JP6145403B2 - 出力回路および電圧発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出力回路および電圧発生装置に関し、特に、入力電圧に対して線形な出力電圧を生成する出力回路に関する。
近年、流量計や空調設備等における各種センサからの検出信号に基づいて制御対象とする操作弁等を制御する制御システムとして、制御対象の制御量等の算出をマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」とも称する。)によって行い、マイコンによって算出された制御量等に応じた制御信号を最終的にアナログ信号に変換して出力するものが増えつつある。
このような制御システムでは、例えば、マイコンの演算結果に基づくデジタル信号に対してパルス幅変調(PWM:pulse width modulation)等を行い、変調したデジタル信号をD/Aコンバータによってアナログ信号に変換して制御信号を生成する電圧発生装置を備えている。このような電圧発生装置は、所定範囲の入力信号に対して線形な電圧出力または電流出力を行うことが求められおり、産業用の制御システムでは、例えば、0−10Vの電圧出力や4−20mAの電流出力等が求められている。
従来の電圧発生装置における最終段の出力回路として、例えば特許文献1に開示された出力回路が知られている。特許文献1に記載の出力回路60は、図8に示されるように、演算増幅器U6および3端子レギュレータ65を備え、コンピュータ61内のD/Aコンバータ62から供給された入力電圧VIに基づいて演算増幅器U6が3端子レギュレータ65の接地端子の電圧を制御することにより、入力電圧VIと等しい電圧Voutを生成する。出力回路60は、更に、入力電圧VIを監視する制御装置63と、3端子レギュレータ65の出力端子と負荷Zとの間に接続された無接点スイッチからなる開閉器64とを備え、制御装置63によって入力電圧VIが0Vであることが検出されたら開閉器64を開路することで、電圧Voutを0Vにすることを可能にしている。
また、従来の電圧発生装置における出力回路の別の一例として、例えば特許文献2に開示された出力回路が知られている。特許文献2に記載の出力回路70は、図9に示されるように、演算増幅器U8と、トランジスタQ1および抵抗R5から成る増幅回路と、トランジスタMP7と抵抗R6から成る増幅回路とを備え、入力電圧VIに基づいて演算増幅器U8がトランジスタQ1を制御することにより、入力電圧VIと等しい電圧VOXを出力する。なお、特許文献2には開示されていないが、説明の便宜上、入力電圧VIを生成する回路として変調回路71およびD/Aコンバータ72を図示している。
特許文献2に記載の出力回路70によれば、出力回路70に0Vの電圧VIを入力することで、0Vの電圧VOXを出力することが可能となる。
特開平5−341860号公報 特開平5−114844号公報
しかしながら、特許文献1に記載の出力回路では、0Vの電圧を出力することはできるが、0V付近の電圧を連続的(線形)に出力することができないため、入力電圧VIに対する電圧Voutの線形性が全出力電圧範囲において保たれない。
特許文献2に記載の出力回路では、0Vの電圧VOXを出力するために、入力電圧VIを0Vにする必要がある。しかしながら、図9に示されるように、D/A変換回路72の出力段の回路がOPアンプU7で構成されている場合、一般にOPアンプは0Vを出力することが困難であるため、0Vの入力電圧VIを生成することは容易ではない。
また、仮に入力電圧VIを0Vにすることができたとしても、特許文献2に記載の出力回路では、入力電圧VIが0VのときにトランジスタMP7がオフ状態(非活性状態)となるため、出力回路70の負帰還ループが不安定になり、精度良く出力電圧を生成することはできない。
上記の問題を解決するために、本発明者らは、本願に先立って、出力回路の新たな回路構成を検討した。
図10は、本発明者らが本願に先立って検討した出力回路を示す図である。同図に示される出力回路80は、グラウンドノードGNDと仮想接地端子VXとの間にダイオードDX1、DX2を設けることで、グラウンド電圧よりも高い仮想接地端子VXを基準として出力電圧VOLXを生成する。
出力回路80によれば、理論上、0Vの電圧VOLXを生成することは可能である。また、これによれば、電圧VOLXを0Vにする場合であっても、D/A変換回路72は、仮想接地ノードSGNDよりも大きい入力電圧VIを生成すればよい。すなわち、D/A変換回路72におけるOPアンプU7は、0Vの電圧を出力する必要はない。
しかしながら、図10に示される出力回路80では、出力電圧VOLXが0VのときトランジスタMP7がオフ状態となるため、前述の図9の出力回路70と同様に、出力回路80の負帰還ループが不安定になり、精度良く出力電圧を生成することは困難である。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、出力回路において、負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることを目的とする。
本発明に係る出力回路は、第1出力端子および第2出力端子と、直流電圧が供給される第1固定電位ノードと前記第1出力端子との間に接続された出力トランジスタと、前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に接続された出力負荷と、前記第1出力端子と前記第2出力端子との間の電圧に基づくモニタ電圧が、外部から供給された入力電圧と一致するように前記出力トランジスタを制御する負帰還増幅回路と、一端が前記第2出力端子に接続され、他端が前記第1固定電位ノードと異なる直流電圧が供給される第2固定電位ノードに接続され、定電圧を発生する定電圧源と、前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に電流経路を形成する回路と、を有することを特徴とする。
上記出力回路において、前記電流経路を形成する回路は、前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に接続された抵抗素子を含んでもよい。
上記出力回路において、前記電流経路を形成する回路は、前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に接続された定電流源回路を含んでもよい。
上記出力回路において、前記第1固定電位ノードに供給される直流電圧は、電源電圧であり、前記第2固定電位ノードに供給される直流電圧は、グラウンド電圧であってもよい。
上記出力回路において、前記第1固定電位ノードに供給される直流電圧は、グラウンド電圧であり、前記第2固定電位ノードに供給される直流電圧は、電源電圧であってもよい。
上記出力回路において、前記出力負荷は、前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に直列に接続された第1抵抗素子および第2抵抗素子を含み、前記負帰還増幅回路は、前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子との接続ノードの電圧が前記モニタ電圧として入力される反転入力端子と、前記入力電圧が入力される非反転入力端子とを有する差動増幅回路と、増幅トランジスタと、一端が前記第1固定電位ノードに接続された負荷素子と、を含み、前記増幅トランジスタの第1主電極が前記第2固定電位ノードに接続され、前記増幅トランジスタの第2主電極が前記負荷素子の他端に接続され、前記増幅トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続され、前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記増幅トランジスタの第2主電極に接続されてもよい。
上記出力回路において、前記負帰還増幅回路は、前記入力電圧が入力される反転入力端子と前記モニタ電圧が入力される非反転入力端子とを有する差動増幅回路を含み、前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続されてもよい。
上記出力回路において、前記負帰還増幅回路は、前記入力電圧が入力される非反転入力端子と前記モニタ電圧が入力される反転入力端子とを有する差動増幅回路を含み、前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続されてもよい。
本発明に係る電圧発生装置は、デジタル信号を変調する変調回路と、前記変調回路によって変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、前記D/Aコンバータによって変換されたアナログ信号を前記入力電圧として入力する上記出力回路とを備え、前記D/Aコンバータは、前記変調されたデジタル信号を、前記第2出力端子の電圧を基準とした振幅のデジタル信号に変換する変換回路と、前記変換回路によって変換されたデジタル信号を平滑化し、前記アナログ信号として出力する平滑化回路とを含むことを特徴とする。
以上説明したことにより、本発明によれば、出力回路において、負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る電圧発生装置におけるD/Aコンバータの内部構成を例示する図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る出力回路の入出力特性を例示する図である。 図4は、実施の形態2に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。 図5は、実施の形態3に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。 図6は、実施の形態4に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。 図7は、実施の形態5に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。 図8は、従来の出力回路を示す図である。 図9は、従来の別の出力回路を示す図である。 図10は、本願発明者らが本願に先立って検討した出力回路を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
≪実施の形態1≫
図1は、本発明の一実施の形態に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。
同図に示される電圧発生装置1は、デジタル入力端子DIに供給されたデジタル信号に応じた電圧を生成し、生成した電圧を2つ出力端子VO、SGNDから出力する。出力端子VOと出力端子SGNDの間には、外部の負荷ZLが接続され、出力端子VOから負荷ZLを経由して出力端子SGNDに電流が流れることにより、負荷ZLが駆動される。
具体的に、電源発生装置1は、変調回路11と、D/Aコンバータ12と、出力回路10と、複数の外部端子とを備える。なお、図1には、上記複数の外部端子として、上述したデジタル入力端子DI、出力端子VO、および出力端子SGNDが、代表的に図示されている。
電源発生装置1は、例えば、図示されない外部端子からグラウンド電圧GNDと2つの異なる電源電圧VCC、VDDが供給される。電源電圧VCCは、例えば10〜15Vの範囲の電圧であり、電源電圧VDDは、例えば5Vである。特に制限されないが、変調回路11、D/Aコンバータ12、および差動増幅回路U1は、電源電圧VDDからの給電により動作し、出力回路10における差動増幅回路U1を除いたその他の回路は電源電圧VCCからの給電により動作する。また、変調回路11、D/Aコンバータ12、および後述する差動増幅回路U1は、例えば、公知のCMOS製造プロセスによって1個の半導体基板に形成された1チップの半導体装置によって実現される。
なお、以下の説明では、参照符号VCC、VDD、およびGNDは、電圧のみならず、その電圧が供給されるノードをも表すものとする。
変調回路11は、外部からデジタル入力端子DIに供給されたデジタル信号を変調して出力する。変調回路11の変調方式としては、例えば、パルス幅変調(PWM)、パルス周波数変調(PFM:Pulse Frequency Modulation)、およびデルタ・シグマ変調等を例示することができる。
D/Aコンバータ12は、変調回路11によって変調されたデジタル信号DMをアナログ信号(例えば電圧信号)に変換する。
図2に、D/Aコンバータ12の内部構成を例示する。同図に示されるように、D/Aコンバータ12は、例えば、変換回路121と平滑化回路122とから構成される。
変換回路121は、変調回路11によって変調されたデジタル信号DMを出力端子SGNDの電圧を基準とした振幅のデジタル信号に変換する。具体的に、変換回路121は、例えばスイッチ回路SW1およびSW2を含む。スイッチ回路SW1は、一端が、出力端子SGNDが接続されるノードに接続され、他端がノードN1に接続される。また、スイッチ回路SW2は、一端が基準電圧VREFが供給されるノードに接続され、他端がノードN1に接続される。特に制限されないが、スイッチ回路SW1、SW2は、例えば、MOSトランジスタ等を用いたアナログスイッチ等によって構成される。基準電圧VREFは、例えば、電圧発生装置10内に設けられた定電圧発生回路(図示せず)によって生成される電圧であり、例えば、出力端子SGND(例えば1V)よりも大きく、且つ電源電圧VDD(5V)よりも小さい電圧である。
スイッチ回路SW1およびスイッチ回路SW2は、例えば、変調されたデジタル信号DMの論理レベルに応じてオン・オフが制御される。具体的に、デジタル信号DMがハイレベルである場合に、スイッチ回路SW1がオフするとともにスイッチ回路SW2がオンし、デジタル信号DMがローレベルである場合に、スイッチ回路SW1がオンするとともにスイッチ回路SW2がオフする。これにより、例えばVDD−GND間の振幅を持つデジタル信号DMが、VREF−SGND間の振幅を持つデジタル信号DTに変換されてノードN1に出力される。
平滑化回路122は、変換回路121によって変換されたデジタル信号DTを平滑化する。平滑化回路122は、例えば、抵抗Rf1、Rf2およびCf1、Cf2から成るローパスフィルタと、差動増幅回路U2とを含む。差動増幅回路U2は、ボルテージフォロア回路を構成する。差動増幅回路U2は、例えばOPアンプである。これにより、差動増幅回路U2は、上記ローパスフィルタ回路によって平滑化された電圧と等しい電圧を出力する。これにより、デジタル信号DTのパルス幅に応じたアナログ信号(電圧)が生成され、出力回路10に供給される。
以上、変調回路11およびD/Aコンバータ12により、デジタル入力端子DIに供給されたデジタル信号が、出力端子SGNDの電位を基準としたアナログ信号に変換される。
出力回路10は、D/Aコンバータ12によって変換されたアナログ信号に比例する電圧VOLを生成し、出力端子VO−SGND間から出力する。以下、D/Aコンバータ12から出力回路10に供給される上記アナログ信号を入力電圧VIと称する。なお、参照符号VIは、前記入力電圧のみならず、その電圧が供給される差動増幅回路U1の入力端子をも表すものとする。
具体的に、出力回路10は、負帰還増幅回路13と、出力トランジスタMP1と、出力負荷15と、定電圧源16と、抵抗R4とから構成される。特に制限されないが、出力回路10を構成するトランジスタMP1、MN1、抵抗R1〜R4、および定電圧源16は、例えばディスクリート部品で構成される。
出力トランジスタMP1は、電源ノードVCCと出力端子VOとの間に接続される。出力トランジスタMP1は、例えば、負荷ZLを駆動することが可能な電流出力能力を備えたパワートランジスタであり、例えばPチャネル型のMOSトランジスタである。出力トランジスタMP1は、そのソース電極が電源ノードVCCに接続され、そのドレイン電極が出力端子VOに接続される。
なお、本実施の形態においては、出力トランジスタMP1のソース電極が本発明に係る出力トランジスタの第1主電極に対応し、出力トランジスタMP1のドレイン電極が本発明に係る出力トランジスタの第2主電極に対応し、出力トランジスタMP1のゲート電極が本発明に係る出力トランジスタの制御電極に対応する。
出力負荷15は、出力端子VOと出力端子SGNDとの間に接続される。出力負荷15は、例えば、出力端子VOと出力端子SGNDとの間に直列に接続された抵抗R2およびR3から構成される。抵抗R2と抵抗R3によって抵抗分圧された電圧がモニタ電圧VSとして負帰還増幅回路13に入力される。これにより、モニタ電圧VSは、出力電圧VOLに比例した電圧となる。
負帰還増幅回路13は、モニタ電圧VSが入力電圧VIと一致するように、出力トランジスタMP1を制御する。負帰還増幅回路13は、例えば、差動増幅回路U1と、トランジスタMN1および抵抗R1から構成されるソース接地回路とを含む。
差動増幅回路U1は、非反転入力端子(+)に入力電圧VIが供給され、反転入力端子(−)にモニタ電圧VSが供給される。差動増幅回路U1は、例えばOPアンプである。
トランジスタMN1は、例えば、Nチャネル型のMOSトランジスタである。トランジスタMN1は、そのソース電極がグラウンドノードGNDに接続され、そのドレイン電極が抵抗R1に接続され、そのゲート電極は差動増幅回路U1の出力端子に接続される。抵抗R1は、トランジスタMN1のドレイン電極と電源ノードVCCとの間に接続される負荷素子である。抵抗R1とトランジスタMN1のドレイン電極との接続ノードの電圧がトランジスタMP1のゲート電極に供給される。
なお、本実施の形態においては、トランジスタMN1のソース電極が本発明に係る増幅トランジスタの第1主電極に対応し、トランジスタMN1のドレイン電極が本発明に係る増幅トランジスタの第2主電極に対応し、トランジスタMN1のゲート電極が本発明に係る増幅トランジスタの制御電極に対応する。
定電圧源16は、一端が出力端子SGNDに接続され、他端がグラウンドノードGNDに接続され、両端に定電圧を発生させる。特に制限されないが、定電圧源16の両端に発生する電圧は、例えば1Vである。定電圧源16は、例えば、単数または直列に接続された複数のダイオードDによって構成される。ダイオードDは、アノードが出力端子SGND側に接続され、カソードがグラウンドノードGND側に接続される。図1には、直列接続された2つのダイオードDによって定電圧源16を構成する場合が例示されているが、直列接続するダイオードの個数やダイオードの種類は、定電圧源16の両端に発生させたい電圧値に応じて変更可能である。例えば、ダイオードDとしては、PNダイオード、ショットキーバリアダイオード、およびツェナーダイオード等を用いることができる。また、同一種類のダイオードを直列接続してもよいし、異なる種類のダイオードを直列接続してもよい。
抵抗R4は、出力端子VOとグラウンドノードGNDとの間に電流経路を形成する。これにより、例えば、出力電圧VOLを0Vにする場合(抵抗R2、R3の電流IAおよび負荷ZLの電流IDが零の場合)であっても、抵抗R4を介して出力端子VOからグラウンドノードGNDに十分な電流IBを流すことができるので、出力トランジスタMP1は活性状態が保たれる(オフしない)。特に制限されないが、十分な電流IBとしては、例えば、抵抗R2、R3の電流IAや負荷ZLの電流IDが零である場合であってもトランジスタMP1が飽和領域で動作できる電流値であることが望ましい。
以上のように出力回路10を構成することで、出力端子VO−SGND間から入力電圧VIに比例した電圧VOLが出力され、負荷ZLに供給される。
図3に、出力回路10の入出力特性を示す。図3において、横軸は、出力端子SGNDと出力回路10の入力端子VIとの間の電圧を表し、縦軸は、出力回路10の出力電圧VOLを表す。参照符号100は、本実施の形態に係る出力回路10の入出力特性を示し、参照符号101は、前述の図9に示した従来の出力回路の入出力特性を示す。
同図に示されるように、従来の出力回路(例えば図8や図9の出力回路)では、0V付近において出力トランジスタが十分にオンせず負帰還ループが不安定になるため、0V付近の電圧を精度良く出力することが困難であり、入力電圧に対する線形性が損なわれる。これに対し、本実施の形態に係る出力回路10によれば、グラウンドノードGNDよりも電位の高い出力端子SGNDを基準として出力電圧VOLを生成し、且つ、0V付近の電圧を出力する場合であっても出力トランジスタMP1を十分にオンさせておくことができるので、出力電圧VOLによらず出力回路10の負帰還ループの安定させることが可能となり、広範囲にわたって入力電圧に対する出力電圧VOLの線形性を高めることができる。
以上、本実施の形態に係る出力回路10によれば、グラウンドノードGNDよりも電位の高い出力端子SGNDを基準とした出力電圧VOLを生成し、負荷ZLに供給するので、出力端子VOの電圧を0Vにすることなく、負荷ZLに0Vの出力電圧VOLを供給することが可能となる。
また、本実施の形態に係る出力回路10によれば、抵抗R4によって出力端子VOとグラウンドノードGNDとの間に電流経路を形成されるので、0V付近の出力電圧VOLを生成する場合であっても、出力トランジスタMP1に十分な電流を流しておくことができ、出力回路10における負帰還ループの安定性を高めることができる。
すなわち、本実施の形態に係る出力回路10によれば、出力回路10における負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧VIに対する出力電圧VOLの線形性を高めることが可能となる。
更に、本実施の形態に係る出力回路10によれば、トランジスタMN1および抵抗R1から成るソース接地回路を介して出力トランジスタMP1を駆動し、且つ、抵抗R2およびR3の抵抗分圧によって生成した電圧を出力電圧VOLのモニタ電圧として差動増幅回路U1に入力するので、出力トランジスタMP1を差動増幅回路U1によって直接駆動する場合に比べて、差動増幅回路U1の電源電圧VDDを電源電圧VCCよりも低く設定することが可能となる。これにより、電圧発生装置1の消費電力の低減を図ることができる。また、これによれば、上述したように変調回路11と、D/Aコンバータ12と、差動増幅回路U1とを1つの半導体基板に形成した半導体装置で実現する場合、その半導体装置を低耐圧の製造プロセス(例えば、公知のCMOSプロセス)によって製造することができるので、電圧発生装置1の製造コストの削減を図ることが可能となる。
更に、本実施の形態に係る電圧発生装置1によれば、D/Aコンバータ12が、変調されたデジタル信号DMを、出力端子SGNDの電位を基準とした振幅のデジタル信号DMに変換してからアナログ信号(入力電圧VI)に変換するから、0Vの出力電圧VOLを生成する場合であっても、出力電圧VOLに対応する入力電圧VIを0Vよりも高くすることができる。すなわち、従来の図9に示したD/Aコンバータのように、出力電圧を0Vにするために0Vの入力電圧VIを生成する必要はない。したがって、本実施の形態に係る電圧発生装置1によれば、D/Aコンバータ12の出力段の差動増幅回路(OPアンプ)U2が精度良く0Vを出力できない場合であっても、電圧発生装置1に要求された出力電圧範囲に応じた入力電圧VIを生成することが容易となる。
また、本実施の形態に係る電圧発生装置1によれば、D/Aコンバータ12が出力端子SGNDの電位を基準に入力電圧VIを生成するので、入力電圧VIに出力端子SGNDの電圧と同一方向の温度依存性を持たせることができる。これによれば、例えば定電圧源16を構成するダイオードDの順方向電圧の温度依存性に起因して、出力端子SGNDの電圧が温度に応じて変化する場合であっても、入力電圧VIの電圧も同一方向に変化するので、結果的に出力電圧VOLは温度の影響を受け難くなる。
以上、本実施の形態に係る電圧発生装置によれば、デジタル入力に対して、より線形性の高いアナログ出力を実現することが可能となる。
≪実施の形態2≫
図4は、実施の形態2に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。
同図に示される電圧発生装置2は、抵抗R4の代わりに定電流源回路25を備える点で実施の形態1に係る電圧発生装置1と相違する一方、その他の構成は実施の形態1に係る電圧発生装置1と同様である。以下の説明においては、実施の形態1に係る電圧発生装置1と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
具体的に、出力回路2は、出力端子VOとグラウンドノードGNDとの間に定電流源回路25を備える。定電流源回路25は、出力端子VO側からグラウンドノードGND側に流れ込む方向に、定電流IBを発生させる。特に制限されないが、定電流源回路25は、例えば、電源電圧や温度の影響を受けにくいバンドギャップ電圧等に基づいて生成された基準電流をコピーして出力するカレントミラー回路等である。
これによれば、実施の形態1の出力回路1と同様に、0V付近の出力電圧VOLを生成する場合であっても、出力トランジスタMP1に十分な電流を流しておくことができる。
以上、実施の形態2に係る出力回路20によれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力回路20における負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることが可能となる。
≪実施の形態3≫
図5は、実施の形態3に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。
同図に示される電圧発生装置3は、出力回路30が電源電圧VCCを基準として出力端子SGNDの電位を決定する構成を有する点で実施の形態1に係る電圧発生装置1と相違する一方、出力回路30以外の構成は実施の形態1に係る電圧発生装置1と同様である。以下の説明においては、実施の形態1に係る電圧発生装置1と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
具体的に、出力回路30は、負帰還増幅回路33と、出力トランジスタMN2と、出力負荷15と、定電圧源26と、抵抗R4とから構成される。
出力トランジスタMN2は、出力端子VOとグラウンドノードGNDとの間に接続される。出力トランジスタMN2は、例えば、負荷ZLを駆動することが可能な電流出力能力を備えたパワートランジスタであり、例えばNチャネル型のMOSトランジスタである。出力トランジスタMN2は、そのソース電極がグラウンドノードGNDに接続され、そのドレイン電極が出力端子VOに接続される。
なお、本実施の形態においては、出力トランジスタMN2のソース電極が本発明に係る出力トランジスタの第1主電極に対応し、出力トランジスタMN2のドレイン電極が本発明に係る出力トランジスタの第2主電極に対応し、出力トランジスタMN2のゲート電極が本発明に係る出力トランジスタの制御電極に対応する。
負帰還増幅回路33は、モニタ電圧VSが入力電圧VIと一致するように、出力トランジスタMN2を制御する。負帰還増幅回路33は、例えば、差動増幅回路U1と、トランジスタMP2および抵抗R1から構成されるソース接地回路とを含む。
差動増幅回路U1は、非反転入力端子(+)に入力電圧VIが供給され、反転入力端子(−)にモニタ電圧VSが供給される。トランジスタMP2は、例えば、Pチャネル型のMOSトランジスタである。トランジスタMP2は、そのソース電極が電源ノードVDDに接続され、そのドレイン電極が抵抗R1に接続され、そのゲート電極は差動増幅回路U1の出力端子に接続される。抵抗R1は、トランジスタMP2のドレイン電極とグラウンドノードGNDとの間に接続される負荷素子である。抵抗R1とトランジスタMP2のドレイン電極との接続ノードの電圧がトランジスタMN2のゲート電極に供給される。
なお、本実施の形態においては、トランジスタMP2のソース電極が本発明に係る増幅トランジスタの第1主電極に対応し、トランジスタMP2のドレイン電極が本発明に係る増幅トランジスタの第2主電極に対応し、トランジスタMP2のゲート電極が本発明に係る増幅トランジスタの制御電極に対応する。
定電圧源26は、一端が出力端子SGNDに接続され、他端が電源ノードVCCに接続され、両端に定電圧を発生させる。特に制限されないが、定電圧源26の両端に発生する電圧は、例えば1Vである。定電圧源26は、例えば、実施の形態1における定電圧源16と同様に、単数または直列に接続された複数のダイオードDを含む。
抵抗R4は、出力端子VOと電源ノードVCCとの間に電流経路を形成する。これにより、トランジスタMN2に流入する電流ICは、外部の負荷ZLに流れる電流IDと、抵抗R2、R3に流れる電流IAとに加えて、抵抗R4に流れる電流IBとの和となるので、例えば、出力電圧VOLを0Vにする場合であっても、抵抗R4を介して電源ノードVCCから出力端子VOに電流IBが流れ、出力トランジスタMN2は活性状態が保たれる(オフしない)。
以上のように出力回路30を構成することで、出力端子SGNDと出力端子VOと間から入力電圧VIに比例した電圧VOLが出力され、負荷ZLに供給される。
以上、実施の形態3に係る出力回路30によれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力回路30における負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることが可能となる。
≪実施の形態4≫
図6は、実施の形態4に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。
同図に示される電圧発生装置4は、出力回路40が2つの増幅段を有する点で、3つの増幅段を有する電圧発生装置1と相違する一方、出力回路40以外の構成は電圧発生装置1と同様である。以下の説明においては、実施の形態1に係る電圧発生装置1と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
具体的に、出力回路40は、負帰還増幅回路43と、出力トランジスタMP1と、出力負荷15と、定電圧源16と、抵抗R4とから構成される。
負帰還増幅回路43は、モニタ電圧VSが入力電圧VIと一致するように、出力トランジスタMP1を制御する。負帰還増幅回路43は、例えば、電源ノードVCCからの給電により動作する差動増幅回路U1を含む。
差動増幅回路U1は、反転入力端子(−)に入力電圧VIが供給され、非反転入力端子(+)にモニタ電圧VSが供給される。差動増幅回路U1の出力電圧がトランジスタMP1のゲート電極に供給される。
これによれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力端子SGNDと出力端子VOとの間から入力電圧VIに比例した電圧VOLが出力され、負荷ZLに供給される。
以上、実施の形態4に係る出力回路40によれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力回路40における負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることが可能となる。また、出力回路40における増幅段を2つ(差動増幅回路U1と、出力トランジスタMP1と出力負荷15から成るソース接地増幅回路)にしたので、回路規模の縮小を図ることができる。また、増幅段が3つある場合に比べて、出力回路40の更なる安定性の向上が期待できる。
≪実施の形態5≫
図7は、実施の形態5に係る出力回路を備えた電圧発生装置を示す図である。
同図に示される電圧発生装置5は、出力回路50が出力段にソースフォロア回路を有する点で電圧発生装置1と相違する一方、出力回路50以外の構成は電圧発生装置1と同様である。以下の説明においては、実施の形態1に係る電圧発生装置1と共通する構成要素については同一の符号を用いて表し、その詳細な説明は省略する。
具体的に、出力回路50は、負帰還増幅回路53と、出力トランジスタMN3と、出力負荷15と、定電圧源16と、抵抗R4とから構成される。
出力トランジスタMN3と出力負荷15とは、ソースフォロア回路を構成する。具体的に、出力トランジスタMN3は、電源ノードVCCと出力端子VOとの間に接続される。出力トランジスタMN3は、例えば、負荷ZLを駆動することが可能な電流出力能力を備えたパワートランジスタであり、例えばNチャネル型のMOSトランジスタである。出力トランジスタMN3は、そのソース電極が出力端子VOに接続され、そのドレイン電極が電源ノードVCCに接続される。出力負荷15は、出力端子VOと出力端子SGNDとの間に接続される。出力負荷15は、例えば、出力端子VOと出力端子SGNDとの間に直列に接続された抵抗R2およびR3から構成される。抵抗R2と抵抗R3による抵抗分圧によって生成された電圧がモニタ電圧VSとして負帰還増幅回路53に入力される。
なお、本実施の形態においては、出力トランジスタMN3のソース電極が本発明に係る出力トランジスタの第1主電極に対応し、出力トランジスタMN3のドレイン電極が本発明に係る出力トランジスタの第2主電極に対応し、出力トランジスタMN3のゲート電極が本発明に係る出力トランジスタの制御電極に対応する。
負帰還増幅回路53は、モニタ電圧VSが入力電圧VIと一致するように、出力トランジスタMN3を制御する。負帰還増幅回路53は、例えば、電源ノードVCCからの給電により動作する差動増幅回路U1を含む。差動増幅回路U1は、非反転入力端子(+)に入力電圧VIが供給され、反転入力端子(−)にモニタ電圧VSが供給される。差動増幅回路U1の出力電圧は、出力トランジスタMN3のゲート電極に供給される。
これによれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力端子SGNDと出力端子VOとの間から入力電圧VIに比例した電圧VOLが出力され、負荷ZLに供給される。
以上、実施の形態5に係る出力回路50によれば、実施の形態1に係る出力回路10と同様に、出力回路50における負帰還ループの安定性を高め、且つ入力電圧に対する出力電圧の線形性を高めることが可能となる。また、出力回路50における増幅段を2つ(差動増幅回路U1と、出力トランジスタMN3と出力負荷15から成るソースフォロア回路)にしたので、回路規模の縮小を図ることができる。また、増幅段が3つある場合に比べて、出力回路50の更なる安定性の向上が期待できる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、実施の形態1において、出力回路10を構成するトランジスタMP1、MN1、抵抗R1〜R4、および定電圧源16がディスクリート部品によって構成される場合を例示したが、これらの回路素子の一部または全部を単数または複数の半導体チップで実現してもよく、特に制限はない。このことは、実施の形態2乃至5における差動増幅回路U1の後段の回路についても同様である。
また、上記の実施の形態では、D/Aコンバータ12における平滑化回路122が、2段のローパスフィルタ回路(Rf1及びCf1とRf2およびCf2)と、差動増幅回路U2から成るボルテージフォロア回路とを含む場合を例示したが、デジタル信号DTを平滑化してアナログ信号に変換することができれば、その回路構成は特に制限されない。例えば、平滑化回路122として、所望のフィルタ特性を有するアクティブフィルタ回路を用いることもできる。
また、上記の実施の形態において、出力端子VOとグラウンドノードGNDとの間に電流経路を形成する回路として、抵抗R4と定電流源回路25を例示したが、出力電圧VOLが0Vまたは0V付近にある場合にトランジスタMP1に十分な電流を流すことができる回路であれば、その回路構成に特に制限はない。
また、上記の実施の形態において、定電圧源16、26としてダイオードを用いる場合を例示したが、定電圧を発生することができれば、その回路構成に特に制限はない。
また、上記の実施の形態において、出力段のトランジスタMP1、MN2、MN3がMOSトランジスタである場合を例示したが、これに限られず、種々のトランジスタを用いることができる。例えば、MOSトランジスタの代わりに、バイポーラトランジスタを用いることも可能である。例えば、バイポーラトランジスタを適用した場合、エミッタ電極が本発明に係る出力トランジスタおよび増幅トランジスタの第1主電極に対応し、コレクタ電極が本発明に係る出力トランジスタおよび増幅トランジスタの第2主電極に対応し、ベース電極が本発明に係る出力トランジスタおよび増幅トランジスタの制御電極に対応する。
また、上記の実施の形態において、出力負荷15を抵抗R2と抵抗R3を直列接続した回路としたが、これに限られない。例えば、出力負荷15を一つの抵抗素子で構成する(抵抗R3を削除して短絡する)ことにより、出力端子VOの電圧をそのままモニタ電圧VSとして差動増幅回路U1に入力してもよい。
1〜5…電圧発生装置、DI…デジタル入力端子、VO、SGND…出力端子、ZL…負荷、11…変調回路、12…D/Aコンバータ、10、20、30、40、50…出力回路、DM…変調されたデジタル信号、VI…入力電圧、VOL…出力電圧、VS…モニタ電圧、13、33、43、53…負帰還増幅回路、MP1、MP2…Pチャネル型のトランジスタ、15…出力負荷、16、26…定電圧源、25…定電流源回路、IA…出力負荷15に流れる電流、IB…抵抗R4または定電流源回路25に流れる電流、IC…トランジスタMP1またはMN2に流れる電流、ID…負荷ZLに流れる電流、MN1、MN2、MN3…Nチャネル型のトランジスタ、D…ダイオード、U1、U2…差動増幅回路、121…変換回路、SW1、SW2…スイッチ回路、VREF…基準電圧、R1〜R3、Rf1、Rf2…抵抗、Cf1、Cf2…容量。

Claims (9)

  1. 第1出力端子および第2出力端子と、
    直流電圧が供給される第1固定電位ノードと前記第1出力端子との間に接続された出力トランジスタと、
    前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に接続された出力負荷と、
    前記第1出力端子と前記第2出力端子との間の電圧に基づくモニタ電圧が、外部から供給された入力電圧と一致するように、前記出力トランジスタを制御する負帰還増幅回路と、
    一端が前記第2出力端子に接続され、他端が前記第1固定電位ノードと異なる直流電圧が供給される第2固定電位ノードに接続され、定電圧を発生する定電圧源と、
    前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に電流経路を形成する回路と、
    を有することを特徴とする出力回路。
  2. 請求項1に記載の出力回路において、
    前記電流経路を形成する回路は、前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に接続された抵抗素子を含む
    ことを特徴とする出力回路。
  3. 請求項1に記載の出力回路において、
    前記電流経路を形成する回路は、前記第1出力端子と前記第2固定電位ノードとの間に接続された定電流源回路を含む
    ことを特徴とする出力回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力回路において、
    前記第1固定電位ノードに供給される直流電圧は、電源電圧であり、
    前記第2固定電位ノードに供給される直流電圧は、グラウンド電圧である
    ことを特徴する出力回路。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の出力回路において、
    前記第1固定電位ノードに供給される直流電圧は、グラウンド電圧であり、
    前記第2固定電位ノードに供給される直流電圧は、電源電圧である
    ことを特徴する出力回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力回路において、
    前記出力負荷は、前記第1出力端子と前記第2出力端子との間に直列に接続された第1抵抗素子および第2抵抗素子を含み、
    前記負帰還増幅回路は、
    前記第1抵抗素子と前記第2抵抗素子との接続ノードの電圧が前記モニタ電圧として入力される反転入力端子と、前記入力電圧が入力される非反転入力端子とを有する差動増幅回路と、
    増幅トランジスタと、
    一端が前記第1固定電位ノードに接続された負荷素子と、を含み、
    前記増幅トランジスタの第1主電極が前記第2固定電位ノードに接続され、前記増幅トランジスタの第2主電極が前記負荷素子の他端に接続され、前記増幅トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続され、
    前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記増幅トランジスタの第2主電極に接続される、
    ことを特徴とする出力回路。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力回路において、
    前記負帰還増幅回路は、
    前記入力電圧が入力される反転入力端子と、前記モニタ電圧が入力される非反転入力端子とを有する差動増幅回路を含み、
    前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続される
    ことを特徴とする出力回路。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の出力回路において、
    前記負帰還増幅回路は、
    前記入力電圧が入力される非反転入力端子と、前記モニタ電圧が入力される反転入力端子とを有する差動増幅回路を含み、
    前記出力トランジスタの第1主電極が前記第1出力端子に接続され、前記出力トランジスタの第2主電極が前記第1固定電位ノードに接続され、前記出力トランジスタの制御電極が前記差動増幅回路の出力端子に接続される
    ことを特徴とする出力回路。
  9. デジタル信号を変調する変調回路と、
    前記変調回路によって変調されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータと、
    前記D/Aコンバータによって変換されたアナログ信号を前記入力電圧として入力する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の出力回路と、を備え、
    前記D/Aコンバータは、
    前記変調されたデジタル信号を、前記第2出力端子の電圧を基準とした振幅のデジタル信号に変換する変換回路と、
    前記変換回路によって変換されたデジタル信号を平滑化し、前記アナログ信号として出力する平滑化回路と、を含む
    ことを特徴とする電圧発生装置。
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