JP6527797B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関するもので、特に、防火性を考慮した建具に関するものである。
昨今の建具には、防火性を考慮したものが多く提供されている。例えば、特許文献1に記載された建具では、引き違いとなる2枚の障子を閉じた場合に互いに対向して配置される召し合せ框の見付け面に加熱膨張材が配設されている。こうした建具では、建具が高温状態となると、加熱膨張材が膨張して召し合せ框の隙間が塞がれることになる。従って、例えば屋外で火災が発生した場合にも、召し合せ框の隙間を通じて火炎が室内側に進入する事態を防止することが可能になる。
特開2015−59320号公報
ところで、障子のスライド方向に沿って延在する框(左右にスライドする場合には上框及び下框)については、それぞれが常に枠体のレールと係合しているため、また、障子の戸先に位置する戸先框については、障子が閉じた場合に対応する枠に係合するため、高温状態となった場合にも熱変形が規制された状態にある。これに対して枠体の中央部に位置される召し合せ框は、枠体によって支持することが困難であるため、高温状態となった場合、熱変形を来たし易い。従って、建具の防火性を向上させるには、召し合せ框が熱変形する以前の段階で加熱膨張材を膨張させることが好ましい。
しかしながら、上述の建具では、互いに相手側の召し合せ框によって覆われる位置に加熱膨張材が配設されており、召し合せ框が火炎に晒された場合にも、加熱膨張材が膨張温度に到達するまでに漸次時間を要することになる。このため、加熱膨張材が膨張する時点においては、既に召し合せ框に熱変形が発生し、互いの隙間が増大して火炎が貫通する事態を招来しているおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、防火性を向上することのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体と、枠体に対してスライド可能に配設した障子と、枠体に配設された相手側面材とを備え、障子を閉じた際に枠体の中央部に位置する障子の召し合わせ框が、相手側面材を支持する相手側フレーム材の見付け面に対向するように配置される建具であって、前記召し合わせ框には、前記相手側フレーム材の見付け面に対向して配置される框本体と、前記框本体から見付け方向に沿って外周側に突出し、前記框本体と一体に成形した板状の支持部とが設けられ、前記支持部において前記相手側面材に対向する支持面に高温状態となった場合に膨張する加熱膨張材が配設されていることを特徴とする
この発明によれば、相手側フレーム材に支持された相手側面材に対向する部分に加熱膨張材を配設するようにしているため、召し合せ框が高温となった場合に加熱膨張材が早期に高温状態となって膨張し、召し合せ框が熱変形する以前に相手側フレーム材との間の隙間を塞ぐことが可能となる。しかも、支持部を迂回しなければ火炎が召し合せ框と相手側フレーム材との間に進入することができないため、この点からも防火性を向上させることができる。
この発明によれば、框本体と支持部とを一体に成形しているため、取り扱い部品点数が増えることがなく、建具を組み立てる際の作業性に影響を与えることがない。
また、本発明に係る建具は、枠体と、枠体に対してスライド可能に配設した障子と、枠体に配設された相手側面材とを備え、障子を閉じた際に枠体の中央部に位置する障子の召し合わせ框が、相手側面材を支持する相手側フレーム材の見付け面に対向するように配置される建具であって、前記召し合わせ框には、前記相手側フレーム材の見付け面に対向して配置される框本体と、前記框本体から見付け方向に沿って外周側に突出し、前記框本体と別体に成形した板状の支持部とが設けられ、前記支持部において前記相手側面材に対向する支持面に高温状態となった場合に膨張する加熱膨張材が配設されていることを特徴とする
この発明によれば、框本体から支持面が突出することがなく、外観上においては従前の召し合せ框との相違がないため、支持面を設けることに起因して建具の意匠性が損なわれるおそれがない。
また本発明は、上述した建具において、前記支持面において前記加熱膨張材の両側縁部に対応する部位に前記加熱膨張材の縁部を挟持する挟持部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、加熱膨張材が脱落する事態を防止し、高温状態となった場合に確実に相手側フレーム材との間の隙間を塞ぐことができる。
この発明によれば、既存の建具に対しても支持部を設けることができ、その防火性を向上させることが可能となる。
この発明によれば、相手側フレーム材に支持された相手側面材に対向する部分に加熱膨張材を配設するようにしているため、召し合せ框が高温となった場合に加熱膨張材が早期に高温状態となって膨張し、召し合せ框が熱変形する以前に相手側フレーム材との間の隙間を塞ぐことが可能となる。しかも、支持部を迂回しなければ火炎が召し合せ框と相手側フレーム材との間に進入することができないため、この点からも防火性を向上させることができる。
また本発明は、上述した建具において、前記障子の戸先に位置する框と前記枠体との間に錠手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、召し合せ框と相手側フレーム材との間にクレセントを設ける必要がなく、建具の意匠性を向上させることができる。
また本発明は、上述した建具において、前記相手側フレーム材を方立枠として躯体に固定したことを特徴とする。
この発明によれば、片引き戸や片引き窓の防火性を向上させることができる。
本発明によれば、相手側フレーム材に支持された相手側面材に対向する部分に加熱膨張材を配設するようにしているため、召し合せ框が高温となった場合に加熱膨張材が早期に高温状態となって膨張し、召し合せ框が熱変形する以前に相手側フレーム材との間の隙間を塞ぐことが可能となる。しかも、支持部を迂回しなければ火炎が召し合せ框と相手側フレーム材との間に進入することができないため、この点からも防火性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態1である召し合せ框を適用した建具において障子が閉じた状態を室外側から見た図である。 図2は、図1に示した建具の横断面図である。 図3は、図1に示した建具の要部拡大横断面図である。 図4は、図1に示した建具において障子が少し開いた状態の要部拡大横断面図である。 図5は、図1に示した建具に適用する召し合せ框を室内側から見た斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態2である召し合せ框を適用した建具の要部拡大横断面図である。 図7は、本発明の実施の形態3である召し合せ框を適用した建具において障子が閉じた状態の要部拡大横断面図である。 図8は、図7に示した建具において障子が少し開いた状態の要部拡大横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る召し合せ框及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である召し合せ框を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、家屋の内部から室外の屋根付き駐車スペース(以下、単に「室外」と称する)に通じる勝手口に設けられた片引き戸と称されるものであり、枠体10及び障子20を備えている。
枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成したものである。枠体10は、躯体Bに設けられた勝手口となる開口BOに対して左右にほぼ2倍の大きさを有した矩形状に構成したものである。この枠体10は、室外側から見た際に右側に位置する縦枠(以下、「戸先枠13」という)を勝手口の右側縁部に沿った位置に配置し、かつ上枠11及び下枠12をそれぞれ勝手口の上縁及び下縁に沿った位置に配置した状態で躯体Bの室外側壁面に取り付けてある。枠体10の上方及び左右となる部分には、躯体Bの表面を覆うように外装パネルPが配設してある。図2に示すように、戸先枠13としては、内部に空間を有した中空状のものを適用しているのに対し、もう一方の縦枠(以下、「戸尻枠14」という)としては、単に薄板状を成すものを適用している。枠体10を構成する上枠11、下枠12、戸先枠13及び戸尻枠14は、アルミニウム合金によって成形した押し出し形材であり、それぞれが全長にわたってほぼ一様な断面を有するように形成してある。
この枠体10には、勝手口の左側縁部に沿った位置に方立枠(相手側フレーム材)15が設けてある。方立枠15は、図3に示すように、枠本体15a、固定ヒレ部15b及び枠側係合片15cを有したもので、図1に示すように、上端部が上枠11に固定してあるとともに、下端部が下枠12に固定してある。枠本体15aは、枠体10を構成する上枠11、下枠12、戸先枠13及び戸尻枠14に対して見込み方向に沿った寸法が1/2以下となる略矩形の断面を有した柱状部材であり、枠体10において室内側となる部分に寄せて配設してある。固定ヒレ部15bは、枠本体15aの室内に臨む見付け面において戸尻枠14側に位置する縁部から見付け方向に沿うように戸尻枠14に向けて突出した薄板状部分である。方立枠15は、この固定ヒレ部15bを介して躯体BにネジSを螺合することにより躯体Bに固定してある。枠本体15aの室外に臨む見付け面の内周側部分から勝手口の内周に臨む見込み面には、カバー部材16が配設してある。カバー部材16は、枠本体15aの見付け面及び勝手口の額縁17にそれぞれネジSを螺合することによってこれら枠本体15a及び額縁17に固定してある。図1に示すように、方立枠15と上枠11、下枠12及び戸尻枠14とによって構成される矩形の領域には、縁部がそれぞれの枠15,11,12,14によって支持された外装パネル(相手側面材)Pが配設してある。枠側係合片15cは、枠本体15aの見付け面において左右方向のほぼ中央となる位置から室外に向けて突出した後、見付け方向に沿うように戸尻枠14に向けてほぼ直角に屈曲した薄板状部分である。上述の構成を有する方立枠15も枠体10の枠11,12,13,14と同様、アルミニウム合金によって成形した押し出し形材であり、枠本体15a、固定ヒレ部15b及び枠側係合片15cが一体に成形してある。
障子20は、枠体10において方立枠15よりも室外側となる部位に左右方向に沿ってスライド可能となるように配設したもので、勝手口を開閉することが可能である。本実施の形態1では、図1に示すように、矩形の枠状を成す框21の内部に面材22を配設することによって障子20が構成してある。框21は、上框211、下框212及び左右の縦框213,214を四周框組みすることによって構成したもので、勝手口を閉じることのできる大きさを有している。すなわち、障子20の框21は、室外側から見た際に右側に位置する縦框(以下、「戸先框213」という)の見込み面を戸先枠13の見込み面に当接させた場合に、もう一方の縦框(以下、「召し合せ框214」という)が方立枠15の見付け面に対向する位置に配置されるように構成してある。
この障子20には、図1及び図2に示すように、框21の内部に中桟215が設けてあり、戸先框213に戸先錠(錠手段)23が設けてある。中桟215は、上框211と平行となるように左右の縦框213,214の間に架け渡したもので、框21の内部を上下に二分している。面材22は、図2に示すように、スペーサ221を介して2枚のガラス板222を重ね合わせることによって構成した複層ガラスであり、中桟215によって二分された框21の内部にそれぞれ配設してある。戸先錠23は、障子20を閉じた状態で施錠操作した場合に施錠フック231が戸先枠13に係合し、障子20の開く方向への移動を規制するもので、略角筒状に構成した戸先框213の内部に配設してある。戸先錠23を解錠操作すれば、枠体10に対して再び障子20をスライドすることが可能となる。なお、戸先錠23の具体的な構成については詳述していないが、上述のように動作するものであれば、従前から用いられているものを適宜適用すれば良い。
図3〜図5に示すように、障子20の召し合せ框214は、框本体214a、框側係合片214b及び支持部214cを有して構成してある。框本体214aは、方立枠15の枠本体15aとほぼ同じ見付け寸法を有した中空の角筒状を成すものである。框本体214aの内周側となる見込み面には、両側縁部からそれぞれ面材支持片部214dが設けてあり、面材支持片部214dの相互間にガスケット223を介して面材22の縁部が収容保持してある。框側係合片214bは、框本体214aの室内に臨む見付け面から室内に向けて突出した後、見付け方向に沿うように戸先枠13に向けてほぼ直角に屈曲した薄板状部分である。図からも明らかなように、この框側係合片214bは、障子20を閉じた際に枠側係合片15cの先端よりも戸尻枠14側となる部位から突出し、見付け方向に沿った部分が方立枠15における枠本体15aの見付け面と枠側係合片15cとの間の隙間に進入することができるように設けてある。
支持部214cは、枠本体15aの室内に臨む見付け面において戸尻枠14側の縁部から室内に向けて突出した後、見付け方向に沿うように戸尻枠14に向けてほぼ直角に屈曲した薄板状部分である。この支持部214cは、障子20を閉じた際に方立枠15における枠本体15aの見付け面よりも戸尻枠14側に突出し、室内に臨む見付け面(以下、「支持面214ca」という)が外装パネルPに対向している。支持部214cの支持面214caには、両側縁部に挟持部214eが設けてあるとともに、挟持部214eの相互間となる部位に加熱膨張材30が配設してある。挟持部214eは、支持部214cの縁部から室内に向けて突出した後、それぞれの突出端部が互いに近接する方向に屈曲したものである。加熱膨張材30は、膨張黒鉛等のように、高温状態となった場合に膨張する難燃性部材であり、シート状に構成したものが支持面214caの全長にわたって配設してある。加熱膨張材30の両側縁部は、支持面214caと挟持部214eの屈曲端部との間に挟持された状態にある。
框21を構成する上框211、下框212、左右の縦框213,214及び中桟215は、アルミニウム合金によって成形した押し出し形材であり、それぞれが全長にわたってほぼ一様な断面を有するように形成してある。なお、図中の符号40は、召し合せ框214の框本体214aにおいて框側係合片214bと支持部214cとの間に設けたモヘアである。モヘア40は、刷毛状の部材であり、框本体214aの全長にわたる部位から室内に向けて突出するように配設してある。このモヘア40は、障子20を閉じた際に先端部が方立枠15の室外に臨む見付け面に当接することにより、方立枠15と召し合せ框214との間の隙間から埃や虫等の異物が室内に進入するのを防止するように機能するものである。また、図中の符号50は、框本体214aの室内に臨む見付け面において框側係合片214bよりも戸先枠13側となる部位に配設した内方加熱膨張材である。
上記のように構成した建具では、外装パネルPに対向するように召し合せ框214に支持部214cを設け、この支持部214cの外装パネルPに対向する見付け面に加熱膨張材30を配設するようにしているため、例えば障子20を閉じた状態において屋外で火災が発生し、召し合せ框214が火炎に晒されると、支持部214cに配設した加熱膨張材30が早期に高温状態となって膨張することになる。従って、召し合せ框214が熱変形する以前に方立枠15との間の隙間を塞ぐことが可能となり、屋外の火炎が室内側に至る事態を防止することができる。
しかも、方立枠15と召し合せ框214との間の隙間が、膨張した加熱膨張材30によって充填されるため、互いの間に火炎が進入することがなく、召し合せ框214の框側係合片214bが方立枠15の枠本体15aと枠側係合片15cとの間に進入した状態に維持される。特に、本実施の形態1の場合には、外装パネルPに対向するように召し合せ框214の框本体214aから支持部214cが突出しているため、この支持部214cを迂回しなければ方立枠15と召し合せ框214との間に火炎が進入することができず、上述の効果が一層顕著となる。
ここで、方立枠15については、召し合せ框214によって覆われており、しかも躯体Bに支持されたものであるため、熱変形が招来され難い。従って、加熱膨張材30が膨張した後に召し合せ框214が熱変形する程度まで高温状態となった場合にも、框側係合片214bが枠側係合片15cに係合することによって召し合せ框214の熱変形が抑えられることになる。これにより、方立枠15と召し合せ框214との間にクレセントを設けていない場合にも、方立枠15と召し合せ框214との間の隙間が増大する事態を防止することができ、屋外の火炎が室内側に貫通する事態を招来するおそれがなくなる。
このように上述の建具によれば、外装パネルPに対向するように設けた召し合せ框214の支持部214cに加熱膨張材30を配設するようにしているため、屋外で火災が発生した場合にも召し合せ框214と方立枠15との間の隙間が増大する事態を防止する事態を招来するおそれがなくなり、その防火性を向上させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、支持部214cを召し合せ框214と一体に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示す実施の形態2のように、L字状の断面を有したフレーム状の支持部314を召し合せ框214の框本体214aとは別体に成形し、このフレーム状の支持部314を框本体214aに取り付けることによって支持面314aを設けるようにしても良い。フレーム状の支持部314を取り付ける方法としては、図示のようにネジSを用いても良いし、接着や溶着させるようにしても構わない。また、実施の形態1と同様に、加熱膨張材30の両側縁部を挟持するようにフレーム材に挟持部を設けるようにしても良い。なお、実施の形態2においては、実施の形態1と同様の構成に同一の符号が付してある。
この実施の形態2によれば、既に設置されている建具に対してもフレーム状の支持部314を取り付ければ、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができ、建具全体や障子を交換する必要がないため、防火性を簡便に向上することが可能となる。
また、上述した実施の形態1では、框本体214aから板状の支持部214cを突出させるようにしているが、図7及び図8に示す実施の形態3のように、方立枠15の見付け面よりも大きな見付け寸法を有するように召し合せ框414の框本体414aを成形し、障子20を閉じた際に框本体414aの室内に臨む見付け面414abにおいて外装パネルPに対向する部分に支持面414acを構成して加熱膨張材30を支持させることも可能である。支持面414acの両側縁部に挟持部414eを設けるようにしても良いのはもちろんである。なお、実施の形態3においては、実施の形態1と同様の構成に同一の符号が付してある。また、図中の符号414bは、召し合せ框414に設けた框側係合片であり、障子20を閉じた際に方立枠15に設けた枠側係合片15cに係合することが可能である。また、図中の符号414dは、ガスケット223を介して面材22を収容支持するための面材支持片部である。
この実施の形態3によれば、框本体414aから支持面414acが外部に突出することがなく、外観上においては既存の召し合せ框との相違がないため、建具の意匠性を損なうことなく防火性を向上することが可能となる。
さらに、上述した実施の形態1〜実施の形態3では、左右方向にスライドする建具及びこれに適用する召し合せ框を例示しているが、障子のスライド方向は上下方向であっても良い。また、障子としては、中桟を備えたものに限らない。さらに、本発明は必ずしも片引き戸(窓)に限らず、引き違い戸(窓)にも適用することが可能である。この場合、相手側フレーム材に対応する構成が、室内側に配設される障子の召し合せ框となり、相手側面材に対応する構成が室内側に配設される障子の面材となる。
10 枠体、15 方立枠、20 障子、22 面材、23 戸先錠、30 加熱膨張材、213 戸先框、214,414 召し合せ框、214a,414a 框本体、214c,314 支持部、214ca,314a,414ac 支持面、214e,414e 挟持部、P 外装パネル

Claims (5)

  1. 枠体と、枠体に対してスライド可能に配設した障子と、枠体に配設された相手側面材とを備え、障子を閉じた際に枠体の中央部に位置する障子の召し合わせ框が、相手側面材を支持する相手側フレーム材の見付け面に対向するように配置される建具であって、
    前記召し合わせ框には、前記相手側フレーム材の見付け面に対向して配置される框本体と、前記框本体から見付け方向に沿って外周側に突出し、前記框本体と一体に成形した板状の支持部とが設けられ、前記支持部において前記相手側面材に対向する支持面に高温状態となった場合に膨張する加熱膨張材が配設されていることを特徴とする建具
  2. 枠体と、枠体に対してスライド可能に配設した障子と、枠体に配設された相手側面材とを備え、障子を閉じた際に枠体の中央部に位置する障子の召し合わせ框が、相手側面材を支持する相手側フレーム材の見付け面に対向するように配置される建具であって、
    前記召し合わせ框には、前記相手側フレーム材の見付け面に対向して配置される框本体と、前記框本体から見付け方向に沿って外周側に突出し、前記框本体と別体に成形した板状の支持部とが設けられ、前記支持部において前記相手側面材に対向する支持面に高温状態となった場合に膨張する加熱膨張材が配設されていることを特徴とする建具
  3. 前記支持面において前記加熱膨張材の両側縁部に対応する部位に前記加熱膨張材の縁部を挟持する挟持部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建具
  4. 前記障子の戸先に位置する框と前記枠体との間に錠手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の建具
  5. 前記相手側フレーム材を方立枠として躯体に固定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の建具
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