JP7517007B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7517007B2
JP7517007B2 JP2020153573A JP2020153573A JP7517007B2 JP 7517007 B2 JP7517007 B2 JP 7517007B2 JP 2020153573 A JP2020153573 A JP 2020153573A JP 2020153573 A JP2020153573 A JP 2020153573A JP 7517007 B2 JP7517007 B2 JP 7517007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
width direction
unit
recording medium
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020153573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022047663A (ja
Inventor
徹 知野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2020153573A priority Critical patent/JP7517007B2/ja
Priority to CN202111060704.4A priority patent/CN114179512A/zh
Priority to US17/472,986 priority patent/US11607893B2/en
Publication of JP2022047663A publication Critical patent/JP2022047663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7517007B2 publication Critical patent/JP7517007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0022Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using convection means, e.g. by using a fan for blowing or sucking air

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、記録媒体に液体を付与することにより記録を行う記録装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に示される画像形成装置のように、記録媒体に付与したインクを乾燥する乾燥手段を備えた記録装置が知られている。特許文献1では、具体的な乾燥手段として、赤外線ヒーター、温風ヒーター、加熱ローラー、ホットプレートなどが挙げられるとしている。
特開2019-171639号公報
しかしながら、記録装置の構成や、用いるインクなどの液体の仕様によっては、乾燥手段が有する熱源の発する熱が、記録媒体に付与する前の液体に伝わることによって、液体を付与する液体吐出ヘッドの吐出特性に影響を与えるなど、記録品質を低下させてしまう場合があるという課題があった。
本発明の記録装置は、記録媒体を搬送経路に沿って搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する幅方向に走査移動しながら、搬送される前記記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部が非記録状態において待機する待機部と、熱源と送風部とを有し、前記搬送経路における前記記録部の下流側に搬送される記録された前記記録媒体の記録面に温風を送風する乾燥機構と、を備え、前記熱源は、前記幅方向の一端側に配置され、前記待機部は、前記幅方向の他端側に配置される。
実施形態1に係る記録装置の斜視図である。 実施形態1に係る記録装置を側面から見た構成図である。 搬送経路を示す側面図である。 実施形態1に係る記録装置の構成を示す平面図である。 実施形態2に係る記録装置の構成を示す平面図である。
1.実施形態1
実施形態1に係る記録装置100の構成について、図1~図4を参照して説明する。
なお、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、Y軸方向が前後方向、+Y方向が前方向、X軸方向が左右方向、+X方向が左方向、X-Y平面が水平面としている。また、本実施形態において、X軸方向は、記録装置100の幅方向である。
記録装置100は、接続されたパーソナルコンピューターなどの外部電子機器や外部記憶媒体から受信する印刷データや記録仕様に基づいて、ロール状態で供給される記録媒体1に、液体としてのインクを吐出することによって記録を行うインクジェット式のプリンターである。
記録装置100は、記録部10、支持部20、供給部30、搬送部40、切断部50、乾燥機構60、待機部70、液体貯留部としてのインク貯留部80、制御部90などを備えている。
記録部10は、記録ヘッド11、キャリッジ12、ガイド軸13、キャリッジモーターなどを備えている。キャリッジモーターは図示を省略している。
記録ヘッド11は、記録用のインクをインク滴として吐出する複数のノズルを有している。記録ヘッド11は、キャリッジ12に搭載され、X軸方向に往復移動するキャリッジ12に伴ってX軸方向、つまり記録装置100の幅方向に走査移動する。
ガイド軸13は、X軸方向に延在してキャリッジ12を摺接可能な状態で支持する。キャリッジモーターは、キャリッジ12をガイド軸13に沿って往復移動させる際の駆動源となる。
記録装置100は、制御部90の制御によって、ガイド軸13に沿って記録ヘッド11を搭載したキャリッジ12を移動させながら記録ヘッド11からインク滴を吐出する動作と、記録媒体1を搬送方向に移動させる動作とを繰り返すことにより、記録媒体1に所望の画像を記録する。ここで、記録ヘッド11からインク滴を吐出して記録媒体1に記録を行う領域を記録領域とすると、記録領域における記録媒体1の搬送方向は、記録ヘッド11が走査移動するX軸方向に交差するY軸方向である。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクセットにブラックを加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン、ライトマゼンタ、ライトイエロー、ライトブラックなどのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。
インク滴を吐出する方式としては、好適例としてピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子であるピエゾ素子により記録情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射し記録を行う方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、記録媒体上にドット群を形成する他の記録方式であってもよい。
支持部20は、記録ヘッド11と対向し、搬送方向に搬送される記録媒体1を記録領域においてその下方から支持する板状体である。支持部20は、記録媒体1の浮きを押さえるために、記録媒体1を支持する支持面に記録媒体1を吸着する吸気孔を備えてもよい。
供給部30は、ロール状の記録媒体1を収容することができる。供給部30は、ロール状の記録媒体1を回転可能に支持する支持軸31を備えている。支持軸31は、制御部90の制御の下に駆動する駆動モーターによって、搬送部40の駆動に合わせ、記録媒体1を繰り出し、また巻き取ることができる。駆動モーターは図示を省略している。
搬送部40は、複数の搬送ローラー41を備え、記録媒体1を搬送経路43に沿って搬送方向に搬送する。搬送ローラー41は、制御部90によって駆動制御される駆動ローラーであり、搬送ローラー41との間に記録媒体1を挟んで搬送ローラー41の回転に伴って回転する従動ローラー42を備えてもよい。
搬送経路43は、記録媒体1を供給部30から記録部10、切断部50へと順送りする順経路に加え、記録媒体1を反転する反転経路43rを含み構成されている。
図3を参照し、搬送経路43の具体例について説明する。ここで、記録媒体1を供給部30から記録部10、切断部50へと順に並び、また切断部50から排出するまでの搬送ローラー41を、搬送ローラー41a~41hとする。また、搬送ローラー41a、41b、41e~41hに従動する従動ローラー42をそれぞれ従動ローラー42a、42b、42e~42hとし、搬送ローラー41c、41dに従動する従動ローラー42を従動ローラー42cdとする。
搬送ローラー41aは、記録媒体1を供給部30から搬送ローラー41bに向けて送り出す搬送ローラー41である。
搬送ローラー41bは、記録媒体1を搬送ローラー41cに向けて送り出す搬送ローラー41であり、従動ローラー42bとの間に記録媒体1を挟持し、切断部50で切断されたリーディング側の記録媒体1を反転させるために反転経路43rを搬送する際に、切断され巻き戻されたトレーリング側の記録媒体1の先端部を待機させることができる。
搬送ローラー41c、41dは、供給部30から搬送された記録媒体1、および、反転して搬送された記録媒体1を搬送する搬送ローラー41である。従動ローラー42cdは、搬送ローラー41c、41dの2つの搬送ローラー41との間に記録媒体1を挟み、搬送ローラー41c、41dに従動して回転する従動ローラー42であり、記録媒体1を反転させるための反転経路43rを構成するため、他の従動ローラー42より大径なローラーにより構成されている。
搬送ローラー41dは、記録媒体1を搬送ローラー41eに向けて送り出す搬送ローラー41である。
搬送ローラー41eは、支持部20の上流側で従動ローラー42eとの間に記録媒体1を挟持し搬送する搬送ローラー41である。
搬送ローラー41fは、支持部20の下流側で従動ローラー42fとの間に記録媒体1を挟持し搬送する搬送ローラー41である。
搬送ローラー41gは、切断部50の上流側で従動ローラー42gとの間に記録媒体1を挟持し搬送する搬送ローラー41である。
搬送ローラー41hは、切断部50の下流側で従動ローラー42hとの間に記録媒体1を挟持し搬送する搬送ローラー41であり、切断部50で切断されたリーディング側の記録媒体1、すなわち、一方の記録面の記録が完了し切断された記録物2を保持したり、切断され、記録が完了した記録物2を排出したりすることができる。
切断部50は、カッター51などを備え、制御部90の制御の下に、記録が完了した記録媒体1を切断し、搬送ローラー41hで保持しない場合、切断された記録物2をスタッカー54に排出する。
スタッカー54は、記録装置100の前面に設けられ、切断部50から排出された記録物2を積み重ねて収容することができる。
反転経路43rは、記録媒体1のリーディング側を先にして搬送ローラー41cから搬送ローラー41d、搬送ローラー41eの方向に順に搬送する順経路に対して、切断部50で切断された記録媒体1を反転するために、図3に破線の矢印方向で示すように、切断された記録媒体1のトレーリング側を先にして、搬送ローラー41eから、搬送ローラー41c、搬送ローラー41dへと搬送し、搬送ローラー41eに戻す経路である。つまり、反転経路43rは、記録媒体1のリーディング側とトレーリング側とが逆に搬送される経路である。
すなわち、記録装置100は、搬送経路43における記録部10の上流側に、記録媒体1を反転可能な反転経路43rを備えている。
切断部50で切断された記録物2をスタッカー54に排出せずに、反転して裏面に記録を行う際には、制御部90の制御の下に、まず、切断されたトレーリング側の記録媒体1を、搬送ローラー41a~41gを反転することにより、その先端部が、搬送ローラー41bに来るまで巻き戻し、次に、搬送ローラー41hに保持されている記録物2を、搬送ローラー41h、41g、41f、41eを反転することにより、反転経路43rを介して搬送ローラー41cに搬送する。次いで、搬送ローラー41c~41hを順方向に回転させながら記録物2を搬送し、記録部10において、記録物2の裏面に記録を行う。
乾燥機構60は、図4に示すように、熱源61と送風部62とを有し、搬送経路43における記録部10の下流側に搬送される記録された記録媒体1の記録面に温風を送風することで、記録媒体1を乾燥させる。
熱源61は、記録装置100の幅方向の一端側である+X側に配置され、待機部70は、その反対側である-X側、すなわち、記録装置100の幅方向の他端側に配置されている。また、熱源61は、記録装置100の幅方向において、搬送経路43の外側に配置され、送風部62は、幅方向において、熱源61の更に外側に配置されている。
なお、熱源61は、X軸方向において必ずしも待機部70に対向する位置ではなくてもよく、搬送経路43を間に挟んで待機部70が設けられる側の反対側に設けられていればよい。また、熱源61は、搬送経路43を間に挟んで待機部70が設けられる側の反対側に設けられているのであれば、図4に示す例とはそれぞれが反対の位置に配置されてもよい。つまり、熱源61は、記録装置100の幅方向の-X側に配置され、待機部70は、その反対側である+X側に配置されてもよい。
熱源61には、好適例として自己温度制御性に優れるPTCヒーターを用いている。ここで、PTCは、Positive Temperature Coefficientを意味している。
送風部62には、好適例として、送風ファンを用いている。
また、乾燥機構60は、図4に示すように、送風部62と連通して搬送経路43上に延出し、記録面に温風を当てる送風ダクト63を備えている。熱源61は、送風ダクト63の内部に設けられ、送風部62が送り出す風は、熱源61を通過し、温風として送風ダクト63から記録媒体1の記録面に当てられる。
送風ダクト63は、記録領域の下流側に搬送される記録媒体1の記録面に温風が当てられるように、搬送経路43の一端側、つまり+X側から中央にかけて先細りとなる形状で延出している。搬送経路43に延出する送風ダクト63の下側には、温風の排出口が設けられており、記録媒体1の方向に温風を送風する。
送風ダクト63は、先細りの形状になっているため、先端に近づくほどに送風ダクト63から送出される温風の速度が速くなる。つまり、送風ダクト63は、熱源61から離れる範囲においても、効果的に乾燥できるように構成されている。
また、記録装置100の幅方向、つまりX軸方向における、搬送経路43の外側において送風部62に対向する位置には、搬送経路43側の空気を吸引して排出する排気部65が設けられている。排気部65には、排気部65と連通して搬送経路43上に延出し、記録媒体1の記録面に当てられた温風を吸引する吸気ダクト66が備えられている。
吸気ダクト66は、送風ダクト63から送り出された温風が記録媒体1の記録面に当てられながら吸引できるように、搬送経路43の他端側、つまり-X側から中央にかけて延出している。搬送経路43に延出する吸気ダクト66には、温風の吸気口が設けられており、記録媒体1の記録面に当てられた温風を吸引する。排気部65は、吸引した温風を、記録装置100の外部に放出する。つまり、熱源61および送風部62によって送出された温風は、記録装置100の一端側から他端側に向かって流れ排出される。
待機部70は、記録部10が非記録状態において待機する位置を構成している。待機部70は、記録部10の吐出機能をメンテナンスするメンテナンス機能を有し、記録ヘッド11を待機位置に移動することで、記録ヘッド11のメンテナンスを行うことができる。
メンテナンスとして、具体的には、例えば、記録ヘッド11が有するノズルの詰まりを解消したり、インクの吐出特性を改善するためのフラッシングや、インクの吸引を行ったりする。つまり、待機部70は、メンテナンス機能として、フラッシングされるインクの回収機能、インクの吸引機能などを有する。また、待機部70は、メンテナンス機能として、ノズル面に付着するインクを拭うワイピング機能や、非記録時において、記録ヘッド11のノズルの開口面をキャップし、ノズル周辺のインクの乾燥を防ぐキャップ機能を備えてもよい。
インク貯留部80は、インクを貯留するタンクを備えている。インク貯留部80から、記録ヘッド11には、インク供給機構によってインクが供給される。インク供給機構は、タンクと記録ヘッド11とが連通するパイプなどのインク供給路、インク供給路のインクを送給するインクポンプなどによって構成されている。インク供給機構の図示は省略している。
インク貯留部80は、記録装置100の幅方向の他端側、つまり-X側に配置されている。具体的には、インク貯留部80は、図4に示すように、待機部70の下方に配置されている。
なお、インク貯留部80は、インクを貯留するタンクに代り、インクカートリッジを装着可能なカートリッジホルダーを備える構成であってもよい。
記録部10、乾燥機構60、および従動ローラー42cdを含む反転経路43rは、図3に示すように、記録装置100が、使用状態に設置された際の側面視において、少なくともそれぞれの一部が、同じ高さに重なる位置に配置される。反転経路43rが、記録媒体1を反転して搬送するために備える従動ローラー42cdが大径のローラーであるため、高さ方向に大きなスペースを要する。記録部10、および乾燥機構60は、高さ方向において、少なくともそれぞれの一部が、従動ローラー42cdが占有するスペースと同じ高さに重なるように配置されている。
制御部90は、演算を行うCPUや、RAM、ROMなどの記憶媒体を備え、記録装置100全体の集中制御を行う。具体的には、制御部90は、受信した印刷データや記録仕様に基づき、記録部10、支持部20、供給部30、搬送部40、切断部50、乾燥機構60などを制御し、記録媒体1に所望の記録画像を形成して記録物2を作成する。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
記録装置100は、記録媒体1を搬送経路43に沿って搬送方向に搬送する搬送部40と、搬送方向と交差する幅方向に走査移動しながら、搬送される記録媒体1にインクを吐出して記録を行う記録部10と、記録部10が非記録状態において待機する待機部70と、熱源61と送風部62とを有し、搬送経路43における記録部10の下流側に搬送される記録された記録媒体1の記録面に温風を送風する乾燥機構60と、を備えている。また、熱源61は、幅方向の一端側に配置され、待機部70は、幅方向の他端側に配置されている。記録装置100において、熱源61が幅方向の一端側に配置され、待機部70が幅方向の他端側に配置されるため、熱源61の発する熱が、非記録状態において待機部70に待機する記録部10に伝わり難くなる。その結果、熱源61の発する熱によって、記録部10のインクの粘度が変化してしまうなど、インクを吐出する吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
また、熱源61は、幅方向において、搬送経路43の外側に配置され、送風部62は、幅方向において、熱源61の更に外側に配置される。熱源61は、送風部62より搬送経路43の記録媒体1に近い位置に配置されるため、記録媒体1に対して、より効率的に熱を伝えること、つまりより効率的に乾燥することができる。また、熱源61より更に外側に送風部62が配置されるため、記録装置100の側面が熱源61によって熱せられてしまうことが抑制される。
また、乾燥機構60は、送風部62と連通して搬送経路43上に延出し、記録面に温風を当てる送風ダクト63を備えている。送風部62と連通し、記録面に温風を当てる送風ダクト63を備えるため、より効果的に記録媒体1の乾燥を行うことができる、また、送風ダクト63により、温風が、記録装置100内に分散し難くすることができるため、温風の熱により、記録部10のインクの粘度が変化してしまうなど、インクを吐出する吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
また、幅方向における、送風部62に対向する位置に、搬送経路43側の空気を吸引して排出する排気部65が設けられているため、乾燥機構60によって、記録された記録媒体1の記録面に当てられた温風を、記録装置100の外部に排出することができる。その結果、乾燥機構60の発する熱によって、記録部10のインクの粘度が変化してしまうなど、乾燥機構60の発する熱によって記録部10の吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
また、排気部65と連通して搬送経路43上に延出し、記録面に当てられた温風を吸引する吸気ダクト66を備えるため、温風が、記録装置100内に分散し難くなる。その結果、温風の熱により、記録部10のインクの粘度が変化してしまうなど、インクを吐出する吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
また、記録装置100において、熱源61が幅方向の一端側に配置され、インクを貯留するインク貯留部80が、幅方向の他端側に配置されるため、熱源61の発する熱が、インク貯留部80に伝わり難くなる。その結果、熱源61の発する熱によって、インク貯留部80に貯留されるインクの粘度が変化してしまうなど、インクが変質してしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
また、待機部70は、記録部10の吐出機能をメンテナンスするフラッシング、吸引、ワイピング機能などのメンテナンス機能を有しており、待機部70が、熱源61と離れた位置に配置されるため、メンテナンス機能が、熱源61からの熱の影響を受けることが抑制される。
また、搬送経路43における記録部10の上流側に、記録媒体1を反転可能な反転経路43rを備え、記録部10、乾燥機構60、および従動ローラー42cdを含む反転経路43rは、使用状態に設置された際の側面視において、少なくともそれぞれの一部が、同じ高さに重なる位置に配置されている。そのため、記録部10、乾燥機構60、および反転経路43rのそれぞれが異なる高さ位置に配置される場合と比較して、記録装置100の高さをよりコンパクトに構成することができる。
なお、記録媒体1の搬送経路43の説明において、搬送ローラー41c、41dは、制御部90によって駆動制御される駆動ローラーであり、反転経路43rを構成するための大径の従動ローラー42cdは、搬送ローラー41c、41dに従動して回転する従動ローラーであると説明したが、大径の従動ローラー42cdを、制御部90によって駆動制御される駆動ローラーで構成し、搬送ローラー41c、41dを、この大径の駆動ローラーに従動して回転する従動ローラーで構成してもよい。
2.実施形態2
実施形態2として、実施形態1の変形例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施形態1では、図4に示すように、熱源61は、記録装置100の幅方向、つまりX軸方向において、搬送経路43の外側に配置され、送風部62は、幅方向において、熱源61の更に外側に配置されると説明したが、図5に示すように、送風部62は、幅方向において、搬送経路43の外側に配置され、熱源61は、幅方向において、送風部62の更に外側に配置されるように構成してもよい。
本実施形態によれば、熱源61は、送風部62を挟んで、待機部70から離れた位置に配置されるため、熱源61の発する熱が、非記録状態において待機部70に待機する記録部10に伝わり難くなる。その結果、熱源61の発する熱によって記録部10の吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
3.実施形態3
実施形態3として、実施形態1の変形例について説明する。なお、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施形態1では、熱源61に、好適例として自己温度制御性に優れるPTCヒーターを用いているとし、また、特に熱源の仕事量の制御については説明しなかった。熱源61としては、このようなPTCヒーターに限定するものではない。
例えば、記録装置100は、記録媒体1に吐出されるインクの量に応じて、乾燥機構60の乾燥能力である仕事量としての出力を制御できるように構成してもよい。
制御部90は、印刷対象とする画像の印刷データを参照することにより、記録媒体1に吐出されるインクの量を把握することが可能である。例えば、記録媒体1に吐出されるインクの量が僅かな場合には、乾燥が比較的容易にできるため、乾燥機構60には高い負荷が要求されない。逆に、記録媒体1に吐出されるインクの量が多い場合には、充分な乾燥が行える仕事量の負荷が求められる。
本実施形態の制御部90は、印刷データを参照して得られるインク量の情報に基づき、必要充分な乾燥が行えるように、熱源61および送風部62の駆動を制御する。具体的には、インク量が多いほど、熱源61の発熱量を多くし、送風部62の風量を多くする。すなわち、記録装置100は、記録媒体1に吐出されるインクの量に応じて乾燥機構60の仕事量を制御する。なお、インク量に基づく熱源61および送風部62の駆動仕様については、印刷環境の温度や湿度を加味して予め充分な評価を行い、決定しておくことが好ましい。
本実施形態によれば、記録媒体1に吐出されるインクの量に応じて乾燥機構60の仕事量を制御する制御部90を備えるため、記録媒体1の乾燥に必要充分な温風送出の制御を行うことができる。その結果、必要以上に温風が送出されることが無くなり、乾燥機構60の発する熱によって、記録部10のインクの粘度が変化してしまうなど、乾燥機構60の発する熱によって記録部10の吐出特性に影響がでてしまうことが抑制され、記録品質が低下してしまうことが抑制される。
なお、上述の実施形態では、記録媒体として、ロール状に巻かれた状態で供給される記録媒体1を例に説明しているが、単票式の記録媒体であってもよい。単票式の記録媒体を対象とする場合には、供給部は、記録媒体を記録部10へ1枚ずつ供給するためのセパレーターを含む供給機構を備える。また、切断部50を備えなくてもよい。
1…記録媒体、2…記録物、10…記録部、11…記録ヘッド、12…キャリッジ、13…ガイド軸、20…支持部、30…供給部、31…支持軸、40…搬送部、41、41a~41h…搬送ローラー、42、42a、42b、42cd、42e~42h…従動ローラー、43…搬送経路、43r…反転経路、50…切断部、51…カッター、54…スタッカー、60…乾燥機構、61…熱源、62…送風部、63…送風ダクト、65…排気部、66…吸気ダクト、70…待機部、80…インク貯留部、90…制御部、100…記録装置。

Claims (8)

  1. 記録媒体を搬送経路に沿って搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送方向と交差する幅方向に走査移動しながら、搬送される前記記録媒体に液
    体を吐出して記録を行う記録部と、
    前記記録部が非記録状態において待機する待機部と、
    熱源と送風部と、前記送風部と連通する送風ダクトと、を有し、前記搬送経路に
    おける前記記録部の下流側に搬送される記記録媒体の記録面に温風を送風する乾燥機構
    と、
    前記幅方向における前記送風部に対向する位置に配置され、前記搬送経路の空気を
    吸引して排出する排気部と、
    前記排気部と連通する吸気ダクトと、
    を備え、
    前記熱源は、前記幅方向の一端側に配置され、前記待機部および前記排気部は、前
    記幅方向の他端側に配置され、
    前記送風ダクトは、前記幅方向において前記搬送経路の一端から中央にかけて延出
    し、前記記録媒体の前記記録面に前記温風を当て、
    前記吸気ダクトは、前記幅方向において前記搬送経路の他端から前記中央にかけて
    延出し、前記記録面に当てられた前記温風を吸引する記録装置。
  2. 前記送風ダクトは、前記幅方向において前記搬送経路の前記一端側から前記中央に
    かけて先細りとなる形状を有する請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記熱源は、前記幅方向において、前記搬送経路の外側に配置され、前記送風部は
    、前記幅方向において、前記熱源の更に外側に配置される請求項1または請求項2に記載
    の記録装置。
  4. 前記送風部は、前記幅方向において、前記搬送経路の外側に配置され、前記熱源は
    、前記幅方向において、前記送風部の更に外側に配置される請求項1または請求項2に記
    載の記録装置。
  5. 前記液体を貯留する液体貯留部を備え、
    前記液体貯留部は、前記幅方向の他端側に配置される請求項1から請求項のいず
    れか一項に記載の記録装置。
  6. 前記待機部は、前記記録部の吐出機能をメンテナンスするメンテナンス機能を有す
    る請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置。
  7. 前記搬送経路における前記記録部の上流側に、前記記録媒体を反転可能な反転経路
    を備え、
    前記記録部、前記乾燥機構、および前記反転経路は、使用状態に設置された際の側
    面視において、少なくともそれぞれの一部が、同じ高さに重なる位置に配置される請求項
    1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置。
  8. 前記記録媒体に吐出される前記液体の量に応じて前記乾燥機構の仕事量を制御する制御
    部を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置。
JP2020153573A 2020-09-14 2020-09-14 記録装置 Active JP7517007B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020153573A JP7517007B2 (ja) 2020-09-14 2020-09-14 記録装置
CN202111060704.4A CN114179512A (zh) 2020-09-14 2021-09-10 记录装置
US17/472,986 US11607893B2 (en) 2020-09-14 2021-09-13 Recording device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020153573A JP7517007B2 (ja) 2020-09-14 2020-09-14 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022047663A JP2022047663A (ja) 2022-03-25
JP7517007B2 true JP7517007B2 (ja) 2024-07-17

Family

ID=80539411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020153573A Active JP7517007B2 (ja) 2020-09-14 2020-09-14 記録装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11607893B2 (ja)
JP (1) JP7517007B2 (ja)
CN (1) CN114179512A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137511A (ja) 2008-12-15 2010-06-24 Seiko Epson Corp 記録装置及び記録方法
JP2010173177A (ja) 2009-01-29 2010-08-12 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2011230494A (ja) 2010-04-30 2011-11-17 Canon Inc インクジェット記録装置および方法
JP2012206368A (ja) 2011-03-29 2012-10-25 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2016088026A (ja) 2014-11-10 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 印刷方法、及び、印刷装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6221567B2 (ja) 2013-09-26 2017-11-01 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び媒体搬送装置
JP6676890B2 (ja) * 2015-06-26 2020-04-08 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2019171639A (ja) 2018-03-28 2019-10-10 株式会社リコー 乾燥装置及び乾燥方法、並びに画像形成方法及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137511A (ja) 2008-12-15 2010-06-24 Seiko Epson Corp 記録装置及び記録方法
JP2010173177A (ja) 2009-01-29 2010-08-12 Seiko Epson Corp 記録装置
JP2011230494A (ja) 2010-04-30 2011-11-17 Canon Inc インクジェット記録装置および方法
JP2012206368A (ja) 2011-03-29 2012-10-25 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JP2016088026A (ja) 2014-11-10 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 印刷方法、及び、印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220080750A1 (en) 2022-03-17
JP2022047663A (ja) 2022-03-25
CN114179512A (zh) 2022-03-15
US11607893B2 (en) 2023-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5143930B2 (ja) 画像形成装置及びインクジェット記録装置
US8308284B2 (en) Recording apparatus
JP5653245B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドの回復方法
JP2008080526A (ja) 液体噴射装置
JP2007062115A (ja) 液体噴射装置及び記録装置
JP2009233876A (ja) インクジェットプリンタ
JP5556574B2 (ja) 画像記録装置、及び、画像記録方法
JP2019018389A (ja) 記録装置
JP6683014B2 (ja) 液体吐出装置
JP2000272110A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復方法
JP2009078499A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP3826943B2 (ja) インクジェットヘッド及びそのクリーニング方法
JP5691327B2 (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP3774902B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2008080808A (ja) インクジェット記録装置
JP7517007B2 (ja) 記録装置
JP7206799B2 (ja) 印刷装置
JP5085047B2 (ja) 画像形成装置及びインクジェット記録装置
JP2006175883A (ja) 画像形成装置
JP2005059478A (ja) インクジェット記録装置
JP2010069770A (ja) インクジェット記録装置
JP5786428B2 (ja) 記録装置
JP2003341158A (ja) 画像記録装置
JP2007152737A (ja) インクジェット記録装置
JP2002166575A (ja) インクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211101

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7517007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150