JP5782746B2 - ボールペン用油性インキ - Google Patents

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Description

本発明は、筆記部材としてインキを紙面等の被筆記面に転写するボールと、このボールを先端開口部から一部臨出させて回転自在に抱持するボールホルダーとから少なくともなるボールペンチップをペン先としたボールペンに収容されたボールペン用油性インキに関する。
従来、油性ボールペンにおいて青色のインキの着色剤として一般的に油溶性の青色染料が使用されている。例えば、C.I.ソルベントブルー55(特許文献1)、Aizen Spilon Blue C−RH(C.I.ソルベントブルー4の造塩体)(特許文献2)、C.I.ソルベントブルー44とC.I.ダイレクトブルー86の併用(特許文献3)などが挙げられる。
特開H11−343444号公報(4ページ下から7行目) 特開2001−271019号公報(7ページ表中の実施例2) 特開H11−286642号公報(3ページ下から20〜21行目)
しかしながら、青色染料は、ボールペン用の油性インキで使用されているような溶剤への溶解性が不十分で、経時的に溶剤が蒸発したときに析出しやすくペン先を大気に露出して放置したときに書き出し時に筆記不能になりやすいものであった。
例えば、上述の特許文献1のC.I.ベーシックブルー55やC.I.ソルベントブルー44はその構造から溶剤への溶解性が十分でなく、特に芳香環を持たないグリコール、グリコールエーテル、アルコールなどの溶剤への溶解性が悪く経時的に溶剤が蒸発した時に析出しやすく、また、ボールペンのペン先を大気中に露出して放置した時に書き出し時に筆記不能になりやすい不具合があった。
また、特許文献2に記載の、C.I.ソルベントブルー4の造塩体であるAizen Spilon Blue C−RHや、その他の青色染料を造塩した染料においても、染料自体の溶剤への溶解性が不十分であるため、活性剤で可溶化出来ても経時的に溶剤が蒸発したときに析出しやすくペン先を大気に露出して放置したときに書き出し時に筆記不能になりやすい。
更に、Aizen Spilon Blue C−RHは、は染料中に発ガン性物質であるミヒラーズケトンを含有しており安全性の観点から問題視されている。
本発明は、安全性が高く、且つ、ペン先を大気中に長期間露出しても最初の書き出し時にカスレを生じにくい油性ボールペンインキを提供することを目的とする。
即ち、本発明は、少なくとも着色剤としてC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキルベンゼンスルホン酸との造塩体及び/またはC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキルフェノキシベンゼンスルホン酸との造塩体及び/またはC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体と、ポリオキシエチレン硬化ひまし油と、グリコール、グリコールエーテル、アルコールから選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤とから少なくともなる油性ボールペン用インキを要旨とする。
ポリオキシエチレン硬化ひまし油は、その脂肪酸基が、C.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体中のアルキル基と親和し、また、ポリオキシエチレン硬化ひまし油の分子中に3個ある脂肪酸基によって、C.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体を包み込むような形になるものと考えられる。
そして、C.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体を包み込んだポリオキシエチレン硬化ひまし油のポリオキシエチレン鎖に溶剤であるグリコール、グリコールエーテル、アルコールの水酸基又はエーテル結合部分が親和することで良好な溶解性を示し経時的に溶剤が蒸発しても染料の析出が抑制され、ペン先を大気中に長期間露出しても最初の書き出し時にカスレを生じにくいものと推察される。
また、C.I.ソルベントブルー5はミヒラーズケトンを含有しないのでこれをアルキルアリルスルホン酸で造塩した染料も安全である。
以下に発明を詳細に説明する。
C.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体は、着色剤として使用するものであり、製造過程の中間原料及び染料の分解においても発ガン性のミヒラーズケトンを含有又は発生しない安全な染料である。この造塩体におけるアルキルアリルスルホン酸としては、アルキル基の炭素数が6〜14のアルキルベンゼンスルホン酸、アルキルフェノキシベンゼンスルホン酸、アルキル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸等があり、具体的にはヘキシルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸,ウンデシルベンゼンスルホン酸,ドデシルベンゼンスルホン酸,トリデシルベンゼンスルホン酸,テトラデシルベンゼンスルホン酸、ドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸等がある。中でもアルキル基の炭素数が12のものがポリオキシエチレン硬化ひまし油と親和性が高く好ましい。
C.I.ソルベントブルー5の造塩は通常の方法で行われる。これらの染料はインキ全量に対し1.0重量%〜30.0重量%が好ましい。1.0重量%未満では筆跡が薄く判読しにくく、30.0重量%を超えて添加すると溶解安定性が崩れやすくなりペン先を大気中に露出して放置した時に筆跡がかすれやすくなる。
ポリオキシエチレン硬化ひまし油は、C.I.ソルベントブルー5とアルキルスルホン酸との造塩体を包み込んで溶剤と親和することで染料の溶解を助け析出を抑制するために使用する。
具体的にはニッコールHCO−5、同HCO−10、同HCO−20、同HCO−30、同HCO−40、同HCO−50、同HCO−60、同HCO−80、同HCO−100(以上日光ケミカルズ(株)製)、ユニオックスHC−40、同HC−60(以上日油(株)製)、ノイゲンHC−250、同HC−400、同HC−600、同HC−800(以上第一工業製薬(株)製)、エマノーンCH−25、同CH−40、同CH−60(K)、同CH−80(以上花王(株)製)などがある。
これらの使用量はC.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体10重量部に対し0.1重量部〜15.0重量部が好ましい。0.1重量部未満ではC.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体を十分に親和出来ず十分な溶解性を維持出来ない。また、15.0重量部を超えて添加しても効果はそれ以上期待出来ない。
油性インキの主媒体としては溶剤として従来一般的に使用されている有機溶剤が使用できる。その一例を挙げるとフェニルグリコール、フェニルジグリコール、ベンジルモノグリコール、ベンジルジグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシ−1−ブチルアセテート等のグリコールエーテル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、3−メチル−1,3ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のグリコール類、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシペンタノール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール類、メチルイソプロピルエーテル、エチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ヘキシルエーテル、2−エチルヘキシルエーテル等のエーテル類、酢酸−2−エチルヘキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル類、N−メチル−2−ピロリドンなどがある。
中でも沸点130℃〜200℃のグリコール系溶剤を主溶剤として用いるのが好ましい。これはインキ成分を十分に溶解することが出来、かつ沸点が比較的低いので筆跡の乾燥が速くすることができる。沸点130℃〜200℃のグリコール系溶剤の一例を挙げるとエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテルジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルその使用量はインキ全量に対し20.0〜80.0重量%が好ましい。20.0重量%未満ではインキに流動性を付与する作用が小さく十分な流動性が得られない。80.0重量%を超えると他の成分の添加量が確保出来ず、筆跡が薄くなったり書き味が悪くなったりインキとしての性能が低下する。
これらの有機溶剤の他に添加している成分が不溶化を起こさない程度に水を加えることも出来る。その添加量はインキ全量に対し15.0重量%以下が好ましい。
インキの乾燥防止や低温時での凍結防止などの目的で、有機溶媒を添加する事も可能である。具体的には、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ブチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ヘキシレングリコール、2−エチル1,3−ヘキサングリコール、グリセリン、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のグリコールなどが使用出来る。
これらは1種又は2種以上選択して併用できるものである。また、その使用量はインキ全量に対して0.5重量%以上30.0重量%以下の添加が好ましい。0.5重量%未満では塗布部の乾燥防止効果が弱く使用不能になる恐れがあり、30.0重量%を超えて添加してもその効果の向上は見られず添加することの意味が見い出せない。
本インキでは染料の他に筆跡の堅牢性を高める為又は調色の為に顔料を併用する事が出来る。使用出来る顔料としては油性ボールペンに一般的に使用されている顔料は使用可能であるが、その一例を挙げると、C.I.Pigment Blue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76、同80等が使用できる。
これらの顔料の使用量はインキ全量に対し0.5〜20.0重量%が好ましい。0.5重量%未満では筆跡の堅牢性を得られず、20.0重量%を超えて添加すると分散安定性が悪くなりペン先を下向きに経時すると顔料が沈降して目詰まりを起こすおそれがある。
これらの顔料を安定に分散する為にブチラール樹脂、スチレンアクリル酸樹脂などの分散剤を使用出来る。
ブチラール樹脂の一例と挙げるとエスレックBL−1、BL−1H、BL−2、BL−2H、BL−5、BL−10、BL−S、BM−1、BM−2、BM−5、BM−S、BH−3、BH−6、BH−S(以上積水化学工業(株)製)、デンカブチラール#3000−1、#3000−2、#3000−4、#3000−K、#4000−2、#5000−A、#5000−D、#6000−C、#6000−EP、#6000−CS、#6000−AS(以上電気化学工業(株)製)などがある。
スチレンアクリル酸樹脂としては、ジョンクリル67,同678、同586、同611、同680、同682、同683、同690(以上BASFジャパン(株)製)等がある。
なかでもブチラール樹脂が顔料との親和性が強く好ましい。
これらの分散剤の使用量は顔料10.0重量部に対し0.2重量部〜20.0重量部使用するのが好ましい。0.2重量部未満では顔料を安定に分散することが困難であり、20.0重量部を超えて使用してもそれ以上分散効果は上がらず添加する意味がない。
顔料の分散性を良好なものとするために、アニオン、カチオン、ノニオン、両性の界面活性剤や、高分子樹脂を補助的に使用することができる。具体的には、高級脂肪酸、高級アルコール硫酸エステル塩類、脂肪酸硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸類、リン酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類等のアニオン、ノニオン、カチオン性の界面活性剤や、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂、スチレンマレイン酸樹脂などの顔料分散用の樹脂やオリゴマーなどが挙げられる。
これらは単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
また、顔料を分散するには汎用されている一般的な方法を用いることが可能である。例えば、顔料と溶剤と分散剤を混合し、プロペラ撹拌機等で均一に撹拌した後、分散機で顔料を分散する。ロールミル、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、ホモジナイザー等の分散機はインキの有機溶媒の量、顔料濃度によって適宜選択する。
インキの粘度は所望の粘度になるよう増粘剤を適宜調整して使用することで調整できる。これらの具体例を挙げると、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルローズ、カルボキシエチルセルロース、HPC−SL、同L、同M、同H(以上、日本曹達(株)製)、アビセルPH−101、同102、同301、同M06、TG−101(以上、旭化成(株)製)等のセルロース類、NA−010(昭和電工(株)製)等のN−ビニルアセトアミド重合架橋物等の水溶性合成高分子などある。
これらは単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
その他必要に応じて、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸エステル、ロジン変性マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、ケトン樹脂などの天然樹脂又は合成樹脂や、アニオン、カチオン、ノニオン、両性界面活性剤などや、ベンゾトリアゾール、金属塩系、リン酸エステル系化合物などの防錆剤や、イソチアゾロン、オキサゾリジン系化合物などの防腐剤や、シリコン系、鉱物油、フッ素系化合物などの消泡剤や、グリセリン、ソルビタン系、多糖類、尿素、エチレン尿素またはこれらの誘導体などの湿潤剤や、アセチレングリコール、アセチレンアルコールなどのレベリング性付与剤や、凍結防止剤などの従来公知のインキ用添加剤を併用することも可能である。また、平均粒子径が10〜100nmの範囲にあるオルガノシリカゾルなどの微粒子を潤滑性補助やインキ洩れ抑制を目的として、インキ重量部に対し0.01〜5.0重量%で用いても何ら差し支えない。好ましくは添加量が0.1〜1.0重量%の範囲で、平均粒子径が40〜50nmの範囲のものを用いると良い。さらには、フォスファノールLB400、フォスファノールML−200、フォスファノールML−220、フォスファノールRD−510Y、フォスファノールRB−410、フォスファノールRD−720N、フォスファノールRL−210、フォスファノールRL−310、フォスファノールRS−410、フォスファノールRS−610、フォスファノールRS−710(以上東邦化学工業株製)、プライサーフA208B、プライサーフA219B、プライサーフA208S、プライサーフA212C、プライサーフA215C(以上第一工業製薬(株)製)等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸系の潤滑剤をそのまま又は中和された形で添加しても良い。なお、中和剤には水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、有機及び無機のアミン、エタノールアミンなどのアルカノールアミン類やポリオキシエチレンアルキルアミン等が使用出来る。
インキを製造するには、上記で分散した顔料と他の成分、例えば粘度調整用樹脂や溶剤、潤滑剤、水溶性多糖類等を混合し、ホモミキサー等の撹拌機にて均一になるまで溶解・混合することで得られるが、場合によって混合したインキをさらに分散機にて分散したり、得られたインキを濾過や遠心分離機に掛けて粗大粒子や不溶解成分を除いたりすることは何ら差し支えない。
以下、実施例及び比較例に基づき更に詳細に説明する。尚、各実施例中単に「部」とあるのは「重量部」を表す。
(実施例1)
C.I.ソルベントブルー5とドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体 20.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 50.0部
フェニルセロソルブ 25.4部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
ニッコールHCO−10(ポリオキシエチレン(10)硬化ひまし油、日光ケミカルズ(株)
製) 0.7部
エスレックBH−3(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 1.3部
IPA−ST−L(オルガノシリカゾル、平均粒子径40〜50nm、日産化学工業(株)製) 0.1部
上記成分を70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例2)
クロモフタールブルーA3R(C.I.ピグメントブルー60、Ciba社製)5.0部
C.I.ソルベントブルー5とドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体 15.0部
3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール 48.7部
フェニルセロソルブ 13.0部
ジョンクリル678(スチレン−アクリル酸共重合体、ジョンソンポリマー(株)製)
10.0部
ポリビニルピロリドン K−90(増粘剤、日本触媒(株)製) 2.5部
ニッコール HCO−5(ポリオキシエチレン(5)硬化ひまし油、活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 4.0部
フォスファノールLP710(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、東邦化学工業(株)製) 1.0部
アミート105(ポリオキシエチレンココナットアミン、(株)花王製) 0.5部
EG−ST−ZL(オルガノシリカゾル、平均粒子径70〜100nm、日産化学工業(株)製) 0.2部
MIBK−ST(オルガノシリカゾル、平均粒子径10〜15nm、日産化学工業(株)
製) 0.1部
上記成分のうち、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノールの全量と、ジョンクリル678の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからクロモフタールブルーA3Rの全量を加えダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い青色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例3)
LIONOL BLUE FG−7330(C.I.ピグメントブルー15:3、東洋インキ製造(株)製) 3.0部
C.I.ソルベントブルー5とドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体 12.0部
SPILON RED C−BH(C.I.ベーシックバイオレット10の造塩化合物、保土谷化学工業(株)製) 2.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 42.3部
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル 24.8部
SMA1440(スチレン−マレイン酸共重合体、川原油化(株)製) 2.0部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
エスレックBH−3 0.8部
エマノーンCH−25(ポリオキシエチレン(25)硬化ひまし油、花王(株)製)
10.0部
IPA−ST(オルガノシリカゾル、平均粒子径 10〜15nm、日産化学工業(株)
製) 0.4部
PMA−ST(オルガノシリカゾル、平均粒子径 10〜15nm、日産化学工業(株)
製) 0.1部
上記成分のうち、エチレングリコールモノメチルエーテルとエチレングリコールモノイソプロピルエーテルの全量と、SMA1440の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからLIONOL BLUE FG−7330の全量を加えダイノーミルで直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い青色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例4)
HOSTAPERM BLUE P−BFS(C.I.ピグメントブルー15:3、クラリアントジャパン(株)製) 8.5部
C.I.ソルベントブルー5とドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体 3.5部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 51.5部
フェニルセロソルブ 18.0部
エスレックBL−1 1.6部
エスレックBH−3 2.4部
ハイラック110H(ケトン樹脂、日立化成工業(株)製) 8.5部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
ニッコールHCO−10 3.5部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからHOSTAPERM BLUE P−BFSの全量を加えダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い青色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例5)
クロモフタールブルーA3R 5.0部
C.I.ソルベントブルー5とドデシル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体 15.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 50.0部
フェニルセロソルブ 20.84部
ヒタノール1501(フェノール樹脂、日立化成工業(株)製) 2.0部
エスレックBL−1 1.6部
エスレックBH−3 0.4部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
エマノーンCH−80(ポリオキシエチレン(80)硬化ひまし油、花王(株)製)
2.5部
IPA−ST−ZL(オルガノシリカゾル、平均粒子径70〜100nm、日産化学工業(株)製) 0.1部
MEK−ST(オルガノシリカゾル、平均粒子径10〜15nm、日産化学工業(株)製)
0.05部
IPA−ST−UP(オルガノシリカゾル、平均粒子径9〜15nm(鎖状)、日産化学工業(株)製) 0.01部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからクロモフタールブルーA3Rの全量を加えダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い青色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(実施例6)
実施例1においてニッコールHCO−10の量を0.15重量%に減じその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例1)
実施例1においてHCO−10を抜いてその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例2)
実施例2においてHCO−5を抜いてその分ニッコールBB−5(POE(5)ベヘニルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)を加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例3)
LIONOL BLUE FG−7330(C.I.ピグメントブルー15:3、東洋インキ製造(株)製) 3.0部
Neo Super Blue C−555(C.I.ソルベントブルー44,中央合成(株)製) 6.0部
カヤラスターコイズブルーGL(C.I.ダイレクトブルー86日本化薬(株)製)
6.0部
SPILON RED C−BH(C.I.ベーシックバイオレット10の造塩化合物、保土谷化学工業(株)製) 2.0部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 42.9部
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル 24.45部
SMA1440(スチレン−マレイン酸共重合体、川原油化(株)製) 2.0部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
エスレックBH−3 0.8部
エマノーンCH−25(ポリオキシエチレン(25)硬化ひまし油、花王(株)製)
10.0部
DMAC−ST−ZL(オルガノシリカゾル、平均粒子径70〜100nm、日産化学工業(株)製 0.05部
PGM−ST(オルガノシリカゾル、平均粒子径10〜15nm、日産化学工業(株)
製) 0.2部
NPC−ST−30(オルガノシリカゾル、平均粒子径10〜15nm、日産化学工業(株)製) 0.1部
上記成分のうち、エチレングリコールモノメチルエーテルとエチレングリコールモノイソプロピルエーテルの全量と、SMA1440の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからLIONOL BLUE FG−7330の全量を加えダイノーミルで直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い青色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌してボールペン用油性インキを得た。
(比較例4)
実施例1においてC.I.ソルベントブルー5とドデシルベンゼンスルホン酸との造塩体を抜いてその分をオイルブルー613(C.I.ソルベントブルー5のロジン塩)を加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例5)
実施例2においてHCO−5を抜いてその分ニッコールPBC31(ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(4)セチルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)を加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例6)
実施例3においてエマノールCH−25を抜いてその分ニッコールMYS−10V(モノステアリン酸ポリエチレングリコール、日光ケミカルズ(株)製)を加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
(比較例7)
実施例1においてC.I.ソルベントブルー5とドデシルベンゼンスルホン酸との造塩体を抜いてその分をVALI FAST BLUE1603(C.I.ダイレクトブルー86とC.I.ベーシックブルー7の造塩体、オリエント化学工業(株)製)を加えた以外は同様に為しボールペン用油性インキを得た。
以上、実施例、比較例で得たインキについて、下記の試験を行った。結果を表1に示す。
(試験用油性ボールペンの作製)
上記実施例1〜6及び比較例1〜6で得たボールペン用油性インキを市販の油性ボールペン(.e−ball、製品符号BK127、ぺんてる(株)製(ボール径φ0.7))と同構造の筆記具に0.3g充填し、遠心機にて遠心力(1000rpm、5分間)を加えてインキ中の気泡を脱気して、試験用ボールペンを作製した。
初筆カスレ試験:試験用ボールペンのペン先を大気中に露出し、無風の室温に24時間放置した後トリニティラボ製静・動摩擦測定機TL201Saを用いて筆記角度70°、荷重150g、筆記速度7cm/secで上質紙に直線を7cm筆記した時のかすれた長さを測定した。試験は実施例、比較例共各5本行いそのかすれた長さの平均値を測定値とした。
結果を表1に示す。
Figure 0005782746
実施例1〜6のボールペン用インキ組成物は、C.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体と、ポリオキシエチレン硬化ひまし油と、グリコール、グリコールエーテル、アルコールから選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤を併用しているので、実施例1〜6はペン先を大気中に長期間露出しても最初の書き出し時にカスレを生じにくい効果が得られた。
比較例1、2にはPOE硬化ひまし油が含まれておらず、比較例3にはC.I.ソルベントブルー5とアルキルアリルスルホン酸との造塩体が含まれていない為、比較例1〜3はペン先を大気中に長期間露出したときに最初の書き出し時のカスレが生じてしまう。
さらに、比較例4では造塩剤がドデシルベンゼンスルホン酸ではなく、比較例5、6はPOE硬化ひまし油以外の活性剤を用いており、また、比較例7はソルベントブルー5以外の染料の造塩体を用いているので、比較例4〜7はペン先を大気中に長期間露出したときに最初の書き出し時のカスレが生じてしまう。
以上、詳細に説明したように、本発明のインキは、安全性が高く、且つ、ペン先を大気中に長期間露出しても最初の書き出し時にカスレを生じにくいボールペン用油性青色インキに関するものである。

Claims (1)

  1. 少なくとも着色剤としてC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキルベンゼンスルホン酸との造塩体及び/またはC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキルフェノキシベンゼンスルホン酸との造塩体及び/またはC.I.ソルベントブルー5とアルキル基の炭素数が6〜14のアルキル(スルホフェノキシ)ベンゼンスルホン酸との造塩体と、ポリオキシエチレン硬化ひまし油と、グリコール、グリコールエーテル、アルコールから選ばれる1種又は2種以上の有機溶剤とから少なくともなる油性ボールペン用インキ。
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