100の動作については、主に図5に示されたフロー図を用いて説明する。
貨幣処理装置100がON状態になると(ST11参照)、まず、制御部85によって、電源OFF時にリジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれか(開閉部)が開けられたことが記憶部82に記憶されているか、すなわち開放情報があるかが確認される(ST13参照)。
ここで、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれも開けられたことが記憶部82に記憶されていなければ(開放情報なし)(ST13の「NO」参照)、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となり、何ら問題なく通常の業務で貨幣処理装置100が用いられ、通常処理が行われる(ST30参照)。
他方、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれかについて、開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には(開放情報あり)(ST13の「YES」参照)、装置表示部70に、開けられたことを示す警告メッセージと、開けられた時間と開けられた箇所(リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10の少なくとも一つ)を含む装置開閉履歴情報が表示される(ST21参照)。このとき、警告メッセージと問題となる装置開閉履歴情報が、他の表示と色やフォントが変えられたり点滅されたりすることで、装置表示部70に強調表示される。このため、テラーなどの操作者は、異常があったことを一目で認識することができる。なお、このような異常があった場合には、装置表示部70による強調表示の他に、報知部(図示せず)によってアラーム音などを鳴らしてもよい。
次に、異常状態を解除するための解除操作が行われる(ST23参照)。なお、本実施の形態では、管理者などの解除者によるパスワード入力などの解除操作が行われた場合にのみ、次の操作を受け付ける。このため、管理者による解除を確実に行わせることができ、テラーなどによって勝手に異常状態が解除されることを防止することができ、テラーなどが異常の発生を隠蔽することを防止することができる。
また、本実施の形態では、解除操作を行った管理者(解除者)に関する情報が、制御部85によって記憶部82に記憶される。このため、開閉部(リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10)の開閉を管理者が行って不正を働いた場合であっても、不正を働いた管理者を特定することができ、管理者による不正を抑止することができる。
管理者による解除操作が行われると、次に、精査処理を行うことが要求されて、精査処理が行われる(ST25参照)。このとき、制御部85が、電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合にのみ、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となる(ST27およびST30参照)。他方、在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しない場合には、異常事態が発生したとして貨幣処理装置100の利用は停止される(異常終了)(ST35参照)。
このとき、装置表示部70には異常終了したことが表示される。
精査処理の方法には以下のような2つの方法が考えられうる。一つめの方法としては、貨幣処理装置100内に集積された貨幣を、識別部150,155で識別計数して、貨幣処理装置100内に収納されている貨幣の在高を実際にカウントする方法(現物による精査)がある。また、二つめの方法としては、一日の業務開始前の貨幣処理装置100のカウント値(前日のカウント値)と、一日の業務終了後の貨幣処理装置100のカウント値とを記憶しておき、一日の業務終了後の貨幣処理装置100のカウント値と一日の業務開始前の貨幣処理装置100のカウント値との差分から在高を決定する方法(データによる精査)がある。ここで、カウント値とは、貨幣処理装置100で処理を行った各金種の処理枚数のことを意味している。
ところで、二つめの方法である「データによる精査」を行う場合には、貨幣処理装置100におけるカウント値をオペレータ用の操作端末90や管理者用の管理者端末95などの上位端末に記憶しておき(図8参照)、上位端末で、一日の業務終了後の貨幣処理装置100のカウント値と一日の業務開始前の貨幣処理装置100のカウント値との差分から在高を決定してもよいし、貨幣処理装置100におけるカウント値を記憶部82で記憶しておき、制御部85が、一日の業務終了後の貨幣処理装置100のカウント値と一日の業務開始前の貨幣処理装置100のカウント値との差分から在高を決定してもよい。
なお、本実施の形態では、貨幣が盗まれるなどしてカウント値と実際に収納されている貨幣の枚数がずれることを想定しているため、一つめの方法である「現物による精査」によって精査処理が行われることとなる。
本実施の形態では、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には、電源がONされた後であっても、精査処理を行った後でのみ通常処理を可能とする。このため、確実に精査処理を行うことができ、電源が切られて貨幣処理装置100がOFF状態となっている際に、貨幣処理装置100内の貨幣が盗まれるなどの不正が行われた場合であっても確実に検知することができる。このため、不正を働こうとする者に対して、抑止力を与えることができ、高いセキュリティを達成することができる。
(変形例)
ところで、上記では、制御部85が、在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合にのみ、通常処理を可能とする態様を用いて説明したが、これに限られることはなく、電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しなくても、管理者などの所定の操作者である場合に限り、通常処理を可能とする態様であってもよい。このような場合(変形例)の貨幣処理装置100の動作について、主に図6に示されたフロー図を用いて、以下説明する。なお、詳細については、上記の実施の形態と重複するため省略しつつ説明する。
貨幣処理装置100がON状態になると(ST11参照)、まず、制御部85によって、電源OFF時にリジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれかが開けられたことが記憶部82に記憶されているかが確認される(ST13参照)。
ここで、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれも開けられたことが記憶部82に記憶されていなければ(開放情報なし)(ST13の「NO」参照)、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となり、何ら問題なく通常の業務で貨幣処理装置100が用いられ、通常処理が行われる(ST30参照)。
他方、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれかについて、開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には(開放情報あり)(ST13の「YES」参照)、装置表示部70に、開けられたことを示す警告メッセージと、開けられた時間と開けられた箇所を含む装置開閉履歴情報が表示される(ST21参照)。
このような表示を受けて、管理者などの解除者によって解除操作が行われる(ST23参照)。次に、精査処理を行うことが要求されて、精査処理が行われる(ST25参照)。このとき、制御部85が、電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合には、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となる(ST27およびST30参照)。他方、在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しない場合には、管理者などの信頼のおける所定の操作者が操作しているかが確認される(ST40参照)。
ここで、所定の操作者が操作していると確認された場合には、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となる(ST40およびST30参照)。他方、所定の操作者が操作していると確認されない場合には、異常事態が発生したとして貨幣処理装置100の利用は停止され続ける(異常終了)(ST35参照)。
このような態様によれば、電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しなかった場合であっても、信頼のおける所定の操作者が貨幣処理装置100の操作を行うので、電源OFF時の不正を隠匿するような行動を行う危険が少ない。このため、例え電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しなくても、貨幣処理装置100の利用を可能としつつ、不正の隠匿も防止することができる。
なお、所定の操作者であるかは、ファンクションキー71を介してパスワードが入力されることなどによって認識されたり、オペレータ用の操作端末90(図7参照)などの上位端末を介してパスワードが入力されることなどによって認識されたりする。
また、上記では、警告メッセージと問題となる装置開閉履歴情報が、装置表示部70に表示される態様を用いて説明したが、これに限られることはない。例えば、貨幣処理装置100と、貨幣処理装置100に接続されて端末表示部90aを有するオペレータ用の操作端末90や、複数のオペレータ用の操作端末90に接続されて端末表示部95aを有する管理者用の管理者端末95とが通信可能となっている場合には、制御部85が当該端末表示部90a,95aに警告メッセージと装置開閉履歴情報を表示させてもよい(図7参照)。またこのとき、制御部85は、警告メッセージと装置開閉履歴情報を、他の表示と色やフォントを変えたり、点滅させたりすることで、端末表示部90a,95aに強調表示させてもよい。
ところで、このようにオペレータ用の操作端末90や管理者用の管理者端末95などの端末が貨幣処理装置100に接続されている場合には、特にファンクションキー71が設けられている必要はない(図7参照)。
第2の実施の形態
次に、図8により、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態は、記憶部82に電源OFF時に開閉部が開けられたことが記憶されていると、制御部85は、電源ON後であっても精査処理を行った後でのみ通常処理を可能とする態様であったが、本実施の形態では、記憶部82に電源OFF時に開閉部が開けられたことが記憶されていると、制御部85が、電源をONした後(電源ON後)の入出金に関する情報を、電源をONする前(電源ON前)の在高に関する情報と区別して記憶部82に記憶させる態様になっている。第2の実施の形態において、その他の構成は、第1の実施の形態と略同一の態様となっている。
図8に示す第2の実施の形態において、図1乃至図7に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお、第1の実施の形態と重複する部分については、省略しつつ説明する。
貨幣処理装置100がON状態になると(ST11参照)、まず、制御部85によって、電源OFF時にリジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれかが開けられたことが記憶部82に記憶されているかが確認される(ST13参照)。
ここで、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれも開けられたことが記憶部82に記憶されていなければ(開放情報なし)(ST13の「NO」参照)、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となり、何ら問題なく通常の業務で貨幣処理装置100が用いられ、通常処理が行われる(ST30参照)。
他方、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50および下部扉10のいずれかについて、開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には(開放情報あり)(ST13の「YES」参照)、装置表示部70に、開けられたことを示す警告メッセージと、開けられた時間と開けられた箇所を含む装置開閉履歴情報が表示される(ST21参照)。
このような表示を受けて、管理者などの解除者によって解除操作が行われる(ST23参照)。このことによって、入金処理、出金処理などの通常処理が可能となる(ST31参照)。なお、このように通常処理が行われている間、貨幣処理装置100の電源をONした後の入出金に関する情報が、電源をONする前の在高に関する情報と区別して記憶部82に記憶される(ST31参照)。
このように通常処理を行って、例えば一日の業務が終了した時点で、精査処理が行われる(ST25参照)。より具体的には、貨幣処理装置100内に集積された貨幣を識別部150,155で識別計数して貨幣処理装置100内に収納されている貨幣の在高を実際にカウントし、そのカウント結果から電源をONした後の入出金のデータ(カウント)を差し引くことによって、精査処理が行われる。なお、制御部85は、例えば電源をOFFする旨の信号や操作者から与えられる精査処理を行う旨の信号などの所定の信号を受けた時点で精査処理を行わせる。
精査処理を行った結果、電源OFF時の在高データと精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致した場合には、貨幣処理装置100の電源がOFFされて(ST36参照)、終了される。他方、電源OFF時の在高データと、精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しない場合には、異常事態が発生したとして貨幣処理装置100の利用は停止される(異常終了)(ST35参照)。
このように本実施の形態では、電源OFF時に、リジェクトボックス42、上部ユニット50または下部扉10が開けられたことが記憶部82に記憶されている場合には、電源をONした後の入出金に関する情報を、電源をONする前の在高に関する情報と区別して記憶部82に記憶させ、精査処理が例えば一日の業務が終了した時点で行われる。
このため、第1の実施の形態のように、貨幣処理装置100の利用を開始する前に精査処理を行う必要がなく、貨幣処理装置100が利用できなくなる事態が発生することを防止することができる。すなわち、貨幣処理装置100が開閉された可能性があれば、本来ならば第1の実施の形態のようにまず精査処理をしたいところではあるが、例えば銀行が開店直前である場合などには、貨幣処理装置100が利用できないと銀行業務に支障をきたすこととなる。この点、本実施の形態によれば、とりあえず精査処理を行うことなく貨幣処理装置100を利用することができる。
また、時間的には後回しになるものの、本実施の形態でも確実に精査処理が行われる。
このため、第1の実施の形態と同様、貨幣処理装置100がOFF状態となっている際に、貨幣処理装置100内の貨幣が盗まれるなどの不正が行われれば、その不正を確実に検知することができる。このため、不正を働こうとする者に対して、抑止力を与えることができ、高いセキュリティを達成することができる。
ところで、精査処理を、電源をOFFする旨の信号を制御部85が受けたことに基づいて行う場合には、精査処理が行われずに貨幣処理装置100がOFF状態になることを防止することができる。
他方、精査処理を、操作者から与えられる精査処理を行う旨の信号を制御部85が受けたことに基づいて行う場合には、精査処理が行われずに貨幣処理装置100がOFF状態にされる可能性がある。このため、電源をOFFする旨の信号を受けた際に未だ精査処理をする旨の信号を受けていない場合には、制御部85が、装置表示部70や端末表示部90a,95aに精査処理が行われていないことを表示させて、報知させることが好ましい。
ところで、上記の各実施の形態では、貨幣処理装置として、貨幣の入金処理と出金処理の両方を行うことができる入出金機を例にとって説明したが、内部に貨幣が残される装置であれば、これに限られることはなく、例えば入金処理のみを行うことができる入金機や、出金処理のみを行うことができる出金機を、貨幣処理装置として用いることもできる。
1 筐体
10 下部扉(開閉部)
15 下部扉キー挿入部
20 紙幣入金部
25 紙幣出金部
30 硬貨入金部
35(35r,35l) 硬貨出金部
42 リジェクトボックス(開閉部)
45 リジェクトボックスキー挿入部
50 上部ユニット(開閉部)
55 上部キー挿入部
70 装置表示部
71 ファンクションキー
81a,81b,81c 開閉検知部
82 記憶部
85 制御部
100 貨幣処理装置
120 紙幣搬送部
130 硬貨搬送部
150 紙幣識別部
155 硬貨識別部
160 紙幣収納部
170 硬貨収納部

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ、開閉可能な開閉部と、
    電源がOFF状態でも動作可能となっており、前記開閉部が開けられたことを検知する開閉検知部と、
    電源がOFF状態の時に、前記開閉検知部によって前記開閉部が開けられたことが検知されたことを記憶する記憶部と、
    所定の情報を表示する装置表示部と、
    前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、前記装置表示部に異常が発生したことを表示させる制御部と、
    を備えた貨幣処理装置であって、
    前記記憶部は、電源がOFFされた時点における当該貨幣処理装置内に収納されている貨幣の在高データを記憶し、且つ、電源がONされた後の入出金に関する情報を記憶するようになっており、
    前記制御部は、電源がONされた後の入出金に関する情報を前記記憶部に記憶させるようになっており、
    前記制御部は、電源をOFFする旨の信号、又は操作者から与えられる精査処理を行う旨の信号を受けた時点で精査処理を行わせ、前記在高データと当該精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しているかを確認するようになっている
    ことを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、電源がONされた後であっても精査処理を行った後で通常処理を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、パスワード入力による解除操作が行われたときにのみ、通常処理を可能とする請求項1または2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記在高データと前記精査処理によって計数された金種別の貨幣の在高データとが一致しない場合には、所定の操作者である場合に限り、通常処理を可能とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記開閉部が開けられた時間を含む装置開閉履歴情報を記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の貨幣処置装置。
  6. 前記制御部は、前記装置表示部に異常が発生したことを強調表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  7. 貨幣処理装置と、
    前記貨幣処理装置と通信可能であるとともに、端末表示部を有する端末と、
    を備え、
    前記貨幣処理装置は、
    筐体と、
    前記筐体に設けられ、開閉可能な開閉部と、
    電源がOFF状態でも動作可能となっており、前記開閉部が開けられたことを検知する開閉検知部と、
    電源がOFF状態の時に、前記開閉検知部によって前記開閉部が開けられたことが検知されたことを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、前記端末表示部に異常が発生したことを表示させる制御部と、
    有し、
    前記記憶部は、電源がOFFされた時点における当該貨幣処理装置内に収納されている貨幣の在高データを記憶し、且つ、電源がONされた後の入出金に関する情報を記憶するようになっており、
    前記制御部は、電源がONされた後の入出金に関する情報を前記記憶部に記憶させるようになっており、
    前記制御部は、電源をOFFする旨の信号、又は操作者から与えられる精査処理を行う旨の信号を受けた時点で精査処理を行わせ、前記在高データと当該精査処理によって計数された金種別の貨幣の枚数とが一致しているかを確認するようになっている
    ことを特徴とする貨幣処理システム。
  8. 前記制御部は、前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、電源がONされた後であっても精査処理を行った後で通常処理を可能とすることを特徴とする請求項7に記載の貨幣処理システム。
  9. 前記制御部は、前記記憶部に電源がOFF状態の時に前記開閉部が開けられたことが記憶されている場合、パスワード入力による解除操作が行われたときにのみ、通常処理を可能とする請求項7または8に記載の貨幣処理システム
  10. 前記制御部は、前記在高データと前記精査処理によって計数された金種別の貨幣の在高データとが一致しない場合には、所定の操作者である場合に限り、通常処理を可能とする
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の貨幣処理システム。
  11. 前記記憶部は、前記開閉部が開けられた時間を含む装置開閉履歴情報を記憶することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の貨幣処置システム。
  12. 前記制御部は、前記装置表示部に異常が発生したことを強調表示させることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の貨幣処置システム。
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