JP6153821B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、熱による障子の変形を規制する建具に関する。
サッシ枠内をスライド移動可能に設けられた、例えば引き違い障子の戸先框内に戸先錠を備え、障子が閉じた状態で、戸先錠によりサッシ枠に係止される障子を備えたサッシが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなサッシの障子は、例えば、クレセント錠を備えた障子のように戸尻となる召合框より外側に錠が突出しないため、意匠性に優れている。
特開2011−42935号公報
しかしながら、戸先錠によりサッシ枠に係止される障子は、各々の召合框が対向すべき位置にて各召合せ框の見付け方向の位置が規制されていないので、火災などにより加熱された際に、框が熱により膨張するように変形し、横框が伸長すると、各々の召合框が見付け方向に移動する、或いは、召合せ框に反りが生じてしまう。このため、引き違い障子の召合せ部をなす障子の戸尻部分に隙間が生じてしまうおそれがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加熱されても障子の戸尻側の部位に隙間が生じないように障子の変形を規制する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、枠体と、前記枠体に対して開閉可能に移動する障子と、を有する建具であって、前記障子を閉じた際に当該障子の戸尻部と、当該戸尻框と見込み方向において対向する対向部と、のうちのいずれか一方を一方側部とし、他方を他方側部とし、前記一方側部には、前記障子を閉じた状態にて、前記一方側部の見付け面と離間して配置される離間部と、前記離間部から前記一方側部の見付け面に向かって延出された延出部と、を有する第1部材が設けられ、前記他方側部には、前記障子を閉じた状態にて、前記一方側部に向かって突出して前記離間部より前記一方側部の見付け面側に配置される突出部を有する第2部材が設けられ、前記第1部材は、前記障子の開閉移動に伴って前記第2部材に対して相対移動可能であり、前記障子を閉じた状態にて、前記延出部は、見込み方向において前記突出部より前記他方側部側に位置しており、前記障子が加熱されることにより、前記相対移動を規制すべく見付け方向において当該第2部材と対向する位置に配置されるように前記第1部材が変形して前記第2部材と係合したときに、前記相対移動が規制されることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、障子が閉じられた状態にて一方側部に設けられた第1部材は、障子が加熱されることにより伸長するように変形して第2部材と係合し、相対移動が規制されるので、障子が火災などにより加熱されたとしても、障子の戸尻部と対向部との間では大きなずれは生じない。このため、戸尻部と対向部との間に隙間が生じることを防止することが可能である。
また、第1部材は加熱されることにより変形して前記第2部材と係合可能となるので、加熱されなければ変形することはなく、第2部材は障子のスライドに伴って第1部材と相対移動可能である。このため、障子が加熱されないときには、障子を開閉可能にスライドすることが可能である。
また、第1部材が有する延出部は、障子が加熱されることにより、相対移動を規制すべく見付け方向において第2部材と対向する位置に配置されるので、障子が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、延出部が第2部材に接触して、障子の見付け方向への更なる変形が規制される。このため、障子の変形を抑えて、障子の戸尻部と対向部との間に隙間が生じることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられた弾性変形可能な金属製の部材であり、前記一方側部と前記延出部との間に、前記戸尻部、前記対向部、及び、前記第1部材より融点が低い隙間形成部材が介在されて弾性変形されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記隙間形成部材が溶融されるとともに前記第1部材の弾性変形が復元されるべく変形することが望ましい。
このような建具によれば、一方側部に一端が固定された第1部材は、他端に設けられた延出部と一方側部との間に、隙間形成部材が介在されて弾性変形されているので、延出部を一方側部と間隔を隔てて配置しておくことが可能である。また、隙間形成部材は、戸尻部、対向部、及び、第1部材より融点が低いので、障子が加熱された際には溶融されて、延出部が一方側部に移動する。これにより、障子が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、延出部と第2部材とが係合して、障子の見付け方向への更なる変形が規制される。このため、障子の変形を抑えて、障子の戸尻部と対向部との間に隙間が生じることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられた弾性変形可能な金属製の部材であり、前記一方側部と前記延出部との間に、加熱発泡材が介在されて弾性変形されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記加熱発泡材が発泡するとともに前記第1部材の弾性変形が復元されるべく変形することとしてもよい。
このような建具によれば、一方側部に一端が固定された第1部材は、他端に設けられた延出部と一方側部との間に、加熱発泡材が介在されて弾性変形されているので、延出部を一方側部と間隔を隔てて配置しておくことが可能である。また、障子が加熱された際には、加熱発泡材が発泡して密度が低くなり脆くなるので、第1部材の弾性により延出部が一方側部に移動する。これにより、障子が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、延出部と第2部材とが係合して、障子の見付け方向への変形が規制される。このため、障子の変形を抑えて、障子の戸尻部と対向部との間に隙間が生じることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられ、線膨張係数が互いに異なる2種類の金属が積層された金属積層部材であり、前記2種類の金属のうち、線膨張係数が小さい方の金属が、前記一方側部に、前記2種類の金属のうち、線膨張係数が大きい方の金属が、前記一方側部と反対側に配置されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記金属積層部材が前記線膨張係数の相違により変形することとしてもよい。
このような建具によれば、一方側部に一端が固定された第1部材は、他端に設けられた延出部が、一方側部と間隔を隔てて配置されている。また、第1部材は、金属積層部材のうち、線膨張係数が小さい方の金属が一方側部に、線膨張係数が大きい方の金属が一方側部と反対側に配置されているので、障子が加熱された際には、線膨張係数の大きい方の金属が、線膨張係数の小さい方の金属より伸長することにより屈曲して、延出部が一方側部に移動する。これにより、障子が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、延出部と第2部材とが係合して、障子の見付け方向への変形が規制される。このため、障子の変形を抑えて、障子の戸尻部と対向部との間に隙間が生じることを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記戸尻部及び前記対向部には、互いに対向する方向に向かってそれぞれ突出された第1片の先端が、見付け方向において互いに反対方向に延出された第2片を各々備え、前記障子を閉じた際に、前記対向部に設けられた前記第2片が、前記戸尻部に設けられた前記第2片に対し、前記対向部と反対側に位置して互いの前記第2片が見込み方向において重なるように配置された煙返しを備え、前記障子が加熱されたときに、前記第1部材は、各々の前記第2片が見込み方向において重なっている状態で前記第2部材と係合することが望ましい。
このような建具によれば、第1部材は、障子が加熱されたときに、煙返しを構成する各々の第2片が見込み方向において重なっている状態で第2部材を係止する。このため、障子が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、煙返しの各々の第2片が見込み方向において重なっている状態が維持される。よって、障子が加熱されたとしても、障子の戸尻側の部位に隙間が生じることをより確実に防止することが可能である。
本発明によれば、加熱されても障子の戸尻側の部位に隙間が生じないように障子の変形を規制する建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を備えた引き違い方式の建具を示す横断面図である。 内障子及び外障子との間に設けられた煙返しを示す横断面図である。 内障子において規制部材が設けられた召合框を示す斜視図である。 外障子においてピンが設けられた召合框を示す斜視図である。 隙間形成部材が溶融した後のピンと規制部材との関係を示す斜視図である。 隙間形成部材が介在されているピンと規制部材との関係を示す斜視図である。 建具の構成を示す横断面図である。 図8(a)は、規制部材とピンとが離れた状態を示す横断面図であり、図8(b)は、ピンが規制部材の切欠部入り込む状態を示す横断面図であり、図8(c)は、内障子と外障子の戸先部が係止されたときの規制部材とピンの状態を示す横断面図であり、図8(d)は、隙間形成部材が溶融した後の規制部材とピンの状態を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、建具を備えた引き違い方式の建具を例に挙げて説明する。
以下の説明においては、躯体に取り付けられた建具を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、後述する召合框および戸尻框の見付け幅をあらわす方向を見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、建具を構成する各部材については、単体として説明する場合であっても、建具が躯体に取り付けられた状態で上下方向、見付け方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の建具は、図1に示すように、枠体2により形成されている開口2aを開閉可能に見付け方向にスライドする内障子3と外障子4とが設けられている引き違い方式の建具(以下、単に建具という)1である。
内障子3及び外障子4は、いずれも矩形状の複層ガラス5の周縁部を収容するように複層ガラス5の四方に設けられた上框(不図示)、下框6、枠体2に当接される戸先部としての戸先框7、及び、召合框をなす戸尻部としての戸尻框8(38、48)が框組みされた框体9を有している。
上框(不図示)、下框6、戸先框7、及び、戸尻框8(38、48)は、いずれもアルミニウム製の押出成形部材であり、各々長手方向に貫通する中空部7a、8aを有しており、中空部7a、8a内には、断面がコ字状をなす鉄製の補強部材10がほぼ全長に渡って設けられている。
また、戸先框7の中空部7a内には、内障子3及び外障子4を閉じた状態にて、戸先框7が当接される枠体2の部位と係合して内障子3及び外障子4を係止する戸先錠11が設けられている。
本建具1において障子の変形規制構造は、内障子3の戸尻框38と外障子4の戸尻框48との間、すなわち、内障子3と外障子4との召合せ部の、上下方向における中央に設けられている。本実施形態の建具1は、引き違い方式なので、内障子3及び外障子4のいずれか一方が、開口2aを閉じた状態で戸先框(戸先部)7が係止される障子に相当し、また、内障子3の戸尻框38及び外障子4の戸尻框48のうちのいずれか他方は、障子の戸先が係止された状態にて戸尻部と見込み方向において対向する対向部に相当する。
内障子3の戸尻框38と外障子4の戸尻框48とが対向する召合せ部に、図2に示すように煙返し13が設けられている。
煙返し13は、内障子3の戸尻框38と外障子4の戸尻框48に、それぞれ互いに対向する方向に向かってそれぞれ突出された第1片38a、48aを有し、第1片38a、48aの先端が、見付け方向において互いに反対方向に延出された第2片38b、48bが、戸尻框38、48の長手方向のほぼ全長に渡って各々設けられて形成されている。すなわち、内障子3及び外障子4を閉じた状態の内障子3の戸尻框38には、外障子4の戸尻框48に向かって突出された第1内片38aを有し、第1内片38aの先端から見付け方向において内障子3の戸先側に延出された第2内片38bが設けられている。
内障子3及び外障子4を閉じた状態の外障子4の戸尻框48には、内障子3の戸尻框38に向かって突出された第1外片48aを有し、第1外片48aの先端から見付け方向において外障子4の戸先側に延出された第2外片48bが設けられている。内障子3の戸尻框38の第1内片38a及び第2内片38bと、外障子4の戸尻框48の第1外片48a及び第2外片48bとは、内障子3及び外障子4を閉じた際に、外障子4の戸尻框48に設けられた第2外片48bが、内障子3の戸尻框38に設けられた第2内片38bより内障子3側に位置し、第2内片38bと第2外片48bとが見込み方向において重なるように配置されている。
また、外障子4の戸尻框48には、第2外片48bより戸尻側に、軟質合成樹脂製のシール材12が、戸尻框48の長手方向のほぼ全長に渡って内障子3の戸尻框38に接触するように設けられている。
本建具1において障子の変形規制構造は、図3、図4に示すように、内障子3の戸尻框38の第1内片38a及び第2内片38bと、外障子4の戸尻框48の第1外片48a及び第2外片48bとの一部を切除して設けられている。また、内障子3の戸尻框38において外障子4の戸尻框48と対向し、規制部材20が固定されている面には、規制部材20の上下に、戸尻框38に沿って加熱発泡材30が設けられている。また、外障子4の戸尻框48おいて内障子3の戸尻框38と対向しピン21が設けられている面には、戸尻框48の見付け方向において第2外片48bと反対側に偏らせ、戸尻框48に沿って加熱発泡材30が設けられている。尚、図中では、規制部材20及びピン21が設けられている位置にて上下に分割した加熱発泡材30を設けた例を示しているが、規制部材20及びピン21を避けていれば、内障子3及び外障子4の戸尻框38、48の全長にわたるように設けても、また、上下の加熱発泡材30間を繋ぐように設けてもよい。
本実施形態の障子の変形規制構造は、内障子3の戸尻框38の第1内片38a及び第2内片38bを切除した部位に配置された第1部材としての規制部材20と、外障子4の戸尻框48の第1外片48a及び第2外片48bを切除した部位に配置された金属製の第2部材としてのピン21と、規制部材20と内障子3の戸尻框38との間に介在される隙間形成部材22と、を有している。
規制部材20は、弾性変形可能な金属製の板ばねにて形成されており、2つの壁部20a、20bがほぼ直交して水平断面がほぼL字状をなしている。L字状をなす2つの壁部20a、20bのうちの一方は、一端が内障子3の戸尻框38に固定される固定壁部20aであり、固定壁部20aの他端がL字状に折り曲げて形成され、ピン21と係合する延出部としての規制壁部20bである。
固定壁部20aは、一端側が戸尻框38の、外障子4の戸尻框48と対向する面における、切除した第1内片38aより戸尻側に当接され、他端側が切除した第1内片38aより戸先側に突出するように配置されて、中空部8a内に設けられた補強部材10にビス止めされている。また、固定壁部20aの他端側には、上下方向における中央に、規制壁部20bから繋がって見付け方向に沿って切り欠かれたU字状の切欠部20cが設けられている。このため、規制壁部20bは、切欠部20cを挟んで上下2つに分かれている。
内障子3の戸尻框38は、第1内片38a及び第2内片38bの一部を切除している為、切除した部位においては、第1内片38aより見付け方向の戸先側は、見込み方向において外障子4と反対側に窪んでいる。このため、規制部材20の固定壁部20aから折り曲げられた規制壁部20bを有する規制部材20が、単に第1内片38aの戸尻側にビス止めされると、図5に示すように、規制壁部20bが窪みに配置されて、規制部材20の固定壁部20aは平坦になる。このとき、戸尻框38との間に空隙Sを備えて配置される固定壁部20aが離間部に相当する。
本実施形態の規制部材20は、図6に示すように、規制壁部20bと内障子3の戸尻框38との間に隙間形成部材22が設けられ、介在された隙間形成部材22の厚み分弾性変形している。隙間形成部材22は、戸尻框38、48、規制部材20、ピン21より溶融温度が低い、例えば合成樹脂製のブロックである。隙間形成部材22は、切欠部20cを挟んで上側の規制壁部20b及び下側の規制壁部20bと戸尻框38との間にそれぞれ介在されている。
隙間形成部材22の上下方向の長さは、上側の規制壁部20b及び下側の規制壁部20bの上下方向の長さより短い。そして、上側の規制壁部20bと戸尻框38との間に介在される隙間形成部材22は、上側の規制壁部20bの下端、すなわち、切欠部20cの上縁より上方に位置するように配置され、下側の規制壁部20bと戸尻框38との間に介在される隙間形成部材22は、下側の規制壁部20bの上端、すなわち、切欠部20cの下縁より下方に位置するように配置されて戸尻框38に接着されている。このため、上側の隙間形成部材22の下端と下側の隙間形成部材22の上端との間隔L1は、切欠部20cの上下方向の幅L2より広く設けられている。
また、隙間形成部材22の見付け方向の幅W1は、図7に示すように、規制部材20の規制壁部20bの見付け方向の幅W2、すなわち、規制部材20を形成している板材の厚みより十分広く形成されている。隙間形成部材22は、規制壁部20bが隙間形成部材22の内障子3の戸尻側の縁部近傍にて当接されるように、規制壁部20bより内障子3の戸先側に偏らせて配置されている。
ピン21は、図6に示すように、内障子3及び外障子4を閉じた状態で、規制部材20に設けられた切欠部20cに入り込み、内障子3及び外障子4の開閉操作の際に、切欠部20cに沿って、規制部材20と相対移動可能に設けられている。
ピン21は、一端側に外障子4の戸尻框48が有する中空部8a内に設けられた補強部材10に固定された固定金具14(図7)に固定するためのねじ部21aが形成され、ねじ部21aと繋がった細軸部21bと、細軸部21bと繋がった他端側に突出部としての太軸部21cとを有している。
細軸部21bの直径D1は、切欠部20cの上下方向の幅より小さく形成されており、太軸部21cの直径D2は、切欠部20cの上下方向の幅L2より大きく、且つ、上側の隙間形成部材22の下端と下側の隙間形成部材22の上端との間隔L1より小さく形成されている。
ピン21は、ねじ部21aが固定金具14に螺合されて固定された状態で、太軸部21cが、戸尻框38との間に隙間形成部材22が介在された規制壁部20bの先端より戸尻側に位置するように形成されている。また、太軸部21cの見込み方向の厚みt1は、隙間形成部材22が介在された規制壁部20bの先端と隙間形成部材22が接着されている戸尻框38の面との間隔、すなわち、隙間形成部材22の厚みt2より薄く形成されている。
このため、規制部材20と内障子3の戸尻框38との間に隙間形成部材22が介在されている状態では、ピン21と規制部材20とは係合しないので、図8(a)〜図8(c)に示すように、内障子3及び外障子4は、見付け方向にスライドして開口2aを開閉自在である。
内障子3及び外障子4が閉じた状態、すなわち、内障子3及び外障子4の戸先框7が枠体2に係止されて障子を閉じた状態は、ピン21の細軸部21bが規制部材20の切欠部20cに入り込み、太軸部21cが規制部材20の固定壁部20aより内障子3側に位置している。
障子を閉じた状態で、火災などにより内障子3及び外障子4が加熱されると、召合せ部においては、戸尻框38、48、規制部材20、ピン21より溶融温度が低い隙間形成部材22が溶融し始める。このとき、規制壁部20bは、隙間形成部材22の縁部近傍にて当接されているので、より早く溶融し始める。また、このとき、隙間形成部材22が介在されることにより弾性変形されている規制部材20は、溶融して軟化した隙間形成部材22を、規制部材20が復元する弾性力により押圧し、図8(d)に示すように、規制部材20の固定壁部20aが平坦になるように変形する。すなわち、規制部材20は、規制壁部20bがピン21の相対移動を規制すべく見付け方向において当該ピン21と対向する位置に配置されるように変形し、ピン21と係合可能な状態となる。
規制部材20が変形するときには、内障子3または外障子4、或いは、内障子3と外障子4とが共に加熱されているので、アルミニウム製の上框、下框6、戸先框7、及び、戸尻框8は伸長するように変形する。特に、戸先框7が係止された内障子3及び外障子4は、上框および下框6が伸長すると、戸尻框38、48が戸先から離れる方向に移動する。しかしながら、上框および下框6が伸長して戸尻框38、48が移動するときに、外障子4の戸尻框48に設けられたピン21が、規制部材20の規制壁部20bと係合して規制されることにより、戸尻框38、48は移動できず、上框および下框6の更なる変形が規制される。
このとき、隙間形成部材22は、溶融して全く存在しない状態とならなくとも、規制部材20の規制壁部20bがピン21の太軸部21cと係合可能な位置に移動する程度以上の溶融がなされれば構わない。
また、規制部材20の規制壁部20bがピン21の太軸部21cと係合可能な状態では、ピン21の太軸部21cが規制部材20の固定壁部20aより内障子3側に位置しているので、ピン21が設けられている外障子4の戸尻框48は、室外側への移動も規制されている。
本実施形態の障子の変形規制構造によれば、障子を閉じた状態にて内障子3の戸尻框38に設けられた規制部材20は、内障子3及び外障子4が加熱されることにより伸長するように変形してピン21と係合し、その後の内障子3及び外障子4の変形が規制されるので、内障子3及び外障子4が火災などにより加熱されたとしても、内障子3の戸尻框38と外障子4の戸尻框48との間には大きなずれは生じないので隙間が生じることを防止することが可能である。
また、内障子3の戸尻框38に一端が固定された規制部材20は、他端に設けられた規制壁部20bと、当該規制部材20が設けられている内障子3の戸尻框38間に、隙間形成部材22が介在されて弾性変形されているので、規制壁部20bを規制部材20が設けられている内障子3の戸尻框38と間隔を隔てて配置しておくことが可能である。
そして、規制部材20は内障子3及び外障子4が加熱されたときに隙間形成部材22も加熱されて溶融することにより変形してピン21と係合可能となるので、隙間形成部材22が加熱されなければ変形することはなく、ピン21は、内障子3及び外障子4のスライドに伴って規制部材20と相対移動可能である。このため、内障子3及び外障子4が加熱されないときには、内障子3及び外障子4を開閉可能にスライドすることが可能である。
このとき、隙間形成部材22は、内障子3及び外障子4の戸尻框38、48、及び、規制部材20より融点が低いので、内障子3及び外障子4が加熱された際には溶融されて、規制壁部20bが、規制部材20が設けられている戸尻框38側に移動する。すなわち、規制部材20が有する規制壁部20bは、内障子3及び外障子4が加熱されることにより、ピン21の相対移動を規制すべく見付け方向においてピン21と対向する位置に配置される。これにより、内障子3及び外障子4が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、規制壁部20bとピン21とが係合して、内障子3及び外障子4の見付け方向への伸長が規制される。このため、内障子3及び外障子4の変形を抑えて、内障子3及び外障子4の召合せ部に隙間が生じることを防止することが可能である。
また、規制部材20の規制壁部20bがピン21の太軸部21cと係合可能な状態では、ピン21の太軸部21cが規制部材20の固定壁部20aより内障子3側に位置しているので、外障子4の戸尻框48の室外側への移動も規制されている。このため、内障子3及び外障子4が加熱されて各々の戸尻框38、48に反りが生じる、或いは、外障子4が載置されている枠体2の下側が加熱されて軟化して下がり始めても、内障子3及び外障子4の召合せ部に隙間が生じることを防止することが可能である。
また、障子を閉じた状態では、煙返し13をなす内障子3の戸尻框38の第2内片38bと外障子4の第2外片48bとが見込み方向において重なっている。このため、たとえ内障子3及び外障子4が加熱されても、規制部材20とピン21とが係合して内障子3及び外障子4の変形が規制される場合には、煙返し13の第2内片38bと第2外片48bが見込み方向において重なっている状態が維持される。このため、内障子3及び外障子4が加熱されたとしても、内障子3及び外障子4の戸尻框38、48間に隙間が生じることをより確実に防止することが可能である。
上記実施形態においては、隙間形成部材22を、戸尻框38、48、規制部材20、ピン21より溶融温度が低い合成樹脂製のブロックとしたが、これに限るものではない。たとえば、内障子3の戸尻框38及び外障子4の戸尻框48に設けた加熱発泡材30と同様の、加熱されて発泡する熱膨張性黒鉛などの加熱発泡材であっても構わない。この場合には、加熱されて発泡すると、加熱発泡材の発泡した部位は密度が低く脆くなる。このとき、加熱発泡材が介在されて弾性変形されている規制部材20の弾性力により、加熱発泡材が規制壁部20bに押しつぶされることにより、規制部材20の規制壁部20bが戸尻框38側に移動する。これにより、内障子3及び外障子4が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、規制壁部とピン21とが係合して、内障子3及び外障子4の見付け方向への変形が規制される。このため、内障子3及び外障子4の変形を抑えて、内障子3及び外障子4の召合せ部に隙間が生じることを防止することが可能である。
また、上記実施形態においては、障子を閉じた状態にて内障子3及び外障子4が加熱されることにより、隙間形成部材22が溶融または発泡して、隙間形成部材22により弾性変形されていた規制部材20の弾性変形が復元すべく変形して、ピン21と係合可能となる例について説明したが、これに限るものではない。たとえば、規制部材を、線膨張係数が互いに異なる2種類の金属が積層された金属積層部材とし、線膨張係数が小さい方の金属が、当該規制部材が設けられている内障子3の戸尻框38側に、線膨張係数が大きい方の金属が、外障子4の戸尻框48側に配置されるように形成しておいてもよい。この場合には、内障子3及び外障子4が加熱された際には、線膨張係数が大きい方の金属が、線膨張係数が小さい方の金属より伸長することにより、2種類の金属でなる規制部材が屈曲して、規制壁部が、内障子3の戸尻框38側に移動する。これにより、内障子3及び外障子4が加熱されて伸長するように変形する場合であっても、規制壁部とピン21とが係合して、内障子3及び外障子4の見付け方向への変形が規制される。このため、内障子3及び外障子4の変形を抑えて、内障子3及び外障子4の召合せ部に隙間が生じることを防止することが可能である。
上記実施形態においては、障子のスライドに伴って規制部材20と相対移動可能な第2部材をピン21としたが、これに限るものではない。たとえば、外障子4の戸尻框48に固定される固定部と、固定部の端から内障子側にのび切欠部20cに挿通される挿通部と、挿通部の先端から延出されて規制部材20の固定壁部20aの内障子側に位置される内壁部とがコ字状をなし、加熱されて変形した規制部材20の規制壁部20bと内壁部とが係合可能となる構成であっても構わない。
上記実施形態においては、規制部材20を内障子3の戸尻框38に、ピン21を外障子4の戸尻框48に設けた、障子の変形規制構造を例に挙げて説明したが、規制部材20を外障子4の戸尻框48に、ピン21を内障子3の戸尻框38に設けても構わない。
また、上記実施形態においては、引き違い方式の建具を例に挙げて説明したが、これに限らず、複数枚の引き戸障子が設けられている建具であっても構わない。また、引き戸をなす障子の戸尻框と、この戸尻框と対向する、例えば、FIX窓を構成する縦骨や壁面との間に設けられていてもよい。また、障子のスライド方向は、左右方向に限らず、上下方向であっても構わない。スライド方向が上下方向の建具では、召合框および戸尻框は長手方向が左右方向である横框となり、その際の見付け方向は上下方向となる。
上記実施形態によれば、水平断面がL字状の上下方向の中央にU字状の切欠部20cを形成してピース部材としての規制部材20を例に挙げて説明したが、これに限らず、一対の水平断面がほぼL字状の規制部材の間に、前記実施例の切欠き20cの上下方向の幅L2にあたる間隔あけて補強部材10にビス止めした規制部材としてもよい。この場合、U字状の切欠を形成する為のプレス加工等が不要となる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2a 開口、3 内障子、4 外障子、7 戸先框、8 戸尻框、
8a 中空部、13 煙返し、20 規制部材、20a 固定壁部、
20b 規制壁部、20c 切欠部、21 ピン、21b 細軸部、21c 太軸部、
22 隙間形成部材、38 内障子の戸尻框、38a 第1内片、
38b 第2内片、48 外障子の戸尻框、48a 第1外片、
48b 第2外片、S 空隙

Claims (6)

  1. 枠体と、前記枠体に対して開閉可能に移動する障子と、を有する建具であって、
    前記障子を閉じた際に当該障子の戸尻部と、当該戸尻框と見込み方向において対向する対向部と、のうちのいずれか一方を一方側部とし、他方を他方側部とし、
    前記一方側部には、前記障子を閉じた状態にて、前記一方側部の見付け面と離間して配置される離間部と、前記離間部から前記一方側部の見付け面に向かって延出された延出部と、を有する第1部材が設けられ、
    前記他方側部には、前記障子を閉じた状態にて、前記一方側部に向かって突出して前記離間部より前記一方側部の見付け面側に配置される突出部を有する第2部材が設けられ、
    前記第1部材は、前記障子の開閉移動に伴って前記第2部材に対して相対移動可能であり、
    前記障子を閉じた状態にて、前記延出部は、見込み方向において前記突出部より前記他方側部側に位置しており、前記障子が加熱されることにより、前記相対移動を規制すべく見付け方向において当該第2部材と対向する位置に配置されるように前記第1部材が変形して前記第2部材と係合したときに、前記相対移動が規制されることを特徴とする建具。
  2. 請求項に記載の建具であって、
    前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられた弾性変形可能な金属製の部材であり、
    前記一方側部と前記延出部との間に、前記戸尻部、前記対向部、及び、前記第1部材より融点が低い隙間形成部材が介在されて弾性変形されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記隙間形成部材が溶融されるとともに前記第1部材の弾性変形が復元されるべく変形することを特徴とする建具。
  3. 請求項に記載の建具であって、
    前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられた弾性変形可能な金属製の部材であり、
    前記一方側部と前記延出部との間に、加熱発泡材が介在されて弾性変形されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記加熱発泡材が発泡するとともに前記第1部材の弾性変形が復元されるべく変形することを特徴とする建具。
  4. 請求項に記載の建具であって、
    前記第1部材は、一端が前記一方側部に固定され、他端に前記延出部が設けられ、線膨張係数が互いに異なる2種類の金属が積層された金属積層部材であり、
    前記2種類の金属のうち、線膨張係数が小さい方の金属が、前記一方側部に、前記2種類の金属のうち、線膨張係数が大きい方の金属が、前記一方側部と反対側に配置されており、前記第2部材は、前記第1部材と前記一方側部との間に配置されており、前記障子が加熱されることにより前記金属積層部材が前記線膨張係数の相違により変形することを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具であって、
    前記第1部材と前記第2部材とが係合することにより前記障子の面外方向への移動を規制することを特徴とする建具。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の建具であって、
    前記戸尻部及び前記対向部には、互いに対向する方向に向かってそれぞれ突出された第1片の先端が、見付け方向において互いに反対方向に延出された第2片を各々備え、
    前記障子を閉じた際に、前記対向部に設けられた前記第2片が、前記戸尻部に設けられた前記第2片に対し、前記対向部と反対側に位置して互いの前記第2片が見込み方向において重なるように配置された煙返しを備え、
    前記障子が加熱されたときに、前記第1部材は、各々の前記第2片が見込み方向において重なっている状態で前記第2部材と係合することを特徴とする建具。
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