JP6141246B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70℃
図1及び2に示されたタイヤを製作した。このタイヤの諸元が表1に示されている。このタイヤのサイズは、「LT265/75R16 123/120Q」である。断面高さHsは200mmであり、断面高さHsに対する折返し部の高さHtの比(Ht/Hs)は0.50であった。エイペックスの複素弾性率E*a及びフィラーの複素弾性率E*fは、ともに40MPaとされた。クリンチの複素弾性率E*cは、32MPaとされた。比(H2/H1)は0.75であった。
比較例1のタイヤは、フィラーを有していない。このタイヤは、従来の市販タイヤである。その他は実施例1と同様の構成を備えていた。
表1に示される様に、金型が変更され、初期クリップ幅Wc及び初期トレッド幅Wtが変更された他は、実施例1と同様にして、タイヤが得られた。
表2に示される様に、金型が変更され、初期クリップ幅Wc及び初期トレッド幅Wtが変更された他は、実施例1と同様にして、タイヤを得た。
エイペックスの長さLaが、表2に示される様にされた他は、実施例3と同様にして、タイヤを得た。
フィラーの長さLfが表3に示される様にされた他は、実施例3と同様にして、タイヤを得た。
クリンチの高さHcが表3に示される様にされた他は、実施例3と同様にして、タイヤを得た。
クリンチの高さHc及び厚さTcxが変更された。厚さTcx及び厚さTf1を調整して比(Tf1/(Tf1+Tcx))を下記の表3の通りとした。その他は実施例3と同様にして、タイヤを得た。
タイヤを正規リム(サイズ=7.5J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を550kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、18.75kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、比較例1を100とした指数として、表1から3に示されている。数値が大きいほど、好ましい。この数値が95以上であることが、合格の目安である。
タイヤ単体の質量が測定された。比較例1のタイヤの質量を100として、それぞれのタイヤの質量の指数が表1から3に示されている。この指数は大きいほど質量が大きく、この指数は、小さいほど好ましい。
タイヤの成形工程で要した時間が計測された。この結果の逆数が、比較例1を100とした指数として、下記の表1から5に示されている。数値が小さいほど、好ましい。
これらのタイヤが、軸方向を上下方向にして、積み上げられた。評価用タイヤの上に同じタイヤを7本積み上げた。この状態を2週間保持した。その後、評価用タイヤが正規リム(サイズ:7.5J)に装着されて、空気が充填された。空気を充填したときに、ビード部がリムのフランジに当接して適正な位置に配置されるか否かが評価された。評価用タイヤがそのままの状態で、リム組みされて、適正に空気が充填できた場合は「良」とした。そのままの状態では潰れ具合が大きく空気が十分に充填できなければ「不良」とした。その結果が表1から3に示されている。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・フィラー
12・・・ビード
14・・・カーカス
20・・・バンド
34・・・クリンチの外端
36・・・サイドウォールの内端
38・・・フィラーの内端
40・・・クリンチの内端
42・・・フィラーの外端
44・・・コア
46・・・エイペックス
48・・・エイペックスの先端
50・・・第一カーカスプライ
50a・・・第一主部
50b・・・第一折返し部
52・・・第二カーカスプライ
52a・・・第二主部
54・・・第一折返し部の端
56・・・第二カーカスプライの端
62・・・金型
64・・・ブラダー
66・・・トレッドセグメント
68・・・上部サイドプレート
70・・・下部サイドプレート
72・・・上部ビードリング
74・・・下部ビードリング
Claims (8)
- トレッド、一対のサイドウォール、一対のクリンチ、一対のフィラー、一対のビード及びカーカスを備えており、
それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
それぞれのクリンチが、上記サイドウォールの半径方向内側に位置しており、
それぞれのフィラーが、上記クリンチの軸方向内側に位置しており、このフィラーが、上記カーカスの軸方向外側において、上記クリンチと積層されており、このフィラーの軸方向内面が内側に突出する向きに湾曲しており、
それぞれのビードが、上記フィラーの半径方向内側に位置しており、上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
上記カーカスがカーカスプライを備えており、
上記カーカスプライが上記コアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されており、この折り返しによりこのカーカスプライには主部と折返し部とが形成されており、
上記折返し部が、上記フィラーと上記エイペックスとの間に位置しており、
上記クリンチが、このクリンチの軸方向内面の法線に沿って計測される、最大の厚さTcxを有しており、
上記厚さTcxのための法線を第一基準線としたとき、第一基準線とフィラーの軸方向内面との交点PFが、第一基準線で測定されるタイヤの厚さTAの中点より軸方向内側に位置しており、
金型モールド幅Wm1に対する、金型クリップ幅Wc1の比が0.80以上0.90以下であり、金型トレッド幅Wt1に対する金型クリップ幅Wc1の比が0.95以上1.10以下である、金型で加硫成型された空気入りタイヤ。 - 上記厚さTAが10mm以上20mm以下である請求項1に記載のタイヤ。
- 上記エイペックスの長さLaが5mm以上20mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 上記第一基準線に沿って計測される上記フィラーの厚さTf1とこの厚さTcxとの和に対する、この厚さTf1の比が0.1以上0.6以下である、請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記エイペックスの複素弾性率E*aに対する上記フィラーの複素弾性率E*fの百分比が70%以上125%以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記フィラーが、上記クリンチの軸方向内面の法線に沿って計測される、最大の厚さTfxを有しており、
この厚さTfxのための法線を第二基準線としたとき、
このフィラーの内端から、この第二基準線と上記クリンチの軸方向内面との交点までの半径方向長さの、このフィラーの内端から、上記第一基準線とこのクリンチの軸方向内面との交点までの半径方向長さに対する比が、0.6以上1.2以下である、請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。 - 上記フィラーの複素弾性率E*fに対する上記クリンチの複素弾性率E*cの百分比が、70%以上125%以下である、請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- トレッド、一対のサイドウォール、一対のクリンチ、一対のフィラー、一対のビード及びカーカスを備えており、
それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
それぞれのクリンチが、上記サイドウォールの半径方向内側に位置しており、
それぞれのフィラーが、上記クリンチの軸方向内側に位置しており、このフィラーが、上記カーカスの軸方向外側において、上記クリンチと積層されており、このフィラーの軸方向内面が内側に突出する向きに湾曲しており、
それぞれのビードが、上記フィラーの半径方向内側に位置しており、上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
上記カーカスがカーカスプライを備えており、
上記カーカスプライが上記コアの周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されており、この折り返しによりこのカーカスプライには主部と折返し部とが形成されており、
上記折返し部が、上記フィラーと上記エイペックスとの間に位置しており、
上記クリンチが、このクリンチの軸方向内面の法線に沿って計測される、最大の厚さTcxを有しており、
上記厚さTcxのための法線を第一基準線としたとき、第一基準線とフィラーの軸方向内面との交点PFが、第一基準線で測定されるタイヤの厚さTAの中点より軸方向内側に位置しており、
リム組みされる前の初期のトレッド幅Wtに対する、初期のクリップ幅Wcの比が0.90以上1.00以下である空気入りタイヤ。
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