JP6142663B2 - コンピュータ装置、プログラム、及び情報処理方法 - Google Patents
コンピュータ装置、プログラム、及び情報処理方法 Download PDFInfo
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本発明の更に他の観点では、コンピュータ装置によって実行される情報処理方法は、電子ペンが用紙に形成されたコード化パターンを読み取って生成した記入情報に基づいて、前記用紙に前記電子ペンで記入された内容に関する記入内容情報を生成する情報生成工程と、前記情報生成工程によって生成された記入内容情報を、前記用紙に対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御工程と、を備え、前記記憶制御工程は、前記記入情報から、前記電子ペンにより同一の2枚の用紙のそれぞれにおける同一の所定領域に跨る手書きストロークが記入されたと判定される場合に、前記2枚の用紙の一方の用紙に対応付けて記憶された記入内容情報を、前記2枚の用紙の他方の用紙の記入内容情報として引き継がせる。
図1は、本実施形態に係る救急医療支援システム10のシステム構成図である。図1に示すように、救急医療支援システム10は、電子ペン1a、1b、1c(1)と、トリアージタグ2と、携帯端末3a、3b、3c(3)と、サーバ装置4と、コンピュータ装置5、6とを有する。
図2を参照して、本実施形態に係るトリアージタグ2について説明する。なお、トリアージタグ2は、本発明における「用紙」の一例に相当する。また、「トリアージ」とは、大事故や災害時のように多数の傷病者が同時に発生した場合、限られた救急医療条件で最大限の救命を行えるように、傷病者の緊急度や重傷度に応じて適切な処置や搬送を行うため、傷病者の治療優先度(トリアージ区分)を設定することを意味する。
次に、図3及び図4を参照しながら、トリアージタグ2に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について説明する。図3は、トリアージタグ2に印刷されたドットパターンのドットと、そのドットが変換される値との関係を説明する図である。図3に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組み合わせにより、トリアージタグ2上の位置座標が決定されるように構成されている。
次に、電子ペン1について図5を用いて説明する。図5は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図5に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111、及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端はペン先部103となっており、利用者は、電子ペン1のペン先部103をトリアージタグ2に当接させて、トリアージタグ2にストローク(手書きストローク)を記入したり、電子ペン1のペン先部103をトリアージタグ2に当接させて、タップ(ペン先部103によるトリアージタグ2への軽叩)したりする。インクカートリッジ104のインクは、赤外線を吸収する材料(例えばカーボン)を含まないようにする。ここで、電子ペン1のペン先部103がトリアージタグ2に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。インクカートリッジ104のインクは、赤外線を吸収する材料を含まないので、プロセッサ103によるドットパターンの読取りを阻害しない。
次に、サーバ装置4について説明する。サーバ装置4は、ハードウェアとして、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ等で構成される。図6は、サーバ装置4の機能ブロック図である。サーバ装置4は、機能的には、処理手段44、記憶手段45、通信手段47及び通信インターフェース48を備える。なお、サーバ装置4は、本発明における「コンピュータ装置」の一例に相当する。
次に、図7を参照して、本実施形態において記憶制御手段442が行う記憶制御方法(詳しくはトリアージ記入情報を引き継がせる方法)について、具体例を挙げて詳細に説明する。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る処理フローについて説明する。この処理フローは、サーバ装置4によって所定の周期で繰り返し実行される。
以上説明した本実施形態によれば、破れたり、汚れたり、濡れたりしたトリアージタグ2のトリアージ記入情報を、新たなトリアージタグ2のトリアージ記入情報として適切に引き継がせることができる。そのため、破れたり、汚れたり、濡れたりしたトリアージタグ2に既に記入した内容を新たなトリアージタグ2に記入し直すことなく、トリアージタグ2の引き継ぎ後の内容のみを新たなトリアージタグ2に記入することで、一人の傷病者に関する全てのトリアージ記入情報を適切に管理することができる。
以下では、上記した実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて実施形態に適用することができる。
上記した実施形態では、2枚のトリアージタグ2のそれぞれの所定領域(識別番号エリア2a)に跨る手書きストロークが電子ペン1で記入された場合にトリアージ記入情報を引き継がせていたが、この代わりに、2枚のトリアージタグ2のそれぞれで異なる所定領域に跨る手書きストロークが電子ペン1で記入された場合に、トリアージ記入情報を引き継がせても良い。更に他の例では、2枚のトリアージタグ2の任意の領域に跨る手書きストロークが電子ペン1で記入された場合に、トリアージ記入情報を引き継がせても良い。この例では、電子ペン1で2枚のトリアージタグ2に跨る手書きストロークが記入された場合には、その手書きストロークがトリアージタグ2のどの領域に記入されたものであっても、トリアージ記入情報を引き継がせる。
上記した実施形態では、2枚のトリアージタグ2に跨る手書きストロークが電子ペン1で記入された場合にトリアージ記入情報を引き継がせていたが、この代わりに、電子ペン1で2枚のトリアージタグ2にタップされた場合に、トリアージ記入情報を引き継がせても良い。例えば、所定時間以内に電子ペン1で2枚のトリアージタグ2にタップされた場合に、トリアージ記入情報を引き継がせると良い。
上記した実施形態では、一方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報を複製して、当該トリアージ記入情報を他方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報として新たに記憶させていたが、この代わりに、一方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報を他方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報として移行させても良い。つまり、一方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報を切り取って、当該トリアージ記入情報を他方のトリアージタグ2のトリアージ記入情報として新たに記憶させても良い。
上記した実施形態では、本発明をトリアージタグ2に適用していたが、本発明の適用はトリアージタグ2に限定はされない。本発明は、トリアージタグ2以外にも、ドットパターン(コード化パターン)が形成された種々の用紙に適用することができる。好適には、本発明は、破れたり、汚れたり、濡れたりするような環境で使用される用紙に適用すると良い。例えば、屋外で使用する用紙(1つの例では、屋外に設置された機器の管理に用いられるチェック表など)に適用すると良い。
上記した実施形態では、本発明をサーバ装置4に適用していたが、本発明の適用はサーバ装置4に限定はされない。本発明は、一般的なコンピュータ装置にも適用することができる。例えば、本発明は、電子ペン1が生成した記入情報を携帯端末3などを介さずに受信して処理する、端末装置としてのコンピュータ装置にも適用可能である。
上記では、電子ペン1、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いていたが、アノト方式を用いることに限定はされない。
2…トリアージタグ
3(3a、3b、3c)…携帯端末
4…サーバ装置
5、6…コンピュータ装置
10…救急医療支援システム
44…処理手段
45…記憶手段
47…通信手段
48…通信インターフェース
Claims (8)
- 電子ペンが用紙に形成されたコード化パターンを読み取って生成した記入情報に基づいて、前記用紙に前記電子ペンで記入された内容に関する記入内容情報を生成する情報生成手段と、
前記情報生成手段によって生成された記入内容情報を、前記用紙に対応付けて記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備え、
前記記憶制御手段は、前記記入情報から、前記電子ペンにより同一の2枚の用紙のそれぞれにおける同一の所定領域に跨る手書きストロークが記入されたと判定される場合に、前記2枚の用紙の一方の用紙に対応付けて記憶された記入内容情報を、前記2枚の用紙の他方の用紙の記入内容情報として引き継がせることを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記2枚の用紙には、同じ複数の記入領域が設けられており、
前記記憶制御手段は、前記2枚の用紙の複数の記入領域のうちの同一の記入領域に連続的に跨る手書きストロークが記入されたと判定される場合に、前記記入内容情報を引き継がせることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。 - 前記所定領域は、前記用紙の識別番号が印刷された領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンピュータ装置。
- 前記記憶制御手段は、前記記入内容情報を引き継がせた後に、当該記入内容情報に対して、前記他方の用紙に前記電子ペンで記入された内容に関する記入内容情報を追加的に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 前記記憶制御手段は、前記記入内容情報を引き継がせた後も、前記一方の用紙についての記入内容情報を前記記憶手段に記憶させ続けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 前記用紙は、トリアージタグであり、
前記情報生成手段は、前記トリアージタグに前記電子ペンで記入された内容に関する記入内容情報を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンピュータ装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータ装置によって実行される情報処理方法であって、
電子ペンが用紙に形成されたコード化パターンを読み取って生成した記入情報に基づいて、前記用紙に前記電子ペンで記入された内容に関する記入内容情報を生成する情報生成工程と、
前記情報生成工程によって生成された記入内容情報を、前記用紙に対応付けて記憶部に記憶させる記憶制御工程と、を備え、
前記記憶制御工程は、前記記入情報から、前記電子ペンにより同一の2枚の用紙のそれぞれにおける同一の所定領域に跨る手書きストロークが記入されたと判定される場合に、前記2枚の用紙の一方の用紙に対応付けて記憶された記入内容情報を、前記2枚の用紙の他方の用紙の記入内容情報として引き継がせることを特徴とする情報処理方法。
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