JP6136825B2 - ボールペン用油性インキ - Google Patents

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本発明は、筆記部材としてのボールを回転自在に抱持したボールペンチップを通じてインキを吐出し筆跡を形成するボールペンに使用するボールペン用油性インキに関し、さらに詳しくは、筆記時のボールの回転がスムーズで最後まで滑らかに書けるボールペン用油性インキに関するものである。
油性ボールペンはボールを把持するボールホルダーの中でボールが回転することでインキを紙面に転写して筆記するが、このときボールとボールホルダーの間で摩擦力が働きボールの回転が阻害されて最後まで滑らかに書ききれない場合があった。
ボールの回転をスムーズにして滑らかな書き味を得る為に、各種の潤滑剤を添加することが知られている。例えば、インキ中に両性界面活性剤を添加する方法(特許文献1)、
インキ中に燐酸モノもしくはジアルキルエステルを添加する方法(特許文献2)、インキ中にパーフルオロカーボン基を有する燐酸エステル化合物を添加する方法(特許文献3)、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル(フェニルグリコール)、ベンジルグリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等の有機溶剤を使用したインキ中にポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルのリン酸エステルを添加する方法(特許文献4)が知られている。
特開2009−108121号公報 特開2001−247806号公報 特開平08−041408号公報 特開平09−111177号公報
しかしながら、両性界面活性剤は金属表面に吸着しにくいので潤滑効果は弱い。
また、一般的に油性ボールペンには発色性が良いことから造塩染料が使用され、この造塩染料を良好に溶解する溶剤として、グリコール系、グリコールエーテル系、アルコール系の溶剤が使用されている。このような溶剤を使用したインキにおいては、燐酸のモノもしくはジアルキルエステルやパーフルオロカーボン基を有する燐酸エステル化合物は金属表面に吸着はしても溶剤との親和性が弱いため金属表面に厚いインキ層を形成できずボールがボールホルダーの受け座と強く当たりやすくなる。
さらに、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテル(フェニルグリコール)、ベンジルグリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等の有機溶剤を使用したインキ中にポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルのリン酸エステルを添加してもポリオキシエチレン鎖と溶剤との親和性が強いため金属表面への吸着が弱くなり十分な潤滑性が得られない。
これらの理由で従来の方法では十分な潤滑性が得られずボールの回転が阻害されて最後まで滑らかに書ききれない虞れがあった。
本発明においては、良好な潤滑性が付与され常にボールの回転がスムーズであり、最後まで滑らかに書ききれる油性ボールペンインキを得ることを目的とするものである。
本発明は、着色剤と、グリコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、アルコール系溶剤から選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤と、一般式(化1)にて示される化合物と、一般式(化2)にて示される化合物とから少なくともなるボールペン用油性インキを要旨とする。
Figure 0006136825
Figure 0006136825
前記一般式(化1)にて示される化合物中のポリオキシエチレン鎖は、ボール又はボールホルダーの金属表面と親和するよりも溶剤のエーテル結合部分や水酸基と親和し易い傾向があるが、前記一般式(化1)にて示される化合物に加えて、前記一般式(化2)にて示される化合物を併用すると、グリコール系、グリコールエーテル系、アルコール系の溶剤と親和するエチレンオキサイド基を有してないことに加え、アルキル基がグリコール系、グリコールエーテル系、アルコール系の溶剤とは親和性が小さいのでボール又はボールホルダーの受け座の金属表面に吸着して外れにくく、また、そのアルキル基部分が前記一般式(化1)にて示される化合物のアルキル基部分と強く親和するため、前記一般式(化1)にて示される化合物がボール又はボールホルダーの受け座の金属表面に吸着した状態を維持することを援助し、前記一般式(化1)にて示される化合物がグリコール系、グリコールエーテル系、アルコール系の溶剤と親和して形成された厚いインキ層を維持させることができるものと推察される。また、前記一般式(化2)にて示される化合物自身も、多少なりとも潤滑性を発揮するのでより高い潤滑性が得られ、ボールの回転が阻害されず長距離の筆記が最後まで滑らかに書ききれるものと考えられる。
本発明で使用される前記一般式(化1)にて示される化合物及び前記一般式(化2)にて示される化合物は、ボール及びボールホルダー表面に吸着して潤滑性を付与し最後まで滑らかに書ききれるようにするものである。ここにおいて、前記一般式(化1)にて示される化合物及び前記一般式(化2)にて示される化合物におけるそれぞれの塩は、アミン塩、アルキルアミン塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、一価のアルカリ金属塩等が好ましい。
前記一般式(化1)にて示される化合物としては、その一例を挙げると、フォスファノールLB400、フォスファノールML−200、フォスファノールML−220、フォスファノールRD−510Y、フォスファノールRB−410、フォスファノールRD−720N、フォスファノールRL−210、フォスファノールRL−310、フォスファノールRS−410、フォスファノールRS−610、フォスファノールRS−710(以上、東邦化学工業(株)製)、プライサーフA208B、プライサーフA219B、プライサーフA208F、プライサーフA2100、プライサーフA215C、プライサーフM208F(モノエタノールアミン塩)(以上、第一工業製薬(株)製)等がある。
化2の化合物としては、その一例を挙げると、Phoslex A−1、同A−2、同A−3、同A−4、同A−8、同A−10、同A−12、同A−13、同A−18、同A−18D、同A−180L、同A−208(以上、SC有機化学(株)製)、JP−502、同−504、同−504A、同−506H、同−508、同−512、同−513、同−518−O、同−524R、DBP、LB−58(以上、城北化学工業(株)製)等が挙げられる。また、化2の化合物としては、プライサーフDOM(モノエタノールアミン塩、第一工業製薬(株)製)、Phospair−16、同−37、同−41、同−1500、同−3000、同−8500L(以上、SC有機化学(株)製)等が挙げられる。
前記一般式(化1)にて示される化合物の使用量は式中のMを水素に置き換えた状態に換算してインキ全量に対し0.1重量%から2.0重量%が好ましい。また、前記一般式(化1)にて示される化合物と前記一般式(化2)にて示される化合物の比率としては、式中のMを水素に置き換えた状態に換算して、重量比で前記一般式(化1)にて示される化合物1に対し、前記一般式(化2)にて示される化合物10〜30が好ましい。
前記一般式(化1)にて示される化合物の使用量が0.1重量%未満では十分な潤滑性が得にくい。また、化1の化合物の使用量が2.0重量%を超えて添加してもそれ以上の潤滑性は得られず添加する意味がない。
前記一般式(化1)にて示される化合物と、前記一般式(化2)にて示される化合物との比率が、式中のMを水素に置き換えた状態に換算して、重量比で前記一般式(化1)にて示される化合物1に対し前記一般式(化2)にて示される化合物が10未満であるとポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及び/又はその塩をボール又はボールホルダーの受け座の金属表面に吸着させておくことが難しくなり潤滑性が損なわれる。また、前記一般式(化1)にて示される化合物1に対し前記一般式(化2)にて示される化合物が30を超えると、前記一般式(化1)にて示される化合物に比べてやや潤滑性に劣る前記一般式(化2)にて示される化合物がボール又はボールホルダーの受け座の金属表面に吸着する比率が高くなりすぎて潤滑性がやや弱くなる。
本発明に使用する着色剤は染料、顔料いずれも使用可能であり、染料と顔料を併用しても良い。染料としては塩基性染料や酸性染料を造塩させた造塩染料や一般的な油溶性染料が使用出来る。
具体的には、VALIFAST BLUE 1631、OIL PINK 312、OIL BLUE 613、VALIFAST BLUE 1603、VALIFAST BLUE 1621、VALIFAST RED 1308、VALIFAST RED 1320、VALIFAST RED 1355、VALIFAST RED 1362、VALIFAST VIOLET 1701、VALIFAST VIOLET 1704、VALIFAST VIOLET 1731、VALIFAST YELLOW1101、VALIFAST YELLOW1109、VALIFAST YELLOW1151、バリファーストイエロー#3104(C.I.13900A)、バリファーストイエロー#3105(C.I.18690)、オリエントスピリットブラックAB(C.I.50415)、バリファーストブラック#3804(C.I.12195)、バリファーストイエロー#1109、バリファーストオレンジ#2210、バリファーストレッド#1320、バリファーストブルー#1605(以上、オリエント化学工業(株)製)、Aizen Spilon Violet C−RH、Aizen Spilon Red C−BH、SBN Yellow 543、SBN Yellow 530、Aizen Spilon Red C−GH、Aizen Spilon Red C−BH、Aizen Spilon Yellow CGNH、スピロンブラックGMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンブルーBPNH、S.P.T.オレンジ6、S.P.T.ブルー111(以上、保土ヶ谷化学工業(株)製)、ローダミンBベース(C.I.45170B、田岡染料製造(株)製)、ソルダンレッド3R(C.I.21260、中外化成(株)製)、メチルバイオレット2Bベース(C.I.42535B、米国、National Aniline Div.製)、ビクトリアブルーF4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースLK(C.I.50415)(以上、BASF社製、独国)や、ネオスーパーブルーC−555(以上、中央合成化学(株)製)等の従来公知の一般的なものが使用できる。
顔料としては、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサン系顔料、ベリノン、ベリレン系顔料、ジケトピロロピロール顔料、アニリンブラック、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、等の有機顔料や、酸化鉄、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、鉄黒、酸化チタン、硫酸バリウム、カドミウムレッド、弁柄、クロムイエロー、黄土、カドミウムイエロー、バリウム黄、群青、紺青等の無機系顔料及び蛍光顔料、樹脂粒子を染料で着色した顔料で使用樹脂がインキ溶剤に溶解しないものが挙げられ、これらは単独あるいは混合して使用することが出来る。
黒色顔料としては例えば、プリンテックス3、同25、同30、同35、同40、同45、同55、同60、同75、同80、同85、同90、同95、同300、スペシャルブラック4、同5、同100、同250、同550(以上デグサヒュルスジャパン(株)製)。三菱カーボンブラック#2700、同#2650、同#2600、同#2400、同#2350、同#2300、同#2200、同#1000、同#990、同#980、同#970、同#960、同#950、同#900、同#850、同#750、同#650、同#52、同#50、同#47、同#45、同#45L、同#44、同#40、同#33、同#32、同#30、同#25、同#20、同#10、同#5、同#95、同#260、同CF9、同MCF88、同MA600、同MA77、同MA7、同MA11、同MA100、同MA100R、同MA100S、同MA220、同MA230(以上、三菱化学(株)製)、トーカブラック#8500/F、同#8300/F、同#7550SB/F、同#7400、同#7360SB/F、同#7350/F、同#7270SB、同#7100/F、同#7050(以上、東海カーボン(株)製)等のカーボンブラックや、ダイヤモンドブラックN(玉億色材(株)製)などのアニリンブラックや、ボーンブラック(三重カラーテクノ(株)製)や、鉄化ブラックKN−320(日本鉄化(株)製)などの鉄黒が挙げられる。
青色顔料としては例えばC.I.Pigment Blue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76、同80等が使用できる。
赤色の顔料としてはC.I.Pigment Red 2、同3、同5、同8、同14、同17、同22、同23、同31、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同53:1、同53:2、同57:1、同112、同122、同144、同146、同149、同166、同170、同175、同176、同177、同179、同184、同185、同187、同188、同202、同207、同208、同209、同210、同211、同213、同214、同242、同253、同254、同255、同256、同257、同264、同266、同268、同270、同272等が使用できる。
黄色の顔料としてはC.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同16、同17、同55、同73、同74、同79、同81、同83、同93、同94、同95、同97、同109、同110、同111、同120、同128、同133、同136、同138、同139、同147、同151、同154、同155、同167、同173、同174、同175、同176、同180、同185、同191、同194、同213等が使用できる。
橙色の顔料としてはC.I.Pigment Orange5、同13、同16、同34、同36、同38、同43、同62、同68、同72、同74等がある。
緑色の顔料としてはC.I.Pigment Green7、同36、同37等が使用できる。
紫色の顔料としてはC.I.Pigment Violet19、同23等が使用出来る。
これらの着色剤の使用量は全インキに対し1重量%以上40重量%以下が好適に使用できる。使用量が1重量%より少ないと筆跡が薄すぎて筆跡の判読がし難くなる。40重量%より多いと配合時の溶解不足や経時的な沈降による目詰まりによる筆記不能が生じやすくなる。また、これらの着色剤は単独で使用しても2種類以上を併用して使用しても良い。
また、これらの顔料の他に加工顔料も使用可能である。それらの一例を挙げると、Renol Yellow GG−HW30、同HR−HW30、同Orange RL−HW30、同Red HF2B−HW30、同FGR−HW30、同F5RK−HW30、同Carmine FBB−HW30、同Violet RL−HW30、同Blue B2G−HW30、同CF−HW30、同Green GG−HW30、同Brown HFR−HW30、Black R−HW30(以上、クラリアントジャパン(株)製)、UTCO−001エロー、同012エロー、同021オレンジ、同031レッド、同032レッド、同042バイオレット、同051ブルー、同052ブルー、同061グリーン、同591ブラック、同592ブラック(以上、大日精化工業(株)製)、MICROLITH Yellow 4G−A、同MX−A、同2R−A、Brown 5R−A、Scarlet R−A、Red 2C−A、同3R−A、Magenta 2B−A、Violet B−A、Blue 4G−A、Green G−A(以上、チバ・スペシャリティケミカルズ(株)製)等がある。
溶剤としては、一例を挙げると、フェニルグリコール、フェニルジグリコール、ベンジルモノグリコール、ベンジルジグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシ−1−ブチルアセテート等のグリコールエーテル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、3−メチル−1,3ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のグリコール類、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシペンタノール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール類が溶解力等の面で好ましいがその他のエステル類や炭化水素類、ケトン類等も使用可能である。
これらの溶剤は単独あるいは組み合わせて使用でき、その使用量は油性インキ全量に対し10重量%以上90重量%以下が好ましい。
本発明のインキでは顔料の分散性を良好なものとしたりインキの流動性を調整する為に各種の界面活性剤も使用できる。具体的には、高級脂肪酸、高級アルコール硫酸エステル塩類、脂肪酸硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類等のアニオン、ノニオン、カチオン性の界面活性剤界面活性剤や両性界面活性剤などがある。
顔料の分散安定性を良好にする為に高分子樹脂を添加することも出来る。一例を挙げるとポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂などの顔料分散用の樹脂やオリゴマーなどが挙げられる。
これらは単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
また、顔料を分散するには汎用されている一般的な方法を用いることが可能である。例えば、顔料と溶剤と分散剤を混合し、プロペラ撹拌機等で均一に撹拌した後、分散機で顔料を分散する。ロールミル、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、ホモジナイザー等の分散機はインキの水や有機溶媒の量、顔料濃度によって適宜選択する。
その他必要に応じて、書き味の調整剤としての水、天然樹脂、合成樹脂、アニオン、カチオン、ノニオン、両性界面活性剤などの分散剤や、ベンゾトリアゾール、金属塩系、リン酸エステル系化合物などの防錆剤や、イソチアゾロン、オキサゾリジン系化合物などの防腐剤や、シリコン系、鉱物油、フッ素系化合物などの消泡剤や、グリセリン、ソルビタン系、多糖類、尿素、エチレン尿素またはこれらの誘導体などの湿潤剤や、アセチレングリコール、アセチレンアルコールおよびシリコン系界面活性剤などのレベリング性付与剤や、凍結防止剤、定着用樹脂としてのケトン樹脂などや、インキの粘度等の調整剤としてのスメクトンSA(スメクタイト、クニミネ工業(株)製)、クニピア−F、クニピア−G(以上、モンモリロナイト、クニミネ工業(株)製)、ベンゲルHV、同FW、同15、同23(以上、ベントナイト、(株)豊順洋行製)、エスベン、エスベンC、同W、同N400(以上、4級アンモニウムカチオン変性モンモリロナイト、(株)豊順洋行製)等の無機粘土鉱物や、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、HPC−SL、同L、同M、同H(以上、日本曹達(株)製)、アビセルPH−101、同102、同301、同M06、TG−101(以上、旭化成(株)製)等のセルロース類、プルラン((株)林原製)等の多糖類、GX−205、NA−010(以上、昭和電工(株)製)等のN−ビニルアセトアミド重合架橋物等の水溶性合成高分子、ロジン変性樹脂、アルキッド樹脂、スチレンアクリル酸共重合体樹脂、アクリル酸樹脂、メタアクリル酸樹脂など従来公知のインキ用添加剤を併用することも可能である。
水を添加する場合0.5重量%〜15重量%程度添加するのが潤滑性を向上させるので有効である。
インキ粘度は、想定される筆記時のボールの回転によって生じる剪断速度1000[1/sec]付近での粘度が50mPa・s〜5000mPa・sの範囲にあることがはっきりとした筆記線が形成される点で好ましいといえる。インキ粘度が50mPa・s未満であると筆記時にボテ易くなり、5000mPa・sを超えると筆記線が中抜けを起こし易くなる。
インキを製造するには、上記で分散した顔料と他の成分、例えば粘度調整用樹脂や溶剤、潤滑剤、水溶性多糖類等を混合し、ホモミキサー等の撹拌機にて均一になるまで溶解・混合することで得られるが、場合によって混合したインキをさらに分散機にて分散したり、得られたインキを濾過や遠心分離機に掛けて粗大粒子や不溶解成分を除いたりすることは何ら差し支えない。
以下、実施例及び比較例に基づき更に詳細に説明する。尚、各実施例中単に「部」とあるのは「重量部」を表す。
(実施例1)
プリンテックス35(カーボンブラック、オリオン エンジニアドカーボンズ(株)製)
6.0部
SPILON RED C−GH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業
(株)製) 2.8部
VALIFAST BLUE 1603(塩基性染料と酸性染料との造塩染料、オリエント化学工業(株)製) 2.4部
SPILON YELLOW C−GNH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 3.4部
イソプロピルグリコール 8.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 28.5部
フェニルセロソルブ 25.8部
エスレックBL−1(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 2.5部
エスレックBH3(ポリビニルブチラール、増粘剤、積水化学工業(株)製) 1.5部
ハイラック901(ケトン樹脂、日立化成(株)製) 8.0部
ニッコール HCO−10(ポリオキシエチレン(5)硬化ひまし油、日光ケミカルズ(株)製) 5.0部
ユニオールD2000(ポリプロピレングリコール、日油(株)製) 3.0部
フォスファノールML220(モノ及びジポリオキシエチレンラウリルエーテルの混合物(C12)、前記一般式(化1)の化合物、東邦化学工業(株)製) 0.1部
Phoslex A−18D(モノオレイルリン酸とジオレイルリン酸の混合物(C18)、前記一般式(化2)の化合物、SC有機化学(株)製) 3.0部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を50℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからプリンテックス35の全量を加え均一に混合した後ダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い5回通しを行い黒色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例2)
実施例1においてフォスファノールML220の量を0.3部に増やし、Phoslex A−18Dの量を5部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例3)
実施例1においてフォスファノールML220の量を2.0部に増やし、Phoslex A−18Dの量を10部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例4)
プリンテックス35(カーボンブラック、オリオン エンジニアドカーボンズ(株)製)
6.0部
SPILON RED C−GH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業
(株)製) 2.8部
VALIFAST BLUE 1603(塩基性染料と酸性染料との造塩染料、オリエント化学工業(株)製) 2.4部
SPILON YELLOW C−GNH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 3.4部
イソプロピルグリコール 8.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 28.55部
フェニルセロソルブ 25.8部
エスレックBL−1(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 2.5部
エスレックBH3(ポリビニルブチラール、増粘剤、積水化学工業(株)製) 1.5部
ハイラック901(ケトン樹脂、日立化成(株)製) 8.0部
ニッコール HCO−10(ポリオキシエチレン(5)硬化ひまし油、日光ケミカルズ
(株)製) 5.0部
ユニオールD2000(ポリプロピレングリコール、日油(株)製) 3.0部
フォスファノールLB400(モノ及びジポリオキシエチレンオレイルエーテルの混合物(C18)、前記一般式(化1)の化合物、東邦化学工業(株)製) 0.05部
Phoslex A−208(ジオクチルリン酸(C8)、前記一般式(化2)の化合物
、SC有機化学(株)製) 3.0部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を50℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからプリンテックス35の全量を加え均一に混合した後ダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い5回通しを行い黒色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例5)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を0.1部に増やし、Phoslex A−208の量を4.5部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例6)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を0.1部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例7)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を0.3部に増やし、Phoslex A−208の量を5.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例8)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を1.0部に増やし、Phoslex A−208の量を10.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例9)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を2.0部に増やし、Phoslex A−208の量を10.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例10)
実施例4においてフォスファノールLB400の量を3.0部に増やし、Phoslex A−208の量を10.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例11)
プリンテックス35(カーボンブラック、オリオン エンジニアドカーボンズ(株)製)
6.0部
SPILON RED C−GH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業
(株)製) 2.8部
VALIFAST BLUE 1603(塩基性染料と酸性染料との造塩染料、オリエント化学工業(株)製) 2.4部
SPILON YELLOW C−GNH(塩基性染料と酸性物質との造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 3.4部
イソプロピルグリコール 8.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 28.55部
フェニルセロソルブ 25.8部
エスレックBL−1(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 2.5部
エスレックBH3(ポリビニルブチラール、増粘剤、積水化学工業(株)製) 1.5部
ハイラック901(ケトン樹脂、日立化成(株)製) 8.0部
ニッコール HCO−10(ポリオキシエチレン(5)硬化ひまし油、日光ケミカルズ
(株)製) 5.0部
ユニオールD2000(ポリプロピレングリコール、日油(株)製) 3.0部
フォスファノールLB400 0.1部
Phoslex A−18D 3.0部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を50℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからプリンテックス35の全量を加え均一に混合した後ダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い5回通しを行い黒色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例12)
実施例11においてフォスファノールLB400の量を0.3部に増やし、Phoslex A−208の量を5.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(実施例13)
実施例11においてフォスファノールLB400の量を2.0部に増やし、Phoslex A−208の量を10.0部に増やしてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例1)
実勢例2においてPhoslex A−18Dを抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例2)
実施例3においてPhoslex A−18Dを抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例3)
実施例7においてPhoslex A−208を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例4)
実施例9においてPhoslex A−208を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例5)
実施例4においてフォスファノールLB400を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例6)
実施例8においてフォスファノールLB400を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例7)
実施例11においてフォスファノールLB400を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例8)
実施例13においてフォスファノールLB400を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例9)
実施例7においてPhoslex A−208を抜いてその分プライサーフA208F(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸(C8)、前記一般式(化1)の化合物、第一工業製薬(株)製)を添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例10)
実施例9においてPhoslex A−208を抜いてその分プライサーフA208Fを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例11)
実施例7においてフォスファノールLB400を抜いてその分Phoslex A−18Dを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
(比較例12)
実施例9においてフォスファノールLB400を抜いてその分Phoslex A−18Dを添加した以外は同様に為してボールペン用油性インキを得た。
以上、実施例、比較例で得たインキについて、下記の試験を行った。結果を表1に示す。
(試験用油性ボールペンの作製)
上記実施例1〜13及び比較例1〜12で得たボールペン用油性インキを市販の油性ボールペン(ビクーニャ、製品符号BX157、ぺんてる(株)製(ボール径0.7mm))と同構造の筆記具に0.2g充填し、遠心機にて遠心力(1000rpm、5分間)を加えてインキ中の気泡を脱気して、試験用ボールペンを作製した。
書き切り性試験
上記実施例、比較例のボールペンをn=20本ずつSEIKI KOGYO製の筆記試験機(MODEL TS−4C−10)を用い筆記速度7cm/sec、筆記荷重150g、筆記角度70°にて書き切り性の試験を行い異常なく最後まで書ききれた本数を確認した。
Figure 0006136825
以上、詳細に説明したように本発明のボールペン用油性インキは最後まで滑らかに書ききれる優れたものである。
実施例1〜13と比較例1〜12を比較すると、前記一般式(化1)にて示される化合物と前記一般式(化2)にて示される化合物とを併用した実施例の方が最後まで書ききれる割合が高いことが判る。
実施例2、3と比較例1、2、実施例7、9と比較例3、4を比較すると、前記一般式(化1)にて示される化合物単独よりも、前記一般式(化1)にて示される化合物と前記一般式(化2)にて示される化合物とを併用すると最後まで書ききれる割合が高いことが判る。
同様に実施例6、8と比較例5、6、実施例11、13と比較例7、8を比較すると前記一般式(化2)にて示される化合物単独よりも、前記一般式(化1)にて示される化合物と前記一般式(化2)にて示される化合物とを併用すると最後まで書ききる割合が高いことが判る。
実施例7と比較例9及び11、実施例9と比較例10及び12を比較すると前記一般式(化1)にて示される化合物同士又は前記一般式(化2)にて示される化合物同士の併用よりも前記一般式(化1)にて示される化合物と前記一般式(化2)にて示される化合物の併用の方が最後まで書ききる割合が高い。
実施例6、7、9と実施例11〜13を比較すると前記一般式(化2)にて示される化合物のアルキル基の炭素数は18個よりも8個の方が最後まで書ききれる割合が高いことが判る。
また、実施例1〜3と実施例11〜13とを比較すると前記一般式(化1)にて示される化合物の炭素数は12個よりも18個の方が最後まで書ききれる割合が高いことが判る。
実施例4〜10を比較すると前記一般式(化1)にて示される化合物1に対する前記一般式(化2)にて示される化合物の比率は10〜30が最後まで書ききれる割合が高いことが判る。
さらに実施例4、6、7、8、9、10を比較すると前記一般式(化1)にて示される化合物の添加量は0.1〜2.0重量%の間が最後まで書ききる割合が高い傾向にある。

Claims (3)

  1. 着色剤と、グリコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、アルコール系溶剤から選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤と、一般式(化1)にて示される化合物と、一般式(化2)にて示される化合物とから少なくともなるボールペン用油性インキ。
    Figure 0006136825
    Figure 0006136825
  2. 前記一般式(化1)にて示される化合物の含有量がインキ全体に対し0.05重量%〜5重量%であり、前記一般式(化2)にて示される化合物の含有量が、前記一般式(化1)にて示される化合物1に対し10〜30(重量比)の比率である請求項1に記載のボールペン用油性インキ。
  3. 前記一般式(化1)にて示される化合物の有するアルキル基又はアルケニル基の炭素数が18であり、前記一般式(化2)にて示される化合物の有するアルキル基又はアルケニル基の炭素数が8のである請求項1又は請求項2のいずれかに記載のボールペン用油性インキ。
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