JP6158537B2 - 開口部装置 - Google Patents

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本発明は、建物の開口部に設けられるサッシ(窓)の室内側に設けられる開口部装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、サッシや戸窓などの断熱効果を目的として、室内側に追加的に開口部装置としての内戸(引き戸)を設ける構成が知られている。
この種の開口部装置では、サッシの窓枠に対し、戸体用レール(敷居レール)を設置し、戸体用レールに戸体を立て込む構造が採用されている。戸体用レールは、横方向に付設される上レール、下レール、及び、縦方向に付設される二本の縦レールを用いることにより、四方枠組み構造をなすように構成される。
特開平11−324526号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような内戸の場合、戸体が傾いて設置されてしまうと、施工後における見栄えが悪くなってしまうことが懸念される。
具体的には、例えば、上レールに対し、戸体の上部のラインが傾いていることが内観視で現れてしまうと、戸体の傾きがより目立ってしまう。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、戸体の傾きに伴う見栄えの低下を防止するための新規な開口部装置の構成を提案するものである。
また、特許文献1に開示されるような四方枠組み構造の戸体用レールを設置する構成では、戸体を閉じる際に、縦方向に付設される縦レールの縦溝に対し、戸体の戸当り側が進入することになる。
このため、戸体が撓んで変形したり、傾いたりした状況が生じると、縦レールの縦溝に戸体の戸当り側がスムーズに進入することができず、操作性が悪化することが懸念される。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、新規な構成の開口部装置を提案するものである。
さらに、四方枠組み構造の戸体用レールは、上レール、下レール、及び、二本の縦レールといった合計4本のレール材を用いる構成ではコストが嵩み、また、各レールの窓枠への設置、レールの端部同士の付合せや仕上げ、角度調整など、施工の手間を多く要するものであった。
そこで、本発明の別の課題として、縦レールの設置を必要としない新規な構成の開口部装置を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、建物開口部に装着可能にパネル材を有してなる引戸式の戸体を有する開口部装置であって、
上レールと、戸体の下部を案内するための下レールと、の二つのレール材にてから前記戸体を案内するための戸体用レールが構成され、
前記戸体は、戸当たり側に、前記戸体の戸当たり側に対向する建物開口部の見込面部に前記戸体を前記見込面部とは反対側に移動させないように接触する弾性部材を有
前記戸体は、前記パネル材と、前記パネル材の上辺部に付設される上エッジ材とを有し、
前記上レールは、前記上エッジ材を案内するための下方が開放されるガイド溝部有し、
前記上レールは、前記上レールの室内側から垂下される見付け面部を備えており、
上エッジ材は、前記見付け面部の投影面内に配置される、開口部装置とする。
また、請求項2に記載のごとく、戸当り側の弾性部材は、戸体の戸当り側に沿って設けられる板状のパッキン材の一端を支持したもので構成される。
また、請求項3に記載のごとく、開口部装置は、少なくとも二枚の戸体を有する引き違いの形態であり、各戸体の召合せ側には、召合せ側パッキン材が備えられており、召合せ側パッキン材は、J字状の断面を有し、そのJ字の一端が戸体の見付面部側から突出され、他端が戸体の見付面部側との間で隙間を有して配設される、こととする。
また、請求項4に記載のごとく、建物開口部に装着可能にパネル材を有してなる引戸式の戸体を有する開口部装置であって、
上レールと、戸体の下部を案内するための下レールと、の二つのレール材にてから前記戸体を案内するための戸体用レールが構成され、
前記戸体は、戸当たり側に、前記戸体の戸当たり側に対向する建物開口部の見込面部に前記戸体を前記見込面部とは反対側に移動させないように接触する弾性部材を有し、
戸当り側の前記弾性部材は、前記戸体の戸当り側に沿って設けられる板状のパッキン材の一端を支持したもので構成され、
前記戸体は、前記パネル材と、前記パネル材の上辺部に付設される上エッジ材とを有し、
前記上レールは、前記上エッジ材を案内するための下方が開放されるガイド溝部有し、
前記上レールは、前記上レールの室内側から垂下される見付け面部を備えており、
上エッジ材は、前記見付け面部の投影面内に配置され、
前記パッキン材において、前記建物開口部の前記見込面部に当接する当着部の基端部に切欠き部が形成される、開口部装置とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、四方枠組み構造の戸体用レールを構成する必要がなくなる、つまりは、従来の縦レールを不要な構成とすることができ、縦レールが存在することによるコスト、施工手間、さらには、縦レールの縦溝に戸体の戸当り側がスムーズに進入できないことに伴う操作性の悪化といった不具合の発生を防止できる。また、上エッジ材がガイド溝部内に隠されることになり、上エッジ材とパネル材の境界線が見えなくなることから、戸体が傾いて設置される状況においても、その傾きが境界線によって目立ってしまうことがなく、戸体の傾きに伴う見栄えの低下を防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明においては、確実に戸体と見込面部の間の隙間を塞ぐことができる。また、戸体が傾いて施工される場合や、見込面部が傾いてしまっている場合においても、弾性部材が適宜変形することにより、隙間を塞ぐことができる。
また、請求項3に記載の発明においては、召合せ箇所における戸体の間の隙間が閉じられ、断熱性が確保されるようになっている。また、召合せ側パッキン材がいわゆる方持ち形状となり、他端が開放される自由端部として構成され、召合せ側パッキン材がしなやかに(容易に)変形することができる。また、召合せ側パッキン材同士が当着した際に、変形によって生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。また、戸体を閉め切った後においても、召合せ側パッキン材が弾性復帰する力(反発力)が弱いことから、戸体が召合せ側パッキン材に押されて移動してしまうことが抑制され、隙間の発生を防止することが可能となる。
また、請求項4に記載の発明においては、確実に戸体と見込面部の間の隙間を塞ぐことができる。また、戸体が傾いて施工される場合や、見込面部が傾いてしまっている場合においても、弾性部材が適宜変形することにより、隙間を塞ぐことができる。また、弾性部材に生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。
開口部装置を構成する部材について説明する斜視図。 開口部装置が設置される部位の縦断面図。 開口部装置が設置される部位の水平断面図。 上レール、下レールの部位について説明する縦断面図。 (A)は戸当り側エッジ材、及び、戸当り側パッキン材の構成について示す水平断面図。(B)は戸体を閉じた際の戸当り側の状態について示す水平断面図。 (A)は召合せ側エッジ材、及び、召合せ側パッキン材の構成について示す水平断面図。(B)は戸体を閉じた際の召合せ側の状態について示す水平断面図。 戸当り側エッジ材の上部の部位について示す斜視図。 (A)戸体が傾いた状況について示す図。(B)は窓枠が横方向に傾いている場合について示す図。(C)は窓枠が鼓状に変形している場合について示す図。(D)はは窓枠が太鼓状に変形している場合について示す図。 (A)は戸当り側コーナーブロックについて示す斜視図。(B)は戸当り側コーナーブロックについて示す斜視図。(C)は戸当り側コーナーブロックについて示す斜視図。(D)は戸当り側コーナーブロックに付設される調整部材ついて示す斜視図。 (A)は召合せ側コーナーブロックについて示す斜視図。(B)は召合せ側コーナーブロックについて示す斜視図。(C)は召合せ側コーナーブロックについて示す斜視図。(D)は召合せ側コーナーブロックに付設される調整部材ついて示す斜視図。 (A)は各部材の切り詰め(サイズ調整)について示す図。(B)は戸体の組立について説明する図。(C)は戸体の組立について説明する図。(D)は戸体の組立について説明する図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、建物開口部に設置される開口部装置として、例えば、内戸1を構成する部材について説明する斜視図である。本実施形態の内戸1は、引き違いの引戸を構成する戸体2,3と、戸体2,3をガイドするための上レール4、下レール5を有して構成される。
上レール4には、サッシ70の室内側に設けられる上窓額縁74の下面(建物開口部の室内側下面)に取付けられる。下レール5は、サッシ70の室内側に設けられる下窓額縁75の上面(建物開口部の室内側上面)に取付けられる。上レール4には、下方向に開口するガイド溝部45,46が形成される。下レール5には、上方向に突出するガイド突条部52が形成される。
そして、上レール4のガイド溝部45,46と下レール5のガイド突条部52の間に、戸体2,3を建て込むことによって、サッシ70の室内側に内戸1を設置することができる。このように、内戸1を設置することにより、サッシ70が設置される建物開口部における室内外空間の断熱性が向上し、暖房・冷房効率の向上によって省エネルギー対策を講じることが可能となる。
図2は内戸1が設置される部位の縦断面図、図3は内戸1が設置される部位の水平断面図である。この図2及び図3に示すごとく、建物開口部80には、サッシ70が設置され、このサッシ70の室内側に内戸1が設置される。
サッシ70は、それぞれガラス71a,72aを有してなる二枚の障子71,72と、障子71,72を引き違い可能に配設するサッシ枠73を有して構成される。
サッシ枠73の室内側には、窓枠を構成する上窓額縁74、下窓額縁75、及び、縦窓額縁76,77が配設されている。上窓額縁74と下窓額縁75は、上下方向に離間して対向して配置され、縦窓額縁76,77は、左右方向に離間して対抗して配置される。これら上窓額縁74、下窓額縁75、縦窓額縁76,77は、端部において接合されることで、四方枠組み構造の窓額縁(建物開口部)が構成される。
図4に示すごとく、上窓額縁74の下面74aには、上レール4が取付けられる。上レール4は、上窓額縁74の下面74aに対する取付面部41と、取付面部41の室内側、室外側においてそれぞれ垂下される見付面部42,43と、見付面部42,43の間において取付面部41から垂下される中壁部44と、を有して構成される。
上レール4は長尺の部材であって、その素材としては、例えば、樹脂、アルミ、木材などが考えられ、特に限定されるものではない。また、施工現場にて所望の長さに切り詰め(カット)して長さ調整されることが想定される場合には、カッターなどで容易に切断できる樹脂にて上レール4を構成することが好ましい実施形態となる。なお、図1に示すように、上レール4に端部ピース47を取り付ける構成とし、長さ調整にて短くしすぎてしまった際に、端部ピース47にて上レール4と縦窓額縁76に生じる隙間を埋める構成としてもよい。
図4に示すごとく、取付面部41は、上窓額縁74の下面74aに対し固定されるものであり、その固定方法としては、粘着テープ、接着剤、ビスなどにより固定することが考えられ、特に限定されるものではない。
見付面部42,43と、中壁部44の間には、それぞれガイド溝部45,46が形成され、ガイド溝部45,46内にそれぞれ戸体2,3の上部が挿入されるようになっている。
図4に示すごとく、下窓額縁75の上面75aには、下レール5が取付けられる。本実施形態では、同一構造の二本の下レール5,5を設置する構成としており、各下レール5は、下窓額縁75の上面75aに対する取付面部51と、取付面部51の室内外方向の中央部において上方に突設されるガイド突条部52と、を有して構成される。
下レール5は長尺の部材であって、その素材としては、例えば、樹脂、アルミ、木材などが考えられ、特に限定されるものではない。また、施工現場にて所望の長さに切り詰め(カット)して長さ調整されることが想定される場合には、カッターなどで容易に切断できる樹脂にて下レール5を構成することが好ましい実施形態となる。
取付面部51は、下窓額縁75の上面75aに対し固定されるものであり、その固定方法としては、粘着テープ、接着剤、ビスなどにより固定することが考えられ、特に限定されるものではない。
本実施形態では、二本の下レール5を並設することで、戸体2,3の下部をそれぞれガイドするための二列のガイド突条部52,52が配置される構成としている。また、二本の下レール5を突き合わるように設置することで二列のガイド突条部52,52の間の幅(レール間隔)が規定の値に設定することができるようになっている。このほか、一本の下レールに二列のガイド突条部が構成されるものであってもよい。
図1に示すごとく、戸体2は、パネル材21と、パネル材21の周囲を囲むように設けられる上エッジ材24、下エッジ材25、戸当り側エッジ材26、召合せ側エッジ材27と、パネル材21の下側角部に設けられる戸当り側コーナーブロック28、召合せ側コーナーブロック29と、を有して構成される。なお、戸体3についても、戸体2と同様の部材を有して構成されるものであり、説明を省略する。
戸体2のパネル材21は、例えば、発泡樹脂などの中空層を有する構造を持つ合成樹脂にて構成される板材に、化粧シートを貼付することで構成することができる。
板材としては、高い断熱効果を発揮する素材が用いられることが好ましい。また、施工現場での切り詰め(カット)によるサイズ調整が想定される場合には、カッターなどで容易に切断できる素材にて板材を構成することが好ましい実施形態となる。また、入手のし易さなどから、内装壁下地材として用いられる断熱性の高い市販の板材を用いることなどが考えられる。
化粧シートとしては、特に限定されるものではなく、意匠性を確保するために適宜選定されるものである。また、施工現場での切り詰め(カット)によるサイズ調整が想定される場合には、カッターなどで容易に切断できる素材にて板材を構成することが好ましい実施形態となる。
図1及び図4に示すごとく、上エッジ材24は、戸体2のパネル材21の上辺部21aが嵌入される凹溝24aを有する断面略コ字状の長尺部材である。凹溝24aは、見込面部24b、見付面部24c,24dにより囲まれるように構成される。なお、見込面部24bのパネル材21側の表面は、凹凸形状(例えばギザギザの鋸刃状の断面形状)とすることで、接着剤が留まり易く、パネル材21との接着面積の増加による接着性の向上を図ることができる。
この上エッジ材24は、上レール4のガイド溝部45に挿入されることで、スライドする戸体2の上部がガイド溝部45(上レール4)によってガイドされる。
図1及び図4に示すごとく、下エッジ材25は、戸体2のパネル材21の下辺部21bが嵌入される凹溝25aを有する断面略コ字状の長尺部材である。凹溝25aは、見込面部25b、見付面部25c,25dにより囲まれるように構成される。なお、見込面部25bのパネル材21側の表面は、凹凸形状(例えばギザギザの鋸刃状の断面形状)とすることで、接着剤が留まり易く、パネル材21との接着面積の増加による接着性の向上を図ることができる。
また、見付面部25c,25dは、見込面部25bよりも下方に延設され、凹溝25aと反対側に被ガイド用凹溝25eが形成される。
この下エッジ材25の被ガイド用凹溝25eに下レール5のガイド突条部52が挿入されることで、スライドする戸体2の下部がガイド突条部52(下レール5)によってガイドされる。
図1及び図5(A)に示すごとく、戸当り側エッジ材26は、戸体2のパネル材21の縦辺部21cが嵌入される凹溝26aを有する断面略コ字状の長尺部材である。凹溝26aは、見込面部26b、見付面部26c,26dにより囲まれるように構成される。なお、見込面部26bのパネル材21側の表面は、凹凸形状(例えばギザギザの鋸刃状の断面形状)とすることで、接着剤が留まり易く、パネル材21との接着面積の増加による接着性の向上を図ることができる。
また、見付面部26c,26dは、見込面部26bよりも側方に延設され、凹溝26aと反対側に凹溝状のパッキン材嵌着部26eが形成される。パッキン材嵌着部26eにおいて、見付面部26c,26dの端部は、内側方向に屈曲されて係止部26f,26gを構成しており、係止部26f,26gに引っ掛けるようにしてパッキン材嵌着部26eに対して戸当り側パッキン材60が嵌着される。
さらに、図5(A)及び図7に示すごとく、戸当り側エッジ材26の見付面部26cには、戸当り側エッジ材26の長手方向に伸びる突条にて構成される手掛け部26hが設けられている。
また、図1及び図6(A)に示すごとく、召合せ側エッジ材27は、戸体2のパネル材21の縦辺部21dが嵌入される凹溝27aを有する断面略コ字状の長尺部材である。召合せ側エッジ材27は、見込面部27bと、見付面部27c,27dと、見付面部27c,27dの間に架橋される当接面部27eとを有し、見付面部27c,27dと当接面部27eによって囲まれるようにして凹溝27aが形成される。当接面部27eには、パネル材21の縦辺部21dが当接される。なお、見込面部27bのパネル材21側の表面は、凹凸形状(例えばギザギザの鋸刃状の断面形状)とすることで、接着剤が留まり易く、パネル材21との接着面積の増加による接着性の向上を図ることができる。
以上に説明した上エッジ材24、下エッジ材25、戸当り側エッジ材26、召合せ側エッジ材27の素材としては、例えば、樹脂、アルミ、木材などが考えられ、特に限定されるものではない。また、施工現場にて所望の長さに切り詰め(カット)して長さ調整されることが想定される場合には、カッターなどで容易に切断できる樹脂にて構成することが好ましい実施形態となる。
図1及び図5(A)に示すごとく、戸当り側パッキン材60は、戸当り側エッジ材26のパッキン材嵌着部26eに嵌着させるための板状の嵌着部61と、嵌着部61より突出するヒレ片状の当着部62と、を有して構成される。戸当り側パッキン材60は、例えば、塩化ビニルなどの合成樹脂からなる長尺の成形品であって、弾性変形をなすものにて構成することができる。
図5(A)に示すごとく、本実施形態の当着部62は、嵌着部61の見込方向Mの一側端部にて突設される基端部62aと、基端部62aから平面視において弧をなすように突設されるヒレ片部62bを有して構成されており、図5(B)に示すごとく、戸体2が閉められた際には、このヒレ片部62bが縦窓額縁76の見込面部76aに接触するとともに、当着部62の基端部62aを軸にヒレ片部62bが嵌着部61に近づくように撓む。
このようにして、ヒレ片部62bを縦窓額縁76の見込面部76aに当着させることで、戸当り側パッキン材60にて戸体2と縦窓額縁76の間の隙間を塞ぐことができる。
また、戸体2の傾きは施工現場によって異なることが想定されるが、本実施形態のように、ヒレ片部62bを設けて一側に折らせることによって、傾きが小さい場合から大きい場合まで幅広く対応できることになる。例えば、図8(A)に示すように戸体2が矢印R1方向に傾いて施工されており、縦窓額縁76の上部において隙間が狭く、縦窓額縁76の下部において隙間が広い状況が生じる場合であっても、いずれの隙間に対しても確実に塞ぐことが可能となる。このほか、図8(B)に示すように窓枠78Bが横方向に傾いている場合、図8(C)に示すように窓枠78Cが鼓状に変形している場合、図8(D)に示すように窓枠78Dが太鼓状に変形している場合においても、それぞれ、戸当り側パッキン材60によって縦窓額縁との間での隙間の発生を防ぐことが可能となる。
加えて、当着部62の基端部62aに切欠き部62cを形成し、この切欠き部62cにおける肉厚を薄くすることで、より軽い荷重でヒレ片部62bを屈曲させることができる。
これにより、ヒレ片部62bに生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体2を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。また、戸体2を閉め切った後においても、ヒレ片部62bが弾性復帰する力(反発力)が弱いことから、戸体2がヒレ片部62bに押されて移動してしまうことが抑制され、隙間の発生を防止することが可能となる。
図6(A)に示すごとく、召合せ側エッジ材27の一方の見付面部27dには、見付面部27dから見込方向Mに突出する召合せ側パッキン材90が設けられている。
図6(B)に示すごとく、戸体2,3が閉められた際には、召合せ側エッジ材27,27が互いに対向するとともに、召合せ側パッキン材90,90の当着面90d,90d同士が当着することによって、召合せ側エッジ材27,27の間の隙間が閉じられ、断熱性が確保されるようになっている。
図6(A)に示すごとく、本実施形態では、召合せ側パッキン材90は召合せ側エッジ材27と一体的に設けられ、召合せ側エッジ材27の長手方向に伸びるように設けられている。
召合せ側エッジ材27は、例えば、塩化ビニルなどの合成樹脂からなる長尺の成形品であって、弾性変形をなすものにて構成することができる。召合せ側エッジ材27と召合せ側パッキン材90を一体成形にて設ける場合には、召合せ側パッキン材90の部位だけより硬度を低く(より軟質である)構成し、召合せ側パッキン材90,90同士が当着した際に、より柔軟に変形し、召合せ側エッジ材27,27の間の隙間を確実に閉じさせることなどが考えられる。なお、召合せ側パッキン材90は、召合せ側エッジ材27と別部材にて構成され、召合せ側エッジ材27に取付けられるものであってもよい。
また、本実施形態の召合せ側パッキン材90は、薄板を屈曲させてなり、平面視において略J字状をなす様に構成されている。即ち、平面視において、召合せ側パッキン材90の一端90aが見付面部27dに接続され、召合せ側パッキン材90の他端90bと見付面部27dの間には隙間90cが形成され、他端90bが見付面部27dに接触しないような構成としている。
以上の構成により、召合せ側パッキン材90がいわゆる方持ち形状となり、他端90bが開放される自由端部として構成され、召合せ側パッキン材90がしなやかに(容易に)変形することができる。また、召合せ側パッキン材90,90同士が当着した際に、変形によって生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体2,3を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。また、戸体2を閉め切った後においても、召合せ側パッキン材90が弾性復帰する力(反発力)が弱いことから、戸体2,3が召合せ側パッキン材90に押されて移動してしまうことが抑制され、隙間の発生を防止することが可能となる。
図7に示すごとく、戸当り側エッジ材26の上端部26mは、上レール4のガイド溝部45に挿入される。また、上エッジ材24の戸当り側の端部24mは、上レール4のガイド溝部45に挿入された戸当り側エッジ材26の上端部26mに接合されるようになっており、戸当り側エッジ材26と上エッジ材24の接合部において、いわゆる縦通しの接合がなされるようになっている。
さらに、図4及び図7に示すごとく、上エッジ材24は、上レール4のガイド溝部45内に納められることで、見付面部24cによって上エッジ材24が隠されるようになっている。
また、図7に示すごとく、戸当り側エッジ材26の上端部26mの部位の手掛け部26hは、適宜切断する(カットする)ことによって除去され、これにより、戸当り側エッジ材26の上端部26mを上レール4のガイド溝部45内に納めることが可能となる。
このように、手掛け部26hの切断が想定されるため、例えば、戸当り側エッジ材26に手掛け部26hが塩化ビニルなどの樹脂成形品で構成される場合には、手掛け部26hについてカッターなどによる切断を容易に行える軟質樹脂で構成し、その他の部位を硬質樹脂で構成することが好ましい。
図9(A)〜(C)は、戸当り側コーナーブロック28の構成について示すものであり、この戸当り側コーナーブロック28に対して戸当り側エッジ材26と、下エッジ材25が接合される。この戸当り側コーナーブロック28は、例えば、樹脂成形品にて構成することができる。
戸当り側コーナーブロック28には、上方に突出する嵌入部28aが設けられ、この嵌入部28aを戸当り側エッジ材26のパッキン材嵌着部26e(図5(A))に嵌め込むことで、戸当り側コーナーブロック28と戸当り側エッジ材26の接合が行われる。戸当り側エッジ材26の下端部は、戸当り側コーナーブロック28の上面部28bに突き合わせられることで、戸当り側コーナーブロック28に対する戸当り側エッジ材26の上下方向の位置決めが行われる。
また、戸当り側コーナーブロック28には、一側側部、及び、上面が開放される溝部28cが設けられ、この溝部28cに下エッジ材25を嵌め込むことで、下エッジ材25と戸当り側エッジ材26の接合が行われる。なお、この溝部28cにはパネル材21(図1参照)の角部も差し込まれる。
また、図9(b)に示すごとく、戸当り側コーナーブロック28には、溝部28cの反対側において、一側側部、及び、上面が開放される溝部28dが設けられ、この溝部28dに戸当り側パッキン材60の下端部が挿入されるようになっている。
図10(A)〜(C)は、召合せ側コーナーブロック29の構成について示すものであり、この召合せ側コーナーブロック29に対して召合せ側エッジ材27と、下エッジ材25が接合される。この召合せ側コーナーブロック29は、例えば、樹脂成形品にて構成することができる。
召合せ側コーナーブロック29には、上方に突出する嵌入部29aが設けられ、この嵌入部29aを召合せ側エッジ材27の中空部27f(図6(A))に嵌め込むことで、召合せ側コーナーブロック29と召合せ側エッジ材27の接合が行われる。召合せ側エッジ材27の下端部は、召合せ側コーナーブロック29の上面部29bに突き合わせられることで、召合せ側コーナーブロック29に対する召合せ側エッジ材27の上下方向の位置決めが行われる。
また、召合せ側コーナーブロック29には、一側側部、及び、上面が開放される溝部29cが設けられ、この溝部29cにパネル材21(図1)を差し込むことで、パネル材21が召合せ側コーナーブロック29に接合される。下エッジ材25は、パネル材21(図1)に嵌着された状態で、召合せ側コーナーブロック29の当接面29eに当接させるようにして接合される。
図9(C)(D)に示すごとく、戸当り側コーナーブロック28は、その底面28fが図4に示されるガイド突条部52の上を摺動することで、戸体の戸当り側を点で支えることになる。底面28fには、ガイド突条部52の側面にガイドされるための縦壁部28m,28mが形成される。縦壁部28m,28mは、ガイド突条部52の長手方向における中央部において、ガイド突条部52との距離が近くなるようなアール形状をなしており、パネル材21に反りが生じている場合においても、ガイド突条部52に対する戸当り側コーナーブロック28の角度を柔軟に変更することができ、良好な走行性(摺動性)を確保できることとしている。
同様に、図10(C)(D)に示すごとく、召合せ側コーナーブロック29は、その底面29fが図4に示されるガイド突条部52の上を摺動することで、戸体の戸当り側を点で支えることになる。底面29fには、ガイド突条部52の側面にガイドされるための縦壁部29m,29mが形成される。縦壁部29m,29mは、ガイド突条部52の長手方向における中央部において、ガイド突条部52との距離が近くなるようなアール形状をなしており、パネル材21に反りが生じている場合においても、ガイド突条部52に対する召合せ側コーナーブロック29の角度を柔軟に変更することができ、良好な走行性(摺動性)を確保できることとしている。
以上のような戸当り側コーナーブロック28と召合せ側コーナーブロック29により、図8(A)に示すごとく、戸体2が戸当り側コーナーブロック28と召合せ側コーナーブロック29の二点で支えられ、下レール5に対する接触面積を小さくすることができ、戸体2を軽い力で開閉(スライド)させることが可能となる。
さらに、図9(C)(D)に示すごとく、戸当り側コーナーブロック28の底面28fには、高さ調節用ピース28zが取付けられ、この高さ調節用ピース28zによって戸当り側コーナーブロック28の底面28fの底上げを行うことで、図8(A)に示すごとく、戸体2の戸当り側における下レール5に対する矢印R2方向への角度調整を任意に実施することができる。
本実施形態では、戸当り側コーナーブロック28の底面28fに嵌入穴28hを設けるとともに、高さ調節用ピース28zの板材28xに嵌入突部28yを設ける構成として、戸当り側コーナーブロック28に対する高さ調節用ピース28zの着脱を容易に行える構成としている。なお、この高さ調節用ピース28zは、図4に示されるガイド突条部52の上を摺動することとなる。
同様に、図10(C)(D)に示すごとく、召合せ側コーナーブロック29の底面29fには、高さ調節用ピース29zが取付けられ、この高さ調節用ピース29zによって召合せ側コーナーブロック29の底面29fの底上げを行うことで、図8(A)に示すごとく、戸体2の召合せ側における下レール5に対する矢印R1方向への角度調整を任意に実施することができる。
本実施形態では、召合せ側コーナーブロック29の底面29fに嵌入穴29hを設けるとともに、高さ調節用ピース29zの板材29xに嵌入突部29yを設ける構成として、召合せ側コーナーブロック29に対する高さ調節用ピース29zの着脱を容易に行える構成としている。なお、この高さ調節用ピース29zは、図4に示されるガイド突条部52の上を摺動することとなる。
以上のように、図8(A)に示すごとく、戸体2が戸当り側コーナーブロック28と召合せ側コーナーブロック29の二点で支えられる構成において、戸体2の矢印R1,R2方向の傾きを調整することができ、意匠性を確保した綺麗な仕上がりが可能となる。また、この戸体2の角度調整により、戸体2と縦窓額縁76との間の隙間の発生を防ぐことが可能となる。
以上の構成において、本発明ではさらに以下の構成において特徴を有する。
即ち、建物開口部に装着可能にパネル材21を有してなる引戸式の戸体2を有する開口部装置としての内戸1であって、
上レール4と、戸体2の下部を案内するための下レール5と、の二つのレール材にてから戸体2を案内するための戸体用レールが構成され、
戸体2は、戸当たり側に、戸体2の戸当たり側に対向する建物開口部の見込面部76aに戸体2を見込面部76aとは反対側に移動させないように接触する弾性部材(戸当り側パッキン材60)を有する、こととする。
これにより、四方枠組み構造の戸体用レールを構成する必要がなくなる、つまりは、従来の縦レールを不要な構成とすることができ、縦レールが存在することによるコスト、施工手間、さらには、縦レールの縦溝に戸体の戸当り側がスムーズに進入できないことに伴う操作性の悪化といった不具合の発生を防止できる。なお、「戸体2を見込面部76aとは反対側に移動させないように弾性的に接触する弾性部材」とは、弾性部材が見込面部76aに接触した場合において、弾性部材に生じる弾性反力(反発力)により戸体2が移動する状況を生じさせない弾性部材のことをいうものである。
また、戸体2は、パネル材21と、パネル材21の上辺部21aに付設される上エッジ材24とを有し、
上レール4は、上エッジ材24を案内するための下方が開放されるガイド溝部45を有し、
上レール4の室内側から垂下される見付け面部42を備えており、
上エッジ材24は、見付け面部42の投影面内に配置される、こととする。
例えば、ガイド溝部45の深さ寸法D1は、上エッジ材24の縦寸法H1よりも、大きく構成することにより、見付け面部42の投影面、つまり、見付け面部42の裏側の領域に上エッジ材24を配置することができる。
これにより、上エッジ材24がガイド溝部45内に隠されることになり、上エッジ材24とパネル材21の境界線21kが見えなくなることから、戸体2が傾いて設置される状況においても、その傾きが境界線21kによって目立ってしまうことがなく、戸体2の傾きに伴う見栄えの低下を防止することが可能となる。
また、戸当り側の弾性部材は、戸体2の戸当り側に沿って設けられる板状のパッキン材の一端を支持したもので構成される。
例えば、戸体2の戸当り側には、ヒレ片状の当着部62を有する長尺の戸当り側パッキン材60が設けられる構成とする。
この構成では、ヒレ片状の当着部62を内戸1が設置される部位(縦窓額縁76)の見込面部76aに対して当着させることができ、確実に戸体2と見込面部76aの間の隙間を塞ぐことができる。また、戸体2が傾いて施工される場合や、見込面部76aが傾いてしまっている場合においても、当着部62が適宜変形することにより、隙間を塞ぐことができる。さらに、ヒレ片状とすることにより、当着部62に生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体2を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。また、戸体2を閉め切った後においても、当着部62が弾性復帰する力(反発力)が弱いことから、戸体2が当着部62に押されて移動してしまうことが抑制され、隙間の発生を防止することが可能となる。
また、内戸1は、少なくとも二枚の戸体2,3を有する引き違いの形態であり、各戸体2,3の召合せ側には、召合せ側パッキン材90,90が備えられており、召合せ側パッキン材90は、J字状の断面を有し、そのJ字の一端が戸体2の見付面部27d側から突出され、他端が戸体2の見付面部27d側との間で隙間90cを有して配設される、こととする。
これにより、召合せ箇所における戸体2,3の間の隙間が閉じられ、断熱性が確保されるようになっている。また、召合せ側パッキン材90がいわゆる方持ち形状となり、他端90bが開放される自由端部として構成され、召合せ側パッキン材90がしなやかに(容易に)変形することができる。また、召合せ側パッキン材90,90同士が当着した際に、変形によって生じる弾性反力(反発力)を小さくすることができ、戸体2,3を少ない荷重で閉め切ることが可能となる。また、戸体2を閉め切った後においても、召合せ側パッキン材90が弾性復帰する力(反発力)が弱いことから、戸体2,3が召合せ側パッキン材90に押されて移動してしまうことが抑制され、隙間の発生を防止することが可能となる。
なお、本発明の内戸1の形態としては、上述したような引き違いの構成に限るものではなく、例えば、戸袋に引き込まれる一枚の戸体にて内戸を構成する場合や、3枚の戸体を並べて内戸を構成する場合においても、本発明の構成を適用することが可能である。
また、上述の実施形態のように、建物開口部に見付方向に沿って設けられる上レール4と、上レール4にガイドされる引戸式の戸体2と、を有する開口部装置としての内戸1であって、
戸体2は、矩形のパネル材21と、パネル材21の戸当り側の辺部(縦辺部21c)に取付ける長尺の戸当り側エッジ材26とを有し、
戸当り側エッジ材26の上端部26mは、見付け面部42の投影面内に配置される、こととする。
これにより、戸当り側エッジ材26の上端部26mの仕口をガイド溝部45内に収めて隠すことができ、意匠性を確保した綺麗な仕上がりが実現できる。特に、施工に慣れていない施主により設置される場合には、綺麗な仕上がりを確実に実現できる点で、優れた効果となる。そして、仮に、施工現場において戸当り側エッジ材26の長さが調整されることがあっても、戸当り側エッジ材26の上端部26mの仕口をガイド溝部45内に収めて隠すことが可能となる。
また、図7に示すごとく、戸体2は、パネル材21の上辺部21aに取付ける長尺の上エッジ材24を有し、
上エッジ材24は、戸当り側エッジ材26の上端部26mに付合せられ、戸当り側エッジ材26と上エッジ材24が縦通しに接合される、こととする。
これにより、仮に、施工現場において上エッジ材24の長さが調整されることがあっても、上エッジ材24の端部24mの仕口を戸当り側エッジ材26にて隠すことができ、意匠性を確保した綺麗な仕上がりが実現できる。
また、図7に示すごとく、戸当り側エッジ材26の見付面部26cには、戸当り側エッジ材26の長手方向に伸びる突条にて構成される手掛け部26hが設けられ、
手掛け部26hは、戸当り側エッジ材26を構成する部材よりも軟質樹脂にて構成される、こととする。
これにより、戸当り側エッジ材26の長さ調整に伴い手掛け部26hの長さ調整が必要となった際には、手掛け部26hを適宜容易に切断することができる。
また、図9(A),(C)、図10(A)、図11(A)乃至(D)に示すごとく、
パネル材21の上辺部21aには長尺の上エッジ材24が、パネル材21の下辺部21bには長尺の下エッジ材25が、パネル材21の戸当り側となる縦辺部21cには戸当り側エッジ材26が、パネル材21の召合せ側となる縦辺部21dには召合せ側エッジ材27が、それぞれ取付けられ、パネル材21の四方がエッジ材にて取り囲まれるものとし、
下エッジ材25と戸当り側エッジ材26の接合部には戸当り側コーナーブロック28が配置され、
下エッジ材25と召合せ側エッジ材27の接合部には召合せ側コーナーブロック29が配置され、
下エッジ材25の他側端部は、戸当り側コーナーブロック28に飲み込ませるように接続され、
下エッジ材25の一側端部は、召合せ側コーナーブロック29に突き合わせるように接続される、
こととしている。
以上のようにして、下エッジ材25の他側端部を戸当り側コーナーブロック28に飲み込ませることで、下エッジ材25の仕口を綺麗に納めることができる。
本発明は、住宅などの建物の開口部の断熱性能を高めるための開口部装置として広く適用でき、例えば、戸体とレールのセットとしてキット販売するものにも適用できる。
1 内戸
2 戸体
3 戸体
4 上レール
5 下レール
21 パネル材
24 上エッジ材
25 下エッジ材
26 戸当り側エッジ材
27 召合せ側エッジ材
28 戸当り側コーナーブロック
29 召合せ側コーナーブロック
60 戸当り側パッキン材
90 召合せ側パッキン材


Claims (4)

  1. 建物開口部に装着可能にパネル材を有してなる引戸式の戸体を有する開口部装置であって、
    上レールと、戸体の下部を案内するための下レールと、の二つのレール材にてから前記戸体を案内するための戸体用レールが構成され、
    前記戸体は、戸当たり側に、前記戸体の戸当たり側に対向する建物開口部の見込面部に前記戸体を前記見込面部とは反対側に移動させないように接触する弾性部材を有
    前記戸体は、前記パネル材と、前記パネル材の上辺部に付設される上エッジ材とを有し、
    前記上レールは、前記上エッジ材を案内するための下方が開放されるガイド溝部有し、
    前記上レールは、前記上レールの室内側から垂下される見付け面部を備えており、
    上エッジ材は、前記見付け面部の投影面内に配置される、
    開口部装置。
  2. 戸当り側の前記弾性部材は、前記戸体の戸当り側に沿って設けられる板状のパッキン材の一端を支持したもので構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記開口部装置は、少なくとも二枚の戸体を有する引き違いの形態であり、各戸体の召合せ側には、召合せ側パッキン材が備えられており、
    前記召合せ側パッキン材は、J字状の断面を有し、そのJ字の一端が前記戸体の見付面部側から突出され、他端が前記戸体の見付面部側との間で隙間を有して配設される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の開口部装置。
  4. 建物開口部に装着可能にパネル材を有してなる引戸式の戸体を有する開口部装置であって、
    上レールと、戸体の下部を案内するための下レールと、の二つのレール材にてから前記戸体を案内するための戸体用レールが構成され、
    前記戸体は、戸当たり側に、前記戸体の戸当たり側に対向する建物開口部の見込面部に前記戸体を前記見込面部とは反対側に移動させないように接触する弾性部材を有し、
    前記戸体は、前記パネル材と、前記パネル材の上辺部に付設される上エッジ材とを有し、
    前記上レールは、前記上エッジ材を案内するための下方が開放されるガイド溝部有し、
    前記上レールは、前記上レールの室内側から垂下される見付け面部を備えており、
    上エッジ材は、前記見付け面部の投影面内に配置され、
    戸当り側の前記弾性部材は、前記戸体の戸当り側に沿って設けられる板状のパッキン材の一端を支持したもので構成され、
    前記パッキン材において、前記建物開口部の前記見込面部に当接する当着部の基端部に切欠き部が形成される、
    開口部装置。
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