JP6221567B2 - 記録装置及び媒体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターなどの記録装置及び媒体搬送装置に関する。
記録装置の一例として、ロール紙のような長尺の用紙に印刷を行い、用紙の印刷が施された部分をカッターで裁断して短冊用紙とした後に、排紙ガイドに沿って印刷済みの短冊用紙を排紙するプリンターがある(例えば、特許文献1)。
このように排紙される短冊用紙は、裁断に伴ってロール状に巻かれていたときの巻きぐせが出て湾曲してしまうことがある。そして、このように短冊用紙が湾曲すると、排紙ガイドに引っかかってしまうため、上述のプリンターでは、排紙ガイドを揺動させることによって短冊用紙を下から上に突き上げて、短冊用紙を落下させていた。
特開2006−176243号公報
ところで、筐体部に設けられた排紙口において、上述のように短冊用紙が下から上に突き上げられると、短冊用紙の上面が排紙口を構成する筐体部の前壁に接触し、さらに下面が排紙ガイドにも接触した状態になって、短冊用紙が排紙口に引っかかってしまうことがある。
なお、こうした課題は、排紙ガイドを揺動させて短冊用紙を落下させる場合に限らず、媒体を排出するための排出口を有する筐体部を有する記録装置及び媒体搬送装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、筐体部に設けられた排出口における媒体の引っかかりを抑制することができる記録装置及び媒体搬送装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、第1面と前記第1面の裏面となる第2面を有する媒体を排出する排出口が設けられた筐体部と、前記筐体部内において前記媒体に対して記録を行う記録部と、前記排出口に向けて前記媒体を搬送する搬送機構と、前記排出口において前記媒体の前記第1面を案内する上側案内部と、前記排出口において前記媒体の前記第2面を案内する下側案内部と、を備え、前記下側案内部は、前記排出口から前記筐体部の外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜部を有し、前記上側案内部は、前記排出口から前記筐体部の内側に向けて延設された延設案内部を有し、前記延設案内部の先端は、前記外側傾斜部の傾斜方向に対して前記筐体部の内側に向けて前記外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも前記媒体の搬送方向における下流に位置する。
上記構成によれば、延設案内部の先端は、外側傾斜部の傾斜方向に対して筐体部の内側に向けて外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも媒体の搬送方向における下流に位置するので、媒体が上側案内部と外側傾斜部の両方に同時に接触しにくい。したがって、筐体部に設けられた排出口における媒体の引っかかりを抑制することができる。
上記記録装置において、前記下側案内部は前記排出口から前記筐体部の内側に向けて下向きに傾斜した内側傾斜部を有している。
この構成によれば、媒体の先端が下側を向いている場合には、媒体の先端を内側傾斜部が排出口に向けて案内することによって、媒体を排出口の外に出すことができる。したがって、筐体部に設けられた排出口において、先端が下向きになった媒体の引っかかりを抑制することができる。
上記記録装置において、前記内側傾斜部の先端は、前記延設案内部の先端よりも、前記媒体の搬送方向における上流側に位置する。
この構成によれば、内側傾斜部の先端は、延設案内部の先端よりも媒体の搬送方向における上流側に位置するので、媒体の先端が下側を向いている場合にも内側傾斜部に接触させることができる。そして、内側傾斜部は排出口に向けて媒体を案内するので、媒体が排出口に引っかかるのを抑制することができる。
上記記録装置は、前記記録部と前記排出口との間において、前記媒体を裁断する裁断部を備える。
この構成によれば、媒体の裁断によって生成された単票は先端が下側を向くように湾曲することがあるが、湾曲した単票の先端を内側傾斜部が案内することによって、単票が排出口に引っかかるのを抑制することができる。
上記記録装置は、前記裁断部によって切り落とされた前記媒体の裁断片を収容する収容容器を備え、前記媒体の搬送方向において前記裁断部と前記内側傾斜部との間には、前記裁断片を前記収容容器に向けて落下させるための隙間が設けられ、前記下側案内部は前記媒体の搬送経路よりも下側に配置されている。
媒体の搬送方向において裁断部と内側傾斜部との間には裁断片を収容容器に向けて落下させるための隙間が設けられ、媒体を支持する支持部材がないので、裁断部と内側傾斜部44との隙間の搬送方向における長さの分、裁断部から送り出される媒体の先端は下方に垂れ下がる。その点、上記構成によれば、下側案内部は媒体の搬送経路よりも下側に配置されているので、垂れ下がった媒体の先端を内側傾斜部に接触させることができる。これにより、内側傾斜部によって媒体の先端を排出口に向けて案内することができる。
上記記録装置は、前記媒体を前記第2面が内周面を形成するロール体の状態で保持する媒体保持部を備える。
この構成によれば、媒体は円筒状に巻かれていたときの巻きぐせによって湾曲しやすいが、媒体の先端を上側案内部及び下側案内部が案内することによって、湾曲した媒体が排出口に引っかかるのを抑制することができる。
上記記録装置は、前記排出口から排出された前記媒体を受容する受容部を備え、前記受容部は、下向きに傾斜した傾斜案内部と、前記傾斜案内部の下端に接続されて前記媒体の下端を支持する支持部とを有する。
この構成によれば、外側傾斜部に案内されて排出口から排出された媒体は、下向きに傾斜した傾斜案内部に沿って支持部まで落下するので、媒体の表裏を反転させることなく、排出口から排出された媒体を受容部にて受容することができる。
上記課題を解決する媒体搬送装置は、第1面と前記第1面の裏面となる第2面を有する媒体を排出する排出口が設けられた筐体部と、前記排出口に向けて前記媒体を搬送する搬送機構と、前記排出口において前記媒体の前記第1面を案内する上側案内部と、前記排出口において前記媒体の前記第2面を案内する下側案内部と、を備え、前記下側案内部は、前記排出口から前記筐体部の外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜部を有し、前記上側案内部は、前記排出口から前記筐体部の内側に向けて延設された延設案内部を有し、前記延設案内部の先端は、前記外側傾斜部の傾斜方向に対して前記筐体部の内側に向けて前記外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも前記媒体の搬送方向における下流に位置する。
上記構成によれば、延設案内部の先端は、外側傾斜部の傾斜方向に対して筐体部の内側に向けて外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも媒体の搬送方向における下流に位置するので、媒体が上側案内部と外側傾斜部の両方に同時に接触しにくい。したがって、筐体部に設けられた排出口における媒体の引っかかりを抑制することができ、媒体が排出口から排出され易い。
上記媒体搬送装置は、前記筐体部内において前記排出口より前記搬送方向の上流に、前記媒体を裁断する裁断部を備える。
この構成によれば、媒体を裁断して生成された単票は端部が湾曲することがあるが、湾曲した単票を上側案内部及び下側案内部が案内することによって、湾曲した単票の端部が排出口に引っかかるのを抑制することができる。
一実施形態の記録装置の斜視図。 同記録装置の構成を示す断面図。 同記録装置の作用を説明する断面図。 記録装置の変更例を示す斜視図。
以下、記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。記録装置は、例えば用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うプリンターである。
図1に示すように、本実施形態の記録装置11は筐体部12を備えている。筐体部12の前面側には開口部13が形成されている。筐体部12内には、開口部13を通じて媒体保持部16が引き出し可能な状態で収容される。
筐体部12には、筐体部12に収容された媒体保持部16を覆う閉位置(図2に示す位置)と開口部13を露出させる開位置(図1に示す位置)とに配置可能な収容容器19が着脱可能に取り付けられる。また、筐体部12の前面には、開口部13の鉛直方向上方となる位置に、排出口20が形成されている。
媒体保持部16は、筐体部12に収容された場合に記録装置11の外装の一部を構成する前板部22と、長尺の媒体Sを円筒状に巻き重ねたロール体Rを回転自在に支持する支持壁23とを備えている。
図2に示すように、筐体部12内において、媒体保持部16を収容する空間の上方には、ロール体Rから巻き解かれた媒体Sに記録を行う記録部31が収容されている。記録部31は、記録材の一例であるインクを噴射可能な液体噴射ヘッド32を備えている。
媒体Sはインクが噴射される表面である第1面S1と、その裏面となる第2面S2とを有している。そして、媒体Sは第2面S2が内周面を形成するロール体Rの状態で媒体保持部16に保持される。そのため、ロール体Rから巻き解かれた媒体Sには、第1面S1が凸面形状となる一方で第2面S2が凹面形状となる巻きぐせがついていることがある。
記録装置11は、媒体保持部16から排出口20に向かう搬送経路に沿って媒体Sを搬送する搬送機構35を備えている。搬送機構35は、搬送経路に沿って配置された複数の搬送ローラー対を備えている。
媒体Sの搬送方向において記録部31の下流には、媒体Sを加熱することによって、媒体Sに付着したインクを乾燥させる加熱装置33が配置されている。また、加熱装置33と排出口20との間には、媒体Sを裁断する裁断部34が設けられている。
図3に示すように、排出口20には、媒体Sの上面となる第1面S1を案内する上側案内部40と、媒体Sの下面となる第2面S2を案内する下側案内部41とが設けられている。鉛直方向において、上側案内部40は図3に点線で示す媒体Sの搬送経路(媒体Sが水平に搬送された場合の搬送経路)よりも上側に離間した位置に配置されている一方、下側案内部41は同搬送経路よりも下側に離間した位置に配置されている。そして、鉛直方向における搬送経路からの離間距離は、上側案内部40よりも下側案内部41の方がやや長くなっている。
上側案内部40は、排出口20から筐体部12の内側に向けて延設された延設案内部42と、排出口20から筐体部12の外側に向けて上向きに傾斜した傾斜部43とを有している。下側案内部41は、排出口20から筐体部12の内側に向けて下向きに傾斜した内側傾斜部44と、排出口20から筐体部12の外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜部45とを有している。なお、排出口20は、図3において、上側案内部40と下側案内部41の鉛直方向における間隔が最も狭い箇所とする。
延設案内部42の先端(末端)は、筐体部12内に配置されており、外側傾斜部45の傾斜方向に対して筐体部12の内側に向けて外側傾斜部45を仮想的に延長した仮想延長部49(図3に一点鎖線で示す)よりも排出口20に近い位置であり、仮想延長部49よりも媒体Sの搬送方向における下流に位置する。また、内側傾斜部44の先端は、筐体部12内に配置されており、延設案内部42の先端よりも、媒体Sの搬送方向における上流側に位置している。
次に、以上のように構成された記録装置11の作用を説明する。
図2に示すように、搬送機構35の駆動に伴ってロール体Rから巻き解かれた媒体Sが記録部31に搬送されると、媒体Sの第1面S1に向けて液体噴射ヘッド32からインクが噴射されることによって、媒体Sに記録(印刷)が行われる。
図3に示すように、印刷が行われた媒体Sは、加熱装置33の上を通過することによって乾燥された後、記録が施された部分が単位長さ毎に裁断部34によって裁断されることで、単票CPとなる。なお、裁断部34は、先に裁断された単票CPの後端と、次に裁断される単票CPの前端との間の余白部分などを切り落とす。
そして、切り落とされた媒体Sの裁断片は下方に落下して、収容容器19に収容される。なお、媒体Sの搬送方向において裁断部34と内側傾斜部44との間には、裁断片を収容容器19に向けて落下させるための隙間が設けられている。
そして、記録が完了した媒体Sである単票CPは、排出口20を通じて筐体部12外に排出される。このとき、搬送機構35によって搬送される媒体Sは、搬送機構35を構成する搬送ローラー対による挟持が解除されると、円筒状に巻かれていたときの巻きぐせがでて、先端が下向きになるように湾曲することがある。また、裁断部34と内側傾斜部44との間には、裁断片を落下させるための隙間が設けられているので、その隙間において、媒体Sの先端が自重によって垂れ下がる。
そのため、裁断部34を通過した媒体Sの先端は図2に示すように下向きに進んで、下側案内部41の内側傾斜部44に接触する。すると、媒体Sは、内側傾斜部44に案内されることによって内側傾斜部44の傾斜を上るように排出口20に向けて進む。
図3に示すように、内側傾斜部44に案内された媒体Sの先端が排出口20から出ると、媒体Sは下向きに傾斜した外側傾斜部45に案内される。そして、媒体Sが裁断部34によって裁断されて単票CPになり、単票CPの重心の位置が排出口20よりも筐体部12の外側に出ていると、その単票CPは自重によって後端が上方に向けて浮き上がるように傾く。
このとき、図3に二点鎖線で示すように、上側案内部40の延設案内部42が一点鎖線で示す仮想延長部49に到達するほど内側まで延設されている場合には、単票CPの第1面S1が延設案内部42に接触すると同時に第2面S2が下側案内部41に接触して、単票CPが排出口20に引っかかるおそれがある。その点、本実施形態において、延設案内部42の先端は仮想延長部49よりも排出口20に近い位置に配置されているので、単票CPが延設案内部42側に反ったりなどしていなければ、単票CPは第1面S1が延設案内部42に引っかかることなく、下側案内部41の傾斜に沿って落下する。
ところで、排出口20における単票CPの引っかかりは、排出口20の開口面積を鉛直方向に拡大することによっても抑制することができる。しかし、排出口20の奥側には裁断部34が配置されているために、排出口20の開口面積はできるだけ小さくするのが好ましい。その点、上記実施形態によれば、排出口20を拡大しなくても、上側案内部40及び下側案内部41によって単票CPを案内することによって、排出口20における単票CPの引っかかりを抑制することが可能になる。
なお、媒体Sは上面となる第1面S1にインクが付着するので、加熱装置33を通過してインクの溶媒成分が蒸発すると、先端が上向きになるように湾曲するときがある。この場合には、媒体Sの先端が上向きに湾曲した状態で裁断されて単票CPになり、上向きに反った単票CPが上側案内部40の延設案内部42に接触するので、反った単票CPは延設案内部42によって排出口20に向けて案内される。そのため、延設案内部42の長さは、媒体Sの上方への湾曲のしやすさに応じて、仮想延長部49に到達しない範囲で延長することもできる。
また、上記実施形態は、記録装置11を中心に説明したが、媒体S(または媒体Sとしての単票CP)を搬送し、媒体Sまたは単票CPの先端を排出口20から排出する形態の媒体搬送装置に適用可能である。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)延設案内部42の先端は、外側傾斜部45の傾斜方向に対して筐体部12の内側に向けて外側傾斜部45を仮想的に延ばした仮想延長部49よりも媒体Sの搬送方向における下流に位置するので、単票CPが上側案内部40と外側傾斜部45の両方に同時に接触しにくい。したがって、筐体部12に設けられた排出口20における単票CPの引っかかりを抑制することができ、媒体S(単票CP)が排出口20から排出されやすい。
(2)媒体Sの先端が下側を向いている場合には、媒体Sの先端を内側傾斜部44が排出口20に向けて案内することによって、媒体Sを排出口20の外に出すことができる。例えば、媒体Sが円筒状に巻かれていたときの巻きぐせ等によって先端が下側を向くように湾曲した場合には、湾曲した先端を内側傾斜部44が排出口20に向けて案内することによって、先端が湾曲した媒体Sを裁断し反った状態となった単票CPを排出口20の外に出すことができる。したがって、筐体部12に設けられた排出口20において、端が下向きになるように湾曲した単票CPの引っかかりを抑制することができる。
(3)内側傾斜部44の先端は、延設案内部42の先端よりも媒体Sの搬送方向における上流側に位置するので、媒体Sの先端が下側を向いている場合にも内側傾斜部44に接触させることができる。例えば、媒体Sの先端が巻きぐせ等によって大きく下方に湾曲する前に、媒体Sの先端を内側傾斜部44に接触させることができる。これにより、内側傾斜部44は、媒体Sが巻きぐせ等によって湾曲するのを抑制しつつ、排出口20に向けて媒体Sを案内するので、湾曲した媒体Sが裁断された単票CPが排出口20に引っかかるのを抑制することができる。
(4)媒体Sの裁断によって生成された単票CPは端部が湾曲することがあるが、湾曲した単票CPを上側案内部40及び下側案内部41が案内することによって、湾曲した単票CPの端部が排出口20に引っかかるのを抑制することができる。例えば、媒体Sを裁断して生成された単票CPは先端が下側を向くように湾曲することがあるが、湾曲した単票CPの先端を内側傾斜部44が案内することによって、単票CPが排出口20に引っかかるのを抑制することができる。
(5)媒体Sの搬送方向において裁断部34と内側傾斜部44との間には裁断片を収容容器19に向けて落下させるための隙間が設けられ、媒体Sを支持する支持部材がないので、裁断部34と内側傾斜部44との隙間の搬送方向における長さの分、裁断部34から送り出される媒体Sの先端は下方に垂れ下がる。その点、上記実施形態によれば、下側案内部41は媒体Sの搬送経路よりも下側に配置されているので、垂れ下がった媒体Sの先端を内側傾斜部44に接触させることができる。これにより、内側傾斜部44によって媒体Sの先端を排出口20に向けて案内することができる。
(6)媒体Sは円筒状に巻かれていたときの巻きぐせによって湾曲しやすいが、媒体Sの先端を上側案内部40及び下側案内部41が案内することによって、湾曲した媒体Sが排出口20に引っかかるのを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図4に示す変更例のように、記録装置11が、排出口20から排出された媒体Sまたは単票CPを受容する受容部50を備える構成にすることもできる。この受容部50は、収容容器19の外面側に取り付ける態様として、下向きに傾斜した傾斜案内部51と、傾斜案内部51の下端に接続されて媒体Sまたは単票CPの下端を支持する支持部52とを有するのが好ましい。
この構成によれば、外側傾斜部45に案内されつつ排出口20から排出された媒体Sまたは単票CPは、下向きに傾斜した傾斜案内部51に沿って支持部52まで落下するので、媒体Sまたは単票CPの表裏を反転させることなく、排出口20から排出された媒体Sまたは単票CPを受容部50にて受容することができる。また、この構成を採用する場合には、加熱装置33を筐体部12内に配置しなくても、受容部50において媒体Sまたは単票CPを乾燥させることができる。
・上側案内部40の延設案内部42は、筐体部12の内側に向けて上向きに傾斜していてもよい。この構成によれば、延設案内部42の延設長さを伸ばしつつ、媒体Sが裁断された単票CPの引っかかりを抑制することができる。
・裁断による裁断片が生じない場合には、収容容器19に替えて、開口部13を覆う蓋部材を備える構成にしてもよい。この場合には、下側案内部41が内側傾斜部44に替えて、排出口20から媒体Sの搬送方向に沿って裁断部34まで延びる延設案内部を有する構成にすることもできる。
・鉛直方向における搬送経路からの離間距離を、上側案内部40と下側案内部41とで等しくしてもよいし、搬送経路と上側案内部40との離間距離を、搬送経路と下側案内部41との離間距離よりも長くしてもよい。いずれにしても、上側案内部40及び下側案内部41のうち、媒体Sが湾曲して先端が近づきやすい方を搬送経路からの離間させることによって、排出口20を拡大することなく、排出口20における媒体Sが裁断された単票CPの引っかかりを抑制することが可能になる。
・記録装置11は、予め所定の長さに裁断された単票(短冊用紙)に記録を行う構成としてもよい。この場合にも、インクの乾燥等に起因して湾曲した単票の排出口20における引っかかりを上側案内部40及び下側案内部41によって抑制することができる。
・媒体Sは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。
・本実施形態と異なる種類の媒体を用いる場合、供給形態は、ロール体でもよいし、所定の大きさに裁断等されたものでもよい。
・記録装置は、インクなどの流体を噴射することで記録を行うプリンターに限らず、例えばレーザープリンター、LEDプリンター、熱転写プリンター(昇華型プリンターを含む)などのノンインパクトプリンターでもよいし、ドットインパクトプリンターなどのインパクトプリンターでもよい。
・媒体搬送装置は記録装置に備えられるものの他に、現金やクレジットカードなどにより決済された後、各種券を排出口より排出することができる券発行装置など、媒体を排出する様々な装置に適用できる。すなわち、媒体搬送装置によって搬送される媒体は、切符やチケットなど、各種券であってもよい。また、このような各種券には、予め、文字、絵、写真などの画像が印刷されていてもよい。
11…記録装置、12…筐体部、16…媒体保持部、19…収容容器、20…排出口、31…記録部、34…裁断部、35…搬送機構、40…上側案内部、41…下側案内部、42…延設案内部、44…内側傾斜部、45…外側傾斜部、49…仮想延長部、50…受容部、51…傾斜案内部、52…支持部、R…ロール体、S…媒体、S1…第1面、S2…第2面。

Claims (6)

  1. 第1面と前記第1面の裏面となる第2面を有する媒体を排出する排出口が設けられた筐体部と、
    前記筐体部内において前記媒体に対して記録を行う記録部と、
    前記排出口に向けて前記媒体を搬送する搬送機構と、
    前記排出口において前記媒体の前記第1面を案内する上側案内部と、
    前記排出口において前記媒体の前記第2面を案内する下側案内部と、
    前記記録部と前記排出口との間において、前記媒体を裁断する裁断部と、
    前記裁断部によって切り落とされた前記媒体の裁断片を収容する収容容器と、を備え、
    前記下側案内部は、前記排出口から前記筐体部の外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜部を有し、
    前記上側案内部は、前記排出口から前記筐体部の内側に向けて延設された延設案内部を有し、
    前記延設案内部の先端は、前記外側傾斜部の傾斜方向に対して前記筐体部の内側に向けて前記外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも前記媒体の搬送方向における下流に位置し、
    前記媒体の搬送方向において前記裁断部と前記内側傾斜部との間には、前記裁断片を前記収容容器に向けて落下させるための隙間が設けられ、
    前記下側案内部は前記媒体の搬送経路よりも下側に配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記下側案内部は前記排出口から前記筐体部の内側に向けて下向きに傾斜した内側傾斜部を有していることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記内側傾斜部の先端は、前記延設案内部の先端よりも、前記媒体の搬送方向における上流側に位置することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記媒体を前記第2面が内周面を形成するロール体の状態で保持する媒体保持部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  5. 前記排出口から排出された前記媒体を受容する受容部を備え、
    前記受容部は、下向きに傾斜した傾斜案内部と、前記傾斜案内部の下端に接続されて前記媒体の下端を支持する支持部とを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 第1面と前記第1面の裏面となる第2面を有する媒体を排出する排出口が設けられた筐体部と、
    前記排出口に向けて前記媒体を搬送する搬送機構と、
    前記排出口において前記媒体の前記第1面を案内する上側案内部と、
    前記排出口において前記媒体の前記第2面を案内する下側案内部と、
    前記筐体部内において前記排出口より前記搬送方向の上流に設けられ、前記媒体を裁断する裁断部と、
    前記裁断部によって切り落とされた前記媒体の裁断片を収容する収容容器と、を備え、
    前記下側案内部は、前記排出口から前記筐体部の外側に向けて下向きに傾斜した外側傾斜部を有し、
    前記上側案内部は、前記排出口から前記筐体部の内側に向けて延設された延設案内部を有し、
    前記延設案内部の先端は、前記外側傾斜部の傾斜方向に対して前記筐体部の内側に向けて前記外側傾斜部を仮想的に延長した仮想延長部よりも前記媒体の搬送方向における下流に位置し、
    前記媒体の搬送方向において前記裁断部と前記内側傾斜部との間には、前記裁断片を前記収容容器に向けて落下させるための隙間が設けられ、
    前記下側案内部は前記媒体の搬送経路よりも下側に配置されていることを特徴とする媒体搬送装置。
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