JP6153403B2 - 用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備えた用紙搬送装置、この用紙搬送装置を備えた原稿送り装置、及びこの用紙搬送装置を備えた複写機、複合機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
従来の用紙搬送装置は、一対の搬送ガイドによって用紙の搬送路が形成されている。この場合、搬送ガイドのみで形成された搬送路に用紙を通すと、用紙が搬送ガイドの面を擦りながら搬送されるため、静電気等が帯電して用紙が搬送ガイドに密着し、搬送が難しくなる。
そこで、従来から、一対の搬送ガイドの対向面に搬送リブが設けられており、用紙は、この搬送リブに接触しながら搬送路内を搬送されることになる。この場合、用紙幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)から見た(視認した)状態において、対向する搬送リブの頂点間の隙間は、用紙が余裕を持ってかつ円滑に搬送されるように、十分な隙間が設定されている。例えば、通常の用紙の厚み約0.1mmに対し、対向する搬送リブの頂点間の隙間は、用紙幅方向から視認した状態において、2.5〜3.0mmに設定されている。
ところで、搬送される用紙が排出トレイに排出されるとき、用紙を遠くに排出させて排出トレイ上での整列性(スタッキング性)をよくするために、用紙排出部に腰付け部材を配置した用紙搬送装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、腰付け部材によって用紙に用紙幅方向の波を打たせて腰を付けることにより、用紙排出部から排出された用紙の先端側が直ぐに垂れて排出トレイに接触しないようにしている。
特開平10−139251号公報
この場合、用紙搬送速度の速い高速機では、用紙を用紙排出部から排出トレイに勢いよく排出するため特に問題となることはないが、用紙搬送速度の遅い低速機では、用紙の排出速度が遅いため、腰を付けられた用紙の後端部分が排出ローラと上側搬送ガイドの搬送リブとに接触して(挟まれて)止まってしまい、用紙排出部に用紙後端部が残ってしまう場合があった。そのため、排出トレイへの用紙の整列性(スタッキング性)が逆に低下するといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、用紙搬送速度の遅い低速機の場合でも、排出トレイへの整列性(スタッキング性)を向上させた用紙搬送装置、この用紙搬送装置を備えた原稿送り装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた一対の排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備え、前記用紙排出部を形成する前記一対の搬送ガイドの上側の搬送ガイドには、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられた用紙搬送装置であって、前記搬送リブの高さは、前記一対の排出ローラのニップ位置より前記排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域では、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域の高さより低くまたは高さ零に設定されていることを特徴としている。
ここで、高さ零に設定するとは、その領域の搬送リブを実質的に除去することを意味している。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低くまたは零に設定されている前記搬送リブは、前記搬送路を搬送されてきた前記用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態によって当該用紙の搬送方向後端部が接触する部分の搬送リブである構成としてもよい。
問題を解決するためには、用紙の搬送方向後端部が接触する部分、すなわち排出ローラと搬送リブとに接触して保持される状態となる部分の搬送リブのみ高さを低くまたは高さ零に設定すればよく、その他の搬送リブは従来通りの高さにしておけばよい。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低くまたは高さ零に設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の所定の領域を含む構成としてもよい。搬送方向上流側の所定の領域も高さを低くまたは高さ零に設定することで、用紙が斜行等して搬送された場合でも、用紙の搬送方向後端部が搬送リブに接触すること防止できる。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低く設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域を含む構成としてもよい。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備えた構成であってもよい。
本発明は用紙の腰付けによる整列性(スタッキング性)の改善であるため、腰付け部を備えている用紙搬送装置に好適に用いることができる。
また、本発明の原稿送り装置は、原稿用紙を載置する載置トレイと、原稿用紙を排出する前記排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿用紙を前記排出トレイまで搬送する上記各構成の用紙搬送装置と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿用紙から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を記録用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に上記各構成の用紙搬送装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、腰付けされた用紙の排出時、用紙後端部が排出ローラと搬送ガイドとに接触して保持されることを防止して、用紙を最後まで確実に排出トレイに排出することができる。これにより、排出用紙の整列性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る用紙搬送装置を備えた画像形成装置を正面より見た概略断面図である。 原稿送り装置の第2搬送路の終端部である用紙排出部の周辺構造を示す概略断面図である。 用紙排出部に設けられている排出ローラ対の駆動ローラ及び搬送ローラ対の駆動ローラの構造を示す斜視図である。 用紙排出部を排出トレイ側から見た概略斜視図であり、用紙排出部の従来構造を示している。 原稿の搬送方向後端部が排出ローラ対のニップ位置を通過するときの様子を模式的に示した説明図であり、用紙排出部の従来構造に対応した説明図である。 用紙排出部を正面側から見た一部拡大して示す概略斜視図である。 用紙排出部を一部破断して下側から斜め上方に見上げた状態の一部拡大して示す斜視図である。 用紙排出部を排出トレイ側から見た概略正面図である。 原稿の後端部が排出ローラ対のニップ位置を通過するときの様子を模式的に示した説明図である。 原稿の後端部が排出ローラ対のニップ位置を通過するときの様子を模式的に示した実施形態2に対応した説明図である。 用紙排出部を正面側から見た一部拡大して示す概略斜視図であって、実施形態4に対応している。 用紙排出部を一部破断して下側から斜め上方に見上げた状態の一部拡大して示す斜視図であって、実施形態4に対応している。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
−画像形成装置の全体構成の説明−
図1は、本発明に係る画像形成装置を正面より見た概略断面図である。
図1に示す画像形成装置1は、画像形成部を有する装置本体10と、原稿の画像読取部20を有する画像読取筐体との間に断面コ字状に形成された胴内排紙空間部13が形成された胴内排紙型の画像形成装置である。
胴内排紙空間部13は、装置本体10の内部底面10aと、内部側面10bと、内部背面10cとで空間が形成され、この空間の上部を画像読取部20で塞ぐことで、胴内排紙空間部が形成されている。装置本体10の内部底面10aは排紙トレイ17となっており、内部背面10cには後述する排紙ローラ136が配置されている。
画像読取部20の上部には原稿送り装置(ADF)30が設けられており、この原稿送り装置30は、画像読取部20の上面奥側の縁部に設けられたヒンジ(図示省略)を回動中心として手前側が上下方向に開閉自在(すなわち、画像読取部20に対して開閉自在)に設けられている。
このような構成の画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部104には、4種類のトナー像を形成するための現像装置112、感光体ドラム113、クリーニング装置114、及び帯電器115が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム113の上側には、中間転写ベルト121が配置されている。中間転写ベルト121は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置125によって残留トナーを除去及び回収され、各感光体ドラム113の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト121の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置126の転写ローラ126aは、中間転写ベルト121との間にニップが形成されており、用紙搬送路R1を搬送されて来た用紙をニップに挟み込んで搬送する。用紙は、ニップを通過する際に、中間転写ベルト121の表面のトナー像が転写されて定着装置117に搬送される。
定着装置117は、定着ローラ131及び加圧ローラ132の間にトナー像が転写された用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、トナー像を用紙に定着させる。
給紙カセット16は、光走査装置111の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ133a及びサバキローラ133bによって給紙カセット16から引き出されて用紙搬送路R1に搬送され、2次転写装置126や定着装置117を経由し、用紙排出部138に設けられた排紙ローラ136を介して排紙トレイ17へと搬出される。用紙搬送路R1には、レジストローラ134、搬送ローラ135、及び排紙ローラ136が配置されている。
また、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ136から反転搬送路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ134へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ17へと搬出する。
−原稿送り装置30の説明−
原稿送り装置30は、原稿(用紙)Mが載置される原稿トレイ31と、原稿Mが排出される排出トレイ32と、原稿トレイ31に載置される原稿Mが読取位置P1へ搬送される第1搬送路33aと、読取位置P1に搬送された原稿Mが排出トレイ32へ搬送される第2搬送路33bと、読取位置P1を通過した原稿Mが第1搬送路33aへと戻される反転搬送路33cとを含んでいる。読取位置P1は、後述する原稿読取ガラス22を介して光源23aから光が照射される位置である。
原稿トレイ31の近傍には、ピックアップローラ34が設けられている。ピックアップローラ34は、原稿トレイ31に載置された原稿Mを上から順に第1搬送路33aに取り込むために設けられている。
ピックアップローラ34の近傍には、サバキローラ35が設けられている。サバキローラ35は、複数の原稿Mが重なった状態で第1搬送路33aへ搬送されること(重送)を防止するために設けられている。
第1搬送路33a及び第2搬送路33bにより構成される原稿トレイ31から排出トレイ32までの経路は、正面から見てU字状に形成された湾曲搬送路33a2を含んでいる。具体的には、第1搬送路33aは、原稿トレイ31から直線搬送路33a1及び湾曲搬送路33a2を経て読取位置P1へ向けて折り返すように形成されている。
第2搬送路33bは、読取位置P1から搬送方向下流側(排出トレイ32側)へ延びるように形成されている。反転搬送路33cは、第1搬送路33a及び第2搬送路33bの間に設けられており、第1搬送路33aとの合流点P2から、第2搬送路33bとの合流点P3までの経路である。すなわち、第1搬送路33aの湾曲搬送路33a2と第2搬送路33bと反転搬送路33cとにより、循環経路が形成されている。なお、合流点P3と排出トレイ32との間の第2搬送路33bは、搬送方向に対する原稿Mの先端及び後端を切り替えるためのスイッチバック経路として機能する。
第1搬送路33aには、搬送ローラ対36aと搬送ローラ対36bとが設けられ、第2搬送路33bには、搬送ローラ対36cと搬送ローラ対37と排出ローラ対38とが設けられている。
搬送ローラ対37及び排出ローラ対38は、合流点P3と排出トレイ32との間に配置されている。また、排出ローラ対38は、第2搬送路33bの原稿排出部(用紙排出部)33b1に設けられている。
搬送ローラ対37は、駆動ローラ37a及び従動ローラ37bを有する。排出ローラ対38は、駆動ローラ38a及び従動ローラ38bを有する。
合流点P3の近傍には、爪部材39が設けられている。この爪部材39は、原稿Mが搬送方向(用紙搬送方向)Yに搬送される際に、原稿Mにより押し上げられることにより、第2搬送路33bを開放するように構成されている。
−画像読取部20の説明−
画像読取部20は、原稿台ガラス21と、原稿読取ガラス22と、光源ユニット23と、ミラーユニット24と、撮像部25とを有する。
光源ユニット23は、原稿Mへ向けて光を照射する光源23aと、原稿Mからの反射光をミラーユニット24へ導くミラー23bとを有する。ミラーユニット24は、ミラー24aとミラー24bとを有する。撮像部25は、集光レンズやCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などを有する。
詳細は省略するが、画像読取部20は、原稿固定方式による読み取りと、原稿移動方式による読み取りとを行うことが可能な構成となっている。
以上が、画像形成装置1の全体構成の説明である。
<実施形態1>
実施形態1では、本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置30に搭載していることから、原稿送り装置30についてさらに詳しく説明する。
図2は、原稿送り装置30において、第2搬送路33bの終端部である原稿排出部33b1の周辺構造を示す概略断面図、図3は、原稿排出部33b1に設けられている排出ローラ対の駆動ローラ及び搬送ローラ対の駆動ローラの構造を示す斜視図、図4は、原稿排出部33b1を排出トレイ32側から見た概略斜視図、図5は、原稿の後端部が排出ローラ対38のニップ位置βを通過するときの様子を模式的に示した説明図である。ただし、図4は、原稿排出部33b1の従来構造を示しており、図5の説明図も原稿排出部33b1の従来構造に対応している。
第2搬送路33bは、板状体である一対の搬送ガイド51,52によって形成されており、一対の搬送ガイド51,52のそれぞれには、その対向面に、用紙を搬送するための搬送リブ51a,52aが搬送方向Yに沿って、搬送方向Yに直交する幅方向(用紙幅方向)Xに複数本平行に設けられている。実施形態1では、一対の搬送ガイドを上側搬送ガイド51及び下側搬送ガイド52と呼ぶことにする。
上側搬送ガイド51の搬送リブ51aと、下側搬送ガイド52の搬送リブ52aとは、図示は省略しているが幅方向Xにずらせて配置されており、かつ、幅方向Xから視認した状態(図2参照)において、対向する搬送リブ51a,52aの頂点間の幅W1は、原稿Mが余裕を持ってかつ円滑に搬送されるように、十分な隙間に設定されている。具体的には、通常の原稿用紙の厚み約0.1mmに対し、対向する搬送リブ51a,52aの頂点間の幅W1は、2.5〜3.0mmに設定されている。
図3に示すように、排出ローラ対38の駆動ローラ38aは、回転軸41に取り付けられている。回転軸41は、原稿M(図1参照)の搬送方向Yと直交する幅方向Xに延びるように形成されている。回転軸41には、図示しない電磁クラッチを介してモータの駆動力が伝達されている。回転軸41には、駆動ローラ38aの外側に一対の駆動ローラ42が設けられている。一対の駆動ローラ42は、排出ローラ対を構成する。
駆動ローラ38a及び駆動ローラ42は、回転軸41の回転に伴って回転するように、回転軸41に固定的に取り付けられている。また、排出ローラ対38の駆動ローラ38aは、従動ローラ38b(図1参照)と接触する位置に配置されている。
回転軸41には、回転軸41に対して回転可能に保持部材44が取り付けられている。保持部材44は、搬送ローラ対37の駆動ローラ37aを保持するために設けられている。
排出ローラ対38の駆動ローラ38aと、搬送ローラ対37の駆動ローラ37aとには、ベルト46が架けられている。ベルト46は、駆動ローラ38aの駆動力を駆動ローラ37aに伝達するために設けられている。
また、回転軸41には、駆動ローラ42の外側に一対の腰付け部(腰付けローラ)43が取り付けられている。腰付けローラ43は、排出トレイ32(図1参照)の上方に排出される原稿Mが自重により曲がるのを抑制するために設けられている。
図4に示すように、腰付けローラ43は、排出ローラ対38の駆動ローラ38a及び駆動ローラ42の径より若干大径に形成されている。これにより、排出ローラ対38によって原稿Mを挟持して排出トレイ32に排出するとき、排出ローラ対38で挟持された原稿Mの幅方向Xの両外側部分が腰付けローラ43によって持ち上げられて原稿Mに腰が付けられる。このように腰付けローラ43によって排出原稿に腰を付けることで、原稿Mを、原稿排出部33b1から遠くまで確実に排出できるようにしている。
腰付けローラ43によって腰付けされた原稿Mは、幅方向Xの両外側部分が持ち上げられて上側搬送ガイド51の両外側部分の搬送リブ51a1に接触する。そして、原稿Mの両外側部分が上側搬送ガイド51の搬送リブ51a1に接触することで、原稿Mの搬送方向後端部(以下、単に「後端部」という。)が排出ローラ対38のニップ位置βを通過したとき、ニップ位置βを通過直後の搬出ローラ対38の駆動ローラ38aと、原稿Mが接触する部分の搬送リブ51a1とによって、原稿Mの後端部が保持された状態となってブレーキがかかり、排出力を低下させる。そのため、原稿Mの後端部が原稿排出部33b1から排出されずに残ってしまうといった現象が生じていた。
この場合、ニップ位置βを通過直後の原稿Mの両外側後端部の搬送リブ51a1への接触位置は、図5に示すように、ニップ位置βを通る垂直線L1より若干排出トレイ32側の点b1となり、原稿Mの後端中央部は、排出ローラ対38の駆動ローラ38a表面の点b2となって、原稿Mの後端部はこの3点(b1,b2,b1)で接触して保持された(3点で支持された)状態となる。
この現象は、上記したように高速機ではあまり問題となることはなく、低速機の場合に排出速度が遅いため、特に問題となる。
そこで、実施形態1では、上記現象に鑑み、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向下流側の領域の上側搬送ガイド51の搬送リブ51aの高さを、それ以外の領域の上側搬送ガイド51の搬送リブ51aの高さより低く設定している。以下、具体的に説明する。
図6は、原稿排出部33b1を正面側から見た一部拡大して示す概略斜視図、図7は、原稿排出部33b1を一部破断して下側から斜め上方に見上げた状態の一部拡大して示す斜視図、図8は、原稿排出部33b1を排出トレイ32側から見た概略正面図、図9は、原稿の後端部が排出ローラ対38のニップ位置βを通過するときの様子を模式的に示した説明図である。
実施形態1では、主に図9に示すように、上側搬送ガイド51の搬送リブ51aの高さは、排出ローラ対38のニップ位置βより排出トレイ32に向かう搬送方向下流側の領域D1では、それ以外(すなわち、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向上流側)の領域D2の高さより低く設定している。すなわち、上側搬送ガイド51の搬送リブ51aの領域D1の高さH1を、領域D2の高さH2より低く設定している。ここで、領域D1の搬送リブ51aの高さH2は、腰付けローラ43によって腰付けされ、跳ね上がった原稿Mの両外側部分が搬送リブ51aに接触しない高さに設定すればよい。ただし、より効果的には、領域D1の上側搬送ガイド51の搬送リブ51aの高さH1を零とすればよい。図6乃至図9は、領域D1の搬送リブ51aの高さを零とした場合、すなわち、領域D1部分の搬送リブ51aを除去した場合を図示しており、図6乃至図8において一点鎖線で囲んだ部分60が搬送リブ51aを除去した部分である。
ここで、実施形態1では、図6乃至図8に示すように、領域D1において、高さが低くまたは高さ零に設定されている搬送リブ51aは、第2搬送路33bを搬送されてきた原稿Mの波打ちによる腰付け状態によって当該原稿の後端部が接触する部分の搬送リブとしている。
すなわち、実施形態1では、図6乃至図8に示すように、腰付け状態によって原稿の後端部が接触する部分は、幅方向両端部に設けられている2本の搬送リブ51a(51a1)のみであるので、この両端部の2本の搬送リブ51a(51a1)のみ、領域D1の高さを低くまたは高さ零に設定している。
上記の現象を解決するためには、領域D1において原稿の後端部が接触する部分、すなわち排出ローラ対38の駆動ローラ38aと搬送リブ51aとに接触して保持される部分の搬送リブのみ高さをH1にすればよい。
また、搬送リブ51aの高さをH1とする場合、高さH1とする位置は、図9に示すように、原稿Mの後端部が、従来の高さの搬送リブ51aに接触する点b1から上側搬送ガイド51の面に向かって垂直に延長した線上の点b1′の位置になっていればよい。すなわち、点b1′より搬送方向下流側の搬送リブ51aが高さH1になっていればよい。なお、実施形態1では、搬送リブ51aのニップ位置βから点b1′までを傾斜辺として形成しているが、この部分の形状は例えば湾曲状等任意の形状でよい。
<実施形態2>
図10は、原稿の後端部が排出ローラ対38のニップ位置βを通過するときの様子を模式的に示した説明図であり、実施形態2に対応している。
上記実施形態1では、搬送リブ51aの高さをH1とする領域を、排出ローラ対38のニップ位置βより排出トレイ32に向かう搬送方向下流側の領域D1としているが、図10に示す実施形態2では、排出ローラ対38のニップ位置βよりさらに搬送方向上流側の所定の領域D3まで、搬送リブ51aの高さをH1としている。ただし、この例では、領域D3まで搬送リブ51aの高さH1を零(すなわち、搬送リブ51aを除去した構成)として示している。
このように搬送方向上流側の所定の領域D3まで搬送リブ51aの高さをH1とするのは、原稿Mが搬送路内を斜行して搬送された場合、原稿Mの後端中央部が排出ローラ対38を通過した時点で、斜行している原稿Mの一方の後端縁部が、幅方向Xから見た状態においてニップ位置βより若干搬送方向上流側に位置することになる。従って、そのような場合でも原稿Mの後端縁部が搬送リブ51aに接触しないように、領域D3まで搬送リブ51aの高さをH1としている。ここで、領域D3としては、ある程度の余裕を持たせて、搬送方向に2〜5mm程度とすればよい。
<実施形態3>
上記実施形態1,2では、原稿の後端部が接触する部分の搬送リブ、すなわち幅方向両端部に設けられている2本の搬送リブ51a(51a1)について説明し、その他の搬送リブについては特に説明していない。実施形態3では、上記2本の搬送リブ51a(51a1)を前提として、その他の搬送リブとの関係について、図6乃至図8を参照して説明する。
実施形態3では、その他の搬送リブ51a、すなわち、幅方向において原稿の後端部が接触する部分以外の(両端部を除く全ての)搬送リブ51aは、その高さがH2となっている。つまり、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向上流側の領域D2では、幅方向両端部の搬送リブ51a(51a1)を含め全ての搬送リブ51aの高さが、同じ高さH2となっている。また、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向下流側の領域D1においては、幅方向両端部の搬送リブ51a(51a1)の高さH1に対し、それ以外の搬送リブ51aは、領域D2と同じ高さH2となっている。
このように、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向下流側の領域D1において、幅方向両端部の搬送リブ51a(51a1)以外の搬送リブを従来通りの高さH2にしてくことで、排出ローラ対38を通過後の原稿Mが、領域D1の高さH2の搬送リブ51aに案内されて排出トレイ32までスムーズに排出されることになる。
<実施形態4>
上記実施形態3では、幅方向両端部に設けられている2本の搬送リブ51a(51a1)については、その高さを、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向上流側の領域D2についてはH2、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向下流側の領域D1についてはH1としているが、実施形態4では、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向上流側の領域D2についてもその高さをH1としている。図11及び図12は、この状態を示している。
すなわち、実施形態4では、幅方向両端部に設けられている2本の搬送リブ51a(51a1)は、排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向下流側の領域D1から排出ローラ対38のニップ位置βより搬送方向上流側の領域(領域D2を含む全領域)について、その高さをH1としている。
すなわち、排出ローラ対38のニップ位置βを介した搬送方向下流側及び搬送方向上流側の全領域において、幅方向両端部に設けられている2本の搬送リブ51a(51a1)の高さをH1とし、幅方向両端部の搬送リブ51a(51a1)以外の全ての搬送リブ(両端部を除く全ての搬送リブ)51aの高さをH2としている。
なお、本発明者らは、排出ローラ対38のニップ位置βより排出トレイ32に向かう搬送方向下流側の領域の搬送リブの高さをH1に設定することで、低速機においても、原稿Mの後端部が原稿排出部33b1から排出されずに残ってしまう現象が解消されていることを実験によって確認している。
また、実施形態1〜4では、腰付け状態として、図8に示すように、原稿Mが搬送方向Yから見て略U字状に湾曲する場合について説明しているが、原稿Mの腰付け状態はこのような略U字状の湾曲形状に限るわけではない。すなわち、腰付けローラ43をどこに、どのように設けるかによって、その湾曲形状(腰の付き方)は異なることになり、また、そこを通過する用紙のサイズ(特に幅)によっても湾曲形状(腰の付き方)は異なってくる。従って、上側搬送ガイド51のどの搬送リブ51aに接触するかも、用紙の腰の付き方によって異なってくる。従って、本発明では、そのような場合にも対応できるように、高さを低くまたは零に設定する搬送リブ51aは、第2搬送路33bを搬送されてきた原稿Mの波打ちによる腰付け状態によって当該原稿の後端部が接触する部分としている。
<実施形態5>
実施形態1〜4では、本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置に適用した場合につい説明しているが、給紙カセット16に収容された用紙を1枚ずつ取り出して画像形成部104で画像を形成し、定着後に用紙を排紙トレイ17に排出する用紙搬送路R1においても、本発明の用紙搬送装置を適用することができる。
すなわち、排紙トレイ17に排出する直前の用紙搬送路R1の出口部分である用紙排出部138にも腰付け部が配置されている。図示は省略するが、その構成は原稿送り装置の用紙排出部の構成とほぼ同じである。
従って、本発明の用紙搬送装置を画像形成部104の用紙排出部138に適用することで、腰の付いた用紙が排紙トレイ17に排出される際、排紙ローラ136と用紙排出部138の用紙搬送ガイドの上側の搬送リブとに挟まれることなく、用紙を排紙トレイ17に確実に排出することができる。
<実施形態6>
実施形態1〜4では本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置に適用し、実施形態5では本発明の用紙搬送装置を画像形成部の用紙搬送路に適用しているが、画像形成後に排出された用紙に対してパンチやソート等の処理を行う後処理装置にも本発明の用紙搬送装置を適用することが可能である。
すなわち、画像形成部から後処理装置に用紙を搬送するときの用紙排出部にも腰付け部が配置されている。図示は省略するが、その構成は原稿送り装置の用紙排出部の構成とほぼ同じである。
従って、本発明の用紙搬送装置を後処理装置の用紙排出部に適用することで、腰の付いた用紙であっても後処理装置のトレイ上に整列して載置することができ、その後の処理をスムーズに行うことができる。
−本発明の構成及び作用効果のまとめ−
本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた一対の排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備え、前記用紙排出部を形成する前記一対の搬送ガイドの上側の搬送ガイドには、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられた用紙搬送装置であって、前記搬送リブの高さは、前記一対の排出ローラのニップ位置より前記排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域では、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域の高さより低くまたは高さ零に設定された構成としている。
この構成によると、用紙が波打って腰が付いている場合でも、排出ローラのニップ位置より排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域の搬送リブの高さが低いため(または高さ零であるため)、その部分の搬送路の高さ幅が確保され、用紙が排紙ローラと搬送リブとに接触して保持されることなく、排出トレイまで確実に排出される。
また、高さを零とすることで、搬送路の高さ幅がさらに確保されるので、用紙が排紙ローラと搬送リブとに挟まれることなく、排出トレイまで確実に排出される。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低くまたは高さ零に設定されている前記搬送リブは、前記搬送路を搬送されてきた前記用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態によって当該用紙の搬送方向後端部が接触する部分の搬送リブである構成としてもよい。
腰付け状態の用紙の搬送方向後端部が、排出ローラと搬送リブとに接触して保持される現象を解決するためには、用紙の搬送方向後端部が搬送リブに接触する部分、すなわち排出ローラと搬送リブとに接触して保持される部分の搬送リブのみの高さを低くまたは高さ零にすればよい。つまり、その他の部分の搬送リブは従来通りの高さにしておけばよい。その方が、排出ローラを通過後の原稿が、従来の高さである残りの搬送リブに案内されて排出トレイまでスムーズに排出されることになる。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低くまたは高さ零に設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の所定の領域を含む構成としてもよい。搬送方向上流側の所定の領域も高さを低くまたは高さ零に設定することで、用紙が斜行等して搬送された場合でも、用紙の搬送方向後端部が搬送リブに接触すること防止できる。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、高さが低く設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域を含む構成としてもよい。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備えた構成であってもよい。
本発明は用紙の腰付けによる整列性(スタッキング性)の改善であるため、腰付け部を備えている用紙搬送装置に好適に用いることができる。
また、本発明の原稿送り装置は、原稿用紙を載置する載置トレイと、原稿用紙を排出する前記排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿用紙を前記排出トレイまで搬送する上記各構成の用紙搬送装置と、を備えた構成としている。
この構成によると、腰付けされた原稿用紙の後端部が排出ローラと搬送ガイドとに挟まれることを防止して、原稿用紙を最後まで確実に排出トレイに排出できる原稿送り装置を提供することができる。
また、本発明の画像形成装置は、原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿用紙から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を記録用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に上記各構成の用紙搬送装置を備えた構成としている。
この構成によると、腰付けされた用紙の後端部が排出ローラと搬送ガイドとに挟まれることを防止して、用紙を最後まで確実に排出トレイに排出できる画像形成装置を提供することができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、腰付けされた用紙を排出トレイに排出する際の整列性に優れた用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置であり、腰付けされた用紙を搬送する搬送路を有する用紙搬送全般に寄与するところは大きい。
1 画像形成装置
10 装置本体
13 胴内排紙空間部
17 排紙トレイ
20 画像読取部
21 原稿台ガラス
22 原稿読取ガラス
23 光源ユニット
24 ミラーユニット
25 撮像部
30 原稿送り装置
31 原稿トレイ
32 排出トレイ
33a 第1搬送路
33b 第2搬送路
33b1 原稿排出部(用紙排出部)
33c 反転搬送路
34 ピックアップローラ
35 サバキローラ
36a,36b,36c,38 搬送ローラ対
38 排出ローラ対
38a 駆動ローラ
38b 従動ローラ
41 回転軸
42 駆動ローラ
43 腰付けローラ(腰付け部)
51 上側搬送ガイド(搬送ガイド)
52 下側搬送ガイド(搬送ガイド)
51a,51a1,52a 搬送リブ
104 画像形成部
136 排紙ローラ
138 用紙排出部
D1,D2,D3 領域
M 原稿(用紙)
Y 用紙搬送方向(搬送方向)
X 用紙幅方向(幅方向)
β ニップ位置

Claims (6)

  1. 用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた一対の排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備え、前記用紙排出部を形成する前記一対の搬送ガイドの上側の搬送ガイドには、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられた用紙搬送装置であって、
    用紙幅方向の両端部の搬送リブでは、前記搬送リブの高さは、前記一対の排出ローラのニップ位置より前記排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域では、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域の高さより低くまたは高さ零に設定されており、
    用紙幅方向の両端部以外の搬送リブでは、前記搬送リブの高さは、前記両端部の搬送リブの高さよりも高くされていることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた一対の排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備え、前記用紙排出部を形成する前記一対の搬送ガイドの上側の搬送ガイドには、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられた用紙搬送装置であって、
    前記搬送リブの高さは、前記一対の排出ローラのニップ位置より前記排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域では、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域の高さより低くまたは高さ零に設定されており、
    高さが低くまたは高さ零に設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の所定の領域を含むことを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路の用紙排出部に設けられた一対の排出ローラと、前記用紙排出部から排出された用紙を載置する排出トレイとを備え、前記用紙排出部を形成する前記一対の搬送ガイドの上側の搬送ガイドには、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられた用紙搬送装置であって、
    前記搬送リブの高さは、前記一対の排出ローラのニップ位置より前記排出トレイに向かう用紙搬送方向下流側の領域では、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域の高さより低くまたは高さ零に設定されており、
    高さが低くまたは高さ零に設定される領域のうち高さが低く設定されている領域は、前記ニップ位置より搬送方向上流側の領域を含むことを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置であって、
    搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備えていることを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 原稿用紙を載置する載置トレイと、原稿用紙を排出する前記排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿用紙を前記排出トレイまで搬送する請求項1から請求項までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置と、を備えたことを特徴とする原稿送り装置。
  6. 原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿用紙から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を記録用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に請求項1から請求項までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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