JP2015101228A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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- B60C15/02—Seating or securing beads on rims
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Abstract
Description
図1に示された構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「225/40R18」とされた。この実施例1では、凹みの底Pbは半径方向においてコアの中心Pcよりも外側に位置している。このことが、表中、「底」の欄に「out」で表されている。この実施例1では、フィラーのコードの材料は、ナイロン繊維とされた。このコードの密度は、26エンズ/5cmとされた。
比較例1は、従来のタイヤである。この比較例1には、凹み及びフィラーは設けられていない。
フィラーを備えていないことの他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
フィラーの材質がアラミド繊維であることの他は実施例1と同様にして、実施例2のタイヤを得た。
高さHF1を変えて、比(HF1/Hb)の値を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例3−8のタイヤを得た。
第一基準点P1から凹みの底Pbまでの軸方向距離d、第二基準点P2から凹みの底Pbまでの半径方向距離D及び距離dの距離Dに対する比(d/D)を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例9−12及び比較例3−4のタイヤを得た。
ビードベースラインから凹みの底までの半径方向高さHb、距離D及び比(d/D)を下記の表4及び5の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例13−20のタイヤを得た。実施例13−20のうち、実施例13の凹みの底Pbは半径方向においてコアの中心Pcよりも外側に位置していた。このことが、表中、「底」の欄に「in」で表されている。
凹みに含まれる第二円弧の曲率半径R2を下記の表6の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例21−26のタイヤを得た。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を250kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、6.68kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、100km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。20,000km走行後、タイヤの外観を観察し、損傷の程度を確認した。この結果が、比較例1を100とした指数として、下記の表1−6に示されている。数値が大きいほど、好ましい、つまり、通常の走行状態における耐久性に優れる。
タイヤを18×8.0Jのリムに組み込み、このタイヤに内圧が250kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が2499ccである乗用車に装着した。ドライバーに、この乗用車をレーシングサーキットで運転させて、通常の走行状態における操縦安定性を評価させた。この結果が、比較例1を100とした指数として下記の表1−6に示されている。数値が大きいほど好ましい。
4、30・・・ビード
6、28・・・クリンチ
8、42・・・チェーファー
10、66・・・嵌合部
12、76・・・リム
14・・・内側面
16、78・・・シート
18・・・外側面
20、80・・・フランジ
24・・・トレッド
26・・・サイドウォール
32・・・カーカス
33・・・フィラー
33a・・・内側部
33b・・・外側部
34・・・ベルト
35・・・第一端
37・・・第二端
44・・・トレッド面
46・・・溝
54・・・コア
56・・・エイペックス
58・・・第一プライ
60・・・第二プライ
58a、60a・・・主部
58b、60b・・・折り返し部
72・・・底面
74・・・サイド面
82・・・モールド
90・・・キャビティ面
92・・・ヒール
94・・・シート面
98・・・凹み
100・・・裾
Claims (8)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの端から半径方向略内向きに延びる一対のクリンチと、それぞれがクリンチよりも軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、それぞれのビードの近傍に位置する一対のフィラーとを備えており、
上記ビードの部分が、周方向に延在し、リムに嵌め合わされる嵌合部を構成しており、
上記嵌合部が、半径方向において内側に位置する底面と、軸方向において外側に位置するサイド面とを備えており、
上記底面が、その軸方向外側にヒールを備えており、
上記サイド面が、周方向に延在する凹みを備えており、
このタイヤの周方向に対して垂直な断面において、上記底面の軸方向外側端を第一基準点とし、この第一基準点を通り軸方向に延びる仮想直線を第一基準線とし、この第一基準点を通り半径方向に延びる仮想直線を第二基準線としたとき、
上記ヒールが上記第一基準線上に中心を有し上記第一基準点を始点とする第一円弧で表され、
上記第一基準点において、上記ヒールと上記サイド面とが接しており、
上記凹みが、上記第二基準線から軸方向内向きに窪んでおり、
上記第一基準点から上記凹みの底までの軸方向距離dが1.0mm以上2.0mm以下であり、
上記カーカスがプライを備えており、
それぞれのビードがコアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
上記プライが、上記コアの周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されており、
それぞれのフィラーが、上記プライの内側において、上記コアの周りで折り返されている空気入りタイヤ。 - ビードベースラインから上記凹みの底までの半径方向高さHbが5mm以上20mm以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 上記凹みの底が、半径方向において、上記コアの中心よりも外側に位置している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 上記フィラーが並列された多数のコードとトッピングゴムとを備えており、各コードがナイロン繊維よりなる請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記フィラーの軸方向内側に位置する端が第一端とされ、ビードベースラインからこの第一端までの半径方向高さがHF1とされたとき、この高さHF1の上記高さHbに対する比(HF1/Hb)が1.5以上10以下である、請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記垂直な断面において、
上記凹みが、上記第一基準点において上記ヒールと接する第二円弧を含んでおり、
上記第二円弧の曲率半径R2が11mm以下である、請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 上記垂直な断面において、上記凹みの底を通り半径方向に延びる仮想直線を第三基準線とし、この第三基準線と上記底面との交点を第二基準点としたとき、
上記第二基準点から上記凹みの底までの半径方向距離Dに対する上記軸方向距離dの比が0.1以上0.5以下である、請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 上記半径方向距離Dが5mm以上15mm以下である、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
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