JP6144087B2 - 酸化ガリウム粉 - Google Patents

酸化ガリウム粉 Download PDF

Info

Publication number
JP6144087B2
JP6144087B2 JP2013070614A JP2013070614A JP6144087B2 JP 6144087 B2 JP6144087 B2 JP 6144087B2 JP 2013070614 A JP2013070614 A JP 2013070614A JP 2013070614 A JP2013070614 A JP 2013070614A JP 6144087 B2 JP6144087 B2 JP 6144087B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gallium oxide
powder
heat treatment
particles
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013070614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014193784A (ja
Inventor
佳樹 武田
佳樹 武田
佐野 和司
和司 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Electronics Materials Co Ltd
Original Assignee
Dowa Electronics Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Electronics Materials Co Ltd filed Critical Dowa Electronics Materials Co Ltd
Priority to JP2013070614A priority Critical patent/JP6144087B2/ja
Publication of JP2014193784A publication Critical patent/JP2014193784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6144087B2 publication Critical patent/JP6144087B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、酸化ガリウム粉およびその製造方法に関し、詳しくは、酸化ガリウム単結晶基板等を製造するのに好適な酸化ガリウム粉およびその製造方法に関する。
酸化ガリウムは、機能材料の原料として重要であり、酸化ガリウム粉体は、酸化ガリウムを含む化合物(たとえば、In−Ga−Zn複合酸化物:IGZO)半導体を製造する際に用いられるターゲット材等の原料として用いられている。また、酸化ガリウムは広いバンドギャップを示すため、近年、パワーデバイス用、深紫外領域の発光ダイオード(LED)用等の半導体材料として注目されており、このような材料に酸化ガリウムの単結晶が利用されている。酸化ガリウムの単結晶は、製造コストが比較的低い融液成長法により製造することができる。
酸化ガリウムの単結晶を融液成長法により製造する方法としては、酸化ガリウムの原料粉体を単結晶製造装置が備えるるつぼ等の容器に投入し、これを融解し種結晶に接触させて成長させることにより単結晶を得る方法が例示される。すなわち、単結晶を製造するための原料としても、酸化ガリウム原料粉体が用いられる。たとえば、特許文献1には、酸化ガリウム単結晶基板等の製造装置への原料供給時に形状が崩れがたい酸化ガリウムの粉を製造する方法が記載されている。
また、単結晶を融液成長法により製造する場合、通常バッチ方式が採用され、製造される単結晶のサイズは、るつぼに投入される原料粉体量に依存する。たとえば、特許文献2では、酸化ガリウムの原料粉体を、加圧等により圧縮して熱処理を行って嵩密度を高めることにより、るつぼに投入される原料の量を多くすることが記載されている。
特開2012−158483号公報 特開2011−153054号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、酸化ガリウムの原料粉体を、加圧等により圧縮して熱処理を行って得られる処理物が固体状であるため、原料のハンドリング性が悪化するという問題があった。
特許文献2には、この固体状の処理物を粉砕して流動性を有する粉体とすることも記載されているが、熱処理を行って得られる処理物は、酸化ガリウム粒子の焼結により、粒子同士が極めて強固に結合している。したがって、このような強固な結合を切断して粉体を得るには、ボールミル等のように、強い衝撃を与える粉砕手段を用いざるを得ない。この場合、粉砕時に、粉砕用容器の壁面および粉砕用媒体から、酸化ガリウムに不純物が混入するという問題があった。特に、単結晶の製造に用いられる原料には、高い純度が求められるため、不純物の混入は大きな問題であった。
また、るつぼに投入される酸化ガリウムの粒子径が小さい場合、投入時に粉塵が発生し、作業環境が悪化するという問題があった。
本発明は、上記の状況を鑑みてなされ、ハンドリング性が良好で、原料投入時の粉塵の発生が抑制され、しかも不純物の混入が低減され、原料の充填率が高い酸化ガリウム粉を提供することを目的とする。また、本発明の別の目的は、ハンドリング性が良好で、不純物の混入が低減され、しかも原料の充填率が比較的高い酸化ガリウム粉を製造する方法を提供することである。
本発明者らは、ミクロン(μm)オーダーの粒子径を有する酸化ガリウム粉体を原料として用いるのではなく、粉体同士を付着させて、粒子径を大きくした粒子を予め得て、該粒子同士が強く付着しないように焼結させることを見出した。この知見に基づき、ミリ(mm)オーダーの粒子径を有する酸化ガリウム粉を製造することにより、上記の課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の態様は、
平均粒子径が1.0mm以上12mm以下であり、嵩密度が2.6g/cm以上であることを特徴とする酸化ガリウム粉である。
本発明の別の態様は、
酸化ガリウム原料粉体を造粒して得られる造粒物を1050℃以上1400℃以下の範囲内で熱処理して処理物を得る熱処理段階と、前記処理物を構成する粒子同士の付着を解す解し段階と、を有する熱処理工程と、
前記処理物を1500℃以上で焼成して焼成物を得る焼成段階と、前記焼成物を構成する粒子同士の付着を解す解し段階と、を有する焼成工程と、を有することを特徴とする酸化ガリウム粉の製造方法である。
本発明によれば、ハンドリング性が良好で、原料投入時の粉塵の発生が抑制され、しかも不純物の混入が低減され、原料の充填率が高い酸化ガリウム粉を提供することができる。また、ハンドリング性が良好で、不純物の混入が低減され、しかも原料の充填率が比較的高い酸化ガリウム粉を製造する方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る酸化ガリウム粉の製造工程を示すフローチャートである。 図2は、本発明の実施例における酸化ガリウム粉の写真であり、図2(a)は、平均粒子径が2.0mm以上5.6mm以下の範囲内である酸化ガリウム粉であり、図2(b)は、平均粒子径が5.6mm以上12mm以下の範囲内である酸化ガリウム粉である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき、以下の順序で詳細に説明する。
1.酸化ガリウム粉
2.酸化ガリウム粉の製造方法
3.本実施形態の効果
4.変形例
(1.酸化ガリウム粉)
本実施形態に係る酸化ガリウム粉は、酸化ガリウム粒子の集合体である。該酸化ガリウム粒子は、ミリ(mm)オーダーの粒子径を有している。本実施形態では、酸化ガリウム粉の平均粒子径は1.0mm以上12mm以下の範囲内であり、2.0mm以上12mm以下の範囲内であることが好ましく、2.0mm以上5.6mm以下の範囲内であることがより好ましい。平均粒子径を上記の範囲内とすることで、原料投入時の粉塵の発生を抑制できるとともに、るつぼへの充填が容易となる。
本実施形態では、酸化ガリウム粒子の粒子径を幾何学的な径として測定することが好ましい。具体的な測定方法としては、篩い分け法が好ましいが、粒子の写真あるいは顕微鏡写真から粒子径を測定してもよい。どちらの方法で測定しても、粒子径はほぼ一致する。篩い分け法では、たとえば、JIS Z8801に規定される所定の目開きを有する篩いを用いる。篩いを用いることで、酸化ガリウム粉に含まれる粒子の形状にかかわらず、粒子径を測定できる。
具体的には、異なる目開きを有する篩いを2つ以上準備し、酸化ガリウム粉を篩い分けする。たとえば、2つの篩いを用いる場合、大きな目開きを有する篩いを通過した粉を、小さな目開きを有する篩いを用いて篩い分けすることにより、大きな目開きを通過しなかった粉と、大きな目開きを通過したが小さな目開きを通過しなかった粉と、小さな目開きを通過した粉と、に分けることができる。
このとき、大きな目開きを通過したが小さな目開きを通過しなかった粉に関しては、その最小粒子径は小さな目開きの値と一致し、最大粒子径は大きな目開きの値と一致する。したがって、該粉の平均粒子径は小さな目開きの値と大きな目開きの値との間に存在することになる。このように、篩いを用いることで、平均粒子径の値が特定された粉は得られないが、平均粒子径が特定の範囲内に存在する粉を得ることができる。
また、大きな目開きを通過しなかった粉および小さな目開きを通過した粉に関しては、それらの平均粒子径が存在する数値範囲を特定できないため、粒子の写真あるいは顕微鏡写真から平均粒子径を算出することが好ましい。具体的には、写真中の粒子を所定の個数(たとえば、10個以上)だけランダムに選択し、選択した粒子の一定方向の幅を測定し、この幅を粒子径とする。そして、測定された粒子径から平均値を算出し、これを平均粒子径とする。なお、大きな目開きを通過したが小さな目開きを通過しなかった粉に関して、粒子の写真から平均粒子径を算出することで、平均粒子径を特定することができる。
また、個々の酸化ガリウム粒子は、後述する焼成工程を経ているため、焼結がほぼ完了し、該粒子の密度は比較的高くなっていると考えられる。したがって、酸化ガリウム粒子の粒子径は比較的大きいにもかかわらず、酸化ガリウム粉としての嵩密度は比較的高くなっている。本実施形態では、酸化ガリウム粉の嵩密度は2.6g/cm以上であり、2.6g/cm以上4.0g/cm以下の範囲内であることが好ましい。該酸化ガリウム粉の嵩密度の上限は酸化ガリウムの理論密度(β−Ga:5.88g/cm)であるが、当該粉を製造するコスト等を考慮すると、上記の範囲内であることが好ましい。なお、本実施形態では、酸化ガリウム粉の嵩密度は、JIS R1628に準じ、100g秤量した酸化ガリウム粉を、篩いを通さずに200mlのシリンダーに入れて容積を測り、初期嵩密度=秤量重さ/容積により算出する。
本実施形態に係る酸化ガリウム粉は、上述したように、ミリオーダーという大きな粒子径を有しつつも、高い嵩密度を有している。したがって、該酸化ガリウム粉を用いることにより、酸化ガリウム単結晶を製造する際に、製造装置、特に単結晶製造装置が備えるるつぼへの酸化ガリウムの充填量を高めることができる。しかも、該酸化ガリウム粉は、良好なハンドリング性を示しており(るつぼへの充填が容易に行える程度の平均粒子径を有しており)、しかも平均粒子径がミリオーダーであるので、粉塵の発生を抑制できる。
(2.酸化ガリウム粉の製造方法)
次に、本実施形態に係る酸化ガリウム粉の製造方法を、図1に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、酸化ガリウム粉の出発原料として、酸化ガリウム原料粉体を準備する。酸化ガリウム原料粉体としては特に制限されず、公知の方法により得られる粉体であればよい。たとえば、ガリウム塩と塩基を撹拌しながら混合して湿式反応により水酸化ガリウムを生成させ、これを焼成して得られる酸化ガリウムを出発原料としてもよい。上記の方法により得られる酸化ガリウム原料粉体は、焼成温度が500℃以上1000℃以下の範囲内である粉体が好ましい。焼成温度が低すぎる酸化ガリウム原料粉体は、水酸化物が残留している場合があるため好ましくない。また、焼成温度が高すぎる酸化ガリウム原料粉体は、後述する造粒工程における造粒が困難となり、その結果、ミリ(mm)オーダーの粒子径を有する粒子を得ることが困難となり好ましくない。
本実施形態では、酸化ガリウム原料粉体の平均粒子径は0.5μm以上2.5μm以下の範囲内であることが好ましい。一般的な粒子径であり、安価に入手できるためである。また、平均粒子径の異なる複数の原料粉体を混合して、酸化ガリウム原料粉体としてもよい。たとえば、本実施形態では、平均粒子径が0.5μm以上1.0μm以下の原料粉体と、平均粒子径が1.5μm以上2.5μm以下の原料粉体と、を混合して用いてもよい。このとき、平均粒子径が大きい粉体と平均粒子径が小さい粉体との混合割合は、重量比で、平均粒子径が大きい粉体:平均粒子径が小さい粉体=4:6〜6:4とすることが好ましい。なお、原料粉体の平均粒子径は、レーザー回折法(マイクロトラック法)により測定することが好ましい。
(造粒工程:S10)
続いて、準備した酸化ガリウム原料粉体を造粒する。造粒工程S10は、酸化ガリウム原料粉体を構成する微粒同士を付着させて、該微粒よりも大きな粒子から構成される造粒物を得る工程である。粉体を造粒する方法としては特に制限されないが、本実施形態では、転動造粒、撹拌造粒等の造粒方法を用いることが好ましい。
転動造粒は、傾斜させた円形のパン型容器内に粉体を投入し、容器の中心を回転軸として回転させて粉体を転動させることにより、微粒同士を付着させて造粒する方法である。パン型容器の傾斜角度、回転数等の造粒条件は、造粒が効率的に進行する条件を適宜設定すればよい。本実施形態では、造粒物中の酸化ガリウム粒子の粒子径が1mm以上となるまで造粒することが好ましく、より好ましくは2mm以上である。
本実施形態において行われる転動造粒では、パン型容器内に酸化ガリウム原料粉体を所定量投入し、水を添加して湿式造粒を行う。そして、造粒中に粉体および水を適宜添加して、造粒を進行させ、粒子の径が所望の径に達するまで造粒を行う。このとき、ポリビニルアルコール(PVA)、セルロース等の有機物から構成されるバインダを水と共に添加してもよい。なお、本明細書では、「バインダを水と共に添加する」とは、バインダを水に溶解して添加してもよいし、水とバインダとを別々に添加してもよいことを意味する。なお、本実施形態では、水は、純水が好ましく、比抵抗が16MΩcm以上である超純水がより好ましい。該超純水は、造粒工程S10での不純物の混入を抑制するだけでなく、静電気が発生し、造粒に適しているためである。
撹拌造粒は、円筒形の容器内に粉体を投入し、容器の底面に備えられた撹拌羽根と、容器内部の側面に備えられたチョッパー羽根と、により粉体を撹拌しながら、微粒同士を付着させて造粒する方法である。撹拌羽根、チョッパー羽根の回転数等の造粒条件は、造粒が効率的に進行する条件を適宜設定すればよい。
本実施形態において行われる撹拌造粒では、容器内に酸化ガリウム原料粉体を所定量投入し、撹拌羽根とチョッパー羽根とを所定の条件で回転させながら、水を添加して造粒を行う。そして、造粒中に粉体および水を適宜添加して、造粒を進行させ、粒子の径が所望の径に達するまで造粒を行う。このとき、ポリビニルアルコール(PVA)、セルロース等の有機物から構成されるバインダを水と共に添加してもよい。
本実施形態では、造粒工程S10を湿式で行うため、造粒後に得られる造粒物は水を含んでいる。造粒物の含水率は、含水率(重量%)=「造粒物に含まれる水の重量」/「造粒物の全体の重量」として表される。造粒物の含水率は、造粒物の粒子径、後述する熱処理および焼成条件等に応じて設定すればよいが、本実施形態では、0.2重量%程度である。
続いて、本実施形態では、得られる造粒物を篩いにより篩い分けする。すなわち、造粒物を、特定の範囲の粒子径を有する粒子の集合体に分離する。篩い分けする粒子径は特に制限されないが、後述する焼成工程を経て得られる酸化ガリウム粉の平均粒子径に応じて決定すればよい。
(熱処理工程:S20)
続いて、篩い分け後の造粒物を熱処理する。熱処理工程S20は、大気雰囲気下において、熱処理温度が1050℃以上1400℃以下である範囲内で造粒物を熱処理して処理物(熱処理後の酸化ガリウム粒子の集合体)を得る「熱処理段階」と、処理物を構成する粒子同士の凝集を解す「解し段階」と、を有している。なお、「凝集」とは、酸化ガリウム粒子同士が弱く付着している状態であり、振動篩い等の操作により付着が解消される程度の付着を意味する。また、「解す」とは、粒子同士の凝集を解消する操作を意味し、粉砕のように強い結合を切断するために行う操作は含まない。
本実施形態では、酸化ガリウムの焼結が十分に進む温度(1500℃以上)よりも低い温度範囲で熱処理を行い、さらに、熱処理後の処理物の凝集を解すことにより、後述する焼成工程後に得られる酸化ガリウム粉の特性(平均粒子径および嵩密度)を所望の範囲内に制御できる。すなわち、熱処理工程S20(熱処理段階および解し段階)を行うことで、後述する焼成工程後の酸化ガリウム粉を構成する粒子同士が強固に結合してバルク状の固体を形成することを防ぐことができる。熱処理温度を保持する時間は、1〜5時間であることが好ましい。
熱処理工程S20は複数の熱処理工程を含んでいてもよい。すなわち、熱処理段階と解し段階とを有する熱処理工程を複数回行ってもよい。本実施形態では、熱処理工程S20を2回繰り返す、すなわち、熱処理工程S20は、第1熱処理工程S21と第2熱処理工程S22とから構成される。なお、熱処理工程を複数回繰り返す場合、熱処理温度を段階的に高くしていくことが好ましい。
第1熱処理工程S21においては、熱処理温度が1050℃以上1200℃以下である範囲内で第1熱処理段階S211を行うことが好ましい。第1熱処理段階S211では、各粒子は部分的に焼結し始め、隣接する粒子と互いに付着することがある。その結果、第1熱処理段階S211後の処理物(酸化ガリウム粒子の集合体)には、各粒子が互いに付着して凝集している部分が含まれている。換言すれば、第1熱処理段階における熱処理温度が酸化ガリウムの焼結が十分に進む温度よりも低いため、粒子同士は強固に付着しているわけではなく、各粒子を解すことができる程度に付着(凝集)している。したがって、第1解し段階S212において、篩い等を用いて第1熱処理段階S211後の処理物を解すことができる。解した後の処理物は、粒子の集合体として粉の形態を維持しており流動性を示す。
なお、第1解し段階S212において、処理物を解す方法としては、ボールミルやハンマーミルなどの機械式粉砕機を用いる粉砕のように強固な結合を切断するための操作以外の操作であれば特に制限されず、たとえば、振動篩いを用いた解し、ナイロンボールを用いた解し等が例示される。なお、第1熱処理工程S21後の処理物の嵩密度は、酸化ガリウム原料粉体の嵩密度よりも上昇している。
第1熱処理工程S21後の処理物は、第2熱処理工程S22に供される。第2熱処理工程S22では、第1熱処理段階S211よりも高い熱処理温度であって、熱処理温度が1200〜1400℃である範囲内で第2熱処理段階S221を行うことが好ましい。第1熱処理段階S211と同様に、第2熱処理段階S221では、各粒子の焼結が部分的に進行する。その結果、粒子同士が弱く付着する(凝集する)。そこで、第2熱処理段階S221後にも、第2解し段階S222において、処理物の凝集を解消し(解し)、粉状の酸化ガリウムを得る。第2熱処理段階S221後の処理物を解す操作としては、第1熱処理段階S211後の処理物を解す操作と同様の操作を行えばよい。第2熱処理工程S22後の処理物の嵩密度は、第1熱処理工程S21後の処理物の嵩密度よりも上昇している。
(焼成工程:S30)
次に、第2熱処理工程S22後の処理物を焼成する。焼成工程S30は、大気雰囲気下において、焼成温度が1500℃以上である範囲内で処理物を焼成する焼成段階S301と、焼成により得られる焼成物を構成する粒子同士の凝集を解して酸化ガリウム粉を得る解し段階S302と、を有している。焼成段階S301では、焼成温度を酸化ガリウムの焼結が十分に進む温度以上の温度に設定しているため、各粒子の焼結が十分に進み、その結果、粒子内部に存在している細かな気孔が消失して、粒子の密度が上がる。このとき、粒子同士も付着するが、上記の熱処理工程S20を行っているため、その付着は弱い。したがって、酸化ガリウム原料粉体を、熱処理工程S20を行うことなく焼成した場合に得られるバルク状の固体が示すような強固な結合が生じない。そのため、焼成物について、強固な結合を切断するために強い力を加えて粉砕する必要はなく、解し段階S302において、熱処理工程における解しと同程度の操作を行えばよい。解した後は、上述した平均粒子径と嵩密度とを有する酸化ガリウム粉を得ることができる。
焼成段階S301における焼成温度は、酸化ガリウムの融点よりも低くする必要がある。さらに、粒子同士の焼結が過度に進み、粒子同士が強固に付着することを防止するために、焼成温度は1700℃以下であることが好ましい。なお、焼成温度を保持する時間は、1〜5時間であることが好ましい。
以上の工程を経ることで、平均粒子径が大きいにもかかわらず嵩密度が大きな酸化ガリウム粉を得ることができる。すなわち、上記の製造方法において、原料粉体の特性、熱処理の回数、熱処理条件(熱処理温度、保持時間、解し操作等)、焼成条件(熱処理温度、保持時間、解し操作等)を制御することにより、所望の平均粒子径を有し、所望の嵩密度を有する酸化ガリウム粉を得ることができる。しかも強い衝撃を与える粉砕操作を行うことなく酸化ガリウム粉が得られるため、不純物の混入を抑制できる。
(3.本実施形態の効果)
上記の実施形態では、ミリ(mm)オーダーの平均粒子径を有し、しかも嵩密度が高い粉状の酸化ガリウムを得ている。このような酸化ガリウム粉は、ハンドリング性が良好であるとともに、平均粒子径が比較的大きいため原料投入時の粉塵の発生を抑制できる。しかも不純物の混入等を抑制され、原料が投入されるるつぼの充填率を高めることができる。このような酸化ガリウム粉は、特に、酸化ガリウムを含む単結晶の製造に好適であり、さらにGGG(ガリウムガドリニウムガーネット)、IGZOなどの酸化ガリウム粉体を原料とする結晶であって、溶融により製造するもの全般に使用できる。
なお、一般的に、粉体の嵩密度を高めるためには、粉体の粒子径を小さくする、あるいは、機械的に粉体の密度を高めることなどが考えられる。
しかしながら、粉体の粒子径を小さくするには限界があり、しかもミクロンオーダーあるいはサブミクロンオーダーの粉体では嵩密度が低いことが本発明者らによって確認されている。また、機械的に粉体の密度を高めてバルク状の固体とした場合には、るつぼ投入時の原料のハンドリング性が悪化する。また、バルク状の固体を粉砕する場合には、粒子同士の強固な結合を切断する必要があるため、粉砕部材等からの不純物の混入等による原料純度の低下が懸念される。特に、単結晶等の非常に高い純度が要求される用途では問題がある。したがって、上記の実施形態に係る酸化ガリウム粉が好ましい。
また、上記の実施形態では、酸化ガリウムの微粒から構成される酸化ガリウム原料粉体を造粒して、微粒よりも粒子径が大きい粒子を形成している。そして、該粒子が含まれる造粒物に対して、酸化ガリウムの焼結がある程度進む温度範囲内で熱処理を行い、さらに熱処理後の処理物における粒子同士の付着を解している。このようにすることにより、焼結がある程度進んだ酸化ガリウム粒子同士が強く付着することを有効に防止し、粒子の密度を上げつつ粉の形態を維持することができる。その後、熱処理後の処理物を焼成することで、該粒子を十分焼結させることができるため、粒子径が大きな粒子の集合体(粉)であっても、嵩密度を高くすることができる。
特に、造粒工程により、酸化ガリウムの微粒から粒子径の大きい粒子を作製することにより、熱処理工程時および焼成工程時において、焼結反応による粒子同士の付着を弱めることができる。その結果、強い衝撃を与えることなく、解すことが容易となる。また、弱い衝撃で該粉を解すことができるので、不純物の混入も抑制できる。
また、熱処理工程を複数回行うことにより、酸化ガリウム粒子同士の強固な付着をより抑制でき、しかも該粒子の焼結を十分に進行させることができるので、より効果的である。
また、酸化ガリウムの原料粉体として、平均粒子径の異なる酸化ガリウム粉体を混合して用いることで、焼結が促進され、酸化ガリウム粉の嵩密度をより高めることができる。
また、有機物から構成される結合剤を水と共に添加して造粒することで、原料粉体の微粒同士をより密着させることができる。その結果、酸化ガリウム粉の嵩密度をより高めることができる。
また、造粒後の造粒物を構成する粒子の平均粒子径を上述した範囲内とすることにより、熱処理工程および焼成工程において、酸化ガリウム粒子同士の付着をより抑制することができる。
(4.変形例)
上記の実施形態では、熱処理工程として、2つの熱処理工程(第1熱処理工程および第2熱処理工程)から構成されている例を挙げたが、1つの熱処理工程から構成されていてもよい。1つの熱処理工程から構成されている場合には、熱処理温度を高くすることが好ましい。具体的には、熱処理温度が1050℃以上1300℃以下である範囲内で熱処理を行うことが好ましい。このようにすることにより、熱処理工程が1回であっても、次工程である焼成工程後に粒子同士は強く付着しないため、解しを行うことができる。
上記の実施形態では、熱処理後の処理物あるいは焼成後の酸化ガリウム粉を篩いを用いて解しているが、他の方法により解してもよい。ただし、熱処理後および焼成後の酸化ガリウム粉は、互いに弱く付着(凝集)しているので、通常の粉砕により加えられるような強い衝撃は必要ない。強い衝撃を不要とすることにより酸化ガリウム粉に不純物が混入するのを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々に改変することができる。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
出発原料として、酸化ガリウム原料粉体(原料粉体A〜D)を準備した。原料粉体A、CおよびDは、DOWAエレクトロニクス製の酸化ガリウムであり、製造ロットが異なる粉体であった。原料粉体Bは、DOWAエレクトロニクス社製の酸化ガリウム(微粒子タイプ)であった。どの原料粉体も水酸化ガリウムを800℃で焼成することにより得られる粉体であり、酸化ガリウムの含有量は99.9重量%以上であり、各不純物元素の含有量はそれぞれ10ppm以下であった。原料粉体A〜Dの粉体特性を表1に示す。
表1から明らかなように、原料粉体A、CおよびDは原料粉体Bよりも平均粒子径が小さく、逆に比表面積は小さい傾向にある。なお、原料粉体A〜Dの嵩密度はいずれも1g/cmを大きく下回っていた。
(試験1)
まず、原料粉体Aおよび原料粉体Bを表2に示す割合で混合して得られる粉体を、造粒機のパン型容器に1kg投入した。回転速度は120rpmとした。パン型容器の直径は500mmであり、水平方向に対し48.5度傾斜していた。
造粒機の容器を回転させて粉体を転動させながら、粉体100重量部に対して、水(比抵抗値が16〜18MΩcmの超純水)を18〜23重量部添加し、粉体を構成する微粒子同士を付着させることにより、微粒よりも粒子径が大きい粒子を形成する造粒を行った。試料番号3および4について造粒後の造粒物の含水率を表2に示す。得られた造粒物の粒子は比較的硬く、その形状は歪であった。
得られた造粒物を2.0mmの目開きを有する篩いと、5.6mmの目開きを有する篩いとを用いて篩い分けし、5.6mmの目開きを通過し2.0mmの目開きを通過しなかった造粒物と、5.6mmの目開きを通過しなかった造粒物と、に分けた。なお、2.0mmの目開きを通過した造粒物は以降の工程には用いなかった。
得られた造粒物について、熱処理工程を2回行った。第1熱処理段階では、大気雰囲気下で造粒物を1100℃の熱処理温度で3時間保持した後、温度を室温まで降下させた。得られた処理物は部分的に焼結しており、粒子と粒子とが弱く付着していた。続いて、第1解し段階において、2.0mmの目開きを有する篩いと、5.6mmの目開きを有する篩いとを用いて篩い分けすることにより粒子の付着を解した。その結果、処理物は解されるとともに、5.6mmの目開きを通過し2mmの目開きを通過しなかった処理物と、5.6mmの目開きを通過しなかった処理物と、に分けられた。解した後の処理物の嵩密度を表2に示す。なお、2.0mmの目開きを通過した処理物は以降の工程には用いなかった。
第1熱処理工程後の処理物について、第2熱処理工程を行った。第2熱処理段階では、大気雰囲気下で処理物を1300℃の熱処理温度で3時間保持した後、温度を室温まで降下させた。第1熱処理段階後の処理物と同様に、得られた処理物は部分的に焼結しており、粒子と粒子とが弱く付着していた。続いて、第2解し段階において、2.0mmの目開きを有する篩いと、5.6mmの目開きを有する篩いとを用いて篩い分けすることにより粒子の付着を解した。その結果、処理物は解されるとともに、5.6mmの目開きを通過し2.0mmの目開きを通過しなかった処理物と、5.6mmの目開きを通過しなかった処理物と、に分けられた。解した後の処理物(酸化ガリウム粉)の嵩密度を表2に示す。なお、2.0mmの目開きを通過した処理物は以降の工程には用いなかった。
次に、第2熱処理工程後の処理物について、焼成工程を行った。焼成段階では、大気雰囲気下で処理物を1500℃の焼成温度で3時間保持した後、温度を室温まで降下させた。得られた焼成物は焼結がほぼ完了していたが、粒子と粒子との付着は弱かった。続いて、解し段階では、2.0mmの目開きを有する篩いおよび5.6mmの目開きを有する篩いを用いて篩い分けすることにより粒子の付着を解した。その結果、焼成物は解されるとともに、5.6mmの目開きを通過し2.0mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉と、5.6mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉と、に分けられた。酸化ガリウム粉の嵩密度を表2に示す。また、5.6mmの目開きを通過し2.0mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉の写真を図2(a)に、5.6mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉の写真を図2(b)に示す。なお、5.6mmの目開きを通過しなかった焼成物において、最大粒子径は12mmであった。この写真より、10個の酸化ガリウム粒子の一定方向の幅を測定し、それらの平均値を算出することにより求めた平均粒子径は、図2(a)では3.2mm、図2(b)では7.0mmであった。
表2より、焼成後の酸化ガリウム粉の嵩密度は、酸化ガリウム原料粉体の嵩密度よりも非常に大きくなっていることが確認できた。また、5.6mmの目開きを通過し、2.0mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉は、その平均粒子径は2.0〜5.6mmの間にあり、5.6mmの目開きを通過しなかった酸化ガリウム粉は、その平均粒子径は5.6〜12mmの間にある。すなわち、本実施例によれば、平均粒子径がミリオーダーという非常に大きな値を示しながらも、嵩密度が高い酸化ガリウム粒子を得られることが確認できた。なお、酸化ガリウム粉の平均粒子径が比較的小さい場合には、嵩密度が比較的大きくなるという関係を有することが確認できた。
(試験2)
出発原料として粉体Cを用いて撹拌造粒を行い、水のみを添加して作製した造粒物と、バインダとしてポリビニルアルコール(株式会社クラレ製クラレポバールPV217)の10%水溶液を添加して作製した造粒物と、を得た。
得られた造粒物について、第1熱処理工程(熱処理条件:1100℃−3h)、第2熱処理工程(熱処理条件:1300℃−3h)および焼成工程(焼成条件:1500℃−3h)を行うことにより、酸化ガリウム粉を得た。バインダを添加して作製した造粒物から得られた酸化ガリウム粉の嵩密度は2.79g/cmであり、水のみを添加して作製した造粒物から得られた酸化ガリウム粉の嵩密度は2.69g/cmであった。したがって、造粒工程において結合剤を用いることにより、得られる酸化ガリウム粉の嵩密度が上がることが確認できた。
(試験3)
出発原料として粉体Dを用いて試験1と同様の転動造粒を行い、得られた造粒物に対し、熱処理工程(熱処理条件:1100℃−1h)を1回行い、2.0mmの目開きの篩いにより粒子の付着を解した後、焼成工程(焼成条件:1500℃−3h)を行い、2.0mmの目開きの篩いにより粒子の付着を解すことにより、酸化ガリウム粉を得た。得られた酸化ガリウム粉についての写真より10個の酸化ガリウム粒子の一定方向の幅を測定し、それらの平均値を算出することにより求めた平均粒子径は1.2mmであった。また、酸化ガリウム粉の嵩密度は3.20g/cmであった。したがって、熱処理工程が1回の場合であっても、平均粒子径がミリオーダーでありながら、嵩密度が高い酸化ガリウム粉を得られることが確認できた。
また、出発原料の粉体Dおよび焼成後の酸化ガリウム粉について、ICP発光分光分析装置(アジレント・テクノロジー社製720−ES)によって、不純物の混入を確認した。表3にその結果を示す。
この結果より、上記の工程を経ることにより僅かな不純物の混入は見られるものの、Feなどの値は、機械的粉砕を行う場合に比べて小さかった。また、超純水を用いているため、SiやCa等の不純物の増加も抑制することができた。
また、比較例として、熱処理工程の温度を1000℃とした以外は、試験3と同様の工程を行った。その結果、焼成工程後は硬いブロック状の焼結体となり、篩いにより解すことは出来なかった。また、熱処理工程を経ずに、直接焼成工程を行った場合も、硬いブロック状の焼結体となり、篩いにより解すことは出来なかった。

Claims (3)

  1. 平均粒子径が1.0mm以上12mm以下であり、嵩密度が2.6g/cm以上であることを特徴とする酸化ガリウム粉。
  2. ガリウムを含む酸化物結晶を製造するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の酸化ガリウム粉。
  3. 不純物として含有されるSiの不純物量が10ppm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の酸化ガリウム粉。
JP2013070614A 2013-03-28 2013-03-28 酸化ガリウム粉 Active JP6144087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013070614A JP6144087B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 酸化ガリウム粉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013070614A JP6144087B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 酸化ガリウム粉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014193784A JP2014193784A (ja) 2014-10-09
JP6144087B2 true JP6144087B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51839350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013070614A Active JP6144087B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 酸化ガリウム粉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6144087B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6436073B2 (ja) * 2015-12-09 2018-12-12 住友金属鉱山株式会社 CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット単結晶の育成方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006228929A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nagoya Institute Of Technology 紫外線検出素子
JP2011162429A (ja) * 2010-01-15 2011-08-25 Sumitomo Chemical Co Ltd 酸化ガリウムの製造方法
JP5493092B2 (ja) * 2010-01-28 2014-05-14 並木精密宝石株式会社 酸化ガリウム単結晶の製造方法および酸化ガリウム単結晶
JP4649536B1 (ja) * 2010-03-31 2011-03-09 三井金属鉱業株式会社 酸化ガリウム粉末
JP5640775B2 (ja) * 2011-01-31 2014-12-17 住友化学株式会社 顆粒状酸化ガリウムの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014193784A (ja) 2014-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI401211B (zh) 氧化銦粉末及其製造方法
US20150344758A1 (en) Abrasive grain with controlled aspect ratio and thickness
JP6615116B2 (ja) 板状アルミナ粉末の製法
US20200087517A1 (en) Process for manufacturing boron nitride agglomerates
JP6191608B2 (ja) 研磨材粒子の製造方法
JP6374138B2 (ja) 結晶シリカ粒子材料及びその製造方法並びに結晶シリカ粒子材料含有スラリー組成物、結晶シリカ粒子材料含有樹脂組成物
WO2014083882A1 (ja) 銀粉及び銀ペースト
JP6144087B2 (ja) 酸化ガリウム粉
JP5149262B2 (ja) 酸化インジウム−酸化亜鉛系焼結体ターゲット及びその製造法
TWI772284B (zh) 濺鍍靶材及其製造方法、以及濺鍍靶
JP5588815B2 (ja) 酸化ガリウム粉末
KR20170038467A (ko) 응집형 은 분말을 이용한 플레이크형 은 분말의 제조방법
JP5729926B2 (ja) 酸化ガリウム粉末
JP4649536B1 (ja) 酸化ガリウム粉末
WO2013156537A1 (en) Synthetic diamond crystals
JP2009102680A (ja) タンタル凝集粒子およびその製造方法
JP6073981B2 (ja) 酸化ガリウム粉末
JP2012162440A (ja) 酸化ガリウム粉末
CN1084314C (zh) 煅烧溶胶凝胶氧化铝颗粒的方法、由其制得的磨粒及其应用
TWI468522B (zh) 燒結用造粒原料的製造方法、其製造裝置以及高爐用燒結礦的製造方法
RU2759835C2 (ru) Высокопрочные формованные оксиды алюминия и способ получения таких высокопрочных формованных оксидов алюминия
CN115210187B (zh) 含镍氢氧化物的制造方法
JP2011213508A (ja) 酸化ガリウム粉末
JP2010047839A (ja) コンポジット構造を有するナノ球状粒子、粉末、及び、その製造方法
KR101823879B1 (ko) 고순도 알루미나 나노분말을 이용한 고밀도 비드의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6144087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250