JP2002066991A - 切断装置 - Google Patents

切断装置

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JP2002066991A
JP2002066991A JP2000268431A JP2000268431A JP2002066991A JP 2002066991 A JP2002066991 A JP 2002066991A JP 2000268431 A JP2000268431 A JP 2000268431A JP 2000268431 A JP2000268431 A JP 2000268431A JP 2002066991 A JP2002066991 A JP 2002066991A
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cutting device
cleaner
cutting
cutter
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Daisuke Nakamura
大輔 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カッタで記録媒体を切断したときに発生した切
り屑や紙粉を素早く除去できる切断装置を提供する。 【解決手段】カッタ42が切断位置に移行したときにク
リーナ部材58がプラテン16に接触するようにカッタ
42とクリーナ部材58を一体的に配置する。キャリッ
ジ20が矢印B方向に移動すると、カッタ42が記録紙
を切断し始める。この切断の際に発生した紙粉はクリー
ナ部材58によって矢印B方向に運ばれて除去される。
キャリッジ20が矢印B方向にさらに移動すると、記録
紙をほぼ切断し終える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の移動方向に
移動しながら記録媒体を切断する切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、所定の搬送方向に搬送されている記録紙
などの記録媒体にインクを吐出して画像を形成するイン
クジェット方式画像形成装置や、トナーを用いて画像を
形成する電子写真方式画像形成装置が知られている。こ
れらの画像形成装置のなかには、ロール状に巻かれた大
判の記録媒体(ロール紙)を一端から解きながら所定の
搬送方向に搬送させてこのロール紙に画像を形成するタ
イプのものがある。
【0003】このタイプの画像形成装置には、一般に、
上記の搬送方向に直交する方向に走行しながら記録媒体
を切断する切断装置が組み込まれている。この切断装置
は、記録媒体に接触してこの記録媒体を切断するカッタ
を有しており、このカッタによって記録媒体が任意のサ
イズになるように切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カッタで記
録媒体を切断する際には切り屑が発生する。記録媒体が
記録紙のときは紙粉が発生する。発生した紙粉は、記録
媒体が載置されるプラテンに散乱し、このプラテンが汚
れる。また、記録媒体を搬送する搬送ローラやピンチロ
ーラに紙粉が付着した場合、搬送精度が低下するおそれ
がある。このように記録媒体を搬送する際の搬送精度が
低下すると、画像品質が低下する。さらに、画像形成装
置には、記録媒体の位置を検知するセンサなど各種のセ
ンサが内蔵されており、これらのセンサに紙粉が付着し
た場合、センサの検知精度が低下するおそれがある。こ
の低下に伴って画像形成装置の誤動作が発生することも
ある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、カッタで記録
媒体を切断したときに発生した切り屑や紙粉を素早く除
去できる切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の切断装置は、所定の移動方向に移動し
ながら記録媒体を切断する移動刃と、該移動刃を保持し
て該移動刃と共に前記移動方向に移動する移動刃保持部
材とを備えた切断装置において、(1)前記移動刃より
も前記移動方向上流側に位置するように前記移動刃保持
部材に取り付けられた、紙粉を除去するクリーナ部材を
備えたことを特徴とするものである。
【0007】ここで、(2)前記クリーナ部材は、前記
移動刃保持部材に着脱自在に取り付けられたものであっ
てもよい。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
第2の切断装置は、所定の移動方向に移動しながら記録
媒体を切断する移動刃と、該移動刃を保持して該移動刃
と共に前記移動方向に移動する移動刃保持部材とを備え
た切断装置において、(3)前記移動刃、前記移動刃保
持部材、及び切断装置本体とは別体に形成された、紙粉
を除去するクリーナ部材と、(4)前記移動刃、前記移
動刃保持部材、及び切断装置本体のうちのいずれかに前
記クリーナ部材を所定のタイミングで接続する接続手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、第2の切断装置は、(5)前記接
続手段に固定された、前記クリーナ部材を着脱自在に保
持するクリーナ部材保持手段を備えてもよい。
【0010】また、前記接続手段は、(6)前記移動
刃、前記移動刃保持部材、及び切断装置本体のうちのい
ずれかに固定された第1のフックと、(7)クリーナ部
材保持手段に固定された、前記第1のフックに係合する
第2のフックとを備えたものであってもよい。
【0011】さらに、(8)前記移動刃、前記移動刃保
持部材、及び切断装置本体のうちのいずれかと前記クリ
ーナ部材とを前記接続手段が接続する接続頻度を記録媒
体の種類に基づいて変えるように前記接続手段を制御す
る制御手段を備えてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施形態
を説明する。
【0013】図1を参照して、本発明の切断装置の第1
実施形態が組み込まれたプロッタを説明する。
【0014】図1は、プロッタを切り欠いて記録紙の挿
入から排出までの経路を示す斜視図である。
【0015】プロッタ10では、本体後面から挿入され
たシート状の記録紙(カット紙)と、ロール状に巻かれ
たロール紙12とに画像を形成できる(印字できる)。
ここでは、ロール紙12に画像を形成する手順を説明す
るが、カット紙の場合も同様である。
【0016】プロッタ10の背面には、ロール紙12が
回転自在に保持されている。ロール紙12は矢印A方向
から記録紙挿入口14に挿入される。挿入されたロール
紙12は、操作部(図示せず)からの指示に基づいてプ
ロッタ10の内部に搬送されてプラテン16上の画像形
成領域18に到達する。
【0017】画像形成領域18の上方では、キャリッジ
20がガイドレール24に案内されながら矢印B,C方
向(主走査方向)に走査する。キャリッジ20には、イ
ンクを吐出する印字ヘッド22が搭載されている。
【0018】プラテン16に載置されたロール紙12の
うち画像形成領域18に位置する部分には、所定の画像
情報に基づいて印字ヘッド22からインクが吐出されて
画像が形成される。このようにして、ロール紙12のう
ち画像形成領域18に位置する部分に画像を形成した
後、印字幅(画像形成領域18の幅)に相当する長さだ
けロール紙12を排出ガイド板29に案内させながら、
駆動ローラ13とピンチローラ15で矢印D方向(主走
査方向に直交する方向であり、副走査方向という)に搬
送する。このような動作を繰り返すことにより、ロール
紙12の全体に画像が形成される。
【0019】また、上記したキャリッジ20には、矢印
B方向(本発明にいう所定の移動方向の一例である)に
走行しながらロール紙12を切断する切断装置40が着
脱自在に固定されている。切断装置40には、ロール紙
12に直接に接触してこのロール紙12を切断するカッ
タ42(本発明にいう移動刃の一例である)が固定され
ている。プラテン16のうちカッタ28が走行する部分
には、カッタ28の先端部が入り込む受け溝30が形成
されている。
【0020】図2から図6までを参照して、上記した切
断装置40について説明する。
【0021】図2は、カッタが収納位置に位置している
切断装置を示す断面図である。図3は、カッタを切断位
置に移行させるために側板に接近した切断装置を示す断
面図である。図4は、カッタが切断位置に位置する途中
の切断装置を示す断面図である。図5は、カッタが切断
位置に位置して記録媒体を切断している状態の切断装置
を示す断面図である。図6は、記録紙を切断し終った後
にカッタが収納位置に移行する途中の切断装置を示す断
面図である。
【0022】切断装置40は、カッタ42を保持する箱
形のカッタホルダ44を備えており、切断装置40のほ
とんどの部品がカッタホルダ44の内部に収容されてい
る。カッタホルダ44の側壁(図示せず)には、「U」
字を横にした形状のフック(図示せず)が形成されてい
る。このフックによってプロッタ10の本体に切断装置
40が着脱自在に固定されている。
【0023】カッタホルダ44には、カッタ42を収納
位置に移行させるためのガイドコロ48が配置されてい
る。カッタ42が収納位置に移行するときは、後述する
ように、プラテン16上に形成されたガイドリブ32に
よってガイドコロ48が上方(矢印E方向)に押され
る。
【0024】カッタホルダ44の内部の上部には、上下
方向(矢印E方向及びその反対方向)に伸縮するように
圧縮コイルばね50が配置されている。この圧縮コイル
ばね50の上端はカッタホルダ44の内壁44bに固定
されており、その下端は、カッタホルダ44の内部を上
下動するカッタスライド52(本発明にいう移動刃保持
部材の一例である)に固定されている。なお、上記のガ
イドコロ48はカッタスライド52に固定されており、
カッタスライド52と共に上下動する。また、カッタホ
ルダ44にはカッタ42が着脱自在に取り付けられてい
る。
【0025】カッタホルダ44の側壁44cの上部に
は、4つの開口46a,46b(他の2つは図示せず)
が上下左右に並んで形成されている。これら4つの開口
46a,46bには、カッタスライド52のうち側壁4
4cに近い部分から上に延びる一対のアーム54a(他
の一つは図示せず)の係止突起56aが選択的に入り込
む。
【0026】カッタスライド52の下部には、記録媒体
を押圧する可撓性の押圧板59が固定されている。ま
た、カッタスライド52のうち矢印B方向上流側(本発
明にいう移動方向上流側の一例である)には、刷毛やブ
ラシなどから構成されるクリーナ部材58が取り付けら
れている。クリーナ部材58は接続棒60の先端に固定
されており、この接続棒60はカッタスライド52に固
定されている。従って、カッタスライド52が上下動す
ると、この上下動に伴ってクリーナ部材58と接続棒6
0も上下動する。
【0027】記録紙を切断するとき以外のとき(例えば
画像形成動作中)は、例えば図2に示すように、カッタ
スライド52はカッタホルダ44のほぼ中央部付近に位
置している。この状態ではカッタ42は収納位置に位置
している。また、この状態では、アーム54aの係止突
起56aが開口46aの下壁46cに当接して係止され
ている(図示しない他のアームについても同様であ
る)。このため、圧縮コイルばね50がカッタスライド
52を下方に付勢しても、カッタ42は収納位置に位置
したままである。
【0028】記録紙を切断する切断動作の指令を操作部
(図示せず)から受けると、キャリッジ20(図1参
照)が所定位置に向けて移動する。ここで、所定位置と
は、画像形成領域18(図1参照)から外れた領域のう
ち矢印B方向上流側の端の位置をいう。この所定位置に
は、図3に示すように、リブ70が形成されている。
【0029】キャリッジ20が所定位置に到達すると、
リブ70が係止突起56aを内側に押してアーム54a
を撓ませる。これにより、図4に示すように、係止突起
56aの係止が解除されて、圧縮コイルばね50がカッ
タスライド52を下方に付勢する。この結果、図5に示
すように、カッタ42が切断位置に移行し、クリーナ部
材58がプラテン16に接触する。上記の所定位置に位
置するキャリッジ20が矢印B方向に移動すると、カッ
タ42が記録紙を切断し始める。この切断の際に発生し
た紙粉はクリーナ部材58によって矢印B方向に運ばれ
て除去される。キャリッジ20が矢印B方向にさらに移
動すると、図5に示すように、記録紙をほぼ切断し終え
る。
【0030】ところで、プロッタ10(図1参照)に使
用できる最大幅の記録紙(最大幅の通紙)よりも矢印B
方向の下流側に孔72が形成されている。クリーナ部材
58によって矢印B方向に運ばれた紙粉は孔72から落
下して紙粉箱74に貯められる。従って、カッタ42が
記録紙を切断したときに発生した紙粉などが素早く除去
される。この結果、紙粉が周囲に散乱しないので、紙粉
に起因して画像品質が低下したりカッタ42の周辺の機
器が誤動作したりすることはない。
【0031】カッタ42が記録紙を切断した後にキャリ
ッジ20がさらに矢印B方向に移動すると、ガイドコロ
48がガイドリブ32に乗り上げる。キャリッジ20が
さらに矢印B方向に移動すると、図6に示すように、ガ
イドコロ48がガイドリブ32の斜面を上り、これによ
り、カッタ42とカッタスライド52が上昇する。ガイ
ドコロ48がガイドリブ32の頂上近くに到達すると、
係止突起56aが開口46aに嵌り込んで係止されると
共にクリーナ部材58も上方に移動してプラテン16か
ら離れる。この結果、カッタ42が切断位置から収納位
置に移行して収納位置に位置したままとなり、一連の記
録紙切断動作が終了する。
【0032】図7から図12までを参照して、本発明の
切断装置の第2実施形態を説明する。
【0033】図7は、本発明の切断装置の第2実施形態
が組み込まれたプロッタを切り欠いて示す斜視図であ
る。図8は、矢印C方向の下流側から図7のプロッタを
視た側面図であり、クリーナ部材が待機位置に位置して
いる状態を示す。図9は、図7のプロッタの正面図であ
り、クリーナ部材が待機位置に位置している状態を示
す。図10は、矢印C方向の下流側から図7のプロッタ
を視た側面図であり、クリーナ部材が接続位置に位置し
ている状態を示す。図11は、クリーナ部材と切断装置
が接続される直前の状態を示す正面図である。図12
は、クリーナ部材と切断装置が接続された状態を示す正
面図である。これらの図では、図1から図6までに示す
構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されてい
る。
【0034】プロッタ80には、矢印B方向に移動しな
がらロール紙12を切断する切断装置90が備えられて
いる。切断装置90のカッタ42がロール紙12に直接
に接触してロール紙12を切断する。この切断装置90
には、刷毛やブラシなどのクリーナ部材82が備えられ
ている。しかし、切断装置90とクリーナ部材82とは
別体として形成されている。クリーナ部材82は、棒状
のクリーナ保持部材84(本発明にいうクリーナ部材保
持手段の一例である)の下面に着脱自在に固定されてい
る。従って、クリーナ部材82をクリーナ保持部材84
から取り外して新品のクリーナ部材82に交換できる。
クリーナ保持部材84の一端部はガイドレール24に回
動自在に固定されている。
【0035】また、プラテン16の矢印C方向下流側で
あって画像形成領域18(図1参照)から外れた領域
(待機領域)には、クリーナ部材82とクリーナ保持部
材84を待機させておく傾斜部86が形成されている。
クリーナ部材82を使用しないときは、クリーナ部材8
2とクリーナ保持部材84は、傾斜部86に位置してい
る。なお、クリーナ保持部材84には、後述する第2の
フック84aが形成されている。また、切断装置90に
は、第2のフック84aに係合する(引っ掛ける)第1
のフック90aが形成されている。
【0036】プラテン16の下方には筐体88が形成さ
れている。この筐体88の内部には、クリーナ保持部材
84を所定のタイミングでキャリッジ20に接続させる
ための接続ユニット90(本発明にいう接続手段の一例
である)が配置されている。接続ユニット90は、ソレ
ノイド92、アーム94、及びシャフト96などから構
成されている。シャフト96の上端部はクリーナ保持部
材84に接しており、ソレノイド92のオン・オフによ
ってアーム94が回動し、この回動に伴ってシャフト9
6が上下動し、この上下動に伴ってクリーナ保持部材8
4がガイドレール24を中心とて回動する。
【0037】記録紙を切断するとき以外のとき(例えば
画像形成動作中)は、図8や図9に示すように、クリー
ナ部材82とクリーナ保持部材84は傾斜部86に位置
して待機している。また、第2のフック84aは、図9
に示すように、プラテン16に形成された収納溝16a
に入り込んでいる。
【0038】記録紙を切断する切断動作の指令を操作部
(図示せず)から受けると、図9に示すように、キャリ
ッジ20(図1参照)が所定位置に向けて矢印C方向に
移動する。ここで、所定位置とは、画像形成領域18
(図1参照)から外れた領域のうち矢印B方向上流側の
端の位置をいう。この所定位置には、リブ70が形成さ
れている。
【0039】キャリッジ20が所定位置に到達すると、
リブ70が係止突起56aを内側に押してアーム54a
を撓ませる。これにより、係止突起56aの係止が解除
されて、圧縮コイルばね50がカッタスライド52を下
方に付勢する。この結果、図9に示すように、カッタ4
2が切断位置に移行する。上記の所定位置に位置するキ
ャリッジ20が矢印B方向に移動すると、カッタ42が
記録紙を切断し始める。このとき、ソレノイド92はオ
フなので第2のフック84aは収納溝16aに入り込ん
でいる。従って、第1のフック90aと第2のフック8
4aは係合せずにクリーナ部材82とクリーナ保持部材
84は傾斜部86に位置したままであり、切断装置90
のみが矢印B方向に移動しながらロール紙12を切断す
る。
【0040】カッタ42がロール紙12などを切断した
際に発生した紙粉を除去する必要があるときは、プロッ
タ80に内蔵された制御器(本発明にいう制御手段の一
例であり、図示せず)に制御されてキャリッジ20は矢
印C方向に移動し、リブ70が係止突起56aを内側に
押してアーム54aを撓ませる。これにより、上記と同
様に、係止突起56aの係止が解除されて、圧縮コイル
ばね50がカッタスライド52を下方に付勢する。この
結果、図9に示すように、カッタ42が切断位置に移行
する。この状態で、キャリッジ20は一旦停止する。
【0041】キャリッジ20が停止中に制御器はソレノ
イド92をオンさせる。これにより、図11に示すよう
に、第1のフック90aが第2のフック84aに係合で
きる状態になる。この状態で、キャリッジ20を矢印C
方向にもう少し移動させることにより、図12に示すよ
うに、第1のフック90aが第2のフック84aに係合
し、切断装置90とクリーナ保持部材84が接続され
る。この状態でキャリッジ20を矢印B方向に移動させ
ることにより、切断の際に発生した紙粉はクリーナ部材
82によって矢印B方向に運ばれて除去される。なお、
上記した制御器は、切断装置90が切断する記録媒体の
種類(素材や紙質)に応じて、切断装置90とクリーナ
保持部材84が接続される頻度を変える。
【0042】ところで、プロッタ80(図7参照)に使
用できる最大幅の記録紙(最大幅の通紙)よりも矢印B
方向の下流側に孔72(図5参照)が形成されている。
クリーナ部材82によって矢印B方向に運ばれた紙粉は
孔72から落下して紙粉箱74(図5参照)に貯められ
る。従って、カッタ42が記録紙を切断したときに発生
した紙粉などが素早く除去される。この結果、紙粉が周
囲に散乱しないので、紙粉に起因して画像品質が低下し
たりカッタ42の周辺の機器が誤動作したりすることは
ない。
【0043】クリーナ部材82が紙粉を除去し終った後
は、キャリッジ20がさらに矢印B方向に移動し、ガイ
ドコロ48がガイドリブ32に乗り上げる。キャリッジ
20がさらに矢印B方向に移動すると、上述したよう
に、ガイドコロ48がガイドリブ32の斜面を上り、こ
れにより、カッタ42とカッタスライド52が上昇す
る。ガイドコロ48がガイドリブ32の頂上近くに到達
すると、係止突起56aが開口46aに嵌り込んで係止
されると共にクリーナ部材58も上方に移動してプラテ
ン16から離れる。この結果、カッタ42が切断位置か
ら収納位置に移行して収納位置に位置したままとなり、
一連の記録紙切断動作が終了する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の切断
装置によれば、移動刃よりも移動方向上流側に位置する
クリーナ部材によって、移動刃が記録媒体を切断したと
きに発生した紙粉が素早く除去される。このため、紙粉
に起因して画像品質が低下したり移動刃の周辺の機器が
誤動作したりすることを防止できる。
【0045】ここで、前記クリーナ部材は、前記移動刃
保持部材に着脱自在に取り付けられたものである場合
は、クリーナ部材を容易に交換できる。
【0046】また、本発明の第2の切断装置によれば、
例えば、紙粉の発生する量に基づく所定のタイミングで
接続手段によってクリーナ部材を移動刃保持部材などに
接続し、クリーナ部材と移動刃保持部材等とを同時に移
動させる。この場合、紙粉が発生しにくい記録媒体を切
断装置が切断するときはクリーナ部材を移動刃保持部材
などに頻繁には接続しない。一方、紙粉が発生し易い記
録媒体を切断装置が切断するときはクリーナ部材を移動
刃保持部材などに頻繁に接続する。このように接続手段
を用いてクリーナ部材を移動刃保持部材などに接続する
タイミングを適宜に選択することにより効率良く紙粉を
除去できる。この結果、紙粉に起因して画像品質が低下
したり移動刃の周辺の機器が誤動作したりすることを防
止できる。
【0047】ここで、第2の切断装置は、前記クリーナ
部材を着脱自在に保持するクリーナ部材保持手段を備え
たものである場合は、クリーナ部材がクリーナ部材保持
手段に着脱自在に保持されているのでクリーナ部材を容
易に交換できる。
【0048】さらに、前記接続手段は、前記移動刃、前
記移動刃保持部材、及び切断装置本体のうちのいずれか
に固定された第1のフックと、クリーナ部材保持手段に
固定された、前記第1のフックに係合する第2のフック
とを備えたものである場合は、簡易な構成の接続手段が
得られる。
【0049】さらにまた、前記移動刃、前記移動刃保持
部材、及び切断装置本体のうちのいずれかと前記クリー
ナ部材とを前記接続手段が接続する接続頻度を記録媒体
の種類に基づいて変えるように前記接続手段を制御する
制御手段を備えた場合は、記録媒体によって紙粉の発生
量が異なることがあっても、クリーナ部材を適宜に稼働
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断装置の第1実施形態が組み込まれ
たプロッタを切り欠いて記録紙の挿入から排出までの経
路を示す斜視図である。
【図2】カッタが収納位置に位置している切断装置を示
す断面図である。
【図3】カッタを切断位置に移行させるために側板に接
近した切断装置を示す断面図である。
【図4】カッタが切断位置に位置する途中の切断装置を
示す断面図である。
【図5】カッタが切断位置に位置して記録媒体を切断し
ている状態の切断装置を示す断面図である。
【図6】記録紙を切断し終った後にカッタが収納位置に
移行する途中の切断装置を示す断面図である。
【図7】本発明の切断装置の第2実施形態が組み込まれ
たプロッタを切り欠いて示す斜視図である。
【図8】矢印C方向の下流側から図7のプロッタを視た
側面図であり、クリーナ部材が待機位置に位置している
状態を示す。
【図9】図7のプロッタの正面図であり、クリーナ部材
が待機位置に位置している状態を示す。
【図10】矢印C方向の下流側から図7のプロッタを視
た側面図であり、クリーナ部材が接続位置に位置してい
る状態を示す。
【図11】クリーナ部材と切断装置が接続される直前の
状態を示す正面図である。
【図12】クリーナ部材と切断装置が接続された状態を
示す正面図である。
【符号の説明】
10,80 プロッタ 40,90 切断装置 82 クリーナ部材 84 クリーナ保持部材 84a 第2のフック 90a 第1のフック 90 接続ユニット 92 ソレノイド 94 アーム 96 シャフト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の移動方向に移動しながら記録媒体
    を切断する移動刃と、該移動刃を保持して該移動刃と共
    に前記移動方向に移動する移動刃保持部材とを備えた切
    断装置において、 前記移動刃よりも前記移動方向上流側に位置するように
    前記移動刃保持部材に取り付けられた、紙粉を除去する
    クリーナ部材を備えたことを特徴とする切断装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーナ部材は、 前記移動刃保持部材に着脱自在に取り付けられたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  3. 【請求項3】 所定の移動方向に移動しながら記録媒体
    を切断する移動刃と、該移動刃を保持して該移動刃と共
    に前記移動方向に移動する移動刃保持部材とを備えた切
    断装置において、 前記移動刃、前記移動刃保持部材、及び切断装置本体と
    は別体に形成された、紙粉を除去するクリーナ部材と、 前記移動刃、前記移動刃保持部材、及び切断装置本体の
    うちのいずれかに前記クリーナ部材を所定のタイミング
    で接続する接続手段とを備えたことを特徴とする切断装
    置。
  4. 【請求項4】 前記接続手段に固定された、前記クリー
    ナ部材を着脱自在に保持するクリーナ部材保持手段を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
  5. 【請求項5】 前記接続手段は、 前記移動刃、前記移動刃保持部材、及び切断装置本体の
    うちのいずれかに固定された第1のフックと、 クリーナ部材保持手段に固定された、前記第1のフック
    に係合する第2のフックとを備えたものであることを特
    徴とする請求項4に記録紙の切断装置。
  6. 【請求項6】 前記移動刃、前記移動刃保持部材、及び
    切断装置本体のうちのいずれかと前記クリーナ部材とを
    前記接続手段が接続する接続頻度を記録媒体の種類に基
    づいて変えるように前記接続手段を制御する制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項3,4,又は5に記載の
    切断装置。
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