JP4410049B2 - 自動販売機の商品見本展示装置 - Google Patents

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本発明は、たばこ等の自動販売機の前扉に組み込まれて立体商品見本またはシート状商品見本を展示するに好適な自動販売機の商品見本展示装置に関する。
たばこ等のパッケージ商品の自動販売機は、通常、箱形の販売機本体の前面部に設けた前扉の前面に、商品見本展示部(商品見本展示装置)や、この商品見本展示部に展示された商品見本を選択的に指定する商品選択釦、更には金銭投入口や釣り銭払出口等を設けて構成される(例えば特許文献1を参照)。商品見本展示部は、販売対象とするパッケージ商品(例えばたばこ)の見本を並べて展示する複数段の商品展示棚を備えたもので、商品選択釦は上記商品見本展示棚に展示される複数の商品見本に対応付けて設けられる。そして自動販売機は、上記商品選択釦が選択的に押圧操作されたとき、その商品選択釦が対応付けられた商品見本により特定されるパッケージ商品を選択的に払い出すものとなっている。
特開2002−279497号公報
ところで前述した商品見本展示部に展示する商品見本は、専ら、商品の外観(形状・デザイン)を模して製作されたプラスチック製の立体商品見本(立体ダミー)として提供される。尚、立体商品見本が提供されない場合には、パッケージ商品そのものを見本として前記商品見本展示部に展示する場合もある。しかしこの種の立体商品見本(立体ダミー)を商品種別(銘柄)毎に準備するには多大な経費が嵩むことが否めない。またパッケージ商品そのものを見本として用いた場合、当該商品を販売することができないと言う不具合がある。
そこでプラスチック等からなるシート状の薄板に商品イメージ等を印刷した安価なシート状商品見本(フィルムダミー)を前述した商品見本展示部に展示することが考えられている。しかしながら従来の自動販売機における商品展示部は、専ら、複数の立体商品見本(立体ダミー)を並べて展示するように構成されているだけなので、シート状商品見本(フィルムダミー)を如何にして見栄え良く、しかも安定に保持して展示するかと言う点で幾つかの問題を有している。更には商品展示部に立体商品見本(立体ダミー)とシート状商品見本(フィルムダミー)とを混在させて展示する場合、これらの商品見本をどのように並べて展示するかと言う点でも問題が残されている。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、立体商品見本またはシート状商品見本を展示するに好適な、取り扱いが容易で簡易な構造の自動販売機の商品見本展示装置を提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係る自動販売機の商品見本展示装置は、自動販売機の前扉に組み込まれて販売対象商品の見本を商品選択釦に対応付けて展示するものであって、
<a> 立体商品見本の載置部を有する展示棚本体と、
<b> この展示棚本体における上記載置部の前端に設けられて前記載置部に載置された立体商品見本の前端下部位置を規制する前端板と、
<c> 前記展示棚本体に可動自在に設けられ、前記載置部の上方から退避した後退位置に位置付けられたときには前記載置部に載置された立体商品見本をその背面側から支持すると共に、前記前端板の上方に突出する前進位置に位置付けられたときには前記前端板との間にシート状商品見本を挟み込んで保持する見本支持体と
を備えたことを特徴としている。
即ち、本発明に係る自動販売機の商品見本展示装置は、立体商品見本の載置部を有し、この載置部の前端に該載置部に載置された立体商品見本の前端下部位置を規制する前端板を備えた展示棚本体に、立体商品見本またはシート状商品見本を選択的に支持する為の見本支持体をその前後方向に可動自在に設けている。そしてこの見本支持体を前記載置部の上方から退避した後退位置に位置付けたときには該見本支持体により前記載置部に載置された立体商品見本をその背面側から支持するようにし、一方、前記見本支持体を前記前端板の上方に突出する前進位置に位置付けたときには該見本支持体と、前記前端板との間でシート状商品見本を挟み込んで保持するようにしたことを特徴としている。
好ましくは請求項2に記載するように前記見本支持体は、前記展示棚本体における前記載置部の上方において該展示棚本体の前後方向に傾倒自在に、その下端部を前記載置部の後端部において軸支したものとして実現される。特に見本支持体については、請求項3に記載するように後退位置に位置付けられたとき、前記載置部に対して略直角に位置付けられて前記立体商品見本の背面を支持する背面支持部を備えると共に、前進位置に位置付けられたときには上記背面支持部よりも前側に突出して前記前端板の上方位置に位置付けられて前記シート状商品見本の上端部を保持するホルダを前記背面支持部の上端に備えたものとして構成することが望ましい。
尚、上記ホルダについては請求項4に記載するように、例えば前記見本支持体の上端に設けられて前記シート状商品見本の上端縁が嵌め込まれる下向きの溝として実現し、前記前端板の前面下部に設けられて前記シート状商品見本の下端縁が嵌め込まれる受け溝との間に前記シート状商品見本を挟み込んで保持するように構成すれば良い。
上述した構成の商品見本展示装置によれば、展示棚本体に立体商品見本を展示するか、或いはシート状商品見本を展示するかに応じて、前記展示棚本体に前後方向に可動自在に設けた見本支持体を後退位置または前進位置に選択的に位置付けるだけで、展示棚本体に立体商品見本またはシート状商品見本を容易に、しかも安定に展示することができる。特に見本支持体を後退位置に位置付ければ、前記載置部に載置された立体商品見本をその背面側から支持し、前記前端板との間に挟み込んで安定に保持することができる。また見本支持体を前進位置に位置付ければ、前端板の上方に突出する見本支持体と上記前端板との間にシート状商品見本を挟み込むことで、該シート状見本を安定に保持することが可能となる。つまり見本支持体を前後に選択的に位置付けるだけで、立体商品見本またはシート状商品見本を安定に保持して展示することが可能となる。
特に請求項2に記載するように見本支持体を、その下端部を軸支して傾倒自在に設ければ、立体商品見本の背面を支持する見本支持体の高さを積極的に利用して、例えば見本支持体を僅かに前傾させるだけで該見本支持体の上端を前記前端板の上方に位置付けることが可能となる。この結果、見本支持体のみならず、展示棚本体の奥行き寸法を短くすることができ、その全体的な構成の簡素化を図ることが可能となる。
更には前進位置に位置付けた見本支持体の上端に設けたホルダ(溝)と、前端板の前面下部に設けた受け溝との間にシート状商品見本の上下端を挟み込んで保持するので、その装脱作業が容易である。しかも展示棚本体の前面部にシート状商品見本を見栄え良く、安定に保持することができる等の効果が奏せられる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品見本展示装置について、たばこの自動販売機を例に説明する。
図1は自動販売機の外観とその概略的な内部構造を示す斜視図で、1はその内部に複数種の商品(たばこ)を銘柄別に分類して収納した、例えば高さ約180cm,幅約80cm、奥行き約50cmの箱形の販売機本体であり、2は販売機本体1の前面部に開閉自在に設けられた前扉である。この前扉2の前面には、図1(a)に示すように販売対象とする複数の商品見本を展示する商品見本展示部3、およびこの商品見本展示部3に展示された商品を選択的に指定する為の複数の商品選択釦4が設けられている。
上記商品見本展示部3は、複数種の商品見本(ダミー)を載置して展示する複数段の商品展示ユニットを備え、その前面部を透明なアクリル板等により覆ったものである。また前記商品選択釦4は上記各商品展示ユニットに展示された商品見本(ダミー)にそれぞれ対応付けて前記前扉2の前面側から押圧操作可能に、前記各商品展示ユニットの前端部にそれぞれ設けられている。尚、この図1(a)に示す自動販売機においては、前扉2の前面上端部に該自動販売機の略全幅に跨る幅広の商品展示ユニットが1段設けられ、前扉2の前面左側の部位には該自動販売機の略1/2幅の幅狭の商品展示ユニットが上下7段に亘って設けられており、計49個の商品見本を展示可能な商品見本展示部3が構成されている。
また前扉2の前面における略中央高さ位置の右側領域には、コイン投入口5a,紙幣投入口5b,投入金額等を表示する表示器5c、および釣り銭返却レバー5d等からなる金銭処理機構5が設けられている。更に前記前扉2の前面における低部位置には、前記商品選択釦4の選択的(択一的)な操作に伴って販売機本体1から選択的に払い出された商品を取り出す為の商品取出口6や釣り銭返却口7、更には前扉2の開閉レバー8等が設けられている。
また前記前扉2における上記金銭処理機構5の上部には広告ユニット10が組み込まれている。この広告ユニット10は、立体商品見本を左右に揺動させるメカニカル機構を組み込んだり、或いは立体商品見本をその裏面側から照明する照明装置を組み込んだものである。更にこの広告ユニット10の組み込み位置の近傍、特にその下部位置には上記広告ユニット10に展示された商品見本を選択的に指定する為の補助商品選択釦11(この例では3個)が設けられている。この補助商品選択釦11は、前述した商品選択釦4と共に一括して管理されるもので、商品選択釦4および補助商品選択釦11の中の1つを選択的に押圧操作することで販売(購入)商品の指定が行われる。
尚、前記前扉2は、図1(b)に示すように販売機本体1の前端部右側を回動支点として左開きに開閉自在に設けられている。更にこの前扉2の裏面側には図1(c)に示すように該前扉2の裏面側を開放可能に中扉9が設けられている。特にこの中扉9は、前扉2の裏面奥部(販売機本体1の右側)を回動軸として、前扉2を開けた状態においてだけその裏面側に開閉し得るように設けられている。前述した広告ユニット10は、上記中扉9を開けた状態において前扉2の裏面側から該前扉2に装着されている。
また図1(b)に前扉2を開けた状態を示すように、販売機本体1の内部にはパッケージ商品(たばこ)を銘柄別に分類して積み重ねて収納する複数列の商品コラム1aが多段に設けられており、更に中扉9にも複数列の商品コラム9aが多段に設けられている。これらの商品コラム1a,9aは前扉2を閉じたときに所定の間隔を隔てて平行に対峙し、これらの商品コラム1a,9a間に形成される空間部は上記各商品コラム1a,9aから選択的に払い出された商品(たばこ)を前記商品取出口6に導く為の商品ガイド(中央シュート)として用いられる。
更には図1(c)に中扉9を開けた状態を示すように、前記中扉9の内側面、つまり商品コラム9aの裏面側には前述した商品展示ユニット30が多段に設けられている。これらの商品展示ユニット30への商品見本の載置(展示)等は、この図1(c)に示すように中扉9を開けて行われる。また前述した広告ユニット10の前扉2への装着も、上述したように中扉9を開けた状態で前記前扉2の裏側から行われる。
さて本発明に係る商品見本展示装置は、上述したように自動販売機の前扉2に組み込まれて商品展示部3を構成するもので、基本的には図2にその概略的な横断面構成を示すように販売機本体1の中扉9に多段に亘って取り付けられる商品展示ユニット30と、これらの商品展示ユニット30の前面側を覆って前記前扉2に設けられた透明なアクリル板(透明体)2aと、上記各商品展示ユニット30に対応して上記アクリル板(透明体)2aに組み付けられる商品選択操作ユニットとを備える。この商品選択操作ユニットは、上述した商品展示ユニット30に並べて載置される複数の立体商品見本(立体ダミー)Sに対応する商品選択釦4等を組み込んだものである。
ちなみに上記商品選択操作ユニットは、複数の商品選択釦4を並べて保持して前記アクリル板(透明体)2aの前面側に設けられるユニット本体41と、前記アクリル板(透明体)2aの後面側に位置付けられて上記ユニット本体41を該アクリル板(透明体)2aに固定する為の背面部材42とからなる。このユニット本体41および背面部材42は前記アクリル板(透明体)2aを貫通するねじ等により一体化固定することで該アクリル板(透明体)2aを挟み込んで前扉2に装着される。尚、上記背面部材42は、図2に示すように断面コの字形状をなしており、その溝空間は前記商品選択釦4等の電気配線スペースとして供される。
さて前記商品展示ユニット30は、例えば図2にその概略的な外観構造を示すように4個の立体商品見本Sまたはシート状商品見本Fを横並びに展示可能な4連型の合成樹脂成形体(プラスチック製の部品)として実現される。尚、上記立体商品見本Sは、販売対象商品を模した略実物大の大きさのプラスチック製のものからなり、またシート状商品見本Fはプラスチック製の薄板(フィルム体)に販売対象商品のイメージ等を印刷または描いたものからなる。このシート状商品見本Fは、販売対象商品と略同程度の幅を有するものとして提供されたり、販売対象商品の幅の数倍(2〜4倍)の幅を有するものとして提供される。
即ち、前記商品展示ユニット30は、概略的にはその前面部に立体商品見本(立体ダミー)Sを載置する載置部31を備えた展示棚本体32と、上記載置部31の前端に設けられて該載置部31に載置された立体商品見本Sの前端下部位置を規制する前端板33とを備え、更に前記展示棚本体32に可動自在に支持されて前記載置部31の上方に選択的に位置付けられる板状の見本支持体34とを備える。また前記前端板33の前面側には、シート状商品見本Fの下端部が嵌め込まれる受け溝部35が形成されており、更にこの受け溝部35の前面側には、価格ラベル(図示せず)を保持する為のラベルホルダ36が設けられている。
特に上記見本支持体34は、前記展示棚本体32における載置部31の奥部にその下端部が軸支されており、該見本支持体34の上端側を前記展示棚本体32の前後方向に傾動自在に設けられている。そして見本支持体34は、後退位置に位置付けられたときには後述するように前記載置部31に載置された立体商品見本Sの背面側を支持し、また前進位置に位置付けられたときには後述するようにその上端と前記前端板33との間にシート状商品見本Fを保持するものとなっている。
そして商品展示ユニット30は、図3にその使用形態を示すように前述した見本支持体34を後退位置に位置付けることで前記載置部31上に立体商品見本(立体ダミー)Sを保持し、或いは見本支持体34を前進位置に位置付けることで前記載置部31の前面側にシート状商品見本(フィルムダミー)Fを装着する。そしてこれらの商品見本S,Fを図示しない商品選択釦に対応付けて展示するものとなっている。
上記商品展示ユニット30について更に詳しく説明すると、この商品展示ユニット30は、基本的には図4にその概略的な断面構造を示すように販売機本体1の中扉9に取り付けられる箱状の展示棚本体32を基体とし、この展示棚本体32の下部前面側に前記立体商品見本Sを載置する為の載置部31を突出形成している。上記展示棚本体32は、その背面側に突出形成したフック32aを前述した販売機本体1における中扉9に予め形成した展示棚取付孔9bに嵌め込むことで該展示棚取付孔9bに掛け止めされ、これによって前記中扉9に装着・固定される。
また前記載置部31の前端部には、所定の高さの前端板(商品見本S,Fの受け部材)33が略垂直に設けられている。この前端板33は、主として前述した載置部31上に載置される立体商品見本(立体ダミー)Sの前端下部位置を規制してその脱落を防止する役割を担う。またこの前端板33は、後述するようにその前面側に装着されるシート状商品見本(フィルムダミー)Fの下端側をその背面側から支持し、該シート状商品見本(フィルムダミー)Fの座屈、いわゆる中折れを防止する役割も担っている。
尚、前述した受け溝部35は、上記前端板33の前端面に連なる所定深さの溝として形成されており、前記上記前端板33の前端面に沿って前記シート状商品見本(フィルムダミー)Fの下端部が差し込み得るようになっている。またこの受け溝部35の前面側に設けられたラベルホルダ36は、前記載置部32における立体商品見本Sの載置面の下方に位置に形成された枠体(枠溝)からなる。この枠体(枠溝)内に図示しない価格ラベルが着脱自在に装着される。
さて展示棚本体32に傾倒自在に設けた前記見本支持体34は、図4および図5にその概略的な横断面構造を示すように、展示棚本体32に軸支された下端部から所定の高さまで立ち上がる脚部34aと、この脚部34aの上端部からその前面側に突出して設けられて該見本支持体34が後退位置に位置付けられたときに前記載置部32の後端上方に略垂直に位置付けられる背面支持部34bと、この背面支持部34の上端に設けられて該見本支持体34が前進位置に位置付けられたときに前記前端板33の上方に略垂直に位置付けられる上端支持部34cとを備える。
上記背面支持部34bは、見本支持体34が後退位置に位置付けられたとき、前記載置部32の後端上方に位置付けられて該載置部32に対して略垂直な面をなす部位であり、前記載置部32上に載置された立体商品見本Sの背面を支持する役割を担う。またこの背面支持部34bの上端に連接されて該背面支持部34bの面に対して後方に傾斜した面をなす上端支持部34cは、見本支持体34が前進位置に位置付けられたとき、前記前端板33の上方に位置付けられ、前記前端板33が形成した面と同一面を形成するようになっている。この上端支持部34cは前記前端板33の上方に位置付けられたとき、前記前端板33の前面に装着されるシート状商品見本Fの上端側をその背面側から支持する役割を担っている。
また前記上端支持部34cの上端部には、上述した如くその前面側に装着されるシート状商品見本Fの上端を挟み込んで該シート状商品見本Fの上端部を保持する鈎型のホルダ34dが設けられている。この上記ホルダ34dは、図5(a)に示すように受け溝部35との間にシート状商品見本Fを装着したとき、その上下端をそれぞれ挟み込んで該シート状商品見本Fを前記前端板33の前面に保持する役割を担う。
また上記ホルダ34dを備えた上端支持部34cは、見本支持体34を後退位置に位置付けたとき、該上端支持部34cの傾斜によって図5(b)に示すように背面支持部34bよりも後ろ側の前記載置部31の上方領域から外れた位置に位置付けられる。この結果、見本支持体34を後退位置に位置付けて前記載置部31に立体商品見本(立体ダミー)Sを載置する場合、上端支持部34cおよびホルダ34dの存在が前記載置部31への上記立体商品見本Sの展示を妨げることがないようになっている。
尚、前記脚部34aには、前記載置部31の上方に位置して該載置部31側に突出する商品押さえ片(舌片)34eが設けられている。特にこの商品押さえ片34eは、脚部34aの上端部側を支点として脚部34aの前方に向けて延びる弾性変形可能な弾性片として設けられている。この商品押さえ片34eは、前記載置部31上に載置された立体商品見本Sをその背面側から押圧し、前述した前端板33との間に立体商品見本Sを挟み込んで前記載置部31上に安定に保持する役割を担う。
即ち、展示棚本体32にその下端部が軸支されて前後方向に傾倒自在に設けられた前記見本支持体34は、前進位置に位置付けられたときに前記前端板33の上方に位置付けられて該前端板33の前面に装着されるシート状商品見本Fを保持するホルダ34dを備えると共に、後退位置に位置付けられたときには載置部31に載置される立体商品見本Sをその背面側から支持する背面支持部34bを備えた構造を有している。そして見本支持体34を後退位置に位置付けたときには前記ホルダ34dを載置部31の上方領域から退避させ、また前進位置に位置付けたときには前記背面支持部34bを、前記ホルダ34dを前端板33の上方に位置付ける支持体として機能させるものとなっている。
この結果、見本支持体34を前進位置または後退位置に選択的に位置付けるだけで、図3および図5にそれぞれ示すように立体商品見本Sまたはシート状商品見本Fをそれぞれ安定に保持することが可能となる。特に立体商品見本Sについては前記見本支持体34を後退位置に位置付けるだけで従来一般的な商品展示棚と同様に、載置部33上に安定に保持(装着)することができ、またシート状商品見本Fについては前記見本支持体34を前進位置に位置付けるだけで簡単に前記前端板33の前面、つまり商品展示ユニット30の前面側に装着することができる。従って立体商品見本Sであっても、或いはシート状商品見本Fであっても、その商品見本を商品選択釦4に対応付けて商品展示ユニット30に装着することができるので、その実用的利点が多大である。
尚、上述した商品展示ユニット30を多段に設けた中扉9には、図4に示すように各商品展示ユニット30の下方に位置して該商品展示ユニット30と平行に直管型の蛍光灯50が設けられる。これらの蛍光灯50は、プラスチック製の商品展示ユニット30を、更にはこの商品展示ユニット30に載置されたプラスチック製の立体商品見本Sやシート状商品見本Fを裏面側から透過照明すると共に、前述したアクリル板(透明体)2aにより覆われた商品展示装置の内部空間を全体的に照明する役割を担う。このような透過照明により、立体商品見本Sおよびシート状商品見本Fの展示効果、ひいては商品アピール効果を高めることが可能となる。
上述した構成の商品展示ユニット30を用いたシート状商品見本Fの展示形態については、例えば図6(a)に示すように商品選択釦4に対応した展示領域毎に商品幅のシート状商品見本Fを個々の見本支持体34にそれぞれ装着することのみならず、図6(b)示すように商品幅の数倍の大きさを有する大型(幅広)のシート状商品見本Fを、複数の見本支持体34に一括して装着することも可能である。また図6(c)に示すように商品サイズよりも十分に大きいシート状の背面パネルBPを複数の見本支持体34の前面に設けた後、上記背面パネルBPの前面にシート状商品見本Fを装着して商品展示ユニット30とシート状商品見本Fとの間に前記背面パネルBPを挟み込んで支持するようにしても良い。
この場合には、例えば前記背面パネルBPに前述した見本支持体34に設けられたホルダ34dを貫通する孔Hを設けておき、先ず、背面パネルBPの下端部を前述した受け溝部35に差し込むことで商品展示ユニット30の前面に背面パネルBPを位置付ける。その上で上記背面パネルBPの前面にシート状商品見本Fを取り付け、このシート状商品見本Fを商品展示ユニット30に装着すれば、該シート状商品見本Fによって前記背面パネルBPも前記商品展示ユニット30に装着されることになる。このようにして背面パネルBPを取り付けるようにすれば、その大きなパネル面を利用して多彩な広告展開を図ることが可能となる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。ここでは4連型のものについて説明したが、その連結数は特に限定されるものではなく、1個の商品見本だけを展示可能なものにも同様に適用することができる。また実施形態において見本支持体34を前後に傾動可能に設けたが、前後方向に摺動自在に設けることも勿論可能である。また見本支持体34を前進位置または後退位置に選択的に位置付けるに際して、展示棚本体32との間でクリック的に係合可能な係合部を設けておき、前進位置または後退位置での位置ずれを防止する等の工夫を施しておくことも有用である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明が適用される自動販売機の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品見本展示装置の要部概略構成を示す外観斜視図。 図2に示す商品見本展示装置への立体商品見本Sおよびシート状商品見本Fの装着状態を示す図。 図2に示す商品見本展示装置の概略構成を示す要部断面図。 図2に示す商品見本展示装置への立体商品見本Sおよびシート状商品見本Fの装着形態をそれぞれ示す図。 商品見本展示装置への各種のシート状商品見本Fの装着例を示す図。
符号の説明
1 販売機本体
2 前扉
30 商品展示ユニット
31 載置部
32 展示棚本体
33 前端板
34 見本支持体
34a 脚部
34b 背面支持部
34c 上端支持部
34d ホルダ
34e 商品押さえ片
35 受け溝部
36 ラベルホルダ
S 立体商品見本(立体ダミー)
F シート状商品見本(フィルムダミー)

Claims (4)

  1. 自動販売機の前扉に組み込まれ、商品選択釦に対応付けて商品見本を展示する商品見本展示装置であって、
    立体商品見本の載置部を有する展示棚本体と、
    この展示棚本体における上記載置部の前端に設けられて前記載置部に載置された立体商品見本の前端下部位置を規制する前端板と、
    前記展示棚本体に可動自在に設けられ、前記載置部の上方から退避した後退位置に位置付けられたときには前記載置部に載置された立体商品見本をその背面側から支持すると共に、前記前端板の上方に突出する前進位置に位置付けられたときには前記前端板との間にシート状商品見本を挟み込んで保持する見本支持体と
    を具備したことを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  2. 前記見本支持体は、前記展示棚本体における前記載置部の上方において該展示棚本体の前後方向に傾倒自在に、その下端部を前記載置部の後端部において軸支されたものである請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置。
  3. 前記見本支持体は、後退位置に位置付けられたとき、前記載置部に対して略直角に位置付けられて前記立体商品見本の背面を支持する背面支持部を備えると共に、前進位置に位置付けられたときには上記背面支持部よりも前側に突出して前記前端板の上方位置に位置付けられて前記シート状商品見本の上端部を保持するホルダを前記背面支持部の上端に備えたものからなる請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置。
  4. 前記ホルダは、前記見本支持体の上端に設けられて前記シート状商品見本の上端縁が嵌め込まれる下向きの溝からなり、前記前端板の前面下部に設けられて前記シート状商品見本の下端縁が嵌め込まれる受け溝との間に前記シート状商品見本を挟み込んで保持するものである請求項3に記載の自動販売機の商品見本展示装置。
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