JP6143532B2 - 自動販売機用の照明装置、及び、自動販売機 - Google Patents

自動販売機用の照明装置、及び、自動販売機 Download PDF

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本発明は、自動販売機用の照明装置、及び自動販売機に関し、特に、自動販売機の商品取出口の内部を照明する装置に関する。
各種容器に充填された飲料などの商品を販売する自動販売機については、その商品取出口の内部を照明する手法として、商品取出口の上方から商品取出口の内部に光を照射する手法(特許文献1参照)や、商品取出口の下方から商品取出口の内部に光を照射する手法(特許文献2参照)が知られている。
特開2007−334458号公報 特公昭60−40076号公報
しかしながら、商品取出口の上方から商品取出口の内部に光を照射する場合には、商品取出口内の中央部では商品が明るく照らされる一方、商品取出口内の側部では中央部に比べて暗くなり、商品が見えにくくなる傾向があった。
また、商品取出口の下方から商品取出口の内部に光を照射する場合には、商品の容器がアルミ缶やスチール缶であると、商品のうち光が照射されない側(具体的には、容器の上面側)が影となって暗くなり、商品のラベルなどが見えにくくなる傾向があった。
更に、光源としてLED素子を採用して、商品取出口の上方又は下方から商品取出口の内部に光を照射する場合には、商品取出口の幅方向にわたって多数のLED素子を配置する必要があり、その結果、部品点数が増大するおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑み、比較的簡素な構成で、商品取出口内の商品を良好に照明することを目的とする。
そのため本発明の第1態様における自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の少なくとも一方の側部に配置されて、商品取出口の内部を照明する。この自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の中央部に向かって光を照射する光源と、光源からの光を透過し拡散する光拡散部材と、を含んで構成される。光拡散部材は、光源からの光を入射面から入射し、拡散して、出射面から出射する。出射面は、光源から離れるほど商品取出口内の底部に近づくように傾斜している。
本発明の第2態様における自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の少なくとも一方の側部に配置されて、商品取出口の内部を照明する。この自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の中央部に向かって光を照射する光源と、光源からの光を透過し拡散する光拡散部材と、を含んで構成される。光拡散部材は、光源からの光を入射面から入射し、拡散して、出射面から出射する。出射面は、自動販売機の本体内から商品取出口内へ搬出された商品を商品取出口内の中央部に向けて案内する。
本発明の第3態様における自動販売機は、上記第1態様又は第2態様における自動販売機用の照明装置を含んで構成される。
本発明によれば、自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の側部に配置されて、商品取出口の内部を照明する。これにより、商品取出口内の側部に搬出された商品を良好に照らすことができるので、当該商品を良好に視認することができる。また、商品の容器の上面側が影にならないので、商品のラベルなどを良好に視認することができる。従って、商品取出口内の商品を良好に照明して、商品の視認性を向上させることができる。
また、本発明によれば、自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の側部に配置される。これにより、光源としてLED素子を採用する場合には、商品取出口の上方又は下方から商品取出口の内部に光を照射する手法に比べて少数の光源で商品取出口内の略全域を照明することができるので、当該照明装置を比較的簡素に構成することができる。
自動販売機の一例を示す斜視図 図1に示す自動販売機において、外扉が開いた状態を示す図 本発明の一実施形態における照明装置を商品取出口に取り付ける前の状態を示す図 同上実施形態における照明装置を商品取出口に取り付けた後の状態を示す図 同上実施形態における右側の照明装置の概略構成を示す図 図5のA−A断面図 同上実施形態における左側の照明装置の概略構成を示す図 照明装置の点灯制御方法の一例を示すブロック図 照明装置の点灯制御方法の一例を示すフローチャート 右側の照明装置、及び、左側の照明装置の変形例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は自動販売機の一例の概略構成を示す。図2は、図1に示す自動販売機において、外扉が開いた状態を示す。
図3及び図4は、図2の部分Pに対応しており、商品取出口を後方から見た図である。図3は、本発明の一実施形態における照明装置を商品取出口に取り付ける前の状態を示す。図4は、本実施形態における照明装置を商品取出口に取り付けた後の状態を示す。
尚、以下では、自動販売機について、前後・左右・上下を、図1に示すように便宜上規定して、説明する。
自動販売機1は、缶、ビン、ペットボトルなどの各種容器に充填された飲料などの商品を販売するものである。自動販売機1は、前面に開口した自動販売機本体2と、自動販売機本体2の前面を開閉する外扉3と、自動販売機本体2内の商品収納庫を開閉する断熱性の内扉4とを備える。外扉3の下部の前面には、商品取出口10が設けられている。
外扉3は自動販売機本体2の幅方向一端側(図では左側)に回動自在に取付けられ、その前面には商品選択ボタン3a、硬貨投入口3b、硬貨返却口3c、紙幣投入口3d等が設けられている。
内扉4の下部には、商品収納庫と商品取出口10とを連通する商品搬出口20が幅方向(左右方向)に複数(図では3つ)開設され、商品収納庫に収納された商品が商品搬出口20を介して商品取出口10内に搬出されるようになっている。ここで、各商品搬出口20は、商品取出口10の後方に位置し得る。また、各商品搬出口20の上端側には、商品搬出口20を開閉する搬出扉21が取り付けられている。搬出扉21は、商品収納庫から商品搬出口20へと搬出された商品によって押し開けられ、商品を商品取出口10内へと搬出するようになっている。
商品取出口10は、外扉3の下部に開設された開口部11と、開口部11を開閉するための開閉扉12と、搬出扉21の不正な開放を規制するための防盗板13と、を有している。開口部11は、商品搬出口20の前方に位置する外扉3の前面を幅方向に延びる略矩形形状をなしている。また、本実施形態では、開口部11の幅(左右方向の長さ)は、複数の商品搬出口20の全幅(すなわち、左側の商品搬出口20の左端から右側の商品搬出口20の右端までの距離)よりも小さい。
開口部11の背面側の下方には、商品搬出口20を介して商品収納庫から搬出された商品を受容するための商品受容部材14が配設されている。商品受容部材14は、複数の商品搬出口20の全幅と略同一の幅を有する。商品受容部材14は上面開口の浅皿状をなしており、公知の手段によって外扉3に固定されている。商品受容部材14の上面には、搬出された商品を受容するときの衝撃を和らげるためにシート状のクッション材(図示せず)が設けられている。このクッション材は、例えば、黒色又は灰色である。
外扉3の背面側における開口部11付近には、商品受容部材14の左右両端から上方へと延びる金属製の側板15が設けられている。
開口部11の背面側の上方には、前方に向かって下り傾斜した上面板(図示せず)が配設されている。
ここで、商品取出口10を構成する商品受容部材14と、側板15と、上述の上面板とによって区画形成される内部空間が、本発明の「商品取出口の内部」に対応している。
開閉扉12は、合成樹脂などの透明板からなり、開口部11の背面側の上部に上端が回転自由に取り付けられている。開閉扉12は、開口部11を閉じた状態で上方からの商品の視認性を向上させるべく、その上部が斜めに形成されている。開閉扉12は、下端側を前方に回転させることによって開口部11を開放し、自重によって開口部11を閉鎖する。
防盗板13は、幅方向に延びる金属製の板状部材からなり、商品搬出口20と開口部11との間に配設されている。防盗板13は、上述の上面板の下面側に連結軸を介して前後に回転自由に端部が取り付けられている。防盗板13は、開口部11から挿入された手によって後方に回転し、下端側が搬出扉21の前面に接触することにより、搬出扉21の前方への回転を規制する。尚、自動販売機1を室内に設置するなど、搬出扉21の不正な開放を規制する必要がない場合には、防盗板13を設けなくてもよい。
右側の側板15には、右側の照明装置30Rがボルト16で固定されている。左側の側板15には、左側の照明装置30Lがボルト16で固定されている。すなわち、商品取出口10内には、自動販売機1の正面から見て(図1参照)、左右方向の両側部に、照明装置30L,30Rがそれぞれ配置されている。右側の照明装置30Rは、商品取出口10内のうち、開口部11より右側の部分に配置され得る。左側の照明装置30Lは、商品取出口10内のうち、開口部11より左側の部分に配置され得る。
次に、右側の照明装置30Rの構成について、図3及び図4に加えて、図5及び図6を用いて説明する。
図5(a)は、右側の照明装置30Rの上面図である。図5(b)は、図5(a)のB
矢視図である。図5(c)が、図5(a)のC矢視図である。図6は、図5(a)のA−A断面図である。
照明装置30Rは、光源収容ケース31と光拡散ケース32とを備える。
光源収容ケース31は、中空で略直方体状の透明なケースであり、例えば、ポリカーボネート製である。
光源収容ケース31の右側端面(基端面)には、複数のねじ孔35が予め形成されている(図3参照)。また、右側の側板15のうち、ねじ孔35に対応する位置に、貫通孔(図示せず)が予め設けられている。ボルト16は右側の側板15の貫通孔に挿入され、ボルト16の雄ねじ部が光源収容ケース31のねじ孔35に螺合する。このようにして、光源収容ケース31は、右側の側板15にボルト締結される。また、光源収容ケース31の右側端面には貫通孔(図示せず)が予め形成されており、この貫通孔には、後述する基板34を介してLED素子33に電力を供給する電力線(図示せず)が挿入される。右側の側板15にも、上記電力線を通すための貫通孔(図示せず)が予め形成されている。
光源収容ケース31は、光源である複数のLED素子33と、これらLED素子33が取り付けられた基板34と、を収容している。
LED素子33は板状であり、その表面に発光面33aが形成されている。本実施形態では、例えば3つのLED素子33が、自動販売機1の前後方向に直列に基板34に実装されている。
基板34は、例えば、銅箔がプリントされた樹脂材料からなり、板状に形成されている。基板34は、LED素子33の発光面33aから照射される光が、商品取出口10内の中央部に向かうように、図示しないブラケットを介して、光源収容ケース31に取り付けられている。尚、本実施形態では、LED素子33の発光面33aから照射される光が、水平方向より若干下向きとなるように、基板34が光源収容ケース31に取り付けられている。
光拡散ケース32は、その右側端面(基端面32d)が光源収容ケース31の左側端面に取り付けられている。
光拡散ケース32は、右側面開口で中空な箱型ケースであり、例えば、ポリカーボネート製である。
光拡散ケース32は、その底面32aが、商品受容部材14の上面に対応する形状をなしている。光拡散ケース32の底面32aは、照明装置30Rが右側の側板15に固定されているときに、商品受容部材14の上面に接触する。
光拡散ケース32は、その上面32bの左側端部から左方に向かって下り傾斜して底面32aに達する傾斜面32cを備える。換言すれば、光拡散ケース32の傾斜面32cは、LED素子33から離れるほど商品取出口10内の底部(すなわち商品受容部材14)に近づくように傾斜している。また、光拡散ケース32については、傾斜面32cの面積が、右側端面(基端面32d)の面積よりも大きい。
光拡散ケース32は、その外面が磨き加工されている一方、内面が粗面のままとなっている。それゆえ、光拡散ケース32は、透明なケースにスモークがかかったような外観を有している。
尚、本実施形態では、LED素子33の発光面33aから照射される光が、光拡散ケース32の上面32bと底面32aとの間を通って、光拡散ケース32の傾斜面32cに達するように、基板34が光源収容ケース31に取り付けられている。
自動販売機本体2内の電源(図示せず)から電力線及び基板34を介してLED素子33に電力が供給されると、LED素子33の発光面33aから光が照射され、この光が、光源収容ケース31の左側端面を透過する。光拡散ケース32は、この透過光を、右側端面(基端面32d)から入射して、傾斜面32cの内面(粗面)にて拡散させ、傾斜面32cを透過させて、傾斜面32cの外面から商品取出口10内へ出射する。すなわち、光拡散ケース32は、本発明の光拡散部材として機能して、光源(LED素子33)からの光を透過し拡散する。また、光拡散ケース32の右側端面(基端面32d)が、本発明の光拡散部材の入射面として機能する。また、光拡散ケース32の傾斜面32cが、本発明の光拡散部材の出射面として機能する。
傾斜面32cでは、その面全体で、光が散らばりつつ発光する。これにより、間接照明のような、柔らかい光(換言すれば、淡い光)で、商品取出口10の内部を照明することができる。
尚、右側の照明装置30Rの光拡散ケース32の傾斜面32cは、右側の商品搬出口20から商品取出口10内へ搬出された商品を商品取出口10内の中央部に向けて案内する機能を有する。
図7(a)は、左側の照明装置30Lの上面図である。図7(b)は、図7(a)のD矢視図である。図7(c)は、図7(a)のE矢視図である。
左側の照明装置30Lの構成は、上述の右側の照明装置30Rの構成の説明において、左右を入れ替えたものと同様であるので、その説明を省略する。
尚、左側の照明装置30Lの光拡散ケース32の長手方向の長さ(左右方向の長さ)は、上述の右側の照明装置30Rの光拡散ケース32の長手方向の長さ(左右方向の長さ)よりも長くなっている。また、左側の照明装置30Lの光拡散ケース32の傾斜面32cの勾配の平均値は、右側の照明装置30Rの光拡散ケース32の傾斜面32cの勾配の平均値よりも小さくなっている。
ここで、照明装置30L,30Rの各々の光拡散ケース32の長手方向の長さ、及び、光拡散ケース32の傾斜面32cの勾配については、商品取出口10の開口部11の幅、商品受容部材14の幅、複数の商品搬出口20の全幅、商品の形態などを考慮して予め設定される。
次に、照明装置30L,30Rの点灯制御方法の一例について、図8及び図9を用いて説明する。
図8は、照明装置30L,30Rの点灯制御方法の一例を示すブロック図である。図9は、照明装置30L,30Rの点灯制御方法の一例を示すフローチャートである。
この制御方法の実現に際しては、商品選択ボタン3aが周知のマイクロコンピュータからなる制御部40に予め電気接続されている。この制御部40は、外扉3又は自動販売機本体2に予め設けられている。また、この制御部40には、自動販売機1への入金を確認する手段(図示せず)が予め設けられている。また、左側の照明装置30LのLED素子33への電流の流通を切り替える左側照明装置用スイッチ41Lと、右側の照明装置30RのLED素子33への電流の流通を切り替える右側照明装置用スイッチ41Rとが、それぞれ、上述の電力線に予め介装されている。左側照明装置用スイッチ41L及び右側照明装置用スイッチ41Rは、それぞれ、図示しない信号線を介して制御部40に接続されており、制御部40からの命令信号によって作動が制御される。
図9に示す照明装置30L,30Rの点灯制御方法の一例は、制御部40によって実現され得る。
商品購入者が商品選択ボタン3aを押すと(ステップS1)、制御部40では、商品の価格分の入金が有るか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2にて、入金が有ると判定されるまで当該判定を繰り返し、入金が有ると判定されるとステップS3に進む。
ステップS3では、商品が、左側の商品搬出口20から搬出されるか否かの判定を行う。この判定では、ステップS1にて押された商品選択ボタン3aに基づいて判定が行われる。
商品が左側の商品搬出口20から搬出されると判定されると、ステップS4に進み、第1照明モードが選択される。
第1照明モードでは、左側の商品搬出口20から商品取出口10内への商品の搬出時に、例えば、左側の照明装置30Lが所定の時間間隔で2回点滅し、この後、左側の照明装置30Lと右側の照明装置30Rとが所定時間点灯する。
これにより、商品購入者は、自分が購入した商品の搬出位置が商品取出口10内の左側であることを容易に把握することができる。
ステップS3にて、商品が左側の商品搬出口20から搬出されないと判定されると、ステップS5に進む。
ステップS5では、商品が、右側の商品搬出口20から搬出されるか否かの判定を行う。この判定では、ステップS1にて押された商品選択ボタン3aに基づいて判定が行われる。
商品が右側の商品搬出口20から搬出されると判定されると、ステップS6に進み、第2照明モードが選択される。
第2照明モードでは、右側の商品搬出口20から商品取出口10内への商品の搬出時に、例えば、右側の照明装置30Rが所定の時間間隔で2回点滅し、この後、左側の照明装置30Lと右側の照明装置30Rとが所定時間点灯する。
これにより、商品購入者は、自分が購入した商品の搬出位置が商品取出口10内の右側であることを容易に把握することができる。
ステップS5にて、商品が右側の商品搬出口20から搬出されないと判定されると、ステップS7に進み、第3照明モードが選択される。
第3照明モードでは、中央の商品搬出口20から商品取出口10内への商品の搬出時に、例えば、左側の照明装置30Lと右側の照明装置30Rとが所定の時間間隔で2回点滅し、この後、左側の照明装置30Lと右側の照明装置30Rとが所定時間点灯する。
これにより、商品購入者は、自分が購入した商品の搬出位置が商品取出口10内の中央部であることを容易に把握することができる。
このようにして、制御部40は、商品搬出口20から商品取出口10内へ搬出される商品の搬出位置に応じて、照明装置30L,30Rの点灯状態を変更する制御を実行することができる。
ところで、従来の自動販売機においては、商品取出口に照明がないものが多い。このような自動販売機では、暗い商品取出口へ手を入れる不安感や、衛生的不信感などに起因して、商品購入者の、特に夜間の購買意欲が低下する懸念があった。
この点、本実施形態によれば、照明装置30L,30Rにより、商品取出口10の内部が照明されるので、上述のような不安感や不信感を払拭することができる。
本実施形態によれば、照明装置30L,30Rは、商品取出口10内の左右両側部にそれぞれ配置されて、商品取出口10の内部を照明する。これにより、商品取出口10内の側部に搬出された商品を良好に照らすことができるので、当該商品を良好に視認することができる。また、商品の容器の上面側が影にならないので、商品のラベルなどを良好に視認することができる。従って、商品取出口10内の商品を良好に照明して、商品の視認性を向上させることができる。
また本実施形態によれば、照明装置30L,30Rは、商品取出口10内の左右両側部にそれぞれ配置される。これにより、比較的少数のLED素子33を光源として商品取出口10内の略全域を照明することができるので、照明装置30L,30Rを比較的簡素に構成することができる。
また本実施形態によれば、照明装置30L,30Rは、各々が、商品取出口10内の中央部に向かって光を照射する光源(LED素子33)と、この光源からの光を透過し拡散する光拡散部材(光拡散ケース32)とを含んで構成される。これにより、光源からの直進性の高い光を、光拡散部材にて拡散することができるので、間接照明のような、柔らかい光(換言すれば、淡い光)で、商品取出口10の内部を照明することができる。
また本実施形態によれば、光拡散部材(光拡散ケース32)は、光源(LED素子33)からの光を入射面(基端面32d)から入射し、拡散して、出射面(傾斜面32c)から出射する。これにより、比較的簡素な構成で、光源からの直進性の高い光を拡散させることができる。
また本実施形態によれば、光拡散ケース32の出射面(傾斜面32c)は、光源(LED素子33)から離れるほど商品取出口10内の底部(商品受容部材14)に近づくように傾斜している。これにより、出射面(傾斜面32c)の面全体からの柔らかい光の一部を、商品のバックライトとして利用することができる。
また本実施形態によれば、光拡散ケース32の出射面(傾斜面32c)は、その面積が、光拡散ケース32の入射面(基端面32d)の面積よりも大きい。これにより、光源(LED素子33)から照射される光の発光面積が、実質的に、光拡散ケース32の出射面(傾斜面32c)の面積まで拡張されるので、出射面(傾斜面32c)の面全体からの柔らかい光で、商品取出口10内を広範囲にわたって照明することができる。
また本実施形態によれば、光拡散ケース32の出射面(傾斜面32c)は、自動販売機本体2内(商品収納庫内)から商品搬送口20を介して商品取出口10内へ搬出された商品を商品取出口10内の中央部に向けて案内する。これにより、商品取出口10の開口部11の幅が、複数の商品搬出口20の全幅よりも小さい場合であっても、商品が商品取出口10の開口部11の後方に安定的に搬出されるので、商品取出口10内の商品の視認性を良好に確保することができる。
また本実施形態によれば、自動販売機1の下部に設けられた商品取出口10内の左右両側部に照明装置30L,30Rが配置されている。これにより、商品購入者の足元から強烈な光を発することなく、柔らかな光で、商品取出口10の内部を照明することができる。
また本実施形態によれば、自動販売機1は、自動販売機本体2内(商品収納庫内)から商品搬送口20を介して商品取出口10内へ搬出される商品の搬出位置に応じて照明装置30L,30Rの点灯状態を変更する制御部40を含んで構成される。これにより、商品購入者は、商品の搬出位置を容易に把握することができる。
尚、本実施形態では、照明装置30L,30Rが商品取出口10内の左右両側部にそれぞれ配置される例を用いて説明したが、商品取出口10内で要求される照明の明るさが、照明装置30L,30Rのいずれか一方で満たされる場合には、当該いずれか一方のみを商品取出口10内の側部に配置すればよい。すなわち、本発明に係る自動販売機用の照明装置は、商品取出口内の少なくとも一方の側部に配置され得る。
また、本実施形態では、光拡散ケース32の内面が粗面のままとなっており、この内面にて、光源からの光を拡散させているが、光の拡散手法はこれに限らない。例えば、光拡散ケース32の内面にシボ加工を施して、当該内面にて光を拡散させてもよい。また、光拡散ケース32を半透明の樹脂製とすることで、光拡散ケース32が、光源からの光を透過し拡散するようにしてもよい。また、光源収容ケース31と光拡散ケース32との間に半透明の防水シート材などを介装することで、光源からの光を拡散するようにしてもよい。この場合には、半透明の防水シート材などが、本発明の光拡散部材として機能して、光源からの光を透過し拡散する。
図10(a)は、右側の照明装置30Rの変形例の概略構成を示し、図5(b)のF−F断面に対応している。図10(b)は、左側の照明装置30Lの変形例の概略構成を示し、図7(b)のG−G断面に対応している。
これら変形例では、光拡散ケース32の内側に、透明な板部材からなるリブ38が設けられている。リブ38は、格子状の断面形状を有し、光拡散ケース32の長手方向(左右方向)に延在している。また、リブ38は、例えばポリカーボネート製であり、光拡散ケース32と一体的に形成され得る。
これら変形例では、光源であるLED素子33の発光面33aから照射される光の一部が、リブ38を透過して、傾斜面32cから出射される。これにより、傾斜面32cには、格子状のリブ38に対応した格子状の発光部が形成される。このようにして、傾斜面32c上に光の模様を形成することができるので、デザイン性の高い照明を提供することができる。
1 自動販売機
2 自動販売機本体
3 外扉
3a 商品選択ボタン
3b 硬貨投入口
3c 硬貨返却口
3d 紙幣投入口
4 内扉
10 商品取出口
11 開口部
12 開閉扉
13 防盗板
14 商品受容部材
15 側板
16 ボルト
20 商品搬出口
21 搬出扉
30L 左側の照明装置
30R 右側の照明装置
31 光源収容ケース
32 光拡散ケース
32a 底面
32b 上面
32c 傾斜面
32d 基端面
33 LED素子
33a 発光面
34 基板
35 ねじ孔
38 リブ
40 制御部
41L 左側照明装置用スイッチ
41R 右側照明装置用スイッチ

Claims (6)

  1. 商品取出口内の少なくとも一方の側部に配置されて、前記商品取出口の内部を照明する、自動販売機用の照明装置であって、
    前記商品取出口内の中央部に向かって光を照射する光源と、
    前記光源からの光を透過し拡散する光拡散部材と、
    を含んで構成され、
    前記光拡散部材は、前記光源からの光を入射面から入射し、拡散して、出射面から出射し、
    前記出射面は、前記光源から離れるほど前記商品取出口内の底部に近づくように傾斜している、自動販売機用の照明装置。
  2. 商品取出口内の少なくとも一方の側部に配置されて、前記商品取出口の内部を照明する、自動販売機用の照明装置であって、
    前記商品取出口内の中央部に向かって光を照射する光源と、
    前記光源からの光を透過し拡散する光拡散部材と、
    を含んで構成され、
    前記光拡散部材は、前記光源からの光を入射面から入射し、拡散して、出射面から出射し、
    前記出射面は、前記自動販売機の本体内から前記商品取出口内へ搬出された商品を前記商品取出口内の中央部に向けて案内する、自動販売機用の照明装置。
  3. 前記出射面は、その面積が、前記入射面の面積よりも大きい、請求項1又は請求項2に記載の自動販売機用の照明装置。
  4. 前記商品取出口は、前記自動販売機の下部に設けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の自動販売機用の照明装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の自動販売機用の照明装置を含んで構成される自動販売機。
  6. 前記自動販売機の本体内から前記商品取出口内へ搬出される商品の搬出位置に応じて前記照明装置の点灯状態を変更する制御部を更に含んで構成される請求項5に記載の自動販売機。
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