JP6145118B2 - 仮設足場用連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建設現場などにおいて仮設足場を組み立てるときに、支柱部材と連結部材とを連結するための手段として使用する仮設足場用連結装置に関するものである。
建設現場などにおいて組み立てられる仮設足場として、特許文献1に示されるように、一対の支柱部材を水平の連結部材によって連結一体化し、この水平の連結部材に足場板を支持させる構造のものが知られている。又、支柱部材に連結される連結部材としては、1本の支柱部材に片持ち状に連結される足場板支持用ブラケットも知られている。何れの場合も、支柱部材にこの種の連結部材を連結させるための連結装置は、特許文献1に示されるように、支柱部材には、連結部材取付け高さにおいて水平に張り出す支持板が固着され、当該支持板には、前記支柱部材の長さ方向と平行な上下方向に貫通する係合孔が設けられ、連結部材には、前記支持板の上に載置される被支持部が突設され、前記支持板と当該支持板の上に載置された前記被支持部とを、前記係合孔と楔板を利用して結合する結合手段が設けられたものである。
特開2008−169579号公報
特許文献1に示されるような従来周知の連結装置では、前記結合手段が、楔板を上から下向きに打ち込んでロックし、その楔板を下から上向きに打ち叩いてロック解除する構成であった。従って、特にロック解除操作に際して、支柱部材に沿うように位置する楔板をハンマーで下から上向きに打ち叩くことになるので、ハンマーの打撃面の中心部で楔板の下端を的確に且つ必要な打撃力で上向きに打ち叩くことが非常に困難なものであった。又、連結部材が足場板支持用ブラケットである場合、当該ブラケットは、足場板を支持する上側水平鋼管部、この上側水平鋼管部の外端部から支柱部材側へ斜め下方に延びて内端が支柱部材に当接する支持用斜材部、及び上側水平鋼管部の内端側と支持用斜材部の内端側とを連結一体化する縦材部から成る三角形状のものであり、支柱部材との結合手段は、前記上側水平鋼管部の内端に設けられる。従って、当該結合手段の楔板の下側には、前記縦材部や支持用斜材部が存在することになるので、ハンマーで楔板の下端を上向きに打ち叩く場合、前記縦材部や支持用斜材部と干渉しないように、当該ハンマーを斜め上向きに振り上げて楔板の下端を打ち叩くことになり、その操作は非常に困難なものとなる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる仮設足場用連結装置を提案するものであって、本発明に係る仮設足場用連結装置は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、仮設足場用の支柱部材(2)と連結部材(3,4)との連結装置であって、支柱部材(2)には、連結部材取付け高さにおいて水平に張り出す支持板(12)が固着され、当該支持板(12)には、前記支柱部材の長さ方向と平行な上下方向に貫通する係合孔(14)が設けられ、連結部材には、前記支持板(12)の上に載置される被支持部(20)が突設され、前記支持板(12)と当該支持板(12)の上に載置された前記被支持部(20)とを、前記係合孔(14)を利用して結合する結合手段(10)が設けられた仮設足場用連結装置において、前記結合手段(10)が、前記被支持部(20)から連設された被係合突起部(21)、前記被支持部(20)に対して前記支柱部材(2)の長さ方向と直交する左右水平方向に離れて位置するように前記連結部材(3,4)から連設され且つ楔板案内孔(24a/24b)が設けられた楔板支持部(23a/23b)、及び楔板(16)から成り、前記被係合突起部(21)は、前記被支持部(20)を前記支持板(12)上に載置したときに前記係合孔(14)に下向きに差し込まれ且つ前記支柱部材(2)から前記被支持部(20)を遠ざける方向に移動させたときに前記支持板(12)の下側に入り込む抜け止め用爪部(21a)を備え、前記楔板(16)は、前記楔板案内孔(24a/24b)を水平方向に貫通する状態で前記支柱部材(2)と被支持部(20)との間に左右水平方向に打ち込まれることにより、前記被支持部(20)を支柱部材(2)から遠ざける方向に押圧移動させる構成になっている。
上記本発明の構成によれば、結合手段の楔板は、平面視において、支柱部材とこれに結合される連結部材との間に左右水平向きに配置されることになるので、ロック操作時(楔板打ち込み時)は、平面視において、支柱部材とこれに結合される連結部材との間の横側方位置に突出している楔板の外端部を、支柱部材とこれに結合される連結部材との間に向かって水平にハンマーで打ち叩くことになり、ロック解除操作時(楔板抜取り時)は、支柱部材とこれに結合される連結部材との間の横側方位置に突出している楔板の内端部を、支柱部材とこれに結合される連結部材との間に向かって水平にハンマーで打ち叩くことになる。従って、仮に前記連結部材が足場板支持用ブラケットの上側水平鋼管部である場合でも、ロック操作時、ロック解除操作時の何れの場合も、支柱部材や連結部材に邪魔されることなく、楔板の外端又は内端をハンマーで的確に且つ必要な打撃力で打ち叩くことが非常に容易に行える。換言すれば、支柱部材に対する連結部材の取付け取り外しを非常に容易に且つ確実に行うことが出来る。
尚、前記楔板支持部(23a/23b)は、基本的には前記被支持部(20)を挟むように左右一対並設されるものである。この構成によれば、楔板の外端部側と内端部側の両方を、左右一対の楔板支持部の楔板案内孔によって支持させることが出来るので、楔板の水平姿勢が確実に維持され、この楔板が押圧作用する前記被支持部の垂直側辺に、当該楔板が嵌合する切欠き凹部を形成しておかなくとも、楔板の打ち込みによるロック作用を確実に行わせることが出来る。
又、前記連結部材(3,4)が、前記支柱部材(2)に対し直交する水平向きの鋼管部(5,7)を有するものであるときは、前記被支持部(20)は、前記鋼管部(5,7)内に、板面が上下方向となる向きに差し込まれて左右水平向きの止着具(25)により固定される帯状基板(17)から連設し、前記楔板支持部(23a/23b)は、前記帯状基板(17)の板面に重ねられて固着される帯状側板(19a/19b)から連設することが出来る。この構成によれば、結合手段を連結部材から切り離して製造しておき、最後に結合手段を連結部材に組込めば良いので、結合手段を備えた連結部材の製造が容易且つ安価に実施出来る。
勿論、前記楔板支持部(23a/23b)は、前記被支持部(20)の左右両側の内の何れか片側にのみ設けることも出来る。この場合には、前記被支持部(20)の支柱部材(2)側の垂直側辺に、楔板(16)が嵌合する切欠き凹部(22)を形成して、楔板の水平姿勢を維持させることが出来るように構成しなければならないが、楔板案内孔を有する楔板支持部は、前記被支持部の左右両側の内の何れか片側に設けておくだけで良いので、部品点数を減らし、コストダウンを図ることが出来る。
図1Aは、本発明の連結装置で組み立てられた仮設足場の要部を示す側面図、図1Bは、本発明の連結装置で支柱部材に取り付けられる足場板支持用ブラケットを示す側面図である。 図2Aは、支柱部材要部の横断平面図、図2Bは、支柱部材要部の一部縦断側面図である。 図3Aは、支柱部材に対する足場板支持用ブラケットの取付け状態を示す要部の一部横断平面図、図3Bは、同要部の一部切欠き側面図である。 図4Aは、足場板支持用ブラケットの要部の横断平面図、図4Bは、図4AのX位置での縦断正面図、図4Cは、図4AのY位置での縦断正面図である。 図5は、結合手段のみの一部切欠き斜視図である。 図6Aは、第二実施例を示す要部の一部横断の平面図、図6Bは、第三実施例を示す要部の一部横断の平面図、図6Cは、第四実施例を示す要部の一部縦断側面図である。
図1は、2本の支柱部材2を奥行き方向の連結部材3により互いに連結すると共に、片側の支柱部材2の外側に足場板支持用ブラケット4を取り付けて成る、仮設足場組立て用支持ユニット1を示している。奥行き方向の連結部材3は、支柱部材2の高さ方向適当間隔おきの位置に架設されるものであるが、図では1つの連結部材3を示している。この支持ユニット1を間口方向適当間隔おきに配置すると共に、各支持ユニット1の支柱部材2どうしを間口方向の連結部材によって互いに連結し、必要に応じてブレース材を架設して仮設足場用枠組み構造体を構成し、同一高さにある奥行き方向の連結部材3間に、間口方向に足場板を支持させると共に、同一高さにある足場板支持用ブラケット4間にも、間口方向に足場板を支持させることにより、仮設足場が構成される。
各支柱部材2は、一定長さの鋼管から成るもので、全長(全高)が必要長さになるように複数本の支柱部材2が継ぎ足されるものである。連結部材3は、一定長さの水平鋼管部5の両端に、支柱部材2への結合手段6を取り付けたものである。足場板支持用ブラケット4は、足場板を支持する上側水平鋼管部7、一端が上側水平鋼管部7の外端部下側に固着されると共に外端が上側水平鋼管部7の内端部下方に位置する支持用斜材部8、及び上側水平鋼管部7の内端部と支持用斜材部8の内端部とを連結一体化する縦材部9から成る三角形状のものであり、縦材部9より突出する上側水平鋼管部7の内端に支柱部材2への結合手段10が取り付けられ、縦材部9の下端内側には、支柱部材2への嵌合当接部11が付設されている。
連結部材3の結合手段6と足場板支持用ブラケット4の結合手段10は同一構造のものであって、支柱部材2の長さ方向適当間隔おきに固着された支持板12と、連結部材3の水平鋼管部6の両端及び、足場板支持用ブラケット4の上側水平鋼管部8の内端に取り付けられた、結合ユニット13から構成されている。支柱部材2の各支持板12は、図2に示すように、中心孔部を支柱部材2が貫通する状態で当該中心孔部の内周縁と支柱部材2の外周面とを溶接により固着一体化したものであって、その中心孔部から周方向90度間隔おきの放射状に係合孔14が設けられている。この支持板12の輪郭は、各係合孔14間の部分が支柱部材2側に入り込む十字形に形成している。
結合ユニット13は、図3〜図5に示すように、本体15と楔板16から構成されている。本体15は、板面が上下方向になる厚板から成る帯状基板17と、この帯状基板17の両側に当接すると共に、水平方向の止着具(リベットなど)18によって帯状基板17に固着された帯状側板19a,19bから成るもので、帯状基板17の先端面上半部から被支持部20が、当該帯状基板17の延長方向に一体に連設され、この被支持部20の先端から被係合突起部21が下向きに一体に連設され、当該被係合突起部21の下端内側(帯状基板17のある側)に抜け止め用爪部21aが突設されると共に、被支持部20の先端面に楔板が嵌合する切欠き凹部22が形成されている。又、左右一対の帯状側板19a,19bは、その先端面上半部から、帯状基板17の被支持部20に対して左右対称に外側へ離れて位置する、被支持部20と平行な楔板支持部23a,23bが一体に連設され、これら両楔板支持部23a,23bに楔板案内孔24a,24bが設けられている。
上記構成の結合ユニット13の本体15は、その帯状基板17と両側の帯状側板19a,19bが、連結部材3の水平鋼管部6の両端及び、足場板支持用ブラケット4の上側水平鋼管部8の内端に差し込まれ、これらの全体を水平方向に貫通する2本の止着具(リベットなど)25によって水平鋼管部6及び上側水平鋼管部8に、被支持部20、被係合突起部21、及び左右両楔板支持部23a,23bが水平鋼管部6及び上側水平鋼管部8から突出するように固着されている。尚、本体15の少なくとも厚板から成る帯状基板17は、その上下両側辺が水平鋼管部6及び上側水平鋼管部8の内周面に隣接し得る高さ(上下巾)を有する。又、足場板支持用ブラケット4の上側水平鋼管部8に本体15を取り付ける2本の止着具25の内の1本は、この上側水平鋼管部8に外嵌する縦材部9の上端部を当該上側水平鋼管部8に固定する止着具に兼用させている。
楔板16は、左右一対の楔板支持部23a,23b間の間隔よりも長いもので、板面が水平向きの状態で、巾の狭い先端部16aから楔板案内孔24aに外側から差し込まれ、最終的に当該先端部16aが楔板案内孔24bから外側に突出する。このとき、両楔板案内孔24a,24b間において、当該楔板16のその内側辺(帯状基板17のある側)が被支持部20の切欠き凹部22に嵌合する。又、楔板16の内側辺は、先端部16aに向かって巾が漸減する傾斜部16bと、当該傾斜部16bから巾の広い後端部までの同一巾の平行部16cを備えている。更に、楔板16の先端部16aには、その下側面から頭部が下向きに突出する抜け止めピン26が取り付けられている。そして、楔板案内孔24aは、楔板16を楔板案内孔24aから外側へ引き抜こうとしたときに抜け止めピン26が楔板案内孔24aに引っ掛かって、本体15から楔板16が外れ落ちないように上下巾を狭めると共に、楔板案内孔24bは、楔板16の先端部16aが抜け止めピン26と共に通過し得るように上下巾を広くしている。
以下、使用方法と作用について説明すると、楔板16を外側に後退させて、抜け止めピン26を楔板案内孔24aに引っ掛けた状態(図4A,B参照)において、本体15の被係合突起部21を、支柱部材2の支持板12の1つの係合孔14に上から下向きに差し込んで、当該被係合突起部21の上端に連なる被支持部20を、支持板12上に支持させる。このとき、左右一対の楔板支持部23a,23bが支柱部材2と干渉しないように、両楔板支持部23a,23b間の間隔が設定されている。この状態から連結部材3又は足場板支持用ブラケット4を支柱部材2から引き離すように水平に後退移動させて、被係合突起部21の下端の抜け止め用爪部21aを、係合孔14の下側位置から支持板12の下側に入り込ませる。この結果、本体15の被支持部20と支柱部材2との間には、楔板16を打ち込める空間が確保されるので、楔板案内孔24aに引っ掛かった状態の楔板16を、その先端部16aが被支持部20の切欠き凹部22を経由して反対側の楔板案内孔24bを貫通するように、水平に打ち込む。この楔板16の打ち込みが、図3に示すように、当該楔板16の傾斜部16bが楔板案内孔24bの内面に圧接して制限されたとき、当該楔板16の巾の広くなった平行部16cの始端部が被支持部20の切欠き凹部22と支柱部材2の外周面とに圧接し、被係合突起部21の内側面が支持板12の係合孔14の外端面に圧接することになる。換言すれば、楔板16の打ち込みによりこの状態となるように、支持板12の係合孔14、本体15の各部、及び楔板16の寸法的条件が設定されている。
上記のように各結合手段6,10の楔板16を水平向きにハンマーで打ち叩くだけの操作により、連結部材3は、その両端の結合手段6によって、支柱部材2間の所定高さに架設して、2本の支柱部材2どうしを互いに連結し、足場板支持用ブラケット4は、その内端の結合手段10により、2本の支柱部材2の内の外側の支柱部材2の所定高さに取り付けて、図1Aに示す仮設足場組立て用支持ユニット1を組み立てることが出来る。この組立て状態において、連結部材3や足場板支持用ブラケット4が、その水平鋼管部5や上側水平鋼管部7の長さ方向に水平に移動することは、支柱部材2側の支持板12の係合孔14と被係合突起部21との水平方向の当接と、被支持部20が楔板16を介して支柱部材2に当接していることにより、阻止され、連結部材3や足場板支持用ブラケット4が支柱部材2に長さ方向に上下移動することは、支柱部材2側の支持板12と被係合突起部21の抜け止め用爪部21aとの間の上下方向の当接と、被支持部20と支柱部材2側の支持板12との間の上下方向の当接によって、阻止される。従って、連結部材3や足場板支持用ブラケット4は支柱部材2の所定位置にある支持板12に確実に結合される。
尚、支柱部材2の1つの支持板12に、連結部材3と足場板支持用ブラケット4とを連結することは、当該支持板12の直径方向の両側に位置する2つの係合孔14を利用することにより可能であるが、同様に組み立てられた足場組立て用支持ユニット1との間で間口方向に長尺連結部材(連結部材3の水平鋼管部5の長さが長いもの)を架設するとき、この長尺連結部材の両端にも、連結部材3の両端に取り付けた結合手段6と同一の結合手段を取り付け、この結合手段を利用して前記長尺連結部材を、連結部材3や足場板支持用ブラケット4を支持する支持板12に連結支持させることは、それぞれの結合手段の本体15や楔板16が互いに干渉する恐れがあるので、当該支持板12とは高さの異なる支持板12に対して前記長尺連結部材を連結することになる。
勿論、本発明の構成(上記実施例の結合手段6,10)を、連結部材3と足場板支持用ブラケット4の何れか一方と支柱部材2との連結、若しくは、仮設足場組立て用支持ユニット1どうしを間口方向に連結する長尺連結部材と支柱部材2との連結にのみ使用し、他の連結部材などと支柱部材2との連結には、上から下向きに楔板を打ち込む形式の、従来周知の結合手段を利用しても良い。組み立てられた仮設足場組立て用支持ユニット1を解体するときは、楔板16の先端部16aをハンマーで水平方向に打ち叩いて、当該楔板16の先端部16aを、楔板支持部23bの楔板案内孔24bから内側に脱出させると共に、楔板支持部23aの楔板案内孔24aから外側に突出している楔板16を、抜け止めピン26で制限される位置まで引き抜けば良い。
尚、上記実施例のように、締結状態において平行部16cが本体15の被支持部20に作用するように構成した楔板16を組み合わせることによって、多少の振動が働いても緩み難い、安全性の高い連結装置として活用出来るが、場合によっては、平行部16cを持たない楔板16を併用しても良い。又、本発明の実施に際して、図6Aに示すように、本体15の被支持部20に作用する平行部16cと後端との間が、後端側ほど高くなる(巾広になる)後半傾斜部16dを備えた楔板16を使用するときは、平行部16cが本体15の被支持部20に作用した締結状態において、後半傾斜部16dが楔板支持部23aの楔板案内孔24aに圧接して、それ以上の楔板16の打ち込みを制限するように構成することも出来る。この構成によるときは、本体15の被支持部20に設けられた切欠き凹部22と楔板案内孔24aによって楔板16の姿勢が決まるので、楔板案内孔24bを備えた楔板支持部23bは無くすことも出来る。
上記の構成とは逆に、先に示した実施例のように、本体15の被支持部20に設けられた切欠き凹部22と楔板案内孔24bとによって楔板16の姿勢が決まる構成であるときは、図6Bに示すように、楔板案内孔24aを備えた楔板支持部23aは無くすことも出来る。この場合は、抜け止めピン26を利用して、本体15から楔板16が外れるのを防止出来ないので、例えば楔板16の後端部と、本体15の適当箇所(帯状基板17と帯状側板19bとを結合一体化する止着具18など)とを、チエンやワイヤーロープなどの索状体27により連結しておくことが出来る。更に、先に示した実施例のように、左右一対の楔板支持部23a,23bの楔板案内孔24a,24bによって楔板16の位置が決まる構成であるときは、図6Cに示すように、本体15の被支持部20に切欠き凹部22を設けないで、被支持部20の垂直側面に直接楔板16が圧接するように構成しても良い。
本発明に係る仮設足場用連結装置は、建設現場などにおいて仮設足場を組み立てるときに、支柱部材と当該支柱部材に連結される各種連結部材とを連結するための手段として活用することが出来る。
1 仮設足場組立て用支持ユニット
2 支柱部材
3 連結部材
4 足場板支持用ブラケット
5 水平鋼管部
6,10 結合手段
7 上側水平鋼管部
8 支持用斜材部
9 縦材部
11 嵌合当接部
12 支持板
13 結合ユニット
14 係合孔
15 本体
16 楔板
16a 先端部
16b 傾斜部
16c 平行部
16d 後半傾斜部
17 帯状基板
18,25 止着具(リベットなど)
19a,19b 帯状側板
20 被支持部
21 被係合突起部
21a 抜け止め用爪部
22 切欠き凹部
23a,23b 楔板支持部
24a,24b 楔板案内孔
26 抜け止めピン
27 索状体

Claims (5)

  1. 仮設足場用の支柱部材と連結部材との連結装置であって、支柱部材には、連結部材取付け高さにおいて水平に張り出す支持板が固着され、当該支持板には、前記支柱部材の長さ方向と平行な上下方向に貫通する係合孔が設けられ、連結部材には、前記支持板の上に載置される被支持部が突設され、前記支持板と当該支持板の上に載置された前記被支持部とを、前記係合孔を利用して結合する結合手段が設けられた仮設足場用連結装置において、前記結合手段が、前記被支持部から連設された被係合突起部、前記被支持部に対して前記支柱部材の長さ方向と直交する左右水平方向に離れて位置するように前記連結部材から連設され且つ楔板案内孔が設けられた楔板支持部、及び楔板から成り、前記被係合突起部は、前記被支持部を前記支持板上に載置したときに前記係合孔に下向きに差し込まれ且つ前記支柱部材から前記被支持部を遠ざける方向に移動させたときに前記支持板の下側に入り込む抜け止め用爪部を備え、前記楔板は、前記楔板案内孔を水平方向に貫通する状態で前記支柱部材と被支持部との間に左右水平方向に打ち込まれることにより、前記被支持部を支柱部材から遠ざける方向に押圧移動させる、仮設足場用連結装置。
  2. 前記楔板支持部は、前記被支持部を挟むように左右一対並設されている、請求項1に記載の仮設足場用連結装置。
  3. 前記連結部材は、前記支柱部材に対し直交する水平向きの鋼管部を有し、前記被支持部は、前記鋼管部内に、板面が上下方向となる向きに差し込まれて左右水平向きの止着具により固定される帯状基板から連設され、前記楔板支持部は、前記帯状基板の板面に重ねられて固着される帯状側板から連設されている、請求項1又は2に記載の仮設足場用連結装置。
  4. 前記被支持部は、その支柱部材側の垂直側辺に、楔板が嵌合する切欠き凹部が形成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の仮設足場用連結装置。
  5. 前記楔板支持部は、前記被支持部の左右両側の内の何れか片側にのみ設けられ、前記被支持部は、その支柱部材側の垂直側辺に、楔板が嵌合する切欠き凹部が形成されている、請求項1に記載の仮設足場用連結装置。
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