JP6146218B2 - 裁断装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙などのシートを裁断する裁断装置及び同裁断装置を備えるプリンターなどの記録装置に関する。
記録装置の一例として、用紙を裁断する裁断装置と、用紙の裁断に伴って生じた切り屑を収容する屑収容部とを備えるプリンターがある。こうしたプリンターにおいては、短冊状の切り屑の向きをそろえた状態で屑収容部に収容するために、裁断方向が異なる用紙の端縁屑と側縁屑とを別々の屑収容部に収容するものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−20229号公報
ところで、用紙を幅方向に裁断する場合には、異なる幅の用紙を裁断すると、長さの異なる切り屑が発生する。そして、用紙を幅方向の一端側から他端側に向けて裁断する場合には、裁断方向が一定であっても、切り屑の長さによって屑収容部に落下するときの姿勢がばらついてしまうことがある。
このように切り屑の落下姿勢がばらつくと、切り屑の向きがそろわない状態で屑収容部に落下するために、切り屑が鳥の巣状に重なった状態で積み上げられて、屑収容部内がすぐに満杯になってしまうという課題が生じる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、裁断に伴って生じる裁断片の落下姿勢のばらつきを抑制することができる裁断装置及び同裁断装置を備える記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する裁断装置は、シートを幅方向に裁断する裁断機構と、前記裁断機構の鉛直方向下方に配置され、裁断した前記シートの裁断片を受ける案内部と、を備え、前記裁断機構は、前記幅方向における第1端側に位置合わせされた前記シートを前記幅方向の第2端から前記第1端に向かう向きに裁断して前記裁断片を発生させ、前記案内部の前記幅方向と交差する長さ方向における長さは、前記幅方向における前記第1端側よりも前記第2端側の方が短い。
裁断機構がシートを幅方向の第2端から第1端に向かう向きに裁断していくと、シートの先端部分は第1端側が切り離されるまで繋がった状態となるため、切られるに従い裁断された第2端側が垂れ下がっていく。そして、裁断されるシートの幅が広い場合には、裁断片の長さが長くなるので、裁断片は長手方向が鉛直方向に沿うような縦長の姿勢になって落下することがある。一方、裁断されたシートの幅が狭い場合には、裁断片は長さが短くなるので、裁断片は裁断され終わったときの勢いで第1端側を中心に回転し、裁断片の落下姿勢がばらついてしまうことがある。その点、上記構成によれば、シートの裁断片を案内部が受けるため、例えば、シートの先端部分が裁断されて垂れ下がっていく場合、その垂れ下がった部分が案内部に接触することによって、裁断片は長手方向が幅方向に沿うように落下時の姿勢がそろえられる。また、案内部がシートの垂れ下がった第2端側を受けることにより、第1端側が裁断され終わったときの裁断片の回転が抑制される。ただし、裁断片が長い場合には、先に垂れ下がった第2端側が案内部に引っかかることによって落下時の姿勢が変化してしまうおそれがある。その点、案内部の長さ方向における長さは、幅方向における第1端側よりも第2端側の方が短くなっているので、長い裁断片の案内部に対する引っかかりが抑制される。したがって、裁断に伴って生じる裁断片の落下姿勢のばらつきを抑制することができる。
上記裁断装置において、前記案内部は、前記長さ方向における先端が前記長さ方向における基端よりも低い。
この構成によれば、案内部は、長さ方向における先端が長さ方向における基端よりも低いので、案内部に接触した裁断片の引っかかりを抑制しつつ、接触した裁断片の姿勢をそろえることができる。
上記裁断装置において、前記案内部の前記長さ方向における先端には縁部が設けられ、前記長さ方向における基端から先端に続く前記案内部の面より前記縁部の面の方が水平に対する傾斜角度が小さい。
この構成によれば、案内部の長さ方向における先端部分には縁部が設けられており、基端から先端に続く案内部の面より縁部の面の方が水平に対する傾斜角度が小さいので、案内部の傾斜に沿って下方に案内される裁断片は、縁部において落下速度が低減される。そして、裁断片の第2端側の落下を遅らせることによって、裁断片の姿勢が水平に近づくように、裁断片の姿勢を整えることができる。
上記裁断装置において、前記裁断機構は、前記幅方向に延びる刃部が設けられた固定刃と、前記刃部に沿って移動する可動刃と、前記可動刃の移動領域の前記幅方向における前記第1端側の端部に配置され、前記幅方向に対する前記裁断片の動きを規制する規制壁部と、を有し、前記規制壁部は、前記鉛直方向において前記案内部よりも上方に配置されている。
可動刃が幅方向に移動してシートを裁断すると、裁断片が可動刃の移動方向に飛ばされて、落下するときの姿勢がばらついてしまうことがある。その点、上記構成によれば、可動刃の移動方向に飛ばされた裁断片は、可動刃の移動領域の幅方向における端部に配置された規制壁部に接触することによって、移動領域の外側へ向けた移動が規制される。また、規制壁部は鉛直方向において案内部よりも上方に配置されているので、規制壁部に接触して落下した裁断片を案内部に接触させることによって、長手方向が幅方向に沿うように落下時の姿勢をそろえることができる。
上記裁断装置において、前記規制壁部は、前記幅方向において前記第2端側から前記第1端側に向かって下がるように傾斜している。
この構成によれば、規制壁部は幅方向において第2端側から第1端側に向かって下がるように傾斜しているので、可動刃の移動方向に飛ばされて規制壁部に接触した裁断片は、移動領域の内側(規制壁部より第2端寄り)に向けて落下する。したがって、規制壁部に接触して落下する裁断片を、規制壁部よりも下方に位置する案内部に接触させて、落下時の姿勢をそろえることができる。
上記裁断装置は、前記裁断片を収容する収容容器を備える。
この構成によれば、裁断片の落下時の姿勢をそろえることによって、裁断片の向きをそろえた状態で収容容器に収容することができるので、より多くの裁断片を収容容器に収容することができる。
上記課題を解決する記録装置は、シートに記録を行う記録部と、上記裁断装置と、を備える。
この構成によれば、裁断片の落下時の姿勢をそろえることによって、裁断片の向きをそろえた状態で収容することができるので、より多くの裁断片を収容することができる。そのため、頻繁に裁断片を捨てる必要がなく、連続して記録を行うことができる。
一実施形態の記録装置の斜視図。 同記録装置の断面図。 一実施形態の裁断装置の上面図。 同裁断装置の斜視図。 規制壁部の作用を説明する斜視図。 幅が狭いシートを裁断するときの裁断装置を示す斜視図。 幅が広いシートを裁断するときの裁断装置を示す斜視図。 裁断装置の比較例を示す斜視図。
以下、記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。記録装置は、例えば、用紙などのシートに記録材の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うプリンターである。
図1に示すように、本実施形態の記録装置11は筐体部12を備えている。筐体部12の前面側には開口部13が形成されている。また、筐体部12の前面には、開口部13の鉛直方向上方となる位置に、排出口14が形成されている。
筐体部12内には、開口部13を通じてホルダーユニット16が引き出し可能な状態で収容される。ホルダーユニット16は、長尺のシートSを円筒状に巻き重ねたロール体Rを回転可能な状態で保持する。
ホルダーユニット16は、筐体部12に収容された場合に記録装置11の外装の一部を構成する前板部17と、ロール体Rを支持する一対の支持壁18と、ロール体Rから巻き解いたシートSの先端を挿入するための挿入口19とを備えている。なお、ホルダーユニット16にはシートSの搬送経路が形成されており、挿入口19はこの搬送経路につながっている。
挿入口19は、前板部17と、前板部17の後方に配置された挿入口形成部材21とによって形成される。挿入口形成部材21には、シートSを幅方向Xにおける第1端側に寄せるための位置決め部材23が幅方向Xに移動可能な状態で取り付けられている。
筐体部12には、開口部13を露出させる開位置(図1に示す位置)と、開口部13を覆う閉位置(図2に示す位置)とに配置可能な収容容器25が着脱可能に取り付けられる。収容容器25は、閉位置に配置された場合に記録装置11の外装の一部を構成する外装部材26と、閉位置に配置されたときに筐体部12内に配置される収容部形成部材27とによって構成されている。
図2に示すように、筐体部12内において、ホルダーユニット16を収容する空間の上方には、ロール体Rから巻き解かれたシートSに記録を行う記録部31が収容されている。記録部31は、シートSに対してインクを噴射可能な液体噴射ヘッド32を備えている。
記録装置11は、ホルダーユニット16から排出口14に向かう搬送方向にシートSを搬送する搬送機構33を備えている。搬送機構33は、シートSの搬送経路に沿って配置された複数の搬送ローラーを有している。
シートSの搬送経路において記録部31と排出口14との間には、シートSを裁断する裁断装置40が配置されている。裁断装置40は、シートSの幅方向X(図2においては紙面と直交する方向)に延びる固定刃41と幅方向Xに移動する円盤状の可動刃42とを有する裁断機構43と、裁断機構43の鉛直方向下方に配置される案内部44と、を備えている。
図3に示すように、固定刃41及び案内部44は、シートSの幅方向Xが長手方向になるとともにシートSの長さ方向Yが短手方向となるように配置されている。なお、シートSの長さ方向Yは、シートSの搬送方向でもある。また、シートSは、搬送経路の幅方向Xにおける第1端側(図3では右端側)に寄せられた状態で搬送される。そして、固定刃41には、長さ方向Yにおける先端側(シートSの搬送方向の下流側)に幅方向Xに延びる刃部41aが設けられている。
裁断機構43は、幅方向Xに延びて固定刃41を支持する支持フレーム45と、支持フレーム45の幅方向Xにおける第1端側に固定された駆動源46と、支持フレーム45に沿って幅方向Xに往復移動する保持部47と、保持部47に駆動源46の駆動力を伝達する伝達機構48とを備えている。そして、可動刃42は、保持部47に回動自在に保持されている。
駆動源46は、例えば第1方向及び第1方向の逆方向となる第2方向に回転駆動するモーターである。そして、駆動源46が第1方向に回転駆動すると、伝達機構48が駆動源46の駆動力を伝達することによって保持部47が支持フレーム45に沿って幅方向Xの第1端側から第2端側(図3では左端側)に向けて移動する。このとき、保持部47に保持された可動刃42は、刃部41aに沿って幅方向Xの第1端側から第2端側に向けて移動して、シートSを裁断する。
また、駆動源46が第2方向に回転駆動すると、伝達機構48が駆動源46の駆動力を伝達することによって保持部47が支持フレーム45に沿って幅方向Xの第2端側から第1端側に向けて移動する。このとき、保持部47に保持された可動刃42は、刃部41aに沿って幅方向Xの第2端側から第1端側に向けて移動して、シートSを裁断する。
裁断機構43は、可動刃42の移動領域の幅方向Xにおける両端部に配置された規制壁部49(49L,49R)を備えている。なお、規制壁部49Rは可動刃42の移動領域の幅方向Xにおける第1端側の端部に配置されている一方、規制壁部49Lは可動刃42の移動領域の幅方向Xにおける第2端側の端部に配置されている。
規制壁部49は、鉛直方向において案内部44よりも上方に配置されている。そして、規制壁部49は、幅方向Xにおいて第2端側から第1端側に向かって下がるように、すなわち上端が下端よりも移動領域の内側寄りに位置するように傾斜している。
図4に示すように、案内部44は、長さ方向Yにおける基端が収容容器25を構成する収容部形成部材27の上端部分に固定されている。そして、案内部44は、長さ方向Yにおける先端が基端よりも低くなって収容容器25内に配置されるように、下向きに傾斜している。また、案内部44は、長さ方向Yにおける基端が裁断機構43の鉛直方向下方に配置される一方で、長さ方向Yにおける先端が裁断機構43よりも長さ方向Yに突出している。
案内部44の長さ方向Yにおける長さは、幅方向Xにおける第1端側よりも第2端側の方が短くなっている。本実施形態において、案内部44の幅方向Xにおける第1端側の長い部分を第1案内部51とする一方で、案内部44の幅方向Xにおける第2端側の短い部分を第2案内部52とする。
第1案内部51の長さ方向Yにおける先端には縁部51aが設けられているとともに、第2案内部52の長さ方向Yにおける先端には縁部52aが設けられている。なお、長さ方向Yにおける基端から先端に続く案内部44(51,52)の面より、縁部51a,52aの面の方が水平に対する傾斜角度が小さい。
次に、以上のように構成された記録装置11の作用について説明する。
図2に示すように、シートSに対して記録を行う場合には、搬送機構33が位置決め部材23によって幅方向Xの第1端側に位置決めされたシートSを排出口14に向けて搬送する。
シートSが記録部31に搬送されると、シートSに対して液体噴射ヘッド32からインクが噴射されることによって、シートSに記録(印刷)が行われる。また、シートSは記録が施された部分が単位長さ毎に裁断装置40によって切断されることで、単票CPとなる。そして、記録が完了した単票CPは排出口14を通じて筐体部12外に排出される。
なお、本実施形態の裁断機構43は、駆動源46が第1方向に回転駆動して、可動刃42が幅方向Xの第1端側から第2端側に向けて移動することによって、シートSから単票CPを切り離す。その後、搬送機構33によってシートSが所定距離搬送されると、駆動源46が第2方向に回転駆動して、可動刃42が幅方向Xの第2端側から第1端側に向けて移動することによって、裁断機構43がシートSの長さ方向Yにおける先端部分を幅方向Xに裁断する。
このとき裁断されるシートSの先端部分は、先に裁断された単票CPの後端と次に裁断される単票CPの前端との間の余白部分であるので、不要な裁断片CSとして切り落とされて、収容容器25に収容される。すなわち、裁断機構43は、幅方向Xにおける第1端側に位置合わせされたシートSを幅方向Xの第2端から第1端に向かう向きに裁断して、裁断片CSを発生させる。そして、収容容器25に裁断片CSが溜まると、収容容器25を筐体部12から取り外して、収容された裁断片CSを除去する。
ところで、図5に示すように可動刃42が幅方向Xに移動してシートSの長さ方向Yにおける先端部分を幅方向Xの第2端側から第1端側に向けて裁断していくと、シートSの先端部分は裁断された部分が垂れ下がっていく。
そして、可動刃42が第1端側の端部に到達して裁断片CSが切り離されたとき、裁断片CSが図5に実線で示すように可動刃42の移動方向に飛ばされて、図5に二点鎖線で示すように落下するときの姿勢がばらついてしまうことがある。なお、裁断されたシートSの幅が狭く、裁断片CSの長さが短い場合には、裁断片CSが軽いので、特に可動刃42の移動方向に飛びやすい。
その点、本実施形態においては、移動方向に飛んだ裁断片CSは可動刃42の移動領域の幅方向Xにおける端部に配置された規制壁部49に接触することによって、移動領域の外側へ向けた移動が規制される。すなわち、規制壁部49は幅方向Xに対する裁断片CSの動きを規制する。
そして、規制壁部49は幅方向Xにおいて第2端側から第1端側に向かって下がるように傾斜しているので、規制壁部49に接触した裁断片CSは、移動領域の内側に向けて落下する。また、落下した裁断片CSを案内部44が受ける。
すると、裁断片CSは、先に垂れ下がった第2端側から案内部44に接触していくことで姿勢が水平に近づくとともに、案内部44の傾斜に沿って滑り落ちることによって長手方向が幅方向Xに沿うように向きがそろえられる。
このとき、図5に示すような短い裁断片CSは、案内部44の第1案内部51に接触して滑り落ちる。なお、短くて軽い裁断片CSが勢いよく落下した場合には、第1案内部51に沿って滑り落ちる速度が速くなるが、裁断片CSは案内部44の下端側の端部に設けられた縁部51aに接触することによって、落下速度が低減される。
そのため、案内部44の縁部51aを離れた裁断片CSは落下姿勢が変化することなく、図5に示すように長手方向が幅方向Xに沿うように向きがそろえられた状態で収容容器25内に収容される。
続いて、シートSから切り離された裁断片CSが可動刃42の移動方向に飛ばない場合について説明する。
この場合には、図6に実線で示すように、可動刃42がシートSの長さ方向Yにおける先端部分を幅方向Xの第2端側から第1端側に向けて裁断していくと、シートSの先端部分は裁断された部分が垂れ下がっていく。すると、その垂れ下がった部分を案内部44が受ける。
ここで、案内部44が裁断片CSを受けないと、裁断片CSは裁断され終わったときの勢いで図6に二点鎖線で示すように第1端側を中心に回転して、裁断片CSの落下姿勢がばらついてしまうことがある。なお、裁断されたシートSの幅が狭く、裁断片CSの長さが短い場合には、特に裁断片CSが回転しやすい。
その点、裁断片CSの第2端側が案内部44に接触することによって、裁断片CSは第1端側が裁断され終わったときの回転が抑制される。そして、裁断片CSは案内部44の傾斜に沿って滑り落ちることによって長手方向が幅方向Xに沿うように向きがそろえられる。
一方、図7に示すように、裁断されるシートSの幅が広い場合には、裁断片CSの長さが長くなるので、案内部44が裁断片CSを受けないと、裁断片CSは長手方向が鉛直方向に沿うような縦長の姿勢になって落下することがある。
その点、本実施形態では、シートSの先端部分から垂れ下がった第2端側が第2案内部52に接触した後に、後から切り離された第1端側が第1案内部51に接触して、案内部44の傾斜に沿って滑り落ちることによって、裁断片CSは長手方向が幅方向Xに沿うように落下時の姿勢がそろえられる。
なお、裁断片CSが可動刃42の移動方向に飛ばない場合にも、裁断片CSは案内部44の縁部51a,52aに接触することによって落下速度が低減されるので、縁部51a,52aを離れた後の裁断片CSの落下姿勢の変化が抑制される。
ただし、仮に図8の比較例に示すように、長さ方向Yにおける長さが幅方向Xに一様である案内部60に長い裁断片CSが接触した場合には、裁断片CSの先に垂れ下がった第2端側が案内部60に引っかかることによって、裁断片CSの落下時の姿勢が変化してしまうおそれがある。なお、案内部60の先端に傾斜の緩い縁部61が設けられている場合には、特に裁断片CSが引っかかりやすい。
その点、本実施形態の案内部44の長さ方向Yにおける長さは、図7に示すように幅方向Xにおける第1端側よりも第2端側の方が短くなっているので、長い裁断片CSであっても案内部44に引っかかることなく、落下時の姿勢がそろえられる。そのため、複数の裁断片CSは、図7に示すように長手方向が幅方向Xに沿うように姿勢が揃った状態で、収容容器25内に収容される。
なお、裁断装置40は、記録装置11内に配置されているものとして説明したが、記録装置11とは独立させて使用してもよい。また、この場合を含め、収容容器25は裁断装置40を構成する部材とすることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)シートSの先端部分が裁断されて垂れ下がっていくと、その垂れ下がった部分を案内部44が受けることによって、裁断片CSは長手方向が幅方向Xに沿うように落下時の姿勢がそろえられる。また、案内部44がシートSの垂れ下がった第2端側を受けることにより、第1端側が裁断され終わったときの裁断片CSの回転が抑制される。さらに、案内部44の長さ方向Yにおける長さは、幅方向Xにおける第1端側よりも第2端側の方が短くなっているので、長い裁断片CSの案内部44に対する引っかかりが抑制される。したがって、裁断に伴って生じる裁断片CSの落下姿勢のばらつきを抑制することができる。
(2)異なる幅のシートSを裁断すると、長さの異なる裁断片CSが発生し、シートSを幅方向Xの一端側から他端側に向けて裁断する場合には、裁断方向が一定であっても、裁断片CSの長さによって収容容器25に落下するときの姿勢がばらついてしまうことがある。その点、裁断されたシートSの垂れ下がった部分を案内部44が受けることによって、裁断片CSはその長さにかかわらず、長手方向が幅方向Xに沿うように落下時の姿勢がそろえられる。したがって、裁断に伴って生じる裁断片CSの長さが異なる場合にも、裁断片CSの落下姿勢のばらつきを抑制することができる。これにより、裁断片CSの落下姿勢がばらつき、裁断片CSの向きがそろわない状態で収容容器25に落下するために生じる、裁断片CSが鳥の巣状に重なった状態で積み上げられて収容容器25内がすぐに満杯になってしまうという課題も生じにくい。
(3)案内部44は、長さ方向Yにおける基端が裁断機構43の鉛直方向下方に配置される一方で長さ方向Yにおける先端が裁断機構43よりも長さ方向Yに突出しているので、裁断片CSが裁断され終わったときの勢いで長さ方向Yに移動した場合にも、裁断片CSを案内部44に接触させることができる。
(4)案内部44は、長さ方向Yにおける先端が長さ方向Yにおける基端よりも低いので、案内部44に接触した裁断片CSの引っかかりを抑制しつつ、接触した裁断片CSの姿勢をそろえることができる。
(5)案内部44の長さ方向Yにおける先端には縁部51a,52aが設けられており、基端から先端に続く案内部44の面より縁部51a,52aの面の方が水平に対する傾斜角度が小さいので、案内部44の傾斜に沿って下方に案内される裁断片CSは、縁部51a,52aにおいて落下速度が低減される。そして、裁断片CSの第2端側の落下を遅らせることによって、裁断片CSの姿勢が水平に近づくように、裁断片CSの姿勢を整えることができる。
(6)裁断片CSが可動刃42の移動方向に飛ばされると、規制壁部49に接触することによって移動領域の外側へ向けた移動が規制される。また、規制壁部49は鉛直方向において案内部44よりも上方に配置されているので、規制壁部49に接触して落下した裁断片CSを案内部44に接触させることによって、長手方向が幅方向Xに沿うように落下時の姿勢をそろえることができる。
(7)規制壁部49は幅方向Xにおいて第2端側から第1端側に向かって下がるように傾斜しているので、可動刃42の移動方向に飛ばされて規制壁部49に接触した裁断片CSは、移動領域の内側(規制壁部49より第2端寄り)に向けて落下する。したがって、規制壁部49に接触して落下する裁断片CSを、規制壁部49よりも下方に位置する案内部44に接触させて、落下時の姿勢をそろえることができる。
(8)裁断片CSの落下時の姿勢をそろえることによって、裁断片CSの向きをそろえた状態で収容容器25に収容することができるので、より多くの裁断片CSを収容容器25に収容することができる。これにより、収容容器25を筐体部12から取り外して収容された裁断片CSを除去する頻度を低下させることができる。また、頻繁に裁断片CSを捨てる必要がないので、連続して記録を行うことができる。
(9)案内部44は、基端側が収容容器25の上端に取り付けられている一方で先端側が収容容器25内に配置されるように下向きに傾斜しているので、シートSから切り離されて落下した裁断片CSを収容容器25の底部に向けて案内することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・裁断されるシートSの幅の種類に応じて、案内部44の長さ方向Yのおける長さを、幅方向Xにおいて2段階以上に変化させてもよいし、長さ方向Yにおける長さが異なる複数の案内部44を幅方向Xに並ぶように配置してもよい。また、案内部44の長さ方向Yのおける長さを、幅方向Xにおいて無段階に変化するように、案内部44の先端を幅方向X及び長さ方向Yの双方と交差するように傾斜させてもよい。
・裁断片CSの裁断方向が幅方向Xの第2端側から第1端側に向かう方向に限定されている場合には、可動刃42の移動領域の幅方向Xにおける第2端側に規制壁部49Lを配置しなくてもよい。また、裁断片CSが可動刃42の移動方向に飛ばない場合には、規制壁部49を備えなくてもよい。
・裁断装置40の裁断機構43は、シートSの幅方向Xに延びる固定刃41と幅方向Xに移動する円盤状の可動刃42とを有する構成ではなく、固定刃を使用せずに複数の可動刃が幅方向Xに移動してシートSを裁断してもよい。また、可動刃は、円盤状ではなく、直線状の刃を有するもの、何辺かが直線状の刃を有するもの、さらに、直線状の刃に代わり曲線状の刃を有するものであってもよい。
・案内部44に縁部51a,52aを形成しなくてもよい。この場合にも、案内部44の水平に対する傾斜角度を小さくすることによって、案内部44に接触した裁断片CSの落下速度を低減することができる。なお、案内部44に縁部51a,52aを設けた場合には、案内部44の基端側の水平に対する傾斜角度を大きくしても裁断片CSの落下速度を低減することができるので、長さ方向Yにおける案内部44の設置スペースを小さくすることができる。したがって、本実施形態のように、長さ方向Yにおける寸法が短い薄型の収容容器25であっても、案内部44を取り付けることができる。
・案内部44の長さ方向Yにおける基端が、取り外し可能な収容容器25を構成する収容部形成部材27の上端部分に固定されずに、収容容器25を取り外した際に、記録装置11側に案内部44が残るように筐体部12に固定されていてもよい。この場合、収容容器25を記録装置11に取り付けると、案内部44は、収容部形成部材27の上端部分に固定されるのと同様に、裁断片CSの向きがそろえられた状態で収容容器25内に収容されるような位置となることが好ましい。
・収容容器25の開口部が可動刃42よりも搬送方向の下流側に配置されている場合などには、案内部44を収容容器25の外側に配置してもよい。この場合には、収容容器25内に案内部44が配置されない分、収容容器25内において裁断片CSを収容するスペースを大きくすることができる。一方、上記実施形態のように案内部44を収容容器25の上端に取り付けることによって、収容容器25を筐体部12から取り外したときに、収容容器25に収容された裁断片CSがこぼれ出るのを案内部44によって抑制することができる。
・収容容器25の開口部が可動刃42よりも搬送方向の上流側に配置されている場合などには、案内部44の上端が裁断機構43の鉛直方向下方に配置される一方で、下端が裁断機構43よりも搬送方向の上流側に突出するように配置するのが好ましい。
・裁断装置40を備える記録装置は、インクなどの流体を噴射することで記録を行うインクジェット式のプリンターに限らない。例えばレーザープリンター、LEDプリンター、熱転写プリンター(昇華型プリンターを含む)などのノンインパクトプリンターでもよいし、ドットインパクトプリンターなどのインパクトプリンターなどの記録装置に裁断装置40を備えるようにしてもよい。
また、記録装置は印刷機能のみを備えるプリンターに限らず、例えば画像読取機能を備える複合機であってもよいし、ファクシミリ、複写装置、またはこれら装置を備える複合機であってもよい。
・裁断装置40は単独で用いることもできるし、例えばシートSに折り加工や型抜き加工を行う加工装置など、記録装置以外の装置に備えて用いることもできる。なお、シートSに記録等の加工を行う場合には、これら加工を行う前にシートSを裁断してもよいし、加工を行った後にシートSを裁断してもよい。
・シートSは長尺の紙等を巻いたロール体として供給する用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、布帛であってもよい。本実施形態は、裁断片CSとして収容容器25などに収容される際に、裁断片CSどうしの向きがばらつくと緩衝し合い、嵩張ってしまうような材質のものに対して、特に有効である。そのため、可撓性を有しない材質や、可撓性と弾性を合わせて有して姿勢を維持し易い材質、などを用いたシートSに対して有効である。
11…記録装置、25…収容容器、31…記録部、40…裁断装置、41…固定刃、41a…刃部、42…可動刃、43…裁断機構、44,51,52…案内部、49,49L,49R…規制壁部、51a,52a…縁部、CS…裁断片、S…シート、X…幅方向、Y…長さ方向。

Claims (7)

  1. シートを幅方向に裁断する裁断機構と、
    前記裁断機構の鉛直方向下方に配置され、裁断した前記シートの裁断片を受ける案内部と、
    を備え、
    前記裁断機構は、前記幅方向における第1端側に位置合わせされた前記シートを前記幅方向の第2端から前記第1端に向かう向きに裁断して前記裁断片を発生させ、
    前記案内部の前記幅方向と交差する長さ方向における長さは、前記幅方向における前記第1端側よりも前記第2端側の方が短いことを特徴とする裁断装置。
  2. 前記案内部は、前記長さ方向における先端が前記長さ方向における基端よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の裁断装置。
  3. 前記案内部の前記長さ方向における先端には縁部が設けられ、
    前記長さ方向における基端から先端に続く前記案内部の面より前記縁部の面の方が水平に対する傾斜角度が小さいことを特徴とする請求項2に記載の裁断装置。
  4. 前記裁断機構は、前記幅方向に延びる刃部が設けられた固定刃と、前記刃部に沿って移動する可動刃と、前記可動刃の移動領域の前記幅方向における前記第1端側の端部に配置され、前記幅方向に対する前記裁断片の動きを規制する規制壁部と、を有し、
    前記規制壁部は、前記鉛直方向において前記案内部よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の裁断装置。
  5. 前記規制壁部は、前記幅方向において前記第2端側から前記第1端側に向かって下がるように傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の裁断装置。
  6. 前記裁断片を収容する収容容器を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の裁断装置。
  7. シートに記録を行う記録部と、
    請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の裁断装置と、
    を備える記録装置。
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